JP2794158B2 - 編機用糸切れ検出装置 - Google Patents

編機用糸切れ検出装置

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JP2794158B2
JP2794158B2 JP6000673A JP67394A JP2794158B2 JP 2794158 B2 JP2794158 B2 JP 2794158B2 JP 6000673 A JP6000673 A JP 6000673A JP 67394 A JP67394 A JP 67394A JP 2794158 B2 JP2794158 B2 JP 2794158B2
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    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/10Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions
    • D04B35/14Indicating, warning, or safety devices, e.g. stop motions responsive to thread breakage
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は編機に設けられる糸切れ
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、編機には編成に使用する編糸の糸切
れを検出するとともに、編糸に一定の張力を付与する目
的で糸切れ検出装置が設けられる。例えば実公平1−3
3666号公報の第8図,第9図,実開昭58−923
84号公報の第1図〜第10図参照。糸切れ検出装置
は、編糸コーンに巻回されている編糸がなくなった場合
や、何らかの原因により糸切れが発生し、編糸の供給が
停止された場合、編糸の末端が編み込まれる前に編機を
停止させ、編成中の編地に編傷が発生するのを防止す
る。
【0003】一般的な糸切れ検出装置は、例えば横編機
においては、糸立て台上に横架した支持部材上の編糸の
供給経路内に設けられる。糸切れ検出装置は支持部材に
取り付けられる本体部を有し、該本体部に弾性を有する
部材により形成されるアームの一端を揺動自在に取り付
け、該アームの先端部を編糸に対し張力を付与する方向
に常時付勢した状態で取り付けられる。アームの本体部
に取り付けられる側とは反対の端部には、編糸が挿通さ
れる編糸挿通孔が形成される。編成に使用される編糸
は、糸立て台上に載置される編糸コーンから引き出され
た後、糸ガイドから糸制動装置および結び目検出装置を
経て糸ガイド、編糸挿通孔、糸ガイドの順に挿通され、
サイドテンション、ヤーンフィーダーの順に案内されて
編針に供給される。
【0004】糸切れ検出装置により張力が付与される編
糸に糸切れが発生すると、アームは先端の編糸挿通孔に
編糸が挿通されることにより下方に揺動した状態で保持
された状態から上方に揺動する。このアームの揺動を検
出するために設けられたセンサがアームの揺動を検出す
ると、センサから編機の制御部に対し停止信号が送られ
編機の運転が停止される。編機の運転が停止された後、
オペレーターが糸切れの発生した編糸の末端に新たな編
糸コーンから引き出した編糸を結び付けた後、編機の運
転を再開させる。これにより編成中の編地に編傷が発生
することなく編成を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記した糸切れ
検出装置は、編機の糸立て台上に横架した支持部材上に
複数設けられる。ところが多くの編糸を使用して編成さ
れるインターシャ編やジャガード編、または、複数本数
の編糸を引き揃えて編成を行う多本取り等により編地を
編成する場合には、使用する編糸の本数に比べ、糸切れ
検出装置の数が不足する場合があった。この問題に対処
