JPH11231954A - 内部電源電圧発生回路 - Google Patents

内部電源電圧発生回路

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JPH11231954A
JPH11231954A JP10032749A JP3274998A JPH11231954A JP H11231954 A JPH11231954 A JP H11231954A JP 10032749 A JP10032749 A JP 10032749A JP 3274998 A JP3274998 A JP 3274998A JP H11231954 A JPH11231954 A JP H11231954A
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voltage
supply voltage
internal power
level
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JP10032749A
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Gen Morishita
玄 森下
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
    • G05F1/465Internal voltage generators for integrated circuits, e.g. step down generators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動電源電圧の下限領域近傍における内部電
源電圧の低下を抑制することのできる内部電源電圧発生
回路を提供する。 【解決手段】 基準電圧発生回路(RG)からの基準電
圧(Vref)と内部電源線(IVL)上の内部電源電
圧IntVccの差に応じて外部電源ノード(EXVか
ら内部電源線(IVL)へ電流を供給するメインアンプ
(MA)に対し、外部電源電圧と基準電圧との差に応じ
て、このメインアンプ(MA)の電流供給量をレベル調
整回路(1)により調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部回路が利用
する動作電源電圧を装置内部で発生する内部電源電圧発
生回路に関し、特に、外部電源電圧を降圧して内部電源
電圧を発生する内部電源降圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】消費電力を低減するためには、動作電源
電圧を低くするのが有効である。電源電圧を下げると、
負荷容量の充放電電流がこの電圧低下分だけ減少する。
したがって、電源電圧の低電圧化を実施すると、電圧の
低減率の二乗に比例して消費電力が減少する(配線抵抗
などの負荷抵抗は一定である)。たとえば、広く用いら
れている汎用メモリを例に取ると、内部回路に用いられ
ているトランジスタのゲート長を高速化のために各世代
ごとに微細加工の限界付近までスケールダウンし、高集
積化および高速動作を図る。オンチップに設けられた電
圧降下回路を用いて、外部からの電源電圧を降圧してメ
モリの内部電源電圧を発生する。降圧した内部電源電圧
により、微細化されたトランジスタの絶縁破壊などを防
止し、高信頼性および低電圧化による低消費電力を実現
する。このオンチップの電圧降下回路を用いることによ
り、外部から供給される電源電圧は、外部に設けられて
いる汎用LSIの電源電圧と等しくすることができ、単
一電源でシステムを構築することができる。
【0003】この降圧方式のもう1つの特徴は、降圧電
圧が、外部電源電圧よりも十分低い一定値に設定されて
いる場合、外部電源電圧が変動しても、その変動の影響
を受けずに一定のレベルに保持され、内部回路が安定に
動作することができるということである。
【0004】図13は、従来の内部電源電圧発生回路の
構成の一例を示す図である。図13において、従来の内
部電源電圧発生回路は、外部から与えられる電源電圧E
xtVccを供給する外部電圧源としての外部電源ノー
ドEXVから電流を供給され、基準電圧Vrefを発生
する基準電圧発生回路RGと、この基準電圧発生回路R
Gからの基準電圧Vrefと内部電源線IVL上の内部
電源電圧IntVccとの比較結果に従って外部電源ノ
ードEXVから内部電源線IVLへ電流を供給するサブ
アンプSAと、内部回路(図示せず)の動作時活性化さ
れる活性制御信号ACTの活性化時活性化され、基準電
圧Vrefと内部電源電圧IntVccの比較結果に応
じて外部電源ノードEXVから内部電源線IVLへ電流
を供給するメインアンプMAを含む。メインアンプMA
の電流供給力は、サブアンプSAの電流供給力よりも十
分大きくされており、内部回路動作時においてこの内部
電源線IVL上の内部電源電圧IntVccが消費され
るとき、高速で動作して、大きな電流駆動力で電流を供
給して内部電源電圧IntVccの低下を抑制する。
【0005】基準電圧発生回路RGは、外部電源電圧E
xtVccに依存しない一定の電流iを発生する定電流
回路CCSと、この定電流回路CCSの電流を電圧に変
換して基準電圧Vrefを発生する電流/電圧変換回路
CVCを含む。
【0006】定電流回路CCSは、外部電源ノードEX
VとノードND1の間に接続されかつそのゲートがノー
ドND1に接続されるpチャネルMOSトランジスタP
1と、外部電源ノードEXVに一端が接続される抵抗素
子Rと、抵抗素子RとノードND2の間に接続されかつ
そのゲートがノードND1に接続されるpチャネルMO
SトランジスタP2と、ノードND1と接地ノードの間
に接続されかつそのゲートがノードND2に接続される
nチャネルMOSトランジスタN1と、ノードND2と
接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND
2に接続されるnチャネルMOSトランジスタN2と、
ノードND1上の電圧レベルに応じて外部電源ノードE
XVから電流を供給するpチャネルMOSトランジスタ
P3を含む。MOSトランジスタN1およびN2はカレ
ントミラー回路を構成する。MOSトランジスタP1の
しきい値電圧VTP1の絶対値は、MOSトランジスタ
P2のしきい値電圧の絶対値VTP2よりも大きくされ
る。次に動作について説明する。
【0007】MOSトランジスタN1およびN2のサイ
ズが同じ場合、MOSトランジスタN1およびN2には
同じ大きさの電流が流れる。したがって、MOSトラン
ジスタP1およびP2にも同じ大きさの電流が流れる。
MOSトランジスタP1およびP2のサイズが同じ場
合、これらのMOSトランジスタP1およびP2の飽和
電流が等しいという条件から、抵抗素子Rには、次式で
示される電圧VRが印加される。
【0008】 VR=ExtVcc−(|VTP1|−|VTP2|) したがって、抵抗素子Rを流れる電流IRは、次式で表
わされる。
【0009】 IR=(ExtVcc−VR)/RR =(|VTP1|−|VTP2|)/RR ここで、RRは、抵抗素子Rの抵抗値を示す。MOSト
ランジスタP1とMOSトランジスタP3はカレントミ
ラー回路を構成しており、したがってMOSトランジス
タP3には、MOSトランジスタP1を介して流れる電
流IRのミラー電流が流れる。
【0010】MOSトランジスタP4〜P6は、それぞ
れのゲートに接地電圧を受けており、抵抗素子として作
用し、MOSトランジスタP3から供給される電流に応
じて電圧を発生する。したがって、基準電圧Vref
は、MOSトランジスタP4〜P6の有するチャネル抵
抗とMOSトランジスタP1およびP2のしきい値電圧
により決定される電圧レベルとなり、外部電源電圧Ex
tVccに依存しない一定の電圧レベルとなる(ただ
し、外部電源電圧ExtVccが所定電圧レベル以上の
とき)。
【0011】メインアンプMAは、基準電圧Vrefと
内部電源線IVL上の内部電源電圧IntVccを比較
する比較器CMMと、外部電源ノードEXVと内部電源
線IVLの間に接続され、この比較器CMMの出力信号
に従って外部電源ノードEXVから内部電源線IVLへ
電流を供給するpチャネルMOSトランジスタで構成さ
れる電流ドライブトランジスタDRMを含む。比較器C
MMは、外部電源ノードEXVとノードNDAの間に接
続されかつそのゲートがノードNDBに接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタP7と、外部電源ノードEX
VとノードNDBの間に接続されかつそのゲートがノー
ドNDBに接続されるpチャネルMOSトランジスタP
8と、ノードNDBとノードNDCの間に接続されかつ
ゲートに基準電圧Vrefを受けるnチャネルMOSト
ランジスタN3と、ノードNDBとノードNDCの間に
接続されかつゲートが内部電源線IVLに接続されるn
チャネルMOSトランジスタN4と、接地ノードとノー
ドNDCの間に接続されかつそのゲートに活性制御信号
ACTを受けるnチャネルMOSトランジスタN5を含
む。
【0012】このメインアンプMAは、さらに、外部電
源ノードEXVと電流ドライブトランジスタDRMのゲ
ートの間に接続されかつそのゲートに活性制御信号AC
Tを受けるpチャネルMOSトランジスタP9を含む。
次に、このメインアンプMAの動作について簡単に説明
する。
【0013】活性制御信号ACTが非活性状態のLレベ
ルのとき、MOSトランジスタN5はオフ状態であり、
比較器CMMの電流経路は遮断され、比較器CMMは比
較動作を行なわない。一方、pチャネルMOSトランジ
スタP9のゲート電位が接地電位レベルであり、MOS
トランジスタP9が導通して、外部電源ノードEXVと
電流ドライブトランジスタDRMのゲートを電気的に接
続し、電流ドライブトランジスタDRMをオフ状態に保
持する。また、ノードNDAも、このMOSトランジス
タP9により、外部電源電圧レベルに保持される。した
がって、活性制御信号ACTがLレベルの非活性状態の
ときには、メインアンプMAにおいては電流が流れる経
路は遮断され、電流消費は行なわれない。
【0014】活性制御信号ACTが活性状態のHレベル
(外部電源電圧ExtVccレベル)となると、MOS
トランジスタN5がオン状態、MOSトランジスタP9
がオフ状態となり、比較器CMMが基準電圧Vrefと
内部電源電圧IntVccとの比較動作を行ない、その
比較結果に応じた信号をノードNDAを介して電流ドラ
イブトランジスタDRMのゲートへ与える。基準電圧V
