JPH0892032A - 皮膚洗浄料 - Google Patents

皮膚洗浄料

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JPH0892032A
JPH0892032A JP24999194A JP24999194A JPH0892032A JP H0892032 A JPH0892032 A JP H0892032A JP 24999194 A JP24999194 A JP 24999194A JP 24999194 A JP24999194 A JP 24999194A JP H0892032 A JPH0892032 A JP H0892032A
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Japan
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polyethylene glycol
skin
fatty acid
ethylene oxide
cleansing agent
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Atsushi Takahashi
淳 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口紅、ファンデーション、マスカラ、アイシ
ャドウ等のメイクアップ化粧料落としと、皮膚上の汚れ
や皮脂の洗浄を目的とする素肌洗いとを一段階で行うこ
とができ、つけやすさ・ファンデーションへのフィット
感、および洗い流しやすさ・洗い上がりのさっぱり感の
いずれにも優れ、かつ高い洗浄効果を有する皮膚洗浄料
を提供する。 【構成】 エチレンオキサイドの付加モル数が10〜1
8のポリエチレングリコールジオレエートまたはポリエ
チレングリコールジイソステアレートを1.0〜30.
0重量%と、ポリオキシエチレン(20)グリセリンモ
ノイソステアリン酸のようなエチレンオキサイドの付加
モル数が5〜25のポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステルを0.1〜50.0重量%配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な皮膚洗浄料に関
し、更に詳細には、口紅、ファンデーション、マスカ
ラ、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料落としと、皮
膚上の汚れや皮脂の洗浄を目的とする素肌洗いとを一段
階で行うことができる皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、口紅、ファンデーション、マスカラ、アイシャドウ
等の油分を含むメイクアップ化粧料を施した人は、顔洗
浄の際、まず第一段階としてメイクアップ化粧料となじ
み易い油分を多量に含んだクレンジングクリーム、クレ
ンジングジェル等のメイクアップ落とし用の洗顔化粧料
を用いたのち、第二段階として、用いたメイクアップ落
とし用の洗浄料の残存油分を、水溶性の強い石鹸やクレ
ンジングフォーム等の素肌洗い用の洗顔料を用いて皮膚
上の皮脂や汚れと共に洗い流し、すっきり感あるいはさ
っぱり感といった満足感を得ていた。
【0003】一方、化粧行為の迅速性、簡便性が要求さ
れつつある近年、1回の操作のみでメイクアップ落とし
効果と、すっきり感・さっぱり感という素肌洗い効果と
を併せもつ皮膚洗浄料が望まれており、このような一段
階用の皮膚洗浄料としては、例えば特開昭63−122
618号公報に開示されているものがある。しかしなが
ら、この皮膚洗浄料では、耐汗性、耐水性に優れた化粧
持ち効果のある口紅、ファンデーション、マスカラ、ア
イシャドウ等のいわゆるハードメイクアップ化粧料に対
しては、洗浄効果および使用感の点で十分満足のいくも
のではなかった。
【0004】さらに、最近、上記のようなハードメイク
アップ化粧料に対して、エチレンオキサイドの付加モル
数が10〜18のポリエチレングリコールジオレエート
および/またはポリエチレングリコールジイソステアレ
