JPWO2003002448A1 - エレベータ巻上機及びエレベータ装置 - Google Patents

エレベータ巻上機及びエレベータ装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、エレベータ巻上機において、ブレーキドラム(1)に対して接離可能に形成されたライニング(2)の離脱時におけるブレーキドラム(1)とのギャップを調整する機構(20〜24)を、ライニング(2)を支持するアーム(6)に設けたものである。これによって、ライニング(2)とブレーキドラム(1)とのギャップ調整を、短時間に容易に作業することができる。

Description

技術分野
本発明は、牽引ロープを駆動して乗りかごとカウンタウェイトとの昇降を行うエレベータ巻上機及びエレベータ装置に関し、特に、ブレーキドラム近傍にブレーキ部を備えたエレベータ巻上機及びエレベータ装置に関するものである。
背景技術
従来から、ブレーキドラムの回動を制動するブレーキ部を、ブレーキドラム内に収納したエレベータ巻上機が知られている。
以下、図6を用いて、既知のエレベータ巻上機について説明する。図6は、既知のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
同図に示すように、推力を受けて図示せぬ主軸を中心に回動するブレーキドラム1の内部には、主として、ライニング2、ブレーキコイル3、アーマチャ4、コイル固定部5、アーム6、圧縮スプリング7、ハサミ金12にて構成されるブレーキ部が収納されている。
詳しくは、コイル固定部5は、ブレーキドラム1内の中央部に固設されている。そして、コイル固定部5を挟んで、その両側にそれぞれ、ライニング2、ブレーキコイル3、アーマチャ4、アーム6、圧縮スプリング7、ハサミ金12等の部材が設置されている。そして、コイル固定部5のそれぞれの側において、後述する所定の数量のハサミ金12を介在して、ブレーキコイル3がボルト10によって締結されている。ここで、ブレーキコイル3は、コイルが巻線されたコイル部3aを有しており、コイル部3aへの通電によって所望の電磁力を発生する。
さらに、コイル固定部5の両側には、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるコイル固定部5と対向する側には、ブレーキコイル3と対向するように、アーマチャ4がボルト8によって締結されている。ここで、アーマチャ4は、上述したブレーキコイル3への通電による電磁力によって、ブレーキコイル3に吸着されることになる。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、ライニング2が支持されている。詳しくは、ライニング2はボルト11締結用の貫通穴を有する受け部(シュー)2aを備え、アーム6は受け部2aの貫通穴に対応しためねじ部を備えており、貫通穴を通してボルト11をめねじ部に締め付けることで、ライニング2をアーム6に固定する。
また、圧縮スプリング7は、一端がピン9から離れたアーム6の先端部に支持され、他端がその先端部に対向するコイル固定部5の所定位置に支持されている。
なお、図示は省略するが、部材と部材とを締結する各ボルト8、10、11は、各部材平面内に4箇所設置される。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。すなわち、ブレーキコイル3のコイル部3aを通電したときには、そこで発生する電磁力によって、アーマチャ4はブレーキコイル3に吸着して、これに連動してライニング2はブレーキドラム1から離脱することになる。これに対して、コイル部3aを非通電としたときには、電磁力の消失にともない、アーマチャ4はブレーキコイル3から開放され、圧縮スプリング7のスプリング力によって、ライニング2はブレーキドラム1に所定圧で当接することになる。このように、ライニング2の接離によって、ブレーキドラム1の回動は制御される。
ここで、図示は省略するが、ブレーキドラム1の外周部にはマグネット等が設置され、さらにその外周部には隙間を空けてコイルが巻線されたステータ等が固設されており、これらによりいわゆる回転電動機が形成されている。そして、ブレーキドラム1は、この回転電動機による推力を受けて、図示せぬ主軸を中心に正逆両方向に回動する。これにより、ブレーキドラム1と同軸上に設けられたドラム本体部に巻掛けられた牽引ロープを駆動して、牽引ロープに懸架された乗りかごとカウンタウェイトとを昇降させることになる。
ところが、上述した既知のエレベータ巻上機においては、ブレーキ部の調整作業が非常に難しいという問題があった。
以下、その内容について詳述する。ブレーキ部の調整の中で、特にそのブレーキ性能に影響する重要なものが2つある。その1つは、ライニング2がブレーキドラム1から離脱しているときの、ブレーキドラム1とライニング2とのギャップの調整である。この離脱時のギャップは、ライニング2がブレーキドラム1に当接する応答性(当接に要する時間)を向上させ、その際に発生する衝突音を低減させ、さらにブレーキコイル3にて発生させる電磁力を必要最小限なものとしてブレーキコイル3をコンパクトにするためにも、微小ギャップにて精度よく調整する必要がある。
もう1つは、ライニング2がブレーキドラム1に当接しているときの、アーマチャ4とブレーキコイル3との対向面における平行度の調整である。この当接時の平行度は、ブレーキコイル3にて発生させる電磁力が効率よくアーマチャ4に作用して、アーマチャ4とブレーキコイル3との吸着性を高めるためにも、精度よく調整する必要がある。
そして、既知のエレベータ巻上機においては、ブレーキドラム1とライニング2とのギャップ調整と、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整とが、コイル固定部5とブレーキコイル3との間に介在するハサミ金12によってなされていた。詳しい調整手順は以下の通りである。
まず、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度を、例えば、すきまゲージや光学的方法により、チェックする。そして、チェックした平行度の度合いに応じて、各部に設置されるハサミ金12の枚数を調整するために、ボルト10を外してブレーキコイル3を組み直す。これにより、ブレーキコイル3のコイル固定部5に対する姿勢(各支持部の高さ)は調整されて、相対的に、アーマチャ4との平行度も所定値内に調整される。
