JPWO2005040039A1 - 硫化リチウムの精製方法 - Google Patents

硫化リチウムの精製方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2005040039A1
JPWO2005040039A1 JP2005514938A JP2005514938A JPWO2005040039A1 JP WO2005040039 A1 JPWO2005040039 A1 JP WO2005040039A1 JP 2005514938 A JP2005514938 A JP 2005514938A JP 2005514938 A JP2005514938 A JP 2005514938A JP WO2005040039 A1 JPWO2005040039 A1 JP WO2005040039A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithium
lithium sulfide
sulfide
organic solvent
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005514938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4896520B2 (ja
Inventor
美勝 清野
美勝 清野
千賀 実
実 千賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP2005514938A priority Critical patent/JP4896520B2/ja
Publication of JPWO2005040039A1 publication Critical patent/JPWO2005040039A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896520B2 publication Critical patent/JP4896520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
    • H01M10/0561Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of inorganic materials only
    • H01M10/0562Solid materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01DCOMPOUNDS OF ALKALI METALS, i.e. LITHIUM, SODIUM, POTASSIUM, RUBIDIUM, CAESIUM, OR FRANCIUM
    • C01D15/00Lithium compounds
    • C01D15/06Sulfates; Sulfites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/22Alkali metal sulfides or polysulfides
    • C01B17/36Purification
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2006/00Physical properties of inorganic compounds
    • C01P2006/80Compositional purity
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M2300/00Electrolytes
    • H01M2300/0017Non-aqueous electrolytes
    • H01M2300/0065Solid electrolytes
    • H01M2300/0068Solid electrolytes inorganic
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて得た硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することを特徴とする硫化リチウムの精製方法。この精製方法により硫化リチウムに含まれる不純物を低減できる。

Description

本発明は、電子・電気材料に用いられる硫化リチウムから、硫黄酸化物やN−メチルアミノ酪酸リチウム(以下、LMABという)などの不純物を効率よく除去する、硫化リチウムの精製方法に関する。さらに、該精製方法よって精製された硫化リチウムからなるリチウム二次電池用固体電解質およびそれを用いた固体電池に関する。
近年、携帯情報端末、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターを動力源とする自動二輪車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車などに用いられる、高性能リチウム二次電池などの需要が増加している。二次電池とは、充電・放電ができる電池をいう。二次電池は、長期に渡り充放電を繰り返しながら使用されるため、これに用いられる部材には長期安定性や耐久性が求められる。
二次電池に用いられる固体電解質などの原料の純度が低いと、部材の劣化が進行しやすい。それ故、固体電解質などの原料を高純度化する必要がある。