ートを配合した、両方の効果を併せもつ皮膚洗浄料が開
発されるようになった(特開平6−107521号公
報)。このポリエチレングリコールジオレエートおよび
ポリエチレングリコールジイソステアレートを主成分と
する皮膚洗浄料においては、増粘剤としてカルボキシビ
ニルポリマーまたはメチルセルロース等のセルロース系
増粘剤またはキサンタンガム等が使用される。しかしな
がら、カルボキシビニルポリマーを増粘剤として用いた
場合では、洗い流しが容易であるが皮膚へのつけやすさ
やメイクへのフィット感に不満が残り、後二者を増粘剤
として用いた場合では、皮膚へのつけやすさやメイクへ
のフィット感は良好なものの、洗い流しがしにくく、す
っきり感・さっぱり感が得られにくいという欠点があっ
た。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、優れた洗浄
効果を有し、しかもつけやすく洗い流し易いという使用
性にも優れた皮膚洗浄料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
鋭意検討した結果、本発明者らはポリエチレングリコー
ルジオレエートおよび/またはポリエチレングリコール
ジイソステアレートと、特定のエチレンオキサイド付加
グリセリン脂肪酸エステルとの相互作用により生成する
ゲルを利用することが有効であることを見い出した。
【0007】すなわち本発明は、エチレンオキサイドの
付加モル数が10〜18のポリエチレングリコールジオ
レエートおよび/またはポリエチレングリコールジイソ
ステアレートを1.0〜30.0重量%、およびエチレ
ンオキサイドの付加モル数が5〜25のポリオキシエチ
レン(以下、POEと称する。)グリセリン脂肪酸エス
テル(但し、脂肪酸は炭素数が12〜22である。)の
1種または2種以上を0.1〜50.0重量%配合して
なることを特徴とする皮膚洗浄料である。
【0008】本発明の皮膚洗浄料は、メイクアップ化粧
料の洗浄効果を有し、かつ水で洗い流すことができ、す
っきり・さっぱりした素肌洗い効果をも与えるもので、
外観状態は透明〜白濁のゲル状皮膚洗浄料である。
【0009】本発明の皮膚洗浄料に用いられるポリエチ
レングリコールジオレエートおよびポリエチレングリコ
ールジイソステアレートは、常温で液状であって製剤安
定性に優れていると共に、油性メイクアップとなじみが
良く、水洗いの場合も自己乳化し水洗性が良いため、皮
膚上から汚れやメイクアップ化粧料を洗い流し易く、使
用後はすっきり・さっぱりし、一段階用洗浄活性剤とし
て最適である。
【0010】エチレンオキサイドの付加モル数は10〜
18、好ましくは11〜13である。エチレンオキサイ
ドの付加モル数が10未満の場合、親油性が強く、油性
メイクアップとのなじみは良いが、水洗いでの落ちが十
分でなく、素肌洗い効果が弱い。エチレンオキサイドの
付加モル数が18を超えると、油性のメイクアップとの
なじみが弱く、メイク落とし効果が不十分である。配合
にあたっては、上記化合物を単独あるいは組み合わせて
用いる。配合量は洗浄料全量に対して、1.0〜30.
0重量%である。1.0重量%より少ないと洗浄力が不
十分であり、30.0重量%を超えてもより一層の効果
が望めず、経済的に不利であると共に、安全性の点でも
好ましくない。
【0011】POEグリセリン脂肪酸エステルは、メイ
クアップとなじみがよく製剤安定性にも優れていること
から、皮膚洗浄料に配合されることが多く、公知のもの
である。本発明者らは、POEグリセリン脂肪酸エステ
ルのうち、特定のエチレンオキサイドの付加モル数およ
び特定の脂肪酸部分の炭素数のものが、水溶液系におい
てポリエチレングリコールジオレエートまたはポリエチ
レングリコールジイソステアレートとゲルを生成するこ
とを見い出した。ゲルを形成する好ましいPOEグリセ
リン脂肪酸エステルは、エチレンオキサイドの付加モル
数が5〜25で脂肪酸部分の炭素数が12〜22のもの
であり、脂肪酸としてはイソステアリン酸またはオレイ
ン酸が好ましい。中でもPOEグリセリンモノイソステ
アレートが特に良好なゲルを形成する。配合量は、洗浄
料全量に対して、0.1〜50.0重量%である。0.