次に、手動又はブレーキコイル3への通電によりライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップを、例えば、すきまゲージや光学的方法により、チェックする。そして、チェックしたギャップの度合いに応じて、既に各部に設置されたハサミ金12の枚数差を維持しながらその枚数を増減させるために、ボルト10を外してブレーキコイル3を組み直す。これにより、先に調整した平行度を維持しつつ、ブレーキコイル3のコイル固定部5に対する高さは調整されて、これにともない、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップも所定値内に調整される。
そして、これらの調整作業は、通常、平行度又はギャップのチェック作業と、比較的重量のあるブレーキコイル3の組み直し作業とを、交互に繰り返し行うことで達成されるものであり、時間と労力を必要とする作業であった。また、ハサミ金12は、通常、0.1mm程度の厚さで形成されるが、その部品精度を高めて部品間のばらつきを減ずる必要があるばかりか、その厚さに比例した量に対応した調整しかできなかった。
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、離脱時におけるライニングとブレーキドラムとのギャップ調整作業と、当接時におけるブレーキコイルとアーマチャとの平行度調整作業とを、比較的容易に行うことができるとともに、高精度なレンジの調整が可能な信頼性の高いエレベータ巻上機及びエレベータ装置を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明は、エレベータ巻上機において、ブレーキドラムに対して接離可能に形成されたライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構を、ライニングを支持するアームに設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、アームに貫通するめねじ部を設けて、そのめねじ部に、ライニングに一体的に形成したボルトを嵌合させてギャップ調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を短時間に容易に作業することができるとともに、ねじの作用によりライニングを微小単位で連続的に移動させて高精度なギャップ調整が可能となる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、ボルトを中空構造にして、その中空部に支持軸と圧縮スプリングとを設置することにより、ボルトをライニングに一体的に形成したものである。これによって、比較的簡易な構造体にて、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を短時間に容易に作業することができるとともに、ねじの作用によりライニングを微小単位で連続的に移動させて高精度なギャップ調整が可能となる。
さらに、本発明は、エレベータ巻上機において、ライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構と、ライニングの当接時におけるアーマチャとブレーキコイルとの平行度を調整する機構とを、ライニング及びアーマチャを支持するアームに設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、アーマチャに向けて突出する複数のボルトをアームに設けて、それぞれのボルトに、アーマチャの両側を挟むように2つのナットを嵌合させて、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができる。さらに、ねじの作用によりアーマチャを微小単位で連続的に移動させるので、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、アーマチャに向けて突出する複数のボルトをアームに設けて、それぞれのボルトに、アーマチャを挟んで、片側にナットを嵌合させて、反対側にアーマチャを加圧する圧縮スプリングを設置して、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができる。さらに、ねじの作用によりアーマチャを微小単位で連続的に移動させるので、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となる。
さらに、本発明は、エレベータ巻上機において、ライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構と、ライニングの当接時におけるアーマチャとブレーキコイルとの平行度を調整する機構とを、ブレーキコイルを支持するコイル固定部に設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、ブレーキコイルに向けて突出する複数のボルトをコイル固定部に設けて、それぞれのボルトに、ブレーキコイルの両側を挟むように2つのナットを嵌合させて、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができる。さらに、ねじの作用によりブレーキコイルを微小単位で連続的に移動させるので、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となる。
また、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機において、ブレーキコイルに向けて突出する複数のボルトをコイル固定部に設けて、それぞれのボルトに、ブレーキコイルを挟んで、片側にナットを嵌合させて、反対側にブレーキコイルを加圧する圧縮スプリングを設置して、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができる。さらに、ねじの作用によりブレーキコイルを微小単位で連続的に移動させるので、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となる。
さらに、本発明は、上述の改良されたエレベータ巻上機をエレベータ装置に備えたものである。これによって、エレベータ装置におけるエレベータ巻上機のブレーキ部の調整を、短時間に容易に作業することができる。
発明を実施するための形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
