JPH1149460A - エレベータ巻上機用ブレーキ装置 - Google Patents

エレベータ巻上機用ブレーキ装置

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JPH1149460A
JPH1149460A JP20343997A JP20343997A JPH1149460A JP H1149460 A JPH1149460 A JP H1149460A JP 20343997 A JP20343997 A JP 20343997A JP 20343997 A JP20343997 A JP 20343997A JP H1149460 A JPH1149460 A JP H1149460A
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JP
Japan
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brake
pivot pin
pair
brake device
housing
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JP20343997A
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Inventor
Kunio Kato
加藤  久仁夫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ブレーキ作動時の減速度の低減を
可能とし、また保守性を向上させるとともに、巻上機を
小形化することを目的とするものである。 【解決手段】 一対のばね25に逆らって一対のアーム
21A,21Bをそれぞれ回動させることにより、ブレ
ーキシュー24をブレーキディスクから開離させる一対
の電磁マグネット26A,26Bを、ハウジング22の
左右にそれぞれ搭載した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻上機のモータ
の回転を綱車に伝達する回転軸、例えば入力軸に固着さ
れているブレーキディスクを制動するエレベータ巻上機
用ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特開平3−129135
号公報に示された従来のエレベータ巻上機用ブレーキ装
置の一例を一部切り欠いて示す正面図、図12は図11
の平面図、図13は図11のブレーキ装置を有するエレ
ベータ巻上機の全体を示す平面図、図14は図13の側
面図である。図において、巻上機本体1は、歯車減速
機、入力軸1a及び出力軸1bを有している。回転軸で
ある入力軸1aには、モータ11の回転力が伝達され
る。出力軸1bには綱車2が固定されている。
【0003】入力軸1aには、ブレーキディスク3が固
定されている。ブレーキディスク3の両側に配置された
一対のアーム4は、巻上機本体1に設けられたハウジン
グ5にアームピン4aを介して回動自在に取り付けられ
ている。各アーム4には、アーム4の回動によりブレー
キディスク3に接離するブレーキシュー6が取り付けら
れている。アーム4は、ブレーキシュー6がブレーキデ
ィスク3に接する方向へばね7により付勢されている。
【0004】一対のレバー8は、レバーピン9を介して
ハウジング5に回動自在に取り付けられており、これら
のレバー8を回動させることにより、アーム4がばね7
に逆らって回動し、ブレーキシュー6がブレーキディス
ク3から開離するようになっている。巻上機本体1の上
部には、プランジャ形の電磁マグネット10が固定され
ている。電磁マグネット10は、軸方向に往復動するプ
ランジャ10aを有しており、このプランジャ10aの
一端部がレバー8に当接している。
【0005】また、図12に示すように、プランジャ1
0aの他端部は、プランジャ10aの動きを検出するス
イッチ12に当接している。
【0006】次に、動作について説明する。ブレーキデ
ィスク3は、その両側面にブレーキシュー6を押し付け
ることによって摩擦制動される。ブレーキシュー6の押
し付け力は、ばね7の圧縮力をアーム4によって増幅し
て得られる。逆に、制動力を解除する場合は、レバー8
によってアーム4をばね7の圧縮力と反対方向へ押し付
ける。アーム4の押し付け力は、電磁マグネット10の
突き出し力をレバー8によって増幅して得られる。ま
た、ブレーキ解除時、スイッチ12によりプランジャ1
0aの移動が検出されると、モータ11が起動される。
【0007】また、例えば特開平3−115080号公
報には、2個のブレーキシューに対して、それぞれに作
用する2個の電磁マグネットを設け、それぞれのプラン
ジャの動作タイミングをずらすことにより、ブレーキ作
動時の減速度を低減させる方法が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエレベータ巻上機用ブレーキ装置においては、
通常半年〜1年毎に、電磁マグネット10を分解してプ
ランジャ10aの摺動部にモリブデン入りグリース等を
塗布する必要があるが、巻上機本体1上部の見づらく手
も届きにくい位置に電磁マグネット10が配置されてい
るため、分解作業には手間がかかり、保守性が低かっ
た。また、巻上機全体の高さが高くなってしまい、機械
室の高さを確保する必要があった。さらに、巻上機本体
1の上部に電磁マグネット10の取付面を機械加工する
必要があり、組付けの際には電磁マグネット10やハウ
ジング5の位置合わせが必要であるなどの問題点もあっ
た。