refが内部電源電圧IntVccよりも高いときに
は、MOSトランジスタN3のコンダクタンスがMOS
トランジスタN4のコンダクタンスよりも大きくなり、
より多くの電流を流す。MOSトランジスタP7および
P8は、MOSトランジスタP8をマスタ段とするカレ
ントミラー回路を構成しており、MOSトランジスタP
8およびN4を流れる電流と同じ大きさの電流が、MO
SトランジスタP7およびN3を介して流れる。したが
って、MOSトランジスタN3は、MOSトランジスタ
P7から与えられる電流を放電し、ノードNDAの電圧
レベルを低下させる。応じて、電流ドライブトランジス
タDRMのゲート電圧が低下し、電流ドライブトランジ
スタDRMが、外部電源ノードEXVから内部電源線I
VLへ電流を供給し、内部電源電圧IntVccの電圧
レベルを上昇させる。逆に、内部電源電圧IntVcc
が基準電圧Vrefよりも高いときには、MOSトラン
ジスタN4のコンダクタンスがMOSトランジスタN3
のコンダクタンスよりも大きくなり、MOSトランジス
タP8およびN4を流れる電流が増加する。MOSトラ
ンジスタN3は、このMOSトランジスタP7から供給
される電流をすべて放電することができず、ノードND
Aの電圧レベルが上昇し、応じて電流ドライブトランジ
スタDRMがオフ状態となる。したがって、活性制御信
号ACTの活性化時、このメインアンプMAは、内部電
源電圧IntVccを基準電圧Vrefの電圧レベルに
保持する。
【0015】サブアンプSAは、メインアンプMAと同
様、基準電圧Vrefと内部電源電圧IntVccとを
比較する比較器CMSと、比較器CMSの出力信号に従
って、外部電源ノードEXVから内部電源線IVLへ電
流を供給するpチャネルMOSトランジスタで構成され
る電流ドライブトランジスタDRSを含む。この電流ド
ライブトランジスタDRSの電流駆動能力(=最大駆動
力)は、メインアンプMAに含まれる電流ドライブトラ
ンジスタDRMの電流駆動能力よりも小さくされている
(ゲート幅W/ゲート長Lが小さくされている)。
【0016】比較器CMSは、基準電圧Vrefと内部
電源電圧IntVccとを比較するための比較段を構成
するnチャネルMOSトランジスタN6およびN7と、
これらのMOSトランジスタN6およびN7それぞれへ
電流を供給するカレントミラー型電流供給段を構成する
pチャネルMOSトランジスタP10およびP11を含
む。MOSトランジスタP7へ電流を供給するpチャネ
ルMOSトランジスタP11が、カレントミラー回路の
マスタ段として動作する。
【0017】この比較器CMSは、さらに、基準電圧発
生回路RGのノードND2から出力される電圧BIAS
Lをゲートに受け、MOSトランジスタN6およびN7
を流れる電流を規定する電流源トランジスタN8を含
む。このMOSトランジスタN8は、基準電圧発生回路
RGに含まれるMOSトランジスタN2とカレントミラ
ー回路を構成する。定電流発生回路CCSは、その消費
電流を小さくするために、発生する電流は十分小さくさ
れており、したがって、このバイアス電圧BIASLの
電圧レベルも低く、MOSトランジスタN8が駆動する
電流も小さくされている。したがってこの比較器CMS
は、比較的小さな電流駆動力で、比較動作を行なって、
内部電源線IVLに、電流ドライブトランジスタDRS
を介して電流を供給する。
【0018】サブアンプSAは、メインアンプMAの非
活性化時、すなわち内部回路が動作せずスタンバイ状態
にあるときに、内部電源電圧IntVccがリーク電流
などにより低下するのを抑制する機能を備える。したが
って、消費電力を低減するために、このサブアンプSA
の駆動電流量および応答速度は小さくされている。この
サブアンプSAは、バイアス電圧BIASLに従ってそ
の駆動電流が制御されており、常時、基準電圧Vref
と内部電源電圧IntVccの比較動作を行ない、比較
結果に従ってドライブトランジスタDRSのゲート電位
を調整する。したがって、このサブアンプSAは、活性
状態のメインアンプMAと同じ動作を行なう。
【0019】ここで、MOSトランジスタP9は、メイ
ンアンプMAにおいて活性制御信号ACTの非活性化
時、比較器CMMの電流経路が遮断されたとき、MOS
トランジスタP7およびN3がともにオフ状態となり、
ノードNDAが電気的にフローティング状態となって、
その電流ドライブトランジスタDRAMのゲート電位が
不安定な状態となるのを防止し、確実に電流ドライブト
ランジスタDRMをこの活性制御信号ACTの非活性化
時オフ状態に駆動するために設けられる。
【0020】図14は、外部電源電圧ExtVccと内
部電源電圧IntVccとの関係を示す図である。外部
電源電圧ExtVccが低い場合、基準電圧発生回路R
G(図13参照)からの基準電圧Vrefは、外部電源
電圧ExtVccに従って増加する。これは、定電流発
生回路CCSにおいて、外部電源電圧ExtVccが低
い場合、定電流が発生されず、MOSトランジスタP3
が供給する電流が、外部電源電圧ExtVccに比例す
るためである。したがって基準電圧Vrefの電圧レベ
ルが外部電源電圧ExtVccに従って変化した場合、
応じて、内部電源電圧IntVccの電圧レベルも、外
部電源電圧ExtVccに従って変化する。活性制御信
号ACTがLレベルの非活性状態であっても、サブアン
プSAの動作により、内部電源電圧IntVccの電圧
レベルが、基準電圧Vrefの電圧レベル上昇に応じて
上昇する。
【0021】外部電源電圧ExtVccが一定の電圧V
Fレベル以上となると、定電流回路CCSにおいて、M
OSトランジスタP1、P2、N1およびN2を介して
安定に一定の電流が流れる(カレントミラー回路による
フィードバック動作が安定化する電圧レベル)。応じて
MOSトランジスタP3から供給される電流も一定とな
り、基準電圧Vrefの電圧レベルが電圧VFレベルで
一定となる。以降、外部電源電圧ExtVccの電圧レ
ベルが上昇しても、基準電圧Vrefの電圧レベルは、
一定の電圧VFレベルに保持され、応じて内部電源電圧
IntVccも、一定の電圧VFレベルに保持される。
したがって、この図14に示すように、内部電源電圧I
ntVccは、基準電圧Vrefに従って変化し、平坦
領域においては、外部電源電圧ExtVccの電圧レベ
ルが変化しても、一定の電圧レベルに保持される。これ
により、内部回路は、外部電源電圧の変動にかかわら
ず、安定に動作することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図15は、実際の回路
動作時における外部電源電圧ExtVccと内部電源電
圧IntVccの関係を示す図である。内部電源電圧I
ntVccと外部電源電圧ExtVccとの差(基準電
圧Vrefと外部電源電圧ExtVccの差)が小さい
領域、すなわち動作条件の下限に近い領域においては、
後に説明する理由により、内部電源電圧発生回路の利得
が低下し、内部回路の動作時内部電源電圧IntVcc
が低下しても要求される電圧レベルVFに上昇させるこ
とができず、内部電源電圧IntVccの電圧レベル
は、基準電圧Vrefの電圧VFのレベルに比べて低下
する。この電圧レベルの低下は、特に高速動作を行な
い、内部回路が高速で動作する場合(たとえばDRAM
において、RASサイクルが短く、センスアンプが繰返
し活性化される場合、およびCASサイクルが短く、内
部列系回路が高速で繰返し動作し、データの書込/読出
が行なわれる場合)、内部電源電圧IntVccが消費
され、その電圧レベルが交流的に変動し、直流的に見た
場合、内部電源電圧IntVccは要求される電圧VF
よりもその電圧レベルが低下する。この電圧レベルの低
下は、動作条件下限において、たとえば外部電源電圧E
xtVccが2.5Vのとき、内部電源電圧IntVc
cは、要求される電圧2.0Vレベルよりも0.5V程
度低下する。内部電源電圧レベルが低下した場合、内部
回路構成要素であるトランジスタの電流駆動力が低下
し、高速動作をするのが困難になる。以下に、この内部
電源電圧IntVccが、基準電圧Vrefの電圧レベ
ルよりも低下する理由について説明する。
【0023】図16は、メインアンプMAの内部電圧レ
ベルを示す図である。活性制御信号ACTは、外部電源
電圧ExtVccと接地電圧レベルの間で変化する。し
かしながら、このメインアンプMAの比較器CMMの電
流源トランジスタN5は、この比較器CMMにおける消
費電流をたとえば1から2mA程度に調整するために、
そのチャネル長が比較的長くされている。このため、電
流源トランジスタN5のオン抵抗が比較的大きく、この
電流源トランジスタN5のドレイン電圧は、約1.0V
程度となる。この電流源トランジスタN5のドレイン
は、MOSトランジスタN3およびN4のソースに共通
に接続されている。したがって、MOSトランジスタN
3のコンダクタンスがMOSトランジスタN4のコンダ
クタンスよりも大きくなり、ノードNDAの電圧レベル
を低下させても、このノードNDAの電圧レベルは、電
流源トランジスタN5のドレイン電圧レベルよりも低下
しない。したがって、このノードNDAの電圧レベル
は、1.0V以上となる。
【0024】電流ドライブトランジスタDRMは、この
ノードNDA上の電圧レベルに従って、外部電源ノード
EXVから内部電源線IVLへ電流を供給する。この電
流源トランジスタDRMは、pチャネルMOSトランジ
スタで構成されており、ノードNDAの電圧レベルと外
部電源ノードに与えられる外部電源電圧との差に応じて
電流を供給する。したがって、外部電源電圧が低くされ
た場合、電流ドライブトランジスタDRAMのゲート−
ソース間電圧Vgsがさらに低下し、高速で、外部電源
ノードEXVから内部電源線IVLへ電流を供給するこ
とができず、メインアンプMAの利得が低下する。これ
により、内部電源電圧IntVccが消費されて、その
電圧レベルが低下しても、基準電圧Vrefの電圧レベ
ルまで上昇せず、この基準電圧Vrefよりも低い電圧
レベルに保持される。
【0025】特に、この外部電源電圧ExtVccと基
準電圧Vrefすなわち内部電源電圧との差が小さくな
ると、図15に示す動作条件下限における内部電源電圧
IntVccの電圧降下量は、たとえば0.5Vと無視
することのできない大きさとなり、高速で内部回路を動
作させることができなくなるという問題が生じる。
【0026】特に、内部回路動作時において内部電源電
圧IntVccが低下したとき、応じて、この内部電源
電圧IntVccの低下を補償するために、外部電源電