本願出願人は、簡易な手段によって高純度の硫化リチウムを得ることができる硫化リチウムの製造方法を見出した(特開平7−330312号公報)。この方法は、硫化リチウムをN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPという)などの非プロトン性有機溶媒中で製造するものであり、工程の連続化が可能であるため、経済的かつ簡便なものである。しかしながら、得られた硫化リチウムには、NMP由来の不純物であるLMABが混入する。
特開平9−283156号公報には、水酸化リチウムとガス状硫黄源を、130℃以上445℃以下の温度で反応させて硫化リチウムを製造する方法が開示されている。この方法で製造した硫化リチウムには、製造過程で生成した硫黄酸化物(例えば、亜硫酸リチウム、硫酸リチウム、チオ硫酸リチウムなど)などが混入する。
上記のような方法で製造した硫化リチウムを、リチウム二次電池用固体電解質などの原料に用いると、充放電の繰り返しによって固体電解質が劣化し、目的とする電池性能が発揮できない。
上記問題点を解決するため、本発明は、リチウム二次電池用固体電解質の原料である硫化リチウムに含まれる不純物を低減する、硫化リチウムの精製方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、不純物が低減された硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質および、これを用いた固体電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重ね、上記特開平7−330312号公報に開示されている方法によって製造した硫化リチウムを、NMPなどの100℃以上の沸点を有する有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することにより、不純物を効率よく除去できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の第1の態様は、非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて得た硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することを特徴とする硫化リチウムの精製方法を提供する。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の方法で精製された硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質を提供する。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様のリチウム二次電池用固体電解質を用いた固体電池を提供する。
本発明によれば、硫黄酸化物の含有量が0.15質量%以下およびLMABの含有量が0.1質量%以下まで低減された高純度の硫化リチウムを経済的に得ることができる。
また、得られた高純度の硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質は、不純物に起因する劣化が抑えられ、長期安定性に優れたリチウム二次電池(固体電池)を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の第1の態様である硫化リチウムの精製方法(以下、本発明の方法という)は、非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて得た硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することを特徴とする。
本発明の方法において精製される硫化リチウムは、前記特開平7−330312号公報記載の硫化リチウムの製造方法によって製造されたものである。より詳細には、特開平7−330312号公報記載の製造方法は、0〜150℃において、非プロトン性有機溶媒中に硫化水素を吹き込みながら水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて水硫化リチウムを生成し、次いで、150〜200℃において、硫化水素を吹き込まないでこの反応液を脱硫化水素化して硫化リチウムを生成するか、または150〜200℃において、非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させ、直接硫化リチウムを生成するものである。
硫化リチウムの製造に用いられる非プロトン性有機溶媒としては、一般に、非プロトン性の極性有機化合物(たとえば、アミド化合物,ラクタム化合物,尿素化合物,有機イオウ化合物,環式有機リン化合物など)を、単独溶媒として、または、混合溶媒として、好適に使用することができる。
前記各種の非プロトン性有機溶媒の中でも、好ましいのはN−メチル−2−ピロリドン、N−アルキルカプロラクタムおよびN−アルキルピロリドンであり、特に好ましいのはN−メチル−2−ピロリドンである。
硫化リチウム製造の原料である水酸化リチウムとしては、特に制限はなく、高純度である限り市販の製品を使用することができる。また、もう一方の原料である硫化水素も特に制限はない。また、硫化リチウム製造の反応条件、原料の使用割合などは、特開平7−330312号公報の記載に従う。
本発明の方法は、特開平7−330312号公報記載の上記方法で製造された硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することに特徴がある。有機溶媒を100℃以上の温度で用いる理由は、硫化リチウム製造時に用いる非プロトン性有機溶媒がNMPである場合に生成される不純物LMABが、有機溶媒に可溶化する温度が100℃だからである。LMABを洗浄用の有機溶媒に溶解させて、硫化リチウムから除去するためである。