【0009】また、ブレーキ作動時の減速度を低減させ
るためには、電磁マグネット10を2個設ける必要があ
るが、実際には、ブレーキ力を解放するために必要な大
きさの電磁マグネット10を巻上機本体1上に2個も配
置するのは、スペース的にも強度的にも困難であった。
これに対し、電磁マグネット10用の特別な架台を追加
することも考えられるが、この場合全体が必要以上に大
形化するとともに、設置作業に手間がかかり、コストも
かなり増大するため、やはり実現性としては低くなって
しまう。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、ブレーキ作動
時の減速度の低減を可能とし、また保守性を向上させる
ことができるとともに、巻上機を小形化することができ
るエレベータ巻上機用ブレーキ装置を得ることを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るエ
レベータ巻上機用ブレーキ装置は、モータの回転を綱車
に伝達する回転軸に設けられているブレーキディスク、
巻上機本体に設けられているハウジング、このハウジン
グにアームピンを介して回動自在に取り付けられている
とともに、ブレーキディスクを摩擦制動するためのブレ
ーキシューをそれぞれ有している一対のアーム、ブレー
キシューがブレーキディスクに接するように一対のアー
ムをそれぞれ付勢する一対のばね、及びハウジングに搭
載されているとともに、フィールドマグネットとこのフ
ィールドマグネットに接離するアーマチュアとをそれぞ
れ有しており、一対のばねに逆らって一対のアームをそ
れぞれ回動させることにより、ブレーキシューをブレー
キディスクから開離させる一対の電磁マグネットを備え
たものである。
【0012】請求項2の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、フィールドマグネット及びアーマチュ
アのいずれか一方であるマグネット固定部をハウジング
に固定し、マグネット固定部を往復動可能に貫通してい
るピボットピンに、マグネット可動部を螺着したもので
ある。
【0013】請求項3の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、マグネット固定部とピボットピンとの
間に、ピボットピンを案内する滑り軸受を設けたもので
ある。
【0014】請求項4の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、ピボットピンをアームに回転自在に連
結し、ピボットピンとハウジングとの間に滑り軸受を設
けたものである。
【0015】請求項5の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、ピボットピンをアームに回動自在に連
結し、またピボットピン及びハウジングにリンクを回動
自在に連結し、これにより平行リンク機構を構成したも
のである。
【0016】請求項6の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、ピボットピンをアームに回動自在に連
結し、またピボットピンとハウジングとの間に、マグネ
ット可動部を支持する板ばねを設けたものである。
【0017】請求項7の発明に係るエレベータ巻上機用
ブレーキ装置は、ピボットピンを介してアームを付勢す
るように、ピボットピンの動作方向の延長上にばねを配
設したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるエ
レベータ巻上機を示す正面図、図2は図1の平面図、図
3は図1の右側面図、図4は図1のブレーキ装置の要部
断面図である。
【0019】図において、巻上機本体1は、歯車減速
機、入力軸1a及び出力軸1bを有している。回転軸で
ある入力軸1aには、モータ11の回転力が伝達され
る。出力軸1bには綱車2が固定されている。
【0020】入力軸1aには、ブレーキディスク3が固
定されている。ブレーキディスク3の両側に配置されて
いる一対のアーム21A,21Bは、巻上機本体1に設
けられたハウジング22にそれぞれアームピン23を介
して回動自在に取り付けられている。各アーム21A,
21Bには、アーム21A,21Bの回動によりブレー
キディスク3に接離するブレーキシュー24がそれぞれ
取り付けられている。各アーム21A,21Bは、ブレ
ーキシュー24がブレーキディスク3に接する方向へば
ね軸25Aを介してばね25によりそれぞれ付勢されて
いる。
【0021】ハウジング22の外周部には、一対の電磁
マグネット26A,26Bのリング状のフィールドマグ
ネット(マグネット固定部)27が固定されている。各
フィールドマグネット27には、コイル28がそれぞれ
設けられている。各フィールドマグネット27の中央部
には、滑り軸受29を介しピボットピン30がそれぞれ
摺動自在に挿通されている。ピボットピン30の一端部
は、ハウジング22を貫通してアーム21A,21Bに
当接している。また、各ピボットピン30の他端部に
は、ねじ部30aがそれぞれ設けられている。
【0022】フィールドマグネット27に接離する電磁
マグネット26のアーマチュア(マグネット可動部)3
1は、ピボットピン30のねじ部30aに螺着されてい
る。ねじ部30aには、アーマチュア31の緩み止めの
ためのナット32が螺着されている。また、ピボットピ
ン30には、アーマチュア31がフィールドマグネット
27から開離する方向への抜け止め33が固定されてい
る。
【0023】次に、動作について説明する。かごを昇降
させず停止させている場合は、電磁マグネット26には
