JPH11171778A - 血行改善剤 - Google Patents

血行改善剤

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JPH11171778A
JPH11171778A JP9354059A JP35405997A JPH11171778A JP H11171778 A JPH11171778 A JP H11171778A JP 9354059 A JP9354059 A JP 9354059A JP 35405997 A JP35405997 A JP 35405997A JP H11171778 A JPH11171778 A JP H11171778A
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hesperidin
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恵温 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒトの血行を改善し得る安全且つ効果的な
手段の提供を課題とする。 【解決手段】有効成分として糖転移ビタミンPを含んで
なる血行改善剤により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は血行改善剤、とり
わけ、有効成分として糖転移ビタミンPを含んでなる血
行改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】情報伝達方法や文書作成方法の多様化に
伴い、多種多様のOA機器が職場のみならず、一般家庭
にも広く普及するようになった。OA機器の操作は、一
般に、操作者に上腕を体幹から離した姿勢を強いるの
で、長時間操作すると、腕、肩、背中、腰などの特定の
部位に筋硬直による「こり」が発生することとなる。筋
肉の「こり」は、通常、その部位を掴むか揉むことによ
り軽快するが、OA機器を日常的に操作する場合には、
「こり」が一旦発生すると、容易には解消できなくなる
ことが多い。OA機器の操作以外にも、運動、肉体作
業、不良姿勢、精神的緊張などの誘因に加えて、変形性
頚椎症、胸郭出口症候群、高血圧症、眼精疲労、自律神
経失調症、更年期障害などの疾患によっても「こり」の
発生することがある。「こり」の程度によっては、独特
の鈍痛や不快感が長時間続き、ときには、頭痛や嘔吐を
伴うことがある。
【0003】「こり」が発症する機序についてはなお明
らかではないが、神経の過剰刺激、筋の過労、自律神経
失調が引金となり、その結果として、末梢血管が収縮
し、筋に血行障害や欝血が発生して、独特の「こり」の
症状を惹起するのではないかと考えられている。したが
って、筋肉の「こり」を解消するには血行を改善するの
が効果的であるが、一般的に行なわれているマッサー
ジ、温浴、温湿布、電気刺激、投薬などの方法は、所期
の効果を得るのが難しいか、方法によっては、病院など
に出向いて専門家による施術を受けなければならない煩
しさがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】斯かる状況に鑑み、こ
の発明の課題は、手軽に常用でき、副作用なく血行を効
果的に改善し得る手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決すべ
く、本発明者が生理活性物質に着目して検索したとこ
ろ、ビタミンの1種である糖転移ビタミンPは、ヒトに
投与すると、副作用を惹起することなく血行を改善し、
肩こり、腰痛などによる筋硬直の緩和に著効を発揮する
ことを見出した。加えて、糖転移ビタミンPのこの作用
は、二糖類の1種であるトレハロースにより有意に促進
されることも見出した。すなわち、この発明は、上記課
題を、有効成分として糖転移ビタミンPを含んでなる血
行改善剤を提供することによって解決するものである。
【0006】糖転移ビタミンPは公知の物質であり、ビ
タミンPと同様、毛細管の浸透性を抑制する作用のある
ことが知られている。この発明は、糖転移ビタミンPが
ヒトの血行を改善し、筋硬直を緩和するという、毛細管
の浸透性抑制とは全く無関係の、意外な作用の発見に基
づくものであって、糖転移ビタミンPの血行改善剤とし
