JP5270563B2 - リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法に関する。さらに詳しくは、比較的低温で特殊設備を使用せずに、リチウムイオン伝導性固体電解質を工業的に有利に製造する方法に関する。
近年、携帯情報端末、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターを電力源とする自動二輪車、ハイブリッド電気自動車等の主電源として利用されているリチウム電池の需要が増大している。
現在リチウム電池に用いられている固体電解質の多くは、可燃性の有機物を含むことから、電池に異常が生じた際には発火する等の恐れがあり、電池の安全性の確保が望まれている。また、衝撃や振動に対する信頼性の向上、エネルギー密度のより一層の向上及び地球環境に対するクリーンで高効率なエネルギー変換システムヘの強い杜会的要請から、不燃性の固体材料で構成される固体電解質を用いた全固体型リチウム二次電池の開発が望まれている。
不燃性の固体電解質として、硫化物系固体電解質が検討されている。その製造としては、原料を真空下又は不活性雰囲気下にて高温で処理する方法や、室温で遊星型ボールミルを用いてメカニカルミリングする方法がある。しかしながら、いずれの方法も特殊な設備が必要であり、量産化には適さなかった。
本発明者らは上記の課題に対し、原料を有機溶媒中にて反応させることにより、比較的低温で、特殊設備を必要とせずに、リチウムイオン伝導性固体電解質を工業的に有利に製造できる方法を提案している(特許文献1参照。)。具体的に、非プロトン性有機溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン等を使用し、溶媒中で硫化リチウムと硫化りんを均一溶液として反応させている。
しかしながら、非プロトン性有機溶媒でも、N−メチル−2−ピロリドン等の極性が比較的高い溶媒は、硫化りんを溶解し易く、反応性を向上させる因子になる一方、硫化リチウムとの溶媒和が強いため、硫化リチウム製品中に残存しやすいという問題があった。
特許文献1の技術では、残留N−メチル−2−ピロリドンを実質的に完全に除去することで、所定のイオン伝導度を発現させることも可能であるが、まだ不十分なレベルである。しかし、生成した固体電解質の非極性溶媒による洗浄や、減圧下での溶媒留去を多数回繰り返す必要があるため、製造工程が長くなるという問題があった。
また、通常の方法による溶媒留去により、N−メチル−2−ピロリドン等の極性溶媒が製品中に残存した場合には、極端なイオン伝導度の低下が起き、安定した製品供給の上で改良が必要であった。尚、高温下で極性溶媒の留去時の温度が高すぎる場合、溶媒との反応により、固定電解質のイオン伝導性が低下する可能性があった。
残留極性溶媒は電池性能の低下、セルの腐食をまねくこともあり、なるべく完全に除去する必要がある。また、N−メチル−2−ピロリドン等の特殊な溶媒は高価であり、コストの面でも相応しい溶媒が望まれている。
特許文献2には、原料混合粉を回転ミル等特殊な機器により比較的低温で処理する固体電解質の製造方法が記載されている。しかしながら、特殊な機器が必要であり、かつ原料粉が装置の壁面に付着するため製造効率が悪かった。
国際公開第2004/093099号 特開平11−144523号公報
本発明の目的は、特殊設備を使用せず、容易にリチウムイオン伝導性固体電解質を製造できる方法を提供することである。
有機溶媒を使用した固体電解質の製造において、反応性を上げるためには原料の溶解性を上げることが望ましく、そのためには極性の高い溶媒を使用することが好ましい。一方で、極性の高い溶媒は最終製品中に残留しやすいため、得られる固体電解質の性能が低下する可能性がある。このように相反する条件において、本発明者らは溶媒として炭化水素系溶媒を使用することにより、反応性を維持し、最終製品における溶媒の残留を低減できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法が提供される。
1.硫化りん、硫化ゲルマニウム、硫化ケイ素及び硫化ほう素から選択される1種類以上の化合物と、硫化リチウムを、炭化水素系溶媒中で接触させる工程を含む、リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
2.炭化水素系溶媒中における接触温度が80℃以上300℃以下である1に記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
3.前記接触工程により得られた固体電解質を、さらに、200℃以上400℃以下の温度で加熱処理する1又は2に記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
