JP2002529615A - エラストマー糸の高速ビーム巻き取り機 - Google Patents
エラストマー糸の高速ビーム巻き取り機Info
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Abstract
Description
ビーム上にエラストマー糸を巻き取る、又はビームに巻き取ることによる、エラ
ストマー糸のビーム巻き取りの分野に関する。 2. 関連技術分野の説明 エラストマー糸は、糸を紡糸すること及び、紡糸された糸をチューブ上に巻き
取って、エラストマー糸のケークを形成すること、により製造される。エラスト
マー糸を含む布地の製造業者は、布地を製造するための機械に糸を使用するため
に、多数の糸を必要とし、従って、エラストマー糸を縦糸−ストレッチ生地に編
んだり又は織ったりするためにはケークからビーム上に多数の糸を巻き取ったり
、又は整経することが必要である。
は、クリール13、プレストレッチユニット15、及び整経ヘッド17を含む、
通常のビーム巻き取り機11が示されている。エラストマー糸は、プレストレッ
チユニット15がケークから糸を巻き出すために必要な引っ張り力をもたらす、
クリール13中の多数のケーク19から巻き出される。糸は整経ヘッド17中の
ビーム上に巻き取られる。
されるように、ケーク19は、その周囲にエラストマー糸23が巻かれる、中心
の芯、又はチューブ21をもつ。具体的にはクリール13は、長い水平又は垂直
な列でそして相互に重なった多数のレベル又は階において、各フレーム上に設置
されたケーク19をもつ、少なくとも1個のフレームを含む。クリール13はし
ばしば、1個より多いフレームを含み、その場合は、フレームは相互に平行に又
は何かその他の形態に間隔を空けて配置されている。各ケーク19は回転可能な
スプール又は駆動ロール上に設置され、ケーク19の外側周囲の表面、すなわち
エラストマー糸23は、ケーク19を巻き出すために1:1の速度比率でケーク
19の表面を駆動させる駆動ロール25と接して配置される。巻き出されている
間に糸23はまた、プレストレッチユニット15からの引っ張り力を受ける。
な引っ張り力で、クリール13から糸23を引っ張るロール27を含む。引っ張
り力が高すぎたり低すぎる場合は、糸23は不正確に巻き出すであろう。
に約90度だけ糸23の向きを変える糸ガイド31を通す。糸ガイド31は概括
的に、豚の尾と呼ばれるループの形態をもち、セラミックから製造されている。
糸23は、糸23を糸のシートに向けるために正面ガイド33を通す。糸シート
がプレストレッチユニット15に侵入する時、糸23はローラー27上に通過す
る前に、分離コーム35により整列される。
9に到る。リード37は土台及び、それを通ってそれらの間にクリール13から
の各糸23が糸掛けされる隙間を区画するように土台に連結された複数の針をも
つコーム様の構造物である。
170メーターの巻き出し速度で操作される。以下に、より詳細に説明されるよ
うに、本発明により解決される、これらの通常のビーム巻き取り機に伴う固有の
問題が存在する。
及び、ガイド支持体にエラストマー糸の巻かれたケークを運搬するための移動可
能なバギー、を含むエラストマー糸巻き出しアセンブリー、金属の糸ガイド、正
面ガイドと張力バーのアセンブリー並びに旋回リード、を含む。
発明の回転ガイドはディスク、ディスクを回転させるための装置にディスクを連
結させるためにディスク内に形成されたコネクター部分、ディスクが回転され、
エラストマー糸がケークから巻き出される時にエラストマー糸にそこを通過させ
るための、コネクター部分とディスクの外側の縁との間のディスクの表面上に形
成された開口部、並びに、エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場
合は、引っ張り力が減少され、そしてエラストマー糸がケークから自由に巻き出
していない場合は、張力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラ
ストマー糸上への引っ張り力を制御するための、開口部中の装置、を含む。一態
様においては、引っ張り力制御装置は、開口部に一緒に重ねられた、上部リング
、中間リング及び下部リングを含み、各リングはその中に開口部を形成され、中
間リングはその中に、上部リング及び下部リング中の開口部を一部覆うようにそ
の開口部中に延伸しており、そして回転ガイドの回転方向から遠い方向に延伸し
ている突起物を形成されており、その中に形成された開口部の円周の近位の中間
リングの幅が、上部及び下部リングの対応部分の幅より小さいか又はそれらに等
しい。
せるためにディスク内に形成されたコネクター部分及び、ディスクが回転されて
エラストマー糸がケークから巻きだされる時に、エラストマー糸にそこを通過さ
せるために、コネクター部分とディスクの外側の縁の間のディスクの表面に形成
された開口部、を有する回転ガイド、コネクター部分に取り付けた回転ガイドを
回転させるための装置、並びに回転ガイドに隣接して配置されたエラストマー糸
の固定ケーク、を含むエラストマー糸巻き出しアセンブリーに関する。巻き出し
アセンブリーの回転ガイドはまた、エラストマー糸がケークから自由に巻き出し
ている場合は、引っ張り力が減少し、そしてエラストマー糸がケークから自由に
巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、開口部を通って引っ
張られるエラストマー糸上の引っ張り力を制御するための前記の開口部中の装置
、を含むことができる。
なくとも1本のアームをもつガイド支持体、ガイド支持体上に回転装置及び回転
ガイドを支持するようにアームに取り付けられている回転ガイドを回転させるた
めの装置、並びに、ガイド支持体上に支持され、そして回転ガイドの下方にエラ
ストマー糸の固定ケークを支持するように、回転ガイドの下方に配置されたトレ
イ、を含むことができる。そのアセンブリーはまた、そこから外側に延伸する、
その中に少なくとも1本のアームを形成されたガイド支持体にはまるようになっ
ている移動可能なバギー、バギーがガイド支持体にはめられる時には、エラスト
マー糸の固定ケークが回転ガイドの下方に支持されるようにバギーのアーム上に
支持されているエラストマー糸の固定ケーク、を含むことができる。
されている上部部分、及び下部部分をもつ糸ガイド、糸ガイドの上部部分が張力
下で移動することができるように糸ガイドの下部部分に取り付けられた土台部材
、並びに、糸ガイド上の張力が前以て決められた量を越える場合に、張力感知装
置が表示を与えるように、糸ガイド上の引っ張り力の増加を感知するための、土
台部材中の装置、を含む、ビーム巻き取り機中での使用のための糸ガイドアセン
ブリーである。
を形成されており、表面硬化金属を含む、ビーム巻き取り機中での使用のための
糸ガイドである。
数のガイドを形成されたバーを含む、ビーム巻き取り機中で使用のための正面ガ
イドと張力バーのアセンブリー、並びに、糸がバーのガイドを通って引っ張られ
る時にバー上の糸の力によりもたらされるバー上の圧力を測定するための、バー
に連結された装置、である。当該アセンブリーはまた、圧力測定装置からの信号
を受信し、バー上の圧力の測定値を提供するための出力装置、並びに出力装置か
らの圧力の信号を受信し、その圧力を所望の圧力値の範囲に比較し、そしてバー
上の圧力が所望の圧力値の範囲の外側に出る場合には出力装置に信号を送信する
ための圧力監視装置、を含むことができる。
e off)法に従って、クリール中で糸を巻き出し、糸を正面ガイドを通し、
糸がそこを通って引っ張られる時に、正面ガイド上の糸の力によりもたらされる
正面ガイド上の圧力を測定し、そしてオーバーエンドローラーの回転速度がバー
上の正面ガイド上の圧力に基づいて制御されることができる、整経ヘッド内で回
転されるビーム上に糸をビーム巻き取りすることによる、巻いた糸のケークを巻
き出すための方法に関する。
とも水平面でバーを旋回させるためにバーに連結された装置、を含む、ビーム巻
き取り機中での使用のためのリードである。
はクリールとビーム整経装置を含む。クリールはその上にエラストマー糸を巻か
れたチューブである、複数のケークをもち、そして糸はクリール中のケークから
巻き出され、ビームに巻き取られるか又は、ビーム整経装置内でビーム上に整経
される。この装置は、約600メーター/分までの、通常の表面駆動ビーム巻き
取り機の速度の3倍の速度で、巻き出しエラストマー糸をビームに巻き取らせる
。本明細書出使用される「エラストマー」の語は、100%の過剰の破断伸長度
をもち、伸長し解放される時に、早急に、そして実質的にその最初の長さに強制
的に収縮する連続的なフィラメントとして定義される。これらの繊維は、それら
に必ずしも制約はされないが、ゴムの繊維、スパンテックス、及びポリエーテル
エステル繊維を含み、その他の非エラストマー繊維で被覆されても又は、裸(非
被覆)でもよい。エラストマー糸は例えば、その商品名Lycra(R)としてE
.I.du Pont de Nemours and Companyにより
販売されるような、エラスタン又はスパンデックス糸の可能性がある。