ての用途はこの発明をもって嚆矢とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、有効成分として糖転
移ビタミンPを含んでなる血行改善剤に関するものであ
る。糖転移ビタミンPとしては、通常、α−モノグルコ
シル・ヘスペリジン、α−ジグルコシル・ヘスペリジ
ン、α−トリグルコシル・ヘスペリジン、α−テトラグ
ルコシル・ヘスペリジン及びα−ペンタグルコシル・ヘ
スペリジンを初めとする一連の糖転移ヘスペリジンや、
α−モノグルコシル・ルチン、α−ジグルコシル・ルチ
ン、α−トリグルコシル・ルチン、α−テトラグルコシ
ル・ルチン及びα−ペンタグルコシル・ルチンを初めと
する一連の糖転移ルチンが用いられる。これらはヒトに
おいてほぼ同様の血行改善作用を発揮するので、この発
明の血行改善剤においては、上記に例示したごとき血行
改善作用ある糖転移ビタミンPの1又は複数が全体とし
て有効量含まれていればよい。ちなみに、肩こり、腰
痛、筋肉痛などに伴う筋硬直を緩和したり、筋硬直を伴
う諸疾患を治療する効果についてみると、糖転移ルチン
より、糖転移ヘスペリジンの方が勝っている。
【0008】糖転移ビタミンPは種々の方法で調製する
ことができる。経済性を問題にするのであれば、糖転移
酵素を用いる生化学的方法が有利であり、例えば、澱粉
部分加水分解物やマルトオリゴ糖などのα−グルコシル
糖化合物の存在下で、ヘスペリジンやルチンなどのビタ
ミンPにα−グルコシダーゼ、シクロマルトデキストリ
ン・グルカノトランスフェラーゼ及びα−アミラーゼを
初めとする糖転移酵素を作用させると、上記のごとき糖
転移ビタミンPが高収量で得られる。斯くして得られる
反応物は、主たる成分として、通常、転移部分のグルコ
ース重合度が1乃至5の範囲に分布する一連の糖転移ビ
タミンPを含有する。この一連の糖転移ビタミンPは、
グルコアミラーゼと、必要に応じて、ラムノシダーゼを
作用させることにより、α−モノグルコシル・ビタミン
Pとすることができる。同じ特許出願人による特開平3
−7593号公報、特開平3−27293号公報、特開
平3−58790号公報及び、特開平3−115292
号公報や、同じ特許出願人による特願平9−10427
2号明細書、特願平9−22667号明細書及び特願平
9−69588号明細書には、糖転移酵素を用いる種々
の方法が詳述されている。斯かる方法により調製された
市販品としては、粉末糖転移ルチン(商品名『αGルチ
ン』(固形分重量当りの全ルチン含量40乃至82%、
株式会社林原商事販売)及び粉末糖転移ヘスペリジン
(商品名『αGヘスペリジン』(固形分重量当りの全ヘ
スペリジン含量22乃至84%)、株式会社林原商事販
売)がある。なお、この発明においては、糖転移ビタミ
ンPは必ずしも高度に精製されておらずともよく、調製
方法に特有の他の物質との未分離組成物としての形態で
あってもよい。
【0009】先述のとおり、糖転移ビタミンPの血行改
善作用は、トレハロースを共存させることによって有意
に促進することができる。しかも、トレハロースは、血
行改善作用の促進だけではなく、糖転移ビタミンPを安
定化するとともに、投与を容易ならしめ、吸収を促進す
る作用も兼備している。糖転移ビタミンPとトレハロー
スが共存する天然の系は未だ知られていないことから、
糖転移ビタミンPの有用な作用がトレハロースによって
促進されるという事実は全く予想外の知見であった。人
為的に調製される糖転移ビタミンPとトレハロースを人
為的に組合せて用いるこの発明の実施の形態は、この点
において顕著な新規性がある。
【0010】この発明を実施するうえで有用なトレハロ
ースについて説明すると、周知のとおり、トレハロース
には、互いに結合様式が相違するα,α体、α,β体及
びβ,β体と呼ばれる3種類の異性体が存在する。これ
らは糖転移ビタミンPに対して同様の促進作用を発揮す
るので、この発明の血行改善剤においては、これらの異
性体の1又は複数が全体として有効量含まれてさえいれ
ば、その調製方法、純度及び性状は問わない。
【0011】トレハロースは種々の方法で調製すること
ができる。この発明はトレハロースの調製に関するもの
ではないので詳細な説明は割愛するけれども、経済性を
問題にするのであれば、同じ特許出願人による特開平7
−143876号公報、特開平7−213283号公