圧ExtVccが消費されるため、交流的に、外部電源
電圧ExtVccが低下し、この外部電源電圧ExtV
ccと基準電圧Vrefの差がより小さくなると、内部
電源電圧IntVccの低下量が大きくなる。
【0027】内部回路が高速で動作し、信号線の充放電
を行なう場合、内部電源電圧IntVccが消費され、
応じて、その電圧レベルが低下し、また応じて外部電源
電圧ExtVccの電圧レベルも低下するため、電流ド
ライブトランジスタDRMの駆動力が低下し、内部電源
電圧IntVccの降下量が大きくなる。
【0028】この内部電源電圧IntVccの電圧レベ
ルの基準Vrefからの低下という問題は、図13に示
すような内部電源電圧IntVccと基準電圧Vref
とを直接比較する直接フィードバック型降圧回路のみな
らず、内部電源電圧IntVccをレベルシフトして、
その電圧レベルを低下させて基準電圧Vrefと比較す
るレベルシフト型降圧回路においても同様の問題が生じ
る。比較器において、内部ノードの電圧レベルが、接地
電圧レベルまで低下せず、応じて、電流ドライブトラン
ジスタのゲート電圧が接地電圧レベルまで低下せず、そ
の駆動力が制限されるためである。
【0029】それゆえ、この発明の目的は、外部電源電
圧の動作電源電圧範囲すべてにわたって安定に内部回路
を動作させることのできる内部電源電圧発生回路を提供
することである。
【0030】この発明の他の目的は、外部電源電圧動作
範囲下限における内部電源電圧の電圧レベルの低下を最
小限に抑制することのできる内部電源電圧発生回路を提
供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】この発明は、要約すれ
ば、内部電源線上の内部電源電圧レベルを規定する基準
電圧と外部電源電圧とを比較し、その比較結果に従って
内部電源線へ供給される電流量を調整するものである。
【0032】すなわち、請求項1に係る内部電源電圧発
生回路は、内部電源線上の内部電源電圧と基準電圧との
差に応じた信号を出力ノードから出力する比較手段と、
外部からの外部電源電圧を供給する外部電圧源と内部電
源線との間に結合され、比較手段の出力ノードからの信
号に応答して、外部電圧源と内部電源線との間に電流の
流れを生じさせる電流ドライブ素子と、外部電源電圧と
基準電圧との差に応じて比較手段の出力ノードから電流
ドライブ素子へ与えられる信号の電圧レベルを調整する
レベル調整手段とを備える。
【0033】請求項2に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項1のレベル調整手段が、外部電源電圧と基準電圧
との差が所定値以下となると、比較手段の出力ノードか
ら電流ドライブ素子へ与えられる信号の電圧レベルをこ
の電流ドライブ素子の電流供給量を増加させるレベルに
設定する手段を含む。
【0034】請求項3に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項1の電流ドライブ素子が、比較手段の出力ノード
からの信号をゲートに受けるpチャネル絶縁ゲート型電
界効果トランジスタで構成され、またレベル調整手段
が、外部電源電圧と基準電圧との差が所定値以下の電圧
レベルとなると比較手段の出力ノードからpチャネル絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートへ与えられる
信号を接地電圧レベルへ駆動する手段を含む。
【0035】請求項4に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項1の電流ドライブ素子が、比較手段の出力ノード
からの信号をゲートに受けるpチャネル絶縁ゲート型電
界効果トランジスタを備え、またレベル調整手段が、外
部電源電圧と基準電圧との差が所定値以下の電圧レベル
となると、この比較手段の出力ノードからpチャネル絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートへ与えられる
信号を、内部電源電圧と接地電圧との間の電圧レベルへ
低下させる手段を含む。
【0036】請求項5に係る内部電源電圧発生回路は、
内部電源線上の内部電源電圧と基準電圧との差に応じた
信号を出力する比較手段と、外部からの電源電圧を供給
する外部電圧源と内部電源線との間に結合され、比較手
段の出力信号に応答して外部電圧源と内部電源線との間
に電流の流れを生じさせる電流ドライブ素子と、外部電
源電圧と基準電圧との差に応じた信号を出力するレベル
調整手段と、電流ドライブ素子よりも小さな電流駆動能
力を有し、かつ外部電圧源と内部電源線との間に電流ド
ライブ素子と並列に結合され、レベル調整手段の出力信
号に従って外部電圧源と内部電源線との間に電流の流れ
を生じさせる補助ドライブ素子とを備える。
【0037】請求項6に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項5のレベル調整手段が、外部電源電圧と基準電圧
との差が所定値以下となると補助ドライブ素子を導通さ
せる手段を含む。
【0038】請求項7に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項5の補助ドライブ素子が、pチャネル絶縁ゲート
型電界効果トランジスタを備え、レベル調整手段は、外
部電源電圧と基準電圧との差が所定値以下の電圧レベル
となると、このpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタのゲートを接地電圧レベルへ駆動する手段を含
む。
【0039】請求項8に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項5の補助ドライブ素子が、pチャネル絶縁ゲート
型電界効果トランジスタで構成され、レベル調整手段
が、外部電源電圧と基準電圧との差が所定値以下となる
と、pチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲ
ートへ与えられる信号を内部電源電圧と接地電圧との間
の中間電圧レベルへ駆動する手段を含む。
【0040】請求項9に係る内部電源電圧発生回路は、
請求項1または5のレベル調整手段が、内部電源線上の
内部電源電圧を使用する内部回路の活性化を示す信号の
活性化時活性化される。
【0041】請求項10に係る内部電源電圧発生回路
は、請求項1または5のレベル調整手段が、外部電源電
圧をゲートに受ける第1の絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタと、この第1の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タよりも同一ゲート電圧についての電流供給力が大きく
されかつ基準電圧をゲートに受ける第2の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタとを有する比較段と、この比較段
へ電流を供給するカレントミラー型電流供給段とを含
む。
【0042】請求項11に係る内部電源電圧発生回路
は、請求項10のレベル調整手段が、この比較段からの
比較結果を示す信号を増幅する手段をさらに備える。
【0043】外部電源電圧と内部電源電圧レベルを決定
する基準電圧との差に応じて、電流ドライブ素子の電流
駆動力を大きくするかまたは補助ドライブ素子を導通さ
せることにより、外部電圧源から内部電源線へ供給され
る電流量がこの外部電源電圧と基準電圧との差が小さく
なったときに増加する。したがって、外部電源電圧の動
作範囲下限領域において内部電源電圧発生回路の利得が
低下するのを抑制することができ、内部電源電圧の降下
量を低減することができ、外部電源電圧の広い動作範囲
にわたって安定な電圧レベルの内部電源電圧を発生する
ことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う内部電源電圧発生回路を備える
半導体集積回路の全体の構成を概略的に示す図である。
図1において、この半導体集積回路装置は、外部電源ノ
ードEXVに結合され、この外部電源ノードから電流を
供給されて、基準電圧VrefおよびBIASLを発生
する基準電圧発生回路RGと、基準電圧Vrefと内部
電源線IVL上の内部電源電圧IntVccとを比較
し、その比較結果に従って、外部電源ノードEXVから
内部電源線IVLへ電流を供給するサブアンプSAと、
基準電圧Vrefと内部電源電圧IntVccとを比較
し、その比較結果に応じて外部電源ノードEXVから内
部電源線IVLへ電流を供給するメインアンプMAを含
む。サブアンプSAは、従来と同様の構成(図14参
照)を備え、基準電圧発生回路RGからのバイアス電圧
BIASLにより、動作電流が制限される。
【0045】この半導体集積回路は、さらに、基準電圧
Vrefと外部電源電圧ExtVccとを比較し、その
比較結果に応じてメインアンプMAが外部電源ノードE
XVから内部電源線IVLへ供給する電流量を調整する
レベル調整回路1と、外部から与えられる信号に従って
各種制御信号を発生する活性制御回路2と、この活性制
御回路2の制御の下に動作し、内部電源線IVL上の内
部電源電圧IntVccを消費する内部回路3を含む。
活性制御回路2は、また、外部から与えられる制御信号
に従って内部回路3の動作期間を決定する活性制御信号
ACTを生成する。
【0046】内部回路3は、たとえばこの半導体集積回
路がダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの場
合、選択メモリセルのデータの検知および増幅を行なう
センスアンプ回路であってもよく、また行/列選択回路
でもよく、また内部データの書込/読出を行なう書込/
読出回路であってもよい。
【0047】活性制御回路2は、この半導体集積回路が
たとえばダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの
場合、メモリサイクルを規定するロウアドレスストロー
ブ信号/RAS、または列選択動作開始を指示するコラ
ムアドレスストローブ信号/CASに従って活性制御信
号ACTの活性/非活性を制御する。この活性制御回路
2は、またたとえば同期型半導体記憶装置のように、外
部からコマンドの形で動作モードが指定される場合、メ
モリサイクルの開始を指示するアクティブコマンドまた
はデータの書込/読出を指示するリード/ライトコマン
ドが与えられたとき、そのコマンドに応じて活性制御信
号ACTを活性/非活性化してもよい。
