JP2002338449A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2002338449A
JP2002338449A JP2001146473A JP2001146473A JP2002338449A JP 2002338449 A JP2002338449 A JP 2002338449A JP 2001146473 A JP2001146473 A JP 2001146473A JP 2001146473 A JP2001146473 A JP 2001146473A JP 2002338449 A JP2002338449 A JP 2002338449A
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JP
Japan
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skin cosmetic
carboxyvinyl polymer
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present
silicone oil
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JP2001146473A
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English (en)
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Naoki Moritaka
直樹 森高
Setsuji Koyama
摂司 小山
Hikari Tanaka
光 田中
Arinori Shiraishi
有紀 白石
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CHIFURE KESHOHIN KK
Chifure Keshohin KK
Original Assignee
CHIFURE KESHOHIN KK
Chifure Keshohin KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シリコーン油、エタノール及び水を配合した系
において、発汗することなく経時安定性に優れた化粧料
を提供することを目的とする。 【解決手段】アルキル変性カルボキシビニルポリマー、
カルボキシビニルポリマー、シリコーン油、エタノール
を含有することを特徴とする皮膚化粧料に特定の多価ア
ルコール類を配合してなる皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚化粧料に関す
る技術分野に属する。より詳細には、特定成分を配合す
ることにより、使用感やクレンジング料として用いた時
の洗浄性を損なうことなく、安定性が良好な皮膚化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】使用感触のよさからアルキル変性カルボ
キシビニルポリマー、カルボキシビニルポリマーを含有
した皮膚化粧料は多く上市されている。とりわけ揮発性
シリコーンとエタノールを併用するとさっぱり感を付与
することができる。
【0003】また近年、口紅、ファンデーション、マス
カラ等油分を含むメイクアップ化粧料は、粉体等をシリ
コーンなどで処理されたものを用いており、落ちにくい
傾向がある。そこで、クレンジング用油剤として、シリ
コーンを用いることが多くなっている。
【0004】しかし、一般に水分の多い系となりやす
い、揮発性のシリコーンが用いられることが多い、さっ
ぱり感を持たせるためにエタノールを併用することが多
い、などの理由から、発汗しやすいという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、シリコーン
油、エタノール及び水を配合した系において、発汗する
ことなく経時安定性に優れた化粧料の開発が求められて
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、前
記問題点を解決すべく検討を重ねた結果、特定の多価ア
ルコール類を配合することより、塗布時の使用感やクレ
ンジング時の洗浄性を損ねることなくこの発汗を抑える
ことを見いだし、本発明を完成するにいたった。
【0007】
【発明実施の形態】以下、本発明の構成について説明す
る。本発明は、アルキル変性カルボキシビニルポリマ
ー、カルボキシビニルポリマー、シリコーン油、エタノ
ール、多価アルコールを含有することを特徴とする皮膚
化粧料である。
【0008】本発明に用いられるアルキル変性カルボキ
シビニルポリマーは、アクリル酸メタクリル酸アルキル
共重合体で、例えばカーボポール1342、ペムレンT
R-1、ペムレンTR-2(BF Goodrich社製)の商品名
で知られているものが挙げられ、その配合量は化粧料中
0.05〜1.0重量%が好ましい。
【0009】本発明に用いられているカルボキシビニル
ポリマーは、カーボポール934(BF Goodrich社
製)、ハイビスワコー103(和光純薬製)等が挙げら
れ、その配合量は化粧料中0.01〜1.0重量%が好
ましい。
【0010】さらにアルキル変性カルボキシビニルポリ
マーとカルボキシビニルポリマーは、合計で0.3〜
2.0重量%が官能、使用性の点で好ましい。
【0011】本発明で用いられるシリコーン油は制限さ
れないが、特に揮発性シリコーンが好ましい。揮発性シ
リコーンとしては、例えば、デカメチルシクロペロキサ
ン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、25℃にお
ける粘度が10(mm/S)以下の直鎖状のジメチルシ
リコーン等が挙げられ、その配合量は化粧料中5〜40
重量%が好ましい。さらに、油性成分全体に対してシリ
コーン油の占める割合は、40重量%以上であることが
より好ましい。
【0012】本発明で使用される多価アルコールは、分
子内に水酸基を2個含むものとして1,3−ブチレング
リコール、1,2―ペンタンジオール、プロピレングリ
コール等のグリコール類及びこれらのアルキルエーテル
類;分子内に水酸基を3個以上含むものとしてグリセリ
ン、ジグリセリン、トリグリセリン等のグリセリン類;
マルトース、ショ糖、フラクトース、ソルビトール、グ
ルコース等の糖類を例示することができる。本発明は、
分子内に3個以上の水酸基を有する多価アルコールを含
有する化粧料において、より顕著な効果を示す。その配
合量は化粧料中3〜20重量%が好ましい。配合量が3
重量%未満だと発汗を十分に抑えられないことがあり、
20重量%以上だと使用感にベタつきを感じることがあ
る。
【0013】本発明においては、上記必須成分の他に通
常乳化化粧料に使用される任意成分を本発明の効果を損
ねない範囲において含有できる。かかる任意成分とし
て、例えば、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワ
ックス、ワセリン、スクワラン、流動パラフィン等炭化
水素類、パラフィンワックス、蜜ロウ等ワックス類、セ
タノール、ステアリルアルコール等高級アルコール類、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸等高級脂肪酸類、トリ(2−エチルヘキサン)酸グリ
セリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリッ
ト等の合成エステル類等、キサンタンガム等の増粘剤
類、防腐剤類、紫外線吸収剤、抗酸化剤類、色素類、粉
体類が例示できる。本発明の皮膚化粧料は、これらの成
