JP2009064842A - セラミックス焼結体およびそれを用いた基板およびそれを用いた発光素子搭載用パッケージおよびそれを用いた発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セラミックス原料と、このセラミックス原料に添加されセラミックス焼結体の内部において可視光領域の光の散乱を促進する散乱体と、有機質バインダーとを混合したものを成形した後、焼成して成るセラミックス焼結体12において、セラミックス原料は、ホウ珪酸ガラス原料、アルミナを含有し、散乱体15は、五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛から選択される少なくとも1種であり、セラミックス原料と散乱体の重量の和を100wt%とした場合に、前記アルミナの含有量は40wt%以下であることを特徴とするセラミックス焼結体12による。
【選択図】図1
Description
特許文献1に記載される「発光ダイオード用パッケージ及び発光ダイオード」は、アルミナセラミックスを用いた発光ダイオード用パッケージ及び発光ダイオードに関するものであり、具体的には、発光ダイオード素子を実装するためのベース体の上部に、反射面を有する開口を形成したカバー体を貼着された発光ダイオード用パッケージにおいて、ベース体及びカバー体を気孔直径が0.10〜1.25μmのアルミナセラミックス又は気孔率が10%以上のアルミナセラミックスを用いて形成したことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に記載の発明によれば、特に原料中におけるアルミナの重量比率を96%以上とすることで、製造されるアルミナセラミックスの表面における反射率を、測定基準であるBaSO4を塗布した球体の表面における反射率に近似させることができるという効果を有する。
特許文献2に係る発明は、発光素子の搭載部を有する基板の上面から下面にかけて導電路を形成するとともに、基板の上面に、搭載部を取り囲む反射面を有した反射部材を取着してなる発光素子収納パッケージにおいて、基板の外側面を、平面視して反射部材の外側面よりも内側に位置させるとともに、基板よりも外側に位置する反射部材の下面を、側面視して基板の下面の高さ位置よりも上方に位置させたことを特徴とするものであり、反射部材には白色系のセラミックスを使用することも可能である。
上記構成の特許文献1に記載の発明によれば、基板及び反射部材の両方をセラミックス製とすることで、両者の熱膨張係数の差を小さくすることができ、基板と反射部材の接合部に発生する応力によるクラックの発生、または基板と反射部材との剥離、基板や反射部材の変形を抑制することができる。
さらに、基板及び反射部材に白色性のセラミックスとすることで、紫外領域から可視光領域にわたって効率のよい波長依存性を少なくすることができる。
この結果、特許文献2に記載される発光装置から発せられる光の、出力やバラツキを低減することができる。
このため、特許文献1に開示されるようなアルミナセラミックスを用いた反射体を用いることで、カバー体の反射面における光の拡散反射が促進されて発光装置の出力を高めることができるものの、アルミナセラミックスよりも小さい熱膨張係数を有する窒化アルミニウムを主成分とするベース体にこの反射体を接合した場合には、両者の接合部分に熱膨張係数差に起因する応力が発生し、ベース体に及びカバー体にクラックが生じたり、剥離したり、あるいは、変形する可能性が高かった。
従って、アルミナの重量比率の高いアルミナセラミックスは、窒化アルミニウムを主成分とするベース体(基板)に接合されるカバー体(反射体)としては適さないという課題があった。
つまり、特許文献1に開示されるようなアルミナセラミックスを、窒化アルミニウムを主成分とするベース体上に接合する目的で、金属を主成分とする接合材とともに加熱焼成した際に上述のような不具合が発生してしまう可能性があり、信頼性の高い製品にし難いという課題があった。
このため、上述のような特許文献1の場合と同様の課題が生じる可能性が高かった。
上記構成のセラミックス焼結体において、ホウ珪酸ガラス原料は焼成時に溶融して骨材であるアルミナ及び散乱体をその内部に内在させるという作用を有する。また、ホウ珪酸ガラス原料は焼結助剤としても作用する。
さらに、請求項1に記載のセラミックス焼結体において、ガラス質成分、アルミナ粒子及び散乱体により構成される固体は絶縁体を形成するという作用を有する。
また、セラミックス原料の母材をホウ珪酸ガラス原料とすることで、請求項1に記載のセラミックス焼結体を700℃〜1100℃の低温条件下において焼成させるという作用を有する。
このことはすなわち、銅や銀、金等の低融点金属の同時焼成を可能にするというという作用を有する。
加えて、請求項1に記載のセラミックス焼結体は焼成後に加熱処理を施した場合でもその寸法がほとんど変化しないので、請求項1に記載のセラミックス焼結体を焼結した後で、別途、上記低融点金属から成る導電体の焼成を可能にするという作用を有する。
また、セラミックス原料の母材として用いられるホウ珪酸ガラス原料は、請求項1に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を低減させるという作用を有する。
さらに、セラミックス原料の骨材として用いられるアルミナは、請求項1に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を増大させると同時に、その機械的強度を向上させるという作用を有する。
特に、請求項1に記載のセラミックス焼結体を製造する際に用いるセラミックス原料と散乱体の重量の和を100wt%とした場合に、アルミナを40wt%以下添加することで、請求項1に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数に近似させるという作用を有する。
さらに、散乱体である五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛は、請求項1に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を増大させると同時に、700℃〜1100℃の低温条件下において焼成された場合においても白色が維持されて、請求項1に記載のセラミックス焼結体の内部において可視光領域の光を拡散反射させるという作用を有する。
請求項2記載のセラミックス焼結体は、その焼成時にセラミックス焼結体の内部にアノーサイトが析出したり、あるいは、このセラミックス焼結体を作製する際に用いるセラミックス原料の一部を結晶化済のアノーサイトに置き換えることで、請求項2に記載のセラミックス焼結体がアノーサイトを含有するよう構成されるものである。
上記構成のセラミックス焼結体は、請求項1記載の発明と同様の作用に加え、セラミックス焼結体に含有されるアノーサイト、すなわち、焼成時に析出するアノーサイト、又は、予め添加される結晶化済のアノーサイト、又は、この両者は、請求項2に記載のセラミックス焼結体の内部において散乱体と同様の作用を有し、可視光領域の光の拡散反射を促進するという作用を有する。