1重量%より少ないとゲルの生成が不十分で、50重量
%を超えるとより一層のゲルの生成が望めず、経済的に
も不利である。
【0012】本発明の皮膚洗浄料には、通常、増粘剤が
配合される。増粘剤としては、カルボキシビニルポリマ
ー、キサンタンガム、メチルセルロース等が挙げられる
が、カルボキシビニルポリマーを含むものとすること
で、皮膚につけやすく、メイクへのフィット感が良好で
かつ洗い流しやすく、すっきり・さっぱり感が得られる
皮膚洗浄料が得られる。増粘剤の配合量は、通常0.0
1〜1.0重量%である。
【0013】本発明の皮膚洗浄料には、エチレンオキサ
イドの付加モル数が4〜14のポリエチレングリコール
モノオレエートおよび/またはポリエチレングリコール
モノイソステアレート30.0重量%以下をさらに配合
することができる。これらのポリエチレングリコールモ
ノ脂肪酸エステルを加えることにより、一般に素肌洗い
効果が増強される。エチレンオキサイドの付加モル数が
4未満の場合、親油性が強く、油性メイクアップとのな
じみは良いが、水洗いでの落ちが十分でなく、素肌洗い
効果が弱い。エチレンオキサイドの付加モル数が14を
超えると、油性のメイクアップとのなじみが弱く、メイ
ク落とし効果が不十分である。配合量は、洗浄料全量に
対して30.0重量%までである。30.0重量%を超
えるとメイク落とし効果が低下する。より好ましい配合
量は、3.0〜20.0重量%である。
【0014】本発明に用いられる他の界面活性剤として
は、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサンが挙げら
れる。これは公知の原料であり、基剤系において他の成
分と相溶性が良く、シリコーン系の油分やシリコーン処
理の粉末を含むハードメイク化粧料に対するメイク落と
し効果に優れる。構造的には、次の一般式:
【0015】
【化1】
【0016】[式中、Rは水素または炭素数1〜5のア
ルキル基、pは1〜5の整数、xは5〜30の整数なら
びにmおよびnは1〜15の整数を意味する。]で示さ
れる。代表的な例としては、ジメチルシロキサンとメチ
ル(ポリオキシエチレン)シロキサンの共重合体で、エ
チレンオキサイドの付加量が5〜500モルのものなど
が挙げられ、これらを単独または2種以上併用する。配
合量は、皮膚洗浄料全量に対して0.5〜30.0重量
%、好ましくは3.0〜20.0重量%である。30.
0重量%を超えると皮膚安全性上好ましくなく、経済的
にも不利である。
【0017】本発明の皮膚洗浄料には、さらに低級アル
コール、多価アルコールおよびそのエチレングリコール
付加体、プロピレンオキシド付加体から選ばれる水酸基
含有水溶性化合物の1種または2種以上が配合される。
本発明に用いられる上記の水酸基を有する水溶性化合物
としては、例えば、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、ブタノール、プロピレングリコール、イソプ
ロピルグリコール、1,3ブタンジオール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセ
リン、トリメチロールプロパン、エリスリトール、ペン
タエリスリトール、ソルビタン、ソルビトールグルコー
ス、マルチトール、サッカロース、トレハロース、フル
クトースなど、およびそれらのエチレンオキシド付加
体、プロピレンオキシド付加体等の誘導体があげられ、
特にエタノール、ジプロピレングリコール、1,3ブタ
ンジオール等が望ましい。これらは単独または2種以上
を組み合わせて使用される。これらのうちジプロピレン
グリコール等のやや疎水性のものはハードメイクアップ
化粧料に対し洗浄効果が優れ、本発明の洗浄料として望
ましい。これらの水酸基を含む水溶性化合物の配合量は
本発明の洗浄料の全量に対して1.0〜40.0重量%
が望ましい。特に好ましくは5.0〜20.0重量%で
ある。また、全組成物の残りについては水で調整し、1
00.00重量%とする。
【0018】本発明の皮膚洗浄料は、油分を実質的に含
有しないものである。油分を含有すると、さっぱり感,
すっきり感等の素肌洗い効果が不満足なものとなる。
又、油分を含有せずともメイクアップ落とし効果は十分
に発揮される。ここでいう油分は、例えば炭化水素類、
高級アルコール類、高級脂肪酸類、高級アルコール高級
脂肪酸エステル類、動植物油脂、コレステロール脂肪酸
エステル類、シリコーン類等を指し、具体的には流動パ
ラフィン、ポリイソブテン、イソステアリルコレステリ
ルエステル、2−エチルヘキサン酸トリグリセライド、
2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、ミリスチン酸オク
タデシル、オリーブ油、鎖状又は環状のメチルポリシロ
キサン等が挙げられる。
【0019】本発明の皮膚洗浄料は以上の各成分を液状
状態で用いるか、あるいは水溶性増粘剤を併用して粘稠
状態またはゼリー状態を形成して用いられる。そのよう
