JPH1037978A - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH1037978A
JPH1037978A JP8193119A JP19311996A JPH1037978A JP H1037978 A JPH1037978 A JP H1037978A JP 8193119 A JP8193119 A JP 8193119A JP 19311996 A JP19311996 A JP 19311996A JP H1037978 A JPH1037978 A JP H1037978A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励磁コイル、電源側リード線および電気部品
との接続作業を容易にする。また、収納部を小さくす
る。 【解決手段】 コイルボビン20に収納部22を一体に
設ける。収納部22内に励磁コイル4の巻始め端部4a
と巻終わり端部4bを引き出すとともに、ダイオード2
4を収納し、これらを2つの端子27A,27Bによっ
て電気的に接続する。収納部22の内底面には、巻始め
端部4aと巻終わり端部4bが係入されるコイル係入用
の溝30a,30bと、ダイオード24のリード24
a,24bが係入されるリード係入用の溝31a,31
bと、端子27A,27Bが圧入される端子係入用の溝
32a,32bを形成する。また、端子27A,27B
は、巻始め端部4a、巻終わり端部4b、リード24
a,24bがそれぞれ挿入される溝を有し、電源側リー
ド線26がそれぞれ接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転トルクの伝達
を行う電磁クラッチや、回転トルクの制動を行う電磁ブ
レーキとして用いられる電磁連結装置に関し、特にサー
ジ電圧による電気回路の破損、出力側の回転部材がロッ
クしたときのVベルトの切断事故等を防止するための電
気部品を組込んだ電磁連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に摩擦型の電磁連結装置、例えば電
磁クラッチは、互いに摩擦面を対向させたロータとアー
マチュアとの間に、励磁コイルの励磁により発生させた
磁束を通し、その磁気吸引力とこれに抗する弾性部材の
弾撥力とで摩擦面を圧接させたり離間させたりすること
により、回転トルクを伝達したり断ったりするものであ
る。
【0003】このような電磁連結装置のうち、例えば自
動車用冷媒圧縮機等に装着される電磁クラッチは、車種
によってリード線の長さが異なることから、励磁コイル
を組み込んだ一種類のヨークを多種類の自動車用部品と
して共用することができず、設計や在庫管理上不経済で
ある。そこで、ヨーク内で励磁コイルと電源側リード線
とを接続していた従来の構造を設計変更し、ヨークの外
部で励磁コイルと電源側リード線とを接続した電磁連結
装置が従来から種々提案されている(例:特開昭63−
12108号公報、特開平4−125322号公報=米
国特許第5,138,293号等)。
【0004】また、この種の電磁連結装置においては、
励磁コイルへの通電を断った瞬間に、励磁コイルの両端
に大きなサージ電圧が発生して開閉器の接点を損傷させ
たり誤動作を起こさせたりするので、ダイオードを励磁
コイルに対して並列に接続し、サージ電圧をダイオード
で吸収するようにしている(例:実開昭60−1273
2号公報、特開平4−125322号公報等)。
【0005】上記した特開平4−125322号公報
(以下、先行発明1という)に開示された電磁連結装置
は、本発明の出願人と同じ出願人によって提案されたも
のである。この電磁連結装置は、励磁コイルを収納する
コイルボビンに端子収納部を一体に設け、この端子収納
部内に励磁コイルの巻始めおよび巻終わり端部を引き出
すとともに、励磁コイルに対してダイオードを並列に接
続している。励磁コイルの巻始めおよび巻終わり端部
は、端子収納部内に配設される2つの取付金具のスリッ
トにそれぞれ圧入され、絶縁被覆を傷付けることによ
り、これら取付金具にそれぞれ電気的に接続している。
また、支持金具の折曲げ片を取付金具に圧入して両金具
を電気的に接続することにより、励磁コイルとダイオー
ドを並列に接続している。
【0006】さらに、この種の電磁連結装置において
は、出力側の回転部材が何らかの原因によって回転しな
くなるとアーマチュアとの滑りにより発熱するため、ロ
ータの摩擦面とアーマチュアの滑りにより発熱するとと
もに、ロータに張架されているVベルトが断ち切られる
ので、発熱を早期に検出して励磁コイルへの通電を断
ち、ロータとアーマチュアとを離間させる必要がある。
