JP2013129638A - 化粧料 - Google Patents

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浩 山下
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Abstract

【課題】保湿効果が高く、べたつきがなく、塗布時の滑らかな感触に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】下記成分(A)および(B)を含有する化粧料。
(A)モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油 0.1〜3質量%
(B)ミツロウ 0.1〜3質量%
【選択図】なし

Description

本発明は、保湿効果が高く、べたつきがなく、塗布時の滑らかな感触に優れた化粧料に関する。
皮膚の水分保持は、皮膚を健やかに保つために不可欠な要因であり、保湿を目的とした医薬品、医薬部外品または化粧品などが数多く市販されている。これらにおいては、抱水性の高い油分、多価アルコール、糖、水溶性高分子などが保湿剤として用いられている。しかし、保湿効果を高めるために保湿剤の配合量を多くすると、べたつきや塗布時の感触が滑らかではないという好ましくない結果になってしまう場合が多い。
モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油は抱水性の高い油分であり、以前からジェル状油性化粧料(例えば、特許文献1参照。)などで用いられてきた。しかし、モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油を化粧料に配合することによって保湿効果が向上することは言及されていない。またミツロウと分岐脂肪酸フィトステリルを配合する皮膚外用剤(例えば、特許文献2参照。)は、表皮水分保持能に優れることが知られている。しかしながら、これらの技術によっても、高い保湿効果、べたつきのなさ、塗布時の滑らかな感触という点では、十分満足の得られるものではなかった。
特開2005−126353号公報 特開2009−234920号公報
本発明の目的は、保湿効果が高く、べたつきがなく、塗布時の滑らかな感触に優れた化粧料を提供することにある。
上記目的は、モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油を0.1〜3質量%、ミツロウを0.1〜3質量%含有する化粧料により達成される。
本発明の化粧料は、保湿効果、べたつきのなさ、塗布時の滑らかな感触という点に特に優れている。さらに、美白、皮膚の弾力性改善、あれ肌改善、保存安定性、刺激の少なさという利点も備えている。
本発明に用いられるモノイソステアリン酸硬化ヒマシ油は、水素添加により硬化したヒマシ油のイソステアリン酸モノエステルである。水酸基を二つ残すために抱水性があり、これを含有する化粧料は高い保湿効果を持つ。また融点が40〜50℃のペースト状油分であるために肌への付着性にも優れる。
モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油の配合量は、これを含有する化粧料全体を100質量%として0.1〜3質量%である。0.1質量%未満では保湿などの効果が得られず、3質量%を超えるとべたつきを感じる。
本発明に用いられるミツロウは、トウヨウミツバチ、ヨーロッパミツバチなどのミツバチの巣から得られるろうを精製したものであり、さらに漂白処理されたサラシミツロウでも構わない。融点が60〜70℃の固体状の油分であり、ペースト状のモノイソステアリン酸硬化ヒマシ油のべたつきを抑制する効果がある。また、化粧塗膜の閉塞性を高めるために、肌からの水分蒸散を抑え、保湿性を高める効果もある。
ミツロウの配合量は、これを含有する化粧料全体を100質量%として0.1〜3質量%である。0.1質量%未満ではモノイソステアリン酸硬化ヒマシ油のべたつきを抑制する効果が得られず、3質量%を超えると化粧料の塗布時の感触が滑らかではなくなる。
本発明の化粧料には、上記必須成分の他、一般に化粧料に適用される各種の原料や成分を、本発明の効果を損ねない範囲で適宜配合することができる。このような原料・成分としては、油性成分、保湿剤、乳化剤、顔料、紫外線吸収剤、香料、防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、薬剤、植物エキス等が挙げられる。
本発明の化粧料としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、化粧下地、日焼け止め、ハンドクリーム、リップエッセンス等が挙げられる。
以下、実施例と比較例をもって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例に先立ち、各実施例、比較例で用いた試験法、評価法を説明する。
(保湿効果(角質層水分量測定方法))
20名のパネルメンバーの上腕部に実施例、比較例の化粧料を塗布し、塗布前及び塗布15分後の角質層水分量を市販の水分計(コルネオメーター(Corneometer(登録商標))CM825、ドイツCourage+Khazaka社製)を用いて測定し、塗布後の数値の上昇した人数にて評価を行った。
(べたつきのなさ)
パネルメンバー10名により、実施例、比較例の化粧料を使用、使用中及び使用後のべたつきについて官能評価を行った。各化粧料の評価基準は下記の通りである。
(評価基準)
◎・・・パネルメンバー8名以上がべたつきがないと感じた。
○・・・パネルメンバー6名以上8名未満がべたつきがないと感じた。
△・・・パネルメンバー3名以上6名未満がべたつきがないと感じた。
×・・・パネルメンバー3名未満がべたつきがないと感じた。
(塗布時の感触)
パネルメンバー10名により、実施例、比較例の化粧料を使用、塗布時の感触について官能評価を行った。各化粧料の評価基準は下記の通りである。
(評価基準)
◎・・・パネルメンバー8名以上が滑らかであると感じた。
○・・・パネルメンバー6名以上8名未満が滑らかであると感じた。
△・・・パネルメンバー3名以上6名未満が滑らかであると感じた。
×・・・パネルメンバー3名未満が滑らかであると感じた。
実施例1〜5、比較例1〜8
表1に示した処方の化粧料を調整し、上記各試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。各成分の配合量の単位は質量%である。
Figure 2013129638
表1の通り、本発明の実施例1〜5の化粧料は保湿効果においては10名以上で効果があり、べたつきのなさ、塗布時の感触においても×はなかった。一方、比較例1〜3の化粧料は保湿効果において10名に達しなかった。また比較例4〜8の化粧料はべたつきのなさ、塗布時の感触のいずれか、あるいは両方に×があった。これらの結果より、実施例が比較例より優れていることは明らかである。
以下に、本発明の化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の化粧料についても、上記の保湿効果、べたつきのなさ、塗布時の感触について評価したところ、いずれの実施例においても優れた特性を有していた。
実施例6(化粧水)
(質量%)
