JPWO2003046934A1 - チップ抵抗器とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

チップ型絶縁基板11の上面に、抵抗膜12と、その両端の上面電極13を形成するとともに、前記抵抗膜を覆うカバーコート14を形成し、更に、前記両上面電極13の上面に、補助上面電極15を前記カバーコート14に対して一部重なるように形成する一方、前記絶縁基板11の左右両端面11aに、側面電極16を形成し、前記補助上面電極15及び側面電極16の表面に金属メッキ層18を形成して成るチップ抵抗器において、前記カバーコート14を覆う最上層のオーバーコート19を、前記補助上面電極15のうち前記カバーコート14に重なる部分に対して一部重なるように形成することにより、前記上面電極13及び補助上面電極15に硫黄ガスによるマグレーションが発生することを防止する。

Description

発明の属する技術分野
本発明は、チップ型にした絶縁基板に少なくとも一つの抵抗膜及びその両端に対する端子電極並びに前記抵抗膜を覆うカバーコートとを形成して成るチップ抵抗器と、このチップ抵抗器を製造する方法とに関するものである。
背景技術と本発明が解決しようとする課題
従来、この種のチップ抵抗器は、例えば、特開昭56−148804号公報等に記載されているように、絶縁基板における上面のうち中央の部分に、少なくとも一つの抵抗膜を覆うカバーコートが高く突出した形態であったから、このチップ抵抗器を、真空吸着式のコレットに吸着するときにおいて、吸着不能になるとか、カバーコートに割れが発生する等の不具合があった。
そこで、最近のチップ抵抗器においては、先行技術としての特開平8−236302号公報に記載され、且つ、図1に示すように構成することにより、前記不具合を解消している。
すなわち、この先行技術のチップ抵抗器は、チップ型にした絶縁基板1の上面に、抵抗膜2と、その両端に対する左右一対の上面電極3とを形成するとともに、前記抵抗膜2を覆うガラス等によるカバーコート4を形成し、更に、前記両上面電極3の上面に、補助上面電極5を前記カバーコート4に対して一部重なるように形成する一方、前記絶縁基板1の左右両端面に、側面電極6を前記上面電極3及び補助上面電極5に電気的に導通するように形成するという構成であり、前記カバーコート4を、前記上面電極3に重ねて形成した補助上面電極5にて、突出しないようにするか、その突出高さを低くするようにしている。
なお、前記絶縁基板1の下面には、前記側面電極6に電気的に導通する一対の下面電極7が形成され、且つ、前記補助上面電極5、側面電極6及び下面電極7の表面の全体には、ニッケルメッキ層に半田又は錫メッキ層を重ねて成る等の金属メッキ層8が形成されている。
しかしながら、前記先行技術においては、この補助上面電極5を、抵抗膜2の両端に対する両上面電極3と同様に、電気抵抗の小さい銀を主成分とする導電性ペースト(以下、単に銀ペーストと称する)を塗布し、これを焼成することによって形成するようにしており、この補助上面電極5は、金属メッキ層8にて被覆されているといえども、この金属メッキ層8は、カバーコートに対しては完全に密着していないことにより、前記銀ペーストによる補助上面電極5のうちカバーコートに対して一部重なる部分には、大気空気中の硫化水素等の硫黄ガスが、金属メッキ層とカバーコートとの間の部分から侵入し、この部分に硫黄ガスによるマグレーション等の腐食が発生することになり、そして、このマグレーション等の腐食が、上面電極3にまで進行して、抵抗値が変化するばかりか、最終的には上面電極3の断線に至るという問題があった。
本発明は、この問題を解消したチップ抵抗器と、これを製造方法とを提供することを目的とするものである。
発明の開示
本発明の第1の局面は、チップ型にした絶縁基板の上面に、少なくとも一つの抵抗膜と、その両端に対する左右一対の上面電極を形成するとともに、前記抵抗膜を覆うカバーコートを形成し、更に、前記両上面電極の上面に、補助上面電極を前記カバーコートに対して一部重なるように形成する一方、前記絶縁基板の左右両端面に、側面電極を前記上面電極及び補助上面電極に電気的に導通するように形成し、更に、前記補助上面電極及び側面電極の表面に金属メッキ層を形成して成るチップ抵抗器において、前記カバーコートの上面に、更に、最上層のオーバーコートを、前記補助上面電極のうち前記カバーコートに重なる部分に対して一部重なるように形成することを特徴としている。
このように構成することにより、前記補助上面電極のうちカバーコートに重なる部分は、前記最上層のオーバーコートにて覆われることになって、この部分、つまり、前記補助上面電極のうちカバーコートに重なる部分に、大気空気中の硫化水素等の硫黄ガスが侵入することを、前記最上層のオーバーコートにて確実に防止でき、ひいては、前記部分に、マグレーション等の腐食が発生することを確実に抑制できるから、通電性に優れた銀ペーストによる上面電極に、硫黄ガスによる断線が発生すること、及び、抵抗値が変化することを確実に低減できるという効果を奏する。
