JP3396145B2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP3396145B2
JP3396145B2 JP05981297A JP5981297A JP3396145B2 JP 3396145 B2 JP3396145 B2 JP 3396145B2 JP 05981297 A JP05981297 A JP 05981297A JP 5981297 A JP5981297 A JP 5981297A JP 3396145 B2 JP3396145 B2 JP 3396145B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/14Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F7/00Magnets
    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/001Means for electric connection of the coils of the electromagnetic clutches

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、励磁コイルの端
部が、ヨークに保持されたコネクタの端子に電気的に接
続されたヨーク組立体を備えた電磁連結装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁連結装置、特には自動車用空
調装置の圧縮機に装着され動力伝達装置として使用され
る電磁クラッチは、電源側コネクタと接続されるコイル
側コネクタの端子ハウジングがヨークに保持され、この
端子ハウジング内に埋め込まれた一対の端子が、励磁コ
イルの端部に電気的に接続された構造になっている。
【0003】特開平7−127662号公報と特開平7
−127663号公報(以下、先行発明という)に提案
された電磁クラッチのヨーク組立体は、絶縁被膜を施し
た励磁コイルが巻かれたコイルボビンと、このコイルボ
ビンが嵌合された環状溝と、コイルボビンの一方の鍔部
に設けられた突出部が挿入された貫通穴とを有するヨー
クと、このヨークの貫通穴内に外側から挿入されてコイ
ルボビンの突出部に先端が圧入嵌合された一対の端子
と、各端子に一体に形成され励磁コイルの巻始め端部と
巻終わり端部がかしめ加工により固定されたかしめ片
と、ヨークの環状溝内に流し込まれて励磁コイルを外部
から絶縁する注型樹脂と、この注型樹脂により形成され
たコイル側コネクタの端子ハウジングとを備えている。
なお、端子の折り曲げられたかしめ片と励磁コイルの各
端部とは、通電された励磁コイルの発熱で励磁コイルの
被膜が完全に破られることにより、電気的に接続されて
いる。
【0004】またヨーク組立体の端子ハウジングには、
サージ電圧吸収装置としてのダイオードパッケージが組
込まれている。このダイオードパッケージは、注型樹脂
による端子ハウジングの成形時に、熱や圧力が加えられ
てダイオードが破損しないように別部品として構成され
ている。またダイオードパッケージは、ダイオードのケ
ースを収容する凹部と一対の端子が個々に挿入される一
対の貫通穴と、外側に延び電源側コネクタの端子ハウジ
ングに形成された凹溝に係合される案内部とを設けた構
造であり、ダイオードの一対のリードが個々に貫通穴内
に突出している。そして、ダイオードパッケージの貫通
穴に各端子を挿入しながら、このダイオードパッケージ
を端子ハウジングの中に嵌合することにより、各端子と
ダイオードのリードが電気的に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先行発明のヨーク組立
体は、励磁コイルの注型樹脂により端子ハウジングを一
体に成形しているので、コイルボビンの鍔部に形成され
た突出部に、一対の端子を予め固定しておく構造であ
る。そして、励磁コイルの巻始め端部と巻終わり端部を
ヨークの貫通穴から外側へ引き出して、ヨークの外側に
設けられた各端子のかしめ片をかしめ加工することによ
り、励磁コイルの端部と端子とを電気的に接続してい
る。圧縮機に装着される電磁クラッチにおいて、ヨーク
組立体は、圧縮機のフロントハウジングに設けた円筒部
に軸受を介して支持されたロータと、圧縮機のフロント
ハウジングの側面との間に構成される。したがって、電
磁クラッチが装着される圧縮機の全長寸法が長くならな
いように、端子ハウジングの突出量が小さいヨーク組立
体の開発が望まれている。この発明は、端子ハウジング
の突出量が小さいヨーク組立体を備えた電磁連結装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電磁連結装置
は、ヨークにコネクタが保持された電磁連結装置におい
て、励磁コイルと、この励磁コイルが保持されるコイル
保持部と前記励磁コイルの端部が引き出される端子係入
部が設けられたコイルボビンと、前記コイル保持部が嵌
合される環状溝と前記端子係入部が挿入される貫通穴が
設けられた前記ヨークと、前記励磁コイルの端部に電気
的に接続される内部接続部を有する2つの端部端子と、
これら端部端子が埋め込まれ基台部から前記内部接続部
と案内部が突出した前記コネクタとを備え、中心線方向
に開口した前記コイルボビンの端子係入部に、前記励磁
コイルの端部が係入されるコイル係入溝と、前記コネク
の内部接続部が係入される端子係入穴とを有する2つ
の端子保持部と、前記コネクタの案内部が挿入される挿
入部を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の電磁連結装置は、請求項1の電
磁連結装置において、コイルボビンに保持された励磁コ
イルにかぶせられるコイルカバーを備え、このコイルカ
バーには、励磁コイルの切断端部と熱感知部材のリード
とを電気的に接続する2つの中間端子が係入される端子
係入部が設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項3の電磁連結装置は、請求項2の電