するため、糸切れ検出装置の数を増やすという方法があ
るが、編機の構造に大きな変更を加える必要があり、コ
スト的な問題や設置する場所の問題から糸切れ検出装置
の数を増やすことは容易でない。
【0006】また、使用する編糸の数に比べ糸切れ検出
装置の数が不足する場合に、同一の糸切れ検出装置の編
糸挿通孔内に複数の編糸コーンから引き出した編糸を引
き揃えて挿通し編成を行う方法がある。しかし、同一の
編糸挿通孔に複数の編糸を挿通した場合、引き揃えて挿
通される複数の編糸の内、両方の編糸に糸切れが発生し
た場合には糸切れ検出装置が作動するが、1本の編糸だ
けに糸切れが発生した場合には糸切れを感知できないた
め、編糸コーンの残りの糸量をオペレーターが監視しつ
つ編成を行う必要があった。この方法ではオペレーター
が編糸コーンの糸量を監視し、残りの編糸量が少なくな
ると、編糸が無くなる前に編機を停止させ、別の編糸コ
ーンの糸を結び付けた後、編機の運転を再開させる。し
かしこの方法では常に糸ロールの残りの編糸量を監視す
るオペレーターが必要となること、またオペレーターが
糸切れを見逃した場合には、編成中の編地に編傷が発生
してしまう等の問題があった。
【0007】本発明は従来の糸切れ検出装置における上
記の如き問題の解決を課題とするものであり、使用する
編糸の本数に比べ、糸切れ検出装置の数が少ない場合で
も、糸切れ検出装置の数を増やす等、編機の構成に大き
な変更を加えることなく糸切れ検出装置の不足という問
題を解決する手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の糸切れ検出装
置が有する問題を解決するため、本発明の糸切れ検出装
置は、糸切れを検出するためのアームの一端を本体部に
対し揺動自在に取り付けると共に、アームの他端を編糸
に対し張力を付与する方向に常時付勢するように構成
し、糸切れ発生によるアームの揺動をセンサにより検出
して、編機の運転を停止させるための編機用糸切れ検出
装置において、回動の支点と該回動の支点を挟むように
配置した一対の編糸係止部とを設けた編糸導糸部材を、
アームの先端に該回動支点を中心に回動自在に取り付
け、いずれかの編糸係止部に係止した編糸の糸切れによ
り、前記回動支点に加わる編糸からのトルクのバランス
が崩れて、糸切れが発生していない側の編糸係止部がア
ームの付勢方向と逆方向に回動するように、編糸導糸部
材が回動して、他方の編糸係止部に係止した編糸が編糸
係止部から外れるように構成したことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記編糸導糸部材のアームに
対する回動の支点の下方に編糸挿通孔を形成する。
【0010】また好ましくは、前記編糸導糸部材に形成
された編糸係止部のそれぞれに対向させて編糸の飛び出
しを防止する編糸飛び出し防止片を設ける。
【0011】
【0012】また好ましくは、アームの先端に中間片を
係止すると共に、編糸導糸部材を該中間片に回動自在に
取り付ける。
【0013】
【作用】本発明の糸切れ検出装置では、一対の編糸係止
部の双方にそれぞれ編糸が係止された状態では、アーム
は常時上方に付勢する力に抗し下方に揺動した状態に保
たれる。双方の編糸係止部に係止される編糸の内、どち
らか一方の編糸に糸切れが発生した場合、一対の編み糸
係止部に編み糸から加わる力のバランスが崩れ、回動支
点に編み糸係止部から加わるトルクのバランスが崩れ
る。この結果、回動の支点を中心として糸切れの発生し
た側の編糸係止部はアームが付勢される方向と同方向
に、糸切れが発生していない側の編糸係止部はアームが
付勢される方向と逆方向に回動される。編糸導糸部材が
回動されるのに従い、糸切れが発生した側の編糸係止部
とは反対の編糸係止部に係止されていた編糸は編糸係止
部から外れるとともに、編糸導糸部材から離脱する。そ
れに伴いそれまで一対の編糸係止部にそれぞれ編糸が係
止されることにより、アームの力に抗して下方に揺動し
た状態で保持されていたアームは上方に揺動する。この