分を定法に従って処理することにより製造することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げてさらに
詳しく説明するが、これらの実施例のみに限定されるも
のではない。なお、実施例中、「%」とあるのは、特に
断りのない限り重量%を意味する。
【0015】表1に示す組成の皮膚化粧料を、油相成分
を水相成分に添加しながら乳化することにより製造し、
安定性、使用性、クレンジング料として使用した時の洗
浄性の評価を行った。評価結果を表1に示した。
【0016】[安定性評価]安定性の評価は、実施例及び
比較例のテストサンプルを入れ、45℃、−10℃〜1
0℃の48時間サイクル、日光曝露の各条件下に放置
し、1ヶ月間外観状態を観察することにより行い、以下
の基準で評価した。 〔安定性評価基準〕 ○:発汗が全く認められない △:発汗がわずかに認められる ×:発汗が明確に認められる なお、発汗とは容器上部に発生する液滴のことを指す。
【0017】[使用性評価、洗浄性評価]健常女性パネ
ル10名に素肌を水洗、乾燥後、市販の耐水性のある油
性ファンデーションを顔部に塗布し、15分後に本発明
品、比較品を肌上に塗布してファンデーションになじま
せ使用性を評価し、水洗後、洗浄性を評価した。
【0018】〔使用性評価基準〕 ○:すべりがよいと答えたパネルが10名中7名以上。 △:すべりがよい答えたパネルが10名中4〜6名以
上。 ×:すべりがよい答えたパネルが10名中3名以下。 〔洗浄性評価基準〕 ○:クレンジング効果に優れると答えたパネルが10名
中7名以上。 △:クレンジング効果に優れると10名中4〜6名以
上。 ×:クレンジング効果に優れると答えたパネルが10名
中3名以下。
【0019】
【表1】
【0020】表1より明らかなように、アルキル変性カ
ルボキシビニルポリマー、カルボキシビニルポリマー、
シリコーン油、エタノールを配合した比較例1と比べ
て、比較例1にさらに多価アルコールを配合した実施例
1〜5の方が、安定性がよい皮膚化粧料を得られること
がわかった。
【0021】表2に示す組成の皮膚化粧料を表1と同様
にして製造した。表1と同様な評価を行ったところ、本
実施例の皮膚化粧料は安定性、使用性、洗浄性の点で優
れた特性を有することがわかった。
【0022】
【表2】
【0023】実施例10 スキンクリーム 次の処方に従い、常法によりスキンクリームを製造し
た。 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.1% カルボキシビニルポリマー 0.15% ジグリセリン 3.0% グリセリン 3.0% PEG2000 0.5% スクワラン 4.0% 2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0% イソステアリルグリセリルエーテル 0.5% デカメチルペンタシロキサン 5.0% 架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体 0.8% 水酸化カリウム 0.2% エタノール 3.0% 防腐剤 適量 グリシン 0.4% 精製水 残余
【0024】実施例11 乳液 次の処方に従い、常法により乳液を製造した。 モノミリスチン酸デカグリセリル 2.0% 水素添加大豆リン脂質 0.6% ステアリン酸 0.5% ベヘニルアルコール 1.5% パルミチン酸セチル 0.6% スクワラン 8.0% デカメチルペンタポリシロキサン 5.0% トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0% グリセリン 5.0% エタノール 1.5% 防腐剤 適量 アルキル変性カルボキシビニルポリマー 0.08% カルボキシビニルポリマー 0.15% 水酸化カリウム 0.08% 精製水 残余
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、即ち、特定成分を配合
することにより、使用感及びクレンジングとして用いた
時の洗浄性を損なわずに、発汗することなく経時安定性
に優れた皮膚化粧料を提供することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 有紀 埼玉県川越市芳野台2丁目8番59号 株式 会社ちふれ化粧品内 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC022 AC072 AC101 AC102 AC111 AC122 AC132 AC182 AC242 AC352 AC422 AC482 AC532 AC582 AD091 AD092 AD112 AD151 AD152 AD172 AD572 CC02 CC05 CC24 DD31 EE01 EE06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルキル変性カルボキシビニルポリマー、
    カルボキシビニルポリマー、シリコーン油、エタノー
    ル、多価アルコールを含有することを特徴とする皮膚化
    粧料。
  2. 【請求項2】アルキル変性カルボキシビニルポリマーの
    配合量が0.05〜1.0重量%、カルボキシビニルポ
    リマーの配合量が0.01〜1.0重量%であることを
    特徴とする請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】シリコーン油が揮発性シリコーンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜2に記載する皮膚化粧料。
  4. 【請求項4】シリコーン油の配合量が5〜40重量%で
    あることを特徴とする請求項1〜3に記載の皮膚化粧
    料。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載する皮膚化粧料で、多
    価アルコールがとくに3価以上の多価アルコールである
    ことを特徴とする皮膚化粧料。
  6. 【請求項6】多価アルコールの配合量が3〜20重量%
    であることを特徴とする請求項1〜5記載する皮膚化粧
    料。
  7. 【請求項7】請求項1〜6に記載する皮膚化粧料が、ク
    レンジング料であることを特徴とする皮膚化粧料。
  8. 【請求項8】請求項1〜7に記載する皮膚化粧料で、ジ
    ャー型の容器にいれることを特徴とする皮膚化粧料。
JP2001146473A 2001-05-16 2001-05-16 皮膚化粧料 Pending JP2002338449A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006528222A (ja) * 2003-05-16 2006-12-14 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ゲーエムベーハー 清澄な水中油型乳剤
JP2009242340A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Shiseido Co Ltd クレンジング化粧料

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JP2006528222A (ja) * 2003-05-16 2006-12-14 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ゲーエムベーハー 清澄な水中油型乳剤
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