報、特開平7−322883号公報、特開平7−298
880号公報、特開平8−66187号公報、特開平8
−66188号公報、特開平8−336388号公報及
び特開平8−84586号公報のいずれかに開示された
非還元糖質生成酵素及びトレハロース遊離酵素を澱粉部
分加水分解物に作用させる方法が好適である。この方法
によるときには、廉価な材料である澱粉から、トレハロ
ースのα,α体が高収量で得られる。ちなみに、斯かる
方法により調製された市販品としては、結晶性トレハロ
ース粉末(商品名『トレハオース』(固形分重量当りの
トレハロース含量98%以上)、株式会社林原商事販
売)及びトレハロース含有シロップ(商品名『トレハス
ター』(固形分重量当りのトレハロース含量28%以
上)、株式会社林原商事販売)がある。なお、トレハロ
ースのα,α体は、マルトースに、例えば、同じ特許出
願人による特開平8−149980号公報及び特開平9
−9986号公報に開示されたマルトース/トレハロー
ス変換酵素を作用させるか、公知のマルトース・フォス
フォリラーゼとトレハロース・フォスフォリラーゼを組
合せて作用させることによっても得ることができる。
【0012】トレハロースのα,β体を調製するには、
同じ特許出願人による特開平4−144694号公報及
び特開平4−179490号公報に記載された方法にし
たがって澱粉部分加水分解物と乳糖の混合物にシクロマ
ルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼとβ−
ガラクトシダーゼをこの順序で作用させればよい。ま
た、β,β体は公知の化学合成により得ることができ
る。なお、この発明においては、トレハロースは、糖転
移ビタミンPの場合と同様、必ずしも高度に精製されて
おらずともよく、調製方法に特有の他の糖質との未分離
組成物としての形態であってもよい。使用目的にもよる
が、この発明の血行改善剤は、固形分重量当り、糖転移
ビタミンPに対してトレハロースを5倍以上、望ましく
は、50倍以上含有する。
【0013】この発明の血行改善剤は糖転移ビタミンP
単独の形態であっても、糖転移ビタミンPと糖転移ビタ
ミンPの投与を容易ならしめる他の成分との組成物の形
態であってもよい。糖転移ビタミンPの投与を容易なら
しめた組成物は、通常、液状、ペースト状又は固状の食
品又は医薬品の形態で提供される。すなわち、食品とし
ての形態の場合には、例えば、水、アルコール、澱粉
質、蛋白質、繊維質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラ
ル、着香料、着色料、甘味料、調味料、安定剤、防腐剤
のごとき食品に通常用いられる原料及び/又は素材との
組成物とすればよく、また、医薬品としての形態の場合
には、例えば、担体、賦形剤、希釈剤、安定剤、さらに
は、必要に応じて、血行障害の改善に通常用いられる、
例えば、トコフェロール、酢酸レチノール、塩酸ピリド
キシン、グリシン、エタノール、ニコチン酸アミド、甘
草エキス、トウキエキスなどの他の生理活性物質の1又
は複数との組成物とすればよい。上記のうちのいずれの
形態にあっても、この発明の血行改善剤は、通常、糖転
移ビタミンPを0.001%(w/w)以上、望ましく
は、0.01乃至10%(w/w)含有する。なお、ト
レハロースに糖転移ビタミンPの投与を容易ならしめる
性質が顕著であることは、先述のとおりである。
【0014】この発明の血行改善剤の使用方法について
説明すると、この発明の血行改善剤は経口的に投与して
も非経口的に投与しても顕著な血行改善作用を発揮す
る。使用目的にもよるが、例えば、健康の維持・増進や
疾病の予防を目的とする場合には、通常、食品の形態に
して経口的に投与し、一方、疾病の治療や健康回復を目
的とする場合には、通常、医薬品又は食品の形態にして
経口的又は注射、外用剤などにより非経口的に投与す
る。用量としては、通常、糖転移ビタミンPの投与量が
約1mg乃至1g/回/成人、望ましくは、10mg乃
至10g/回/成人になるようにして、1乃至4回/日
又は1乃至5回/週の頻度で摂取する。
【0015】次に、実験例に基づき、この発明の血行改
善剤の有効性と安全性について説明する。
【0016】
【実験1】〈筋硬直の緩和〉糖転移ビタミンPを含有す
るパップ剤を調製し、これを肩こりを主訴する被験者に