アームの揺動をセンサが検出すると、センサから編機の
制御部に対し停止信号が送られ、編機の運転が停止され
る。
【0014】
【実施例】本発明の糸切れ検出装置の実施の一例を図面
とともに詳細に説明する。図1は本発明の糸切れ検出装
置が設けられる横編機1全体を示す。横編機1では、編
成に使用する編糸2を巻回した編糸コーン3を、糸立て
台4上に設けたコーンスタンド5上に載置する。該コー
ンスタンド5に載置される編糸コーン3から引き出され
た編糸2は、編糸供給経路上の複数箇所に設けられる糸
ガイド(図示せず)により糸立て台4の上方に横架され
る支持部材6に設けられる糸切れ検出装置7に案内され
る。糸切れ検出装置7を通過した編糸2は、針床8の側
方に設けられるサイドテンション9により適度な張力が
掛けられた状態で、針床8上を左右摺動するキャリッジ
10の連結部に設けられる転換装置11により連行され
るヤーンキャリア12に取り付けられるヤーンフィーダ
ー13により、キャリッジ10に設けられるカム(図示
せず)で進退摺動される編針(図示せず)のフックに供
給され編地が編成される。
【0015】本発明の糸切れ検出装置を備えた横編機1
では、異なる編糸コーン3から引き出した2本の編糸2
を、各個別の糸ガイド(図示せず)を経て案内した後、
図2に示すように糸切れ検出装置7の同じ編糸ガイド1
4に引き揃えた状態で挿通する。
【0016】糸切れ検出装置7は図2および図3に示さ
れる如く、横編機1の糸立て台4上に横架した支持部材
6に取り付けられる本体部15を有する。本体部15に
は弾性を有する部材により形成したアーム16の一端を
スプリング状に曲折し、該アーム自体の弾力によりアー
ム先端部を走行する編糸に対し張力を付与する方向に付
勢した状態でアーム16を本体部15に対し揺動自在な
状態で取り付ける。前記アーム16の本体部15に対し
取り付けられる側とは反対側の端部にはアーム16に対
する回動の支点となる回動支持軸19を介し編糸導糸部
材20を回動自在に軸支する。さらに、前記アーム16
が一定量以上揺動した場合に、アーム16の揺動にとも
ない揺動される検出腕17を設ける。さらに該検出腕1
7が一定量以上揺動した場合に、これを検出し、編機の
制御部(図示せず)に対し停止信号を送るためのセンサ
18が設けられる。異なる編糸ロール3から引き出さ
れ、各個別の編糸ガイドにより糸切れ検出装置7の共通
の編糸ガイド14に挿通された編糸2は、引き揃えた状
態で公知の糸制動装置21、結び目検出装置22、編糸
ガイド23、編糸ガイド24、編糸ガイド25の順に挿
通される。なおセンサ18は結び目検出装置22のセン
サも兼ねている。
【0017】図4はアーム16に先端部に回動自在に枢
着される編糸導糸部材20を示す。アーム16の先端部
に軸支される編糸導糸部材20には回動支持軸19を挟
み左右一対のフック等の編糸係止部26,27が形成さ
れ、双方に編糸2が係止される。
【0018】図5は図4に示されるX−X線における断
面図であり、図6はアーム16に対する編糸導糸部材2
0の取り付け状態を示す斜視図である。図5および図6
に示されるようにアーム16の先端にアーム16に対す
る回動の支点となる回動支持軸19と留め部材28によ
り編糸導糸部材20がアーム16に対し回動自在な状態
で軸支される。
【0019】図7は一対の編糸係止部26,27にそれ
ぞれ編糸2が係止された状態を示す。編糸係止部26,
27には、アーム16をその付勢に抗し下方に揺動させ
た状態で、糸切れ検出装置7の前後に設けられる糸ガイ
ド24および25の間に引き揃えられた状態で渡ってい
る編糸2を、左右一対の編糸係止部26,27のそれぞ
れに1本ずつ係止する。
【0020】図8は本発明の糸切れ検出装置の第2実施
例を示す。第1実施例と異なるのは編糸導糸部材29に
回動支持軸30を挟んで左右一対の編糸係止部31,3
2を形成するとともに、一つの糸切れ検出装置7で1本
の糸のみの編糸の糸切れ検出を行う場合に使用する編糸