そのため、例えば、特開昭56−138529号公報
(以下、先行発明2という)、特開昭57−51025
号公報(以下、先行発明3という)等に開示されている
ように、温度ヒューズを用いた電磁連結装置が提案され
ている。すなわち、先行発明2に開示された電磁クラッ
チは、励磁コイルが巻回されたコイルボビンの一方のフ
ランジの外周縁に切欠きを設け、この切欠きから励磁コ
イルの巻始めおよび巻終わり端部を引出している。ま
た、他方のフランジの外側端に同じく切欠きを設け、こ
の切欠きからは励磁コイルの中間部を引き出してたわみ
部とし、このたわみ部を切断してヒューズ接続用端子部
とし、この端子部間に温度ヒューズの各端子を圧着端子
によって接続することにより温度ヒューズを励磁コイル
に対して直列に接続している。そして、温度ヒューズを
他方のフランジに設けたフックによって固定している。
【0007】先行発明3に開示された電磁クラッチは、
励磁コイルを収納するコイルボビンの外側面に温度ヒュ
ーズを保持するヒューズ保持部を設け、このコイルボビ
ンを温度ヒューズとともに合成樹脂によってモールドし
外部と絶縁している。このように、温度ヒューズを励磁
コイルに接続しておくと、ロータとアーマチュアとの滑
りによる発熱によって温度ヒューズが溶断されるため、
励磁コイルへの通電を断つことができ、Vベルトの切断
事故等を未然に防止できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先行発明1,2,3においては、以下に述べるような
問題があった。すなわち、先行発明1に示された電磁連
結装置は、上記した通り励磁コイルの巻始めと巻終わり
端部を各取付金具のスリットにそれぞれ挿入して電気的
に接続し、ダイオードの各リードを支持金具によって予
め電源側リード線および励磁コイルからのアース線にそ
れぞれ接続しておき、この支持金具の折曲げ部を前記取
付金具に圧入して支持金具と取付金具を電気的に接続す
る構造を採っている。そのため、支持金具と取付金具の
2種類の金具を各々2個ずつ、総計4つ必要とし、部品
点数が多く、励磁コイル、リード線およびダイオードの
接続作業に手間がかかるとともに、端子収納部が大型化
するという問題があった。先行発明2に記載された電磁
クラッチは、予め励磁コイルと温度ヒューズのリードを
圧着端子で接続しておき、ヒューズをフックにより挾み
込んで固定する構造を採っているため、温度ヒューズと
励磁コイルとの接続作業に手間がかかるという問題があ
った。先行発明3に示された電磁クラッチは、コイルボ
ビンを合成樹脂によって温度ヒューズとともにモールド
しているため、コイルボビンを収容するヨークのコイル
受溝内に溶けたモールド樹脂を注入して固化させる必要
がある。そのため、モールド作業に時間がかかり、生産
性を低下させるという問題があった。
【0009】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、端子の数が
少なく安価で、励磁コイル、電源側リード線および電気
部品との接続作業を容易に行うことができ、また収納部
を小型化できる電磁連結装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ヨークの環状溝内に配設され励磁コイルを
保持するコイルボビンと、このコイルボビンに一体に設
けられ電気部品を収納する収納部と、この収納部内に配
設され前記励磁コイルと前記電気部品を電気的に接続す
る2つの端子とを備え、前記各端子をコ字状に形成し、
対向する2つの側板部に前記励磁コイルの端部と前記電
気部品のリードがそれぞれ係入される溝を設け、前記収
納部の内底面に前記励磁コイルの端部が係入されるコイ
ル係入用の溝と前記電気部品のリードが係入されるリー
ド係入用の溝とを設けるとともに、前記端子の各側板部
がそれぞれ係入される端子係入用の溝を設けたことを特
徴とする。また、本発明は、電気部品がバリスタであっ
て、励磁コイルに対して並列に接続され、各端子に電源
側リード線が接続されていることを特徴とする。また、
本発明は、電気部品が温度ヒューズであって、励磁コイ
ルに対して直列に接続されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、電気部品が感熱素子であって、励磁コイ
ルに対して直列に接続されていることを特徴とする。さ
らに、本発明は、端子の各側板部に端子係入用の溝から
の抜けを防止する係止爪を一体に突設したことを特徴と
する。
【0011】本発明において、端子は励磁コイルの端部
と電気部品のリードと電源側リード線を電気的に接続す
る。端子は端子係入用の溝に圧入され、係止爪によって
抜けが防止される。バリスタは、励磁コイルへの通電を