のクリール、及び巻き出された糸(ends of unwound yarn
s)が大きいビーム上に巻き取られる整経ヘッドを含む。ビーム巻き取り機は、
オーバーエンドテイクオフ法、すなわちビーム巻き取り操作中に、固定したまま
のケークからエラストマー糸を巻き出す方法、に基づいている。
及び、ガイド支持体にエラストマー糸の巻かれたケークを運搬するための移動可
能なバギーを含むエラストマー糸巻き出しアセンブリー、金属の糸ガイド、正面
ガイドとに張力バーのアセンブリー及び旋回リードを含む。発明の機器は前記の
すべての特徴物を含むことができるが、その機器は必ずしもすべての特徴物を含
む必要はないことに注意しなければならない。例えば、既存の通常のビーム巻き
取り装置を、例えば糸ガイド又は正面ガイドと張力バーのアセンブリーのみのよ
うな、1種類又は2種類の、発明の特徴物を含むように修正することができる。
を巻き出すための回転ガイドである。回転ガイドとエラストマー糸の固定した巻
かれたケークの組み合わせは時々、本明細書においては、エラストマー糸の巻出
しアセンブリーと呼ばれる。回転ガイドは、ディスクを回転させるための装置に
連結されているディスク、及び、糸がケークから巻き出される時に、糸にそこを
通させるためにディスクの表面に形成された開口部、を含む。ディスクは、その
上に糸が巻かれる整経ヘッド中のビームの回転速度と協調されたディスクの回転
速度を伴って、高速度で回転されて糸を巻き出す。
ている場合は、引っ張り力が減少し、そして糸がケークから自由に巻き出してい
ない場合は、引っ張り力が増加されるように、糸上の引っ張り力を制御するため
の装置を含むことである。これらの装置はオーバーエンドテイクオフ法を使用す
るエラストマー糸の巻き出しと関連した問題を著しく減少させる。
ーは更に、1種類以上の回転ガイドを支持するガイド支持体を含む。ガイド支持
体はそれから外側に延伸する複数のアームをもち、そして回転ガイドを回転させ
るための装置がそれらのアームに取り付けられている。回転ガイドは各回転装置
に連結されている。ガイド支持体は更に、各回転ガイドの下方にエラストマー糸
の固定ケークを支持するために、回転ガイドの下方に配置されたトレーを含む。
たケークを支持するガイド支持体にはまるようになっている移動可能なバギーを
含む。バギーはそこから外側に延伸している、その中に複数の棚を形成され、そ
してトレーは、バギーがガイド支持体にはめられる時に、エラストマー糸の固定
ケークがトレー上に置かれることができ、ケークをガイドにより巻き出させる位
置で、各回転ガイドの下方に支持されることができるように、バギーのアーム上
に支持されている。
操作とは別に、それと同時にビーム巻き取り操作のためのケークを準備する時間
のかかる工程を実施させるので、ビーム巻き取り工程の全体的効率を著しく増加
させる。エラストマー糸の巻き出しアセンブリー中のケークが巻き出され終わっ
た時に、巻き出されたケークをもつバギーが外されて、ガイド支持体から運び去
られ、そして巻かれたケークを充填されたもう1基のバギーがクリール中に移動
され、ガイド支持体にはめられて、巻かれたケークから糸を巻き出す。
向に、巻き出された糸を配向させるために通される糸ガイドである。糸の破断の
直前に、糸の張力が増加することが発見され、従って、発明の糸ガイドは、そこ
を通される糸の張力の増加のために、ガイドが所望の範囲を越えて移動する場合
に、監視装置がオペレーターに糸の可能な破断について警告することができる信
号を発信するように、糸ガイドの位置を監視するための装置を含む。
すら、長期間持続するために、糸ガイドは通常、セラミックから製造される。し
かし、表面硬化金属のような改善された摩耗特徴を有するある種の金属を、セラ
ミックガイドより安価な、より簡単なガイドをもたらし、そしてセラミックガイ
ドと同様に長期間匹敵して持続するこれらの糸ガイドに使用することができるこ
とが発見された。
動する時に、巻き出しされた糸の向きを変えさせ、整列させるために、クリール
の末端の近位に配置された正面ガイドと張力バーのアセンブリーである。正面ガ
イドと張力バーのアセンブリーは、糸にそこを通させるためのその中にガイドを
形成させたバー及び、糸がバー中のガイドを通って引っ張られる時にバー上の糸
の力により惹起されたバー上の圧力を測定するための、バーに連結された装置、
を含む。アセンブリーはまた、圧力測定装置からの圧力の信号を受信し、その圧
力を所望の圧力値の範囲に比較し、そしてバー上の圧力が所望の値の範囲から外
れる時に出力装置に信号を送るための圧力監視装置を含む可能性がある。
ることによるような、正面ガイドと張力バーのアセンブリーのバー上への圧力を
監視することにより、ビーム巻き取り工程を制御させ、それが、ビーム巻き取り
操作の質の、今日まで実現されなかった改善を可能にさせる。更に、正面ガイド
と張力バーのアセンブリーは、通常のビーム巻き取り機に適用された代替の解決
策に比して、追加の摩擦点を付け加えない。
向けさせるための旋回開放リードである。旋回リードは、バー、バー上の複数の
針、及び少なくとも水平面でバーを旋回させるためにバーに連結された装置を含
む。旋回装置は柱及び、バーに柱を連結するヒンジである可能性があり、バーに
柱の回りを旋回させる。ビーム上に巻き取られている糸シートの幅を変更するこ
とが所望される時は、リードを柱の回りで旋回させて、隣接する糸の間の距離を
、より大きく又は小さくするように変更させる。
移動する時にこれらの特徴物がエラストマー糸といかに相互作用するかを示す。
イド41はケーク39の上方に配置され、エラストマー糸43がケーク39から
取られて、ガイド41中の引っ張り力制御装置45を通される。ガイド41は矢
印により示された方向に駆動装置(図示されていない)により回転される。糸4
3はチューブガイド47を通り、リングガイド49を越えそして糸ガイド51を
通る。糸ガイド51は糸43を回転ガイド41から誘導して、糸43を機器のビ
ーム整経装置の方向に向ける。糸ガイド51は低摩擦材料から製造され、エラス
トマー糸の破断が起こる前にビーム巻き取り工程を停止するための装置を含む。
次に、糸43は、ビーム巻き取り工程の開始の緊急な相の期間中に制御装置にト
ラブルのない操作をさせるための糸張力監視装置をもち、そして更に、進行して
いるビーム巻き取り操作の質を維持させる、正面ガイドと糸張力バーのアセンブ
リー53を通る。次に、糸43は支持ブレード55上及び、複数の糸43を整列
させるためのリード57を通過する。次に、糸43はオーバーランロール59上
、を通過し、そしてビーム61上に到る。
、クリール65及び整経ヘッド67を含んでなるビーム巻き取り機が示されてい
る。クリール65は、ガイド支持体69及び、ガイド支持体69と組み合う移動
可能なバギー70を含む複数のエラストマー糸巻き出しアセンブリー68を含む
。ガイド支持体69は複数の回転ガイド41を支持するフレーム71を含む。よ
り具体的には、フレーム71はガイド41を支持する複数のアームをそれに付け
られている。移動可能なバギー70は取り外し可能なトレイ73を支持するフレ
ーム72を有する。より具体的には、フレーム72はトレイ73を支持する複数
の棚をそれに付けられている。ケーク39はトレイ73上に置かれ、トレイ73
は好ましくは、ケーク39がトレイ73上で滑ることを防止するために、ケーク
39の内側チューブ内にはまる、上方に延伸する突起物をその中に形成されなけ
ればならない。通常、ケーク39は箱中のトレイ上のビーム巻き取り機の部位に
運ばれ、そして好ましい態様においては、トレイ73はケーク39が運ばれるも
のと同一のトレイである。
回転ガイド41の下方に位置するように、組み合わさるようになっている。
整経ヘッド67上に到る。クリール65内のケーク39の異なる4レベルそれぞ
れに対して1基の正面ガイド53が存在することに注目されたい。更に、クリー
ル65がある長さを越えると、クリール65の長さに沿った一地点に正面ガイド
59を配置することが必要の可能性がある。しかし、本発明は、ケーク39の1
レベル当たりの正面ガイド53のどんな具体的な数にも、これらのレベルのどん
な具体的な数にも制約されない。
歩及び、ビーム巻き取り機の処理量の劇的な増加を記した。図1に示された通常
のビーム巻き取り機11においては、糸23がケーク19から完全に巻き出され
ると整経工程は停止する。その時点で、すべての空のチューブを機械11から外
して新しいケーク19と交換しなければならない。大部分のビーム巻き取り機1
1は1000ないし1600個のケーク19を擁するので、空のチューブの取り
外し、新しいケーク19の取り付け、及び新しい糸23の端の、機械11中に既
にある古い糸23の端への結び付けが、ビーム巻き取り操作の生産性を減少させ
る非常に時間のかかる工程である。
に、それが、ケーク39にバギー70Aを空にして充填させる点である。クリー
ル65内のバギー70B上のすべてのケーク39が一旦巻き出されたら、バギー
70Bはクリール65からころがして出され、新しいケーク39で充填されたバ
ギー70Aにより置き換えられる。次に、新しいケーク39で充填されたバギー