挿通孔33を回動支持軸30の下方に形成したことであ
る。
【0021】図9は本発明の糸切れ検出装置の第3実施
例を示す。本実施例においては、編糸導糸部材34に回
動支持軸35を挟んで左右一対の編糸係止部36,37
を形成するとともに、編糸係止部36,37それぞれに
対向させて編糸2の飛び出しを防止する編糸飛び出し防
止片38,39をそれぞれ設けたことを特徴とする。本
実施例の編糸導糸部材34にも第2実施例と同様に1本
の編糸のみの糸切れを検出する場合に使用する編糸挿通
孔40を形成している。
【0022】上記した実施例においてはアーム16の端
部をスプリング状に曲折して本体部15に取り付け、ア
ーム16自体の弾力によりアーム16の先端部を上方に
付勢するように構成したが、アーム16に別途スプリン
グを取り付け、該スプリングによりアーム16の先端を
上方に付勢するように設けても良い。
【0023】また、上記実施例ではアーム16の揺動を
検知するための検出腕19を備えた機械的なセンサを1
8用いた場合を例に説明したが、本発明においては機械
的なセンサ以外の公知のセンサ、例えば光学的センサや
電気的センサも使用可能である。
【0024】さらに、上記した実施例ではアーム16の
先端に編糸導糸部材20を直接軸支したが、本発明にお
いては図10および図11に示すように編糸導糸部材4
1と中間片42とを回動支持軸43および留め部材44
により回動自在に軸支し、中間片42に形成した溝をU
字形に曲折したアーム16の先端で保持するように構成
することも可能であり、アームに対する編糸導糸部材の
取付方法は実施例に示した方法に限られるものではな
い。
【0025】次に本発明の糸切れ検出装置の作用を説明
する。図2および図7に示すように、左右一対の編糸係
止部26,27にそれぞれ編糸2が係止された状態で
は、アーム16は上方に付勢する力に抗し下方に揺動し
た状態で保持され、糸切れ検出装置7のアーム16が下
方に揺動した状態で、アーム先端の編糸導糸部材20の
前後に設けられる糸ガイド24,25間に渡る編糸2を
僅かに上方に持ち上げた状態となり、編糸2に適度な張
力が付与される、この状態では左右一対の編糸係止部2
6,27にそれぞれ編糸2が係止された状態であるた
め、常時上方に付勢するアーム16の力に対し、編糸導
糸部材20はバランスを保ち回動することなく保持され
る。したがって、アーム16は編糸2に張力を付与する
方向に付勢して設けた力に抗し下方に揺動した状態で保
持される。
【0026】次にコーンスタンド5上に載置された編糸
コーン3の編糸2がなくなった場合や、何らかの原因で
糸切れが発生した場合を説明する。編糸導糸部材20に
形成された左右一対の編糸係止部26,27に係止され
る2本の編糸2のうち、いま仮に編糸係止部26に係止
されていた編糸2に糸切れが発生したと仮定する。編糸
係止部26に係止されていた編糸に糸切れが発生する
と、片側の編糸係止部27のみに編糸2が係止された状
態とな、アーム16は常時上方に付勢されているた
め、アーム16は上方に揺動する。これと同時に片側の
編糸係止部27のみに編糸2を係止した編糸導糸部材2
0は、図12に示すように、回動支持軸19を支点とし
て糸切れが発生した側の編糸係止部26がアーム16が
付勢される方向と同方向に、糸切れが発生していない側
の編糸係止部27がアーム16が付勢される方向と逆方
向に回動される。即ち回動支持軸19には編み糸係止部
27からのトルクのみが加わり、これを打ち消す編み糸
係止部26からのトルクがないため、回動支持軸19へ
のトルクのバランスが崩れる。この結果、図12の場
合、編み糸導糸部材20は時計回りに回動し、編み糸係
止部材27は下側に、即ちアーム16の付勢方向とは逆
向きに回動する。そして編糸導糸部材20が回動される
のに従い、糸切れが発生した側とは反対の編糸係止部2
7に係止されていた編糸2は編糸係止部26から外さ
れ、左右一対の編糸係止部26,27から編糸2が離脱
することによりアーム16はさらに上方に揺動する。こ