断ったとき、この励磁コイルの両端に誘起されるサージ
電圧を吸収する。温度ヒューズは、ロータの発熱によっ
て溶断されることにより励磁コイルへの通電を停止させ
る。感熱素子は、温度上昇に伴い変形し回路を遮断する
ことにより、励磁コイルへの通電を停止させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1〜図19は本発明
に係る電磁連結装置を自動車用冷媒圧縮機の電磁クラッ
チに適用した例を示す。図1は電磁クラッチの断面図、
図2はフィールドコアの正面図、図3は同フィールドコ
アの背面図、図4は図3の要部を拡大した図であり、収
納部の端子カバーを取り外した平面図、図5は図4のA
−A線断面図、図6はボビン本体の収納部の平面図、図
7は図6のB−B線断面図、図8は図6のC−C線断面
図、図9は図6のD−D線断面図、図10は図9のE矢
視図、図11は図2の要部を拡大した図であり、収納部
のヒューズカバーと一方の端子を取り外した図、図12
は図11のF−F線断面図、図13はコイルカバーの収
納部の平面図、図14は図13のG−G線断面図、図1
5は図13のH−H線断面図、図16は図13のI−I
線断面図、図17は図13のJ−J線断面図、図18
(a)、(b)は端子の底面図および側面図、図19
(a)、(b)は端子の底面図および側面図である。図
1において、コンプレッサのハウジング1のノーズ部1
a側の外周には、周方向の一部の断面がコ字形の環状体
に形成されたヨーク2が支持板3を介して固定されてい
る。支持板3は、ハウジング1に対して凹部1dと凸部
3aによって位置決めされ、かつ止め輪23によって軸
線方向の移動が規制されている。また、このヨーク2の
環状溝2aには、自己融着線からなる励磁コイル4を収
納する後述するコイルボビン20が嵌挿されている。ま
た、ハウジング1のノーズ部1aには、玉軸受5が嵌合
されスナップリング6とハウジング1の段部1bとで軸
方向の移動が規制されている。この玉軸受5の外輪5a
には、前記ヨーク2が挿入される環状溝7aを備えた周
方向の一部の断面形状がコ字状を呈する環状のロータ7
が圧入等により嵌合され、かつ段部7bと複数個のかし
め片7cとにより軸方向の移動が規制されている。ま
た、ロータ7の外周には、複数個のV字状の溝7dが形
成されており、このV字状溝7dと自動車エンジン等の
駆動源との間に張架される図示しないVベルトにより、
駆動側の回転をロータ7に伝達するようにしている。
【0013】一方、ハウジング1の中心孔1cには、回
転軸8が貫通して設けられている。この回転軸8は、ハ
ウジング1側の図示しない軸受によって軸支され、前記
ノーズ部1aから外部へ突出し、またこの突出端部には
出力側の回転部材となるアーマチュア組立体9が取付け
られている。
【0014】アーマチュア組立体9は、アーマチュアハ
ブ10と、ストッパプレート11とアーマチュア12等
で構成されている。アーマチュアハブ10は、ボス10
aと、このボス10aに一体に設けられたフランジ10
bとからなり、ボス10aが前記回転軸8の突出端部に
スプライン結合されボルト13と当て板14によって固
定されている。
【0015】当て板14は、前記ボス10aに設けた複
数個のかしめ片10cによって抜けが防止されている。
前記フランジ10bの外側面には、前記ストッパプレー
ト11が複数個の頭付リベット15によって固定されて
いる。このストッパプレート11は、鋼板を打ち抜くこ
とにより正面視において略三角形に形成され、各頂部に
円形の貫通孔11aが穿設されるとともに、ダンパーゴ
ム16を収納するダンパーカバー17が溶接されてい
る。
【0016】前記ストッパプレート11の内側面側に
は、前記アーマチュア12が取付けられている。このア
ーマチュア12は、リベット18および前記ダンパーゴ
ム16を介して前記ストッパプレート11に取付けら
れ、前記ロータ7の摩擦面7eと僅かな間隔Gを保って
対向している。
【0017】前記励磁コイル4を収納する前記コイルボ
ビン20は、それぞれ合成樹脂によって周方向の一部断
面形状がコ字状を呈する環状体に形成され開口部が互い
に接合されたボビン本体20Aおよびコイルカバー20
Bの2部材からなり、これらによって前記励磁コイル4
を覆い外部と遮断している。また、コイルボビン20
は、前記ヨーク2の環状溝2a内に嵌合され、かつヨー
ク2の開口端部に設けた複数個のかしめ片2bによって
環状溝2aからの抜けが防止されている。ボビン本体2
0Aとコイルカバー20Bの接合面は、図7,図8、図
14および図15に示すように互いに逆方向へ同一角度
で傾斜するテーパ面19a,19bに形成されており、
かしめ片2bをかしめたときこれらテーパ面どうしがく