4.前記硫化リチウムの平均粒子径が10μm以下である1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
本発明によれば、リチウムイオン伝導性固体電解質を、特殊な機器や特殊な溶媒を使用せずに、短時間かつ容易に製造することができる。
本発明のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法は、硫化りん、硫化ゲルマニウム、硫化ケイ素及び硫化ほう素から選択される1種類以上の化合物と、硫化リチウムを、炭化水素系溶媒中で接触させる工程を含む。
本発明で使用する硫化りん、硫化ゲルマニウム、硫化ケイ素及び硫化ほう素については、特に限定はなく、市販されているものが使用できる。これらのうち、硫化りんが好ましい。さらに硫化りんの中でも、五硫化二りんが好ましい
本発明で使用する硫化リチウムは、例えば、特許第3528866号に記載の方法で合成することができる。特に、国際公開第2005/040039号に記載された方法等で合成し、純度が99%以上であるものが好ましい。
硫化リチウムは、あらかじめ粉砕等の処理により、平均粒子径を10μm以下にすることが好ましい。特に好ましくは5μm以下である。平均粒子径が小さいと反応時間が短縮でき、また、得られる固体電解質の伝導度が向上しやすい。
溶媒である炭化水素系溶媒としては、飽和炭化水素、不飽和炭化水素又は芳香族炭化水素が使用できる。
飽和炭化水素としては、ヘキサン、ペンタン、2−エチルヘキサン、ヘプタン、デカン、シクロヘキサン等が挙げられる。
不飽和炭化水素しては、ヘキセン、ヘプテン、シクロヘキセン等が挙げられる。
芳香族炭化水素としては、トルエン、キシレン、デカリン、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン等が挙げられる。
これらのうち、特にトルエン、キシレンが好ましい。
炭化水素系溶媒は、あらかじめ脱水されていることが好ましい。具体的には、水分含有量として100重量ppm以下が好ましく、特に30重量ppm以下であることが好ましい。
尚、必要に応じて炭化水素系溶媒に他の溶媒を添加してもよい。具体的には、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン等のエーテル類、エタノール、ブタノール等のアルコール類、酢酸エチル等のエステル類等、ジクロロメタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。
本発明では、硫化りん、硫化ゲルマニウム、硫化ケイ素及び硫化ほう素から選択される1種類以上の化合物(以下、化合物Aと略記する場合がある)と、硫化リチウムを、炭化水素系溶媒中で接触させる。
硫化リチウムの仕込み量は、硫化リチウムと化合物Aの合計に対し30〜95mol%とすることが好ましく、さらに、40〜90mol%とすることが好ましく、特に50〜85mol%とすることが好ましい。
炭化水素系溶媒の量は、原料である硫化リチウムと化合物Aが、溶媒の添加により溶液又はスラリー状になる程度であることが好ましい。通常、溶媒1リットルに対する原料(合計量)の添加量は0.001〜1Kg程度となる。好ましくは0.005〜0.5Kg、特に好ましくは0.01〜0.3Kgである。
硫化リチウムと化合物Aを炭化水素系溶媒中で接触させる。この際の温度は、通常、80〜300℃であり、好ましくは100〜250℃であり、より好ましくは100〜200℃である。また、通常、時間は5分〜50時間、好ましくは、10分〜40時間である。
尚、温度や時間は、いくつかの条件をステップにして組み合わせてもよい。
また、接触時は撹拌することが好ましい。窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下であることが好ましい。不活性ガスの露点は−20℃以下が好ましく、特に好ましくは−40℃以下である。圧力は、通常、常圧〜100MPaであり、好ましくは常圧〜20MPaである。
接触処理後、生成した固体部分と溶媒を分離して固定電解質を回収する。分離は、デカンテーション、ろ過、乾燥等、又はこれら組み合わせ等、公知の方法で実施することができる。
本発明では、上記の接触工程により得られた固体電解質を、さらに、200℃以上400℃以下、より好ましくは230〜350℃で加熱処理することが好ましい。これにより、固体電解質のイオン伝導性が向上する。
加熱処理の時間は、0.1〜24時間が好ましく、特に0.5〜12時間が好ましい。
尚、加熱処理は窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。不活性ガスの露点は−20℃以下が好ましく、特に好ましくは−40℃以下である。圧力は、通常、減圧〜20MPaであり、減圧乾燥、あるいは常圧で不活性ガスを流通させることが好ましい