また、上述のようなアノーサイトは、請求項2に記載のセラミックス焼結体の機械的強度を高めると同時に、セラミックス焼結体の熱膨張係数を低減する方向にシフトさせるという作用を有する。
上記構成のセラミックス焼結体は請求項1又は請求項2に記載のそれぞれの発明と同じ作用を有する。
通常、セラミックス焼結体を構成する粒子の直径が小さくなるほどセラミックス焼結体の機械的強度は高まる。
このため、請求項3に記載のセラミックス焼結体の内部に分散される散乱体の平均粒径を1μm以下とすることで、内部に散乱体が分散されたセラミックス焼結体に十分な機械的強度を付与するという作用を有する。
また、散乱体の平均粒径を1μm以下に設定することで、出来上がったセラミックス焼結体の内部における散乱体の粒子径を可視光領域の光の波長に近似させるという作用を有する。
上記構成の発光素子搭載用パッケージにおいて、基体は反射体及び発光素子を支持するという作用を有する。また、反射体は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体により構成されるものであり、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載の発明と同様の作用に加え、反射体は搭載部を取り囲むように接合されることで、この搭載部に光源が設置された際に、光源から発せられる光が光源の外側面方向に拡散して減衰するのを妨げるという作用を有する。
また、反射体の内部では、可視光領域の光の拡散反射が促進されることで、その表面(反射面)における可視光領域の光の反射率を高めるという作用を有する。
この結果、基体の上面と反射体の内側面により形成されるキャビティ内における光の減衰を抑制するという作用を有する。
また、特に基体を窒化アルミニウム焼結体により構成した場合には、基体と反射体を構成するそれぞれのセラミックスの熱膨張係数の差が小さくなり、請求項4に記載の発光素子搭載用パッケージに昇降温が繰り返された場合に、基体と反射体の接合部において熱膨張係数の差に起因する応力の発生を抑制するという作用を有する。
また、特に基体をアルミナ焼結体により構成した場合には、基体の上面における可視光領域の光の反射率を向上させるという作用を有する。この結果、請求項4記載の発光素子搭載用パッケージの発光効率を向上させるという作用を有する。
上記構成の発光素子搭載用パッケージは、請求項4に記載の発光素子搭載用パッケージと同様の作用を有する。
また、請求項5に記載の発光素子搭載用パッケージは、接合材が真空中又は還元雰囲気中又は酸化雰囲気中において焼成されることで反射体を基体に接合するという作用を有する。また、このような接合材として、例えば、銅系、銀系、金系の低融点金属の使用可能にするという作用を有する。
上記構成の発光装置は、請求項4又は請求項5に記載の発光素子搭載用パッケージを用いたものであり、請求項4又は請求項5に記載の発明と同様の作用に加え、発光素子は基体の搭載部に搭載されて、通電時に発光するという作用を有する。
また、封止材又はレンズは、キャビティ内に収容される発光素子を封止又は密封するというという作用を有する。
上記構成の発光装置は、請求項6記載の発明と同じ作用に加え、発光素子の主成分を窒化アルミニウムとすることで、基体上に発光素子と反射体とを同時に接合させるという作用を有する。
また、特に基体を窒化アルミニウム焼結体とした場合は、基体と発光素子を構成するそれぞれの材料の熱膨張係数差が小さくなり、請求項7に記載の発光装置において発光素子の発光に伴う昇降温が繰り返された場合に、基体と発光素子の接合部に、それぞれの熱膨張係数の差に起因する応力が発生を抑制するという作用を有する。
上記構成の発明において基体は、請求項1乃至請求項3のそれぞれに記載のセラミックス焼結体と同じ作用を有する。この結果、請求項8記載の基板は、アルミナのみからなるセラミックス焼結体よりも小さい熱膨張係数を有するため、たとえば、その上面に窒化アルミニウムを主成分とする発光素子や、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体から成る反射体が搭載された場合に、それぞれの接合部分において熱膨張係数差に起因する応力が発生を抑制するという作用を有する。
また、請求項8記載の基板は、その上面に、例えば発光素子から成る光源が搭載された際に、基板の表面において光源から発せられる光を効率よく反射させるという作用を有する。
上記構成の発明は、請求項8記載の発明と同じ作用に加え、基板の上面に形成される凹部は、その内部に発光素子を収容するという作用を有する。
また、この凹部における側面と底面はいずれも反射面として作用し、発光素子から発せられる光を反射することで光の減衰を抑制するという作用を有する。
また、セラミックス原料であるホウ珪酸ガラス原料は、請求項1記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を低減させるという効果を有するのに対して、セラミックス原料であるアルミナ及び散乱体は、請求項1記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を増大させるという効果を有する。
従って、これらを組み合わせてセラミックス焼結体を製造した場合、請求項1に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数を所望の値に調整することができるという効果を有する。
すなわち、窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数に近似する熱膨張係数を有するセラミックス焼結体を提供することができるという効果を有する。
また、請求項1に記載のセラミックス焼結体の内部に、散乱体である五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛を少なくとも1種分散させることで、請求項1に記載のセラミックス焼結体の内部における可視光領域の光の拡散反射を促進することができるという効果を有する。
よって、請求項1に記載のセラミックス焼結体の表面において可視光領域の光を効率よく反射させることができるという効果を有する。
つまり、請求項1に記載の発明によれば、所望の熱膨張係数を有し、かつ、高い反射性を有するセラミックス焼結体を安価に提供することができるという効果を有する。
また、請求項1に記載のセラミックス焼結体は、ガラスセラミックスの特性を備えている。このため、請求項1に記載のセラミックス焼結体を、例えば、平面無収縮焼結法により焼成した場合、請求項1に記載のセラミックス焼結体がX−Y方向に収縮するのを防止することができるという効果を有する。加えて、請求項1に記載のセラミックス焼結体は700℃〜1100℃の温度条件下において焼結させることができるので、銅系や銀系あるいは金系の低融点金属から成る導電体を同時焼成させることができるという効果を有する。