従って、有機溶媒の温度は100℃以上であれば、特に限定は無く適宜選択できる。しかしながら、有機溶媒の温度は沸点以下であり、例えば、NMPを用いた場合、常圧では沸点の203℃以下であり、密閉容器等を用いた場合の加圧下では通常250℃以下である。
本発明の方法において、洗浄に用いる有機溶媒は非プロトン性極性溶媒であることが好ましく、さらに、硫化リチウム製造に使用する非プロトン性有機溶媒と洗浄に用いる非プロトン性極性有機溶媒とが同一であることがより好ましい。
洗浄に好ましく用いられる非プロトン性極性有機溶媒としては、例えば、アミド化合物、ラクタム化合物、尿素化合物、有機硫黄化合物、環式有機リン化合物などの非プロトン性の極性有機化合物が挙げられ、単独溶媒または、混合溶媒として好適に使用することができる。これら非プロトン性の極性有機溶媒のうち前記アミド化合物としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジプロピルアセトアミド、N,N−ジメチル安息香酸アミドなどを挙げることができる。また、前記ラクタム化合物としては、例えば、カプロラクタム、N−メチルカプロラクタム、N−エチルカプロラクタム、N−イソプロピルカプロラクタム、N−イソブチルカプロラクタム、N−ノルマルプロピルカプロラクタム、N−ノルマルブチルカプロラクタム、N−シクロヘキシルカプロラクタムなどのN−アルキルカプロラクタム類、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、N−エチル−2−ピロリドン、N−イソプロピル−2−ピロリドン、N−イソブチル−2−ピロリドン、N−ノルマルプロピル−2−ピロリドン、N−ノルマルブチル−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリドン、N−メチル−3−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−3−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−3,4,5−トリメチル−2−ピロリドン、N−メチル−2−ピペリドン、N−エチル−2−ピペリドン、N−イソプロピル−2−ピペリドン、N−メチル−6−メチル−2−ピペリドン、N−メチル−3−エチル−2−ピペリドンなどを挙げることができる。前記有機硫黄化合物としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジフェニレンスルホン、1−メチル−1−オキソスルホラン、1−フェニル−1−オキソスルホランなどを挙げることができる。これら各種の非プロトン性有機化合物はそれぞれ一種単独で、または二種以上を混合して、さらには本発明の目的に支障の無い他の溶媒成分と混合して、前記非プロトン性有機溶媒として使用することができる。前記各種の非プロトン性有機溶媒の中でも、好ましいのは、N−アルキルカプロラクタムおよび、N−アルキルピロリドンであり、特に好ましいのはN−メチル−2−ピロリドン(NMP)である。
洗浄に使用する有機溶媒の量は特に限定されず、また、洗浄の回数も特に限定されないが、2回以上であることが好ましい。
本発明の方法において、洗浄は、窒素、アルゴンなどの不活性ガス下で行うことが好ましい。
次に、本発明の方法における操作を、硫化リチウム製造用の非プロトン性有機溶媒および洗浄用の有機溶媒が共にNMPである場合を例として説明する。
(1)前記特開平7−330312号公報記載の方法で、非プロトン性有機溶媒としてNMPを用いて硫化リチウムを製造する。
(2)得られたスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)のNMPを、100℃以上の温度で、デカンテーションまたは濾過する。
(3)得られた粗硫化リチウムにNMPを添加し、100℃以上の温度で硫化リチウムを洗浄し、100℃以上の温度で、窒素などの不活性ガス下で、デカンテーションまたは濾過を行う。この洗浄操作を1回以上行う。
(4)洗浄された硫化リチウムを、洗浄に使用したNMPの沸点以上の温度で、窒素などの不活性ガス気流下で、常圧または減圧下で、5分以上(好ましくは約2〜3時間以上)乾燥し、精製された硫化リチウムを得る。
本発明の方法によれば、硫黄酸化物の総含有量が0.15質量%以下、好ましくは0.1質量%以下であり、N−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)の含有量が0.1質量%以下である高度に精製された硫化リチウムが得られる。
尚、硫黄酸化物の総含有量およびN−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)の含有量は、洗浄を繰り返す程少なくなり、少ないほど好ましい。しかし、現実の製造プロセスを考慮すると洗浄回数は10回程度以内になると考えられる。洗浄を10回程度繰り返すことにより、硫黄酸化物の総含有量は約0.001質量%、N−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)の含有量は約0.0005質量%まで減らすことが可能である。
次に、本発明の第2および第3の態様である、上記本発明の方法によって精製された硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質およびそれを用いた固体電池について説明する。