適用したときの効果をマイクロバイブレーション(以
下、「MV」と略記する。)及び容積脈波(以下、「P
TG」と略記する。)を指標に判定した。MVは圧電素
子を利用し、生体における筋繊維や心拍に伴う心弾成分
由来の微細振動を電気現象に変換して記録するものであ
り、肩こりなどの筋硬直があると高振動数にピークが出
現し、また、筋硬直が緩和すると、低振動数にピークが
出現する。一方、PTGは血流量を血管の圧変動として
捉え、その容積変動を波高値として表すものであり、肩
こり部位の血流が増加して波高値が増加すれば、血行が
改善されたことを示す。したがって、糖転移ビタミンP
を投与することによって血行が改善され、筋硬直が緩和
されたか否かは、摂取後のMV及びPTGにより客観的
に判断することができる。なお、MV及びPTGの意義
と測定方法については、例えば、松沢正ら『筑波大学付
属盲学校研究紀要』、第16巻、75乃至83頁(19
83年)及び椎名普一ら『臨床検査講座』、1985
年、医歯薬出版株式会社発行、第11巻、115乃至1
35頁に詳述されている。
【0017】実験の詳細について説明すると、両肩のこ
りを訴える年齢48才の男子被験者の背部僧帽筋の一側
上にMV及びPTGを検出するためのピックアップをサ
ージカルテープで固定し、ベッドに安静伏床させた。こ
の状態で20分間に亙ってMV及びPTGをポリグラフ
によりそれぞれ測定し、データレコーダーに記録した。
引続き、対照となる背部僧帽筋の他側についても上記と
同様に測定し、記録した。その後、ピックアップを取外
し、背部僧帽筋の両側に後記実施例7の方法により調製
したパップ剤か、あるいは、糖転移ビタミンPを省略し
た以外は同様に調製した偽薬(対照)を貼付し、そのま
ま一晩(約8時間)熟睡させた。
【0018】翌朝、被験者をベッドに安静伏床させたま
ま、パップ剤を取外し、同じ部位にピックアップを固定
し、上記と同様にしてMV及びPTGをそれぞれ30分
間及び2時間に亙って測定し、記録した。測定・記録し
たMV及びPGTをシグナルプロセッサーによりそれぞ
れデータ処理して糖転移ビタミンPの有効性を判断し
た。ちなみに、MV及びPTGの測定には、日本電気三
栄株式会社製MVピックアップ『MT−3T型』及びP
TGピックアップ『45261型』を用い、これらのピ
ックアップに日本電気三栄株式会社製ポリグラフ『97
A型』を組合せて得られるデータをティアック株式会社
製データレコーダー『XR−710型』に一旦記録し、
次いで、日本電気三栄株式会社製シグナルプロセッサー
『7T18A型』により適宜データ処理してMVパター
ンとPTGを求めた。後記実施例7の方法により調製し
たパップ剤の貼付前後におけるMVパターンを、それぞ
れ図1及び図2に示す。なお、図1及び図2の縦軸は、
被験者から検出した生体信号を適宜増幅して得た相対電
圧値である。
【0019】図1に見られるとおり、パップ剤貼付前の
MVパターンにおいては、比較的高振動数(7ヘルツ付
近)に筋硬直特有の強いピークが出現し、被験者が典型
的な肩こり状態にあることが確認された。ところが、図
2に示すとおり、糖転移ビタミンPを含有するパップ剤
を8時間貼付した実験後のMVパターンにおいては、高
振動数のピークが殆ど消滅し、それに代わって、筋弛緩
特有の低振動数(4ヘルツ付近)のピークが強く出現し
た。一方、図示はしていないが、対照のMVパターンに
おいては、8時間熟睡した後に至っても、依然、筋硬直
特有のピークが図1におけると同様に強く出現してい
た。この結果は、糖転移ビタミンPが肩こりによる筋硬
直の緩和に有効であることを裏付けている。
【0020】一方、PTGについては、パップ剤貼付前
の値を100%とすると、糖転移ビタミンPを含有する
パップ剤を8時間貼付した実験後では、それが約270
乃至300%の間を推移するようになっていた。一方、
偽薬を貼付した対照においては、8時間熟睡した後に至
っても、依然、実験開始直前と同様のPTGが観察され
た。さらに、糖転移ビタミンPを含有するパップ剤を取
外してから約2時間に亙って引続きPTGの推移を観察
したところ、一旦改善された血行は観察全期間に亙って
高水準を維持していた。これらの結果は、糖転移ビタミ
ンPがヒトの血行改善に効果的であって、しかも、その
効果は長時間持続することを裏付けている。なお、ビタ
