JP4427192B2 - エラストマー糸の高速ビーム巻き取り機 - Google Patents
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Description
(背景)
1. 発明の分野
本発明は、クリール中でケークから糸を巻き出し、そしてビーム巻き取り機のビーム上にエラストマー糸を巻き取る、又はビームに巻き取ることによる、エラストマー糸のビーム巻き取りの分野に関する。
2. 関連技術分野の説明
エラストマー糸は、糸を紡糸すること及び、紡糸された糸をチューブ上に巻き取って、エラストマー糸のケークを形成すること、により製造される。エラストマー糸を含む布地の製造業者は、布地を製造するための機械に糸を使用するために、多数の糸を必要とし、従って、エラストマー糸を縦糸−ストレッチ生地に編んだり又は織ったりするためにはケークからビーム上に多数の糸を巻き取ったり、又は整経することが必要である。
【0002】
エラストマー糸を整経するための機械は当該技術分野で知られている。図1には、クリール13、プレストレッチユニット15、及び整経ヘッド17を含む、通常のビーム巻き取り機11が示されている。エラストマー糸は、プレストレッチユニット15がケークから糸を巻き出すために必要な引っ張り力をもたらす、クリール13中の多数のケーク19から巻き出される。糸は整経ヘッド17中のビーム上に巻き取られる。
【0003】
クリール13は通常1000ないし1600の複数のケークを含む。図2に示されるように、ケーク19は、その周囲にエラストマー糸23が巻かれる、中心の芯、又はチューブ21をもつ。具体的にはクリール13は、長い水平又は垂直な列でそして相互に重なった多数のレベル又は階において、各フレーム上に設置されたケーク19をもつ、少なくとも1個のフレームを含む。クリール13はしばしば、1個より多いフレームを含み、その場合は、フレームは相互に平行に又は何かその他の形態に間隔を空けて配置されている。各ケーク19は回転可能なスプール又は駆動ロール上に設置され、ケーク19の外側周囲の表面、すなわちエラストマー糸23は、ケーク19を巻き出すために1:1の速度比率でケーク19の表面を駆動させる駆動ロール25と接して配置される。巻き出されている間に糸23はまた、プレストレッチユニット15からの引っ張り力を受ける。
【0004】
プレストレッチユニット15は、糸23の最適な巻き出しを確保するのに必要な引っ張り力で、クリール13から糸23を引っ張るロール27を含む。引っ張り力が高すぎたり低すぎる場合は、糸23は不正確に巻き出すであろう。
【0005】
糸23は具体的には、巻き出される時に、プレストレッチユニット15の方向に約90度だけ糸23の向きを変える糸ガイド31を通す。糸ガイド31は概括的に、豚の尾と呼ばれるループの形態をもち、セラミックから製造されている。
【0006】
糸23がクリール13を出る時、ケーク19の1段又は1列から巻き出された糸23は、糸23を糸のシートに向けるために正面ガイド33を通す。糸シートがプレストレッチユニット15に侵入する時、糸23はローラー27上に通過する前に、分離コーム35により整列される。
【0007】
糸23はプレストレッチユニット15からリード37を通り、次いでビーム29に到る。リード37は土台及び、それを通ってそれらの間にクリール13からの各糸23が糸掛けされる隙間を区画するように土台に連結された複数の針をもつコーム様の構造物である。
【0008】
前記のような通常のビーム巻き取り機は具体的には、その糸に応じて、毎分約170メーターの巻き出し速度で操作される。以下に、より詳細に説明されるように、本発明により解決される、これらの通常のビーム巻き取り機に伴う固有の問題が存在する。
【0009】
(発明の要約)
本発明の機器は次の特徴物、回転ガイド、回転ガイドを支持するガイド支持体及び、ガイド支持体にエラストマー糸の巻かれたケークを運搬するための移動可能なバギー、を含むエラストマー糸巻き出しアセンブリー、金属の糸ガイド、正面ガイドと張力バーのアセンブリー並びに旋回リード、を含む。
【0010】
巻かれたエラストマー糸の固定ケークからエラストマー糸を巻き出すための本発明の回転ガイドはディスク、ディスクを回転させるための装置にディスクを連結させるためにディスク内に形成されたコネクター部分、ディスクが回転され、エラストマー糸がケークから巻き出される時にエラストマー糸にそこを通過させるための、コネクター部分とディスクの外側の縁との間のディスクの表面上に形成された開口部、並びに、エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は、引っ張り力が減少され、そしてエラストマー糸がケークから自由に巻き出していない場合は、張力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラストマー糸上への引っ張り力を制御するための、開口部中の装置、を含む。一態様においては、引っ張り力制御装置は、開口部に一緒に重ねられた、上部リング、中間リング及び下部リングを含み、各リングはその中に開口部を形成され、中間リングはその中に、上部リング及び下部リング中の開口部を一部覆うようにその開口部中に延伸しており、そして回転ガイドの回転方向から遠い方向に延伸している突起物を形成されており、その中に形成された開口部の円周の近位の中間リングの幅が、上部及び下部リングの対応部分の幅より小さいか又はそれらに等しい。
【0011】
発明はまた、ディスク、ディスクを回転させるための装置にディスクを連結させるためにディスク内に形成されたコネクター部分及び、ディスクが回転されてエラストマー糸がケークから巻きだされる時に、エラストマー糸にそこを通過させるために、コネクター部分とディスクの外側の縁の間のディスクの表面に形成された開口部、を有する回転ガイド、コネクター部分に取り付けた回転ガイドを回転させるための装置、並びに回転ガイドに隣接して配置されたエラストマー糸の固定ケーク、を含むエラストマー糸巻き出しアセンブリーに関する。巻き出しアセンブリーの回転ガイドはまた、エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は、引っ張り力が減少し、そしてエラストマー糸がケークから自由に巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラストマー糸上の引っ張り力を制御するための前記の開口部中の装置、を含むことができる。
【0012】
エラストマー糸巻き出しアセンブリーはまた、そこから外側に延伸している少なくとも1本のアームをもつガイド支持体、ガイド支持体上に回転装置及び回転ガイドを支持するようにアームに取り付けられている回転ガイドを回転させるための装置、並びに、ガイド支持体上に支持され、そして回転ガイドの下方にエラストマー糸の固定ケークを支持するように、回転ガイドの下方に配置されたトレイ、を含むことができる。そのアセンブリーはまた、そこから外側に延伸する、その中に少なくとも1本のアームを形成されたガイド支持体にはまるようになっている移動可能なバギー、バギーがガイド支持体にはめられる時には、エラストマー糸の固定ケークが回転ガイドの下方に支持されるようにバギーのアーム上に支持されているエラストマー糸の固定ケーク、を含むことができる。
【0013】
発明のもう一つの特徴物は、1本の糸を保持するためにその中にループを形成されている上部部分、及び下部部分をもつ糸ガイド、糸ガイドの上部部分が張力下で移動することができるように糸ガイドの下部部分に取り付けられた土台部材、並びに、糸ガイド上の張力が前以て決められた量を越える場合に、張力感知装置が表示を与えるように、糸ガイド上の引っ張り力の増加を感知するための、土台部材中の装置、を含む、ビーム巻き取り機中での使用のための糸ガイドアセンブリーである。
【0014】
更に、発明のもう一つの特徴物は、1本の糸を保持するためにその中にループを形成されており、表面硬化金属を含む、ビーム巻き取り機中での使用のための糸ガイドである。
【0015】
発明のもう一つの特徴物は、糸をそこを通って掛けさせるために、その中に複数のガイドを形成されたバーを含む、ビーム巻き取り機中で使用のための正面ガイドと張力バーのアセンブリー、並びに、糸がバーのガイドを通って引っ張られる時にバー上の糸の力によりもたらされるバー上の圧力を測定するための、バーに連結された装置、である。当該アセンブリーはまた、圧力測定装置からの信号を受信し、バー上の圧力の測定値を提供するための出力装置、並びに出力装置からの圧力の信号を受信し、その圧力を所望の圧力値の範囲に比較し、そしてバー上の圧力が所望の圧力値の範囲の外側に出る場合には出力装置に信号を送信するための圧力監視装置、を含むことができる。
【0016】
発明はまた、回転制御オーバーエンドテイクオフ(over end take off)法に従って、クリール中で糸を巻き出し、糸を正面ガイドを通し、糸がそこを通って引っ張られる時に、正面ガイド上の糸の力によりもたらされる正面ガイド上の圧力を測定し、そしてオーバーエンドローラーの回転速度がバー上の正面ガイド上の圧力に基づいて制御されることができる、整経ヘッド内で回転されるビーム上に糸をビーム巻き取りすることによる、巻いた糸のケークを巻き出すための方法に関する。
【0017】
発明のもう一つの特徴物は、その中に複数の針を形成されたバー及び、少なくとも水平面でバーを旋回させるためにバーに連結された装置、を含む、ビーム巻き取り機中での使用のためのリードである。
【0018】
(詳細な説明)
本発明はエラストマー糸の高速ビーム巻取りのための機器に関する。その機器はクリールとビーム整経装置を含む。クリールはその上にエラストマー糸を巻かれたチューブである、複数のケークをもち、そして糸はクリール中のケークから巻き出され、ビームに巻き取られるか又は、ビーム整経装置内でビーム上に整経される。この装置は、約600メーター/分までの、通常の表面駆動ビーム巻き取り機の速度の3倍の速度で、巻き出しエラストマー糸をビームに巻き取らせる。本明細書出使用される「エラストマー」の語は、100%の過剰の破断伸長度をもち、伸長し解放される時に、早急に、そして実質的にその最初の長さに強制的に収縮する連続的なフィラメントとして定義される。これらの繊維は、それらに必ずしも制約はされないが、ゴムの繊維、スパンテックス、及びポリエーテルエステル繊維を含み、その他の非エラストマー繊維で被覆されても又は、裸(非被覆)でもよい。エラストマー糸は例えば、その商品名Lycra(R)としてE.I.du Pont de Nemours and Companyにより販売されるような、エラスタン又はスパンデックス糸の可能性がある。