あるいは、請求項1に記載のセラミックス焼結体は、焼成後に再度加熱処理を行った場合でもその寸法変化がほとんど起こらないので、焼成後に別途、銅系や銀系あるいは金系の低融点金属から成る導電体を形成させることができるという効果を有する。
このことはすなわち、特殊な技術を用いることなく請求項1に記載のセラミックス焼結体の表面に形成される導電体のピッチ精度を高めることができるという効果を有する。
従って、請求項1に記載のセラミックス焼結体を、たとえば、反射体として用いる場合、被接合対象である基体の熱膨張係数と近似した熱膨張係数を有する反射体を提供することができるという効果を有する。また、請求項1に記載のセラミックス焼結体を、発光素子搭載用基板の絶縁性を有する基体として用いる場合、低融点金属から成る導電体のピッチ精度が極めて高く、かつ、その表面において発光素子から発せられる光を高効率で反射させることができ、しかも、発光素子の熱膨張係数と近似する熱膨張係数を有する絶縁性の基体を提供することができるという効果を有する。
また、アノーサイトはアルミナのみ、あるいは、ホウ珪酸ガラス原料のみから成るセラミックス焼結体に比べて低い熱膨張係数を有する。
このため、請求項2に記載のセラミック焼結体がアノーサイトを含有することで、請求項2に記載のセラミックス焼結体の熱膨張係数が小さくなり、請求項2に記載のセラミック焼結体の機械強度を高めることができるという効果を有する。
さらに、請求項3に記載のセラミックス焼結体を構成する散乱体の粒子径を可視光領域の光の波長に近似させて、粒子の表面における可視光領域の光の反射を促進することができるという効果を有する。
この結果、請求項3記載のセラミックス焼結体の表面における可視光領域の光の反射率が高く、かつ、高い機械的強度を備えたセラミックス焼結体を提供することができるという効果を有する。
また、反射体は光源の外側面を取り囲むことで、光源の外側面方向に放射される光を反射面上において好適に反射させることができるという効果を有する。よって、光源から発せられる光の発光効率を高めることができるという効果を有する。
さらに、特に基体を窒化アルミニウム焼結体により構成した場合、反射体と基体の熱膨張係数が近似するので、反射体と基体の接合部にそれぞれの熱膨張係数差に起因する応力が発生するのを抑制することができるという効果を有する。
この結果、請求項4記載の発光素子搭載用パッケージにおいて昇降温が繰り返された場合でも、基体から反射体が剥離したり、基体又は反射体に亀裂が生じる等の不具合が発生を防止することができるという効果を有する。
従って、信頼性の高い発光素子搭載用パッケージを提供することができるという効果を有する。
また、特に基体をアルミナ焼結体により構成した場合、基体の上面における可視光領域の光の反射率を高めることができると同時に、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体から成る反射体により可視光領域の光が高効率で反射されるので、発光効率の高い発光素子搭載用パッケージを提供することができるという効果を有する。
この結果、高品質な発光素子搭載用パッケージを安価に提供することができるという効果を有する。
この結果、基体上に反射体と発光素子とを別々に接合する場合に比べて請求項7記載の発光装置の製造工程を簡素化することができるので、製造コストを削減することができるという効果を有する。
この結果、高品質な発光装置を一層安価に提供することができるという効果を有する。
また、特に、反射体として請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体から成る反射体を用いた場合には、基体と反射体の接合部に、それぞれの熱膨張係数差に起因する応力が発生するのを抑制することができるという効果を有する。
また、請求項8に記載の基板は、その上面に高いピッチ精度を保った状態で導電体を形成させることができるので、キャビティ内に複数の光源を精度よく搭載させることができるという効果を有する。
この結果、発光装置を構成する部品の数を減らすことができるので、発光装置をより安価に提供することができるという効果を有する。
一般にLTCC(低温焼成セラミックス)として知られるホウ珪酸ガラスは、高い機械的強度を備えると同時に、熱膨張率が小さいので昇降温が繰り返された場合でも破損する恐れが少ない。このため、エレクトロニクス分野における基板用材料等として注目されている。
そこで、本発明の実施例1に係るセラミックス焼結体は、このようなホウ珪酸ガラスの特性を利用しつつ、その内部に可視光領域の光を散乱させる作用を有する散乱体を分散させることで、その表面における可視光領域の光の反射率を大幅に高めたものである。
なお、上記散乱体から選択される少なくとも2種類以上の散乱体を添加してもよい。この場合、上記散乱体から選択される少なくとも2種類以上の散乱体が、実施例1に係るセラミックス焼結体の内部における光の散乱効果を促進するという効果を有する。
実施例1に係るセラミックス焼結体は、セラミックス原料中に骨材としてアルミナを含有することで、その機械的強度を高めることができるという効果を有する。
図1に示すように、セラミックス焼結体12の上面19に可視光領域の光25が照射されると、光25の一部はセラミックス焼結体12の上面19において反射光22として反射される一方で、セラミックス焼結体12の上面19から入射光21として内部に侵入し、セラミックス焼結体12の下面20において反射されなかった入射光21は透過光24としてセラミックス焼結体12の下面20から外部に放射されてしまう。
このように、光25の一部がセラミックス焼結体12の内部を通過して透過光24として外部に放射されてしまうことで光25が減衰するのである。
そこで、実施例1に係るセラミックス焼結体12においては、その内部に常温下において比較的高い屈折率を有する五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛から選択される少なくとも1種を散乱体15として分散させることで入射光21を散乱させている。
つまり、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に分散する散乱体15によって入射光21の散乱が繰り返される過程において、入射光21の大部分を散乱光23として再びセラミックス焼結体12の上面19側に向わせているのである。
この結果、セラミックス焼結体12の下面20から外部に放射される透過光24が少なくなり、セラミックス焼結体12の上面19における可視光領域の光25の反射率を高めることができるという効果を有するのである。
実施例1に係るセラミックス焼結体12中に含有される五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛は、いずれも室温条件下では白色を有する粒子であり、比較的高い屈折率を有している。