本発明の第2の局面は、第1の局面において、前記上面電極に重ねる補助上面電極を、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする焼成タイプの導電性ペーストにて形成するか、或いは、ニッケル又は銅等の卑金属によって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成するか、若しくは、カーボンによって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成することを特徴としている。
これにより、前記補助上面電極が、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペースト製であるか、又は、ニッケル又は銅等の卑金属によって導電性を付与して成る導電性レジンペーストであるために、この補助上面電極のうちカバーコートに重なる部分に、硫黄ガスによるマグレーション等の腐食が発生することが著しく低くなり、或いは、前記補助上面電極が、カーボンによって導電性を付与して成る導電性レジンペースト製であるために、この補助上面電極のうちカバーコートに重なる部分に、硫黄ガスによるマグレーション等の腐食が発生することがないから、前記した効果をより助長できる。
本発明の第3の局面は、前記構成のチップ抵抗器の製造方法に関して、チップ型絶縁基板の上面に少なくとも一つの抵抗膜とその両端に対する上面電極とを形成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記抵抗膜を覆うカバーコートを形成する工程と、前記両上面電極に重ねて補助上面電極を前記カバーコートに対して一部重ねて形成する工程と、前記絶縁基板の両端面に側面電極を少なくとも前記上面電極に電気的に導通するように形成する工程と、前記カバーコートの上面にこれを覆う最上層のオーバーコートを前記補助上面電極のうち前記カバーコートに重なる部分に対して一部重なるように形成する工程と、前記補助上面電極及び側面電極の表面に金属メッキ層を形成する工程とを備えていることを特徴としている。
この製造方法により、前記した効果を有するチップ抵抗器を製造することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
第2図は、本発明の実施の形態によるチップ抵抗器を示す。
この実施の形態によるチップ抵抗器は、チップ型に構成した絶縁基板11の下面に、左右一対の下面電極17を銀ペーストにて形成する一方、前記絶縁基板11の上面に、抵抗膜12と、その両端に対する銀ペーストによる上面電極13とを形成するとともに、前記抵抗膜12を覆うガラス等によるカバーコート14を形成し、前記両上面電極13の上面に、銀ペーストによるか、或いは、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストによるか、若しくは、後述する硬化タイプの導電性レジンペーストによる補助上面電極15を、前記カバーコート14に対して一部重なるように形成し、更に、前記カバーコート14の上面に、これを覆うガラス又は熱硬化性合成樹脂による最上層のオーバーコート19を、前記補助上面電極15のうち前記カバーコート14に重なる部分に対して一部重なるように形成し、前記絶縁基板11の左右両端面11aに、銀ペースト又は導電性レジンペーストによる側面電極16を、前記上面電極13、前記補助上面電極15及び下面電極17に電気的に導通するように形成し、更に、前記前記補助上面電極15、側面電極16及び下面電極17の表面に、ニッケルメッキ層に半田又は錫メッキ層を重ねて成る等の金属メッキ層18を形成して成るものである。
このように、前記カバーコート14の上面に、更に、最上層のオーバーコート19を、前記補助上面電極15のうち前記カバーコート14に重なる部分に対して一部重なるように形成することにより、前記補助上面電極15のうちカバーコート14に重なる部分は、前記オーバーコート19にて覆われることになって、この部分に、大気空気中の硫化水素等の硫黄ガスが侵入することを、前記最上層のオーバーコートにて確実に防止できるから、前記部分に、マグレーション等の腐食が発生することを確実に抑制できる。
特に、前記した実施の形態においては、前記補助上面電極15を、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストにて形成することにより、この種のニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストは、硫黄ガスによるマグレーション等の腐食が発生することが著しく低いから、前記補助上面電極15のうちカバーコート14に重なる部分にマグレーション等の腐食が発生することを確実に低減できる。
また、前記補助上面電極15を、前記ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする焼成タイプの導電性ペーストにて形成することに代えて、ニッケル又は銅等の卑金属によって導電性を付与して成り乾燥等にて硬化するようにした硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成しても良い。
更にまた、前記補助上面電極15を、カーボンにて導電性を付与して成り乾燥等にて硬化するようにした硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成しても良い。