同図に示すように、推力を受けて図示せぬ主軸を中心に回動するブレーキドラム1の内部には、主として、ライニング2、ブレーキコイル3、アーマチャ4、コイル固定部5、アーム6、圧縮スプリング7、ハサミ金12にて構成されるブレーキ部が収納されている。
詳しくは、コイル固定部5は、ブレーキドラム1内の中央部に固設されている。そして、コイル固定部5を挟んで、その両側にそれぞれ、ライニング2、ブレーキコイル3、アーマチャ4、アーム6、圧縮スプリング7、ハサミ金12等の部材が設置されている。そして、コイル固定部5の両側において、ハサミ金12を介在して、ブレーキコイル3がボルト10によって締結されている。
さらに、コイル固定部5の両側には、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるコイル固定部5と対向する側には、ブレーキコイル3と対向するように、アーマチャ4がボルト8によって締結されている。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、ライニング2が支持されている。詳しくは、アーム6は貫通するめねじ部を備えており、ライニング2はそのめねじ部に嵌合する中空ボルト21を備えている。そして、中空ボルト21をアーム6のめねじ部に嵌合させる。さらに、その中空ボルト21において、アーマチャ4と対向する側から固定ナット20を締め付けることで、いわゆるダブルナットの効果により、アーム6に対して中空ボルト21が固定される。
なお、ライニング2は、圧縮スプリング24と、ナット23を有する支持軸22とをさらに備え、これにより中空ボルト21をライニング2に支持している。詳しくは、中空ボルト21は、その中心軸に沿って貫通する中空部を備えており、この中空部に支持軸22が設置される。さらに、支持軸22は、両端部におねじ部が形成されている。そして、その一端22aはライニング2の受け部2aに設けられためねじ部に嵌合して、他端にはナット23が嵌合している。また、圧縮スプリング24は、その一端を支持軸22のナット23を座部として、他端を中空ボルト21の中空部におけるアーマチャ4と対向する側の端面を座部として、支持されている。このように、圧縮スプリング24のスプリング力により、中空ボルト21は常に所定圧でライニング2に支持されることになる。
また、圧縮スプリング7は、一端がピン9から離れたアーム6の先端部に支持され、他端がその先端部に対向するコイル固定部5の所定位置に支持されている。
なお、図示は省略するが、部材と部材とを締結する各ボルト8、10は、各部材平面内に4箇所設置される。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。
ここで、図示は省略するが、ブレーキドラム1の外周部にはマグネット等が設置され、さらにその外周部には隙間を空けてコイルが巻線されたステータ等が固設されており、これらによりいわゆる回転電動機が形成されている。そして、ブレーキドラム1は、この回転電動機による推力を受けて、図示せぬ主軸を中心に正逆両方向に回動する。これにより、ブレーキドラム1と同軸上に設けられたドラム本体部に巻掛けられた牽引ロープを駆動して、牽引ロープに懸架された乗りかごとカウンタウェイトとを昇降させることになる。
次に、本第1の実施の形態で示すエレベータ巻上機におけるブレーキ部の調整手順について説明する。まず、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整が、上述した既知の方法と同様の手順で行われる。すなわち、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度をチェックする。そして、チェックした平行度の度合いに応じて、各部に設置されるハサミ金12の枚数を調整するために、ボルト10を外してブレーキコイル3を組み直す。これにより、ブレーキコイル3のコイル固定部5に対する姿勢は調整されて、相対的に、アーマチャ4との平行度も所定値内に調整される。
次に、ライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップを、例えば、すきまゲージや光学的方法により、チェックしながら、アーム6のめねじ部に嵌合した中空ボルト21を回転させる。この中空ボルト21の回転に応じて、ライニング2は連続的に移動することになる。そして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが所定値内となったときに、中空ボルト21の回転を止めて、固定ナット20を締め付けることで、中空ボルト21の位置を固定する。こうして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが調整されることになる。
以上説明したように、本第1の実施の形態にかかるエレベータ巻上機によれば、アーム6はライニング2の離脱時におけるブレーキドラム1とのギャップを調整可能に形成されたものである。すなわち、離脱時におけるライニング2とブレーキドラム1とのギャップ調整作業を、中空ボルト21を回転させて固定ナット20を締め付けるだけで、比較的容易に行うことができる。さらに、ねじ部の働きにより中空ボルト21は微小単位で連続的に移動するために、高精度なレンジの調整が可能となる。
なお、本第1の実施の形態では、支持軸22、ナット23、圧縮スプリング24によって、中空ボルト21をライニング2に支持したが、その代わりに、ライニング2の受け台2aにめねじ部を設けて、中空ボルト21等のボルトをライニング2に直接支持することもできる。この場合にも、本第1の実施の形態と同様の効果を奏することになる。
図2は、本発明の第2の実施の形態にかかるエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
同図に示すように、前記第1の実施の形態と同様に、ブレーキドラム1内にて、コイル固定部5は、ブレーキドラム1内の中央部に固設されている。そして、コイル固定部5には、ブレーキコイル3がボルト10によって直接締結されている。さらに、コイル固定部5には、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるブレーキコイル3と対向する側には、アーマチャ4が支持されている。