のアーム16の揺動により検出腕17が揺動され、これ
をセンサ18が感知すると、センサ18から編機の制御
部(図示せず)に対し停止信号が送られ編機1の運転が
停止される。
【0027】編糸導糸部材20から編糸2が離脱する
と、図13に示すように、編糸2は糸切れ検出装置7の
アーム16が下方に揺動した状態で編糸導糸部材20の
前後に設けられる糸ガイド間24,25に渡る状態とな
り、編糸導糸部材20に編糸2が存在しなくなったアー
ム16は上方に揺動した状態となる。
【0028】左右一対の編糸係止部31,32ととも
に、編糸挿通孔33を回動支持軸30の下方に形成した
第2実施例の編糸導糸部材29では、2本の編糸2の糸
切れ検出に使用する場合には一対の編糸係止部31,3
2にそれぞれ編糸を係止し、1本の編糸の糸切れ検出に
使用する場合には編糸挿通孔33に編糸2を挿通する。
【0029】図7に示す編糸導糸部材34に回動支持軸
35を挟んで形成される編糸係止部36,37のそれぞ
れに対向させて編糸2の飛び出しを防止する編糸飛び出
し防止片38,39を設けた第3実施例のものでは、編
糸2に掛かる張力の急激な変化によりアーム16上下に
揺動し、編糸2が編糸係止部36,37から浮き上がっ
た場合でも編糸飛び出し防止片38,39が編糸導糸部
材34から編糸2が外れるのを防止する。
【0030】なお、本実施例においては、編糸に糸切れ
が発生した場合を例に説明したが、本発明の糸切れ検出
装置を備えた編機では、編糸係止部に係止される双方の
編糸に掛かる張力に大きな差が生じた場合にも編糸導糸
部材が回動し編糸が離脱するため、糸切れの検出だけで
なく、編糸毎の張力の差が大きい状態で編成され編地に
編むらが発生することも未然に防止できる。
【0031】上記した実施例は本発明を実施するに当た
り、好ましい実施態様を示したものであり、各部分の構
成は本発明の基本的技術思想から逸脱しない範囲におい
て適宜変更可能である。
【0032】
【発明の効果】発明の糸切れ検出装置は、アームの先
端に編糸導糸部材を回動自在に取り付け、回動の支点を
挟んで形成される一対の編糸係止部のそれぞれに編糸を
係止するように構成したので、従来の糸切れ装置に比べ
2倍の数の編糸の糸切れを検出することができる。従っ
糸切れ検出装置の数を増やすことなく多くの編糸を編
成に使用することができる。
【0033】したがって従来のように編成に使用する編
糸の数に比べ糸切れ検出装置の数が不足する場合に、複
数の編糸を同一の編糸挿通孔に挿通し、オペレーターが
糸切れ検出装置の代わりに糸切れを監視する必要がな
く、省力化を図ることができるとともに、オペレーター
が糸切れを見落とし、編地に編傷が発生するという問題
が発生しない。
【0034】また、編糸導糸部材にアームに対する回動
の支点を挟んで設けられる一対の編糸係止部とともに、
編糸導糸部材のアームに対する回動の支点の下方に編糸
挿通孔を形成したものでは、一つの糸切れ検出装置で2
本の編糸の糸切れの検出に使用する場合には、一対の編
糸係止部にそれぞれ編糸を係止し、1本の編糸のみの糸
切れ検出に使用する場合には、編糸挿通孔に編糸を挿通
することにより、編成に使用する編糸の本数に応じて編
糸導糸部材を取り替える必要がない。
【0035】さらに、編糸導糸部材に形成される編糸係
止部のそれぞれに対向させて編糸の飛び出しを防止する
編糸飛び出し防止片を設けたものでは、編糸に掛かる張
力の変化によりアームが上下揺動した場合であっても、
編糸が編糸導糸部材から不用意に離脱するのを防止でき
るため、糸切れ検出装置の誤作動を防ぐことができる。
【0036】
【0037】さらに、編糸導糸部材の本体とアームとの
間に中間片を配置すると、従来の糸切れ検出装置のアー
ムの先端にも容易に取り付けることができ、従来の糸切
れ検出装置を本発明の糸切れ検出装置に容易に改造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の糸切れ検出装置および編糸導糸部材
を備えた横編機の正面図である。
