JP2002167274A - 低温焼結磁器組成物およびそれを用いた多層配線基板 - Google Patents
低温焼結磁器組成物およびそれを用いた多層配線基板Info
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Abstract
り、比誘電率が高く、tanδが低く、かつ比誘電率の
温度変化率の絶対値の小さい低温焼結磁器組成物および
それを絶縁基板の一部とした多層配線基板を提供する。 【解決手段】SiO2を10〜30重量%、MgOを1
〜10重量%、CaOを5〜15重量%、TiO2を1
5〜30重量%、La2O3を5〜25重量%含み、1M
Hz〜3GHzにおける比誘電率が14以上、誘電損失
が50×10-4以下、−40〜85℃における比誘電率
の温度変化率の絶対値が100×10-6/℃以下の低温
焼結磁器組成物を多層配線基板の内層である絶縁層1b
として用い、該絶縁層1bの上下面に電極層3、3を形
成することにより多層配線基板にコンデンサを内蔵させ
る。
Description
低温焼結磁器組成物と、かかる低温焼結磁器組成物を具
備した多層配線基板に関するものである。
層された絶縁基板の表面または内部にメタライズ配線層
が配設された構造からなり、代表的な例として、LSI
などの半導体素子収納用パッケージが挙げられる。この
ようなパッケージとしては、絶縁層がアルミナなどの磁
器からなるものが多用され、さらに最近では、Cuメタ
ライズと同時焼成を可能にした低温焼結磁器を絶縁基板
とするものも実用化されている。
帯用情報端末の急激な普及に伴い、搭載される電子部品
の小型化が強く望まれている。一例として、携帯電話の
スイッチング回路およびパワーアンプ回路は、複数の抵
抗体およびコンデンサにより構成され、従来、これらの
素子は個々に電気回路基板上に設置されており、小型化
および製造コスト削減の妨げとなっていた。
搭載される電子部品を小型化するためには、半導体素子
を収納する配線基板のみならず、該配線基板を実装する
プリント板などの外部回路基板を小型化する必要があ
る。しかし、従来は配線基板、コンデンサ、および抵抗
を個々に外部回路基板上に実装していたため、小型化が
困難という問題、および実装のための製造コストが高く
なるという問題があった。
高誘電率の磁器層を介装させたコンデンサ内蔵基板が提
案されている。高誘電率の誘電体材料としては、従来か
らBaO−TiO2系、PbO−TiO2系などを主とす
る複合ペロブスカイト系誘電体材料が知られているが、
かかる誘電体材料は低温焼結磁器と同時焼成することが
できず、また比誘電率の温度変化率の絶対値、tanδ
が大きいという問題があった。
成が可能であり、比誘電率の温度変化率の絶対値、ta
nδに優れた高誘電率の低温焼結磁器組成物と、コンデ
ンサを内蔵した多層配線基板を提供することを目的とす
るものである。
に対して種々検討を重ねた結果、SiO2を10〜30
重量%、MgOを1〜10重量%、CaOを5〜15重
量%、TiO2を15〜30重量%、La2O3を5〜2
5重量%含む低温焼結磁器組成物によって、誘電特性に
優れた磁器となることを見出し、本発明に至った。
iO2を10〜30重量%、MgOを1〜10重量%、
CaOを5〜15重量%、TiO2を15〜30重量
%、La2O3を5〜25重量%含み、1MHz〜3GH
zにおける比誘電率が14以上、−40〜85℃におけ
る比誘電率の温度変化率の絶対値が100×10-6/℃
以下、かつ1MHz〜3GHzにおける誘電損失(ta
nδ)が50×10-4以下であることを特徴とするもの
である。
%、ZrO2を1〜10重量%含むこと、さらには、A
l2O3を1〜10重量%、B2O3を1〜10重量%含む
ことが望ましい。
層が多層に積層された絶縁基板の表面および/または内
部にメタライズ配線層が配設されているものであって、
前記磁器絶縁層のうち少なくとも1層が前記低温焼結磁
器組成物からなることを特徴とするものである。
絶縁層が一対の電極層間に配設されており、該一対の電
極によって所定の静電容量が引き出されることが望まし
い。
iO2を10〜30重量%、MgOを1〜10重量%、
CaOを5〜15重量%、TiO2を15〜30重量
%、La2O3を5〜25重量%含有するものであり、こ
れによって、1MHz〜3GHzにおける比誘電率が1
4以上、−40〜85℃における比誘電率の温度変化率
の絶対値が100×10-6/℃以下、誘電損失(tan
δ)が50×10-4以下となる。
さいと1MHz〜3GHzにおけるtanδが50×1