本発明の方法によって精製された硫化リチウムを原料として、固体電解質を合成した場合は、イオン伝導度が1.0×10−3s/cm、好ましくは1.1×10−3s/cm以上であり、リチウム二次電池用固体電解質として利用するのに好ましい電気的特性を有している。
上記本発明の方法によって精製された硫化リチウムは、電池の長期安定性に悪影響を与える不純物が低減されており、さらに、理由は明らかではないが、精製後の不純物の含まれ方がリチウム二次電池用固体電解質として好ましいイオン伝導度を有しており、充放電を繰り返しても長期に渡って目的とする電池性能を保持することができる。
上記のように優れた特性を有するリチウム二次電池用固体電解質を用いることにより、長期安定性に優れる固体電池が得られる。
本発明の方法によって精製された硫化リチウムを、リチウム二次電池用固体電解質とする方法およびこれを用いて固体電池を製造する方法は、従来公知の方法を用いることができる。
以下、実施例、比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
(1)硫化リチウムの製造
硫化リチウムは、特開平7−330312号公報の第1の態様(2工程法)の方法にしたがって製造した。具体的には、撹拌翼のついた10リットルオートクレーブにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)3326.4g(33.6モル)および水酸化リチウム287.4g(12モル)を仕込み、300rpm、130℃に昇温した。昇温後、液中に硫化水素を3リットル/分の供給速度で2時間吹き込んだ。続いてこの反応液を窒素気流下(200cc/分)昇温し、反応した硫化水素の一部を脱硫化水素化した。昇温するにつれ、上記硫化水素と水酸化リチウムの反応により副生した水が蒸発を始めたが、この水はコンデンサにより凝縮し系外に抜き出した。水を系外に留去すると共に反応液の温度は上昇するが、180℃に達した時点で昇温を停止し、一定温度に保持した。脱硫化水素反応が終了後(約80分)反応を終了し、硫化リチウムを得た。
(2)硫化リチウムの精製
上記(1)で得られた500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションした後、脱水したNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌した。その温度のままNMPをデカンテーションした。さらにNMP 100mLを加え、105℃で約1時間撹拌し、その温度のままNMPをデカンテーションし、同様の操作を合計4回繰り返した。デカンテーション終了後、窒素気流下230℃(NMPの沸点以上の温度)で硫化リチウムを常圧下で3時間乾燥した。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した。得られた結果を下記表1に示す。
なお、不純物である、亜硫酸リチウム(LiSO)、硫酸リチウム(LiSO)、チオ硫酸リチウム(Li)およびN−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)は、イオンクロマトグラフ法により定量した。
[実施例2]
実施例1において、窒素気流下230℃常圧乾燥を、230℃減圧乾燥に変更した以外は実施例1と同様にして硫化リチウムを得た。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した結果を下記表1に示す。
[実施例3]
実施例2において、NMPによる洗浄を10回繰り返した以外は、実施例2と同様にして硫化リチウムを得た。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した結果を下記表1に示す。
[比較例1]
実施例1において製造された500mLのスラリー反応溶液(NMP−硫化リチウムスラリー)中のNMPをデカンテーションして得た粗硫化リチウム(すなわち、NMPによる洗浄を行わなかった硫化リチウム)中の不純物含有量を測定した結果を下記表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、洗浄温度を105℃から常温に変更した以外は実施例1と同様にして硫化リチウムを得た。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した結果を下記表1に示す。
[比較例3]
実施例1において、洗浄溶媒を、ジメトキシエタン(沸点:82〜83℃)に変更し、洗浄温度を70℃にした以外は実施例1と同様にして硫化リチウムを得た。得られた硫化リチウム中の不純物含有量を測定した結果を下記表1に示す。
[比較例4〜6]
特開平7−330312号公報記載の方法とは異なる方法で製造された、下記の硫化リチウム市販品中の不純物含有量を測定した結果を下記1に示す。
比較例4:亜硫酸リチウム;Aldrich Chemical Company,Inc.製
比較例5:亜硫酸リチウム;フルウチ化学(株)製
比較例6:亜硫酸リチウム;キシダ化学(株)製
Figure 2005040039
表1の結果から、特開平7−330312号公報記載の方法によって製造され、精製されていない粗硫化リチウム(比較例1)に比べ、実施例1および2で得られた精製された硫化リチウムは、いずれの不純物も低減されていることがわかる。
100℃未満の洗浄温度で洗浄した比較例2では、亜硫酸リチウムおよび硫酸リチウムの含有量については、実施例1および2と同などに低減されているが、チオ硫酸リチウムおよびN−メチル酪酸リチウム(LMAB)の含有量については、低減されていないことがわかる。