そして、これらは1000℃程度の温度条件下であれば大気中で白色が維持される。すなわち、五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛は、酸化雰囲気中において1000℃程度まで加熱した場合でも白色が維持されるのであるが、これらを一般的なアルミナセラミックスの焼結温度と同程度にまで、すなわち、1500℃を超えて加熱した場合、散光体自体が変色してしまい、出来上がったセラミックス焼結体の白色度が低下してしまうという不具合が生じる可能性もあった。
そこで、通常、酸化雰囲気中において1000℃以下で焼結させることのできるホウ珪酸ガラス原料を、実施例1に係るセラミックス原料の母材として用いることで、その焼成温度を一般的なアルミナセラミックスよりも大幅に低い700℃〜1100℃とすることができる。
この結果、五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛から選択される少なくとも1種を散乱体15として添加した場合に、焼成時に散乱体15が変色するのを防止することができるという効果を有するのである。
このアノーサイトは、実施例1に係るセラミックス焼結体12のセラミックス原料の母材としてホウ珪酸ガラス原料を用いることで、その焼成時にセラミックス焼結体12の内部に析出するものである。
そして、このようなアノーサイトは、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部において、散乱体15と同様に、可視光領域の光の拡散反射を促進するという作用を有し、セラミックス焼結体12の表面における可視光領域の光の反射を促進するという効果を有する。
そして、万一セラミックス焼結体12の内部に十分な量のアノーサイトが析出されない場合には、セラミックス焼結体12の内部において、可視光領域の光の拡散反射が不十分となり、反射面における可視光領域の光の反射率が向上されない。
従って、このような事態を回避する目的で、実施例1に係るセラミックス焼結体12を作製する際に用いるセラミックス原料の一部を予め結晶化済のアノーサイトに置き換えておいてもよい。
このように、実施例1に係るセラミックス焼結体12を作製する際に用いられるセラミックス原料を構成するホウ珪酸ガラス原料、又は、アルミナの一部を予め結晶化済のアノーサイトに置き換えることで、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に確実にアノーサイトを含有させることができるという効果を有する。
すなわち、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に自然にアノーサイトが析出した場合と同様に、可視光領域の光の拡散効果を促進させることができるという効果を有する。
さらに、本願明細書中において単に「アノーサイト」と記載する場合には、「アノーサイトA」と「アノーサイトB」の両方をを包含した広義のアノーサイト指し示しているものとする。以下に示す他の実施例においても同様である。
また、このようなアノーサイトAとしては、例えば、ホウ珪酸ガラス原料を予め850℃の温度条件下において焼成してなる結晶化ガラスを粉体状に粉砕した焼粉(この焼粉はその大部分がアノーサイトにより構成されている)や、あるいは、天然鉱物である灰長石等を用いることが可能である。
このように、実施例1に係るセラミックス焼結体12の製造に用いられるセラミックス原料の一部を、予めアノーサイトAに置き換えておくことで、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に含有されるアノーサイトの量が、製造条件の変動に伴って大幅に増減するのを防止することができるという効果を有する。
この結果、高反射性を有し、かつ、品質のバラツキの少ない製品を提供することができるという効果を有する。
しかもこの場合、高反射性を有するセラミックス焼結体12を焼成する際の焼成温度を低く設定した場合でも、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に散乱体15と同様の作用を有するアノーサイトを確実に含有させることができるので、散乱体15の添加量を最小限度にすることができるという効果を有する。
この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体12の製造にかかるコストを大幅に削減することができ、セラミックス焼結体12を安価に提供することができるという効果を有する。
このため、実施例1に係るセラミックス焼結体12において、アルミナの含有量を増加させるとセラミックス焼結体12の熱膨張係数は増大し、逆に、ホウ珪酸ガラス原料の含有量を増加させるとセラミックス焼結体12の熱膨張係数は低減する。
つまり、実施例1に係るセラミックス焼結体12のセラミックス原料を、ホウ珪酸ガラス及びアルミナにより構成することで、セラミックス焼結体12の熱膨張係数をアルミナのみからなるセラミックス焼結体の熱膨張係数よりも小さくすることができるのである。
この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体12を、アルミナのみからなるセラミックス焼結体の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する被接合対象の熱膨張係数に近似させることができるという効果を有する。
例えば、熱膨張係数が4.0×10−6程度のホウ珪酸ガラス原料とアルミナをそれぞれ60:40の割合(wt%)で配合してセラミックス焼結体を作製した場合、その熱膨張係数は5.5×10−6程度になる。
このため、セラミックス原料としてホウ珪酸ガラス原料を用いることは、実施例1に係るセラミックス焼結体12の熱膨張係数を、アルミナのみから成るセラミックス焼結体(アルミナ焼結体)の熱膨張係数よりも小さくするために必須不可欠である。
すなわち、実施例1に係るセラミックス焼結体12の焼成時に、セラミックス焼結体12の内部にアノーサイトBが析出することで、及び/又は、セラミックス焼結体12の製造する際にセラミックス原料の一部をアノーサイトAに置き換えることで、セラミックス焼結体12の熱膨張係数を低減することができるという効果が発揮される。
この結果、実施例1にセラミックス焼結体12の機械強度を向上させることができると同時に、特に、セラミックス原料の一部をアノーサイトAに置き換えた場合には、窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数と近似する熱膨張係数を有するセラミックス焼結体12を一層容易に製造することができるという効果を有する。
この場合、セラミックス原料と散乱体15の重量の合計を100wt%とした場合に、散乱体15の添加量は20wt%以下であることが望ましい。