通電されず、アーム21A,21Bはばね25のばね力
を受けて一対のブレーキシュー24をブレーキディスク
3の両側面に押し付けている。このため、入力軸1aは
ロックされて回転することができず、かごは昇降しな
い。
【0024】これに対し、かごを昇降させる場合は、電
磁マグネット26のコイル28に通電することにより、
フィールドマグネット27とアーマチュア31とが吸引
し合い、アーム21A,21Bはそれぞればね25のば
ね力に抗してアームピン23を中心に回動する。これに
より、一対のブレーキシュー24はブレーキディスク3
の両側面から開離し、入力軸1aが回転可能になる。ま
た、アーム21A,21Bの回動によりブレーキの解除
が検出されると、モータ11への通電が可能となり、か
ごが昇降される。
【0025】このようなブレーキ装置では、各アーム2
1A,21Bにそれぞれ電磁マグネット26が設けられ
ているため、各コイル28への通電を遮断するタイミン
グをずらすことにより、ブレーキ作動時の減速度を低減
させることができる。また、電磁マグネット26A,2
6Bが、アーム21A,21Bと同様の低い位置に設け
られているため、保守の作業性が向上するとともに、巻
上機全体の高さが低くなり、巻上機の小形化を図ること
ができる。
【0026】また、アーマチュア31がピボットピン3
0に螺着されているため、制動時のフィールドマグネッ
ト27とアーマチュア31との間の間隔を容易に調整す
ることができる。さらに、ピボットピン30が滑り軸受
29に案内されてフィールドマグネット27の同心上を
摺動することにより、フィールドマグネット27とアー
マチュア31との間の平行が保たれるため、両者の平行
の調整を行う必要がなく、保守が容易である。
【0027】さらにまた、電磁マグネット26A,26
Bはハウジング22に搭載されているので、巻上機本体
1上に取付面を機械加工したり位置合わせをしたりする
手間を省くことができる。
【0028】また、保守時には、一方のばね25を締め
込むことにより通常の約2倍のばね力を作用させれば、
一方のばね25により制動力を確保することができ、他
方のアーム21A,21Bを取り外すことができる。従
って、アームピン23、シュー24及び電磁マグネット
26A,26B等の清掃、点検及び給油等を容易に行う
ことができる。
【0029】実施の形態2.次に、図5はこの発明の実
施の形態2によるエレベータ巻上機用ブレーキ装置の要
部断面図である。図において、電磁マグネット26A,
26Bのフィールドマグネット27の中央部には、ピボ
ットピン41が挿通されている。このピボットピン41
には、ねじ部41aが設けられており、アーマチュア3
1及びナット32が螺着されている。ハウジング22に
は、フィールドマグネット27と同心の滑り軸受42が
設けられており、この滑り軸受42によりピボットピン
41が案内されて摺動する。また、ピボットピン41の
一端部は、アーム21A,21Bに回動自在に連結され
ている。
【0030】このようなピボットピン41を用いても、
フィールドマグネット27とアーマチュア31との平行
を保つことができる。なお、厳密には、アーム21A,
21Bの回動によりピボットピン41の角度が変化する
が、アームピン23からピボットピン41までの距離に
比べて、フィールドマグネット27とアーマチュア31
との間の間隔、即ちピボットピン41のストロークは微
小であるため、ピボットピン41は直線的に摺動すると
考えられる。
【0031】実施の形態3.次に、図6はこの発明の実
施の形態3によるエレベータ巻上機用ブレーキ装置の要
部断面図である。図において、電磁マグネット26A,
26Bのフィールドマグネット27の中央部には、ピボ
ットピン43が挿通されている。このピボットピン43
には、ねじ部43aが設けられており、アーマチュア3
1及びナット32が螺着されている。また、ピボットピ
ン43の一端部は、ハウジング22を貫通してアーム2
1A,21Bに回動自在に連結されている。
【0032】ハウジング22とピボットピン43との間
には、リンク44が連結されている。リンク44は、ハ
ウジング22及びピボットピン43に回動自在に連結さ
れており、これにより平行リンク機構が構成されてい
る。
【0033】従って、ピボットピン43に螺着されたア
ーマチュア31とフィールドマグネット27との平行を
より正確に保つことができる。
【0034】実施の形態4.次に、図7はこの発明のこ
の発明の実施の形態4によるエレベータ巻上機用ブレー
キ装置の要部断面図、図8は図7の右側面図、図9は図
7のブレーキ解放時の状態を示す断面図である。図にお
いて、ハウジング22の両側面には、板ばね45がボル
ト46によりそれぞれ固定されている。板ばね45は、
ピボットピン41及びアーマチュア31を支持するもの
であって、この板ばね45には、アーマチュア31の径
方向へ延びる長穴45aが設けられている。この長穴4
5aには、ピボットピン41のねじ部41aが挿通され
ており、板ばね45は、ナット32とアーマチュア31
との間に挟持されている。そして、長穴45aを使用
し、ブレーキ作動時にアーマチュア31とフィールドマ
グネット31との間の間隔が平行になるように調整され
ている。また、図9に示すように、ブレーキ解放時に
は、板ばね45が湾曲されて、板ばね45の中間部とア
ーマチュア31との間に隙間が生じている。
【0035】このようなブレーキ装置では、ピボットピ
ン41及びアーマチュア31が板ばね45により支えら
れて往復動するので、簡単で軽量な構造でアーマチュア
31とフィールドマグネット27との平行を保つことが