また、特開平7−330312号公報記載の方法とは異なる方法で製造された比較例4〜6の市販の硫化リチウムは、LMABは元々含まれていないものの、特開平7−330312号公報記載の方法で製造された硫化リチウム(比較例1)と比べて非常に多量の硫黄酸化物が含まれていることがわかる。
実施例1および比較例2の結果から、同一の溶媒を用いた場合であっても、洗浄温度が100℃未満では、所望の洗浄効果は得られないことがわかる。
特開平7−330312号公報記載の方法によって製造された硫化リチウムを精製する、本発明の方法によれば、硫黄酸化物やLMABなどの、リチウム二次電池の長期安定性を低下させる不純物を経済的に低減することができ、ひいては、長期安定性に優れたリチウム二次電池用固体電解質およびそれを用いた優れた電池性能を有する固体電池が提供できる。

Claims (8)

  1. 非プロトン性有機溶媒中で水酸化リチウムと硫化水素とを反応させて得た硫化リチウムを、有機溶媒を用い、100℃以上の温度で洗浄することを特徴とする硫化リチウムの精製方法。
  2. 洗浄に用いる有機溶媒が、非プロトン性極性溶媒であることを特徴とする請求項1に記載の精製方法。
  3. 洗浄に用いる有機溶媒が、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)であることを特徴とする請求項2に記載の精製方法。
  4. 硫黄酸化物の総含有量が0.15質量%以下であり、N−メチルアミノ酪酸リチウム(LMAB)の含有量が0.1質量%以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の精製方法によって得られる硫化リチウム。
  5. 請求項4に記載の硫化リチウムを用いたリチウム二次電池用固体電解質。
  6. イオン伝導度が1×10−3S/cm以上であることを特徴とする請求項5に記載のリチウム二次電池用固体電解質。
  7. 請求項5に記載のリチウム二次電池用固体電解質を用いた固体電池。
  8. 請求項6に記載のリチウム二次電池用固体電解質を用いた固体電池。
JP2005514938A 2003-10-23 2004-10-15 硫化リチウムの精製方法 Expired - Fee Related JP4896520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005514938A JP4896520B2 (ja) 2003-10-23 2004-10-15 硫化リチウムの精製方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003363403 2003-10-23
JP2003363403 2003-10-23
JP2005514938A JP4896520B2 (ja) 2003-10-23 2004-10-15 硫化リチウムの精製方法
PCT/JP2004/015231 WO2005040039A1 (ja) 2003-10-23 2004-10-15 硫化リチウムの精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005040039A1 true JPWO2005040039A1 (ja) 2007-03-01
JP4896520B2 JP4896520B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=34510038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005514938A Expired - Fee Related JP4896520B2 (ja) 2003-10-23 2004-10-15 硫化リチウムの精製方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8084160B2 (ja)
EP (1) EP1681263B1 (ja)
JP (1) JP4896520B2 (ja)
KR (1) KR101109821B1 (ja)
CN (2) CN1871177B (ja)
AT (1) ATE513788T1 (ja)
TW (1) TW200530121A (ja)
WO (1) WO2005040039A1 (ja)

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101326673B (zh) 2005-12-09 2010-11-17 出光兴产株式会社 锂离子传导性硫化物类固体电解质及使用其的全固体锂电池
JP5270563B2 (ja) 2007-10-11 2013-08-21 出光興産株式会社 リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法
CA2729886A1 (en) 2008-07-18 2010-01-21 Rincon Lithium Limited A process for recovering lithium from a brine
JP2010126422A (ja) 2008-11-28 2010-06-10 Panasonic Corp リチウム含有複合酸化物の製造方法および非水系二次電池
JP5448038B2 (ja) 2009-02-27 2014-03-19 公立大学法人大阪府立大学 硫化物固体電解質材料