【0048】レベル調整回路1は、この活性制御回路2
からの活性制御信号ACTの活性化時、メインアンプM
Aの供給電流量を、外部電源電圧ExtVccと基準電
圧Vrefの差に応じて調整する。活性制御信号ACT
が非活性状態のときには、メインアンプMAを非活性化
し、このメインアンプMAの電流消費を停止させる。
【0049】レベル調整回路1は、外部電源電圧Ext
Vccと基準電圧Vrefとがほぼ等しくなると、この
活性制御信号ACTの活性化時メインアンプMAの供給
する電流量を増加させる(外部電源ノードEXVと内部
電源線IVLとを強制的に電気的に接続する)。これに
より、内部電源電圧IntVccの基準電圧Vrefレ
ベルからの低下量を低減し、外部電源電圧の動作範囲を
広くする。
【0050】図2は、図1に示すメインアンプMAおよ
びレベル調整回路1の構成を概略的に示す図である。図
2において、メインアンプMAは、従来と同様、基準電
圧Vrefと内部電源電圧IntVccとを比較する比
較器CMMと、比較器CMMの出力信号に従って外部電
源ノードEXVから内部電源線IVLへ電流を供給する
電流ドライブトランジスタDRMと、活性制御信号AC
Tの非活性化時外部電源ノードEXVと電流ドライブト
ランジスタDRMのゲートとを電気的に接続するpチャ
ネルMOSトランジスタP9を含む。
【0051】比較器CMMは、従来と同様、基準電圧V
refと内部電源電圧IntVccを比較する比較段を
構成するnチャネルMOSトランジスタN3およびN4
と、これらのMOSトランジスタN3およびN4へ電流
を供給するカレントミラー型電流供給段を構成するpチ
ャネルMOSトランジスタP7およびP8と、比較器C
MMの活性/非活性を制御するとともにこの比較器CM
Mの動作電流を決定する電流源トランジスタN5を含
む。
【0052】レベル調整回路1は、基準電圧Vrefと
外部電源電圧ExtVccとが等しくなったことを検出
する下限検出回路1aと、この下限検出回路1aからの
下限検知信号SIGを反転するインバータ1bと、活性
制御信号ACTとインバータ1bの出力信号とを受け、
その出力信号を電流源トランジスタN5のゲートへ与え
るAND回路1cと、活性制御信号ACTと下限検出回
路1aからの下限検知信号SIGとを受けるAND回路
1dと、AND回路1dの出力信号に従って電流ドライ
ブトランジスタDRMのゲート(ノードNDA)を接地
電圧レベルへ駆動するnチャネルMOSトランジスタ1
eを含む。AND回路1cおよび1dの各々は、NAN
D回路およびインバータで構成される。次に、図2に示
すメインアンプMAおよびレベル調整回路1の動作につ
いて、図3に示す信号波形図を参照して説明する。
【0053】活性制御信号ACTが非活性状態にあり、
図1に示す内部回路3がスタンバイ状態にある間、AN
D回路1cおよび1dの出力信号はLレベルであり、M
OSトランジスタN5および1eはともにオフ状態にあ
る。pチャネルMOSトランジスタP9はオン状態にあ
り、ノードNDAを外部電源電圧ExtVccレベルに
駆動する。比較器CMMは非動作状態であり、また電流
ドライブトランジスタDRMもオフ状態にある。したが
って、この活性制御信号ACTの非活性化時、たとえ仮
に下限検出回路1aが検出動作を行なって、その検出結
果に従って下限検知信号SIGをHレベル/Lレベルに
駆動しても、この信号SIGの論理レベルにかかわら
ず、メインアンプMAは非活性状態を維持する。
【0054】活性制御信号ACTが活性化されると、A
ND回路1cおよび1dがバッファとして動作し、下限
検出回路1aからの下限検知信号SIGに従ってMOS
トランジスタN5および1eのオン/オフ状態が制御さ
れる。一方、pチャネルMOSトランジスタP9は、オ
フ状態にある。ここで、活性制御信号ACTのHレベル
は、外部電源電圧ExtVccの電圧レベルである。
【0055】この状態において内部回路が動作しても、
外部電源電圧ExtVccの電圧レベルが、基準電圧V
refの電圧レベルよりも十分高い場合には、下限検出
回路1aからの下限検知信号SIGはLレベルにあり、
AND回路1cの出力信号がHレベル、AND回路1d
の出力信号がLレベルとなる。この状態においては、M
OSトランジスタN5がオン状態、MOSトランジスタ
1eがオフ状態にあり、比較器CMMが基準電圧Vre
fと内部電源電圧IntVccとを比較し、その比較結
果に従って電流ドライブトランジスタDRMが外部電源
ノードEXVから内部電源線IVLへ電流を供給する。
この状態においては内部電源電圧IntVccは、ほぼ
一定の電圧レベルを保持する。
【0056】外部電源電圧ExtVccの電圧レベルが
低下し、その動作電源電圧範囲の下限に近づくと内部電
源電圧IntVccの電圧レベルは、基準電圧レベルよ
りも低くなる。外部電源電圧ExtVccと基準電圧V
refの電圧レベルが等しくなると、下限検出回路1a
からの下限検知信号SIGがHレベルに立上がり、AN
D回路1cの出力信号がLレベル、AND回路1dの出
力信号がHレベルとなる。これにより、比較器CMMの
比較動作が停止され、一方、MOSトランジスタ1eが
オン状態となり、電流ドライブトランジスタDRMのゲ
ートを接地電圧レベルに駆動する。これにより、電流ド
ライブトランジスタDRMがより強いオン状態となり、
外部電源ノードEXVと内部電源線IVLとを接続し、
大きな電流を供給し、内部電源電圧IntVccが外部
電源電圧ExtVccレベルへ駆動される。
【0057】ここで、外部電源電圧ExtVccは基準
電圧Vrefと同じ電圧レベルであり、したがって、内
部電源電圧IntVccが基準電圧レベルに復帰する。
したがって図3において点線で示すように、この外部電
源電圧ExtVccと基準電圧Vrefが等しくなった
ときの内部電源電圧IntVccの低下量を大幅に抑制
することができ、内部電源電圧IntVccをほぼ一定
の電圧レベルに保持することができる。再び外部電源電
圧ExtVccの電圧レベルが上昇し、基準電圧Vre
fよりも外部電源電圧ExtVccが高くなると、下限
検出回路1aからの下限検知信号SIGがLレベルに立
下がり、AND回路1cの出力信号がHレベル、AND
回路1dの出力信号がLレベルとなり、比較器CMMの
比較結果に従って外部電源ノードEXVから内部電源線
IVLへ電流ドライブトランジスタDRMを介して電流
が供給される。外部電源電圧ExtVccの上昇時にお
いて、内部電源電圧IntVccは、基準電圧Vref
の電圧レベルに等しくされており、したがって下限検知
信号SIGがHレベルからLレベルへ立下がっても、内
部電源電圧IntVccがほぼ基準電圧Vrefの電圧
レベルに保持される。
【0058】ここで、内部回路(図1参照)の動作時に
おいて内部電源電圧IntVccが消費されると、この
内部電源電圧IntVccの電圧レベル低下に応じて、
外部電源ノードEXVから内部電源線IVLへ電流が供
給される。このとき、外部電源電圧ExtVccも低下
する(交流的に変化する)。したがって、この外部電源
電圧ExtVccの変動時、基準電圧Vrefの電圧レ
ベルまで外部電源電圧ExtVccが低下する。この外
部電源電圧ExtVccの低下時において、電流ドライ
ブトランジスタDRMの電流駆動力が、従来の場合低下
し、内部電源電圧IntVccの電圧降下を補償するこ
とができず、降下量が大きくなる。しかしながら、外部
電源電圧ExtVccの低下時、強制的に電流ドライブ
トランジスタDRMのゲートの電圧レベルを接地電圧レ
ベルとすることにより、電流ドライブトランジスタDR
Mのゲート電圧は従来の場合の最低電圧レベルよりも低
い電圧レベルに駆動されるため、その電流ドライブトラ
ンジスタDRMの電流供給量が大きくされ、応じてこの
メインアンプMAの利得が大きくなり、内部電源電圧I
ntVccの低下量を抑制することができる。
【0059】なお、MOSトランジスタ1eがオン状態
のとき、ノードNDAが接地電圧レベルへ駆動される。
このときには、比較器CMMの電流源トランジスタN5
がオフ状態であり、またpチャネルMOSトランジスタ
P7は、カレントミラー回路のスレーブ段を構成してお
り、MOSトランジスタP8においては、電流が流れな
いため、このMOSトランジスタP7もオフ状態となり
(ノードNDBの電圧レベルがHレベルとなるため)、
外部電源ノードEXVから比較器CMMおよびMOSト
ランジスタ1eを介して接地ノードへ電流が流れる経路
は遮断されており、消費電流の増加は生じない。
【0060】図4は、図2に示す下限検出回路1aの構
成の一例を示す図である。図4において、下限検出回路
1aは、外部電源ノードEXVの外部電源電圧ExtV
ccと基準電圧Vrefを比較する差動増幅器1aa
と、差動増幅器1aaの出力信号をCMOSレベルに変
換するための、2段のCMOSインバータで構成される
バッファ回路1abと、活性制御信号ACTを反転する
インバータ1acと、インバータ1acの出力信号がH
レベルのとき、この差動増幅器1aaの出力信号を接地
電圧レベルに駆動するnチャネルMOSトランジスタ1
adを含む。
【0061】差動増幅器1aaは、メインアンプMAに
含まれる比較器CMMと同様の構成を備え、外部電源電
圧ExtVccと基準電圧Vrefを比較する比較段を
構成するnチャネルMOSトランジスタN20およびN
21と、MOSトランジスタN20およびN21へ電流
を供給するカレントミラー型電流供給段を構成するpチ
ャネルMOSトランジスタP20およびP21と、活性
制御信号ACTの活性化時、差動増幅器1aaを活性化
する電流源トランジスタN22を含む。pチャネルMO
SトランジスタP21がこのカレントミラー型電流供給
段のマスタ段として動作し、MOSトランジスタN21
に対し電流を供給する。
【0062】次に、この図4に示す下限検出回路1aの
動作を図5に示す信号波形図を参照して説明する。活性
制御信号ACTがHレベルの時には、電流源トランジス
タN22が導通し、一方、MOSトランジスタ1adが
オフ状態であり、差動増幅器1aaが外部電源電圧Ex
tVccと基準電圧Vrefの比較動作を行ない、その
比較結果に従ってバッファ回路1abから下限検知信号
SIGが出力される。外部電源電圧ExtVccが基準
電圧Vrefよりも十分高い場合には、MOSトランジ
スタN20のコンダクタンスは、MOSトランジスタN
21のコンダクタンスよりも大きくなり、ノードNDC
の電圧レベルはローレベルとなる。このノードNDCの
電圧レベルが、バッファ回路1abに含まれるCMOS
インバータの入力論理しきい値よりも低いため、バッフ