70がガイド支持体69と組み合わされる。更に、空のトレイ73を、バギー7
0を変更せずに充填トレイ73と置き換えることもできる。
出し、新しい巻かれたケーク39と交換するための手待ち時間がないので、ビー
ム巻き取り機の手待ち時間を著しく減少させる。新しいケーク39を乗せたバギ
ー70が一旦定位置に置かれると、実施される必要がある唯一の仕事は、ビーム
巻き取り機のどこかの部分で、糸43の古い端を糸43の新しい端に、好ましく
は回転ガイド41の下方にさがっている1本の糸43の端に結び付けることであ
る。これはビーム巻き取り機の最少の手待ち時間、及び従って、ビーム巻き取り
効率の増加及び巻かれたビームの処理量増加をもたらす。
ための回転ガイドである。回転ガイドは非エラストマー糸を巻き出すために知ら
れているが、今日までエラストマー糸の固定ケークを巻き出すためには使用され
ていなかった。このような既知の回転ガイドはケーク上に巻かれた糸の上部と下
部の間のケークの円周の周囲を回転することにより糸を巻き出す。
るので、引っ張られると糸が伸長し、従って、糸の大量の流れを制御することが
困難なことである。例えば、44dtexのエラスタン糸が張力を受けると、糸
はその元の長さの5倍までも伸長する可能性がある。従って、エラスタンの通常
の巻き取り工程は、ケークから糸を巻き出すために、ケーク上のエラスタン糸の
表面がケークの円周表面に対して回転するローラーと接触する、ケークの表面駆
動巻き出しに焦点を当ててきた。
1に、ケークが巻き出されることができる速度に制約がある。ケークから糸を巻
き出すためにケークの表面に接触するローラーを使用する、通常のビーム巻き取
り機は、毎分約200メーター未満の巻き出し速度を有する。毎分200メータ
ーを越える速度を使用することはできるが、巻き出し工程の質の低下をもたらす
。例えば、より高い速度においては、ケークとローラー間の接触が不安定になり
、劣った巻き出しの質をもたらす。更に、このような、高速度から突然に停止す
ると、ケークの接触面が損傷される可能性があり、引っ掛かった端がケーク上に
形成される可能性がある。
を得るためには、ケークは同様なサイズ及び形態をもたなければならない点であ
る。エラストマー糸のケークは、ケークが老化するに従って形態を変化させると
いう意味で「生きている」。エラストマー糸が紡糸される時、糸は、ケークを製
造するためにチューブ上に直接巻き取られる。時間が経過すると、ケークの上部
、下部及び/又は円周の表面が変化する傾向がある。十分に異なる年令のケーク
が通常のクリールで使用される場合は、クリールの駆動ローラー上の様々なケー
クの表面接触の変動により惹起される操作の問題が存在する。一つのこのような
問題は、ローラー上の過剰な振動である。従って、経験により、類似の年令をも
つケークが使用される時に、最良のビーム巻き取り操作がもたらされることが示
された。ビーム巻き取り機は通常、約1000〜1600個のケークを使用する
ので、1バッチ中に同年令の、全体の定数の1000〜1600個より少ないケ
ークが残されると、多数のケークが整経において利用不可能になる可能性がある
。
る。「粘着性」は巻き出される糸の抵抗性を表すために使用され、糸の化学組成
により、そしてチューブ上の糸の機械的重なりの両方により惹起される粘着性を
含む。ある程度の粘着性は常にエラスタンに付き物であるが、過剰な粘着性は、
糸が破断するまで継続する、ケーク上への糸の巻き戻りをもたらすために、ビー
ム巻き取り操作に致命的な問題を引き起こす。
ければならない。オペレーターはクリールに入り、1000〜1600本の糸の
どれが破断したかを発見しなければならない。破断した端をもつケークを発見後
、オペレーターはそのケークから新しい端を得て、整経ヘッドの方向にそれをも
っていかなければならない。オペレーターは更に、整経装置のビーム上のどこで
糸が破断したかを発見しなければならない。ビーム上の端の位置が発見された後
、それらの2端を結び合わせ、そしてビーム巻き取り操作を再開する。従って、
ビーム巻き取りの工程中に糸の破断を起こすことが少ないように機器を設計する
ことができれば、ビーム巻き取り機が劇的に改良され得ることが明白である。
バーエンドテイクオフ法を使用した、エラストマー糸のケークの巻き出しのため
の機器を設計することにより克服することができる。オーバーエンドテイクオフ
法の後ろにある考え方は、ケークが固定して維持されている間に、糸をケークか
ら巻き出すことである。このようなオーバーエンドテイクオフ法及びその機器は
「ハード」の、すなわち、非エラストマー糸に対して開発され、使用されてきた
が、今日まで、これらの方法及び機器は、これらの糸のエラストマー特性からも
たらされる問題のために、エラストマー糸に対しては使用されなかった。本発明
は、部分的に、オーバーエンドテイクオフ法によりエラストマー糸を巻き出すた
めに使用することができる回転ガイドに関連する。発明は更に、回転ガイドを含
むエラストマー糸巻き出しアセンブリーに関する。
ディスク77、ガイド75を回転させるための装置(図示されていない)にガイ
ド75を連結させるための、ディスク77の中心に形成されたコネクター部分7
9、及び、コネクター部分79とディスク77の外側の縁の間のディスク77に
形成された開口部81、を含む回転ガイド75が示されている。
ケーク83の上方に配置されている。操作時には、1本の糸85が開口部81を
通り、糸85が回転ガイド75によりケーク83から巻きだされる時に、糸85
上に引っ張り力を与える整経ヘッドに連結される。
れた方向にガイド75を回転させる。ガイド75は毎分600メーターまでの速
度で糸85を巻き出す。
ドがケークの周囲を回転する時に巻き出さずに、その代わりにケーク上に巻き戻
し始める時に起こる、巻き戻しである。これが起こる時は、糸の張力が非常に早
急に増加し、糸を破断させる。
83上に巻き戻る代わりに、糸85に対する引っ張り張力が、粘着性地点から糸
85を引き離させるのに十分高くなるまで、ケーク83から更に巻き出さずに、
糸85がディスク77とケーク83との間を通過するであろうために、付随する
巻き戻りの問題を回避する。
頂上近位における糸85の1枚以上の層が緩い場合に起こる可能性があるもので
ある。当該技術分野において「緩み」と呼ばれるこれらの層は、糸85を絡ませ
る可能性がある。この方法によると、糸85はケーク83の上方に引っ張られる
ので、糸85のこの絡まりは特に、糸85がオーバーエンドテイクオフ法を使用
して巻き出される時に起こり易い。糸85上の引っ張り力の方向がケーク83の
芯又はチューブの近位である場合は、糸85がケーク83の中心方向に引っ張ら
れる時には、それは糸85の何層かの一番上の層を、望ましくなく緩く引っ張ら
せるであろう可能性がより大きいので、緩みがより起こり易い。引っ張り力の方
向がケーク83の直径の外側にある場合は、糸85はケーク83の円周から遠く
に引かれ、従って糸85がケーク83上の糸85の一番上の層と接触する可能性
がより少ないので、緩みがおこる可能性はより少ない。一旦緩みが起こると、回
転ガイド75は糸85をぴんと張らせるのに十分早く回転していないので、糸8
5は絡んで破断し易い。
置により制御することができる。開口部81がディスク77の縁に近いほど、そ
の場合、糸85がケーク83上に残っている糸を横切って、内側より外側に多く
引っ張られているので、緩みが起こる可能性が少ない。しかし、摩擦の増加はデ
ィスク77上の押え込み(encirclement)の角度に比例して、より
大きい問題になる。同様に、開口部81がコネクター部分79により近くなると
、ディスク77上の押え込み(encirclement)の角度に比例して摩
擦の望ましくない増加がもたらされる可能性は少ないが、同時に緩みが起こり易
い。従って、ディスク77上の開口部81の位置は、過剰な摩擦の問題と緩みの
問題を克服する間の妥協策である。
ake off)が制御されなくなる可能性がある。これは、糸85が粘着性で
ない時は、糸85が、整経ヘッドからの引っ張り力に応じて、余りに早急にケー
ク83から離脱することを望むであろうことを意味する。糸が粘着性である時は
、糸85を粘着性の地点から自由に引っ張らせるために、増加した張力を糸85
にかける必要がある。
5がケーク83から自由に巻き出している場合は、引っ張り力が減少され、そし
て糸85がケーク83から自由に巻き出していない場合は、引っ張り力が増加さ
れるように、引っ張り力を制御するための装置を含む。
入される。図5〜9に示されるように、引っ張り力制御装置87は図6に示され
るように、開口部81内に配置された3種類の金属リング、上部環状リング89
、中間リング91及び下部環状リング93を含む挿入体である。
その中に円形の開口部を形成されている。中間リング91は、リング91中の開
口部97を大体C字形にさせるために、リング91の中心に向かって内側に延伸
する半島部分95をその中に形成されている。更に、開口部97の円周の近位の
リング91の環の部分の幅は、リング89、93の幅より小さい。
られていることを示している。リング89、91、93は、開口部81の底部近