0-4より大きくなり、SiO2が30重量%よりも大き
いと1MHz〜3GHzにおける比誘電率が14未満と
なる。また、MgOが1重量%よりも小さいと−40〜
85℃における比誘電率の温度変化率の絶対値が100
×10-6/℃より大きくなり、MgOが10重量%より
も大きいと1MHz〜3GHzにおける比誘電率が14
未満となる。
1MHz〜3GHzにおける比誘電率が14未満とな
り、CaOが15重量%よりも大きいと−40〜85℃
における比誘電率の温度変化率の絶対値が100×10
-6/℃より大きくなる。さらにまた、TiO2が15重
量%よりも小さいと1MHz〜3GHzにおける比誘電
率が14未満となるかまたは−40〜85℃にける比誘
電率の温度変化率の絶対値が100×10-6/℃より大
きくなり、TiO2が30重量%よりも大きいと焼結温
度が1050℃より高くなる。また、La2O3が5重量
%より少ないと−40〜85℃にける比誘電率の温度変
化率の絶対値が100×10-6/℃より大きくなり、逆
にLa2O3が25重量%より多いと1MHz〜3GHz
における誘電損失(tanδ)が50×10-4より大き
くなる。
え、1050℃以下の低温焼成化、および誘電損失を低
減するために、BaOを5〜20重量%、ZrO2を1
〜10重量%含むことが望ましい。さらにまた、かかる
磁器組成物においては、上記組成物に加え、1050℃
以下の低温焼成化の点でAl2O3を1〜10重量%、B
2O3を1〜10重量%含むことが望ましい。
て、Cr2O3、CoO、MnO2、Mn2O3、CuO、
Cu2O、Fe2O3およびNiOの群から選ばれる少な
くとも1種を、酸化物換算による総量で10重量%以
下、特に6重量%以下、また、比誘電率の温度変化率を
小さくして比誘電率の温度変化を平坦化するために、N
d2O3、Nb2O5、Pr6O11等の他の希土類元素酸化
物を、酸化物換算による総量で15重量%以下、特に1
0重量%以下の比率で配合してもよい。
050℃以下の焼成で得られる磁器は、例えば、TiO
2(40〜400℃での平均熱膨張係数α=9×10-6
/℃、比誘電率ε=80)、CaTiO3(α=13×
10-6/℃、ε=180)、SrTiO3(α=9×1
0-6/℃、ε=300)、BaTiO3(α=14×1
0-6/℃、ε=13000)、La2Ti2O7(α=1
5×10-6/℃、ε=45)、ZrO2(α=10×1
0-6/℃、ε=30)の群から選ばれる少なくとも1種
の高誘電率、かつ高熱膨張係数を有する結晶相を、特に
主結晶相として含有することが磁器の高誘電率化、およ
びプリント板等の外部回路基板との熱膨張差を小さくす
るための高熱膨張化の点で望ましく、中でもCaTiO
3、La2Ti2O7を含有することが望ましい。
ォーツ、クリストバライト、トリジマイト)、MgO、
アルミナ(Al2O3)、スピネル(Mg,Zn)Al2
O4、ネフィリン(Na2O・Al2O3・SiO2)、リ
チウムシリケート(Li2O・SiO2)、カーネギアイ
ト(Na2O・Al2O3・2SiO2)、ホウ酸マグネシ
ウム(2MgO・B2O3)、ペタライト(LiAlSi
4O10)、CaTiSiO5、フォルステライト(2Mg
O・SiO2)、ステアタイト(MgO・SiO2)、ジ
ルコン(ZrO2・SiO2)、コージェライト(2Mg
O・2Al2O 3・5SiO2)、ムライト(3Al2O3
・2SiO2)、エンスタタイト(MgO・SiO2)、
セルシアン(BaAl2Si2O8)、アノーサイト(C
aAl2Si2O8)、スラウソナイト(SrAl2Si2
O8)、ディオプサイド(CaMgSiO6)の群から選
ばれる少なくとも1種の他の結晶相が含有されていても
よい。
aAl2Si2O8)、アノーサイト(CaAl2Si
2O8)、スラウソナイト(SrAl2Si2O8)は針状
晶としてガラスから析出させることによって磁器強度を
高める働きがあり、また、フォルステライト(2MgO
・SiO2)は磁器の比誘電率の温度変化率の絶対値を
平坦化する働きがある。
組成物を作製するためには、上記SiO2、MgO、C
aO、TiO2、La2O3、BaO、ZrO2、Al
2O3、B2O3などの酸化物、もしくは焼成時に分解して
酸化物となる化合物、もしくはそれらよりなる複合酸化
物、もしくはそれらよりなるガラスを上記の所定の割合
で混合する。この中で、焼成時に分解して酸化物となる
化合物を用いた場合には、850〜1050℃の酸性雰
囲気中にて仮焼を行い、粉砕することが望ましい。
を添加した後、所望の成形手段、例えば、金型プレス、