本発明の製造方法では、原料を炭化水素系溶媒中にて接触させるため、通常の反応槽やオートクレーブ等の汎用設備で固体電解質を製造することができる。即ち、高温に耐える設備やボールミル等の特殊な設備が不要である。
また、炭化水素系溶媒を使用することで、固体電解質に残留する溶媒量を低減できる。このため、洗浄等、残留溶媒の除去処理をしなくとも、イオン伝導度が安定した固体電解質が製造できる。
[実施例]
実施例1
撹拌機付きのフラスコ内を窒素で置換し、平均粒径4μmの硫化リチウム(出光興産株式会社)1.55g、五硫化二りん(アルドリッチ社)3.46g、水分含有量を10ppmとした50mlのキシレン(和光純薬工業株式会社)を仕込み、140℃で24時間接触させた。
固体成分をろ過により分離し、120℃で40分間真空乾燥させ、固体電解質を製造した。得られた固体電解質のイオン伝導度は2.2×10−6S/cmであった。また、X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)の結果、非晶質に由来するハローパターン以外にピークが観測されず固体電解質ガラスであることを確認した。
尚、硫化リチウムの粒子径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定器LMS−30(株式会社セイシン企業)を用いて測定した。
また、イオン伝導度は下記方法に従い測定した。
固体電解質を錠剤成形機に充填し、4〜6MPaの圧力を加え成形体を得た。さらに、電極としてカーボンと固体電解質を重量比1:1で混合した合材を成形体の両面に乗せ、再度錠剤成形機にて圧力を加えることで、伝導度測定用の成形体(直径約10mm、厚み約1mm)を作製した。この成形体について交流インピーダンス測定によりイオン伝導度測定を実施した。伝導度の値は25℃における数値を採用した。
実施例2
実施例1で製造した固体電解質を、さらに窒素雰囲気下で300℃、5時間の加熱処理を行った。
加熱処理後の固体電解質のイオン伝導度は2.1×10−4S/cmであった。
X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degに若干ながらピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例3
硫化リチウムとして、あらかじめジェットミル(アイシンナノテクノロジー社)により粉砕し、平均粒径が0.3μmの硫化リチウムを使用した以外は、実施例1と同様にして固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度は2.0×10−5S/cmであった。X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)の結果、非晶質に由来するハローパターン以外にピークが観測されず固体電解質ガラスであることが確認された。
実施例4
実施例3で製造した固体電解質を、300℃で5時間、加熱処理した。加熱処理後の固体電解質のイオン伝導度は8.2×10−4S/cmであった。X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例5
あらかじめジェットミル(アイシンナノテクノロジー社)で粉砕した、平均粒径0.3μmの硫化リチウム(出光興産株式会社)1.55g、五硫化二りん3.46g、及び水分含有量が7ppmであるトルエン(和光純薬工業株式会社)50mlを、内部を窒素で置換した撹拌機付きのオートクレーブに仕込み、190℃で24時間接触させた。
その後、固体成分をろ過により分離し、150℃で120分間真空乾燥し、固体電解質を製造した。
この固体電解質のイオン伝導度は4.0×10−4S/cmであった。X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)の結果、非晶質に由来するハローパターン以外にピークが観測されず固体電解質ガラスであることが確認された。
実施例6
実施例5で製造した固体電解質を、300℃で5時間、加熱処理した。加熱処理後の固体電解質のイオン伝導度は1.1×10−3S/cmであった。X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例7
用いる溶媒をトルエンに代わって、水分量を6ppmに減らしたヘキサンを用い、接触温度を78℃、接触時間を48時間にした以外は実施例5と同様に作製し固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度は6.5×10−5S/cmであり、更に300℃で5時間、加熱処理した後のイオン伝導度は、3.3×10−4S/cmであった。X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例8