ァ回路1abから出力される下限検知信号SIGはLレ
ベルを維持する。
【0063】外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差が小さくなると、応じて、MOSトランジスタ
N20およびN21のコンダクタンスの差が小さくな
り、ノードNDCの電圧レベルが上昇する。外部電源電
圧ExtVccと基準電圧Vrefの電圧が小さくな
り、ノードNDCの電圧レベルが上昇しても、ノードN
DCの電圧レベルは、バッファ回路1abの入力初段C
MOSインバータの入力論理しきい値よりも低いため、
下限検知信号SIGはLレベルを維持する。
【0064】外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差がほとんどなくなると、MOSトランジスタN
20およびN21のコンダクタンスがほぼ等しくなる。
この状態において、ノードNDCの電圧レベルが、バッ
ファ回路1abの入力初段CMOSインバータの入力論
理しきい値と等しくなり、バイト回路1abの増幅動作
により下限検知信号SIGが電源電圧(内部電源電圧ま
たは外部電源電圧)レベルのHレベルに立上がる。
【0065】活性制御信号ACTがLレベルのときに
は、電流源トランジスタN22がオフ状態、MOSトラ
ンジスタ1adがオン状態となり、ノードNDCが接地
電圧レベルに駆動される。この状態においては差動増幅
器1aaの電流経路が遮断されるため、差動増幅動作が
停止され、またバッファ回路1abからの下限検知信号
SIGも接地電圧レベルのLレベルに保持される。この
活性制御信号ACTの非活性化時において、カレントミ
ラー型電流供給段のマスタとなるMOSトランジスタP
21は、オフ状態となるため、応じて、MOSトランジ
スタP20もオフ状態となり、この差動増幅器1aaの
MOSトランジスタP20およびMOSトランジスタ1
adを介して電流の流れる経路は遮断されており、した
がって活性制御信号ACTの非活性状態時における下限
検出回路1aの消費電流を低減することができる。
【0066】なお、ノードNDCの電圧レベルは、MO
SトランジスタP20およびN20のオン抵抗の比によ
り決定される。したがって、外部電源電圧ExtVcc
と基準電圧Vrefが等しくなったとき、ノードNDC
の電圧レベルがこの外部電源電圧ExtVccの1/2
の電圧レベルに保持される構成の場合、バッファ回路1
abにおいて外部電源電圧を一方動作電源電圧として利
用する場合、この入力論理しきい値を外部電源電圧Ex
tVccの1/2に設定することができ、確実に外部電
源電圧ExtVccと基準電圧Vrefが等しくなった
ときに、この下限検知信号SIGをHレベルへ駆動する
ことができる。
【0067】また、バッファ回路1abの入力論理しき
い値の電圧レベルを調整することにより、外部電源電圧
ExtVccと基準電圧Vrefの差が所定値以下とな
ったときに下限検出信号SIGをHレベルに駆動するこ
とができる(図5において破線の波形で示す)。この場
合、外部電源電圧ExtVccが動作条件下限付近に近
づいたときに、下限検知信号SIGをHレベルへ駆動す
ることができる。
【0068】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、基準電圧Vrefと外部電源電圧ExtVcc
がほぼ等しい領域(すなわち図15に示す内部電源電圧
IntVccが直線的に変化する線形領域)において
は、メインアンプMAの利得の低下を補償するように、
電流ドライブトランジスタDRMを完全にオン状態へ駆
動することができ、内部電源電圧IntVccの低下を
最小限に抑制することができる。
【0069】また、基準電圧Vrefに対して外部電源
電圧ExtVccが十分に高い場合(すなわち図15に
おいて内部電源電圧IntVccが平坦な領域)におい
ては、従来と同様、基準電圧Vrefと内部電源電圧I
ntVccとを比較して、内部電源電圧レベルに応じて
電流ドライブトランジスタDRMを駆動することができ
る。これにより、外部電源電圧ExtVccの広い範囲
にわたって内部電源電圧IntVccをほぼ一定の電圧
レベルに保持することができ、内部回路を安定かつ高速
に動作させることが可能となる。
【0070】[実施の形態2]図6は、この発明の実施
の形態2に従う内部電源電圧発生回路の要部の構成を概
略的に示す図である。図6においては、メインアンプM
Aとレベル調整回路1の部分の構成を示す。この図6に
示す構成においては、レベル調整回路1において、電流
ドライブトランジスタDRMのゲート電位を調整するM
OSトランジスタ1eのソースに、中間電圧発生回路1
fからの中間電圧が与えられる。この点を除いて、図2
に示す構成と図6に示す構成とは同じであり、対応する
部分には同一参照番号を付し、それらの詳細説明は省略
する。
【0071】中間電圧発生回路1fからの中間電圧VM
は、電流ドライブトランジスタDRMが十分にオン状態
となる電圧レベルであり、たとえば外部電源電圧Ext
Vccが3.3Vのとき、1.0Vレベルに設定され
る。次に、この図6に示す回路の動作を図7に示す信号
波形図を参照して説明する。
【0072】外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差が十分大きい場合には、内部電源電圧IntV
ccも、ほぼ基準電圧Vrefの電圧レベルに保持され
る。メインアンプMAの比較器CMMのノードNDAの
電圧レベルは、基準電圧Vrefと内部電源電圧Int
Vccの差に応じた電圧レベルに保持される。この状態
においては、下限検知信号SIGはLレベルである。
【0073】外部電源電圧ExtVccの電圧レベルが
低下し、基準電圧Vrefと外部電源電圧ExtVcc
の差が小さくなると、応じて内部電源電圧IntVcc
の電圧レベルも低下する。内部電源電圧IntVccと
基準電圧Vrefの差に応じてノードNDAの電圧レベ
ルも低下する。比較器CMMにおいてノードNDAの電
圧レベルの下限は、電流源トランジスタN5のドレイン
電圧レベルである。外部電源電圧ExtVccと基準電
圧Vrefとが等しくなると、下限検知信号SIGがH
レベルとなり、比較器CMMの比較動作が停止され、M
OSトランジスタ1eがオン状態となり、中間電圧発生
回路1fから発生される中間電圧VMが電流ドライブト
ランジスタDRMのゲートに伝達される。
【0074】この中間電圧VMは、ノードNDAの下限
電圧レベル以下の電圧レベルであり、電流ドライブトラ
ンジスタDRMは、内部電源電圧IntVccと基準電
圧Vrefとの差にかかわらず、一定の中間電圧VMが
与えられて、外部電源ノードEXVから内部電源線IV
Lへ電流を供給し、内部電源電圧IntVccの電圧レ
ベルを上昇させる。
【0075】この中間電圧発生回路1fからの中間電圧
VMは、直流電圧であり、一定の電圧レベルに保持され
る。一方、ノードNDAは、比較回路CMMの活性化
時、基準電圧Vrefと内部電源電圧IntVccの差
に応じて、交流的に変化する。したがって、従来、ノー
ドNDAの電圧レベルが1.0V程度にまでしか低下し
ない場合においても、ノードNDAの電圧レベルは、交
流的に変化しており、直流的にこの下限電圧レベルより
も高い電圧レベルとなる。したがって、中間電圧発生回
路1fからの中間電圧VMが、たとえば1.0Vであっ
ても、確実に電流ドライブトランジスタDRMの電流駆
動力を大きくして、内部電源電圧IntVccの低下量
を抑制することができる。
【0076】中間電圧VMを電流ドライブトランジスタ
DRMのゲートへ与えることにより、外部電源電圧Ex
tVccの下限領域近傍においてノードNDAの電圧レ
ベルが大きく変動するのを抑制することができる。すな
わち、内部回路動作により内部電源電圧IntVccが
消費され、外部電源電圧ExtVccが変動する場合、
下限検知信号SIGも、Hレベル/Lレベルを繰返す。
このとき、ノードNDAの電圧レベルが、中間電圧レベ
ルから接地電圧レベルへ変化する場合、電流ドライブト
ランジスタDRMのゲート電圧の変化幅が大きく、電流
ドライブトランジスタDRMのゲート電圧が不安定とな
り、電流ドライブトランジスタDRMが安定に動作する
ことができなくなる可能性がある。この中間電圧VMを
利用することにより、ノードNDAすなわち電流ドライ
ブトランジスタDRMのゲートの電圧振幅を小さくする
ことにより、外部電源電圧ExtVccの下限領域にお
ける電流ドライブトランジスタDRMのゲート電圧の変
化幅を小さくし、正確に外部電源電圧ExtVccと基
準電圧Vrefの差に応じて、メインアンプと比較器C
MMの活性/非活性化および電流ドライブトランジスタ
DRMの供給電流量の調整を行なうことができる。
【0077】なお、中間電圧発生回路1fは、基準電圧
Vrefを発生する回路と同様の、定電流源と、この定
電流源からの電流を受ける抵抗とで構成することができ
る。また、これに代えて、ダイオード接続されたMOS
トランジスタのしきい値電圧を利用して中間電圧を発生
することもできる。また、基準電圧Vrefをソースフ
ォロアモードで伝達し、さらに必要なレベルだけダイオ
ード接続されたMOSトランジスタで電圧降下させて中
間電圧VMを発生することもできる。
【0078】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、内部回路動作時において、外部電源電圧Ext
Vccと基準電圧Vrefの電圧レベルがほぼ等しくな
ったとき、電流ドライブトランジスタのゲート電圧を、
中間電圧レベルに設定しているため、この外部電源電圧
の下限領域において電流ドライブトランジスタのゲート
電圧が大きく変動するのを防止することができ、電流ド
ライブトランジスタの電流供給動作を安定化させること
ができる。
【0079】[実施の形態3]図8は、この発明の実施
の形態3に従う内部電源電圧発生回路の構成を概略的に
示す図である。図8において、メインアンプMAは、基
準電圧Vrefと内部電源電圧IntVccを比較する
比較器CMMと、この比較器CMMの出力信号に従って
外部電源ノードEXVから内部電源線IntVccへ電
流を供給する電流ドライブトランジスタDRmと、電流
ドライブトランジスタDRmと並列に設けられ、導通時
外部電源ノードEXVから内部電源線IVLへ電流を供
給するpチャネルMOSトランジスタで構成される補助
ドライブトランジスタ1hをを含む。この電流ドライブ
トランジスタDRmのサイズ(電流供給能力:ゲート
幅)は、先の実施の形態1および2における電流ドライ