な場合の配合組成はこの分野の専門家が通常行う各成分
の配合試験により適宜決定することができる。また、本
発明の皮膚洗浄料は、常法に従って製造することができ
る。
【0020】本発明の皮膚洗浄料には、さらに化粧料、
医薬品等に通常使用される増粘剤、イオン性界面活性
剤、薬効剤、保湿成分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、有機及び無機粉体、色素、香
料等を必要に応じて配合することができる。本発明の皮
膚洗浄料は主としてメイクアップ化粧料の除去用の洗顔
料として用いられるが、クレンジング用又はマッサージ
用等に用いることもできる。
【0021】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
【0022】実施例1〜3,比較例1〜4 次の配合組成(重量%)にて下記方法で皮膚洗浄料を調
製し、その官能使用感を下記評価基準に基づき評価し
た。その結果を表2に示す。
【0023】[配合組成] 表1記載の配合組成 − メチルパラベン 0.1 重量% EDTA−3Na・2H2O 0.05 香料 適量 精製水 残部
【0024】[製法]水に溶解しにくい水溶性増粘剤を
あらかじめ溶解し、主釜に他の成分と一緒に添加し、デ
ィスパーにて均一に混合する。脱泡、濾過し、皮膚洗浄
料とする。
【0025】[評価方法および評価基準] (1)使用感と洗浄効果 健常女性パネル10名に素肌を水洗、乾燥後、市販の耐
水性のある油性ファンデーション(耐汗、耐水性ファン
デーション)を顔部に塗布し、30分後に本発明品、比
較品を用いてファンデーションになじませ、水洗後、次
の3項目について評価した。
【0026】つけやすさ、ファンデーションへのフィ
ット感 ◎:つけやすく、フィット感に優れると答えたパネルが
10名中8名以上。 ○:つけやすく、フィット感に優れると答えたパネルが
10名中6〜7名。 △:つけやすく、フィット感に優れると答えたパネルが
10名中3〜5名。 ×:つけやすく、フィット感に優れると答えたパネルが
10名中2名以下。
【0027】洗い流しやすさ、洗い上がりのさっぱり
感 ◎:洗い流しやすく、さっぱりすると答えたパネルが1
0名中8名以上。 ○:洗い流しやすく、さっぱりすると答えたパネルが1
0名中6〜7名。 △:洗い流しやすく、さっぱりすると答えたパネルが1
0名中3〜5名。 ×:洗い流しやすく、さっぱりすると答えたパネルが1
0名中2名以下。
【0028】洗浄効果 ◎:メイク落とし効果に優れると答えたパネルが10名
中8名以上。 ○:メイク落とし効果に優れると答えたパネルが10名
中6〜7名。 △:メイク落とし効果に優れると答えたパネルが10名
中3〜5名。 ×:メイク落とし効果に優れると答えたパネルが10名
中2名以下。
【0029】
【表1】 ────────────────────────────────── 実施例 比較例 配合組成(重量%) ──────────────────── 1 2 3 1 2 3 4 ────────────────────────────────── PEG1500 2.0 2.0 − 2.0 − − 2.0 グリセリン 3.0 3.0 − 3.0 − − 3.0 ジプロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 6.0 5.0 エチルアルコール − − 10.0 − 10.0 8.0 5.0 ────────────────────────────────── カルボキシビニルポリマー 0.5 0.4 0.5 − 0.5 0.4 0.5 メチルセルロース − − − 0.5 − − − キサンタンガム − − − 2.0 − − − アルギン酸ナトリウム − − − 0.5 − − − ────────────────────────────────── PEG400モノイソステアレート − 5.0 − − 5.0 − − PEG600ジオレエート − 5.0 10.0 − − − 10.0 PEG600ジイソステアレート 10.0 5.0 − 20.0 20.0 − − POE(20)ク゛リセリンモノイソステアレート 5.0 10.0 15.0 − − 5.0 − POE(60)ク゛リセリンモノイソステアレート − − − − − − 15.0 シ゛メチルシロキサンメチル(ホ゜リオキシ エチレン60)シロキサン共重合体 − − 5.0 10.0 − 3.0 5.0 POE(60)硬化ヒマシ油 − − − − − 5.0 − ────────────────────────────────── トリエタノールアミン 2.0 1.5 2.0 − 2.0 0.3 2.0 ──────────────────────────────────
【0030】