あるいは、窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数と近似する熱膨張係数を有するセラミックス焼結体12を製造するには、セラミックス原料と散乱体15の重量の合計を100wt%とした場合に、ホウ珪酸ガラス原料を60wt%とし、残りの40wt%をアルミナと散乱体15とアノーサイトAにより構成すればよい。
この場合も、セラミックス原料と散乱体15の重量の合計を100wt%とした場合に、散乱体15の添加量は20wt%以下であることが望ましい。
これは、セラミックス原料と散乱体15の重量の合計を100wt%とした場合に、散乱体15を20wt%を超えて添加すると、セラミックス焼結体12の熱膨張係数が増大してしまい、窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数に近似させることができなくなってしまうという不具合が生じるためである。
実施例1に係るセラミックス焼結体12は、焼成時にホウ珪酸ガラス原料が溶融して成るガラス質成分(液体)中に骨材であるアルミナ粒子と散乱体15とアノーサイト(アノーサイトA及び/又はアノーサイトB)が分散した状態で混在するものである。
また、セラミックス焼結体12を構成する個々の粒子は、ホウ珪酸ガラス原料が溶融してなるガラス質成分により互いに結合されている。
なお、実施例1に係るセラミックス焼結体12においては、その母材であるホウ珪酸ガラス原料が焼結助剤としても作用するので、通常アルミナセラミックスを製造する際に添加する、マグネシアやイットリア等の酸化物から成る焼結助剤を必ずしも添加する必要はない。
なお、実施例1に係るセラミックス焼結体12の製造時に、散乱体15として特に酸化イットリウムを添加する場合、上述のようなセラミックス原料にマグネシアやイットリア等の酸化物を添加することで、散乱体15である酸化イットリウムの結晶構造を安定化させることができるという効果を有する。この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体12に昇降温が繰り返された場合に結晶構造に破壊が生じるのを抑制することができるという効果を有する。
図2に示すように、実施例1に係るセラミックス焼結体12は、アノーサイト13(アノーサイトA及び/又はアノーサイトB)、アルミナ粒子14、散乱体15、及び、これらの3種類の粒子同士の空隙により形成される気孔16により形成されている。
このようなセラミックス焼結体12の内部には、屈折率の異なる2種類の物質が接触する面、すなわち、可視光領域の光を反射させる反射面が無数に形成されている。
実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部に形成される反射面は、大きく2種類に分類することが可能であり、一方はセラミックス焼結体12の固体部分を形成する粒子、すなわち、アノーサイト13,アルミナ粒子14,散乱体15と、気孔16の接触面である境界面17であり、もう一方は、アノーサイト13とアルミナ粒子14、アノーサイト13と散乱体15、アルミナ粒子14と散乱体15の接触面である粒界18である。
すなわち、屈折率の異なる3種類の粒子により実施例1に係るセラミックス焼結体12を構成することで、セラミックス焼結体を構成する粒子を1種類とした場合に比べて(アルミナのみでセラミックス焼結体を構成した場合に比べて)、反射面として作用する粒界18の面積を大幅に増大させることができるという効果を有する。
この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体12の内部における光の拡散反射を大幅に促進することができるという効果を有する。
一般に、酸化アルミニウムを主成分とするアルミナセラミックスは、通常1500℃以上の高温で焼成されるのであるが、その表面や内部に形成される導電体を同時焼成する場合にはタングステン(W)や、モリブデン(Mo)等の高融点金属を用いる必要があり、このような高融点金属は導体抵抗が大きいため、電気信号の伝播速度が遅くなってしまう。
他方、低抵抗金属としては銅(Cu)や銀(Ag)あるいは金(Au)等があり、これらの低抵抗金属は融点が低いので基板用のセラミックス焼結体と同時焼成させるためには、基板において絶縁体を構成するセラミックス焼結体の焼成温度を700℃〜1100℃の範囲内にする必要がある。
よって、実施例1に係るセラミックス焼結体12は、そのセラミックス原料の母材をホウ珪酸ガラス原料とすることで、700℃〜1100℃の温度条件下において銅系や銀系あるいは金系の低抵抗金属から成る導電体を同時焼成させることができるという効果を有する。
この場合、実施例1に係るセラミックス焼結体12の表面に形成される導電体のピッチ精度を高めることができるという効果を有する。
従って、実施例1に係るセラミックス焼結体12に低抵抗金属である銅や銀あるいは金等から成る導電体を形成することで、電気信号の伝播速度が速く、かつ、その表面における可視光領域の光の反射率が高い発光素子搭載用の基板を提供することができるという効果を有する。
さらに、実施例1に係るセラミックス焼結体12を発光素子搭載用の基板として用いた場合、発光効率の高い発光装置を提供することができるという効果を有する。
また、実施例1に係るセラミックス焼結体12によれば、真空中、還元雰囲気中、酸化雰囲気中において700℃〜1100℃の温度条件下で焼成することで容易に低抵抗金属から成る導電体を形成することができるという効果を有する。
なお、特に実施例1に係るセラミックス焼結体12に銅系の導電体形成する場合には、銅を含有する導電性ペースト中性又は還元雰囲気中において焼成する必要がある。
加えて、実施例1に係るセラミックス焼結体12を製造する際に用いられるセラミックス原料及び散乱体15には鉛(Pb)が一切含まれないので、鉛フリーのセラミックス焼結体12を製造することができ、このようなセラミックス焼結体12を基板に用いた場合には、鉛フリーの規格を満足する電子部品を提供することができるという効果を有する。
従って、実施例1に係るセラミックス焼結体12において、散乱体15の平均粒径は1μm以下であることが望ましい。
このように、散乱体15の平均粒径を1μm以下とすることで、散乱体15の境界面17や粒界18における可視光領域の光の反射を促進することができるという効果を有する。
この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体の表層部における可視光領域の光の拡散反射が促進されて、その表面における可視光領域の光の反射率を高めることができるという効果を有する。
また、セラミックス成形体を焼成して成るセラミックス焼結体は、その固体部分を構成する粒子の平均粒径が小さくなるほどその内部における粒子同士の結合構造が緻密になり、その機械的強度が高められる。
このため、実施例1に係るセラミックス焼結体12を製造する際に用いるセラミックス原料であるアルミナの平均粒径を1μm以下とすることで、セラミックス焼結体12の機械的強度を高めることができるという効果を有する。