詳しくは、アーム6にはアーマチャ4に向けて突出した複数のボルト27が設置され、アーマチャ4には複数のボルト27に対応した複数の貫通穴が形成されている。なお、図示は省略するが、ボルト27はアーム6におけるアーマチャ4との対向面内に4箇所設置され、それに対応したアーマチャ4の貫通穴もアーム6との対向面内に4箇所形成されている。また、ボルト27はアーム6に形成されためねじ部に嵌合して、さらにアーム6に接するように固定ナット28が締結される。これにより、いわゆるダブルナットを形成して、ボルト27はアーム6に固定される。さらに、アーム6に固定されたボルト27は、アーマチャ4の貫通穴を貫通して、アーマチャ6の両側にそれぞれ調整用のナット29と固定用のナット30とが嵌合される。このようにして、アーマチャ4は、ボルト27とナット28、29、30とによって、アーム6に支持されることになる。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、ライニング2がボルト11により締結されている。また、圧縮スプリング7は、アーム6の先端部とコイル固定部5との間に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、前記第1の実施の形態と同様に、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。
次に、本第2の実施の形態で示すエレベータ巻上機におけるブレーキ部の調整手順について説明する。まず、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度をチェックしながら、ボルト27に嵌合しブレーキコイル3側に設置された複数のナット29をそのねじ形状に対応させて、それぞれ独立に回転させる。その際に、アーマチャ4を常にブレーキコイル3側に押さえつけておくことで、このナット29の回転に応じて、アーマチャ4はブレーキコイル3に対して対向面の姿勢を連続的に変化させることになる。そして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が所定値内となったときに、ナット29の回転を止めて、ナット30を仮締めする。こうして、アーマチャ4を仮の位置に固定する。こうして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が調整されることになる。
次に、ライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップをチェックしながら、複数の調整用のナット29を、そのすべての回転を同期させながら回転させる。これにより、調整用ナット29の回転に応じて、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度を維持しながら、ライニング2はブレーキドラム1に対して連続的に移動することになる。そして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが所定値内となったときに、調整用ナット29の回転を止めて、固定用ナット30を締め付けることで、アーマチャ4の位置を固定する。こうして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが調整されることになる。
以上説明したように、本第2の実施の形態にかかるエレベータ巻上機によれば、アーム6は、ライニング2の離脱時におけるブレーキドラム1とのギャップと、ライニング2の当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度とを、調整可能に形成されたものである。すなわち、当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整作業と、離脱時におけるライニング2とブレーキドラム1とのギャップ調整作業とを、ボルト27に嵌合されたナット29、30を回転させるだけで、比較的容易に行うことができる。さらに、ねじ部の働きによりアーマチャ4は微小単位で連続的に移動するために、高精度なレンジの調整が可能となる。
図3は、本発明の第3の実施の形態にかかるエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
本第3の実施の形態にかかるエレベータ巻上機は、アーム6においてアーマチャ4を支持する部材の構成が、前記第2の実施の形態と相違する。
同図に示すように、前記第2の実施の形態と同様に、コイル固定部5には、ブレーキコイル3がボルト10によって締結され、さらに、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるブレーキコイル3と対向する側には、アーマチャ4が支持されている。
詳しくは、前記第2の実施の形態と同様に、アーム6にはアーマチャ4に向けて突出した複数のボルト27が設置され、アーマチャ4には複数のボルト27に対応した複数の貫通穴が形成されている。なお、図示は省略するが、ボルト27はアーム6におけるアーマチャ4との対向面内に4箇所設置され、それに対応したアーマチャ4の貫通穴もアーム6との対向面内に4箇所形成されている。また、ボルト27はアーム6に形成されためねじ部に嵌合して、さらにアーム6に接するように固定ナット28が締結される。これにより、いわゆるダブルナットを形成して、ボルト27はアーム6に固定される。さらに、アーム6に固定されたボルト27は、アーマチャ4の貫通穴を貫通して、アーマチャ6におけるブレーキコイル3側には調整用のナット29が嵌合され、アーマチャ4とアーム6との間には圧縮スプリング35が設置される。ここで、圧縮スプリング35は、その内径部にボルト27を通して、その一端がアーム6に接するナット28を座部として支持され、他端がアーマチャ4の貫通穴近傍の端面を座部として支持されている。このようにして、アーマチャ4は、ボルト27、ナット28、29、圧縮スプリング35によって、アーム6に支持されることになる。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、前記第2の実施の形態と同様に、ライニング2がボルト11により締結されている。また、圧縮スプリング7は、アーム6の先端部とコイル固定部5との間に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、前記第2の実施の形態と同様に、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。