【0019】
発明のビーム巻き取り機は、エラストマー糸の巻かれたケークを支持するためのクリール、及び巻き出された糸(ends of unwound yarns)が大きいビーム上に巻き取られる整経ヘッドを含む。ビーム巻き取り機は、オーバーエンドテイクオフ法、すなわちビーム巻き取り操作中に、固定したままのケークからエラストマー糸を巻き出す方法、に基づいている。
【0020】
発明の機器は、次の特徴物、回転ガイド、回転ガイドを支持するガイド支持体及び、ガイド支持体にエラストマー糸の巻かれたケークを運搬するための移動可能なバギーを含むエラストマー糸巻き出しアセンブリー、金属の糸ガイド、正面ガイドとに張力バーのアセンブリー及び旋回リードを含む。発明の機器は前記のすべての特徴物を含むことができるが、その機器は必ずしもすべての特徴物を含む必要はないことに注意しなければならない。例えば、既存の通常のビーム巻き取り装置を、例えば糸ガイド又は正面ガイドと張力バーのアセンブリーのみのような、1種類又は2種類の、発明の特徴物を含むように修正することができる。
【0021】
発明の一つのアスペクトは、エラストマー糸の固定した巻かれたケークから糸を巻き出すための回転ガイドである。回転ガイドとエラストマー糸の固定した巻かれたケークの組み合わせは時々、本明細書においては、エラストマー糸の巻出しアセンブリーと呼ばれる。回転ガイドは、ディスクを回転させるための装置に連結されているディスク、及び、糸がケークから巻き出される時に、糸にそこを通させるためにディスクの表面に形成された開口部、を含む。ディスクは、その上に糸が巻かれる整経ヘッド中のビームの回転速度と協調されたディスクの回転速度を伴って、高速度で回転されて糸を巻き出す。
【0022】
回転ガイドの重要なアスペクトは、ガイドが、糸がケークから自由に巻き出している場合は、引っ張り力が減少し、そして糸がケークから自由に巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、糸上の引っ張り力を制御するための装置を含むことである。これらの装置はオーバーエンドテイクオフ法を使用するエラストマー糸の巻き出しと関連した問題を著しく減少させる。
【0023】
発明のもう一つのアスペクトにおいては、エラストマー糸巻き出しアセンブリーは更に、1種類以上の回転ガイドを支持するガイド支持体を含む。ガイド支持体はそれから外側に延伸する複数のアームをもち、そして回転ガイドを回転させるための装置がそれらのアームに取り付けられている。回転ガイドは各回転装置に連結されている。ガイド支持体は更に、各回転ガイドの下方にエラストマー糸の固定ケークを支持するために、回転ガイドの下方に配置されたトレーを含む。
【0024】
好ましくは、エラストマー糸巻き出しアセンブリーはエラストマー糸の巻かれたケークを支持するガイド支持体にはまるようになっている移動可能なバギーを含む。バギーはそこから外側に延伸している、その中に複数の棚を形成され、そしてトレーは、バギーがガイド支持体にはめられる時に、エラストマー糸の固定ケークがトレー上に置かれることができ、ケークをガイドにより巻き出させる位置で、各回転ガイドの下方に支持されることができるように、バギーのアーム上に支持されている。
【0025】
多数の、移動可能なバギーの使用は、それがオペレーターに、ビーム巻き取り操作とは別に、それと同時にビーム巻き取り操作のためのケークを準備する時間のかかる工程を実施させるので、ビーム巻き取り工程の全体的効率を著しく増加させる。エラストマー糸の巻き出しアセンブリー中のケークが巻き出され終わった時に、巻き出されたケークをもつバギーが外されて、ガイド支持体から運び去られ、そして巻かれたケークを充填されたもう1基のバギーがクリール中に移動され、ガイド支持体にはめられて、巻かれたケークから糸を巻き出す。
【0026】
本発明のもう1つの特徴物は、それを通って巻き出された糸が整経ヘッドの方向に、巻き出された糸を配向させるために通される糸ガイドである。糸の破断の直前に、糸の張力が増加することが発見され、従って、発明の糸ガイドは、そこを通される糸の張力の増加のために、ガイドが所望の範囲を越えて移動する場合に、監視装置がオペレーターに糸の可能な破断について警告することができる信号を発信するように、糸ガイドの位置を監視するための装置を含む。
【0027】
更に、セラミックの表面はエラストマー糸からの恒常的摩擦にさらされる時ですら、長期間持続するために、糸ガイドは通常、セラミックから製造される。しかし、表面硬化金属のような改善された摩耗特徴を有するある種の金属を、セラミックガイドより安価な、より簡単なガイドをもたらし、そしてセラミックガイドと同様に長期間匹敵して持続するこれらの糸ガイドに使用することができることが発見された。
【0028】
発明の更にもう一つの特徴物は、糸がクリールを出で、整経ヘッドの方向に移動する時に、巻き出しされた糸の向きを変えさせ、整列させるために、クリールの末端の近位に配置された正面ガイドと張力バーのアセンブリーである。正面ガイドと張力バーのアセンブリーは、糸にそこを通させるためのその中にガイドを形成させたバー及び、糸がバー中のガイドを通って引っ張られる時にバー上の糸の力により惹起されたバー上の圧力を測定するための、バーに連結された装置、を含む。アセンブリーはまた、圧力測定装置からの圧力の信号を受信し、その圧力を所望の圧力値の範囲に比較し、そしてバー上の圧力が所望の値の範囲から外れる時に出力装置に信号を送るための圧力監視装置を含む可能性がある。
【0029】
更に、正面ガイドと張力バーのアセンブリーは、出力装置からの信号を監視することによるような、正面ガイドと張力バーのアセンブリーのバー上への圧力を監視することにより、ビーム巻き取り工程を制御させ、それが、ビーム巻き取り操作の質の、今日まで実現されなかった改善を可能にさせる。更に、正面ガイドと張力バーのアセンブリーは、通常のビーム巻き取り機に適用された代替の解決策に比して、追加の摩擦点を付け加えない。
【0030】
発明の更にもう一つの特徴物は、糸が正面ガイドを出た後に、ビーム上に糸を向けさせるための旋回開放リードである。旋回リードは、バー、バー上の複数の針、及び少なくとも水平面でバーを旋回させるためにバーに連結された装置を含む。旋回装置は柱及び、バーに柱を連結するヒンジである可能性があり、バーに柱の回りを旋回させる。ビーム上に巻き取られている糸シートの幅を変更することが所望される時は、リードを柱の回りで旋回させて、隣接する糸の間の距離を、より大きく又は小さくするように変更させる。
【0031】
図3は発明の幾つかの特徴物の分解組み立て図及び、糸がケークからビームに移動する時にこれらの特徴物がエラストマー糸といかに相互作用するかを示す。
【0032】
図3には、巻かれたエラストマー糸の固定ケーク39が示されている。回転ガイド41はケーク39の上方に配置され、エラストマー糸43がケーク39から取られて、ガイド41中の引っ張り力制御装置45を通される。ガイド41は矢印により示された方向に駆動装置(図示されていない)により回転される。糸43はチューブガイド47を通り、リングガイド49を越えそして糸ガイド51を通る。糸ガイド51は糸43を回転ガイド41から誘導して、糸43を機器のビーム整経装置の方向に向ける。糸ガイド51は低摩擦材料から製造され、エラストマー糸の破断が起こる前にビーム巻き取り工程を停止するための装置を含む。次に、糸43は、ビーム巻き取り工程の開始の緊急な相の期間中に制御装置にトラブルのない操作をさせるための糸張力監視装置をもち、そして更に、進行しているビーム巻き取り操作の質を維持させる、正面ガイドと糸張力バーのアセンブリー53を通る。次に、糸43は支持ブレード55上及び、複数の糸43を整列させるためのリード57を通過する。次に、糸43はオーバーランロール59上、を通過し、そしてビーム61上に到る。
【0033】
(エラストマー糸巻き出しアセンブリー)
図4は図3に示された特徴物を含むビーム巻取り機の遠近図である。図4には、クリール65及び整経ヘッド67を含んでなるビーム巻き取り機が示されている。クリール65は、ガイド支持体69及び、ガイド支持体69と組み合う移動可能なバギー70を含む複数のエラストマー糸巻き出しアセンブリー68を含む。ガイド支持体69は複数の回転ガイド41を支持するフレーム71を含む。より具体的には、フレーム71はガイド41を支持する複数のアームをそれに付けられている。移動可能なバギー70は取り外し可能なトレイ73を支持するフレーム72を有する。より具体的には、フレーム72はトレイ73を支持する複数の棚をそれに付けられている。ケーク39はトレイ73上に置かれ、トレイ73は好ましくは、ケーク39がトレイ73上で滑ることを防止するために、ケーク39の内側チューブ内にはまる、上方に延伸する突起物をその中に形成されなければならない。通常、ケーク39は箱中のトレイ上のビーム巻き取り機の部位に運ばれ、そして好ましい態様においては、トレイ73はケーク39が運ばれるものと同一のトレイである。
【0034】
ガイド支持体69及び移動可能なバギー70は、組み合った時にケーク39が回転ガイド41の下方に位置するように、組み合わさるようになっている。
【0035】
糸43はクリール65内でケーク39から巻き出され、正面ガイド53を通り整経ヘッド67上に到る。クリール65内のケーク39の異なる4レベルそれぞれに対して1基の正面ガイド53が存在することに注目されたい。更に、クリール65がある長さを越えると、クリール65の長さに沿った一地点に正面ガイド59を配置することが必要の可能性がある。しかし、本発明は、ケーク39の1レベル当たりの正面ガイド53のどんな具体的な数にも、これらのレベルのどんな具体的な数にも制約されない。