【表2】 ────────────────────────────────── 実施例 比較例 パネルテスト結果 ──────────────────── 1 2 3 1 2 3 4 ────────────────────────────────── つけやすさ、フィット感 ○ ◎ ◎ ○ △ × △ 洗い流しやすさ、さっぱり感 ◎ ○ ○ △ ○ △ ○ 洗浄効果 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ △ ○ ──────────────────────────────────
【0031】比較例1および比較例2はいずれもポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステルが配合されてい
ない。このため、洗浄効果にはすぐれているものの、比
較例1では、キサンタンガムやセルロース系の増粘剤を
使用しているため、洗い流しやすさや洗い上がりのさっ
ぱり感に劣り、比較例2では、カルボキシビニルポリマ
ーを使用しているため、つけやすさやファンデーション
へのフィット感に劣る。比較例3は、ポリエチレングリ
コール脂肪酸ジエステル以外の非イオン界面活性剤しか
用いられていないため、ファンデーションへのフィット
感・洗浄効果いずれも劣る。さらに、比較例4は、PO
Eグリセリンモノイソステアレートにおいて、POEの
付加モル数が60と大きいため、ゲルが形成されず、フ
ィット感に劣る。
【0032】実施例4 PEG1500 5.0重量% グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 エタノール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 ヒドロキシエチルセルロース 0.1 PEG600ジオレエート 2.0 POE(20)グリセリンモノイソステアレート 40.0 POE(60)グリセリンモノイソステアレート 5.0 トリエタノールアミン 1.0 メチルパラベン 0.1 EDTA−3Na・2H2O 0.05 香料 適量 精製水 残部 得られた洗浄料は、つけやすさ・洗い流しやすさのいず
れにも優れ、かつ高い洗浄効果を有するものであった。
【0033】実施例5 グリセリン 3.0重量% 1,3−ブチレングリコール 5.0 カルボキシビニルポリマー 0.4 メチルセルロース 0.05 PEG600ジイソステアレート 25.0 POE(20)グリセリンモノイソステアレート 0.5 トリエタノールアミン 1.5 メチルパラベン 0.1 EDTA−3Na・2H2O 0.05 香料 適量 精製水 残部 得られた洗浄料は、つけやすさ・洗い流しやすさのいず
れにも優れ、かつ高い洗浄効果を有するものであった。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の皮膚洗浄
料は、つけやすさ・ファンデーションへのフィット感、
および洗い流しやすさ・洗い上がりのさっぱり感のいず
れにも優れ、かつ高い洗浄効果を有するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンオキサイドの付加モル数が10
    〜18のポリエチレングリコールジオレエートおよび/
    またはポリエチレングリコールジイソステアレートを
    1.0〜30.0重量%、およびエチレンオキサイドの
    付加モル数が5〜25のポリオキシエチレングリセリン
    脂肪酸エステル(但し、脂肪酸は炭素数が12〜22で
    ある。)の1種または2種以上を0.1〜50.0重量
    %配合してなることを特徴とする皮膚洗浄料。
  2. 【請求項2】 ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
    ステルの脂肪酸がイソステアリン酸またはオレイン酸で
    ある請求項1記載の皮膚洗浄料。
  3. 【請求項3】 ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
    ステルがポリオキシエチレングリセリンモノイソステア
    リン酸である請求項2記載の皮膚洗浄料。
  4. 【請求項4】 増粘剤としてカルボキシビニルポリマー
    を含むものである請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚
    洗浄料。
  5. 【請求項5】 エチレンオキサイドの付加モル数が4〜
    14のポリエチレングリコールモノオレエートおよび/
    またはポリエチレングリコールモノイソステアレート3
    0.0重量%以下をさらに配合した請求項1記載の皮膚
    洗浄料。
  6. 【請求項6】 ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサ
    ンの1種または2種以上0.5〜30.0重量%をさら
    に配合した請求項1記載の皮膚洗浄料。
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