次に、本第3の実施の形態で示すエレベータ巻上機におけるブレーキ部の調整手順について説明する。まず、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度をチェックしながら、ボルト27に嵌合しブレーキコイル3側に設置された複数のナット29をそのねじ形状に対応させて、それぞれ独立に回転させる。その際に、アーマチャ4は圧縮スプリング35のスプリング力で常にブレーキコイル3側に押さえつけられることになり、このナット29の回転に応じて、アーマチャ4はブレーキコイル3に対して対向面の姿勢を連続的に変化させることになる。そして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が所定値内となったときに、ナット29の回転を止める。こうして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が調整されることになる。
次に、ライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップをチェックしながら、複数の調整用のナット29を、そのすべての回転を同期させながら回転させる。その際に、アーマチャ4は圧縮スプリング35のスプリング力で常にブレーキコイル3側に押さえつけられる。これにより、調整用ナット29の回転に応じて、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度を維持しながら、ライニング2はブレーキドラム1に対して連続的に移動することになる。そして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが所定値内となったときに、調整用ナット29の回転を止める。こうして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが調整されることになる。
以上説明したように、本第3の実施の形態にかかるエレベータ巻上機によれば、前記第2の実施の形態と同様に、アーム6は、ライニング2の離脱時におけるブレーキドラム1とのギャップと、ライニング2の当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度とを、調整可能に形成されたものである。すなわち、当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整作業と、離脱時におけるライニング2とブレーキドラム1とのギャップ調整作業とを、ボルト27に嵌合されたナット29を回転させるだけで、比較的容易に行うことができる。さらに、ねじ部の働きによりアーマチャ4は微小単位で連続的に移動するために、高精度なレンジの調整が可能となる。
図4は、本発明の第4の実施の形態にかかるエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
同図に示すように、前記各実施の形態と同様に、ブレーキドラム1内にて、コイル固定部5は、ブレーキドラム1内の中央部に固設されている。そして、コイル固定部5には、ブレーキコイル3が支持されている。
詳しくは、コイル固定部5にはブレーキコイル3に向けて突出した複数のボルト37が設置され、ブレーキコイル3には複数のボルト27に対応した複数の貫通穴が形成されている。なお、図示は省略するが、ボルト37はコイル固定部5におけるブレーキコイル3との対向面内に4箇所設置され、それに対応したブレーキコイル3の貫通穴もコイル固定部5との対向面内に4箇所形成されている。また、ボルト27はコイル固定部5に形成されためねじ部に嵌合して、さらにコイル固定部5に接するように固定ナット38が締結される。これにより、いわゆるダブルナットを形成して、ボルト37はコイル固定部5に固定される。さらに、コイル固定部5に固定されたボルト37は、ブレーキコイル3の貫通穴を貫通して、ブレーキコイル3の両側にそれぞれ調整用のナット39と固定用のナット40とが嵌合される。このようにして、ブレーキコイル3は、ボルト37とナット38、39、40とによって、コイル固定部5に支持されることになる。
さらに、コイル固定部5には、前記各実施の形態と同様に、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるブレーキコイル3と対向する側には、アーマチャ4がボルト8により直接締結されている。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、ライニング2がボルト11により締結されている。また、圧縮スプリング7は、アーム6の先端部とコイル固定部5との間に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、前記各実施の形態と同様に、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。
次に、本第4の実施の形態で示すエレベータ巻上機におけるブレーキ部の調整手順について説明する。まず、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度をチェックしながら、ボルト37に嵌合しアーマチャ4側に設置された複数のナット39を、それぞれ独立に回転させる。その際に、ブレーキコイル3を常にアーマチャ4側に押さえつけておくことで、このナット39の回転に応じて、ブレーキコイル3はアーマチャ4に対して対向面の姿勢を連続的に変化させることになる。そして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が所定値内となったときに、ナット39の回転を止めて、ナット40を仮締めする。こうして、ブレーキコイル3を仮の位置に固定する。こうして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が調整されることになる。
次に、ライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップをチェックしながら、複数の調整用のナット39を、そのすべての回転を同期させながら回転させる。これにより、調整用ナット39の回転に応じて、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度を維持しながら、ライニング2はブレーキドラム1に対して連続的に移動することになる。そして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが所定値内となったときに、調整用ナット39の回転を止めて、固定用ナット40を締め付けることで、ブレーキコイル3の位置を固定する。こうして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが調整されることになる。