ミンPについても同様の実験をしたところ、対照と比較
して顕著な有効性は認められなかった。これは、ビタミ
ンPが低水溶性であるが故に、有効量のビタミンPが体
内に吸収されなかったことによるものと考えられる。
【0021】
【実験2】〈臨床実験〉実験1の結果に基づき、慢性的
な肩こり又は腰痛を訴える年齢28乃至51歳の男性被
験者60名に対して臨床実験を行った。すなわち、無作
為に選出した被験者10名からなる3群を構成し、それ
ぞれの群に対して、後記実施例7の方法により調製した
パップ剤(本発明1)、トレハロースを蔗糖で置換した
以外は実施例7におけると同様にして調製したパップ剤
(本発明2)又は糖転移ビタミンPを省略した以外は実
施例7におけると同様にして調製した偽薬(対照)のい
ずれかを毎日就寝前に貼付し、翌日の就寝前に新しいも
のと取替える治療を1週間に亙って実施した。実験には
臨床検査技師が当り、実験終了後、施術の効果及び副作
用について被験者を問診した。施術の効果は、「大変効
果があった」、「効果があった」、「変わらなかった」
及び「悪化した」の4段階で評価し、被験者全員に対す
る「大変効果があった」又は「効果があった」と答えた
被験者の割合をもって奏効率(%)とした。結果を表1
に示す。
【0022】
【表1】
【0023】並行して、残る30名から無作為に選出し
た被験者10名からなる3群を構成し、それぞれの群に
対して、後記実施例5の方法により調製した錠剤(本発
明3)、トレハロースを蔗糖で置換した以外は実施例5
におけると同様にして調製した錠剤(本発明4)又は糖
転移ビタミンPを省略した以外は実施例5におけると同
様にして調製した偽薬(対照)のいずれかを毎食後3錠
ずつ、1週間に亙って毎日経口摂取させた。実験には臨
床検査技師が当り、最後の摂取から24時間後に施術の
効果及び副作用について被験者を問診するとともに、施
術の効果を上記と同様の基準で4段階評価した。結果を
表2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】表1及び表2の結果は、糖転移ビタミンP
が、ヒトに投与すると、投与経路に拘らず、副作用を惹
起することなく、肩こりや腰痛などによる筋硬直を効果
的に緩和する作用があることと、この作用が糖質のなか
の特定の糖質であるトレハロースによって有意に促進さ
れることを裏付けている。なお、肩こり及び腰痛以外の
症例について予備実験したところ、筋肉痛、神経痛、捻
挫、冷え症、凍傷、打撲傷、関節炎、神経炎、腱鞘炎、
眼精疲労、動脈硬化症などにも著効を発揮することが示
された。
【0026】
【実験3】〈急性毒性試験〉5%(w/w)アラビアガ
ムを含む生理食塩水に結晶性トレハロース粉末(商品名
『トレハオース』、株式会社林原商事販売)の適量を溶
解した後、常法にしたがって滅菌した。これを体重20
乃至25gのddyマウス(10匹/群)の腹腔内に注
射投与するか、胃ゾンデにより経口投与した後、7日間
に亙って経過を観察した。その結果、いずれの投与経路
によっても、試みた最大投与量である、マウス体重1k
g当り約16gのトレハロース投与の場合においてすら
死亡例が認められなかった。並行して、糖転移ビタミン
Pとしての糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘス
ペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量
74乃至78%)、株式会社林原商事販売)及び糖転移
ルチン粉末(商品名『αGルチンPS』(固形物当りの
全ルチン含量80乃至82%)、株式会社林原商事販
売)につき、上記と同様に試験したところ、試みた最大
投与量である、マウス体重1kg当り約5gまで死亡例
が認めらなかった。
【0027】実験1乃至3の結果は、この発明の血行促
進剤がヒトに投与して効果的且つ安全であることを裏付
けている。
【0028】以下、実施例に基づき、この発明の実施の
形態について説明する。
【0029】
【実施例1】〈健康食品〉トレハロース含有シロップ
(商品名『トレハスター』、株式会社林原商事販売)1
50重量部を加熱し、減圧下で水分含量約15%(w/
w)まで濃縮した後、常法にしたがって、ゼラチン13
重量部を水18重量部に溶解したものと、糖転移ヘスペ
リジン粉末(商品名『αGヘスペリジンH』(固形分重