また、実施例1に係るセラミックス焼結体12を製造する際のセラミックス原料に添加する散乱体15を粒子状(粉体状)にすることで、焼結前のセラミックス成形体の内部に略均質に散乱体15を分散させることができるという効果を有する。
この結果、実施例1に係るセラミックス焼結体12の表層部における光の拡散反射を一層促進することができ、セラミックス焼結体12の表面における可視光領域の光の反射率を一層高めることができるという効果を有する。
図3は実施例1に係るセラミックス焼結体の製造工程を示すフローチャートである。
実施例1に係るセラミックス焼結体12を製造するには、まず、セラミックス原料の母材であるホウ珪酸ガラス原料と、骨材であるアルミナと、散乱体15である五酸化ニオビウム、酸化ジルコニウム、五酸化タンタル、酸化亜鉛から選択される少なくとも1種を、セラミックス原料と散乱体15の重量の合計を100wt%とした場合に、アルミナが40wt%以下となるよう、また、散乱体15が20wt%以下となるようそれぞれを正確に計量する(ステップS1)。このとき、セラミックス原料のアルミナの一部をアノーサイトAに置き換えてもよい。
なお、散乱体15と同様に可視光領域の光の散乱効果を有するアノーサイトA、又は、セラミックス原料に含有されるアノーサイトAとして、例えば、焼粉や灰長石、あるいは、これらの組み合わせを用いることが可能である。
なお、図3においては、原料の調合工程(ステップS1)において散乱体15を添加する場合を例に挙げて説明しているが、粉砕及び混合工程(ステップS2)の後に予め所望の平均粒径に調整した散乱体15を添加してもよい。
例えば、有機質バインダーを加えて噴霧乾燥した粒状体を、面圧800〜1500kgf/cm2の押圧力を加えてプレス成形する。
なお、このような実施例1に係るセラミックス成形体を作製する方法としては、一般的な粉体プレス成形方法や、公知の、押し出し成形法、射出成形法、ドクターブレード法、冷間静水圧法等を制限なく採用することが可能である。
最後に、上述のような工程を経て作製したセラミックス成形体を、例えば、酸化(O2)雰囲気中において、700〜1100℃の温度条件下で焼成すればよい(ステップS6)。
なお、銅系の導電体を実施例1に係るセラミックス焼結体12と同時焼成させるには、中性又は還元雰囲気中において実施例1に係るセラミックス成形体を焼成する必要がある。
この場合、実施例1に係るセラミックス焼結体12の平面方向(X−Y軸方向)における収縮を防止することができるので、セラミックス焼結体12を発光素子搭載用基板の基体として用いることができるという効果を有する。
この結果、銀系あるいは銅系の導電体を同時焼成する場合や、実施例1に係るセラミックス焼結体12を焼成した後に、銀系あるいは銅系の導電体を別途焼成させて形成する場合に、導電体のピッチ精度を大幅に高めることができるという効果を有する。
よって、実施例1に係るセラミックス焼結体12によれば、高い品質を有する発光素子搭載用基板を提供することができるという効果を有する。
図4は本発明の実施例2に係る反射体の概念図である。
図4に示すように、実施例2に係る反射体1は、上記のような実施例1に係るセラミックス焼結体を環状に形成したものである。
なお、本願でいう「環状」とは、必ずしも「円形」のみを意味しているのではなく、多角形などの角を有するものでもよく、端部を備えることなく連続してつながっている状態を示すものである。また、実施例2に係る反射体1は必ずしも環状である必要はなく、光源から発せられる光を所望の方向に反射することができるよう構成されるものであれば、必ずしも環状でなくともよい。すなわち、光源の外側面を、例えば、角柱状の部材を複数組み合わせることで取り囲んで反射体を形成してもよい。
そして、実施例2に係る反射体1は、上述の実施例1に係るセラミックス焼結体と同様の効果を有するものである。
つまり、実施例2に係る反射体1によれば、窒化アルミニウム焼結体の熱膨張係数と近似する熱膨張係数を有し、反射面1aにおける可視光領域の光の反射率が高い反射体を提供することができるという効果を有する。
また、実施例2に係る反射体1は、セラミックス焼結体であるため、従来、高反射性金属として知られ、発光素子搭載用パッケージや発光装置に多用される銀(Ag)のように、空気中の硫化水素分と化学反応して変色する恐れがない。
このため、反射体1を大気中において長期間に使用した場合でも反射面1aにおける可視光領域の光の反射率が変化しない高品質な反射体を提供することができるという効果を有する。
図5は本発明の実施例3に係る発光素子搭載用パッケージ及びそれを用いた発光装置の一例を示す断面図である。なお、図5に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図5に示すように、実施例3に係る発光素子搭載用パッケージ2は、例えば、窒化アルミニウム焼結体又はアルミナ焼結体から成る基体4上に、発光素子を搭載するための搭載部6が少なくとも1つ設けられ、この搭載部6を囲うように上記実施例2に係る反射体1が接合材5を介して基体4上に接合されたものである。
よって、基体4上に反射体1を接合するための接合材5として、銀系、銅系あるいは金系の低融点金属を用いることができるという効果を有する。
この場合、反射体1を基体4上に比較的低い温度で接合することができるので、実施例3に係る発光素子搭載用パッケージ2の製造コストを削減することができるという効果を有する。
この結果、高反射性を有する反射体1を備えた発光素子搭載用パッケージ2を安価に提供することができるという効果を有する。
また、特に基体4として窒化アルミニウム焼結体を用いた場合には、基体4の熱膨張係数と反射体1の熱膨張係数を近似させることができるので、実施例3に係る発光素子搭載用パッケージ2に昇降温が繰り返された場合であっても、反射体1と基体4の接合部にそれぞれの熱膨張係数差に起因する応力が発生するのを抑制することができるので、基体4から反射体1が剥離したり、これらの接合部に亀裂が生じるのを防止することができるという効果を有する。
この結果、実施例3に係る発光素子搭載用パッケージ2の信頼性を大幅に向上させることができるという効果を有する。
そして、このような基体4に高反射性を有する実施例2に係る反射体1を接合することで、基体4の法線方向への可視光領域の光の反射率が極めて高い発光素子搭載用パッケージ2を提供することができるという効果を有する。
なお、上記配合からなる反射体1を構成するセラミックス焼結体は、発光素子搭載用基板に用いる基体としても使用することもできる。
また、上記配合からなる反射体1を構成するセラミックス焼結体は、発光素子搭載用基板に用いる基体としても使用することもできる。
また、上記のような配合により作製した実施例2に係る反射体1の表面における可視光領域の光の反射率は、BaSO4を塗布した球体の表面における光の反射率を100%とした場合に94%以上であった。