以上説明したように、本第4の実施の形態にかかるエレベータ巻上機によれば、コイル固定部5は、ライニング2の離脱時におけるブレーキドラム1とのギャップと、ライニング2の当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度とを、調整可能に形成されたものである。すなわち、当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整作業と、離脱時におけるライニング2とブレーキドラム1とのギャップ調整作業とを、ボルト37に嵌合されたナット39、40を回転させるだけで、比較的容易に行うことができる。さらに、ねじ部の働きによりブレーキコイル3は微小単位で連続的に移動するために、高精度なレンジの調整が可能となる。
図5は、本発明の第5の実施の形態にかかるエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
本第5の実施の形態にかかるエレベータ巻上機は、コイル固定部5においてブレーキコイル3を支持する部材の構成が、前記第4の実施の形態と相違する。
同図に示すように、コイル固定部5には、ブレーキコイル3が支持されている。
詳しくは、前記第4の実施の形態と同様に、コイル固定部5にはブレーキコイル3に向けて突出した複数のボルト37が設置され、ブレーキコイル3には複数のボルト37に対応した複数の貫通穴が形成されている。なお、図示は省略するが、ボルト37はコイル固定部5におけるブレーキコイル3との対向面内に4箇所設置され、それに対応したブレーキコイル3の貫通穴もコイル固定部5との対向面内に4箇所形成されている。また、ボルト37はコイル固定部5に形成されためねじ部に嵌合して、さらにコイル固定部5に接するように固定ナット38が締結される。これにより、いわゆるダブルナットを形成して、ボルト37はコイル固定部5に固定される。さらに、コイル固定部5に固定されたボルト37は、ブレーキコイル3の貫通穴を貫通して、ブレーキコイル3におけるアーマチャ4側には調整用のナット39が嵌合され、ブレーキコイル3とコイル固定部5との間には圧縮スプリング42が設置される。ここで、圧縮スプリング42は、その内径部にボルト37を通して、その一端がコイル固定部5に接するナット38を座部として支持され、他端がブレーキコイル3の貫通穴近傍の端面を座部として支持されている。このようにして、ブレーキコイル3は、ボルト37、ナット38、39、圧縮スプリング42によって、コイル固定部5に支持されることになる。
さらに、コイル固定部5には、前記第4の実施の形態と同様に、アーム6がピン9によって回動可能に設置されている。そして、アーム6におけるブレーキコイル3と対向する側には、アーマチャ4がボルト8により締結されている。
また、アーム6におけるブレーキドラム1と対向する側には、前記第4の実施の形態と同様に、ライニング2がボルト11により締結されている。また、圧縮スプリング7は、アーム6の先端部とコイル固定部5との間に支持されている。
以上のように構成されたエレベータ巻上機において、前記各実施の形態と同様に、ブレーキコイル3での電磁力によるアーマチャ4の可動に連動して、ライニング2は、ブレーキドラム1に接離することになる。
次に、本第5の実施の形態で示すエレベータ巻上機におけるブレーキ部の調整手順について説明する。まず、ライニング2をブレーキドラム1に当接させた状態で、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度をチェックしながら、ボルト37に嵌合しアーマチャ4側に設置された複数のナット39を、それぞれ独立に回転させる。その際に、ブレーキコイル3は圧縮スプリング42のスプリング力で常にアーマチャ4側に押さえつけられることになり、このナット39の回転に応じて、ブレーキコイル3はアーマチャ4に対して対向面の姿勢を連続的に変化させることになる。そして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が所定値内となったときに、ナット39の回転を止める。こうして、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度が調整されることになる。
次に、ライニング2をブレーキドラム1から離脱させた状態で、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップをチェックしながら、複数の調整用のナット39を、そのすべての回転を同期させながら回転させる。その際に、ブレーキコイル3は圧縮スプリング42のスプリング力で常にアーマチャ4側に押さえつけられる。これにより、調整用ナット39の回転に応じて、アーマチャ4とブレーキコイル3との平行度を維持しながら、ライニング2はブレーキドラム1に対して連続的に移動することになる。そして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが所定値内となったときに、調整用ナット39の回転を止める。こうして、ライニング2とブレーキドラム1とのギャップが調整されることになる。
以上説明したように、本第5の実施の形態にかかるエレベータ巻上機によれば、前記第4の実施の形態と同様に、コイル固定部5は、ライニング2の離脱時におけるブレーキドラム1とのギャップと、ライニング2の当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度とを、調整可能に形成されたものである。すなわち、当接時におけるアーマチャ4とブレーキコイル3との平行度調整作業と、離脱時におけるライニング2とブレーキドラム1とのギャップ調整作業とを、ボルト37に嵌合されたナット39を回転させるだけで、比較的容易に行うことができる。さらに、ねじ部の働きによりブレーキコイル3は微小単位で連続的に移動するために、高精度なレンジの調整が可能となる。
なお、上記各実施の形態では、ブレーキ部をブレーキドラム内に収納してライニングをブレーキドラムの内壁に当接させる、いわゆる内拡式ブレーキに、本発明を適用した。これに対して、ライニングをブレーキドラムの外壁に当接させる、外拡式ブレーキについても、本発明を適用することができる。同様に、ライニングをブレーキドラムの側壁に当接させる、ディスク式ブレーキについても、本発明を適用することができる。そして、これらの場合であっても、上記各実施の形態と同様の効果を奏することになる。