量当りの全ヘスペリジン含量22乃至26%)、株式会
社林原商事販売)1重量部、クエン酸2重量部及び適量
の着色料、着香料をそれぞれ混合し、成型し、包装して
グミキャンデーを得た。
【0030】テキスチャー、風味ともに良好な本品は、
血行を改善・維持し、肩こり、腰痛、筋肉痛などに伴う
筋硬直を緩和したり予防するための健康食品として有用
である。
【0031】
【実施例2】〈健康食品〉ガムベース3重量部を柔らか
くなるまで加熱融解し、これにトレハロース含量約50
%(w/w)の粉末緑黄色野菜(商品名『ニューミック
ス』、株式会社H+Bライフサイエンス販売)を7重量
部加え、さらに、適量の着色料及び着香料とともに、糖
転移ルチン粉末(商品名『αGルチンP』(固形分重量
当りの全ルチン含量40乃至46%)、株式会社林原商
事販売)を固形分重量含量0.1%になるように加えた
後、常法により練り合わせ、成型し、包装して糖転移ビ
タミンPを含有するチューインガムを得た。
【0032】テキスチャー、呈味ともに良好な本品は、
血行を改善・維持し、肩こり、腰痛、筋肉痛などに伴う
筋硬直を緩和したり予防するための健康食品として有用
である。
【0033】
【実施例3】〈健康食品〉脱脂乳86重量部、脱脂粉乳
3重量部、トレハロース含有シロップ(商品名『トレハ
スター』、株式会社林原商事販売)9重量部、寒天0.
1重量部、糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘス
ペリジンPA』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量
74乃至78%)、株式会社林原商事販売)0.1重量
部及び水1.8重量部を調合タンクにとり、撹拌しなが
ら55℃に加熱して完全に溶解した。次に、常法にした
がって均質化し、殺菌冷却器により殺菌し、スターター
を3%(w/w)接種し、プラスチック容器に充填した
後、37℃で5時間発酵させて糖転移ビタミンPを含有
するヨーグルトを得た。
【0034】風味、呈味ともに良好な本品は、血行を改
善・維持し、肩こり、腰痛、筋肉痛などに伴う筋硬直を
緩和したり予防するための健康食品として有用である。
【0035】
【実施例4】〈健康補助食品〉粉末糖転移ヘスペリジン
(商品名『αGヘスペリジンPA』(固形分重量当りの
全ヘスペリジン含量74乃至78%)、株式会社林原商
事販売)1重量部と結晶性トレハロース粉末(商品名
『トレハオース』、株式会社林原商事販売)99重量を
均一に混合した後、ガラス瓶に50gずつ充填した製品
とした。
【0036】匙などにより本品を1g前後抄いとり、こ
れをそのまま食するか、あるいは、水に溶解して飲むこ
とにより、糖転移ビタミンPを約10mg補給すること
ができる。溶解性と取扱い性に優れた本品は、血行を改
善・維持し、肩こり、腰痛、筋肉痛などに伴う筋硬直を
緩和したり予防するための健康補助食品として有用であ
る。
【0037】
【実施例5】〈錠剤〉糖転移ビタミンC粉末(商品名
『AA−2G』、株式会社林原商事販売)10重量部に
糖転移ヘスペリジン粉末(商品名『αGヘスペリジンP
A』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量74乃至7
8%)、株式会社林原商事販売)3重量部、結晶性トレ
ハロース粉末(商品名『トレハオース』、株式会社林原
商事販売)17重量部をそれぞれ均一に混合した後、常
法により打錠して、1錠当り糖転移ビタミンPを10m
g含有する錠剤を得た。
【0038】摂取し易く、溶解性に優れ、ビタミンCの
補給作用も兼備する本品は、血行を改善・維持し、肩こ
り、腰痛、筋肉痛などに伴う筋硬直を緩和したり予防す
るための錠剤として有用である。
【0039】
【実施例6】〈液剤〉塩化ナトリウム6重量部、塩化カ
リウム0.3重量部、塩化カルシウム0.2重量部、乳
酸ナトリウム3.1重量部、結晶性トレハロース粉末
(商品名『トレハオース』、株式会社林原商事販売)4
4重量部、糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリ
ジンPS』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量80