【0036】
クリール65内の移動可能なバギー70の使用は、当該技術分野に決定的な進歩及び、ビーム巻き取り機の処理量の劇的な増加を記した。図1に示された通常のビーム巻き取り機11においては、糸23がケーク19から完全に巻き出されると整経工程は停止する。その時点で、すべての空のチューブを機械11から外して新しいケーク19と交換しなければならない。大部分のビーム巻き取り機11は1000ないし1600個のケーク19を擁するので、空のチューブの取り外し、新しいケーク19の取り付け、及び新しい糸23の端の、機械11中に既にある古い糸23の端への結び付けが、ビーム巻き取り操作の生産性を減少させる非常に時間のかかる工程である。
【0037】
図4に帰ると、バギー70の利点は、ビーム巻き取り機が操作していると同時に、それが、ケーク39にバギー70Aを空にして充填させる点である。クリール65内のバギー70B上のすべてのケーク39が一旦巻き出されたら、バギー70Bはクリール65からころがして出され、新しいケーク39で充填されたバギー70Aにより置き換えられる。次に、新しいケーク39で充填されたバギー70がガイド支持体69と組み合わされる。更に、空のトレイ73を、バギー70を変更せずに充填トレイ73と置き換えることもできる。
【0038】
従って、移動可能なバギー70の使用は、古い巻き出されたケーク39を取り出し、新しい巻かれたケーク39と交換するための手待ち時間がないので、ビーム巻き取り機の手待ち時間を著しく減少させる。新しいケーク39を乗せたバギー70が一旦定位置に置かれると、実施される必要がある唯一の仕事は、ビーム巻き取り機のどこかの部分で、糸43の古い端を糸43の新しい端に、好ましくは回転ガイド41の下方にさがっている1本の糸43の端に結び付けることである。これはビーム巻き取り機の最少の手待ち時間、及び従って、ビーム巻き取り効率の増加及び巻かれたビームの処理量増加をもたらす。
【0039】
(回転ガイド)
本発明の一特徴物は、クリール中で固定ケークからエラストマー糸を巻き出すための回転ガイドである。回転ガイドは非エラストマー糸を巻き出すために知られているが、今日までエラストマー糸の固定ケークを巻き出すためには使用されていなかった。このような既知の回転ガイドはケーク上に巻かれた糸の上部と下部の間のケークの円周の周囲を回転することにより糸を巻き出す。
【0040】
エラストマー糸を巻き出すことに伴う固有の問題は、それがエラストマーであるので、引っ張られると糸が伸長し、従って、糸の大量の流れを制御することが困難なことである。例えば、44dtexのエラスタン糸が張力を受けると、糸はその元の長さの5倍までも伸長する可能性がある。従って、エラスタンの通常の巻き取り工程は、ケークから糸を巻き出すために、ケーク上のエラスタン糸の表面がケークの円周表面に対して回転するローラーと接触する、ケークの表面駆動巻き出しに焦点を当ててきた。
【0041】
エラストマー糸のケークの表面駆動巻き出しには数々の固有の欠点がある。第1に、ケークが巻き出されることができる速度に制約がある。ケークから糸を巻き出すためにケークの表面に接触するローラーを使用する、通常のビーム巻き取り機は、毎分約200メーター未満の巻き出し速度を有する。毎分200メーターを越える速度を使用することはできるが、巻き出し工程の質の低下をもたらす。例えば、より高い速度においては、ケークとローラー間の接触が不安定になり、劣った巻き出しの質をもたらす。更に、このような、高速度から突然に停止すると、ケークの接触面が損傷される可能性があり、引っ掛かった端がケーク上に形成される可能性がある。
【0042】
ケークの表面駆動巻き出しのもう一つの重要な欠点は、質の高い巻き出し工程を得るためには、ケークは同様なサイズ及び形態をもたなければならない点である。エラストマー糸のケークは、ケークが老化するに従って形態を変化させるという意味で「生きている」。エラストマー糸が紡糸される時、糸は、ケークを製造するためにチューブ上に直接巻き取られる。時間が経過すると、ケークの上部、下部及び/又は円周の表面が変化する傾向がある。十分に異なる年令のケークが通常のクリールで使用される場合は、クリールの駆動ローラー上の様々なケークの表面接触の変動により惹起される操作の問題が存在する。一つのこのような問題は、ローラー上の過剰な振動である。従って、経験により、類似の年令をもつケークが使用される時に、最良のビーム巻き取り操作がもたらされることが示された。ビーム巻き取り機は通常、約1000〜1600個のケークを使用するので、1バッチ中に同年令の、全体の定数の1000〜1600個より少ないケークが残されると、多数のケークが整経において利用不可能になる可能性がある。
【0043】
エラストマー糸の巻き出しにおけるもう一つの問題は、糸の過剰な粘着性である。「粘着性」は巻き出される糸の抵抗性を表すために使用され、糸の化学組成により、そしてチューブ上の糸の機械的重なりの両方により惹起される粘着性を含む。ある程度の粘着性は常にエラスタンに付き物であるが、過剰な粘着性は、糸が破断するまで継続する、ケーク上への糸の巻き戻りをもたらすために、ビーム巻き取り操作に致命的な問題を引き起こす。
【0044】
糸がビーム巻き取り機中で破断する度に、ビーム巻き取り工程全体を停止しなければならない。オペレーターはクリールに入り、1000〜1600本の糸のどれが破断したかを発見しなければならない。破断した端をもつケークを発見後、オペレーターはそのケークから新しい端を得て、整経ヘッドの方向にそれをもっていかなければならない。オペレーターは更に、整経装置のビーム上のどこで糸が破断したかを発見しなければならない。ビーム上の端の位置が発見された後、それらの2端を結び合わせ、そしてビーム巻き取り操作を再開する。従って、ビーム巻き取りの工程中に糸の破断を起こすことが少ないように機器を設計することができれば、ビーム巻き取り機が劇的に改良され得ることが明白である。
【0045】
ビーム巻き取りにおける表面駆動の巻き出し操作に固有な数々の問題は、オーバーエンドテイクオフ法を使用した、エラストマー糸のケークの巻き出しのための機器を設計することにより克服することができる。オーバーエンドテイクオフ法の後ろにある考え方は、ケークが固定して維持されている間に、糸をケークから巻き出すことである。このようなオーバーエンドテイクオフ法及びその機器は「ハード」の、すなわち、非エラストマー糸に対して開発され、使用されてきたが、今日まで、これらの方法及び機器は、これらの糸のエラストマー特性からもたらされる問題のために、エラストマー糸に対しては使用されなかった。本発明は、部分的に、オーバーエンドテイクオフ法によりエラストマー糸を巻き出すために使用することができる回転ガイドに関連する。発明は更に、回転ガイドを含むエラストマー糸巻き出しアセンブリーに関する。
【0046】
本発明に従って構成された回転ガイドの一例は、図5に示される。図5には、ディスク77、ガイド75を回転させるための装置(図示されていない)にガイド75を連結させるための、ディスク77の中心に形成されたコネクター部分79、及び、コネクター部分79とディスク77の外側の縁の間のディスク77に形成された開口部81、を含む回転ガイド75が示されている。
【0047】
回転ガイド75はそれらの間に隙間を形成するように、エラストマー糸の固定ケーク83の上方に配置されている。操作時には、1本の糸85が開口部81を通り、糸85が回転ガイド75によりケーク83から巻きだされる時に、糸85上に引っ張り力を与える整経ヘッドに連結される。
【0048】
同時に、糸85を固定ケーク83からほどくために、回転装置が、図5に示された方向にガイド75を回転させる。ガイド75は毎分600メーターまでの速度で糸85を巻き出す。
【0049】
エラストマー糸の巻き出しに伴う問題は、糸が非常に粘着性なので、回転ガイドがケークの周囲を回転する時に巻き出さずに、その代わりにケーク上に巻き戻し始める時に起こる、巻き戻しである。これが起こる時は、糸の張力が非常に早急に増加し、糸を破断させる。
【0050】
回転ガイド75は、ケーク83上の糸85に粘着性地点がある場合に、ケーク83上に巻き戻る代わりに、糸85に対する引っ張り張力が、粘着性地点から糸85を引き離させるのに十分高くなるまで、ケーク83から更に巻き出さずに、糸85がディスク77とケーク83との間を通過するであろうために、付随する巻き戻りの問題を回避する。
【0051】
エラストマー糸を巻き出すことに伴うもう一つの可能な問題は、ケーク83の頂上近位における糸85の1枚以上の層が緩い場合に起こる可能性があるものである。当該技術分野において「緩み」と呼ばれるこれらの層は、糸85を絡ませる可能性がある。この方法によると、糸85はケーク83の上方に引っ張られるので、糸85のこの絡まりは特に、糸85がオーバーエンドテイクオフ法を使用して巻き出される時に起こり易い。糸85上の引っ張り力の方向がケーク83の芯又はチューブの近位である場合は、糸85がケーク83の中心方向に引っ張られる時には、それは糸85の何層かの一番上の層を、望ましくなく緩く引っ張らせるであろう可能性がより大きいので、緩みがより起こり易い。引っ張り力の方向がケーク83の直径の外側にある場合は、糸85はケーク83の円周から遠くに引かれ、従って糸85がケーク83上の糸85の一番上の層と接触する可能性がより少ないので、緩みがおこる可能性はより少ない。一旦緩みが起こると、回転ガイド75は糸85をぴんと張らせるのに十分早く回転していないので、糸85は絡んで破断し易い。
【0052】
過剰な摩擦の問題のみならず、緩みの問題はディスク77上の開口部81の位置により制御することができる。開口部81がディスク77の縁に近いほど、その場合、糸85がケーク83上に残っている糸を横切って、内側より外側に多く引っ張られているので、緩みが起こる可能性が少ない。しかし、摩擦の増加はディスク77上の押え込み(encirclement)の角度に比例して、より大きい問題になる。同様に、開口部81がコネクター部分79により近くなると、ディスク77上の押え込み(encirclement)の角度に比例して摩擦の望ましくない増加がもたらされる可能性は少ないが、同時に緩みが起こり易い。従って、ディスク77上の開口部81の位置は、過剰な摩擦の問題と緩みの問題を克服する間の妥協策である。