また、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。また、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかるエレベータ巻上機は、ブレーキドラムに対して接離可能に形成されたライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構を、ライニングを支持するアームに設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができるため、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、アームに貫通するめねじ部を設けて、そのめねじ部に、ライニングに一体的に形成したボルトを嵌合させてギャップ調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を短時間に容易に作業することができるとともに、ねじの作用によりライニングを微小単位で連続的に移動させて高精度なギャップ調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、上述のボルトを中空構造にして、その中空部に支持軸と圧縮スプリングとを設置することにより、ボルトをライニングに一体的に形成したものである。これによって、比較的簡易な構造体にて、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整を短時間に容易に作業することができるとともに、ねじの作用によりライニングを微小単位で連続的に移動させて高精度なギャップ調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
さらに、本発明にかかるエレベータ巻上機は、ライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構と、ライニングの当接時におけるアーマチャとブレーキコイルとの平行度を調整する機構とを、ライニング及びアーマチャを支持するアームに設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、アーマチャに向けて突出する複数のボルトをアームに設けて、それぞれのボルトに、アーマチャの両側を挟むように2つのナットを嵌合させて、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができ、ねじの作用によりアーマチャを微小単位で連続的に移動させ、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、アーマチャに向けて突出する複数のボルトをアームに設けて、それぞれのボルトに、アーマチャを挟んで、片側にナットを嵌合させて、反対側にアーマチャを加圧する圧縮スプリングを設置して、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができ、ねじの作用によりアーマチャを微小単位で連続的に移動させ、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
さらに、本発明にかかるエレベータ巻上機は、ライニングの離脱時におけるブレーキドラムとのギャップを調整する機構と、ライニングの当接時におけるアーマチャとブレーキコイルとの平行度を調整する機構とを、ブレーキコイルを支持するコイル固定部に設けたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、構成部材を取り外すことなく、短時間に容易に作業することができるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、ブレーキコイルに向けて突出する複数のボルトをコイル固定部に設けて、それぞれのボルトに、ブレーキコイルの両側を挟むように2つのナットを嵌合させて、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができ、ねじの作用によりブレーキコイルを微小単位で連続的に移動させ、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
また、本発明にかかるエレベータ巻上機は、ブレーキコイルに向けて突出する複数のボルトをコイル固定部に設けて、それぞれのボルトに、ブレーキコイルを挟んで、片側にナットを嵌合させて、反対側にブレーキコイルを加圧する圧縮スプリングを設置して、ギャップ調整機構及び平行度調整機構をなしたものである。これによって、ライニングとブレーキドラムとのギャップ調整と、アーマチャとブレーキコイルとの平行度調整とを、短時間に容易に作業することができ、ねじの作用によりブレーキコイルを微小単位で連続的に移動させ、高精度なギャップ調整及び平行度調整が可能となるために、作業性が高く量産に適したエレベータ巻上機として有用である。
さらに、本発明にかかるエレベータ装置は、上述のエレベータ巻上機を備えたものである。これによって、エレベータ装置におけるエレベータ巻上機のブレーキ部の調整を、短時間に容易に作業することができるために、作業性が高く量産に適したエレベータ装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明にかかる好ましい第1のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
図2は、この発明にかかる好ましい第2のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
図3は、この発明にかかる好ましい第3のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
図4は、この発明にかかる好ましい第4のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
図5は、この発明にかかる好ましい第5のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。
図6は、既知のエレベータ巻上機を示す概略断面図である。

Claims (13)

  1. 推力を受けて主軸を中心に回動するブレーキドラムと、