辺のディスク77中に形成されたリップ99及び、開口部81の頂上の近辺のデ
ィスク77中に形成されたスロット103中にはまるリングのクランプ101に
より、開口部81中の適切な場所に維持される。
形であるが、中間リング91は平坦であり、そのため、一緒に積み重ねられると
、リング89、91、93はリング89、91、93の開口部の近辺に、隙間を
空けて配置されている。
リング89、93の環の幅が、開口部97の周囲の近辺のリング91の環の部分
の幅より大きいので、中間リング91中の開口部97の一部分は上部リング89
及び下部リング93により覆われている。従って、リング89、91、93が積
み重ねられて引っ張り力制御装置87を形成する時には、角部107及び中央部
分109をもつ弧形の開口部105が形成される。
の方向を指すように、ディスク77中に配置されている。糸が開口部81を通っ
て供給され、回転ガイド75が図5に示された方向に回転される時に、装置87
は、糸85がケーク83から自由に巻き出していない場合は、糸85上の引っ張
り力を自動的に増加し、糸85がケーク83から自由に巻き出している場合は、
糸85上の引っ張り力を減少する。この現象は図7、8及び9について説明され
る。
にあるように、糸85がケーク83から自由に巻き出している時のシナリオを示
す。この場合は、糸85は装置87の高摩擦地点である開口部105の2カ所の
角部107のどちらかに移動する。図7において、糸85は角部107の充填丸
106として断面で示されている。糸85が装置87を通る時、それが方向を3
回変更しなければならないために、角部107は高摩擦地点である。糸85は最
初に、装置87に侵入する時に、下部リング93に接触しその上を滑動すること
により方向を変更する。次に、糸85が、中間ディスク93の半島形部分95を
通る時に、糸85は方向、又は角度を変更する。糸85はそれが上部ディスク8
9上を通る時に第3回目に方向を変更する。
部107にある時に、引っ張り力制御装置の操作にとって重要であることが認め
られる。例えば、オペレーターが糸85の二つの端を結び合わせる時に、そして
リング89及び93が中間リング91から隙間を空けて配置されていない場合は
、結び目が半島95上を通過する時に、糸85の結び目がリング89、91、9
3の間に引っ掛かって、糸85を破断又はフィラメントにさせる可能性があるの
で、糸85はその中に小さい結び目を形成される可能性がある。「フィラメント
にさせる」は糸が幾つかのばらばらなストランドに分離することを意味する。も
ちろん、装置87はリング89、91、93が離れて配置されるような他の方法
で構成することができる。例えば、上部リング89及び/又は下部リング93は
平坦にすることができ、そしてもう一つのリングのようなスペーサーを上部リン
グ89と中間リング91の間又は下部リング93と中間リング91との間に置く
ことができる。
間の接点に「追い付く(catch up)」ことができるまで、糸85上の引
っ張り力がブレーキされるか又は減少されて、ケーク83からの糸85の離脱速
度を遅くする。
83から自由に巻き出していない時のシナリオを示す。この場合、糸85は装置
87の低摩擦地点である開口部105の中央部109に移動する。図7において
、糸85は中央部109に充填丸108として断面で示されている。糸85上の
摩擦は主として、それがケーク83から移動しそして、装置87を出る時の、糸
85の押え込み(encirclement)の角度の合計に依存する。図9に
おいては、糸85が装置87を通る時に糸85の押え込み(encirclem
ent)の最小角度が存在するので、糸85は低摩擦地点にある。糸85は下部
リング93と接触する時に一度方向を変更し、次に、上部リング89と接する時
に再度方向を僅かに変更する。この位置において、糸85は中間ディスク91に
接触しないことに注意されたい。
ール59からの完全な引っ張り力が、装置87を通ってケーク83に通って、糸
85がケーク83上のその粘着性地点から離脱するのを援助するので、ケーク8
3とディスク77との間の糸85上の引っ張り力が増加する。ガイド75は不注
意に、糸85をケーク83から外さずに、中央部109で、糸85とともに1回
以上回転する可能性がある。糸85上の引っ張り力はそれがその粘着性地点から
離脱するまで増加し続ける。
良い巻き出し性能をもたらす。
に巻き出している時に、糸85が、ケーク83から自由に巻き出していない時よ
りも、装置87を通過する時に、より大きい摩擦を受ける場合には、それらの形
態に特別の制約はない。
ブレーキ又は減少され、そして糸85がケーク83から自由に巻き出していない
時には糸85上の引っ張り力が増加される場合には、引っ張り力制御装置87は
他の態様をもつことができることを強調しなければならない。
の相対的位置を示す。ガイド47は発明の回転ガイドに対する駆動装置の一部と
して形成されている。例えば、駆動装置は具体的には、図5に示されたように、
回転ガイド75の上方に置かれ、コネクター装置79によりガイド75に連結さ
れたモーターであろう。この場合には、チューブガイド47はモーターのシャフ
トの一部として形成されるか、又はそれに取り付けられている。モーターのシャ
フトは好ましくは、糸85がチューブガイド47を通り、モーターのシャフトを
通過し、モーターを出て、そして次にリングガイド49を通過するように中空で
ある。このように、チューブガイド47は回転ガイド75とともに回転する。リ
ングガイド49は糸85の方向を変更して、糸85を糸ガイド51の方向に向け
る。
ら引っ張られる時に、ケーク83の頂上の近くの糸85の1枚以上の層が糸85
により緩く引っ張られる場合に起こる可能性がある。
それがケーク83を離れる速度を遅くするために、ディスク75上に、糸85上
の摩擦を増加させる摩擦増加装置を提供することである。このような装置の一つ
が図11〜12に示され、ディスク77の下側面上に形成されたシリンダー11
1を含む。シリンダー111の目的は、緩みが形成を停止して消失するように、
糸85上の引っ張り力を継続して減少させることである。操作時には、一旦糸8
5上の引っ張り力から緩みが起こると、糸85はシリンダー111の周囲を囲み
始め、糸85はケーク83から直接引っ張られない。この時点で、整経ヘッドか
らの引っ張り力はシリンダー111の周囲に巻かれている糸85を引っ張ってい
るので、緩みの発生が停止する。糸85はガイド75が緩みからすべての糸85
を追い出すまでシリンダー111から巻きだし続け、その時点で、ガイド75は
再度ケーク83から糸85を巻き出す。
。ステッカーは、糸85がケーク83に接着する粘着性の地点を意味する。ステ
ッカーが起こると、糸85はシリンダー111上で巻き戻るであろう、そして整
経ヘッドからの継続した引っ張り力が糸85を破断させるであろう。
ち上がった側113と下降した側115を与えるように傾斜した縁をもつ。この
場合は、ステッカーが起こると、糸85はシリンダー111の下降した側115
を通過し、それが、糸85がケーク83上の粘着性地点から離れるまで、巻き戻
しの回数及び、糸85にかかる引っ張り力の増加をもたらす。
ると、引っ張り力制御装置87は好ましくは、持ち上がった側113と下降した
側115の中間の傾斜した状態でシリンダー111の中心を通る空想線から約3
0°に配置される。
ディスクを含む、発明の回転ガイドのもう一つの態様を示す。
ィスク125、上部ディスク123と下部ディスク125を連結する第1のコネ
クター部分127、ガイド41を回転ガイド41のための装置(図示されていな
い)に連結させるための、上部ディスク123の中心に形成された第2のコネク
ター部分、及び第2のコネクター部分129と、上部ディスク123の外側の縁
の間に上部ディスク123に形成された開口部131、を含む回転ガイド41が
示されている。
定ケーク39の上方に配置されている。糸43上の引っ張り力を制御するための
装置45は全く前記のように、そして図5〜9に示されるように、開口部131
中に形成されている。操作時に、糸43は開口部131を通って下部ディスク1
25の外側の縁の上を通過し、糸43が回転ガイド41によりケーク39から巻
き出される時に、糸43上に引っ張り力を与える整経ヘッドに連結されている。
ている時に、それが、糸43が、ケーク39の中心近くのガイド41の下方に行
くことを遅らせることである。下部ディスク125なしでは、自由に巻き出して
いる糸43は、ガイド41の下方でその中心に行くであろうし、恐らく絡んでし
まうであろう。図13に示されるような回転ガイド41により、糸43は下部デ
ィスク125の外側の縁よりはガイド41の下部の中心に近付かない。
ネクター部分127の回りに巻き付く可能性があり、それは、糸43を破断させ
る可能性があるので、望ましくない。従って、好ましい態様においては、ガイド
41は更に、上部ディスク123と下部ディスク125に付けられ、開口部13
1の前方で、ディスク123、125の間に配置された前方チューブ137を含
む。後方チューブ139も同様に、ディスク123と下部ディスク125に取り
付け、開口部131の後方で、ディスク123、125の間に配置することがで