【0053】
しかし、本発明により提供される高速での巻き出しの時に、糸85の離脱(take off)が制御されなくなる可能性がある。これは、糸85が粘着性でない時は、糸85が、整経ヘッドからの引っ張り力に応じて、余りに早急にケーク83から離脱することを望むであろうことを意味する。糸が粘着性である時は、糸85を粘着性の地点から自由に引っ張らせるために、増加した張力を糸85にかける必要がある。
【0054】
高速における糸85の離脱を制御するためには、回転ガイド75は更に、糸85がケーク83から自由に巻き出している場合は、引っ張り力が減少され、そして糸85がケーク83から自由に巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、引っ張り力を制御するための装置を含む。
【0055】
このような引っ張り力制御装置の一例は図5〜10に示される開口部81に挿入される。図5〜9に示されるように、引っ張り力制御装置87は図6に示されるように、開口部81内に配置された3種類の金属リング、上部環状リング89、中間リング91及び下部環状リング93を含む挿入体である。
【0056】
上部リング89及び下部リング93は実質的に同一の直径及び環の幅をもち、その中に円形の開口部を形成されている。中間リング91は、リング91中の開口部97を大体C字形にさせるために、リング91の中心に向かって内側に延伸する半島部分95をその中に形成されている。更に、開口部97の円周の近位のリング91の環の部分の幅は、リング89、93の幅より小さい。
【0057】
図7〜9は、使用時に、リング89、91、93が開口部81中で相互に重ねられていることを示している。リング89、91、93は、開口部81の底部近辺のディスク77中に形成されたリップ99及び、開口部81の頂上の近辺のディスク77中に形成されたスロット103中にはまるリングのクランプ101により、開口部81中の適切な場所に維持される。
【0058】
図8及び9に示されるように、上部リング89及び下部リング93は切頭円錐形であるが、中間リング91は平坦であり、そのため、一緒に積み重ねられると、リング89、91、93はリング89、91、93の開口部の近辺に、隙間を空けて配置されている。
【0059】
図7に見られるように、リング89、91、93を相互の上に積み重ねると、リング89、93の環の幅が、開口部97の周囲の近辺のリング91の環の部分の幅より大きいので、中間リング91中の開口部97の一部分は上部リング89及び下部リング93により覆われている。従って、リング89、91、93が積み重ねられて引っ張り力制御装置87を形成する時には、角部107及び中央部分109をもつ弧形の開口部105が形成される。
【0060】
装置87は、ディスク77が回転する時に、開口部105の角部107が回転の方向を指すように、ディスク77中に配置されている。糸が開口部81を通って供給され、回転ガイド75が図5に示された方向に回転される時に、装置87は、糸85がケーク83から自由に巻き出していない場合は、糸85上の引っ張り力を自動的に増加し、糸85がケーク83から自由に巻き出している場合は、糸85上の引っ張り力を減少する。この現象は図7、8及び9について説明される。
【0061】
図7及び8は、糸とケークの間の接点が回転ガイド中の開口部81の「前方」にあるように、糸85がケーク83から自由に巻き出している時のシナリオを示す。この場合は、糸85は装置87の高摩擦地点である開口部105の2カ所の角部107のどちらかに移動する。図7において、糸85は角部107の充填丸106として断面で示されている。糸85が装置87を通る時、それが方向を3回変更しなければならないために、角部107は高摩擦地点である。糸85は最初に、装置87に侵入する時に、下部リング93に接触しその上を滑動することにより方向を変更する。次に、糸85が、中間ディスク93の半島形部分95を通る時に、糸85は方向、又は角度を変更する。糸85はそれが上部ディスク89上を通る時に第3回目に方向を変更する。
【0062】
上部リング89と下部リング93の切頭円錐形は、糸85が開口部105の角部107にある時に、引っ張り力制御装置の操作にとって重要であることが認められる。例えば、オペレーターが糸85の二つの端を結び合わせる時に、そしてリング89及び93が中間リング91から隙間を空けて配置されていない場合は、結び目が半島95上を通過する時に、糸85の結び目がリング89、91、93の間に引っ掛かって、糸85を破断又はフィラメントにさせる可能性があるので、糸85はその中に小さい結び目を形成される可能性がある。「フィラメントにさせる」は糸が幾つかのばらばらなストランドに分離することを意味する。もちろん、装置87はリング89、91、93が離れて配置されるような他の方法で構成することができる。例えば、上部リング89及び/又は下部リング93は平坦にすることができ、そしてもう一つのリングのようなスペーサーを上部リング89と中間リング91の間又は下部リング93と中間リング91との間に置くことができる。
【0063】
糸85が装置87の高摩擦地点にある時には、開口部81が、糸とケークとの間の接点に「追い付く(catch up)」ことができるまで、糸85上の引っ張り力がブレーキされるか又は減少されて、ケーク83からの糸85の離脱速度を遅くする。
【0064】
図7及び9は、ケーク83上に粘着性地点がある時のような、糸85がケーク83から自由に巻き出していない時のシナリオを示す。この場合、糸85は装置87の低摩擦地点である開口部105の中央部109に移動する。図7において、糸85は中央部109に充填丸108として断面で示されている。糸85上の摩擦は主として、それがケーク83から移動しそして、装置87を出る時の、糸85の押え込み(encirclement)の角度の合計に依存する。図9においては、糸85が装置87を通る時に糸85の押え込み(encirclement)の最小角度が存在するので、糸85は低摩擦地点にある。糸85は下部リング93と接触する時に一度方向を変更し、次に、上部リング89と接する時に再度方向を僅かに変更する。この位置において、糸85は中間ディスク91に接触しないことに注意されたい。
【0065】
糸85が装置87の低摩擦地点にある時、オーバーラン(overrun)ロール59からの完全な引っ張り力が、装置87を通ってケーク83に通って、糸85がケーク83上のその粘着性地点から離脱するのを援助するので、ケーク83とディスク77との間の糸85上の引っ張り力が増加する。ガイド75は不注意に、糸85をケーク83から外さずに、中央部109で、糸85とともに1回以上回転する可能性がある。糸85上の引っ張り力はそれがその粘着性地点から離脱するまで増加し続ける。
【0066】
装置87により提供された自動調整的で、次第に変化する張力がケークのより良い巻き出し性能をもたらす。
【0067】
リング89、91、93の一態様が示されたが、糸85がケーク83から自由に巻き出している時に、糸85が、ケーク83から自由に巻き出していない時よりも、装置87を通過する時に、より大きい摩擦を受ける場合には、それらの形態に特別の制約はない。
【0068】
糸85がケーク83から自由に巻き出している時に、糸85上の引っ張り力がブレーキ又は減少され、そして糸85がケーク83から自由に巻き出していない時には糸85上の引っ張り力が増加される場合には、引っ張り力制御装置87は他の態様をもつことができることを強調しなければならない。
【0069】
図10は引っ張り力制御装置87、チューブガイド47及びリングガイド49の相対的位置を示す。ガイド47は発明の回転ガイドに対する駆動装置の一部として形成されている。例えば、駆動装置は具体的には、図5に示されたように、回転ガイド75の上方に置かれ、コネクター装置79によりガイド75に連結されたモーターであろう。この場合には、チューブガイド47はモーターのシャフトの一部として形成されるか、又はそれに取り付けられている。モーターのシャフトは好ましくは、糸85がチューブガイド47を通り、モーターのシャフトを通過し、モーターを出て、そして次にリングガイド49を通過するように中空である。このように、チューブガイド47は回転ガイド75とともに回転する。リングガイド49は糸85の方向を変更して、糸85を糸ガイド51の方向に向ける。
【0070】
前記のように、ガイド75に伴う可能な一つの問題は、糸85がケーク83から引っ張られる時に、ケーク83の頂上の近くの糸85の1枚以上の層が糸85により緩く引っ張られる場合に起こる可能性がある。
【0071】
緩みの問題を克服する一つの方法は、回転ガイド75が糸85に追い付くまでそれがケーク83を離れる速度を遅くするために、ディスク75上に、糸85上の摩擦を増加させる摩擦増加装置を提供することである。このような装置の一つが図11〜12に示され、ディスク77の下側面上に形成されたシリンダー111を含む。シリンダー111の目的は、緩みが形成を停止して消失するように、糸85上の引っ張り力を継続して減少させることである。操作時には、一旦糸85上の引っ張り力から緩みが起こると、糸85はシリンダー111の周囲を囲み始め、糸85はケーク83から直接引っ張られない。この時点で、整経ヘッドからの引っ張り力はシリンダー111の周囲に巻かれている糸85を引っ張っているので、緩みの発生が停止する。糸85はガイド75が緩みからすべての糸85を追い出すまでシリンダー111から巻きだし続け、その時点で、ガイド75は再度ケーク83から糸85を巻き出す。
【0072】
シリンダー111に伴う一つの可能な問題は、ステッカーが起こる場合である。ステッカーは、糸85がケーク83に接着する粘着性の地点を意味する。ステッカーが起こると、糸85はシリンダー111上で巻き戻るであろう、そして整経ヘッドからの継続した引っ張り力が糸85を破断させるであろう。
【0073】