できる。また、板ばね45に長穴45aが設けられてい
るため、フィールドマグネット27に対するアーマチュ
ア31の位置を容易に調整することができる。
【0036】なお、図7の板ばね45と、図4又は図5
の滑り軸受29,42とを併用することも可能である。
【0037】実施の形態5.次に、図10はこの発明の
この発明の実施の形態5によるエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置の要部断面図である。ピボットピン41のねじ
部41a側の端部には、ばね軸47が同軸に固定されて
いる。ハウジング22には、ばね軸47が摺動自在に貫
通するばね受け部22aが一体に設けられている。ばね
受け部22aは、マグネット可動部であるアーマチュア
31に接触しないように電磁マグネット26A,26B
の外方を迂回して設けられている。
【0038】ばね軸47には、ばね座48が挿通されて
いるとともに、ばね座48の抜け止めのナット49が螺
着されている。ばね受け部22aとばね座48との間に
は、ばね50が設けられている。
【0039】このようなブレーキ装置では、ばね50に
より、ブレーキシュー24がブレーキディスク3に接す
る方向へアーム21A,21Bがそれぞれ付勢されてい
る。また、アーマチュア31が螺着されているピボット
ピン41も、ばね座48及びばね軸47を介してばね5
0により外方へ引っ張られているため、アーマチュア3
1のフィールドマグネット27に対する位置及び平行が
保持される。さらに、制動力を得るためのばね50が低
い位置にあるため、ブレーキ装置全体の高さを低くする
ことができ、巻上機の高さも低くすることができる。
【0040】なお、上記実施の形態5では、図10の左
右方向への幅寸法は大きくなるが、図2に示すように、
同方向への巻上機全体の寸法(図2の左右方向の寸法)
が大きくなることはない。
【0041】また、上記の例では、電磁マグネット26
A,26Bの動作タイミングをずらすことにより減速度
を低減できるが、同時に動作させることも勿論可能であ
る。さらに、上記の例ではマグネット固定部としてフィ
ールドマグネット27をハウジング22に固定したが、
アーマチュアを固定し、フィールドマグネット27を往
復動作させるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータ巻上機用ブレーキ装置は、一対のばねに逆ら
って一対のアームをそれぞれ回動させることにより、ブ
レーキシューをブレーキディスクから開離させる一対の
電磁マグネットを、ハウジングに搭載したので、ブレー
キ作動時の減速度を低減させることができ、また保守性
を向上させることができるとともに、巻上機を小形化す
ることができる。
【0043】請求項2の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、フィールドマグネット及びアーマチュアの
いずれか一方であるマグネット固定部をハウジングに固
定し、マグネット固定部を往復動可能に貫通しているピ
ボットピンに、マグネット可動部を螺着したので、フィ
ールドマグネットとアーマチュアとの間の隙間の調整を
容易に行うことができる。
【0044】請求項3の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、マグネット固定部とピボットピンとの間
に、ピボットピンを案内する滑り軸受を設けたので、フ
ィールドマグネットとアーマチュアとを容易に平行に保
つことができる。
【0045】請求項4の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、ピボットピンをアームに回転自在に連結
し、ピボットピンとハウジングとの間に滑り軸受を設け
たので、フィールドマグネットとアーマチュアとを容易
に平行に保つことができる。
【0046】請求項5の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、ピボットピンをアームに回動自在に連結
し、またピボットピン及びハウジングにリンクを回動自
在に連結し、これにより平行リンク機構を構成したの
で、ピボットピンに螺着されたアーマチュアとフィール
ドマグネットとの平行をより正確に保つことができる。
【0047】請求項6の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、ピボットピンをアームに回動自在に連結
し、またピボットピンとハウジングとの間に、マグネッ
ト可動部を支持する板ばねを設けたので、簡単で軽量な
構造でアーマチュアとフィールドマグネットとの平行を
保つことができる。
【0048】請求項7の発明のエレベータ巻上機用ブレ
ーキ装置は、ピボットピンを介してアームを付勢するよ
うに、ピボットピンの動作方向の延長上にばねを配設し
たので、アーマチュアのフィールドマグネットに対する
位置及び平行を容易に保持することができるとともに、
巻上機全体としての高さを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベータ巻
上機を示す正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の右側面図である。
【図4】 図1のブレーキ装置の要部断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるエレベータ巻
上機用ブレーキ装置の要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるエレベータ巻