ブトランジスタDRMのサイズよりも小さくされる。M
OSトランジスタ1hの電流駆動能力(サイズ:チャネ
ル幅)は、電流ドライブトランジスタDRmのそれより
も小さくされる。この電流ドライブトランジスタDRm
およびレベル調整用のMOSトランジスタ1hの合計の
サイズ(チャネル幅)が、先の実施の形態1および2に
おける電流ドライブトランジスタDRMのサイズ(チャ
ネル幅)と等しくされる。
【0080】このメインアンプMAは、さらに、活性制
御信号ACTの非活性化時、電流ドライブトランジスタ
DRmのゲートを外部電源ノードEXVに電気的に接続
するpチャネルMOSトランジスタP9を含む。比較器
CMMは、活性制御信号ACTの活性化時内部電源電圧
IntVccと基準電圧Vrefの比較動作を行なう。
【0081】レベル調整回路1は、外部電源電圧Ext
Vccと基準電圧Vrefを比較する下限検出回路1a
と、この下限検出回路1aからの下限検知信号SIGを
反転して補助ドライブトランジスタ1hへ与えるインバ
ータ1gとを含む。インバータ1gから出力される信号
ZSIGは、外部電源電圧ExtVccと接地電圧レベ
ルの間で変化し、レベル調整用のMOSトランジスタ
(補助ドライブトランジスタ)1hを、オン/オフ状態
へ駆動する。
【0082】下限検出回路1aは、図4に示す構成と同
じ構成を備え、外部電源電圧ExtVccが基準電圧V
refにほぼ等しくなると下限検知信号SIGを活性状
態のHレベルへ駆動する。
【0083】この内部電源電圧発生回路は、さらに、常
時動作して内部電源電圧IntVccのスタンバイ状態
時における電圧レベルを保持するためのサブアンプSA
を含む。
【0084】この図8に示す構成においては、メインア
ンプMAは、活性制御信号ACTの活性化時常時比較動
作を行なう。外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差が小さくなり、メインアンプMAの利得が低下
し、内部電源電圧IntVccと基準電圧Vrefの差
が大きくなると、下限検出回路1aからの下限検知信号
SIGがHレベルとなり、応じてインバータ1gからの
下限検知信号ZSIGがLレベルとなる。レベル調整用
MOSトランジスタ1hがオン状態となり、外部電源ノ
ードEXVから内部電源線IVLへ電流を供給する。こ
のレベル調整用MOSトランジスタ1hにより、電流ド
ライブトランジスタDRmの駆動力低下を補償し、内部
電源電圧IntVccの電圧レベルの低下を抑制する。
レベル調整用MOSトランジスタ1hのサイズ(チャネ
ル幅)は小さくされており、その電流駆動能力は比較的
小さくされている。したがって、このレベル調整用MO
Sトランジスタ1hがオン状態となったときに、急激に
大きな電流が内部電源線IVLへ供給され、内部電源電
圧IntVccの電圧レベルが急激に上昇するのを抑制
することができる(リンギングの抑制)。
【0085】基準電圧Vrefと外部電源電圧ExtV
ccの差が十分大きい場合には、下限検出回路1aから
の下限検知信号SIGはLレベルであり、インバータ1
gの出力する信号ZSIGも、外部電源電圧ExtVc
cレベルとなり、補助ドライブトランジスタ1hがオフ
状態となる。この状態においては、電流ドライブトラン
ジスタDRmが、内部電源電圧IntVccと基準電圧
Vrefの差に応じて外部電源ノードEXVから内部電
源線IVLへ電流を供給する。
【0086】[変更例]図9は、この発明の実施の形態
3の変更例の構成を示す図である。図9において、レベ
ル調整回路1は、下限検出回路1aの出力する下限検知
信号SIGを反転してレベル調整用MOSトランジスタ
hのゲートへ与えるインバータ1jと、このインバータ
1jの出力信号のLレベルを中間電圧Vmレベルに制限
する中間電圧発生回路1iを含む。他の構成は図8に示
す構成と同じであり、対応する部分には同一の参照番号
を付す。
【0087】この図9に示す構成においては、インバー
タ1jの出力する下限検知信号ZSIGは、外部電源電
圧ExtVccと中間電圧Vmの間で変動する。したが
ってレベル調整用MOSトランジスタ1hが、完全にオ
ン状態となるのを防止する。下限検出回路1aの出力す
る下限検知信号SIGが、外部電源電圧ExtVccが
基準電圧Vrefよりも少し高い場合において活性状態
となる構成の場合、レベル調整用MOSトランジスタ1
hが完全にオン状態となると、内部電源電圧IntVc
cが、基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルへ駆動さ
れることが考えられる。このレベル調整用MOSトラン
ジスタ1hのゲート電圧の下限を中間電圧Vmとし、供
給電流量を調整することにより、応答速度を少し低くし
て内部電源電圧IntVccが高速で変化して基準電圧
Vrefよりも高くなるのを防止する。また、外部電源
ノードEXVからこのレベル調整用MOSトランジスタ
1hのオン状態への移行時、急激に大きな電流が流れ、
内部電源電圧IntVccがリンギングによりその電圧
レベルが上昇するのを防止する。中間電圧発生回路1i
が発生する中間電圧Vmは、レベル調整用MOSトラン
ジスタ1hの供給電流量および下限検知信号SIGの活
性化移行時における外部電源電圧ExtVccと基準電
圧Vrefの差に応じて決定されればよい。
【0088】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、メインアンプを、内部回路動作時においては、
常時比較動作を行なわせ、その利得低下が生じる可能性
のある領域において、補助的に、レベル調整用MOSト
ランジスタ1hをオン状態へ駆動しているため、メイン
アンプMAの利得低下を抑制して、内部電源電圧Int
Vccの電圧レベルの低下を抑制することができる。ま
た、電流ドライブトランジスタDRmとレベル調整用M
OSトランジスタ(補助ドライブトランジスタ)1hを
並列に設けることにより、外部電源電圧ExtVccの
下限近傍領域における電流ドライブトランジスタDRm
のスイッチング特性を考慮する必要がなく、外部電源電
圧の広い電圧範囲にわたって安定に一定電圧レベルの内
部電源電圧IntVccを発生することのできる内部電
源電圧発生回路を実現することができる。
【0089】[実施の形態4]図10は、この発明の実
施の形態4に従う内部電源電圧発生回路の要部の構成を
示す図である。図10においては、下限検出回路1aの
構成が示される。この図10に示す下限検出回路1a
は、差動増幅器1aaに含まれる比較段を構成するnチ
ャネルMOSトランジスタN20およびN30のチャネ
ル幅(W)が異なっている点が図4に示す下限検出回路
の構成と異なる。他の構成は、図4に示す構成と同じで
あり、対応する部分には同一参照番号を付し、それらの
詳細説明は省略する。
【0090】この図10に示す構成において、基準電圧
Vrefをゲートに受けるnチャネルMOSトランジス
タN30のチャネル幅W(N30)は、外部電源電圧E
xtVccをゲートに受けるnチャネルMOSトランジ
スタN20のチャネル幅W(N20)の、たとえば10
倍の大きさに設定される。したがって、nチャネルMO
SトランジスタN30の駆動可能な電流量(電流駆動能
力:同一ゲート電圧下での電流駆動力)は、nチャネル
MOSトランジスタN20の駆動可能な電流量よりも十
分に大きくされる。次にこの図10に示す下限検出回路
1aの動作を図11(A)および(B)に示す信号波形
図を参照して説明する。
【0091】まず、図11(A)を参照して、通常の内
部電源電圧のレベル調整動作について説明する。pチャ
ネルMOSトランジスタP20およびP21は同一のサ
イズを有しており、同じ電流量を供給する。したがっ
て、nチャネルMOSトランジスタN30を介して流れ
る電流と同じ大きさの電流が、pチャネルMOSトラン
ジスタP20を介してnチャネルMOSトランジスタN
20へ供給される。外部電源電圧ExtVccと基準電
圧Vrefの差が十分大きい場合においては、たとえ、
nチャネルMOSトランジスタN30のチャネル幅がn
チャネルMOSトランジスタN20のサイズよりも大き
くされていても、nチャネルMOSトランジスタN20
は、pチャネルMOSトランジスタP20から供給され
る電流を放電し、ノードNDCの電圧レベルは、中間電
圧レベルより低い電圧レベルとなる。
【0092】外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差が小さくなると、このノードNDCの電圧レベ
ルが上昇する。外部電源電圧ExtVccと基準電圧V
refの差が所定値に到達すると、基準電圧Vrefが
外部電源電圧ExtVccよりも低い場合であっても、
このMOSトランジスタN20およびN30を流れる電
流量が同じとなり、ノードNDCの電圧レベルが、中間
電圧レベルとなり、バッファ回路1abの入力論理しき
い値を超え、下限検知信号SIGがHレベルに立上が
る。以降、外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vre
fがともに等しい間、下限検出信号SIGはHレベルを
保持する。
【0093】したがって、この外部電源電圧ExtVc
cと基準電圧Vrefの差が所定値以下となると、下限
検知信号SIGをHレベルへ活性化して、内部電源電圧
のIntVccレベル調整動作を行なうことができる。
バッファ回路1abの入力論理しきい値を適当に調整す
ることにより、この場合においても、外部電源電圧Ex
tVccと基準電圧Vrefが同じ電圧レベルとなった
ときに、下限検知信号SIGをHレベルへ駆動すること
もできる。
【0094】次に、図11(B)について、基準電圧V
refがノイズを受けた場合の動作について説明する。
通常、半導体集積回路は、外部の大きな負荷を駆動する
ための出力ドライブ回路(出力バッファ)を有してお
り、信号出力時、大きな電流が消費され、電源ノイズが
発生しやすくなる。基準電圧発生回路は、メインアンプ
MA、サブアンプSAおよび下限検出回路1aがすべて
ハイ入力インピーダンス(入力段は、すべて差動増幅
器)であるため、大きな電流供給力は要求されず、その
出力ノードは、高インピーダンス状態である。したがっ
て、このような回路動作時において、発生したノイズ
が、基準電圧Vrefに重畳される可能性がある。たと
えばこの内部電源電圧発生回路を備える半導体集積回路
が、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの場
合、選択メモリセルのデータの検知、および増幅を行な