従って、好ましい態様においては、シリンダー111はシリンダー111に持ち上がった側113と下降した側115を与えるように傾斜した縁をもつ。この場合は、ステッカーが起こると、糸85はシリンダー111の下降した側115を通過し、それが、糸85がケーク83上の粘着性地点から離れるまで、巻き戻しの回数及び、糸85にかかる引っ張り力の増加をもたらす。
【0074】
シリンダー111が図11、そして次に図12に示されるように傾斜されていると、引っ張り力制御装置87は好ましくは、持ち上がった側113と下降した側115の中間の傾斜した状態でシリンダー111の中心を通る空想線から約30°に配置される。
【0075】
図13、14A及び14Bは、前記の回転ガイド75に類似しているが第2のディスクを含む、発明の回転ガイドのもう一つの態様を示す。
【0076】
今度は図13、14A及び14Bにおいては、上部ディスク123及び下部ディスク125、上部ディスク123と下部ディスク125を連結する第1のコネクター部分127、ガイド41を回転ガイド41のための装置(図示されていない)に連結させるための、上部ディスク123の中心に形成された第2のコネクター部分、及び第2のコネクター部分129と、上部ディスク123の外側の縁の間に上部ディスク123に形成された開口部131、を含む回転ガイド41が示されている。
【0077】
回転ガイド41はそれらの間に隙間を形成するようにエラストマー糸43の固定ケーク39の上方に配置されている。糸43上の引っ張り力を制御するための装置45は全く前記のように、そして図5〜9に示されるように、開口部131中に形成されている。操作時に、糸43は開口部131を通って下部ディスク125の外側の縁の上を通過し、糸43が回転ガイド41によりケーク39から巻き出される時に、糸43上に引っ張り力を与える整経ヘッドに連結されている。
【0078】
下部ディスク125の重要な目的は、糸43がケーク39から自由に巻き出している時に、それが、糸43が、ケーク39の中心近くのガイド41の下方に行くことを遅らせることである。下部ディスク125なしでは、自由に巻き出している糸43は、ガイド41の下方でその中心に行くであろうし、恐らく絡んでしまうであろう。図13に示されるような回転ガイド41により、糸43は下部ディスク125の外側の縁よりはガイド41の下部の中心に近付かない。
【0079】
ケーク39からの糸43の巻き出しが制御されなくなると、糸43は第1のコネクター部分127の回りに巻き付く可能性があり、それは、糸43を破断させる可能性があるので、望ましくない。従って、好ましい態様においては、ガイド41は更に、上部ディスク123と下部ディスク125に付けられ、開口部131の前方で、ディスク123、125の間に配置された前方チューブ137を含む。後方チューブ139も同様に、ディスク123と下部ディスク125に取り付け、開口部131の後方で、ディスク123、125の間に配置することができる。ここで、「前方」及び「後方」はディスク41が回転している時の、与えられた位置における開口部45の到達の前又は後に配置される位置を意味する。チューブ137及び139は円筒形又は円錐形にすることができる。前方チューブ137は、糸43が高い張力下にある時に第1のコネクター127の周囲に巻き付くことを防止し、そして後方チューブ139は糸43が、低い張力下にある時に糸43が第1のコネクター127に巻き付くことを防止する。更に、前方のチューブ137を、糸43がケーク39から自由に巻き出している時に、引っ張り力制御装置45が糸43上の引っ張り力を減少させるのを更に援助するように、その表面の摩擦を増加する材料で覆うか又は被覆することができる。後方チューブ139もまた、ガイド41の重量をバランスさせる材料で覆うか又は被覆することができる。
【0080】
図15は、ガイド41が上部及び下部ディスクの間に円筒形の壁を置かれていることを除いて、図13、14A及び14Bの回転ガイド41に類似の回転ガイドのもう一つの態様を示す。
【0081】
図15においては、円筒形の壁141により隙間を空けて配置された上部ディスク123と下部ディスク125をもつ回転ガイド41が示されている。ガイド41は後方チューブ139を含むが、正面チューブを含まない。むしろ、円筒形の壁141が図13に示された正面チューブ137により実施されたものと同様な機能を実施する。糸43がケーク39から余りに円滑に巻き出している時は、糸43は円筒形の壁141に接触してそれの周囲を包囲し、それが糸43上の摩擦を増加して、引っ張り力制御装置45が糸43上の引っ張り力を減少させることを更に援助する。
【0082】
壁141はガイド41の中心から離れて配置されているが、上部ディスク123の外側の縁の方向へ、開口部131の内側の縁より遠くには延伸しない。
【0083】
後方チューブ139は糸43上の張力が大きすぎる場合に緩みを形成するために糸43をガイド41の下方に落とさせ、そして、張力が低すぎる時には上部ディスク123と下部ディスク125の間の糸43の巻き戻しを防止する。引っ張り力制御装置45に対するガイド41中の後方チューブ139の位置は図14Bに示されたものと同様である。
【0084】
従って、本発明の回転ガイドはオーバーエンドテイクオフ法によりエラストマー糸を巻き出すための有効で実際的な方法を提供する。前記のように、本発明の回転ガイドはボビン上の整経糸の品質を低下させずに、異なる年令のケークを同時に巻き出させる。その結果、大規模な整経操作には、他の場合には使用不可能であろうような小ロットのケークを救済することができ、本発明の回転ガイドをもつクリールで使用されることができる。
【0085】
(糸ガイド)
本発明のもう一つのアスペクトは糸ガイドに関する。あらゆる通常のビーム巻き取り機において、エラストマー糸がケークから巻き出された時に、複数のケークからの糸がクリールの中央の方向に向けられ、次にこれらすべての糸が、クリールから整経ヘッドの方向に糸を向けさせる糸ガイド又は糸ロールを通過させることにより約70ないし90度の間に再方向付けさせる。
【0086】
Liba Maschinenfabrik GmbHにより製造されたもののような通常のビーム巻き取り機においては、セラミックは糸によりもたらされる可能な摩耗に非常に抵抗性であるので、糸ガイドはセラミックから製造されている。セラミックの糸ガイドは通常、糸がガイドの上端を通過するように製造されている。
【0087】
セラミックの糸ガイドはガイドの下端に金属との接点をもち、そしてガイドはクリール上に旋回可能に設置されている。電気接触子は、セラミック糸ガイド上に張力がない時には、ガイドの金属接点がクリール上の電気接触子に接触するように、クリール上に配置されている。
【0088】
操作時に、糸がケークから巻き出されている時に、セラミック糸ガイドがクリール上の金属接触点に接触しないように旋回されるように、糸に張力がある。糸に破断が起こると、セラミック糸ガイド上に張力がなくなり、ガイドがクリール上の電気接触子に接触し、それが中央制御ユニットに信号を送信する。この時点で、ビーム巻き取り機は完全停止に至り、オペレーターはクリールに入って、破断した糸の端を発見し、破断した糸の端をケーク上の糸の端に結び合わせなければならない。これは、ビーム巻き取り機の生産性を著しく減少させる、時間浪費の工程である。更に、前記のような高速回転ガイドを使用しているビーム巻き取り機が使用される時は、破断糸の端は整経ヘッド上のビームの周りに巻き付いた可能性があるので発見することがより困難になる可能性がある。
【0089】
本発明の一アスペクトはビーム巻き取り機における使用のための改良された糸ガイド及び糸ガイドアセンブリーに関する。ビーム巻き取り機で巻き出されている糸が破断する直前に、糸の張力が増加する。糸の張力の増加は例えば、ケーク上の糸の一連の粘着性地点により引き起こされる可能性がある。従って、発明の糸ガイドアセンブリーは、このような張力の増加が起こる時に、そして糸が破断する前に、糸の張力の増加を感知するためのそして、ビーム巻き取り工程を停止するための装置を含む。
【0090】
図16には、糸ガイド51及び土台159を含んでなる糸ガイドアセンブリー151が示されている。糸ガイド151は上部部分153、中央部分155及び下部部分157を有し、上部部分153はエラストマー糸の開口部158を通る容易な糸掛けを可能にするためにカールされている。糸ガイド51の下部部分157はその中に、ヘアピンに類似の少なくとも1個の曲がり部を形成され、開口部158を通って引っ張られる糸により引き起こされたガイド51上の張力を釣り合わせ、そしてガイド51の上部部分153と中央部分155を張力下で移動させるために、土台159に固定されている。
【0091】
糸ガイドのアセンブリー151はまた、ガイド51を通過する糸の張力の増加を感知するための装置を含む。感知装置の一態様は図16に示され、そこでは土台159が絶縁層163により分離された上部電導性の層161及び下部電導性の層162を含む。この態様においては、層161、162と通常接触するであろうガイド51の少なくとも一部分が電導性である。
【0092】
操作時には、糸は整経ヘッドにより、糸ガイド51を通ってケークから引っ張られ、ビーム上に巻き取られる。糸ガイドアセンブリー151は、糸の張力に望ましくない増加がある場合に、糸がガイド51の上部部分153を右に引き、それが中央部分155を層161及び162の両方と接触させ、それが回路を完了させて、制御装置に信号を送り、それが、全体のビーム巻き取り工程を、糸が破断する前に走行停止させるように配置されている。この状態は図16の左側のガイド51で示されている。信号は出力装置に直接又は制御装置を通して送信されて、オペレーターに、巻き出されている糸のどの層において、張力の蓄積が起こったかを知らせることができる。この場合、オペレーターはそこで、クリール又はビーム巻き取り機のもう1カ所の部分の破断糸を位置付ける必要なしに、その粘着性地点から糸を解放することなどにより、張力の問題を早急に、容易に解決することができる。糸の破断は糸ガイドアセンブリー151を使用している時ですら起こる可能性はあるが、このような破断は比較的希であり、このような破断が起こる時は、それらは通常のビーム巻き取り機におけるよりもずっと早期に感知される。
【0093】