きる。ここで、「前方」及び「後方」はディスク41が回転している時の、与え
られた位置における開口部45の到達の前又は後に配置される位置を意味する。
チューブ137及び139は円筒形又は円錐形にすることができる。前方チュー
ブ137は、糸43が高い張力下にある時に第1のコネクター127の周囲に巻
き付くことを防止し、そして後方チューブ139は糸43が、低い張力下にある
時に糸43が第1のコネクター127に巻き付くことを防止する。更に、前方の
チューブ137を、糸43がケーク39から自由に巻き出している時に、引っ張
り力制御装置45が糸43上の引っ張り力を減少させるのを更に援助するように
、その表面の摩擦を増加する材料で覆うか又は被覆することができる。後方チュ
ーブ139もまた、ガイド41の重量をバランスさせる材料で覆うか又は被覆す
ることができる。
ることを除いて、図13、14A及び14Bの回転ガイド41に類似の回転ガイ
ドのもう一つの態様を示す。
スク123と下部ディスク125をもつ回転ガイド41が示されている。ガイド
41は後方チューブ139を含むが、正面チューブを含まない。むしろ、円筒形
の壁141が図13に示された正面チューブ137により実施されたものと同様
な機能を実施する。糸43がケーク39から余りに円滑に巻き出している時は、
糸43は円筒形の壁141に接触してそれの周囲を包囲し、それが糸43上の摩
擦を増加して、引っ張り力制御装置45が糸43上の引っ張り力を減少させるこ
とを更に援助する。
3の外側の縁の方向へ、開口部131の内側の縁より遠くには延伸しない。
に糸43をガイド41の下方に落とさせ、そして、張力が低すぎる時には上部デ
ィスク123と下部ディスク125の間の糸43の巻き戻しを防止する。引っ張
り力制御装置45に対するガイド41中の後方チューブ139の位置は図14B
に示されたものと同様である。
ー糸を巻き出すための有効で実際的な方法を提供する。前記のように、本発明の
回転ガイドはボビン上の整経糸の品質を低下させずに、異なる年令のケークを同
時に巻き出させる。その結果、大規模な整経操作には、他の場合には使用不可能
であろうような小ロットのケークを救済することができ、本発明の回転ガイドを
もつクリールで使用されることができる。
き取り機において、エラストマー糸がケークから巻き出された時に、複数のケー
クからの糸がクリールの中央の方向に向けられ、次にこれらすべての糸が、クリ
ールから整経ヘッドの方向に糸を向けさせる糸ガイド又は糸ロールを通過させる
ことにより約70ないし90度の間に再方向付けさせる。
のような通常のビーム巻き取り機においては、セラミックは糸によりもたらされ
る可能な摩耗に非常に抵抗性であるので、糸ガイドはセラミックから製造されて
いる。セラミックの糸ガイドは通常、糸がガイドの上端を通過するように製造さ
れている。
クリール上に旋回可能に設置されている。電気接触子は、セラミック糸ガイド上
に張力がない時には、ガイドの金属接点がクリール上の電気接触子に接触するよ
うに、クリール上に配置されている。
ール上の金属接触点に接触しないように旋回されるように、糸に張力がある。糸
に破断が起こると、セラミック糸ガイド上に張力がなくなり、ガイドがクリール
上の電気接触子に接触し、それが中央制御ユニットに信号を送信する。この時点
で、ビーム巻き取り機は完全停止に至り、オペレーターはクリールに入って、破
断した糸の端を発見し、破断した糸の端をケーク上の糸の端に結び合わせなけれ
ばならない。これは、ビーム巻き取り機の生産性を著しく減少させる、時間浪費
の工程である。更に、前記のような高速回転ガイドを使用しているビーム巻き取
り機が使用される時は、破断糸の端は整経ヘッド上のビームの周りに巻き付いた
可能性があるので発見することがより困難になる可能性がある。
ガイド及び糸ガイドアセンブリーに関する。ビーム巻き取り機で巻き出されてい
る糸が破断する直前に、糸の張力が増加する。糸の張力の増加は例えば、ケーク
上の糸の一連の粘着性地点により引き起こされる可能性がある。従って、発明の
糸ガイドアセンブリーは、このような張力の増加が起こる時に、そして糸が破断
する前に、糸の張力の増加を感知するためのそして、ビーム巻き取り工程を停止
するための装置を含む。
151が示されている。糸ガイド151は上部部分153、中央部分155及び
下部部分157を有し、上部部分153はエラストマー糸の開口部158を通る
容易な糸掛けを可能にするためにカールされている。糸ガイド51の下部部分1
57はその中に、ヘアピンに類似の少なくとも1個の曲がり部を形成され、開口
部158を通って引っ張られる糸により引き起こされたガイド51上の張力を釣
り合わせ、そしてガイド51の上部部分153と中央部分155を張力下で移動
させるために、土台159に固定されている。
を感知するための装置を含む。感知装置の一態様は図16に示され、そこでは土
台159が絶縁層163により分離された上部電導性の層161及び下部電導性
の層162を含む。この態様においては、層161、162と通常接触するであ
ろうガイド51の少なくとも一部分が電導性である。
られ、ビーム上に巻き取られる。糸ガイドアセンブリー151は、糸の張力に望
ましくない増加がある場合に、糸がガイド51の上部部分153を右に引き、そ
れが中央部分155を層161及び162の両方と接触させ、それが回路を完了
させて、制御装置に信号を送り、それが、全体のビーム巻き取り工程を、糸が破
断する前に走行停止させるように配置されている。この状態は図16の左側のガ
イド51で示されている。信号は出力装置に直接又は制御装置を通して送信され
て、オペレーターに、巻き出されている糸のどの層において、張力の蓄積が起こ
ったかを知らせることができる。この場合、オペレーターはそこで、クリール又
はビーム巻き取り機のもう1カ所の部分の破断糸を位置付ける必要なしに、その
粘着性地点から糸を解放することなどにより、張力の問題を早急に、容易に解決
することができる。糸の破断は糸ガイドアセンブリー151を使用している時で
すら起こる可能性はあるが、このような破断は比較的希であり、このような破断
が起こる時は、それらは通常のビーム巻き取り機におけるよりもずっと早期に感
知される。
が存在しないことを示すための装置を含む。一態様においては、糸ガイド51は
3種類の状態、(1)糸ガイド51中に糸が存在しない、(2)糸ガイド51中
に糸が存在し、ビーム巻き取り操作が通常の条件下で走行中である、及び(3)
糸が糸ガイド51中に存在するが、糸ガイド51上に望ましくない量の張力が存
在する時、に対応する、糸ガイドアセンブリー151の3種類の異なる位置を有
する可能性がある。図16に示された糸ガイドアセンブリー151は(1)及び
(2)の状態を示すことができるが、更に、状態(3)を示すためにも製造する
ことができる。例えば、糸ガイド51及び接触子163を、糸がその中に存在し
ない時には糸ガイド51が電導性カラー161及び電導性接触子163の両方に
接触して、回路を完成して、制御装置又は出力装置に、ガイド51中に糸が存在
しないことを示す信号を送るように構成することができる。
な装置に制約されず、むしろ、ガイド51の位置の変化を感知するためのあらゆ
る好都合な電気的又は光学的機構にすることができる。例えば、糸ガイドアセン
ブリーはガイド51の位置を感知する光学的センサーを含むことができる。セン
サーは、ガイド51の移動の第1の量が制御装置又は表示装置に信号を送って、
ガイド51を通過している糸の可能な破断の警告物を提供するように、そしてガ
イド51の移動の第2の量が制御装置又は表示装置に信号を送って、糸の実際の
破断の警告物を提供するように目盛り定めをすることができる。
り速度において、糸の破断に対して、より感受性であるので、本発明のその他の
特徴物を含むビーム巻き取り機に使用される時に特に好都合である。ビーム巻き
取り速度が高いほど、オペレーターが、それが整経ヘッドのビームの周りに巻き
付き始める前に、破断糸の端を位置付けるの十分な時間内で破断を停止するため
の時間が少ない。
分155の長さにより制御される。糸の張力の蓄積に応じて移動するガイド51
に抵抗性を与えるのは部分155の長さである。糸がかけられる張力、及び糸が
破断するであろう張力は糸のdtexに依存し、従って、使用される部分155
の長さは、巻き出される糸のdtexに基づいて決定される。好ましくは、ガイ
ド51は部分155に沿って機械的に調整可能であるので、ガイド51の作業長
さ、及び従って張力の変化に対するその感受性は、巻き出されている糸に応じて
必要に応じて変動されることができる。
4cNの張力下にあり、通常、約35cNの張力下に置かれる時に破断するであ
ろう。従って、ガイド51及び部分155の長さは、ガイドが約20〜30cN
の張力下にある時に、ガイド51が張力増加感知装置と接触して、糸の破断が今
にも起こりそうであるという警告をあたえるように選択される。
1を通過する糸の太さに基づいて選択される。44dtexのエラストマー糸に
対して、ガイド51の好ましい半径は0.3mmであり、0.6mmの直径に対
応する。
mの直径をもつであろう通常のセラミックガイドよりずっと小さい直径をもつ。