乃至84%)、株式会社林原商事販売)1.5重量部及
び糖転移ビタミンC(商品名『AA−2G』、株式会社
林原商事販売)0.5重量部を蒸留水1,000重量部
にそれぞれ溶解し、常法にしたがって精密濾過した後、
滅菌したプラスチック製容器に25mlずつ充填して糖
転移ビタミンPを含有する液剤を得た。
【0040】ビタミン、カロリー及びミネラルの補給作
用を兼備する本品は、眼精疲労や重度の筋硬直を伴う疾
病を治療するための点眼剤や注射剤として有用である。
【0041】
【実施例7】〈パップ剤〉水浴上にクロタミトン1重量
部及び糖転移ヘスペリジン(商品名『αGヘスペリジン
PS』(固形分重量当りの全ヘスペリジン含量80乃至
84%)、株式会社林原商事販売)0.3重量部を加温
し、撹拌しながら混合して溶解液とする一方、蒸留水4
5.2重量部、結晶性トレハロース粉末(商品名『トレ
ハオース』、株式会社林原商事販売)10重量部、ゼラ
チン5重量部、カオリン7重量部を混合機にとり、約5
0℃に加温して均一な分散液とした。この分散液にあら
かじめ調製しておいたグリセリン25重量部、ポリアク
リル酸ナトリウム3重量部及びカルボキシメチルセルロ
ース3.5重量部をそれぞれ含む分散液を投入し、撹拌
しつつ混合して均一な練合物を得た。
【0042】その後、この練合物を上記溶解液に投入
し、撹拌しつつ均一に練り合わせた。新たに得られた練
合物を展延機を用いて不織布上に厚さ1mmになるよう
に塗布し、不織布における練合物の塗布側をポリプロピ
レンシートで覆った後、所定の大きさに切断して製品と
した。
【0043】皮膚に貼付して異和感なく、効果が長時間
持続する本品は、肩こり、腰痛、筋肉痛などに伴う筋硬
直を緩和したり、あるいは、筋硬直を伴う諸疾患を治療
するためのパップ剤として有用である。
【0044】
【発明の効果】叙上のとおり、この発明は、糖転移ビタ
ミンPがヒトの血行を改善し、筋硬直を効果的に緩和す
るという独自の知見に基づくものである。したがって、
この発明の血行改善剤は、筋硬直や血行障害に起因す
る、例えば、肩こり、腰痛、筋肉痛、神経痛、打撲傷、
捻挫、関節炎、神経炎、腱鞘炎、変形性頚椎症、胸郭出
口症候群、眼精疲労、冷え症、凍傷、動脈硬化症、自律
神経失調症、更年期障害を含む諸疾患の治療・予防に加
えて、疲労回復にも著効を発揮する。
【0045】さらに、この発明の血行改善剤は、欝血な
どの血行障害や血行停止が病因となるか、あるいは、疾
病の進行が血液凝固や組織の壊死を伴わない血行障害や
血行停止の解消や消退、さらには、高血圧症、動脈硬化
症、脳出血、脳血栓、脳塞栓、クモ膜下出血、脳虚血発
作、高血圧脳症、脳梗塞、心筋虚血、心筋梗塞、狭心症
を初めとする循環器系疾患の予防にも効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】糖転移ビタミンPを含有するパップ剤を貼付す
る直前に、被験者の背部僧帽筋から検出したMVパター
ンを示す図である。
【図2】糖転移ビタミンPを含有するパップ剤を約8時
間貼付した直後に、被験者の背部僧帽筋から検出したM
Vパターンを示す図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効成分として糖転移ビタミンPを含ん
    でなる血行改善剤。
  2. 【請求項2】 糖転移ビタミンPが糖転移ヘスペリジン
    及び/又は糖転移ルチンである請求項1に記載の血行改
    善剤。
  3. 【請求項3】 糖転移ビタミンPの含量が0.001%
    (w/w)以上である請求項1又は2に記載の血行改善
    剤。
  4. 【請求項4】 有効成分としての糖転移ビタミンPとと
    もに、糖転移ビタミンPの投与を容易ならしめる他の成
    分を含んでなる請求項1、2又は3に記載の血行改善
    剤。
  5. 【請求項5】 トレハロースを含んでなる請求項1、
    2、3又は4に記載の血行改善剤。
  6. 【請求項6】 固形分重量当り、トレハロースを糖転移
    ビタミンPの5倍以上含有する請求項5に記載の血行改
    善剤。
  7. 【請求項7】 筋硬直緩和剤としての請求項1、2、
    3、4、5又は6に記載の血行改善剤。
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