糸ガイドアセンブリーはまた、糸が破断された時などに、アセンブリー中に糸が存在しないことを示すための装置を含む。一態様においては、糸ガイド51は3種類の状態、(1)糸ガイド51中に糸が存在しない、(2)糸ガイド51中に糸が存在し、ビーム巻き取り操作が通常の条件下で走行中である、及び(3)糸が糸ガイド51中に存在するが、糸ガイド51上に望ましくない量の張力が存在する時、に対応する、糸ガイドアセンブリー151の3種類の異なる位置を有する可能性がある。図16に示された糸ガイドアセンブリー151は(1)及び(2)の状態を示すことができるが、更に、状態(3)を示すためにも製造することができる。例えば、糸ガイド51及び接触子163を、糸がその中に存在しない時には糸ガイド51が電導性カラー161及び電導性接触子163の両方に接触して、回路を完成して、制御装置又は出力装置に、ガイド51中に糸が存在しないことを示す信号を送るように構成することができる。
【0094】
ガイド51を通る糸の張力の増加を感知するための装置はどれか一つの具体的な装置に制約されず、むしろ、ガイド51の位置の変化を感知するためのあらゆる好都合な電気的又は光学的機構にすることができる。例えば、糸ガイドアセンブリーはガイド51の位置を感知する光学的センサーを含むことができる。センサーは、ガイド51の移動の第1の量が制御装置又は表示装置に信号を送って、ガイド51を通過している糸の可能な破断の警告物を提供するように、そしてガイド51の移動の第2の量が制御装置又は表示装置に信号を送って、糸の実際の破断の警告物を提供するように目盛り定めをすることができる。
【0095】
糸ガイドアセンブリー151は、本発明により意図された高速のビーム巻き取り速度において、糸の破断に対して、より感受性であるので、本発明のその他の特徴物を含むビーム巻き取り機に使用される時に特に好都合である。ビーム巻き取り速度が高いほど、オペレーターが、それが整経ヘッドのビームの周りに巻き付き始める前に、破断糸の端を位置付けるの十分な時間内で破断を停止するための時間が少ない。
【0096】
張力の変更に対するガイド51の感受性は、ガイド51の長さ、そして特に部分155の長さにより制御される。糸の張力の蓄積に応じて移動するガイド51に抵抗性を与えるのは部分155の長さである。糸がかけられる張力、及び糸が破断するであろう張力は糸のdtexに依存し、従って、使用される部分155の長さは、巻き出される糸のdtexに基づいて決定される。好ましくは、ガイド51は部分155に沿って機械的に調整可能であるので、ガイド51の作業長さ、及び従って張力の変化に対するその感受性は、巻き出されている糸に応じて必要に応じて変動されることができる。
【0097】
例えば、44dtexのエラストマー糸は通常のビーム巻き取り操作下では約4cNの張力下にあり、通常、約35cNの張力下に置かれる時に破断するであろう。従って、ガイド51及び部分155の長さは、ガイドが約20〜30cNの張力下にある時に、ガイド51が張力増加感知装置と接触して、糸の破断が今にも起こりそうであるという警告をあたえるように選択される。
【0098】
糸ガイド51の太さも重要であり、糸上の摩擦を最小にするために、ガイド51を通過する糸の太さに基づいて選択される。44dtexのエラストマー糸に対して、ガイド51の好ましい半径は0.3mmであり、0.6mmの直径に対応する。
【0099】
44dtexの糸に基づくと、糸ガイド51は、同一の糸に対して約2〜3mmの直径をもつであろう通常のセラミックガイドよりずっと小さい直径をもつ。ガイド51の、より小さい直径は、ガイド51上の糸の通過角度を、ガイド51上の摩擦に実質的に何の変更も伴わずに、修正することができるため、好都合である。セラミックのガイドはそれらのその本質により、比較的太いので、糸に接触するセラミックガイドの表面は、最適な低摩擦の接触点を得るために鋭角に傾斜されなければならず、従って、ガイドを通るエラストマー糸の角度の変更が、エラストマー糸が接触するセラミックガイドの表面の部分を著しく増加させることができる。
【0100】
発明の第2のアスペクトにおいては、糸ガイドは硬化金属から製造される。金属の表面はビーム巻き取りエラストマー糸により惹起される一定の摩擦から、早急に摩耗する傾向があるので、今日まで金属はビーム巻き取り機の糸ガイドには使用されなかった。
【0101】
しかし、ある硬化金属はガイドの素子としての使用に適していることが発見された。適切な金属の例は、304及び316オーステナイトのステンレス鋼のような、オーステナイトステンレス鋼を含む。許容できる硬度をもつオーステナイトステンレス鋼の更なる例は、1,000と1,200ビッカース硬度の間の表面硬度をもつオーステナイトステンレス鋼である。オーステナイトステンレス鋼の好ましい種類は、そのようなステンレス鋼が点蝕、隙間及び応力腐食に著しく増加した抵抗性をもつので、フェライトを含まない物で、モリブデンを含むものである。
【0102】
更に、表面硬化ステンレス鋼のような表面硬化金属又はダイヤモンド様の炭素皮膜で被覆された金属又は窒化チタンを使用することができる。これらの表面硬化金属は、約1000ないし約3000までのビッカース硬度の硬度をもつ。
【0103】
ステンレス鋼を硬化させることができる一方法は、ステンレス鋼の形態、サイズ及び/又は色彩を変更せずに、ステンレス鋼の摩損の問題を排除する、オランダのApeldoornのHardiff B.V.により実施された鋼を硬化するための工程の、Kolsterizingとして知られる方法である。
【0104】
(正面ガイドと張力バー)
前記のように、各ケークからの糸が巻き出され、糸ガイドにより再方向付けされた後に、クリールのフレームの同一レベル上のケークの各群からの糸は正面ガイドを通過する。通常のビーム巻き取り機の正面ガイドの目的は、糸の間に良好な分離を維持し、クリールの具体的なレベルからの加工糸のシートを方向付けることである。
【0105】
しかし、ビーム巻き取り機の操作が、張力バーでもある本発明の正面ガイドにより改良される可能性があることが発見された。図17には、バー167上の圧力を測定するための装置により、両端で支持されたバー167を含む、正面ガイドと張力バーのアセンブリー165が示されている。圧力測定装置の一例は荷重セル169である。正面ガイドと張力バーのアセンブリー165はクリールと整経ヘッドの中間の支持体上に配置されている。バー167はその中に複数のガイド171を形成され、それを通って、複数のエラストマー糸173が供給され、具体的に1本の糸173が各ガイド171を通る。
【0106】
ビーム巻き取り機において、クリールには通常、複数の垂直の列又はレベルの巻かれたエラストマーケークが存在し、クリールには通常少なくとも2面が存在する。具体的には、クリールの各面に対して各列又はレベルの巻かれたエラストマー糸に対して1基の正面ガイドがある。クリールが十分に長い場合は、糸がクリールを通り整経ヘッドの方向に移動する時に糸を支持するために、その長さに沿って、クリール内に配置された追加的正面ガイドが存在する可能性がある。
【0107】
通常のビーム巻き取り機の正面ガイドは、糸が、正面ガイド上に少なくとも何か下向き又は上向きの力の成分を与えるように配置されている。バー167上の下向きの力の成分は図17で「x」の文字により表されている。整経ヘッドが通常、正面ガイドよりも低いか又は高く、そして下向き又は上向きの力の成分をもたらす糸上の張力が整経ヘッド上に糸の良好な巻き取りをもたらす援助をするので、これが起こる。
【0108】
本発明においては、バー167上の垂直な力の成分は、ロードセル169のような圧力測定装置により測定される。圧力測定装置は、バー167上の圧力を基礎にして、制御装置又は出力装置又はそれら両方に信号を送る。
【0109】
本発明に従うと、クリールの各面にロードセル169をもつ少なくとも1種類の正面ガイドと張力バーのアセンブリー165がなければならない。クリール内に使用することができる正面ガイドと張力バーのアセンブリー165の数に制約はない。正面ガイドと張力バーのアセンブリー165はあらゆる通常のビーム巻き取り機においてのみならず、本明細書に開示された発明のビーム巻き取り機に使用することができる。
【0110】
正面ガイドと張力バーのアセンブリー165は、アセンブリー165がクリール内の糸173の糸シートの張力を監視するので、ビーム巻き取り機のビーム巻き取り工程の質の高い制御を著しく高める。最も品質の高いビームは制御された規定された張力下で整経されるものである。アセンブリー165のような装置を使用して、クリール内の糸173の張力を監視することにより、ビーム上の糸173の大量の流れを制御することができる。
【0111】
例えば、エラストマー糸の各ケークは、ケークの張力がいかに経時的に変化し、そして糸の張力がケークの縁からケークの芯に向かっていかに変化するかを示す、関連パッケージ緩和曲線をもつことが周知である。通常のビーム巻き取り機においては、ビーム巻き取り操作は、整経ヘッドの回転速度により制御され、従って、過去には、整経されたエラストマー糸の高品質のビームを提供するためには、適切な速度でビーム上にケークを整経させるために、ケーク緩和曲線の補正曲線を作成する必要があった。エラストマー糸のケークに対するこれらの緩和曲線及び補正曲線は作成するのが困難で、このような曲線を開発するための方法及びコンピュータープログラムを開発するために多大な時間、努力及び費用が消費された。
【0112】
正面ガイドと張力バーのアセンブリー165が、通常ののビーム巻き取り機を含むビーム巻き取り機に使用され、そして糸の張力がアセンブリー165を使用して監視される時には、エラストマー糸のケークのためのこのような緩和曲線の必要は、もはやなく、従って、これらのケークのための補正曲線を次に作成する必要がない。通常のビーム巻き取り機を操作するための、労力を要して作成された補正曲線を使用する代わりに、エラストマー糸のケークのための機器の補正は実際のオンラインで監視された緩和パラメーターに基づいて自動的に実施することができる。
【0113】