さび作用で食い込んで励磁コイル4の固定をさらに強固
にするとともに、励磁コイル4が外部に対し完全に遮断
されるように構成されている。また、コイルカバー20
Bの外周面20aは、コイルカバー20Bの開口部に向
かって傾斜する斜面に形成され、ヨーク2の環状溝2a
内に圧入されている。
【0018】このようなコイルボビン20が圧入された
ヨーク2の円周方向の1箇所には、ヨーク2の底板を貫
通する長方形の孔21が形成されており、この孔21か
らは、前記ボビン本体20Aの外側面に一体に突設した
収納部22がヨーク2の外へ突出されている。この収納
部22は、図4〜図10に示すように、4つの側板22
a〜22dによってボビン本体20Aの円周方向に長い
矩形の枠体をもつように形成されている。この枠体内に
は、励磁コイル4への通電を断ったときに発生するサー
ジ電圧を吸収するバリスタとしてのシリコン拡散接合形
ダイオード24を収納するとともに、このダイオード2
4と前記励磁コイル4および電源側リード線26を電気
的に接続する同一構造からなる2つの端子27(27
A,27B)を収納しており、端子カバー28によって
覆われている。この端子カバー28は、側板22a〜2
2dからなる枠体と端子27A,27Bを覆うように超
音波溶着等によって収納部22に固着される。また、収
納部22の外周には、スペーサ33が嵌合され、かつ超
音波溶着等によって固着されている。4つの側板22a
〜22dのうち、3つの側板22a,22b,22dは
同一高さで、外側の側板22cより一段高く形成されて
いる。側板22cには、端子27A,27Bの係止溝2
7fが係止され、端子カバー28とスペーサ33との間
には、電源側リード線26が挟持されている。
【0019】前記収納部22の内底面22eの長手方向
における中央部分は、両側部より一段低く形成されて前
記ダイオード24の支持面として機能するとともに、ボ
ビン本体20Aの内部に連通する2つのコイル導出孔2
9a,29bが設けられている。これらのコイル導出孔
29a,29bは、図4、図6に示すようにダイオード
24の一側に位置してボビン本体20Aの周方向に離間
して設けられ、励磁コイル4の巻始め端部4aと巻終わ
り端部4bがそれぞれ挿通され引き出されている。ま
た、ボビン本体20Aの内面側で前記コイル導出孔29
a,29bが形成されている部位には、図9、図10に
示すようにコイル引出し用の溝29cが形成されてい
る。
【0020】一方、収納部22の内底面22eの両側部
には、前記励磁コイル4の巻始め端部4aと巻終わり端
部4bがそれぞれ係入される2つのコイル係入用の溝3
0a,30bと、前記ダイオード24の各リード24
a,24bが係入される2つのリード係入用の溝31
a,31bと、前記各端子27A,27Bが圧入される
2つの端子係入用の溝32a,32bがぞれぞれ形成さ
れている。コイル係入用の溝30a,30bとリード係
入用の溝31a,31bは、互いに平行でボビン本体2
0Aの円周方向に長くなるように形成されている。2つ
の端子係入用の溝32a,32bは、それぞれ平行な2
つの溝からなり、前記コイル係入用の溝30a,30
b、リード係入用の溝31a,31bと直交するように
ボビン本体20Aの半径方向が長くなるように形成され
ている。そして、収納部22の内底面22eの中央部と
両側部を仕切る段差部22fの上面は、図9に示すよう
に円弧状に湾曲しており、これに添うように前記励磁コ
イル4の巻始め端部4aと巻終わり端部4bを折り曲
げ、前記コイル係入用の溝30a,30bに係入させる
ようにしている。
【0021】前記端子27は、図18に示すように銅、
黄銅等の導電性の金属板を折曲加工することによって断
面形状がコ字状を呈するように形成され、細長い本体2
7aと、この本体27aの両側縁の一端部に連設された
互いに対向する2つの側板部27b、27cと、同じく
本体27aの両側縁の他端部に連設された互いに対向す
る2つの側板部27d,27eとを一体に有しており、
側板部27bと側板部27dの間と、側板部27cと側
板部27eの間には係止溝27fがそれぞれ形成されて
いる。各側板部27b,27cの先端面には、前記励磁
コイル4の各端部(4a,4b)と前記ダイオード24
の各リード24a,24bがそれぞれ係入される2つの
溝34a,34bが形成され、両側縁には三角形の係止
爪35がそれぞれ一体に突設されている。励磁コイル4
の巻始め端部4aと巻終わり端部4bが差し込まれる溝
34aは、溝縁がエッジ状に形成されている。このよう
に溝縁をエッジ状に形成しておくと、巻始め端部4aと
巻終わり端部4bが差し込まれたとき、コイル芯線を絶
縁被覆しているエナメル等の絶縁膜を突き破ってコイル