JP5287739B2 (ja) 2009-05-01 2013-09-11 トヨタ自動車株式会社 固体電解質材料
JP5590836B2 (ja) 2009-09-09 2014-09-17 公立大学法人大阪府立大学 硫化物固体電解質
JP5168269B2 (ja) 2009-11-25 2013-03-21 トヨタ自動車株式会社 Liイオン伝導性材料およびリチウム電池
JP5629198B2 (ja) * 2009-12-04 2014-11-19 出光興産株式会社 アルカリ金属硫化物及びその製造方法
JP5141675B2 (ja) 2009-12-16 2013-02-13 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料の製造方法、硫化物固体電解質材料およびリチウム電池
CN103052995B (zh) 2010-08-05 2016-07-13 丰田自动车株式会社 硫化物固体电解质玻璃、锂固体电池和硫化物固体电解质玻璃的制造方法
JP5729940B2 (ja) * 2010-08-13 2015-06-03 出光興産株式会社 固体電解質ガラス及びその製造方法
JP5521899B2 (ja) 2010-08-26 2014-06-18 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料およびリチウム固体電池
JP5349427B2 (ja) 2010-08-26 2013-11-20 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料、正極体およびリチウム固体電池
US20130295464A1 (en) * 2011-01-27 2013-11-07 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Composite material of alkaline metal sulfide and conducting agent
JP5708467B2 (ja) 2011-03-18 2015-04-30 トヨタ自動車株式会社 スラリー、固体電解質層の製造方法、電極活物質層の製造方法、および全固体電池の製造方法
JP5708233B2 (ja) 2011-05-18 2015-04-30 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料の製造方法および硫化物固体電解質材料
EP2714587B1 (de) 2011-05-27 2016-04-06 Rockwood Lithium GmbH Verfahren zur herstellung von lithiumsulfid
DE102012209757A1 (de) * 2011-06-14 2012-12-20 Chemetall Gmbh Verfahren zur Herstellung eines kohlenstoffbeschichteten Lithiumsulfids und dessen Verwendung
JP5443445B2 (ja) 2011-07-06 2014-03-19 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料、リチウム固体電池、および、硫化物固体電解質材料の製造方法
JP5445527B2 (ja) 2011-07-13 2014-03-19 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料の製造方法
EP2759525B1 (en) 2011-09-22 2017-07-26 Idemitsu Kosan Co., Ltd Glass particles
JP6234665B2 (ja) 2011-11-07 2017-11-22 出光興産株式会社 固体電解質
JP6203474B2 (ja) 2011-11-24 2017-09-27 出光興産株式会社 電極材料、電極及びそれを用いたリチウムイオン電池
JP6243103B2 (ja) 2012-06-29 2017-12-06 出光興産株式会社 正極合材
US9673482B2 (en) 2012-11-06 2017-06-06 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Solid electrolyte
FR2997941B1 (fr) * 2012-11-15 2023-03-03 Arkema France Procede de preparation de sulfure de metal alcalin
JP5757284B2 (ja) 2012-12-27 2015-07-29 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質材料、リチウム固体電池、および、硫化物固体電解質材料の製造方法
JP6259617B2 (ja) 2013-04-24 2018-01-10 出光興産株式会社 固体電解質の製造方法
EP3007181A4 (en) 2013-05-31 2017-02-01 Idemitsu Kosan Co., Ltd Production method of solid electrolyte
JP5673760B1 (ja) 2013-09-13 2015-02-18 トヨタ自動車株式会社 硫化物固体電解質の製造方法
CN103523806B (zh) * 2013-10-22 2014-11-12 瓮福(集团)有限责任公司 一种高纯度无水硫酸锂的制备方法