接触温度を88℃、接触時間を40時間にした以外は、実施例7と同様に作製し固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度は7.7×10−5S/cmであり、更に300℃で5時間、加熱処理した後のイオン伝導度は、5.3×10−4S/cmであった。X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degにピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例9
用いる溶媒をトルエンに代わって、水分量を5ppmに減らしたデカンを用い、接触温度を250℃、接触時間を12時間、真空乾燥温度を180℃にした以外は実施例5と同様に作製し固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度は6.2×10−5S/cmであり、更に300℃で5時間、加熱処理した後のガラスセラミックは、9.5×10−4S/cmであった。
実施例10
硫化リチウムとして、平均粒径が12μmの硫化リチウム(三協化成社製)を使用した以外は、実施例1と同様に固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度1.4×10−6S/cmであった。X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)の結果、非晶質に由来するハローパターン以外にピークが観測されず固体電解質ガラスであることが確認された。また、窒素雰囲気下で300℃、5時間の加熱処理を行った後の固体電解質のイオン伝導度は1.2×10−5S/cmであった。
X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degに若干ながらピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
実施例11
硫化リチウムとして、平均粒径が8μmの硫化リチウム(三協化成社製)を使用した以外は、実施例1と同様に固体電解質を製造した。この固体電解質のイオン伝導度3.1×10−6S/cmであった。また、窒素雰囲気下で300℃、5時間の加熱処理を行った後の固体電解質のイオン伝導度は9.5×10−6S/cmであった。
X線回折測定の結果、2θ=17.8、18.2、19.8、21.8、23.8、25.9、29.5、30.0degに若干ながらピークが観測され、固体電解質ガラスセラミックであることが確認された。
比較例1
撹拌機付きのフラスコ内を窒素で置換し、平均粒径4μmの硫化リチウム1.55g、五硫化二りん3.46g、及び水分含有量が5ppmであるN−メチル−2−ピロリドン(和光純薬工業株式会社)50mlを仕込み、140℃で24時間接触させた。
その後、固体成分をろ過により分離し、150℃で120分間、真空乾燥した。この固体のイオン伝導度は3.7×10−7S/cmであった。X線回折(CuKα:λ=1.5418Å)の結果、非晶質に由来するハローパターン以外にピークが観測されず固体電解質ガラスであることが確認された。
上記固体電解質ガラスを300℃で5時間、加熱処理した後の固体電解質のイオン伝導度は3.4×10−6S/cmであった。
本発明の製造方法では、リチウムイオン伝導性固体電解質を比較的低温で特殊設備を使用せずに製造することができる。

Claims (4)

  1. 硫化りん、硫化ゲルマニウム、硫化ケイ素及び硫化ほう素から選択される1種類以上の化合物と、硫化リチウムを、炭化水素系溶媒中で接触させる工程を含む、リチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
  2. 炭化水素系溶媒中における接触温度が80℃以上300℃以下である請求項1に記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
  3. 前記接触工程により得られた固体電解質を、さらに、200℃以上400℃以下の温度で加熱処理する請求項1又は2に記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
  4. 前記硫化リチウムの平均粒子径が10μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載のリチウムイオン伝導性固体電解質の製造方法。
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