この種のカーボンによって導電性を付与して成る導電性レジンペーストは、硫黄ガスによるマグレーション等の腐食が発生することがないから、前記補助上面電極15のうちカバーコート14に重なる部分にマグレーション等の腐食が発生することを更に確実に防止できる。
そして、第3図〜第9図は、前記実施の形態によるチップ抵抗器を製造する方法を示す。
この製造方法は、
▲1▼.先ず、第3図に示すように、チップ型絶縁基板11の下面に一対の下面電極17を、絶縁基板11の上面に一対の上面電極13を、銀ペーストのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて各々形成する工程。
▲2▼.次いで、第4図に示すように、前記絶縁基板11の上面に抵抗膜12を、その材料ペーストのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
なお、この抵抗膜12を形成する工程を、前記上面電極13を形成する工程よりも先に行い、その後において上面電極13を形成する工程を行うようにしても良い。
▲3▼.次いで、第5図に示すように、前記抵抗膜12に対してガラスによるアンダーコート14′を、材料ペーストのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
▲4▼.次いで、前記アンダーコート14′の上から前記抵抗膜12に対して、レーザ光線の照射等にてトリミング溝を刻設することにより、その抵抗値が所定値になるようにトリミング調整を行う工程。
▲5▼.次いで、前記絶縁基板11の上面に、第6図に示すように、前記抵抗膜12及び前記アンダーコート14′の全体を覆うガラス製のカバーコート14を、その材料ペーストのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
▲6▼.次いで、前記両上面電極13の上面に、第7図に示すように、厚い補助上面電極15を、前記カバーコート14に対して一部重なるように、銀ペーストか、或いはニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストかのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
▲7▼.次いで、前記カバーコート14の上面に、第8図に示すように、ガラスによる最上層のオーバーコート19を、前記両補助上面電極15のうちカバーコート14に重なる部分に対して一部重なるように、その材料ペーストのスクリーン印刷による塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
▲8▼.次いで、前記絶縁基板11の左右両端面11aに、第9図に示すように、側面電極16を、当該側面電極16が前記補助上面電極15の上面及び前記下面電極17の下面に一部重なるように、その銀ペースト等の導電性ペーストの塗布と、その後における所定温度での焼成にて形成する工程。
▲9▼.そして、前記補助上面電極15、側面電極16及び下面電極17の表面に、ニッケルメッキ層に半田又は錫メッキ層を重ねて成る等の金属メッキ層18を、バレルメッキにて形成する工程。
を含み、これによって、前記第2図に示す構成のチップ抵抗器を製造することができる。
なお、前記オーバーコート19を形成する工程と、前記側面電極16を形成する工程との順序を逆にしても良い。
別の実施の形態においては、前記最上層のオーバーコート19を、熱硬化性合成樹脂製にすることができる。
この場合、つまり、前記最上層のオーバーコート19を熱硬化性合成樹脂製にする場合には、以下に述べる二つの方法を採用することができる。
第1の方法は、前記した▲1▼〜▲9▼の工程のうち▲6▼の工程(つまり、補助上面電極15を形成する工程)の後において、前記側面電極16を、その銀ペースト等の導電性ペーストの塗布と所定温度での焼成にて形成し、その後において、前記合成樹脂によるオーバーコート19を、その材料のスクリーン印刷による塗布と前記導電性ペーストの焼成よりも低い温度での乾燥等による硬化処理にて形成し、そして、金属メッキ層18を形成するという方法である。
第2の方法は、前記▲6▼の工程の後において、前記合成樹脂によるオーバーコート19を、その材料のスクリーン印刷による塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成し、その後において、前記側面電極16を、各種金属によって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布と、その後における乾燥等の硬化処理にて形成し、そして、金属メッキ層18を形成するという方法である。
また、前記補助上面電極15を、前記したように、銀ペーストの焼成にて形成するか、或いはニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストの焼成にて形成すること、つまり、焼成タイプの銀ペースト又は導電性ペーストを使用することに代えて、カーボンによって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成する場合には、前記最上層のオーバーコート19を熱硬化性合成樹脂により、前記側面電極16を各種金属によって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにより各々形成する。