なお、図5に示す実施例3に係る発光装置3においては、発光素子搭載用パッケージ2の搭載部6に、フリップチップ方式により発光素子10を搭載した場合を例に挙げて説明しているが、この他にも発光素子10はワイヤーボンディング方式により搭載部6に搭載されても良い。
また、実施例3に係る発光装置3は、キャビティ7を封止材11により封止する代わりに反射体1の開口1c近傍に図示しないレンズを覆設してキャビティ7内の発光素子10を密封してもよい。
このような実施例3に係る発光装置3によれば、上述の発光素子搭載用パッケージ2と同様の効果に加え、光源として発光素子10を採用することで、消費電力が少なくかつ光源の寿命が長い発光装置3を提供することができるという効果を有する。
この場合、基体4上に反射体1と発光素子10とを別々に接合する場合に比べて、発光装置3の製造工程を簡略化することができるという効果を有する。
よって、発光装置3の製造にかかるコストを削減することができるので、実施例3に係る発光装置3を安価に提供することができるという効果を有する。
さらに、実施例3に係る発光装置3において、特に基体4を窒化アルミニウム焼結体とし、かつ、発光素子10として窒化アルミニウムを主成分とする発光素子10を用いた場合には、基体4と反射体1と発光素子10のそれぞれの熱膨張係数を互いに近似させることができるという効果を有する。
この場合、発光装置3において発光素子10の発光に伴う昇降温が繰り返された場合に、基体4と反射体1との接合部、及び、基体4と発光素子10との接合部の両方に、それぞれの熱膨張係数差に起因する応力が生じるのを抑制することができるという効果を有する。
この結果、発光装置3において基体4から反射体1が剥離したり、基体4と反射体1の接合部に亀裂が生じたり、あるいは、基体4から発光素子10が剥離したり、基体4と発光素子10の接合部に亀裂が生じるのを防止することができるという効果を有する。
よって、発光効率が極めて高く、かつ、高い信頼性を有する発光装置3を提供することができるという効果を有する。
図6(a)は本発明の実施例4に係る発光素子搭載用基板の断面図であり、(b)は実施例4に係る発光素子搭載用基板を用いた発光装置の断面図である。なお、図1乃至図5に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
実施例4に係る発光素子搭載用基板27aは、図6に示すように、実施例1に係るセラミックス焼結体12から成る絶縁性の基体28が複数積層された積層体29の上面や、基体28上に導電性メタライズ層30aが形成され、さらに、積層体29の上面に形成される導電性メタライズ層30aと基体28上に形成される導電性メタライズ層30aとが、基体28に穿設されるビア39に充填される導電体30bにより電気的に接続されたものである。また、実施例4に係る光素子搭載用基板27aの下面側には、積層体29内に電気信号を取り込むための端子32が設けられている。
このように、発光素子搭載用基板27aを基体28の積層体29とすることで、基体28と基体28との間に導電性メタライズ層30aから成る複雑な回路配線をコンパクトに収納することができるという効果を有する。
なお、発光素子搭載用基板27aは必ずしも積層体29である必要はなく、単層の基体28により構成されてもよい。
なお、本願明細書中においては、発光素子収納用パッケージや発光装置、又は、発光素子搭載用基板において、発光素子を支持するための実施例1に係るセラミックス焼結体12から成る絶縁体を「基体」とし、この基体の上面に回路配線である導電性メタライズ層が形成されたり、基体に穿設されるビアに導電体が充填されたもの、及び、このような導電性メタライズ層や導電体を有する基体が複数層積層されたものを「基板」と呼んで区別している。
そして、実施例4に係る光素子搭載用基板27aにおいては、その上面に反射体を接合させるための接合材38が、複数の搭載部31の外縁を囲うように塗布されている。
なお、導電性メタライズ層30a又は導電体30bと、接合材38とは、作用が異なるため便宜上別々の構成要素として区別しているが、その材質は同じであってもよい。
このような実施例4に係る光素子搭載用基板27aにおいては、その基体を構成する実施例1に係るセラミックス焼結体12を、先に述べた平面無収縮焼結法により焼成することで、その上面に形成される導電性メタライズ層30aのピッチ精度を大幅に高めることができるという効果を有する。
なお、実施例4に係る発光装置35aにおいては、搭載部31にワイヤーボンディング方式により発光素子33を搭載した場合を例に挙げて説明しているが、この他にも発光素子33はフリップチップ方式により搭載部6に搭載されても良い。
さらに、実施例4に係る発光装置35aにおいては、発光素子搭載用基板27aを構成する基体28と反射体36の両方を実施例1に係るセラミックス焼結体12により構成してもよい。
この場合、基体28と反射体36の熱膨張係数を一致させることができるので、発光素子33の発光に伴う昇降温が繰り返された場合であっても、基体28と反射体36の接合部分に亀裂が生じたり、あるいは、基体28から反射体36が剥離するのを抑制することができるという効果を有する。
この結果、発光素子33の発光効率が高くしかも信頼性の高い発光装置35aを提供することができるという効果を有する。
この結果、製品の歩留まりを向上することができると同時に、高い品質を有する発光装置35aを安価に提供することができるという効果を有する。
加えて、発光装置35aに係る基体28の熱膨張係数は、基体28を製造する際に用いるホウ珪酸ガラス原料と、アルミナ及び散乱体15の配合比率を変更することで容易に調整することができる。このため、発光素子33の熱膨張係数と、基体28の熱膨張係数を近似させることができるという効果も有する。
この結果、発光素子33の発光に伴い昇降温が繰り返された場合であっても、基体28と発光素子33の接合部分に、これらの熱膨張係数差に起因する応力が発生するのを抑制することができ、基体28と発光素子33の接合部分に亀裂が生じたり、あるいは、基体28から発光素子33が剥離するという不具合が発生するのを抑制することができるという効果を有する。
従って、この点からも信頼性の高い発光装置35aを提供することができるという効果を有する。
さらに、実施例4に係る発光装置35aにおいて、基体28と、反射体36と、発光素子33の熱膨張係数を互いに近似させた場合には、上述の実施例3に係る発光装置3の場合と同様に、発光装置35aの信頼性を一層に向上させることができるという効果を有する。
また、図6には特に図示していないが、実施例4に係る発光装置35aの反射体36の反射面と発光素子搭載用基板27aの上面により形成されるキャビティ内を樹脂で満たして発光素子33を封止したり、あるいは、反射体36の開口部にレンズを覆設してもよい。
この場合、発光素子33を収容するキャビティ内に埃等が侵入して発光装置35aが破損するのを防止することができるという効果を有する。