芯線に食い込むため、コイル芯線と端子27を確実に接
続することができる。なお、ダイオード24のリード2
4a,24bは、一般に絶縁被覆されていないので、溝
34bの溝縁をエッジ状に形成する必要はない。前記係
止爪35は、各側板部27b,27cが前記端子係入用
の溝32a,32bに圧入されたとき、端子係入用の溝
32a,32bの溝壁に食い込むことにより端子27の
抜けを防止する。また、係止爪35が溝壁に当たると、
側板部27b,27cは圧縮されて溝34a,34bを
狭めるため、端子27と励磁コイル4およびダイオード
24との接続を一層確実にする。
【0022】前記電源側リード線26は、芯線の端部が
本体27aの下面に沿って前記側板部27d,27e間
に挿入され、これらの側板部27d,27eを内側に折
り曲げて電源側リード線26の絶縁部と芯線を挾持する
ことにより端子27に対して固定されるとともに電気的
に接続される。
【0023】励磁コイル4、ダイオード24および電源
側リード線26を電気的に接続するには、予めプラス側
とマイナス側の電源側リード線26を各端子27A,2
7Bに接続しておく。また、コイル導出孔29a,29
bから引き出される励磁コイル4の巻始め端部4aと巻
終わり端部4bを外側に折り曲げてコイル係入用の溝3
0a,30bにそれぞれ係入する。さらに、ダイオード
24の各リード24a,24bをリード係入用の溝31
a,31bにそれぞれ係入する。次に、各端子27A,
27Bの溝34a,34bを前記コイル係入用の溝30
a,30bとリード係入用の溝31a,31bにそれぞ
れ対応一致させて、端子27A,27Bの側板部27
b,27cを端子係入用の溝32a,32bに順次圧入
する。こうすることにより、励磁コイル4の巻始め端部
4aと巻終わり端部4bが各端子27A,27Bのコイ
ル用の溝34aに差し込まれてこれらの端子に電気的に
接続される。同時に、ダイオード24の各リード24
a,24bが同じく各端子27A,27Bのリード用の
溝34bに差し込まれてこれらの端子27に電気的に接
続される。この結果、ダイオード24は励磁コイル4に
対して並列に接続される。このように、ダイオード24
を励磁コイル4に対して並列に接続しておくと、励磁コ
イル4への通電を断ったとき発生するサージ電圧を吸収
することができる。
【0024】図1、図2、図11〜図17および図19
において、前記コイルボビン20を形成するコイルカバ
ー20Bの外側面の円周方向の1箇所には、温度ヒュー
ズ41とこの温度ヒューズ41を励磁コイル4に直列に
接続する2つの端子42(42A,42B)を収納する
収納部40が一体に設けられている。この収納部40
は、4つの側板40a〜40dによってコイルカバー2
0Bの円周方向に長くやゝ変形した矩形の枠体に形成さ
れ、ヒューズカバー43によって覆われている。ヒュー
ズカバー43は、温度ヒューズ41を収納部40内に組
み込み励磁コイル4に接続した後、超音波溶着等によっ
て溶着される。また、収納部40は、前記ダイオード2
4の収納部22とは周方向に略180°ずれた位置に設
けられている。
【0025】前記収納部40の内底面40eの長手方向
の中央部には、前記温度ヒューズ41を収容するヒュー
ズ収納溝45と、2つのコイル引出し孔46a,46b
が形成されている。ヒューズ収納溝45は、収納部40
の長手方向に長く形成され、温度ヒューズ41がコイル
カバー20Bの半径方向に移動するのを規制している。
コイル引出し孔46a,46bは、温度ヒューズ41の
一側に位置してヒューズ収納溝45の長手方向に離間し
て設けられ、コイルカバー20Bの内部に連通してい
る。これらのコイル引出し孔46a,46bからは、励
磁コイル4の中間部に設けた2つの切断端部4c,4d
が挿入されて引き出され、これらの切断端部4c,4d
と前記温度ヒューズ41の各リード41a,41bを前
記端子42A,42Bによって接続している。このた
め、励磁コイル4と温度ヒューズ41は直列に接続され
る。
【0026】このような励磁コイル4は、切断端部4
c,4dが形成された後、コイルボビン20に組み込ま
れる。すなわち、コイルを巻く途中でたわみ部を設け、
このたわみ部の中央を切断して2つの切断端部4c,4
dとする。さらに、コイルを巻いて励磁コイル4を製作
する。この状態において、切断端部4c,4dは、励磁
コイル4の一側面に露呈されている。次に、巻き上げた
励磁コイル4をボビン本体20A内に嵌挿して巻始め端
部4aと巻終わり端部4bをコイル導出孔29a,29
bから収納部22内に引き出した後、コイルカバー20
Bを励磁コイル4のボビン本体20Aから突出している
部分に被冠する。このとき、切断端部4c,4dをコイ
ル引出し孔46a,46bより収納部40内に引き出