    上記ブレーキドラムに当接して上記ブレーキドラムの回動を制動するライニングと、
    コイルが巻線され通電により電磁力を発生するブレーキコイルと、
    上記ブレーキコイルを支持するコイル固定部と、
    上記ブレーキコイルで発生する上記電磁力により可動するアーマチャと、
    上記ライニングと上記アーマチャとを支持するとともに上記コイル固定部に回動可能に支持されて、上記電磁力による上記アーマチャの可動に連動して上記ライニングの上記ブレーキドラムへの当接と離脱とを行うアームとを備えたエレベータ巻上機であって、
    上記アームは、上記ライニングの離脱時における上記ブレーキドラムとのギャップを調整可能に形成されたことを特徴とするエレベータ巻上機。
  2. 上記ライニングは、上記ブレーキドラムの内壁に当接することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエレベータ巻上機。
  3. 上記アームは、貫通するめねじ部を備え、
    上記ライニングは、上記アームのめねじ部に嵌合するボルトを備え、
    上記ボルトを上記アームのめねじ部に貫通させて、上記アームにおける上記アーマチャと対向する側に固定ナットを嵌合させることにより上記ライニングを上記アームに調整可能に支持することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のエレベータ巻上機。
  4. 上記ボルトは、中心軸に沿って貫通する中空部を備え、
    上記ライニングは、所定のスプリング力を有する圧縮スプリングと、一端を上記ライニングに支持され他端に上記圧縮スプリングの一端を支持する座部を有する支持軸とをさらに備え、
    上記ボルトは上記支持軸を上記中空部に貫通させて、上記中空部における上記アーマチャと対向する側に上記圧縮スプリングの他端を支持することにより上記ボルトを上記ライニングに支持することを特徴とする請求の範囲第3項に記載のエレベータ巻上機。
  5. 推力を受けて主軸を中心に回動するブレーキドラムと、
    上記ブレーキドラムに当接して上記ブレーキドラムの回動を制動するライニングと、
    コイルが巻線され通電により電磁力を発生するブレーキコイルと、
    上記ブレーキコイルを支持するコイル固定部と、
    上記ブレーキコイルで発生する上記電磁力により可動するアーマチャと、
    上記ライニングと上記アーマチャとを支持するとともに上記コイル固定部に回動可能に支持されて、上記電磁力による上記アーマチャの可動に連動して上記ライニングの上記ブレーキドラムへの当接と離脱とを行うアームとを備えたエレベータ巻上機であって、
    上記アームは、上記ライニングの離脱時における上記ブレーキドラムとのギャップと、上記ライニングの当接時における上記アーマチャと上記ブレーキコイルとの対向面における平行度とを調整可能に形成されたことを特徴とするエレベータ巻上機。
  6. 上記ライニングは、上記ブレーキドラムの内壁に当接することを特徴とする請求の範囲第5項に記載のエレベータ巻上機。
  7. 上記アームは、上記アーマチャに向けて突出した複数のボルトを備え、
    上記アーマチャは、上記複数のボルトに対応した複数の貫通穴を備え、
    上記アームの上記複数のボルトを上記アーマチャの上記複数の貫通穴に貫通させて、上記アーマチャの両側にそれぞれナットを嵌合させることにより上記アーマチャを上記アームに調整可能に支持することを特徴とする請求の範囲第5項に記載のエレベータ巻上機。
  8. 上記アームは、上記アーマチャに向けて突出した複数のボルトを備え、
    上記アーマチャは、上記複数のボルトに対応した複数の貫通穴を備え、
    上記アームの上記複数のボルトを上記アーマチャの上記複数の貫通穴に貫通させて、一端を上記アーマチャに他端を上記アームに支持される圧縮スプリングと上記アーマチャにおける上記ブレーキコイルと対向する側に嵌合されるナットとにより上記アーマチャを上記アームに調整可能に支持することを特徴とする請求の範囲第5項に記載のエレベータ巻上機。
  9. 推力を受けて主軸を中心に回動するブレーキドラムと、
    上記ブレーキドラムに当接して上記ブレーキドラムの回動を制動するライニングと、
    コイルが巻線され通電により電磁力を発生するブレーキコイルと、
    上記ブレーキコイルを支持するコイル固定部と、
    上記ブレーキコイルで発生する上記電磁力により可動するアーマチャと、
    上記ライニングと上記アーマチャとを支持するとともに上記コイル固定部に回動可能に支持されて、上記電磁力による上記アーマチャの可動に連動して上記ライニングの上記ブレーキドラムへの当接と離脱とを行うアームとを備えたエレベータ巻上機であって、
    上記コイル固定部は、上記ライニングの離脱時における上記ブレーキドラムとのギャップと、上記ライニングの当接時における上記アーマチャと上記ブレーキコイルとの対向面における平行度とを調整可能に形成されたことを特徴とするエレベータ巻上機。
  10. 上記ライニングは、上記ブレーキドラムの内壁に当接することを特徴とする請求の範囲第9項に記載のエレベータ巻上機。
  11. 上記コイル固定部は、上記ブレーキコイルに向けて突出した複数のボルトを備え、
    上記ブレーキコイルは、上記複数のボルトに対応した複数の貫通穴を備え、
    上記コイル固定部の上記複数のボルトを上記ブレーキコイルの上記複数の貫通穴に貫通させて、上記ブレーキコイルの両側にそれぞれナットを嵌合させることにより上記ブレーキコイルを上記コイル固定部に調整可能に支持することを特徴とする請求の範囲第9項に記載のエレベータ巻上機。
  12. 上記コイル固定部は、上記ブレーキコイルに向けて突出した複数のボルトを備え、
    上記ブレーキコイルは、上記複数のボルトに対応した複数の貫通穴を備え、
    上記コイル固定部の上記複数のボルトを上記ブレーキコイルの上記複数の貫通穴に貫通させて、一端を上記ブレーキコイルに他端を上記コイル固定部に支持される圧縮スプリングと上記ブレーキコイルにおける上記アーマチャと対向する側に嵌合されるナットとにより上記ブレーキコイルを上記コイル固定部に調整可能に支持することを特徴とする請求の範囲第9項に記載のエレベータ巻上機。
  13. 請求の範囲第1項〜第12項のいずれかに記載のエレベータ巻上機を備えたことを特徴とするエレベータ装置。
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