【図2】 実施例の糸切れ検出装置及び編糸導糸部材を
示す側面図である。
【図3】 実施例の糸切れ検出装置及び編糸導糸部材を
示す上面図である。
【図4】 実施例の第1実施例における編糸導糸部材を
示す正面図である。
【図5】 図4のX−Xにおける断面図である。
【図6】 本発明の第1実施例における編糸導糸部材の
取付状態を示す分解図である。
【図7】 本発明の第1実施例における編糸の係止状態
を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施例における編糸導糸部材を
示す正面図である。
【図9】 本発明の第3実施例における編糸導糸部材を
示す正面図である。
【図10】 実施例の編糸導糸部材を中間片を配置して
取り付けた場合を示す斜視図である。
【図11】 図11のY−Y線における断面図である。
【図12】 糸切れ発生時における編糸導糸部材を示す
正面図である。
【図13】 糸切れ発生時における糸切れ検出装置を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 横編機 2 編糸 3 編糸コーン 4 糸立て台 5 コーンスタンド 6 支持部材 7 糸切れ検出装置 8 針床 9 サイドテンション 10 キャリッジ 11 転換装置 12 ヤーンキャリア 13 ヤーンフィーダー 14 編糸ガイド 15 本体部 16 アーム 17 検出腕 18 センサ 19 回動支持軸 20 編糸導糸部材 21 糸制動装置 22 結び目検出装置 23,24,25 編糸ガイド 26,27 編糸係止部 28 留め部材 29 編糸導糸部材 30 回動支持軸 31,32 編糸係止部 33 編糸挿通孔 34 編糸導糸部材 35 回動支持軸 36,37 編糸係止部 38,39 編糸飛び出し防止片 40 編糸挿通孔 41 編糸導糸部材 42 中間片 43 回動支持軸 44 留め部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸切れを検出するためのアームの一端を本
    体部に対し揺動自在に取り付けると共に、アームの他端
    を編糸に対し張力を付与する方向に常時付勢するように
    構成し、糸切れ発生によるアームの揺動をセンサにより
    検出して、編機の運転を停止させるための編機用糸切れ
    検出装置において、回動の支点と該回動の支点を挟むよ
    うに配置した一対の編糸係止部とを設けた編糸導糸部材
    を、アームの先端に該回動支点を中心に回動自在に取り
    付け、いずれかの編糸係止部に係止した編糸の糸切れに
    より、前記回動支点に加わる編糸からのトルクのバラン
    スが崩れて、糸切れが発生していない側の編糸係止部が
    アームの付勢方向と逆方向に回動するように、編糸導糸
    部材が回動して、他方の編糸係止部に係止した編糸が編
    糸係止部から外れるように構成したことを特徴とする編
    機用糸切れ検出装置。
  2. 【請求項2】編糸導糸部材の回動の支点の下方に編糸挿
    通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の編機
    用糸切れ検出装置。
  3. 【請求項3】編糸導糸部材に形成した編糸係止部のそれ
    ぞれに対向させて編糸の飛び出しを防止するための編糸
    飛び出し防止片を設けたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2の何れかに記載の編機用糸切れ検出装置。
  4. 【請求項4】アームの先端に中間片を係止すると共に、
    編糸導糸部材を該中間片に回動自在に取り付けたことを
    特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の編機用糸切
    れ検出装置。
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