更に図17において、正面ガイドと張力バーのアセンブリー165を含む本発明に従って構成されたビーム巻き取り機の操作において、糸173は開口部171を通って引っ張られ、バー167上に垂直の力成分を与える。垂直の力はロードセル169により測定され、バー167の両端上の圧力の信号を制御装置又は出力装置又は両方に送られる。制御装置は、整経ヘッドの回転速度を上げるか又は下げることにより、圧力信号に応じてビーム巻き取り工程の操作パラメーターを調整するために使用することができる。出力装置は、バー167の両端の圧力を表示する。
【0114】
アセンブリー165中のロードセル169は、糸173上の張力が前以て決められた第1の範囲の外側に出ると、警告が出てオペレーターに整経工程の可能な問題に警告するように目盛り合わせされている。ロードセル169もまた、糸173の張力が前以て決められた、第1の範囲より広い第2の範囲の外側に出ると、制御装置に、整経ヘッドに停止するように指示する信号を送られるように目盛り定めされることができる。
【0115】
代替的には、圧力監視装置は、圧力測定装置と制御装置との間に配置することができる。圧力監視装置はバー167上の圧力の、圧力測定装置からの信号を受信して、その圧力値を、前以て決められた範囲の圧力値に比較する。その圧力値が前以て決められた範囲の外側に出る場合は、圧力監視装置は、整経ヘッドに停止するように指示するための制御装置又は、オペレーターに警告するための出力装置か又はそれら両方に信号を送信する。
【0116】
2面以上の面をもつクリールに対しては、少なくとも1種類のアセンブリー165がクリールの各面に提供される。従って、クリールの1面上の張力を監視するのに加えて、クリールの2面の間の張力の相対的な差異を感知するために、1対のアセンブリー165を使用することもできる。アセンブリー165及びそれらの組み合わされた圧力感知装置又は出力装置は、クリールの面の間の張力の差異が前以て決められた量を越える場合に警報を出すように目盛り定めをすることができる。
【0117】
正面ガイドアセンブリー165のその他の特徴物は、図18に示されている。図18には、ガイド171中への糸173のより容易な糸掛けを可能にするために、各ガイド171上のバー167にスリット175を形成されているバー167が示されている。
【0118】
通常の正面ガイドは豚の尾の様であり、時間のかかる豚の尾の様に糸を掛ける必要がある。正面ガイドのバー167と張力バーのアセンブリー165は、エラストマー糸173をスリット175上に置くことだけが必要で、糸173上の張力が糸173をガイド171中に自動的に落とすので、通常の正面ガイドよりずっと容易に、早急に糸を掛けられる。
【0119】
糸173は整経される時に、時々は極めて早急に、ガイド171中で上下に動く傾向がある。糸173がガイド171から跳び出すことを防止するために、スリット175を好ましくはガイド171の側部に配置して、糸173がガイド171から偶発的に滑り出ることをより困難にさせるように、傾斜されている。より好ましい態様においては、スリット175は更に、ガイド171から偶発的に滑り出るにちがいないあらゆる糸173を捕捉するためにスリット175の上部表面に形成されたノッチ176を含む。
【0120】
糸ガイド51のように、バー167もまた、前記のようなある硬化金属から製造することができる。硬化金属から製造されているバー167の利点は、アセンブリー165が、これらの硬化金属からは製造されていず、糸173上に比較的高い摩擦の追加の地点である、通常の正面ガイドに比して、糸173上の摩擦を増加させずに、糸173の糸シートの張力を監視されることができる点である。
【0121】
(旋回リード)
糸は正面ガイドを通過後、クリールを出て、糸がリードを通過する整経ヘッドに侵入する。リードは、土台及び、クリールからの各糸がその間を通過する隙間を区画するように、土台に連結された複数の針、をもつ櫛様の構造物である。リードの目的は、糸がビーム上に整経される前に、各正面ガイドから糸のシートを取って、同一面上にその糸を配置することである。
【0122】
ファンリードと称される通常のリードの一タイプは、複数の針を上部バー及び下部バーに連結されている。針は、上部バーの針の全体の幅が下部バーの幅よりも小さくなるように上部バーの中心に向かって傾斜されている。この構造物の目的は、ビーム上に整経される糸シートの幅を、糸シートの幅を広くするためにはファンリードを持ち上げることにより、そして、糸シートの幅を狭くするためにはファンリードを低下させることにより、容易に調整させることである。
【0123】
ファンリードに伴う主要な欠点は、各糸がリードの各開口部を通って供給される必要があることである。通常のビーム巻き取り機は1000本と1600本の間の糸を整経することができ、そして各糸を取り出し、それをファンリードの狭い開口部に通すことは非常に時間の浪費で、労力のいるものである。平均すると、熟練作業者により、1400本の糸で完全なファンリードを糸通しするのに約4時間かかる。もう一つの欠点は、1本の針が損傷されると、リード全体を交換しなければならず、それは高価であり、望ましくない待ち時間をもたらすことである。更に、新しいリードは完全に糸を掛け直さなければならない。
【0124】
通常のリードの第2のタイプは、拡大(expansion)リードと呼ばれ、そこでは針が針の下部で単一のバーに連結されている。リードは上部で開放されているので、リードに糸を掛けるのはずっと早い、しかし、その欠点は、その糸が針の先端に近すぎると、糸がリードから滑り出る可能性があるので、リードを上下させることにより糸シートの幅を調整することが不可能である点である。
【0125】
従って、開放リードは、リードの幅を調整させる、その針に平行な複数のヒンジをもつ。実施時に、ヒンジを開放するためにリードの端を引っ張り開くことにより、又はヒンジを閉鎖するためにはリードの端を押し寄せることによりリードの幅を増加及び減少させることができる点で、リードはアコーディオン様である。
【0126】
エラストマー糸の良質のビームをもつためには、ビーム上の糸の間隔はできるだけ均一でなければならない。このようなヒンジ付き開放リードに伴う問題は、ビーム上のリードを通過する糸の良好な、均等な間隔を得ることは困難である点である。更にもう一つの問題は、リード上のヒンジの存在がリード上の針の一定の間隔空けを妨げ、従ってビーム上の糸の均一な配置を得ることが困難である点である。
【0127】
通常の開放リードに伴う更にもう一つの問題は、それらの個々の針が非常に細く、そしてこれらの針が、一方の末端上にのみ支えされているので、固有に弱い事実である。開放リード中の針は、ファンリード中の針よりも交換が容易であるが、より強い、すなわち、より太い針をもつ開放リードをもつことが好ましいであろうが、しかし、針の太さが太くなり過ぎると、リード上に所望の糸数を得ることができない。
【0128】
本発明は先行技術のリードの欠陥を克服する旋回リードに関する。図19には、その上に複数の垂直の針179を設置されているバー177を含む旋回リード57が示されている。バー177はバー177を旋回するための装置181に連結されている。旋回装置181は、バー177が二重矢印により示された方向に柱の周りを旋回することができるように、ヒンジをもつ柱にすることができる。
【0129】
糸183はクリールの正面ガイドから整経ヘッドに通り、そこで、糸183は最初に、支持ブレード55の上面に接触して、糸183を各正面ガイドから単一の面上に置く。次に、各糸183はリード57の一対の針179を通される。リード57を出た後に、糸183はオーバーランロール59(図示されていない)を越えてビーム61上に到る。
【0130】
ビーム61の芯に平行な空想線に対するバー177の角度φはリード57の操作に重要である。操作時に、糸の群又は糸シートの幅を変更することが所望される時には、その群がビーム61に通過する時に、バー177を装置181により旋回させて、角度φを変更する。
【0131】
図20Aには、バー177が、ビーム61上の隣接している糸183の間に距離「a」をもたらす角度φ1に旋回された旋回リード57が示されている。オーバーランロール59は簡略化のために図20A及び図20Bから省略された。旋回装置181が、角度φが増加するようにバー177を旋回する時に、糸シートの幅が減少する。図20Bでは、バー171は、ビーム61上に、隣接する糸の間に、距離「a」より小さい距離「b」をもたらす角度φ2に旋回された。角度φ2は角度φ1より大きく、従って、φが増加するに従って、隣接する糸183の間の距離、従ってビーム61上の糸183の糸シートの幅、が減少することが認められる。
【0132】
リード57は先行技術のファンリード及び先行技術の開放リードに比して数々の利点をもつ。第1に、リード57は、一方で同時に糸183の間に比較的均一な距離を提供しながら、ビーム61上の糸183の糸シートの幅を調整する簡単で早急な方法を提供する。この方法では、リード57は先行技術のヒンジの付いたリードの欠点を克服している。実際、リード57を使用してもたらされた糸シートの品質は驚くほど高く、ビーム上で糸の良好な分離を得るためには、リードからオーバーランロール又はビームまでの距離をできるだけ小さく維持しなければならないと教示した先行技術を考慮すると予期されないことであった。実際、角度φが増加すると、バー177の遠位の端、すなわち図19に示された旋回装置181から反対側の端はビーム61から遠くなる。しかしながら、先行技術の教示にもかかわらず、ビーム61上に整経された糸シートの品質は、先行技術のリードを使用してビーム上に整経された糸シートと同等又はそれより良質である。
【0133】
リード57のもう一つの利点は、糸掛けが非常に容易であることである。熟練オペレーターは約20分間でリード57を1000ないし1400本の糸を掛けることができ、これは通常のファンリードの糸掛けに要する約4人時間の時間よりずっと短い。
【0134】