すなわち、前記前記した▲1▼〜▲9▼の工程のうち▲5▼の工程(カバーコート14を形成する工程)の後において、先ず、両上面電極13の上面に、前記補助上面電極15を、カーボンによって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成し、次いで、側面電極16を硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成したのち、オーバーコート19をその材料のスクリーン印刷による塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成するか、或いは、前記オーバーコート19をその材料のスクリーン印刷による塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成したのち、側面電極16を硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における乾燥等の硬化処理にて形成し、そして、金属メッキ層18を形成するという方法を採用する。
また、更に、別の実施の形態においては、前記補助上面電極15を、前記したように、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする導電性ペーストの塗布及び焼成にて形成すること、換言すると、焼成タイプの導電性ペーストにて形成することに代えて、前記ニッケル又は銅等の卑金属によって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成することができる。
この場合には、前記▲5▼の工程の後において、先ず、両上面電極13の上面に、前記補助上面電極15を、前記した硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における硬化処理にて形成し、次いで、側面電極16を硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における硬化処理にて形成したのち、オーバーコート19をその材料のスクリーン印刷による塗布とその後における硬化処理にて形成するか、或いは、前記オーバーコート19をその材料のスクリーン印刷による塗布とその後における硬化処理にて形成したのち、側面電極16を硬化タイプの導電性レジンペーストの塗布とその後における硬化処理にて形成し、そして、金属メッキ層18を形成するという方法を採用する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のチップ抵抗器を示す縦断正面図である。
第2図は、本発明の実施の形態によるチップ抵抗器を示す縦断正面図である。
第3図は、前記実施形態のチップ抵抗器を製造する第1工程を示す図である。
第4図は、第2工程を示す図である。
第5図は、第3工程を示す図である。
第6図は、第4工程を示す図である。
第7図は、第5工程を示す図である。
第8図は、第6工程を示す図である。
第9図は、第7工程を示す図である。

Claims (5)

  1. チップ型にした絶縁基板の上面に、少なくとも一つの抵抗膜と、その両端に対する左右一対の上面電極を形成するとともに、前記抵抗膜を覆うカバーコートを形成し、更に、前記両上面電極の上面に、補助上面電極を前記カバーコートに対して一部重なるように形成する一方、前記絶縁基板の左右両端面に、側面電極を前記上面電極及び補助上面電極に電気的に導通するように形成し、更に、前記補助上面電極及び側面電極の表面に金属メッキ層を形成して成るチップ抵抗器において、
    前記カバーコートの上面に、更に、最上層のオーバーコートを、前記補助上面電極のうち前記カバーコートに重なる部分に対して一部重なるように形成することを特徴とするチップ抵抗器。
  2. 前記上面電極に重ねた補助上面電極を、ニッケル又は銅等の卑金属を主成分とする焼成タイプの導電性ペーストにて形成することを特徴とする請求項1に記載のチップ抵抗器。
  3. 前記上面電極に重ねた補助上面電極を、ニッケル又は銅等の卑金属によって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成することを特徴とする請求項1に記載のチップ抵抗器。
  4. 前記上面電極に重ねた補助上面電極を、カーボンによって導電性を付与して成る硬化タイプの導電性レジンペーストにて形成することを特徴とする請求項1に記載のチップ抵抗器。
  5. チップ型絶縁基板の上面に少なくとも一つの抵抗膜とその両端に対する上面電極とを形成する工程と、前記絶縁基板の上面に前記抵抗膜を覆うカバーコートを形成する工程と、前記両上面電極に重ねて補助上面電極を前記カバーコートに対して一部重ねて形成する工程と、前記絶縁基板の両端面に側面電極を少なくとも前記上面電極に電気的に導通するように形成する工程と、前記カバーコートの上面にこれを覆う最上層のオーバーコートを前記補助上面電極のうち前記カバーコートに重なる部分に対して一部重なるように形成する工程と、前記補助上面電極及び側面電極の表面に金属メッキ層を形成する工程とを備えていることを特徴とするチップ抵抗器の製造方法。
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