ガイド51の、より小さい直径は、ガイド51上の糸の通過角度を、ガイド51
上の摩擦に実質的に何の変更も伴わずに、修正することができるため、好都合で
ある。セラミックのガイドはそれらのその本質により、比較的太いので、糸に接
触するセラミックガイドの表面は、最適な低摩擦の接触点を得るために鋭角に傾
斜されなければならず、従って、ガイドを通るエラストマー糸の角度の変更が、
エラストマー糸が接触するセラミックガイドの表面の部分を著しく増加させるこ
とができる。
属の表面はビーム巻き取りエラストマー糸により惹起される一定の摩擦から、早
急に摩耗する傾向があるので、今日まで金属はビーム巻き取り機の糸ガイドには
使用されなかった。
れた。適切な金属の例は、304及び316オーステナイトのステンレス鋼のよ
うな、オーステナイトステンレス鋼を含む。許容できる硬度をもつオーステナイ
トステンレス鋼の更なる例は、1,000と1,200ビッカース硬度の間の表
面硬度をもつオーステナイトステンレス鋼である。オーステナイトステンレス鋼
の好ましい種類は、そのようなステンレス鋼が点蝕、隙間及び応力腐食に著しく
増加した抵抗性をもつので、フェライトを含まない物で、モリブデンを含むもの
である。
皮膜で被覆された金属又は窒化チタンを使用することができる。これらの表面硬
化金属は、約1000ないし約3000までのビッカース硬度の硬度をもつ。
ズ及び/又は色彩を変更せずに、ステンレス鋼の摩損の問題を排除する、オラン
ダのApeldoornのHardiff B.V.により実施された鋼を硬化
するための工程の、Kolsterizingとして知られる方法である。
れた後に、クリールのフレームの同一レベル上のケークの各群からの糸は正面ガ
イドを通過する。通常のビーム巻き取り機の正面ガイドの目的は、糸の間に良好
な分離を維持し、クリールの具体的なレベルからの加工糸のシートを方向付ける
ことである。
より改良される可能性があることが発見された。図17には、バー167上の圧
力を測定するための装置により、両端で支持されたバー167を含む、正面ガイ
ドと張力バーのアセンブリー165が示されている。圧力測定装置の一例は荷重
セル169である。正面ガイドと張力バーのアセンブリー165はクリールと整
経ヘッドの中間の支持体上に配置されている。バー167はその中に複数のガイ
ド171を形成され、それを通って、複数のエラストマー糸173が供給され、
具体的に1本の糸173が各ガイド171を通る。
巻かれたエラストマーケークが存在し、クリールには通常少なくとも2面が存在
する。具体的には、クリールの各面に対して各列又はレベルの巻かれたエラスト
マー糸に対して1基の正面ガイドがある。クリールが十分に長い場合は、糸がク
リールを通り整経ヘッドの方向に移動する時に糸を支持するために、その長さに
沿って、クリール内に配置された追加的正面ガイドが存在する可能性がある。
か下向き又は上向きの力の成分を与えるように配置されている。バー167上の
下向きの力の成分は図17で「x」の文字により表されている。整経ヘッドが通
常、正面ガイドよりも低いか又は高く、そして下向き又は上向きの力の成分をも
たらす糸上の張力が整経ヘッド上に糸の良好な巻き取りをもたらす援助をするの
で、これが起こる。
うな圧力測定装置により測定される。圧力測定装置は、バー167上の圧力を基
礎にして、制御装置又は出力装置又はそれら両方に信号を送る。
の正面ガイドと張力バーのアセンブリー165がなければならない。クリール内
に使用することができる正面ガイドと張力バーのアセンブリー165の数に制約
はない。正面ガイドと張力バーのアセンブリー165はあらゆる通常のビーム巻
き取り機においてのみならず、本明細書に開示された発明のビーム巻き取り機に
使用することができる。
ル内の糸173の糸シートの張力を監視するので、ビーム巻き取り機のビーム巻
き取り工程の質の高い制御を著しく高める。最も品質の高いビームは制御された
規定された張力下で整経されるものである。アセンブリー165のような装置を
使用して、クリール内の糸173の張力を監視することにより、ビーム上の糸1
73の大量の流れを制御することができる。
、そして糸の張力がケークの縁からケークの芯に向かっていかに変化するかを示
す、関連パッケージ緩和曲線をもつことが周知である。通常のビーム巻き取り機
においては、ビーム巻き取り操作は、整経ヘッドの回転速度により制御され、従
って、過去には、整経されたエラストマー糸の高品質のビームを提供するために
は、適切な速度でビーム上にケークを整経させるために、ケーク緩和曲線の補正
曲線を作成する必要があった。エラストマー糸のケークに対するこれらの緩和曲
線及び補正曲線は作成するのが困難で、このような曲線を開発するための方法及
びコンピュータープログラムを開発するために多大な時間、努力及び費用が消費
された。
含むビーム巻き取り機に使用され、そして糸の張力がアセンブリー165を使用
して監視される時には、エラストマー糸のケークのためのこのような緩和曲線の
必要は、もはやなく、従って、これらのケークのための補正曲線を次に作成する
必要がない。通常のビーム巻き取り機を操作するための、労力を要して作成され
た補正曲線を使用する代わりに、エラストマー糸のケークのための機器の補正は
実際のオンラインで監視された緩和パラメーターに基づいて自動的に実施するこ
とができる。
明に従って構成されたビーム巻き取り機の操作において、糸173は開口部17
1を通って引っ張られ、バー167上に垂直の力成分を与える。垂直の力はロー
ドセル169により測定され、バー167の両端上の圧力の信号を制御装置又は
出力装置又は両方に送られる。制御装置は、整経ヘッドの回転速度を上げるか又
は下げることにより、圧力信号に応じてビーム巻き取り工程の操作パラメーター
を調整するために使用することができる。出力装置は、バー167の両端の圧力
を表示する。
られた第1の範囲の外側に出ると、警告が出てオペレーターに整経工程の可能な
問題に警告するように目盛り合わせされている。ロードセル169もまた、糸1
73の張力が前以て決められた、第1の範囲より広い第2の範囲の外側に出ると
、制御装置に、整経ヘッドに停止するように指示する信号を送られるように目盛
り定めされることができる。
ができる。圧力監視装置はバー167上の圧力の、圧力測定装置からの信号を受
信して、その圧力値を、前以て決められた範囲の圧力値に比較する。その圧力値
が前以て決められた範囲の外側に出る場合は、圧力監視装置は、整経ヘッドに停
止するように指示するための制御装置又は、オペレーターに警告するための出力
装置か又はそれら両方に信号を送信する。
65がクリールの各面に提供される。従って、クリールの1面上の張力を監視す
るのに加えて、クリールの2面の間の張力の相対的な差異を感知するために、1
対のアセンブリー165を使用することもできる。アセンブリー165及びそれ
らの組み合わされた圧力感知装置又は出力装置は、クリールの面の間の張力の差
異が前以て決められた量を越える場合に警報を出すように目盛り定めをすること
ができる。
図18には、ガイド171中への糸173のより容易な糸掛けを可能にするため
に、各ガイド171上のバー167にスリット175を形成されているバー16
7が示されている。
必要がある。正面ガイドのバー167と張力バーのアセンブリー165は、エラ
ストマー糸173をスリット175上に置くことだけが必要で、糸173上の張
力が糸173をガイド171中に自動的に落とすので、通常の正面ガイドよりず
っと容易に、早急に糸を掛けられる。
く傾向がある。糸173がガイド171から跳び出すことを防止するために、ス
リット175を好ましくはガイド171の側部に配置して、糸173がガイド1
71から偶発的に滑り出ることをより困難にさせるように、傾斜されている。よ
り好ましい態様においては、スリット175は更に、ガイド171から偶発的に
滑り出るにちがいないあらゆる糸173を捕捉するためにスリット175の上部
表面に形成されたノッチ176を含む。
造することができる。硬化金属から製造されているバー167の利点は、アセン
ブリー165が、これらの硬化金属からは製造されていず、糸173上に比較的
高い摩擦の追加の地点である、通常の正面ガイドに比して、糸173上の摩擦を
増加させずに、糸173の糸シートの張力を監視されることができる点である。
に侵入する。リードは、土台及び、クリールからの各糸がその間を通過する隙間
を区画するように、土台に連結された複数の針、をもつ櫛様の構造物である。リ
ードの目的は、糸がビーム上に整経される前に、各正面ガイドから糸のシートを
取って、同一面上にその糸を配置することである。
下部バーに連結されている。針は、上部バーの針の全体の幅が下部バーの幅より
も小さくなるように上部バーの中心に向かって傾斜されている。この構造物の目
的は、ビーム上に整経される糸シートの幅を、糸シートの幅を広くするためには
ファンリードを持ち上げることにより、そして、糸シートの幅を狭くするために
はファンリードを低下させることにより、容易に調整させることである。
る必要があることである。通常のビーム巻き取り機は1000本と1600本の