EP3214054A4 (en) 2014-10-31 2018-07-18 Idemitsu Kosan Co., Ltd Sulfide glass and crystalline solid electrolyte production method, crystalline solid electrolyte, sulfide glass and solid-state battery
WO2016098351A1 (ja) 2014-12-16 2016-06-23 出光興産株式会社 硫化リチウム製造用装置及び硫化リチウムの製造方法
CN104609376A (zh) * 2015-01-30 2015-05-13 浙江工业大学 一种硫化锂粉体的制备方法
KR101684130B1 (ko) 2015-06-16 2016-12-07 현대자동차주식회사 리튬 이온 전도성 황화물의 제조방법, 이에 의하여 제조된 리튬 이온 전도성 황화물, 및 이를 포함하는 고체전해질, 전고체 배터리
CN105016310A (zh) * 2015-07-30 2015-11-04 广东先导稀材股份有限公司 一种高纯硫化锂的制备方法及装置
KR101930992B1 (ko) * 2016-02-15 2018-12-19 한양대학교 산학협력단 황화물계 고체 전해질의 제조방법, 이로부터 제조된 황화물계 고체 전해질 및 이를 포함하는 전고체 리튬 이차전지
KR101886036B1 (ko) 2016-08-22 2018-08-07 한국과학기술연구원 대기 안정성이 우수한 황화물계 고체전해질의 제조방법
JP6923173B2 (ja) 2016-12-14 2021-08-18 出光興産株式会社 硫黄含有複合体、その製造方法、及び固体電解質の製造方法
CN110790239B (zh) * 2019-08-26 2022-01-28 浙江工业大学 一种硫化锂粉体的机械球磨合成方法
CN112678781B (zh) * 2019-10-18 2022-04-15 天齐锂业(江苏)有限公司 硫化锂的制备方法
CN115135617B (zh) * 2020-02-17 2024-04-23 坚固力量营运公司 制备水反应性的硫化物材料的方法
CN112624060B (zh) * 2020-12-31 2022-09-20 江西赣锋锂业股份有限公司 一种利用工业级丁基锂制备高纯硫化锂的方法
KR102707192B1 (ko) * 2022-02-28 2024-09-20 주식회사 레이크테크놀로지 황화리튬 제조 장치
WO2023191417A1 (ko) * 2022-03-31 2023-10-05 주식회사 솔리비스 고순도의 알칼리 금속황화물의 제조방법
KR102666522B1 (ko) * 2022-11-10 2024-05-16 전북대학교산학협력단 황화 리튬의 제조방법
KR20240112592A (ko) * 2023-01-12 2024-07-19 주식회사 이수스페셜티케미컬 황화 리튬의 제조 방법
DE102023102404A1 (de) 2023-02-01 2024-08-01 Albemarle Germany Gmbh Verfahren zur Herstellung von an Kohlenstoffverunreinigung reduziertem/Kohlenstoffverunreinigung freiem Lithiumsulfid, das Kohlenstoffverunreinigung reduzierte/Kohlenstoffverunreinigung freie Lithiumsulfid sowie dessen Verwendung zur Herstellung von Festelektrolyten und Feststoffbatterien

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09278423A (ja) * 1996-04-16 1997-10-28 Furukawa Co Ltd 硫化リチウムの製造方法
JPH09283156A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウムイオン伝導性固体電解質およびその製造方法
JPH09301706A (ja) * 1996-05-10 1997-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解質およびそれを用いた全固体リチウム電池
JPH10130005A (ja) * 1996-10-28 1998-05-19 Idemitsu Petrochem Co Ltd 硫化リチウムの製造方法及びポリアリーレンスルフィドの製造方法
JP2003068361A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Japan Storage Battery Co Ltd 全固体リチウム二次電池

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2677346B1 (fr) * 1991-06-10 1993-08-27 Atochem Procede de purification d'une solution aqueuse de chlorure de metal alcalin par enlevement de l'ammonium et de l'iode.