うセンスアンプ動作時においても大きなピーク電流が流
れ、ノイズが生じやすい。
【0095】このようなノイズにより、基準電圧Vre
fが変動しても、基準電圧Vrefと外部電源電圧Ex
tVccの差が所定値以上に大きくならないかぎり、ノ
ードNDCの電圧レベルがハイレベルであり、応じて下
限検知信号SIGがLレベルには立下がらない。したが
って、外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vrefが
差が小さい場合において、正確に、ノイズの影響を受け
ることなく下限検知信号SIGをHレベルの活性状態と
して、内部電源電圧のレベル調整動作を行なうことがで
きる。これにより、ノイズまたは定常的なリーク電流に
よる基準電圧Vrefの揺らぎに対し、下限検知回路1
aの誤動作を防止することができる。
【0096】したがって、この下限検知回路の差動増幅
器において比較段を構成するMOSトランジスタのう
ち、基準電圧Vrefをゲートに受けるMOSトランジ
スタのチャネル幅を大きくすることにより、基準電圧V
refのノイズの影響を受けることなく、正確に下限検
知動作を行ない、正確に内部電源電圧のレベル調整を行
なうことができる。また、逆に言えば、外部電源電圧E
xtVccと基準電圧Vrefの差が所定値以下とな
り、メインアンプの利得低下が生じる可能性のあるとき
に、内部電源電圧のレベル調整動作を行なうことができ
る。この外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vref
の差が所定値以下となるときに、内部電源電圧のレベル
調整を行なう場合、実施の形態2または3の構成を利用
することにより、急激に大きな電流が内部電源線へ流れ
るのを防止することができ、内部電源電圧IntVcc
が基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルへ上昇するの
を確実に防止することがで、所望の電圧レベルの内部電
源電圧を生成することができる。
【0097】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、外部電源電圧の下限を検知するための下限検出
回路において、差動増幅器の比較段を構成するMOSト
ランジスタのうち、基準電圧Vrefをゲートに受ける
MOSトランジスタのチャネル幅を、外部電源電圧Ex
tVccをゲートに受けるMOSトランジスタのそれよ
りも大きくしているため、基準電圧のノイズまたは定常
的なリークによる揺らぎに対し、安定に外部電源電圧の
下限を検知して、内部電源電圧のレベル調整を行なうこ
とができる。
【0098】[実施の形態5]図12は、この発明の実
施の形態5に従う内部電源電圧発生回路の構成を概略的
に示す図である。図12においては、内部電源線IVL
上の内部電源電圧IntVccを低下させるためのレベ
ルシフト回路10が設けられる。このレベルシフト回路
10からのシフト電圧VLが被比較電圧としてメインア
ンプMAおよびサブアンプSAへ与えられる。他の構成
は、図1に示す構成と同じであり、対応する部分には、
同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。メイ
ンアンプMA、レベル調整回路1の構成としては、先の
実施の形態1から4のいずれの構成が用いられてもよ
い。またサブアンプSAは、図13に示すサブアンプと
同様の構成を備える。
【0099】レベルシフト回路10は、内部電源線IV
Lと接地ノードとの間に直列に接続される抵抗素子R1
およびR2を含む。抵抗素子R1およびR2の接続ノー
ドからレベルシフト電圧VLが出力される。メインアン
プMAおよびサブアンプSAは、基準電圧発生回路RG
から与えられる基準電圧Vrefとレベルシフト電圧V
Lとを比較し、その比較結果に従って内部電源線IVL
へ電流を供給する。この比較動作により、レベルシフト
電圧VLが、基準電圧Vrefとほぼ等しくされる。し
たがって、内部電源電圧IntVccは、次式で与えら
れる電圧レベルとなる。
【0100】 IntVcc=Vref・(R1+R2)/R2 このレベルシフト回路10を用いて内部電源電圧Int
Vccをレベルシフトし、レベルシフト電圧VIをメイ
ンアンプMAおよびSAへ与えることにより、このメイ
ンアンプMAおよびサブアンプSAの感度のよい領域に
おいて比較動作を行なわせることを図る。しかしなが
ら、メインアンプMAは、その入力段に比較器として差
動増幅器を備えており、内部ノードの下限電圧レベルが
制限を受ける。したがって、このような場合において
も、内部電源電圧IntVccと基準電圧Vrefとを
比較する直接フィードバック型内部電源電圧発生回路の
場合と同様、外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vr
efの差が小さくなると内部電源電圧IntVccの低
下量が大きくなるという問題が生じる。外部電源電圧E
xtVccと基準電圧Vrefの差が所定値以下となる
と、レベル調整回路1により、メインアンプMAの外部
電源ノードEXVから内部電源線IVLへの電源供給量
を調整して、その利得低下を抑制する。これにより、レ
ベルシフト回路を用いる内部電源電圧発生回路において
も、外部電源電圧の下限領域付近におけるメインアンプ
の利得低下を抑制して、正確に必要とされるレベルの内
部電源電圧を外部電源電圧の広い範囲にわたって安定に
発生することができる。
【0101】なお、図12に示す構成において、サブア
ンプSAは、高速応答特性は要求されないため、内部電
源電圧IntVccと基準電圧を比較する直接フィード
バック型の構成を有していてもよい。この場合には、基
準電圧発生回路RGは、メインアンプMAおよびサブア
ンプSAへそれぞれ異なる電圧レベルの基準電圧を与え
る。レベルシフト回路10の出力するレベルシフト電圧
VLがメインアンプMAへのみ与えられる構成の場合、
レベルシフト回路10は、活性制御信号ACTの非活性
化時、内部電源線IVLから接地ノードへの電流経路を
遮断するスイッチングトランジスタを備えていてもよ
い。
【0102】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、レベルシフト型内部電源電圧発生回路の構成に
おいても、外部電源電圧ExtVccと基準電圧Vre
fの差に応じてメインアンプの外部電源ノードから内部
電源線への電流供給量を調整しているため、外部電源電
圧動作範囲の下限領域近傍においても、内部電源電圧I
ntVccの低下を抑制することができ、外部電源電圧
の広い動作電圧範囲にわたって、安定に内部回路を動作
させることができる。
【0103】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、外部
電源電圧と内部電源電圧のレベルを決定する基準電圧と
の差に応じて、外部電源ノードから内部電源線へ電流を
供給するメインアンプの電流供給量を調整しているた
め、内部回路の高速動作時に、内部電源電圧が消費さ
れ、応じて外部電源電圧が低下する場合に、この内部電
源電圧発生回路の特性劣化を改善することができ、外部
電源電圧が低い場合においても、十分な駆動能力を有す
る内部電源電圧発生回路を実現することができる。
【0104】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
外部電源電圧と基準電圧との差に応じて、内部電源線上
の内部電源電圧と基準電圧との差に応じた信号を出力ノ
ードから出力する比較手段の出力ノードからの信号に応
答して外部電圧源と内部電源線の間に電流の流れを生じ
させる電流ドライブ素子へ比較手段から与えられる信号
の電圧レベルを調整するように構成しているため、外部
電源電圧低下時においても、内部電源電圧の低下を抑制
することができ、内部回路を、外部電源電圧の広い電圧
範囲にわたって安定かつ高速に動作させることが可能と
なる。
【0105】請求項2に係る発明に従えば、外部電源電
圧と基準電圧との差が所定値以下となると比較手段の出
力ノードから電流ドライブ素子へ与えられる信号の電圧
レベルを変化させてこの電流ドライブ素子の電流供給量
を増加させるため、電流ドライブ素子の駆動力低下を確
実に抑制して、内部電源電圧のレベル低下を抑制するこ
とができる。
【0106】請求項3に係る発明に従えば、基準電圧と
外部電源電圧との差に応じて、pチャネル絶縁ゲート型
電界効果トランジスタで構成される電流ドライブ素子の
ゲートを接地電圧レベルへ駆動しているため、確実に、
電流ドライブ素子の駆動電流量を増加させることができ
る。
【0107】請求項4に係る発明に従えば、pチャネル
絶縁ゲート型電界効果トランジスタで構成される電流ド
ライブ素子のゲートへ与えられる電圧を、内部電源電圧
と接地電圧との間の電圧レベルへ低下させているため、
この電流ドライブ素子のゲート電圧が外部電源電圧の下
限領域付近で大きく変動するのを防止することができ、
電流ドライブ素子を、高速かつ安定に動作させることが
可能となる。
【0108】請求項5に係る発明に従えば、外部電源ノ
ードと内部電源線の間に電流ドライブ素子と補助ドライ
ブ素子とを並列に設け、電流ドライブ素子を内部電源電
圧と基準電圧との差に応じて比較手段の出力信号に従っ
てその供給電流量を調整し、かつ外部電源電圧と基準電
圧との差に応じてこの補助ドライブ素子を選択的に導通
/非導通とするとともにさらにこの補助ドライブ素子の
電流供給量を電流ドライブ素子よりも小さくしているた
め、電流ドライブ素子の供給電流量低下を補償して、内
部電源電圧のレベル低下を抑制することができる。ま
た、補助ドライブ素子の電流駆動力が、電流ドライブ素
子のそれよりも小さくされており、急激に大電流を内部
電源線へ供給して内部電源電圧が大きく変動し、内部電
源電圧が所定の基準電圧レベル以上に上昇するのを防止
することができ、正確に安定に一定の電圧レベルの内部
電源電圧を生成することができる。
【0109】請求項6に係る発明に従えば、この補助ド
ライブ素子を、外部電源電圧と基準電圧との差が所定値
以下となると導通させているため、正確に、比較手段と
電流ドライブ素子で構成される回路の利得低下時に補助
ドライブ素子により低下電流量を補償して、内部電源電
圧のレベル低下を抑制することができる。
【0110】請求項7に係る発明に従えば、この補助ド
ライブ素子をpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタ構成しかつレベル調整のために、この補助ドライブ