間の糸を整経することができ、そして各糸を取り出し、それをファンリードの狭
い開口部に通すことは非常に時間の浪費で、労力のいるものである。平均すると
、熟練作業者により、1400本の糸で完全なファンリードを糸通しするのに約
4時間かかる。もう一つの欠点は、1本の針が損傷されると、リード全体を交換
しなければならず、それは高価であり、望ましくない待ち時間をもたらすことで
ある。更に、新しいリードは完全に糸を掛け直さなければならない。
、そこでは針が針の下部で単一のバーに連結されている。リードは上部で開放さ
れているので、リードに糸を掛けるのはずっと早い、しかし、その欠点は、その
糸が針の先端に近すぎると、糸がリードから滑り出る可能性があるので、リード
を上下させることにより糸シートの幅を調整することが不可能である点である。
ジをもつ。実施時に、ヒンジを開放するためにリードの端を引っ張り開くことに
より、又はヒンジを閉鎖するためにはリードの端を押し寄せることによりリード
の幅を増加及び減少させることができる点で、リードはアコーディオン様である
。
だけ均一でなければならない。このようなヒンジ付き開放リードに伴う問題は、
ビーム上のリードを通過する糸の良好な、均等な間隔を得ることは困難である点
である。更にもう一つの問題は、リード上のヒンジの存在がリード上の針の一定
の間隔空けを妨げ、従ってビーム上の糸の均一な配置を得ることが困難である点
である。
く、そしてこれらの針が、一方の末端上にのみ支えされているので、固有に弱い
事実である。開放リード中の針は、ファンリード中の針よりも交換が容易である
が、より強い、すなわち、より太い針をもつ開放リードをもつことが好ましいで
あろうが、しかし、針の太さが太くなり過ぎると、リード上に所望の糸数を得る
ことができない。
、その上に複数の垂直の針179を設置されているバー177を含む旋回リード
57が示されている。バー177はバー177を旋回するための装置181に連
結されている。旋回装置181は、バー177が二重矢印により示された方向に
柱の周りを旋回することができるように、ヒンジをもつ柱にすることができる。
最初に、支持ブレード55の上面に接触して、糸183を各正面ガイドから単一
の面上に置く。次に、各糸183はリード57の一対の針179を通される。リ
ード57を出た後に、糸183はオーバーランロール59(図示されていない)
を越えてビーム61上に到る。
作に重要である。操作時に、糸の群又は糸シートの幅を変更することが所望され
る時には、その群がビーム61に通過する時に、バー177を装置181により
旋回させて、角度φを変更する。
離「a」をもたらす角度φ1に旋回された旋回リード57が示されている。オー
バーランロール59は簡略化のために図20A及び図20Bから省略された。旋
回装置181が、角度φが増加するようにバー177を旋回する時に、糸シート
の幅が減少する。図20Bでは、バー171は、ビーム61上に、隣接する糸の
間に、距離「a」より小さい距離「b」をもたらす角度φ2に旋回された。角度
φ2は角度φ1より大きく、従って、φが増加するに従って、隣接する糸183の
間の距離、従ってビーム61上の糸183の糸シートの幅、が減少することが認
められる。
の利点をもつ。第1に、リード57は、一方で同時に糸183の間に比較的均一
な距離を提供しながら、ビーム61上の糸183の糸シートの幅を調整する簡単
で早急な方法を提供する。この方法では、リード57は先行技術のヒンジの付い
たリードの欠点を克服している。実際、リード57を使用してもたらされた糸シ
ートの品質は驚くほど高く、ビーム上で糸の良好な分離を得るためには、リード
からオーバーランロール又はビームまでの距離をできるだけ小さく維持しなけれ
ばならないと教示した先行技術を考慮すると予期されないことであった。実際、
角度φが増加すると、バー177の遠位の端、すなわち図19に示された旋回装
置181から反対側の端はビーム61から遠くなる。しかしながら、先行技術の
教示にもかかわらず、ビーム61上に整経された糸シートの品質は、先行技術の
リードを使用してビーム上に整経された糸シートと同等又はそれより良質である
。
オペレーターは約20分間でリード57を1000ないし1400本の糸を掛け
ることができ、これは通常のファンリードの糸掛けに要する約4人時間の時間よ
りずっと短い。
複数の垂直な針189をもつ第1のバー187及び、複数の垂直な針193をも
つ第2のバー191を含む旋回リード185が示されている。バー187、19
1はバー187、191を旋回させるための装置195に連結されている。旋回
装置195はバー187、191が柱の周囲を旋回することができるようなヒン
ジをもつ柱にすることができる。第2のバー191もまた、針189、193の
相対的間隔を変更するために、第1のバー187に対する第2のバー191の縦
の位置を調整するための装置197を含む。装置197は例えば、回転されると
、バー191に開けられた孔中の糸に対して移動する、ラックとピニオン又はね
じ留めボルトにすることができる。
ヘッドに通り、そこで糸199は最初に支持ブレード55の上面に接触して、各
正面ガイドからの糸199を単一の面上に置く。次に、各糸199を第2のバー
191の一対の針193を通し、次に、第1のバー187の一対の針189を通
す。糸199は、リード185を出て、オーバーラロール59(図示されていな
い)上を通り、ビーム61上に到る。
を変更するために旋回装置195により旋回されることができ、従ってビーム6
1上の糸199の間隔を、図22Aに示されるような幅「a」から図22Bに示
されるような、より小さい幅「b」に変更することができる。
の現象は、角度φが増加する時、及び角度φが減少する時の両方で起こる。図2
2Cから認められるように、角度φの変化は2本の隣接する糸199をともによ
り近くに移動させる。この効果を償うために、バー189、191の相対的位置
を、ビーム61への糸シートの生成された糸199の間に等間隔を提供するよう
に、図22Dに示される第2のバー191を移動させる、バー調整装置197に
より変更させる。
、リード185の針は、それらが、旋回リード57のような1列で使用されるに
は間隔が不十分であるように太いことが必要である場合に使用される。
である。
。
リーを示す、本発明に従って構成されたビーム巻き取り機の遠近図である。
ガイドの一態様の遠近図である。
、図7の引っ張り力制御装置の部分横断面図である。
、図7の引っ張り力制御装置の部分横断面図である。
た素子を示す、エラストマー糸のケークの遠近図である。
回リードの上面平面図である。
たリードを示す図21の旋回リードの上面平面図である。
面平面図である。
旋回リードの上面平面図である。
Claims (33)
- 【請求項1】 巻かれたエラストマー糸の固定ケークからエラストマー糸を
巻き出すための回転ガイドであって、 ディスク、 ディスクを回転させるための装置にディスクを連結させるために、ディスクに
形成されたコネクター部分、 ディスクが回転され、エラストマー糸がケークから巻き出される時に、エラス
トマー糸にそれを通させるために、コネクター部分と、ディスクの外側の縁との
間にディスクの表面に形成された開口部、並びに エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は引っ張り力が減少さ
れ、そしてエラストマー糸がケークから自由にに巻き出していない場合は、引っ
張り力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラストマー糸に対す
る引っ張り力を制御するための開口部中の装置、 を含んでなる回転ガイド。 - 【請求項2】 引っ張り力制御装置が開口部中で一緒に重ねられた、上部リ
ング、中間リング及び下部リングを含み、 各リングがその中に開口部を形成されており、 中間リングが、上部及び下部リングの開口部を部分的に覆うようにそれらの開
口部中に延伸し、そして回転ガイドの回転方向から遠い方向に延伸する突起物を
、その中に形成されており、 その中に形成された開口部の周囲の近位の中間リングの幅が、上部及び下部リ
ングの対応部分の幅より狭いか又はそれらに等しい、 請求項1の回転ガイド。 - 【請求項3】 上部リング、中間リング及び下部リングを間隔を空けて配置
するための装置を更に含んでなる、請求項2の回転ガイド。 - 【請求項4】 第1のディスクに連結され、第1のディスクから、間隔をお
いてそしてその下方に軸方向に配置された第2のディスクを更に含んでなる、請
求項1の回転ガイド。 - 【請求項5】 第1のディスクと第2のディスクとの間に配置され、ガイド
の回転方向の開口部の先方に配置されている、少なくとも1本のチューブを更に
含んでなる、請求項4の回転ガイド。 - 【請求項6】 第1及び第2のディスクの間に配置された円筒形の壁を更に
含んでなる、請求項5の回転ガイド。 - 【請求項7】 請求項1の回転ガイドを含むビーム巻き取り機。
- 【請求項8】 ディスク、ディスクを回転させるための装置にディスクを連
結させるためにディスク中に形成されたコネクター部分、及び、ディスクが回転