す。しかる後、コイルボビン20をヨーク2の環状溝2
a内に嵌挿してヨーク組立体を構成し、ハウジング1に
固定する。
【0027】前記収納部40の内底面40eの両側部
は、中央部より一段高く形成され、前記励磁コイル4の
各切断端部4c,4dが係入される2つのコイル係入用
の溝47a,47bと、温度ヒューズ41の各リード4
1a,41bが係入される2つのリード係入用の溝48
a,48bと前記端子42A,42Bがそれぞれ圧入さ
れる2つの端子係入用の溝49a,49bがそれぞれ形
成されている。コイル係入用の溝47a,47bとリー
ド係入用の溝48a,48bとは、互いに平行でコイル
カバー20Bの円周方向に長く形成されている。2つの
端子係入用の溝49a,49bはそれぞれ平行な2つの
溝からなり、前記コイル係入用の溝47a,47bとリ
ード係入用の溝48a,48bと直交するようにコイル
カバー20Bの半径方向に形成されている。
【0028】前記端子42は、図19に示すように銅、
黄銅等の導電性を有する金属板を折曲加工することによ
って前記端子27と同様に断面形状がコ字状を呈するよ
うに形成され、細長い本体42aと、この本体42aの
両側縁に連設された互いに対向する2つの側板部42
b,42cとを一体に有している。また、各側板部42
b,42cの先端面には、前記励磁コイル4の切断端部
4c,4dと温度ヒューズ41のリード41a,41b
が係入される2つの溝51a,51bがそれぞれ形成さ
れ、また両側縁には三角形の係止爪52がそれぞれ一体
に突設されている。端子42の溝51aは、上記した端
子27の溝34aと同様に、溝縁がエッジ状に形成さ
れ、これによって励磁コイル4の切断端部4c,4dが
差し込まれたときコイル芯線を絶縁被覆しているエナメ
ル等の絶縁膜を突き破ってコイル芯線に食い込むことに
よりコイル芯線を端子42に電気的に接続させるように
している。なお、温度ヒューズ41のリード41a,4
1bは、前述したダイオード24のリード24a,24
bと同様に、通常絶縁被覆されていないので、溝51b
の溝幅をコイル径より若干小さく設定するだけで溝縁を
エッジ状に形成する必要はない。前記係止爪52は、各
側板部42b,42cが前記端子係入用の溝49a,4
9bに圧入されたとき、端子係入用の溝49a,49b
の溝壁に食い込むことにより端子42の抜けを阻止す
る。
【0029】励磁コイル4と温度ヒューズ41を電気的
に接続するには、励磁コイル4の切断端部4c,4dを
折り曲げてコイル係入用の溝47a,47bにそれぞれ
係入する。また、温度ヒューズ41の各リード41a,
41bをリード係入用の溝48a,48bにそれぞれ係
入する。次に、各端子42A,42Bの溝51a,51
bを前記コイル係入用の溝47a,47bとリード係入
用の溝48a,48bにそれぞれ対応一致させて端子4
2A,42Bの側板部42b,42cを端子係入用の溝
49a,49bに順次圧入すればよい。これにより、励
磁コイル4の切断端部4c,4dが各端子42A,42
Bのコイル用の溝51aに差し込まれてこれらの端子4
2に電気的に接続され、また温度ヒューズ41の各リー
ド41a,41bが同じく各端子42A,42Bのリー
ド用の溝51bに差し込まれてこれらの端子42に電気
的に接続される。この結果、温度ヒューズ41は励磁コ
イル4の切断端部4c,4d間を接続し、励磁コイル4
に対して直列に接続される。また、各側板部42b,4
2cを端子係入用の溝49a,49bに圧入すると、係
止爪52が端子係入用の溝49a,49bの溝壁に食い
込むため、端子42A,42Bが端子係入用の溝49
a,49bから抜け出すことはない。
【0030】なお、本実施の形態においては、コンプレ
ッサの回転軸8がロックした場合の電磁クラッチの保護
装置として、温度ヒューズ41を用い、熱により温度ヒ
ューズ41が溶断されることにより励磁コイル4への通
電を断つようにした例を示したが、これに限らず、バイ
メタルのような感熱素子を用い、温度上昇に伴い形状が
変化して励磁コイル4への通電を遮断するスイッチを設
けるようにしてもよい。また、サージ電圧を吸収するバ
リスタとして、シリコン拡散接合形ダイオードを用いた
が、その他のサージ電圧収集部品であってもよい。
【0031】このような構造からなる電磁クラッチにお
いて、ロータ7が原動側から駆動されてハウジング1の
ノーズ部1a上で回転しているとき、励磁コイル4が通
電によって励磁されると、アーマチュア12がロータ7
の摩擦面7eに磁気吸着される。すなわち、励磁コイル
4を励磁すると、ヨーク2からロータ7の外極を経たの
ちアーマチュア12を通りロータ7の内極を経てヨーク
2へ戻る磁気回路が形成されるので、アーマチュア12
がダンパーゴム16の弾発力に抗してロータ7に吸着さ
れる。この結果、アーマチュア12がロータ7と一体に
なって回転し、アーマチュア12と一体の回転軸8が回
転してエアコンプレッサが作動する。励磁コイル4への
通電を断つと、アーマチュア12はダンパーゴム16の
弾発力によりロータ7から離間して図1に示す元の位置
に復帰し、回転の伝達が解かれて回転軸8の回転が停止
する。なお、ダンパーゴム16を用いると、アーマチュ
ア12がロータ7に磁気吸着されるときの吸着音が低減
され、しかも衝撃が緩和される。
【0032】このような構造からなる電磁クラッチにお
いては、予め励磁コイル4の巻始め端部4aと巻終わり
端部4bをボビン本体20Aの外側面に設けた収納部2
2内に引出してコイル係入用の溝30a,30bに係入
し、またダイオード24のリード24a,24bをリー
ド係入用の溝31a,31bに係入しておき、この状態
で2つの端子27(27A,27B)を端子係入用の溝
32a,32bに順次圧入すると、励磁コイル4の巻始
め端部4a、巻終わり端部4bとダイオード24のリー
ド24a,24bを電気的に接続することができるの
で、半田付け作業等を必要とせず、励磁コイル4とダイ
オード24の接続作業が容易である。また、励磁コイル
4の巻始め端部4aと巻終わり端部4bを端子27のコ
イル用の溝34aに差し込むと、溝34aのエッジ状に
形成された溝縁がコイル芯線を絶縁被覆している絶縁膜
を突き破ってコイル芯線に食い込むため、予め絶縁膜を
取り除く必要がなく、コイル芯線と端子27を確実に接
続させることができる。また、端子27は係止爪35を
一体に備えているので、端子係入用の溝32a,32b
から抜け出すこともない。さらに、上記した先行発明1
に比べて端子27の種類および数を削減することができ
るので、安価で、収納部22を小さくすることができ
る。
【0033】また、予め励磁コイル4の切断端部4c,
4dをコイルカバー20Bの収納部40内に引出してコ
イル係入用の溝47a,47bに係入し、また温度ヒュ
ーズ41のリード41a,41bをリード係入用の溝4
8a,48bに係入しておき、この状態で2つの端子4
2(42A,42B)を端子係入用の溝49a,49b
に順次圧入すると、励磁コイル4の切断端部4c,4d
と温度ヒューズ41のリード41a,41bを電気的に
接続することができるので、同様に半田付け作業等を必
要とせず、また先行発明2に比べて励磁コイル4と温度
ヒューズ41の接続作業が容易である。また、励磁コイ
ル4の切断端部4c,4dを端子42のコイル用の溝5
1aに圧入すると、溝51aのエッジ状に形成された溝
縁が励磁コイル4の絶縁膜を突き破ってコイル芯線に食
い込むため、コイル芯線と端子42は電気的に接続され
るので、絶縁膜を取り除く必要もなく、一層接続作業を
容易にする。また、収納部40をヒューズカバー43に
よって覆っているので、先行発明3のように合成樹脂に
よってモールドしたりする必要がなく温度ヒューズ41
を保護することができる。さらに、端子42は係止爪5
2を一体に備えているので、端子係入用の溝49a,4
9bから抜け出すこともない。
【0034】なお、上記した実施の形態においては、本
発明を電磁クラッチに適用した例を示したが、アーマチ
ュアを直接ヨークに磁気吸着させるようにした電磁ブレ
ーキにも同様に適用することができ、同様の効果が得ら
れる。また、励磁コイル4、ダイオード24および電源
側リード線26とを接続する構造および励磁コイル4と
温度ヒューズ41とを接続する構造以外の構造は、上記
した構造に限定されるものではなく、ヨーク2がロータ
7の環状溝7a内に全面的に挿入されない構造の電磁連
結装置であれば、コイルボビン20の収納部22をヨー
ク2の外周面から突出させてもよいし、また電源側リー
ド線26の引出し方向はどのような方向でもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電磁
連結装置は、ヨークの環状溝内に配設され励磁コイルを
保持するコイルボビンと、このコイルボビンに一体に設
けられ電気部品を収納する収納部と、この収納部内に配
設され前記励磁コイルと前記電気部品を電気的に接続す
る2つの端子とを備え、前記各端子をコ字状に形成し、
対向する2つの側板部に前記励磁コイルの端部と前記電
気部品のリードがそれぞれ係入される溝を設け、前記収
納部の内底面に前記励磁コイルの端部が係入されるコイ
ル係入用の溝と前記電気部品のリードが係入されるリー
ド係入用の溝とを設けるとともに、前記端子の各側板部
がそれぞれ係入される端子係入用の溝を設けたので、従
来のように溶着や半田付けをする必要がなく、励磁コイ
ルと電気部品との接続作業が容易で短時間に行うことが
できる。また、端子の種類および数が少なく、安価で生
産性の向上と労力の軽減さらには収納部の小型化を計る
ことができる。また、電気部品としてバリスタを用い、
励磁コイルに対して並列に接続しているので、励磁コイ
ルへの通電を断ったとき発生するサージ電圧を吸収し、
電気回路の破損等を防止することができる。また、電気
部品として温度ヒューズまたは感熱素子を用い、励磁コ
イルに対して直列に接続しているので、何らかの原因で
出力側の回転部材が回転しなくなったとき、励磁コイル
への通電を断ってロータとアーマチュアとを離間させる
ことができるので、発熱による装置の破損やVベルト切
れ等を防止することができる。さらに、端子に係止爪を
一体に設けているので、端子係入用の溝からの端子の抜
けを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁クラッチの断面図である。
【図2】 フィールドコアの正面図である。
【図3】 同フィールドコアの背面図である。
【図4】 図3の要部を拡大した図であり、収納部の端
子カバーを取り外した平面図である。
【図5】 図4のA−A線断面図である。
【図6】 ボビン本体の収納部の平面図である。
【図7】 図6のB−B線断面図である。
【図8】 図6のC−C線断面図である。
【図9】 図6のD−D線断面図である。
【図10】 図9のE矢視図である。
【図11】 図2の要部を拡大した図であり、収納部の
ヒューズカバーと一方の端子を取り外した図である。
【図12】 図11のF−F線断面図である。
【図13】 コイルカバーの収納部の平面図である。
【図14】 図13のG−G線断面図である。
【図15】 図13のH−H線断面図である。
【図16】 図13のI−I線断面図である。
【図17】 図13のJ−J線断面図である。
【図18】 (a)、(b)は端子の底面図および側面
図である。
【図19】 (a)、(b)は端子の底面図および側面
図である。
【符号の説明】
2…ヨーク、2a…環状溝、4…励磁コイル、4a…巻
始め端部、4b…巻終わり端部、4c,4d…切断端
部、20…コイルボビン、22…収納部、24…ダイオ
ード、26…電源側リード線、27…端子、27b,2
7c…側板部、30a,30b…コイル係入用の溝、3
1a,31b…リード係入用の溝、32a,32b…端
子係入用の溝、34a,34b…溝、35…係止爪、4
0…収納部、41…温度ヒューズ、41a,41b…リ
ード、42…端子、42b,42c…側板部、49a,
49b…端子係入用の溝、52…係止爪。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークの環状溝内に配設され励磁コイル
    を保持するコイルボビンと、このコイルボビンに一体に
    設けられ電気部品を収納する収納部と、この収納部内に
    配設され前記励磁コイルと前記電気部品を電気的に接続
    する2つの端子とを備え、前記各端子をコ字状に形成
    し、対向する2つの側板部に前記励磁コイルの端部と前
    記電気部品のリードがそれぞれ係入される溝を設け、前
    記収納部の内底面に前記励磁コイルの端部が係入される
    コイル係入用の溝と前記電気部品のリードが係入される
    リード係入用の溝とを設けるとともに、前記端子の各側
    板部がそれぞれ係入される端子係入用の溝を設けたこと
    を特徴とする電磁連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁連結装置において、
    電気部品がバリスタであって、励磁コイルに対して並列
    に接続され、各端子に電源側リード線が接続されている
    ことを特徴とする電磁連結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電磁連結装置において、
    電気部品が温度ヒューズであって、励磁コイルに対して
    直列に接続されていることを特徴とする電磁連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電磁連結装置において、
    電気部品が感熱素子であって、励磁コイルに対して直列
    に接続されていることを特徴とする電磁連結装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の電磁連
    結装置において、端子の各側板部に端子係入用の溝から
    の抜けを防止する係止爪を一体に突設したことを特徴と
    する電磁連結装置。
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