本発明の開放リードのもう一つの態様は図21に示されている。図21には、複数の垂直な針189をもつ第1のバー187及び、複数の垂直な針193をもつ第2のバー191を含む旋回リード185が示されている。バー187、191はバー187、191を旋回させるための装置195に連結されている。旋回装置195はバー187、191が柱の周囲を旋回することができるようなヒンジをもつ柱にすることができる。第2のバー191もまた、針189、193の相対的間隔を変更するために、第1のバー187に対する第2のバー191の縦の位置を調整するための装置197を含む。装置197は例えば、回転されると、バー191に開けられた孔中の糸に対して移動する、ラックとピニオン又はねじ留めボルトにすることができる。
【0135】
前記の旋回リード57と同様に、糸199は、クリールの正面ガイドから整経ヘッドに通り、そこで糸199は最初に支持ブレード55の上面に接触して、各正面ガイドからの糸199を単一の面上に置く。次に、各糸199を第2のバー191の一対の針193を通し、次に、第1のバー187の一対の針189を通す。糸199は、リード185を出て、オーバーラロール59(図示されていない)上を通り、ビーム61上に到る。
【0136】
図22A及び22Bに示されるように、リード185はリード185の角度φを変更するために旋回装置195により旋回されることができ、従ってビーム61上の糸199の間隔を、図22Aに示されるような幅「a」から図22Bに示されるような、より小さい幅「b」に変更することができる。
【0137】
リード185の角度φが変化するに従って、糸199は対で一緒に移動し、この現象は、角度φが増加する時、及び角度φが減少する時の両方で起こる。図22Cから認められるように、角度φの変化は2本の隣接する糸199をともにより近くに移動させる。この効果を償うために、バー189、191の相対的位置を、ビーム61への糸シートの生成された糸199の間に等間隔を提供するように、図22Dに示される第2のバー191を移動させる、バー調整装置197により変更させる。
【0138】
旋回リード185は前記のような旋回リード57と同様な利点すべてをもつが、リード185の針は、それらが、旋回リード57のような1列で使用されるには間隔が不十分であるように太いことが必要である場合に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通常の先行技術のエラストマー糸のビーム巻き取り機の立面側面図である。
【図2】 図1に示されたビーム巻き取り機のクリールの表面駆動巻きだし装置の遠近図である。
【図3】 糸がケークからビームに移動する時に示される本発明の特徴物の遠近図である。
【図4】 ガイド支持体及び移動可能なバギーを含むエラストマー糸の巻き出しアセンブリーを示す、本発明に従って構成されたビーム巻き取り機の遠近図である。
【図5】 エラストマー糸の巻き出されたケーク及び図4のクリール中に使用された回転ガイドの一態様の遠近図である。
【図6】 図5の回転ガイドの引っ張り力制御装置の遠近分解図である。
【図7】 図5の回転ガイドの引っ張り力制御装置の上面図である。
【図8】 図7の線8−8に沿って採られ、当該装置を通って引っ張られている糸を表す、図7の引っ張り力制御装置の部分横断面図である。
【図9】 図7の線9−9に沿って採られ、当該装置を通って引っ張られている糸を表す、図7の引っ張り力制御装置の部分横断面図である。
【図10】 糸がケークから巻き出され、糸ガイドの方向に移動する時の本発明の選択された素子を示す、エラストマー糸のケークの遠近図である。
【図11】 図5の回転ガイドの立面側面図である。
【図12】 図5の回転ガイドの底部平面図である。
【図13】 本発明の回転ガイドのもう一つの態様の遠近図である。
【図14A】 図13の回転ガイドの側部横断面図である。
【図14B】 図13の回転ガイドの上部平面図である。
【図15】 本発明の回転ガイドのもう一つの態様の遠近図である。
【図16】 発明の糸ガイドアセンブリーの側部立面図である。
【図17】 本発明の正面ガイドと張力バーのアセンブリーの遠近図である。
【図18】 図17の正面ガイドと張力バーのアセンブリーの正面立面図である。
【図19】 本発明に従って構成された旋回リードの遠近図である。
【図20A】 閉鎖位にあるリードを示す図19の旋回リードの上面平面図である。
【図20B】 開放位のリードを示す、図19の旋回リードの上面平面図である。
【図21】 本発明に従って構成された旋回リードのもう一つの態様の遠近図である。
【図22A】 ビーム上に所望の幅の糸を与えるように調整されたリードを示す、図21の旋回リードの上面平面図である。
【図22B】 図22Aのものと異なる、ビーム上の所望の幅の糸をもたらすように調整されたリードを示す図21の旋回リードの上面平面図である。
【図22C】 糸が均一に間隔を空けられない状況のリードを示す、図21の旋回リードの上面平面図である。
【図22D】 ビーム上に均一な幅の糸をもたらすように調整されたリードを示す、図21の旋回リードの上面平面図である。
Claims (12)
- 巻かれたエラストマー糸の固定ケークからエラストマー糸を巻き出すための回転ガイドであって、
ディスク、
ディスクを回転させるための装置にディスクを連結させるために、ディスクに形成されたコネクター部分、
ディスクが回転され、エラストマー糸がケークから巻き出される時に、エラストマー糸にそれを通させるために、コネクター部分と、ディスクの外側の縁との間にディスクの表面に形成された開口部、並びに
エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は引っ張り力が減少され、そしてエラストマー糸がケークから自由にに巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラストマー糸に対する引っ張り力を制御するための開口部中の装置、
を具備しており、
引っ張り力制御装置は開口部中で一緒に重ねられた、上部リング、中間リング及び下部リングを有し、
各リングはその中に開口部が形成されており、
中間リングが、上部及び下部リングの開口部を部分的に覆うようにそれらの開口部中に延伸し、そして回転ガイドの回転方向から遠い方向に延伸する突起物を、その中に形成されており、
その中に形成された開口部の周囲の近位の中間リングの幅が、上部及び下部リングの対応部分の幅より狭いか又はそれらに等しく、
上部リング、中間リング及び下部リングを間隔を空けて配置するための装置を更に具備している回転ガイド。 - 第1のディスクに連結され、第1のディスクから、間隔をおいてそしてその下方に軸方向に配置された第2のディスクを更に具備している、請求項1の回転ガイド。
- 第1のディスクと第2のディスクとの間に配置され、ガイドの回転方向の開口部の先方に配置されている、少なくとも1本のチューブを更に具備している、請求項2の回転ガイド。
- 第1及び第2のディスクの間に配置された円筒形の壁を更に具備している、請求項3の回転ガイド。
- 請求項1の回転ガイドを備えるビーム巻き取り機。
- ディスク、ディスクを回転させるための装置にディスクを連結させるためにディスク中に形成されたコネクター部分、及び、ディスクが回転され、エラストマー糸がケークから巻き出される時にエラストマー糸にそれを通させるように、コネクター部分とディスク外側の縁の間にディスクの表面に形成された開口部、を備えている回転ガイド、
コネクター部分に取り付けられた、回転ガイドを回転させるための装置、並びに
回転ガイドに隣接して配置された、エラストマー糸の固定ケーク、
を具備している、エラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - エラストマー糸がケークから自由に巻き出している場合は引っ張り力が減少され、そしてエラストマー糸がケークから自由にに巻き出していない場合は、引っ張り力が増加されるように、開口部を通って引っ張られるエラストマー糸に対する引っ張り力を調節するための開口部中の装置、を更に具備している、請求項6のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。
- それから外側に延伸している少なくとも1本のアームをもつガイド支持体、
ガイド支持体上に回転装置及び回転ガイドを支持するためにアームに取り付けられている、回転ガイドを回転するための装置、及び
ガイド支持体上に支持され、回転ガイドの下方にエラストマー糸の固定ケークを支持するように回転ガイドの下方に配置されたトレイ、
を更に具備している、請求項6のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - ガイド支持体にはまるようになっている、移動可能なバギーを更に備えており、
バギーがそこから外側に延伸している、その中に少なくとも1個の棚を形成されており、
エラストマー糸の固定ケークが、バギーがガイド支持体にはめられる時は、エラストマー糸の固定ケークが回転ガイドの下方に支持されるように、バギーの棚の上に支持されている、
請求項8のエラストマー糸の巻き出しアセンブリー。 - 請求項6のエラストマー糸の巻き出しアセンブリーを備えるビーム巻き取り機。
- クリール中のエラストマー糸を巻き出すことにより巻かれたエラストマー糸のケークを巻き出し、そして整経のヘッド中のビーム上にエラストマー糸を巻き取るための方法において、
ディスク及びディスクの表面に形成された開口部を含んでなる回転ガイド、並びに回転ガイドに隣接して配置されたエラストマー糸の固定ケーク、を有するエラストマー糸の巻き出しアセンブリーを提供する過程、
ディスク上の開口部を通ってケークから1本の糸を通し、その糸をビームに連結する過程、
ビームを回転し、ビームが回転している時に回転ガイドを回転することにより、糸に引っ張り力を提供することによりケークから糸を巻き出す過程、並びに
ケークから巻き出された糸をビーム上に巻き取る過程、
を具備している方法。 - エラストマー糸がケークから自由に巻き出していない時よりも、エラストマー糸がケークから自由に巻き出している時に、エラストマー糸に開口部における、方向の変化をより多く受けさせることにより、糸が開口部を通る時のエラストマー糸上への引っ張り力を制御する過程、を更に具備している、請求項11の方法。
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