1.2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 2.0
2.水酸化カリウム 0.4
3.クエン酸 0.05
4.クエン酸ナトリウム 0.08
5.ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.1
6.グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
7.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.01
8.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5
9.モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.2
10.モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油 0.1
11.ミツロウ 0.1
12.1,3−ブチレングリコール 3.0
13.ジプロピレングリコール 5.0
14.ソルビトール 2.0
15.シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.1
16.乳酸球菌発酵ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
17.鱈浮袋由来水溶性コラーゲン 0.05
18.N−アセチルグルコサミン 0.1
19.ヨクイニンエキス 0.1
20.ハス種子乳酸菌発酵液 0.1
21.レモンエキス 0.1
22.フェノキシエタノール 0.2
23.デヒドロジクレオソール 0.001
24.エタノール 6.0
25.水 to100
(製造方法)
成分8〜11を80℃で加温溶解し室温まで冷却した。それと成分1〜7、12〜25を混合し分散させた。
実施例7(乳液)
(質量%)
1.2−O−α−D−グルコシル−L−アスコルビン酸 2.0
2.水酸化ナトリウム 0.4
3.クエン酸 0.05
4.クエン酸カリウム 0.05
5.ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三カリウム 0.1
6.乳酸球菌発酵ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
7.鱈浮袋由来水溶性コラーゲン 0.05
8.N−アセチルグルコサミン 0.1
9.ヨクイニンエキス 0.1
10.ハス種子乳酸菌発酵液 0.1
11.レモンエキス 0.1
12.グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
13.フェノキシエタノール 0.3
14.水 5.0
15.2%キサンタンガム水溶液 5.0
16.流動パラフィン 10.0
17.ワセリン 5.0
18.メチルポリシロキサン(100cs) 1.0
19.モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油 1.5
20.ミツロウ 1.5
21.コレステロール 0.3
22.モノイソステアリン酸ソルビタン 1.0
23.モノステアリン酸グリセリル 0.5
24.ベヘニルアルコール 0.3
25.シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 0.3
26.ジプロピレングリコール 5.0
27.グリセリン 2.0
28.5%ベントナイト水溶液 5.0
29.N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.3
30.クロルフェネシン 0.2
31.水 to100
(製造方法)
成分16〜25を80℃で加温溶解し、それに成分26〜31を80℃で加温溶解したものを加え分散させた。これを50℃まで冷却し、成分1〜14を室温で分散しておいたものと成分15を加え分散、室温まで冷却した。
実施例8(クリーム)
(質量%)
1.γ−アミノ酪酸 0.1
2.乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液 0.1
3.ローヤルゼリーエキス 0.1
4.コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1
5.乳酸球菌発酵ヒアルロン酸ナトリウム 0.05
6.鱈浮袋由来水溶性コラーゲン 0.05
7.N−アセチルグルコサミン 0.1
8.ヨクイニンエキス 0.1
9.ハス種子乳酸菌発酵液 0.1
10.レモンエキス 0.1
11.フェノキシエタノール 0.1
12.水 10.0
13.ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
14.流動パラフィン 3.0
15.セトステアリルアルコール 2.0
16.デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
17.モノステアリン酸グリセリル 2.0
18.モノステアリン酸ポリエチレングリコール(2E.0.) 1.0
19.イソステアリン酸硬化ヒマシ油 3.0
20.ミツロウ 3.0
21.コレステロール 0.5
22.パルミチン酸レチノール(100万IU) 0.05
23.(2S,3R)−2−オクタデカノイルアミノオクタデカン
−1,3−ジオール 0.01
24.ジプロピレングリコール 5.0
25.グリセリン 2.0
26.セチル硫酸ナトリウム 0.5
27.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
28.クロルフェネシン 0.1
29.水 to100
(製造方法)
成分13〜23を80℃で加温溶解し、それに成分24〜29を80℃で加温溶解したものを加え分散させた。これを50℃まで冷却し、成分1〜12を室温で分散しておいたものを加え分散、室温まで冷却した。
本発明の化粧料は、保湿効果、べたつきのなさ、塗布時の滑らかな感触という点で特に優れているが、美白、皮膚の弾力性改善、あれ肌改善、保存安定性、刺激の少なさという利点も備えている。そのため整肌および美容の為に用いる医薬品、医薬部外品または化粧品分野での応用が可能であり、産業上極めて有用なものである。

Claims (1)

  1. 下記成分(A)および(B)を含有することを特徴とする化粧料。
    (A)モノイソステアリン酸硬化ヒマシ油 0.1〜3質量%
    (B)ミツロウ 0.1〜3質量%
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216401A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社マンダム 皮膚用クリーム
JP2017178844A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 小林製薬株式会社 外用組成物
JP2019156821A (ja) * 2018-03-07 2019-09-19 共栄化学工業株式会社 経口用組成物及び皮膚外用組成物

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