冷間静水圧プレス、射出成形、押し出し成形、ドクター
ブレード法、カレンダーロール法、圧延法などにより任
意の形状に成形し、これを焼成する。
成形のために配合したバインダー成分を除去する。バイ
ンダーの除去は700℃前後の大気雰囲気中で行われる
が、配線導体として、例えばCuを用いる場合には、1
00〜750℃の水蒸気を含有する窒素雰囲気中で行わ
れる。この時、成形体の収縮開始温度は700〜850
℃程度であることが望ましく、かかる収縮開始温度がこ
れより低いとバインダーの除去が困難となるため、混合
粉末としてガラスを用いる場合、ガラスの屈伏点は40
0℃〜800℃であることが好ましい。
または非酸化性雰囲気中で行われ、これにより相対密度
90%以上まで緻密化される。この時の焼成温度が85
0℃より低いと緻密化することができず、1050℃を
超えるとメタライズ配線層との同時焼成でメタライズ層
が溶融してしまう。但し、Cuなどの配線導体と同時焼
成する場合には、非酸化性雰囲気中で焼成される。な
お、焼成時間は磁器中の結晶相の比率を高めるために、
0.5〜3時間、特に1〜2時間であることが望まし
い。
作製された低温焼成磁器組成物は、特に配線基板の絶縁
基板として好適に使用可能であり、特に上記磁器が高い
比誘電率を有することから、該磁器を絶縁層としてその
両表面に電極層を形成し所定の静電容量を引き出す構成
の多層配線基板として最適である。そこで、図1に本発
明の低温焼成磁器組成物を用いた多層配線基板の一例に
ついて、その概略断面図である図1をもとに説明する。
多層に積層された絶縁基板1の表面および/また内部に
メタライズ配線層2が配設されており、絶縁層1bが上
記高誘電率の低温焼結磁器組成物によって形成されてい
る。また、絶縁層1bの上下面(両表面)にはCuやA
gなどの金属を含有する導体からなる電極層3、3が形
成され、各電極層3、3にそれぞれ接続されたスルーホ
ール導体4、4などを経由して絶縁基板1表面のメタラ
イズ配線層2に接続されることにより、配線層2、2間
で所定の静電容量を取り出すことができる。
物からなる絶縁層1bは、比誘電率が10未満の低誘電
率の絶縁層1a、1c間に積層されていることが望まし
く、また、絶縁層1bは絶縁層1a、1cと1050℃
以下の温度での焼成によって同時に焼成されていること
が望ましい。また、この低誘電率の絶縁層1a、1cは
40〜400℃における熱膨張係数が6〜18×10-6
/℃、特に11〜15×10-6/℃であることが外部回
路基板等への実装信頼性を高める上で望ましい。また、
低誘電率の絶縁層1a、1cには比誘電率を高めるCa
OやTiO2等の成分に代えて、比誘電率を低める成
分、例えば石英ガラスやクォーツ等を多く含有せしめ、
かつ緻密化、熱膨張係数を合わせるように各成分を調整
することによって形成する。
体層を具備する多層配線基板は、前述した低誘電率の低
温焼結磁器組成物に、適当な有機バインダー、溶剤、可
塑剤を添加混合することによりスラリーを作製し、かか
るスラリーを周知のドクターブレードなどの塗工方式に
よるグリーンシート成形法により、グリーンシート状に
成形する。そして、メタライズ配線層として、適当な金
属粉末に有機バインダー、溶剤、可塑剤を添加混合して
得た金属ペーストを前記グリーンシートに周知のスクリ
ーン印刷法により、所定のパターンに印刷塗布する。ま
た、場合によっては、前記グリーンシートに適当な打ち
抜き加工を行いスルーホールを形成し、このホール内に
もメタライズペーストを充填する。
抜き、電極層の印刷を行った高誘電率の低温焼結磁器組
成物グリーンシートを作製する。
成物グリーンシートと高誘電率の低温焼結磁器組成物グ
リーンシートとを積層し、グリーンシート積層体とメタ
ライズを同時焼成することにより、コンデンサを内蔵す
る多層配線基板を得ることができる。
組成物からなる絶縁層により構成されるコンデンサを内
蔵した多層配線基板は、コンデンサとして高い静電容量
を引き出すことできるためにコンデンサ素子などの部品
を基板に実装する必要がなく、該基板を実装するプリン
ト基板などの外部回路基板の小型化を図ることができ
る。
3:6重量% −CaO:5重量%−BaO:37重量% (屈伏点700℃、熱膨張係数7.0×10-6/℃、P
b量50×10-6以下) B:SiO2:29重量%−B2O3:10重量%−Al2
O3:6重量%−CaO:14重量%−BaO:37重
量%−TiO2:1重量%−ZrO2:3重量% (屈伏点700℃、熱膨張係数7.0×10-6/℃、P
b量50×10-6以下) 上記ガラスに対して、クオーツ(SiO2)、フォルス
テライト(Mg2SiO 4)、CaTiO3、BaTi
O3、MgTiO3、TiO2、ZrO2、La2Ti2O7
を準備し、表1に示す組成になるよう秤量調合し、溶剤
を加えてボールミルを用いて粉砕混合した。なお、試料
No.1〜25ではガラスAを試料No.26〜30で
はガラスBを用いた。
十分混合させてスラリーを作製し、ドクターブレード法
により厚み500μmのグリーンシートを作製した。こ
のグリーンシートから、50mm×50mmのサンプル
を切り出し、水蒸気を含有する窒素雰囲気中750℃に
て脱バインダー後、窒素雰囲気中、900〜1000℃
にて1時間焼成を行った。
よって3GHzにおける比誘電率(εr)およびその比
誘電率の−40〜85℃における温度変化率の絶対値
(τε)、tanδ(誘電損失)、40〜400℃にお
ける熱膨張係数(α)をそれぞれ測定した。なお、比誘
電率の温度変化率の絶対値(τε)については25℃で
の誘電率を基準値(ε25)として、−40℃での比誘電
率ε-40および85℃での比誘電率ε85から下記式に基
づいて算出した。
よりも多い試料No.25、MgOが10重量%よりも
多い試料No.30、CaOが5重量%よりも少ない試
料No.20、TiO2が15重量%よりも少ない試料
No.21では、磁器の比誘電率が14より小さくなっ
た。また、TiO2が30重量%よりも多い試料No.
5の場合、1050℃以下では緻密体が得られなかっ
た。
い試料No.26、La2O3が25重量%より多い試料
No.2では、tanδが50×10-4よりも大きくな
った。また、MgOを含有しない試料No.1、CaO
が15重量%よりも多い試料No.16、La2O3が5
重量%より少ない試料No.15では、磁器の比誘電率
の温度変化率の絶対値が100×10-6/℃を越えた。
を10〜30重量%、MgOを1〜10重量%、CaO
を5〜15重量%、TiO2を15〜30重量%、La2
O3を5〜25重量%の比率で含有する試料No.2〜
4、6〜14、17〜19、22〜24、27〜29で
は、いずれも比誘電率が14以上、tanδが50×1
0-4以下、比誘電率の温度変化率の絶対値が100×1
0-6/℃以下の優れた特性を有するものであった。
磁器組成物によれば、1050℃以下での焼成が可能で
あることから、銅や銀等の低抵抗金属との同時焼成が可
能であり、また、1MHz〜3GHzにおける比誘電率
が14以上、誘電損失(tanδ)が50×10-4以
下、−40〜85℃における比誘電率の温度変化率の絶
対値が100×10-6/℃以下の優れた誘電特性を有す
ることから、多層配線基板の内部に配設して静電容量を
引き出すことによって、焼成によって同時にコンデンサ
を内蔵した配線基板を作製できることから、外部回路基
板に別途コンデンサを実装する必要がなく、外部回路基
板の小型化、実装コストの削減を図ることができる。
略断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】SiO2を10〜30重量%、MgOを1
〜10重量%、CaOを5〜15重量%、TiO2を1
5〜30重量%、La2O3を5〜25重量%含み、1M
Hz〜3GHzにおける比誘電率が14以上、−40〜
85℃における比誘電率の温度変化率の絶対値が100
×10-6/℃以下、かつ1MHz〜3GHzにおける誘
電損失(tanδ)が50×10-4以下であることを特
徴とする低温焼結磁器組成物。 - 【請求項2】さらに、BaOを5〜20重量%、ZrO
2を1〜10重量%含むことを特徴とする請求項1記載
の低温焼結磁器組成物。 - 【請求項3】さらに、Al2O3を1〜10重量%、B2
O3を1〜10重量%含むことを特徴とする請求項1ま
たは2記載の低温焼結磁器組成物。 - 【請求項4】磁器絶縁層が多層に積層された絶縁基板の
表面および/または内部にメタライズ配線層が配設され
ている多層配線基板において、前記磁器絶縁層のうち少
なくとも1層が請求項1乃至3のいずれか記載の低温焼
結磁器組成物からなることを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項5】前記低温焼結磁器組成物からなる絶縁層が
一対の電極層間に配設されており、該一対の電極によっ
て所定の静電容量が引き出されることを特徴とする請求
項4記載の多層配線基板。
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