図7(a)は本発明の実施例5に係る発光素子搭載用基板の断面図であり、(b)は実施例4に係る発光素子搭載用基板を用いた発光装置の断面図である。なお、図1乃至図6に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
また、ここでは実施例4に係る発光素子搭載用基板27a及びそれを用いた発光装置35aとの相違点に重点をおいて説明する。
実施例5に係る発光素子搭載用基板27b及びそれを用いた発光装置35bは、上述の実施例4に係る発光素子搭載用基板27aや発光装置35bと同じ作用・効果を有するものであるが、反射体36を備える代わりに発光素子搭載用基板27bの上面に少なくとも1の凹部を備える点が異なっている。
実施例5に係る発光素子搭載用基板27bは、実施例1に係るセラミックス焼結体12から成る絶縁性の基体28の上面に、少なくとも1の凹状のキャビティ37が形成され、このキャビティ37の底面に少なくとも1の搭載部31が形成されたものである。
この場合、基体28と基体28の間に、導電性メタライズ層30aから成る複雑な回路配線を収納することができるという効果を有する。
このような実施例5に係る発光素子搭載用基板27bによれば、キャビティ37の側面37aが、実施例4に係る発光素子搭載用基板27aにおける反射体36と同じ作用・効果を発揮する。
この結果、発光素子搭載用基板27bに発光素子33を搭載するだけで、実施例4に係る発光装置35aと同等の機能を有する発光装置35bとすることができるという効果を有する。従って、実施例4に係る発光装置35aに比べて、使用する部品の数を少なくすることができると同時に、その製造工程を簡略することができるので、高い品質を有する製品を安価に提供することができるという効果を有する。
この場合、発光素子33を収容するキャビティ37内に埃等が侵入して発光装置35bが破損するのを防止することができるという効果を有する。
図8は本発明の実施例1に係るセラミックス焼結体である試料A〜Cの表面における可視光領域の光の反射率の測定結果を示すグラフである。
実施例1に係るセラミックス焼結体12である試料A〜Cに係るホウ珪酸ガラス原料と、アルミナと、散乱体のそれぞれの配合比率は以下の表1に示す通りである。
なお、ホウ珪酸ガラス原料として、このホウ珪酸ガラス原料を焼成してホウ珪酸ガラス珪酸ガラスとした場合に熱膨張係数が4.0×10-6程度であるようなホウ珪酸ガラス原料を用いた。
また、試料A〜Cの比較対象として、散乱体15を含有しない、アルミナと焼結助剤のみから成る白色セラミックス(アルミナ焼結体)の表面における可視光領域の光の反射率についても併せて測定し、その結果も図8のグラフに示した。
なお、可視光領域の光の反射率の測定にはコニカミノルタ社製分光測色計(型番:CM−3630)を用い、BaSO4を塗布した球体の表面における光の反射率を100%とした。
すなわち、実施例1に係るセラミックス焼結体12は、Ag薄膜表面における可視光領域の光の反射率と同等以上の反射率を有すると言える。
また、試料A〜Cの表面における可視光領域の光の反射率は、散乱体15を含有しない白色セラミックスの表面における可視光領域の光の反射率を上回っていることから、散乱体15は、実施例1に係るセラミックス焼結体の内部において、可視光領域の光を拡散反射させるという効果を有すると言える。
実施例1に係るセラミックス焼結体である試料D〜Fに係るホウ珪酸ガラス原料と、アルミナと、アノーサイトAと、散乱体のそれぞれの配合比率は以下の表2に示す通りである。
なお、ホウ珪酸ガラス原料として、このホウ珪酸ガラス原料を焼成してホウ珪酸ガラス珪酸ガラスとした場合に熱膨張係数が4.0×10-6程度であるようなホウ珪酸ガラス原料を用いた。
また、試料D〜Fの比較対象として、散乱体15を含有しない、アルミナと焼結助剤のみから成る白色セラミックス(アルミナ焼結体)の表面における可視光領域の光の反射率についても併せて測定しその結果も図9のグラフに示した。
なお、可視光領域の光の反射率の測定にはコニカミノルタ社製分光測色計(型番:CM−3630)を用い、BaSO4を塗布した球体の表面における光の反射率を100%とした。
すなわち、実施例1に係るセラミックス焼結体12は、Ag薄膜表面における可視光領域の光の反射率と同等以上の反射率を有すると言える。
また、試料D〜Fの表面における可視光領域の光の反射率は、散乱体15及びノーサイトAを含有しない白色セラミックスの表面における可視光領域の光の反射率を上回っていることから、散乱体15及びアノーサイトAは、実施例1に係るセラミックス焼結体の内部において、可視光領域の光を拡散反射させるという効果を有すると言える。
Claims (9)
- セラミックス原料と、このセラミックス原料に添加されセラミックス焼結体の内部において可視光領域の光の散乱を促進する散乱体と、有機質バインダーとを混合したものを成形した後、焼成して成るセラミックス焼結体において、
前記セラミックス原料は、ホウ珪酸ガラス原料、アルミナを含有し、
前記散乱体は、五酸化ニオビウム,酸化ジルコニウム,五酸化タンタル,酸化亜鉛から選択される少なくとも1種であり、
前記セラミックス原料と前記散乱体の重量の和を100wt%とした場合に、前記アルミナの含有量は40wt%以下であることを特徴とするセラミックス焼結体。 - 前記セラミックス焼結体は、アノーサイトを含有することを特徴とする請求項1記載のセラミックス焼結体。
- 前記散乱体の平均粒径は1μm以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセラミックス焼結体。
- 発光素子を搭載するための搭載部を少なくとも1つ備えた絶縁性の基体と、前記搭載部を囲うように接合される反射体とを有し、
前記基体は、窒化アルミニウム焼結体又はアルミナ焼結体から成り、
前記反射体は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体から成ることを特徴とする発光素子搭載用パッケージ。 - 前記反射体は、前記基体の上面に予め塗布された接合材上に載置され、その後真空中又は還元雰囲気中又は酸化雰囲気中において前記接合材を焼成して前記反射体を前記基体上に接合したことを特徴とする請求項4記載の発光素子搭載用パッケージ。
- 請求項4又は請求項5に記載の発光素子搭載用パッケージにおいて、
前記搭載部に発光素子を搭載し、
前記発光素子を封止材により封止し、又は、前記反射体の開口近傍にレンズを覆設して前記発光素子を密封したことを特徴とする発光装置。 - 前記発光素子は、窒化アルミニウムを主成分とすることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のセラミックス焼結体から成る絶縁性の基体を有することを特徴とする基板。
- 前記基板は、その上面に発光素子を搭載するための凹部を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項8に記載の基板。
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