素子のゲート電圧を接地電圧レベルへ駆動しているた
め、正確に、比較的大きな電流を内部電源線へ供給で
き、内部電源電圧の低下を確実に抑制することができ
る。
【0111】請求項8に係る発明に従えば、pチャネル
絶縁ゲート型電界効果トランジスタで構成される補助ド
ライブ素子のゲートへ、内部電源電圧と接地電圧との間
の中間電圧レベルの電圧を与えるように構成しているた
め、急激に大きな電流が内部電源線へ流れ、内部電源電
圧のリンギングまたは外部電源電圧レベルへの上昇を確
実に抑制することができる。
【0112】請求項9に係る発明に従えば、レベル調整
動作は、この内部電源線の内部電源電圧を使用する内部
回路の活性化を示す信号の活性化時においてのみ活性化
するように構成しているため、不必要なときに、レベル
調整のための電流が消費されるのを防止することがで
き、低消費電流の内部電源電圧発生回路を実現すること
ができる。
【0113】請求項10に係る発明に従えば、基準電圧
と外部電源電圧とを比較する比較段において、基準電圧
をゲートに受けるMOSトランジスタの駆動可能な電流
供給力が外部電源電圧をゲートに受けるMOSトランジ
スタのそれよりも十分に大きくしているため、ノイズま
たはリークにより基準電圧がふらついても、その影響を
受けることなくレベル調整動作を行なうことができる。
【0114】請求項11に係る発明に従えば、このカレ
ントミラー型増幅器で構成されるレベル調整用比較段の
出力信号をさらに増幅しているため、高速で、レベル調
整動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う実施の形態1の内部電源電圧
発生回路の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すメインアンプおよびレベル調整回
路の構成を示す図である。
【図3】 図2に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図4】 図2に示す下限検出回路の構成を示す図であ
る。
【図5】 図4に示す下限検出回路の動作を示す信号波
形図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に従う内部電源電圧
発生回路の要部の構成を示す図である。
【図7】 図6に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態3に従う内部電源電圧
発生回路の要部の構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の変更例の構成を概
略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に従う内部電源電
圧発生回路の要部の構成を概略的に示す図である。
【図11】 (A)および(B)は、図10に示す下限
検出回路の動作を示す信号波形図である。
【図12】 この発明の実施の形態5に従う内部電源電
圧発生回路の構成を概略的に示す図である。
【図13】 従来の内部電源電圧発生回路の構成を示す
図である。
【図14】 図13に示す内部電源電圧発生回路の内部
電源電圧と外部電源電圧との関係を示す図である。
【図15】 図13に示す内部回路の高速動作時の内部
電源電圧と外部電源電圧との関係を示す図である。
【図16】 従来の内部電源電圧発生回路の問題点を説
明するための図である。
【符号の説明】
MA メインアンプ、SA サブアンプ、RG 基準電
圧発生回路、1 レベル調整回路、2 活性制御回路、
3 内部回路、IVL 内部電源線、EXV外部電源ノ
ード、1a 下限検出回路、CMM 比較器、DRM,
DRm 電流ドライブトランジスタ、1e nチャネル
MOSトランジスタ、1aa 差動増幅器、1ab バ
ッファ回路、1f 中間電圧発生回路、1g インバー
タ、1h レベル調整用のpチャネルMOSトランジス
タ(補助ドライブトランジスタ)、N20,N30 n
チャネルMOSトランジスタ、P20,P21 pチャ
ネルMOSトランジスタ、10 レベルシフト回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部電源線上の内部電源電圧と基準電圧
    との差に応じた信号を出力ノードから出力する比較手
    段、 外部からの外部電源電圧を供給する外部電圧源と前記内
    部電源線との間に結合され、前記比較手段の出力ノード
    からの信号に応答して、前記外部電圧源と前記内部電源
    線との間に電流の流れを生じさせる電流ドライブ素子、
    および前記外部電源電圧と前記基準電圧との差に応じて
    前記比較手段の出力ノードから前記電流ドライブ素子へ
    与えられる信号の電圧レベルを調整するレベル調整手段
    を備える、内部電源電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記レベル調整手段は、前記外部電源電
    圧と前記基準電圧との差が所定値以下となると前記比較
    手段の出力ノードから前記電流ドライブ素子へ与えられ
    る信号の電圧レベルを前記電流ドライブ素子の電流供給
    量を増加させるレベルに設定する手段を含む、請求項1
    記載の内部電源電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 前記電流ドライブ素子は、前記比較手段
    の出力ノードからの信号をゲートに受けるpチャネル絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタを備え、 前記レベル調整手段は、前記外部電源電圧と前記基準電
    圧との差が所定値以下の電圧レベルとなると前記比較手
    段の出力ノードから前記pチャネル絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタのゲートへ与えられる信号を接地電圧レ
    ベルへ駆動する手段を含む、請求項1記載の内部電源電
    圧発生回路。
  4. 【請求項4】 前記電流ドライブ素子は、前記比較手段
    の出力ノードからの信号をゲートに受けるpチャネル絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタを備え、 前記レベル調整手段は、前記外部電源電圧と前記基準電
    圧との差が所定値以下の電圧レベルとなると、前記比較
    手段の出力ノードから前記pチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのゲートへ与えられる信号を、前記内
    部電源電圧と接地電圧との間の所定電圧レベルまで低下
    させる手段を含む、請求項1記載の内部電源電圧発生回
    路。
  5. 【請求項5】 内部電源線上の内部電源電圧と基準電圧
    との差に応じた信号を出力する比較手段、 外部からの電源電圧を供給する外部電圧源と前記内部電
    源線との間に結合され、前記比較手段の出力信号に応答
    して、前記外部電圧源と前記内部電源線との間に電流の
    流れを生じさせる電流ドライブ素子、 前記外部電源電圧と前記基準電圧との差に応じた信号を
    出力するレベル調整手段、および前記外部電圧源と前記
    内部電源線との間に電気電流ドライブ素子と並列に結合
    されかつ前記電流ドライブ素子よりも小さな電流駆動能
    力を有し、前記レベル調整手段からの出力信号に従って
    前記外部電圧源と前記内部電源線との間に電流の流れを
    生じさせる補助ドライブ素子を備える、内部電源電圧発
    生回路。
  6. 【請求項6】 前記レベル調整手段は、前記外部電源電
    圧と前記基準電圧との差が所定値以下となると前記補助
    ドライブ素子を導通させる手段を含む、請求項5記載の
    内部電源電圧発生回路。
  7. 【請求項7】 前記補助ドライブ素子は、pチャネル絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタを備え、 前記レベル調整手段は、前記外部電源電圧と前記基準電
    圧との差が所定値以下の電圧レベルとなると前記pチャ
    ネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートを接地
    電圧レベルへ駆動する手段を含む、請求項5記載の内部
    電源電圧発生回路。
  8. 【請求項8】 前記補助ドライブ素子は、pチャネル絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタを備え、 前記レベル調整手段は、前記外部電源電圧と前記基準電
    圧との差が所定値以下となると、前記pチャネル絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタのゲートを、前記内部電源
    電圧と接地電圧との間の中間電圧レベルへ駆動する手段
    を含む、請求項5記載の内部電源電圧発生回路。
  9. 【請求項9】 前記レベル調整手段は、前記内部電源線
    上の内部電源電圧を使用する内部回路の活性化を示す信
    号の活性化時活性化される、請求項1または5記載の内
    部電源電圧発生回路。
  10. 【請求項10】 前記レベル調整手段は、 前記外部電源電圧をゲートに受ける第1の絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタと、前記第1の絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタよりも同一ゲート電圧についての電流
    供給力が大きくされかつ前記基準電圧をゲートに受ける
    第2の絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを有し、前
    記外部電源電圧と前記基準電圧とを比較するための比較
    段と、 前記比較段へ電流を供給するためのカレントミラー型電
    流供給段とを含む、請求項1または5記載の内部電源電
    圧発生回路。
  11. 【請求項11】 前記レベル調整手段は、前記比較段か
    らの比較結果を示す信号を増幅する手段をさらに備え
    る、請求項10記載の内部電源電圧発生回路。
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Effective date: 20070410