JP3528866B2 (ja) 1994-06-03 2004-05-24 出光石油化学株式会社 硫化リチウムの製造方法
JPH09110404A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Furukawa Co Ltd 硫化リチウムの製造方法
US6022640A (en) * 1996-09-13 2000-02-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Solid state rechargeable lithium battery, stacking battery, and charging method of the same
DE10008499A1 (de) * 1999-03-08 2000-09-28 Idemitsu Petrochemical Co Verfahren zur Abtrennung von festen Nicht-Lithiumhydroxid-Verbindungen
JP2000273175A (ja) * 1999-03-19 2000-10-03 Idemitsu Petrochem Co Ltd ポリアリーレンスルフィド系樹脂の精製方法
JP3412616B2 (ja) * 2000-07-19 2003-06-03 住友電気工業株式会社 リチウム二次電池用負極の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09278423A (ja) * 1996-04-16 1997-10-28 Furukawa Co Ltd 硫化リチウムの製造方法
JPH09283156A (ja) * 1996-04-16 1997-10-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd リチウムイオン伝導性固体電解質およびその製造方法
JPH09301706A (ja) * 1996-05-10 1997-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解質およびそれを用いた全固体リチウム電池
JPH10130005A (ja) * 1996-10-28 1998-05-19 Idemitsu Petrochem Co Ltd 硫化リチウムの製造方法及びポリアリーレンスルフィドの製造方法
JP2003068361A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Japan Storage Battery Co Ltd 全固体リチウム二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060076316A (ko) 2006-07-04
US8084160B2 (en) 2011-12-27
TWI366554B (ja) 2012-06-21
EP1681263A8 (en) 2006-10-11
CN101980398A (zh) 2011-02-23
ATE513788T1 (de) 2011-07-15
KR101109821B1 (ko) 2012-03-13
JP4896520B2 (ja) 2012-03-14
CN1871177B (zh) 2010-12-22
EP1681263A1 (en) 2006-07-19
TW200530121A (en) 2005-09-16
WO2005040039A1 (ja) 2005-05-06
US20070196739A1 (en) 2007-08-23
EP1681263A4 (en) 2008-06-25
CN1871177A (zh) 2006-11-29
EP1681263B1 (en) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4896520B2 (ja) 硫化リチウムの精製方法
JP4873479B2 (ja) 高性能全固体リチウム電池
JP5311169B2 (ja) リチウムイオン伝導性固体電解質、その製造方法及び該固体電解質を用いたリチウム二次電池用固体電解質並びに該二次電池用固体電解質を用いた全固体リチウム電池
US10547084B2 (en) Process for the preparation of lithium or sodium bis(fluorosulphonyl)imide
JP4813767B2 (ja) リチウムイオン伝導性硫化物系結晶化ガラス及びその製造方法
CN106044728B (zh) 一种双氟磺酰亚胺锂盐的制备方法
JP5495472B2 (ja) 硫化リチウム粉体および無機固体電解質
JP2006277997A (ja) 高性能全固体リチウム電池
WO2023202093A1 (zh) 一种双氟磺酰亚胺锂的制备方法、锂离子电池
US6277525B1 (en) Method for producing electrolyte and method for producing secondary battery
JP4833539B2 (ja) 硫化リチウム粒子粉末、その製造方法および無機固体電解質
CN108178139A (zh) 一种在制备二氟磷酸锂过程中提高产品收率的方法
JPH0254370B2 (ja)
KR20200114965A (ko) 불소 음이온의 함유량이 저감된 비스(플루오로설포닐)이미드 리튬염(LiFSI)의 제조 방법
KR102702418B1 (ko) 산 및 수분이 저감된 리튬 비스(플루오로설포닐)이미드 용액의 제조방법
KR20230015289A (ko) 설페이트 또는 설포네이트 용제 중의 비스(플루오로설포닐)이미드 알칼리금속염의 제조방법
KR20070017190A (ko) 고성능 전고체 리튬 전지
CN113215600A (zh) 一种氟代硫酸乙烯酯的制备方法
TW201100329A (en) Method for producing tetrafluoroborate salt

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4896520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees