JP3186467B2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP3186467B2
JP3186467B2 JP24053594A JP24053594A JP3186467B2 JP 3186467 B2 JP3186467 B2 JP 3186467B2 JP 24053594 A JP24053594 A JP 24053594A JP 24053594 A JP24053594 A JP 24053594A JP 3186467 B2 JP3186467 B2 JP 3186467B2
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    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一対の端子間にサー
ジ電圧吸収素子を配設し励磁コイルと並列に結線した構
造を有する電磁石を備えた電磁連結装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁連結装置、特にはカーエアコ
ン用圧縮機に装着される電磁クラッチは、ヨークの環状
溝内に多条に巻回された励磁コイルを嵌合して絶縁樹脂
で固定するとともに、ヨークの底部に穿設された一対の
貫通孔に個々に圧入嵌合された一対のゴムブッシュの各
通し孔から励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端部を外
部に引き出し、かつ引き出された励磁コイルの各端部を
ヨークの背面に固定支持された端子台の一対の端子に個
々に結線している。また、空間部を隔てて平行する前記
端子間にはダイオードを配設し、このダイオードを励磁
コイルと並列に結線している(特公平6−48020号
公報参照)。
【0003】即ち、従来の電磁連結装置の電磁石は、薄
板材をプレス加工で打ち抜き折り曲げることにより形成
された端子に、略四角形状に折り曲げられ励磁コイルの
各端部が十分な電気的接触面積をもって圧入結線される
一対のスリットが形成された第1接続部と、ダイオード
の各リード線が圧入結線されるスリットが形成された第
2接続部と、電源側のコネクタと嵌合接続される第3接
続部とを設けている。そしてこのような形状からなる一
対の端子を、射出成形機の金型内にインサート金具とし
て配設した後、この金型内に樹脂を注入することによ
り、一対の端子は樹脂材製の端子台に空間部を隔てて平
行にインサート成形されている。
【0004】また、ヨークの背面に溶着された取付け板
の切り起こし片を、端子台の一対のフランジに形成され
た各凹陥部にプレス加工で折り曲げることにより、端子
台はヨーク背面に固定支持されている。そして、励磁コ
イルの各端部をヨークの環状溝からゴムブッシュの通し
孔を通して外部に引き出し、端子台内の各端子の第1接
続部に個々に結線するとともに、各端子の第2接続部に
はダイオードのリード線を掛け渡しして結線している。
なお端子台の開口縁には、弾性材製パッキンを挟持した
状態で樹脂材製の蓋体が圧入嵌合され、端子台内は外部
と閉塞されて絶縁されている。
【0005】ところで、このような励磁コイルの巻始め
端部と巻終わり端部を、ヨークの環状溝からヨークの背
面側に引き出す構造としては、米国特許第493571
3号明細書にも開示されている。この明細書の電磁クラ
ッチの電磁石は、環状溝が形成されたヨークと、このヨ
ークの環状溝内に圧入される励磁コイルの囲繞部と、前
記ヨークの底部に穿設された略長方形状の貫通孔から外
部に突設された端子台としての角柱状の端子支持部とが
一体に形成されたコイルボビンと、このコイルボビンの
囲繞部から露呈される励磁コイルに被冠されヨークの環
状溝内に圧入されたコイルカバーと、一対の端子が配設
されコイルボビンの端子支持部に嵌合される端子ハウジ
ングなどから構成されている。
【0006】即ち、従来の電磁連結装置の電磁石は、予
め多条に巻回された励磁コイルの巻始め端部と巻終わり
端部を、コイルボビンの端子支持部に穿設された一対の
挿入孔に個々に挿入しながら、コイルボビンの環状溝に
励磁コイルの略半部を嵌合する。また、励磁コイルのコ
イルボビンの環状溝から露呈した略半部には、コイルカ
バーを被冠する。そして、これらコイルボビンと励磁コ
イル、コイルカバーからなるコイル組立体を、コイルボ
ビンの端子支持部をヨークの貫通孔から外部に突出しな
がらヨークの環状溝内に圧入する。圧入後は、ヨークの
開口端縁の一部を環状溝側に塑性流動して、コイル組立
体をヨークの環状溝内に固定する。またヨークの背面に
突設されたコイルボビンの端子支持部には、この端子支
持部の各挿入孔と直交する方向の各開口部に、スリット
が形成された各端子の第1接続部を圧入嵌合しながら、
各端子のスリットに励磁コイルの各端部を個々に嵌合し
て結線する。また更には、端子ハウジングの一対のフラ
ンジに形成された各凹陥部に、ヨークの背面に溶着され
た取付け板の一対の切り起こし片をプレス加工で折り曲
げることにより、端子ハウジングをコイルボビンの端子
支持部に被冠した状態でヨークに固定支持している。
【0007】したがって、この電磁連結装置の電磁石
は、ヨークの環状溝内に挿入された励磁コイルの巻始め
端部と巻終わり端部を外部に露呈することなく端子の第
1接続部に結線できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特公平6−48020
号公報に開示されている従来の電磁連結装置の電磁石
は、空間を隔てて平行になるように一対の端子を予め樹
脂材製の端子台にインサート成形した構造を採用して、
励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端部やダイオードの
リード線を、端子の第1・第2接続部に結線するように
していたため、端子台組立に際しては、励磁コイルの各
端部を端子の第1接続部に結線する工程と、ダイオード
の各リード線を端子の第2接続部に結線する工程、更に
は弾性材製パッキンを挟持した状態で蓋体を端子台に圧
入嵌合して固定する工程があるので、生産性の面で改善
をしなければならないという問題が提起されていた。
【0009】そこで本出願人は、米国特許第49357
13号明細書に開示された電磁石のような、コイルボビ
ンの端子支持部に端子を後付け装着する構造に着目し
て、励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端部を一対の端
子に個々に結線する工程と、励磁コイルとダイオードを
並列に結線する工程を、同時組立工程とすることによ
り、電磁連結装置の生産性の向上を図ることにした。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、この発明の電磁連結装置は、多条に巻回され
た励磁コイルと、この励磁コイルが嵌合される環状溝が
形成された囲繞部と、前記励磁コイルの巻始め端部と巻
終わり端部が挿入される一対の挿通孔が穿設された柱状
の端子支持部とを有するコイルボビンと、このコイルボ
ビンの環状溝と同方向に開口した環状溝とこの環状溝の
底部に穿設された貫通孔とを有し、前記環状溝には前記
コイルボビンの囲繞部が嵌合され前記貫通孔には前記コ
イルボビンの端子支持部が挿通されているヨークと、前
記ヨークの背面側に突設された前記コイルボビンの前記
端子支持部に穿設された一対の開口部と、前記挿通孔に
挿入された前記励磁コイルの各端部と前記開口部内で結
線される第1接続部と電源側のコネクタと接続される第
3接続部、およびこれら第1接続部と第3接続部との間
に設けられた第2接続部を有する一対の端子と、これら
端子の第2接続部間に配設され第2接続部に接続された
サージ電圧吸収素子と、前記一対の端子の各第2接続部
と前記サージ電圧吸収素子を埋設して前記一対の端子と
前記サージ電圧吸収素子を予め一体に固定した包囲部材
が設けられた端子組立体と、前記一対の端子の第3接続
部を囲繞するとともに前記包囲部材と前記コイルボビン
の端子支持部に被冠される端子ハウジングとを備えた電
磁石を構成し、前記端子組立体に設けられた前記端子の
第1接続部を前記コイルボビンの開口部に圧入すること
により、前記励磁コイルに前記サージ電圧吸収素子を並
列に結線したことを特徴とする。
【0011】またこの発明の電磁連結装置は、一対の端
子の各第3接続部が個々に挿通される一対のスリットが
形成された中間壁と、前記一対の端子の各第3接続部を
囲繞する上ハウジングと、包囲部材が収容されコイルボ
ビンの端子支持部に被冠される下ハウジングとを有する
端子ハウジングを設け、前記端子ハウジングの中間壁と
前記コイルボビンの端子支持部との間に前記包囲部材を
挟持することにより、端子組立体をヨークに固定したこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】電磁連結装置は、励磁コイルに通電することに
より発生する磁束の磁気吸引力により、例えばアーマチ
ュアがロータに磁気吸着されてロータ側の回転がアーマ
チュア側に伝達される。励磁コイルへの通電を断てば磁
束は消滅するので、アーマチュアはロータから離間され
回転伝達は遮断される。また励磁コイルへの通電を断っ
たときに発生するサージ電圧は、サージ電圧吸収素子に
より吸収される。
【0013】
【実施例】図1から図16はこの発明の一実施例である
電磁連結装置を示したものであり、図1はカーエアコン
用圧縮機に装着された電磁クラッチの断面図、図2は図
1の電磁石の正面図、図3は図1の電磁石の背面図、図
4は図3の一部を破断した要部背面図、図5は図1のコ
イルボビンの端子支持部の上面図、図6は図5のA−A
線断面図、図7は図5の右側面図、図8は図5のB矢視
図、図9は端子組立体の正面図、図10は図9のC矢視
側面図、図11は図9のD矢視側面図、図12は図9の
E−E線断面図、図13は端子の正面図、図14は図1
3の側面図、図15は図1の端子ハウジングの一部を破
断した正面図、図16は図15の端子ハウジングの上面
図である。なお図17・図18は他の実施例であり、図
17は図12に対応する端子組立体の断面図であり、図
18は図9に対応する一部を破断した端子組立体の正面
図である。以下、これら図面に基づいて実施例を詳細に
説明する。
【0014】図1に断面図で示された電磁連結装置とし
ての電磁クラッチ1は、カーエアコン用圧縮機2の回転
軸3に装着されたアーマチュア組立体4と、圧縮機2の
ハウジング5に形成された円筒部5aに軸受6を介して
回転自在に支持されたロータ7と、圧縮機2のハウジン
グ5に固定支持された電磁石8とから構成されている。
アーマチュア組立体4は、圧縮機2の回転軸3にセレ
ーション嵌合され、当て板9とボルト10により抜け止
めされたアーマチュアハブ11を有し、このアーマチュ
アハブ11のフランジ部に、正面視略三角形状のアーマ
チュア支持プレート12がリベット13で固定されてい
る。アーマチュア支持プレート12は、三角形の角部と
なる円周方向を3等分する位置に貫通孔12aが穿設さ
れており、またこれら貫通孔12a間の3辺部分には、
このアーマチュア支持プレート12の剛性を高めるため
に円弧状に塑性加工されたリブ12bが形成されてい
る。
【0015】またアーマチュア支持プレート12の貫通
孔12aと略同一寸法の貫通孔14aが穿設されたカッ
プ状のダンパカバー14が、各貫通孔12aの中心と合
致する中心となるようにアーマチュア支持プレート12
に溶着されている。ダンパカバー14には、頭部15a
が円弧状に面取りされたトルク伝達ピン15が中心に焼
付け固着されたダンパゴム16が圧入固着されている。
トルク伝達ピン15の反頭部側は、アーマチュア支持プ
レート12の貫通孔12a内に臨み、かつその先端の小
径な円筒部15bがアーマチュア17の段付き孔17a
内に挿入されかしめ加工されている。即ち、トルク伝達
ピン15の円筒部15bをプレス押圧力によりアーマチ
ュア17の段付き孔17a内で塑性変形することによ
り、アーマチュア支持プレート12によりダンパゴム1
6側への移動が制限されたアーマチュア17にトルク伝
達ピン15の段差面15cが当接され、ダンパゴム16
の中心寄りがアーマチュア17側に弾性変形されること
になる。そして、ダンパゴム16に初期のばね荷重が設
定される。
【0016】アーマチュア17は、プレス打抜き加工さ
れた磁束迂回用の円弧状スリット(断磁部)17bが円
周方向に間隔をおいて穿設されており、また摩擦面は所
定のエアギャップをおいてロータ7の摩擦面と対向して
いる。ロータ7は、環状溝7aが形成された断面略コ字
形の環状部材からなり、内側には軸受6の外輪が突き当
たる環状な突出部7bと、軸受6の外輪を抜け止めする
ためにかしめ加工され内側に塑性変形されたかしめ片7
cとが形成されている。また外側には、自動車エンジン
側のプーリまたは圧縮機2以外の自動車用補機のプーリ
とともにポリVベルトが掛けられるポリV溝7dが形成
されている。なお符号7eは、プレス打抜き加工により
円周方向に間隔をおいて穿設された磁束迂回用の円弧状
スリット(断磁部)である。
【0017】ロータ7の環状溝7a内には、電磁石8の
ヨーク18が挿入されている。ヨーク18は、ロータ7
の環状溝7aとは開口側が反対となり、テーパ状の内・
外周壁面からなる環状溝18aが形成され、またこの環
状溝18aの底部には、略長方形状の貫通孔18bが穿
設されている。ヨーク18の環状溝18a内には、コイ
ルボビン19とコイルカバー20により外部と完全に絶
縁された励磁コイル21が内設されている。
【0018】コイルボビン19は、図5から図8に図示
されているように、ヨーク18の環状溝18aと同方向
に開口した環状溝19aを有し、その開口部には、ヨー
ク18の環状溝18aの内周壁面の寸法より小さな半径
寸法とした内周壁部19bの先端部の環状な内圧入片1
9cと、同様にヨーク18の環状溝18aの外周壁面の
寸法より大きな半径寸法とした外周壁部19dの先端部
の環状な外圧入片19eとが形成されている。そして、
環状溝19aを画定する内・外周壁部19b・19dに
より、励磁コイル21の囲繞部19fが形成されてい
る。またこのコイルボビン19には、後述する端子ハウ
ジング28の係合部28eと係合される一対のガイド溝
19gと位置合わせ溝19hと、同端子ハウジング28
を仮固定するための係合突起19iとが形成された端子
支持部19jが一体に形成されている。この端子支持部
19jには、一方の端部が囲繞部19fの環状溝19a
に開口し他方の端部が後述する各開口部19kに開口し
た、励磁コイル21の巻始め端部と巻終わり端部が個々
に挿入される一対の挿通孔19lが穿設されている。
【0019】コイルボビン19の開口部19kには、挿
通孔19lに挿入された励磁コイル21の各端部が支持
される突出部19mと、後述する端子24の第1接続部
24aが圧入嵌合されるガイド溝19nが形成されてい
る。また開口部19kには、挿通孔19lの中心と合致
する中心となるように、端子支持部19jの先端に突出
した半円筒状の突出部19oが形成されている。なお突
出部19oは、励磁コイル21の各端部の先端とともに
切除されるものである。また符号22は、軽量化のため
に挿通孔19lの間に形成された角形の有底孔である。
【0020】このような構造からなるコイルボビン19
の開口部19kには、端子組立体23が配設されてい
る。図9から図12に示したように端子組立体23は、
一対の端子24が間隔をおいて平行に並べられ、後述す
る第2接続部24c間に配設されたサージ電圧吸収素子
であるダイオードチップ25と略L字形の導体部材から
なるブリッジ26を埋設した状態で樹脂材製の包囲部材
27で一体に形成されている。また端子24は、図13
と図14に図示されているように、略四角形状に折り曲
げられ、励磁コイル21の端部が十分な電気的接触面積
をもって圧入結線されるスリット24aが形成された第
1接続部24bと、ダイオードチップ25またはブリッ
ジ26と電気的接続される第2接続部24cと、電源側
のコネクタと接続される第3接続部24dとからなる形
状である。なお符号24eは、コイルボビン19の開口
部19kに形成されたガイド溝19nに食い込ませる抜
け防止用の突起である。
【0021】またこのような端子組立体23は、図15
と図16に示した端子ハウジング28に組込まれてい
る。端子ハウジング28は、電源側のコネクタが嵌合さ
れる略有底角柱状の形状からなる上ハウジング部28a
と、この上ハウジング部28aの底部となる中間壁28
bの下方と一側面が開口する略コ字状の形状からなり、
コイルボビン19の端子支持部19jに被冠される下ハ
ウジング部28cとからなる。中間壁28bには一対の
L字形のスリット28dが穿設されており、また下ハウ
ジング部28cには、コイルボビン19の端子支持部1
9jに形成されたガイド溝19gと位置合わせ溝19h
に係合される突出部28eが形成されている。また更に
は、ヨーク8の背面に溶着された取付け板29に形成さ
れた一対の切り起こし片29aが折り曲げられ係合され
る一対の凹陥部28fが下ハウジング部28cに形成さ
れている。
【0022】そしてこのような端子ハウジング28の下
ハウジング部28cから端子組立体23を挿入し、端子
組立体23の各第3接続部24dを中間壁28bの各ス
リット28dから上ハウジング部28a内に突設させ、
包囲部材27を中間壁28bに当接させることにより組
立てが完了する。また、一対の端子24の各第1接続部
24bをコイルボビン19の開口部19kに圧入しなが
ら、端子ハウジング28の下ハウジング部28cをコイ
ルボビン19の端子支持部19jに被冠することによ
り、コイルボビン19の一対の挿通孔19lから挿入さ
れた励磁コイル21の各端部が、端子24の第1接続部
24bに形成されたスリット24aに個々に嵌合され結
線される。また更には、端子組立体23の包囲部材27
が、端子ハウジング28の中間壁28bとコイルボビン
19の端子支持部19jとの間に挟持され、端子組立体
23はヨーク18に固定される。
【0023】なお、このように電源側との接続を可能と
した励磁コイル21は、上述したコイルカバー20をヨ
ーク18の開口端部にかしめ加工されたかしめ片18c
(図2参照)により抜け止めすることにより、外部と完
全に閉塞され絶縁される。
【0024】以上のような構造とした電磁クラッチ1
は、励磁コイル21に通電することにより発生する磁束
の磁気吸引力により、エンジン側の回転が伝達されてい
るロータ7にアーマチュア17を磁気吸着すると、ロー
タ7の回転が回転軸3に伝達され圧縮機2は駆動され
る。また励磁コイル21への通電を断てば磁束は消滅す
るので、アーマチュア17はダンパゴム16によりロー
タ7から離間する。そして、圧縮機2は停止する。ま
た、励磁コイル21への通電を断ったときに発生するサ
ージ電圧は、ダイオードチップ25で吸収される。
【0025】なお以上の説明においては、端子組立体2
3の包囲部材27の中にダイオードチップ25を埋設し
たが、図17のように、リード線タイプのダイオード3
0を埋設し、各リード線31を各端子24の第2接続部
24cに結線した端子組立体32としてもよい。また、
図18のように、一対の端子34の第2接続部34aに
突出部34bを形成して、これら突出部34bにダイオ
ード35の金属片35aをハンダ付けした端子組立体3
3としてもよい。また更には、サージ電圧吸収素子とし
ては、ダイオード以外の保護素子を使用してもよい。ま
た更には、実施例として電磁クラッチを説明したが、ア
ーマチュアを電磁石に磁気吸着する電磁ブレーキにもこ
の発明は実施できる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したようにこの発明の
電磁連結装置は、一対の端子の第2接続部間にサージ電
圧吸収素子を配設して、これら第2接続部とサージ電圧
吸収素子を包囲部材に埋設して一体に固定した端子組立
体を予め設け、一対の端子の各第1接続部をコイルボビ
ンの端子支持部に形成した一対の開口部に個々に圧入す
ることにより、各端子と励磁コイルの各端部を結線する
ようにしたので、励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端
部を一対の端子に個々に結線する工程と、励磁コイルと
サージ電圧吸収素子を並列に結線する工程を、同時組立
工程とすることができ、電磁連結装置の生産性を向上す
ることができる。
【0027】また、端子ハウジングの中間壁とコイルボ
ビンの端子支持部との間に包囲部材を挟持することによ
り端子組立体をヨークに固定したので、外部振動による
端子とサージ電圧吸収素子の結線部分や端子と励磁コイ
ルの結線部分の断線は防止でき、品質面の信頼性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーエアコン用圧縮機に装着された電磁クラッ
チの断面図である。
【図2】図1の電磁石の正面図である。
【図3】図1の電磁石の背面図である。
【図4】図3の一部を破断した要部背面図である。
【図5】コイルボビンの端子支持部の上面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5の右側面図である。
【図8】図5のB矢視図である。
【図9】端子組立体の正面図である。
【図10】図9のC矢視図である。
【図11】図9のD矢視図である。
【図12】図9のE−E線断面図である。
【図13】端子の正面図である。
【図14】図13の端子の側面図である。
【図15】端子ハウジングの一部を破断した正面図であ
る。
【図16】図15の端子ハウジングの上面図である。
【図17】他の実施例であり、図12に対応する端子組
立体の断面図である。
【図18】他の実施例であり、図9に対応する一部を破
断した端子組立体の正面図である。
【符号の説明】
8…電磁石、18…ヨーク、19…コイルボビン、20
…コイルカバー、21…励磁コイル、23…端子組立
体、24…端子、25…ダイオードチップ、27…包囲
部材、28…端子ハウジング。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多条に巻回された励磁コイルと、 この励磁コイルが嵌合される環状溝が形成された囲繞部
    と、前記励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端部が挿入
    される一対の挿通孔が穿設された柱状の端子支持部とを
    有するコイルボビンと、 このコイルボビンの環状溝と同方向に開口した環状溝と
    この環状溝の底部に穿設された貫通孔とを有し、前記環
    状溝には前記コイルボビンの囲繞部が嵌合され前記貫通
    孔には前記コイルボビンの端子支持部が挿通されている
    ヨークと、 前記ヨークの背面側に突設された前記コイルボビンの前
    記端子支持部に穿設された一対の開口部と、 前記挿通孔に挿入された前記励磁コイルの各端部と前記
    開口部内で結線される第1接続部と電源側のコネクタと
    接続される第3接続部、およびこれら第1接続部と第3
    接続部との間に設けられた第2接続部を有する一対の端
    子と、これら端子の第2接続部間に配設され第2接続部
    に接続されたサージ電圧吸収素子と、前記一対の端子の
    各第2接続部と前記サージ電圧吸収素子を埋設して前記
    一対の端子と前記サージ電圧吸収素子を予め一体に固定
    した包囲部材が設けられた端子組立体と、 前記一対の端子の第3接続部を囲繞するとともに前記包
    囲部材と前記コイルボビンの端子支持部に被冠される端
    子ハウジングとを備えた電磁石を構成し、 前記端子組立体に設けられた前記端子の第1接続部を前
    記コイルボビンの開口部に圧入することにより、前記励
    磁コイルに前記サージ電圧吸収素子を並列に結線した
    とを特徴とする電磁連結装置。
  2. 【請求項2】 一対の端子の各第3接続部が個々に挿通
    される一対のスリットが形成された中間壁と、前記一対
    の端子の各第3接続部を囲繞する上ハウジングと、包囲
    部材が収容されコイルボビンの端子支持部に被冠される
    下ハウジングとを有する端子ハウジングを設け、前記端
    子ハウジングの中間壁と前記コイルボビンの端子支持部
    との間に前記包囲部材を挟持することにより、端子組立
    体をヨークに固定したことを特徴とする請求項1記載の
    電磁連結装置。
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