上機用ブレーキ装置の要部断面図である。
【図7】 この発明のこの発明の実施の形態4によるエ
レベータ巻上機用ブレーキ装置の要部断面図である。
【図8】 図7の右側面図である。
【図9】 図7のブレーキ解放時の状態を示す断面図で
ある。
【図10】 この発明のこの発明の実施の形態5による
エレベータ巻上機用ブレーキ装置の要部断面図である。
【図11】 従来のエレベータ巻上機用ブレーキ装置の
一例を一部切り欠いて示す正面図である。
【図12】 図11の平面図である。
【図13】 図11のブレーキ装置を有するエレベータ
巻上機の全体を示す平面図である。
【図14】 図13の側面図である。
【符号の説明】
1 巻上機本体、1a 入力軸(回転軸)、2 綱車、
3 ブレーキディスク、21A,21B アーム、22
ハウジング、23 アームピン、24 ブレーキシュ
ー、25,50 ばね、26A,26B 電磁マグネッ
ト、27 フィールドマグネット、29,42 滑り軸
受、30,41,43 ピボットピン、31 アーマチ
ュア、44 リンク、45 板ばね。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転を綱車に伝達する回転軸に
    設けられているブレーキディスク、 巻上機本体に設けられているハウジング、 このハウジングにアームピンを介して回動自在に取り付
    けられているとともに、上記ブレーキディスクを摩擦制
    動するためのブレーキシューをそれぞれ有している一対
    のアーム、 上記ブレーキシューが上記ブレーキディスクに接するよ
    うに上記一対のアームをそれぞれ付勢する一対のばね、
    及び上記ハウジングに搭載されているとともに、フィー
    ルドマグネットとこのフィールドマグネットに接離する
    アーマチュアとをそれぞれ有しており、上記一対のばね
    に逆らって上記一対のアームをそれぞれ回動させること
    により、上記ブレーキシューを上記ブレーキディスクか
    ら開離させる一対の電磁マグネットを備えていることを
    特徴とするエレベータ巻上機用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 フィールドマグネット及びアーマチュア
    のいずれか一方であるマグネット固定部がハウジングに
    固定されており、他方であるマグネット可動部は、上記
    マグネット固定部を往復動可能に貫通しているピボット
    ピンに螺着されていることを特徴とする請求項1記載の
    エレベータ巻上機用ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 マグネット固定部とピボットピンとの間
    には、上記ピボットピンを案内する滑り軸受が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載のエレベータ巻上
    機用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 ピボットピンは、アームに回転自在に連
    結されているとともに、滑り軸受を介して往復摺動自在
    な状態でハウジングを貫通していることを特徴とする請
    求項2記載のエレベータ巻上機用ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 ピボットピンはアームに回動自在に連結
    されており、また上記ピボットピン及びハウジングには
    リンクが回動自在に連結されており、これにより平行リ
    ンク機構が構成されていることを特徴とする請求項2記
    載のエレベータ巻上機用ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 ピボットピンはアームに回動自在に連結
    されており、また上記ピボットピンとハウジングとの間
    には、マグネット可動部を支持する板ばねが設けられて
    いることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のエレ
    ベータ巻上機用ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 ばねは、ピボットピンを介してアームを
    付勢するように、上記ピボットピンの動作方向の延長上
    に配設されていることを特徴とする請求項2記載のエレ
    ベータ巻上機用ブレーキ装置。
JP20343997A 1997-07-29 1997-07-29 エレベータ巻上機用ブレーキ装置 Pending JPH1149460A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001294385A (ja) * 2000-04-07 2001-10-23 Mitsubishi Electric Corp エレベーター用巻上機装置
SG100697A1 (en) * 2000-05-19 2003-12-26 Inventio Ag Brake device for a drive machine of an elevator
US9371873B2 (en) 2011-06-16 2016-06-21 Otis Elevator Company Permanent magnet centering system for brake

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