され、エラストマー糸がケークから巻き出される時にエラストマー糸にそれを通
させるように、コネクター部分とディスク外側の縁の間にディスクの表面に形成
された開口部、を含んでなる回転ガイド、 コネクター部分に取り付けられた、回転ガイドを回転させるための装置、並び
に 回転ガイドに隣接して配置された、エラストマー糸の固定ケーク、 を含んでなる、エラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - 【請求項9】 エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は引
っ張り力が減少され、そしてエラストマー糸がケークから自由にに巻き出してい
ない場合は、引っ張り力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラ
ストマー糸に対する引っ張り力を調節するための開口部中の装置、を更に含んで
なる、請求項8のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - 【請求項10】 それから外側に延伸している少なくとも1本のアームをも
つガイド支持体、 ガイド支持体上に回転装置及び回転ガイドを支持するためにアームに取り付け
られている、回転ガイドを回転するための装置、及び ガイド支持体上に支持され、回転ガイドの下方にエラストマー糸の固定ケーク
を支持するように回転ガイドの下方に配置されたトレイ、 を更に含んでなる、請求項8のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - 【請求項11】 ガイド支持体にはまるようになっている、移動可能なバギ
ーを更に含んでなり、 バギーがそこから外側に延伸している、その中に少なくとも1個の棚を形成さ
れており、 エラストマー糸の固定ケークが、バギーがガイド支持体にはめられる時は、エ
ラストマー糸の固定ケークが回転ガイドの下方に支持されるように、バギーの棚
の上に支持されている、 請求項10のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - 【請求項12】 請求項8のエラストマー糸の巻き出しアセンブリーを含む
ビーム巻き取り機。 - 【請求項13】 クリール中のエラストマー糸を巻き出すことにより巻かれ
たエラストマー糸のケークを巻き出し、そして整経のヘッド中のビーム上にエラ
ストマー糸を巻き取るための方法において、 ディスク及びディスクの表面に形成された開口部を含んでなる回転ガイド、並
びに回転ガイドに隣接して配置されたエラストマー糸の固定ケーク、を含むエラ
ストマー糸の巻き出しアセンブリーを提供すること、 ディスク上の開口部を通ってケークから1本の糸を通し、その糸をビームに連
結すること、 ビームを回転し(turning)、ビームが回転している(turning
)時に回転ガイドを回転することにより、糸に引っ張り力を提供することにより
ケークから糸を巻き出すこと、並びに ケークから巻き出された糸をビーム上に巻き取ること、 を含んでなる方法。 - 【請求項14】 エラストマー糸がケークから自由に巻き出していない時よ
りも、エラストマー糸がケークから自由にに巻き出している時に、エラストマー
糸に開口部における、方向の変化をより多く受けさせることにより、糸が開口部
を通る時のエラストマー糸上への引っ張り力を制御すること、を更に含んでなる
、請求項13の方法。 - 【請求項15】 1本の糸を保持するためにその中にループを形成されてい
る、上部部分及び下部部分をもつ糸ガイド、 糸ガイドの上部部分が張力下で移動することができるように糸ガイドの下部部
分に取り付けられた土台部材、及び 糸ガイド上の張力が前以て決められた量を越える場合に、張力感知装置が表示
を与えるように、糸ガイド上の張力の増加を感知するための、土台部材中の装置
、を含んでなる、ビーム巻き取り機に使用のための糸ガイドアセンブリー。 - 【請求項16】 糸ガイドが電導性であり、そして、糸ガイド上の張力が前
以て決められた量を越える時に、糸ガイドが電導性接触子に接触して、回路を形
成して出力装置に信号を送るように、張力感知装置が2基の間隔を空けて配置さ
れた電導性接触子を含む、請求項15の糸ガイドアセンブリー。 - 【請求項17】 糸ガイドの長さを調整させるために、その中に形成された
装置を更に含んでなる、請求項15の糸ガイドアセンブリー。 - 【請求項18】 1本の糸を保持するためにその中にループを形成されてい
る、ビーム巻き取り機中に使用のための、表面硬化金属を含んでなる糸ガイド。 - 【請求項19】 糸ガイドがオーステナイトステンレス鋼から製造されてい
る、請求項18の糸ガイド。 - 【請求項20】 糸ガイドがダイヤモンド様炭素又は窒化チタンの被膜をも
つ金属から製造されている、請求項18の糸ガイド。 - 【請求項21】 糸ガイドが1000ないし3000までのビッカース硬度
をもつ金属から製造されている、請求項18の糸ガイド。 - 【請求項22】 クリール中でエラストマー糸を巻き出すことにより巻かれ
たエラストマー糸のケークを巻き出し、糸を糸ガイドを通し、そして整経ヘッド
中のボビン上にエラストマー糸をビーム巻き取りするための方法における、 糸ガイドの一部を張力下で移動することができるように、糸ガイドの位置を監
視するための装置を含む土台部材に糸ガイドを取り付けること、 糸ガイドが所望の範囲を越えて移動する場合は、監視装置が出力装置に信号を
送るように、糸ガイドの位置を監視すること、 を含んでなる改良。 - 【請求項23】 糸をそこを通って掛けさせるために、その中に複数のガイ
ドを形成されているバー、及び 糸がバーのガイドを通って引っ張られる時に、バー上に糸の力により引き起こ
されたバー上の圧力を測定するための、バーに接続された装置、 を含んでなる、ビーム巻き取り機中に使用のための正面ガイドと張力バーのアセ
ンブリー。 - 【請求項24】 圧力測定装置からの信号を受信し、バー上の圧力の測定値
を提供するための出力装置、並びに、出力装置からの圧力の信号を受信し、その
圧力を所望の圧力値の範囲に比較し、そして、バー上の圧力が所望の圧力値の範
囲の外側に出る場合には、出力装置に信号を送信するための圧力監視装置、を更
に含んでなる、請求項23の正面ガイドと張力バーのアセンブリー。 - 【請求項25】 前記バーが更に、バーの上端とガイドとの間のバーに形成
されたスリットを含んでなり、前記スリットがガイドの側部でバー中のガイドに
連結する、請求項23の正面ガイドと張力バーのアセンブリー。 - 【請求項26】 請求項23に記載の正面ガイドと張力バーのアセンブリー
を含むビーム巻き取り機。 - 【請求項27】 糸のケークを巻き出すためのクリール、ビーム上に糸を巻
き取るための整経ヘッド、及びクリールと整経ヘッドとの間に配置された正面ガ
イドを含んでなり、当該正面ガイドが、そこを通って糸を掛けさせるためにその
中に複数のガイドを形成されているバーを含んでなる、ビーム巻き取り機におい
て、 糸がバー中のガイドを通って引っ張られる時に、バー上に糸の力によりもたら
されたバー上の圧力を測定するための正面ガイドのバーに連結された装置、 圧
力測定装置から圧力の信号を受信し、圧力信号に基づいて整経ヘッドの回転速度
を制御するための制御装置、 を含んでなるビーム巻取り機。 - 【請求項28】 クリール中に糸を巻き出すことにより巻かれた糸のケーク
を巻き出し、その糸を正面ガイドを通させ、そして糸を、整経ヘッド中で回転さ
れるビーム上に巻き取るための方法において、 糸がそこを通って引っ張られる時に、正面ガイド上の糸の力によりもたらされ
た正面ガイド上の圧力を測定すること、及び バー上の正面ガイド上の圧力に基づいて、ビームの回転速度を制御すること、
を含んでなる改良。 - 【請求項29】 巻き出される糸の1面以上のケークを有するクリール中で
糸を巻き出すことにより、巻かれた糸のケークを巻き出し、糸に正面ガイドを通
させ、そして糸を、整経装置ヘッドにおいて回転されるビーム上に巻き取るため
の方法において、 クリールの各面に対して正面ガイドを提供すること、 糸がそこを通って引っ張られる時に、正面ガイド上に糸の力によりもたらされ
た各正面ガイド上の圧力を測定すること、 各正面ガイド上の圧力を比較すること、及び 正面ガイド間の圧力差が所望の範囲外に出る場合に、出力装置に信号を送信す
ること、 を含んでなる改良。 - 【請求項30】 その中に複数の針を形成されたバー、及び 少なくとも水平面にバーを旋回させるためのバーに連結された装置、 を含んでなる、ビーム巻き取り機に使用のためのリード。
- 【請求項31】 前記の旋回装置が柱及び、柱をバーに連結し、バーを柱の
周囲を旋回させるヒンジ、を含んでなる、 請求項30のリード。 - 【請求項32】 その中に複数の針を形成された第2のバー、及び 相互に対してバーを移動させるための、バーに連結された装置、 を更に含んでなる、請求項30のリード。
- 【請求項33】 請求項30のリードを含むビーム巻き取り機。
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