磁連結装置において、コイルカバーの端子係入部は、励
磁コイルの切断端部が係入されるコイル係入溝と、熱感
知部材のリードが係入されるリード係入溝と、中間端子
が係入される端子係入穴とを有する2つの端子保持部が
設けられ、カバーで密閉されていることを特徴とする。
【0009】請求項4の電磁連結装置は、請求項3の電
磁連結装置において、中間端子はコ字状に形成され、対
向する側板部には2つの係入溝が個々に設けられている
ことを特徴とする。
【0010】請求項5の電磁連結装置は、請求項1の電
磁連結装置において、前記コネクタには、前記端部端子
の間に電気的に接続されたサージ電圧吸収部材が埋め込
まれていることを特徴とする。
【0011】請求項6の電磁連結装置は、請求項5の電
磁連結装置において、端部端子は、励磁コイルの端部が
接続される内部接続部と、サージ電圧吸収部材のリード
が接続される中部接続部とを備え、これら接続部はコ字
状に形成され、対向する側板部には係入溝が個々に設け
られていることを特徴とする。
【0012】請求項7の電磁連結装置は、ヨークにコネ
クタが保持された電磁連結装置において、励磁コイル
と、この励磁コイルが保持されるコイル保持部と前記励
磁コイルの一方の端部が引き出される端子係入部が設け
られたコイルボビンと、前記コイル保持部が嵌合される
環状溝と前記端子係入部が挿入される貫通穴が設けられ
た前記ヨークと、前記励磁コイルの一方の端部に電気的
に接続される内部接続部を有する端部端子と、この端部
端子が埋め込まれ基台部から前記内部接続部と案内部が
突出した前記コネクタとを備え、中心線方向に開口した
前記コイルボビンの端子係入部に、前記励磁コイルの一
方の端部が係入されるコイル係入溝と、前記コネクタ
内部接続部が係入される端子係入穴とを有する端子保持
部と、前記コネクタの案内部が挿入される挿入部を設け
るとともに、前記励磁コイルの他方の端部を前記ヨーク
に接地接続したことを特徴とする。
【0013】請求項8の電磁連結装置は、請求項7の電
磁連結装置において、コイルボビンには、励磁コイルの
他方の端部をコイル保持部から引き出すコイル引出し部
が設けられ、ヨークには、コイル引出し部が挿入される
挿入穴が設けられており、励磁コイルの他方の端部がヨ
ークの外側に引き出されていることを特徴とする。
【0014】請求項9の電磁連結装置は、請求項7の電
磁連結装置において、コイルボビンに保持された励磁コ
イルにかぶせられるコイルカバーを備え、このコイルカ
バーには、励磁コイルの切断端部と熱感知部材のリード
とを電気的に接続する中間端子が係入される端子係入部
が設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項10の電磁連結装置は、請求項9の
電磁連結装置において、コイルカバーの端子係入部は、
励磁コイルの切断端部が係入されるコイル係入溝と、熱
感知部材のリードが係入されるリード係入溝と、中間端
子が係入される端子係入穴とを有する2つの端子保持部
が設けられ、カバーで密閉されていることを特徴とす
る。
【0016】請求項11の電磁連結装置は、請求項10
の電磁連結装置において、中間端子はコ字状に形成さ
れ、対向する側板部には2つの係入溝が個々に設けられ
ていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図15には、この発明に
係わる電磁連結装置として、自動車用空調装置の圧縮機
に装着される電磁クラッチが図示されている。図1は電
磁クラッチの断面図、図2はヨーク組立体の正面図、図
3はヨーク組立体の背面図、図4は図5のB−B線断面
図であり、端部端子組立体の側面図が示されている。図
5は図4のA方向から見た破断図であり、端部端子組立
体を斜め上部から見た平面図が示されている。図6はコ
イルボビンの背面図であり、端部端子係入部の平面図が
示されている。図7は図6のC−C線断面図、図8はコ
イルボビンの断面図であり、(a)は図6のD−D線断
面図、(b)は図6のE−E線断面図である。図9は端
部端子組立体の正面図、図10はヨーク組立体の正面図
のうち、カバーと一方の中間端子をはずしてコイルカバ
ーの端子係入部の周辺を示した図である。図11は図1
0のF−F線断面図であり、図12は中間端子を示して
おり、(a)は平面図であり(b)は側面図である。図
13はコイルカバーの背面図のうち、端子係入部の周辺
を示した図である。図14はコイルカバーの断面図であ
り、(a)は図13のG−G線断面図、(b)は図13
のH−H線断面図、(c)は図13のI−I線断面図で
ある。図15は図13のJ−J線断面図であり展開して
示した図である。
【0018】これら図面に示された電磁クラッチ1は、
圧縮機のフロントハウジング2に装着され、圧縮機の回
転軸3の軸端に固定されたアーマチュア組立体4と、フ
ロントハウジング2に一体に形成された円筒部2aに回
転自在に支持されたロータ5と、このロータ5の環状溝
5a内に挿入されフロントハウジング2に固定されたヨ
ーク組立体6とを備えている。
【0019】アーマチュア組立体4は、回転軸3の軸端
にスプライン嵌合されたボス部7aと、正面(図1の右
側面)から見て略三角形状に形成されたフランジ部7b
とを有するアーマチュアハブ7と、このアーマチュアハ
ブ7のボス部7aの端面に固定された当て板8と、リン
グ状に形成され基端部がリベット9でフランジ部7bに
固定された複数の(通常3枚の)板ばね10と、この板
ばね10の自由端部がリベット11で固定されたアーマ
チュア12とを備えている。また、板ばね10の弾性復
帰力により、アーマチュア12はフランジ部7bに固定
されたストッパゴム13に当接する構造からなり、ボル
ト14を当て板8の中心穴から挿入し回転軸3のねじ穴
にねじ込むことにより、アーマチュア組立体4が回転軸
3に固定されるとともに、アーマチュア12の摩擦面が
ロータ5の摩擦面と、所定の隙間gをおいて対向する。
なお符号12aは、アーマチュア12に形成された円弧
状の長穴である。
【0020】ロータ5は、ヨーク組立体6が挿入される
環状溝5aと、摩擦面が形成された円板状の部位に設け
られた外側と内側の円弧状長穴5bと、外周面に転造加
工により形成されたプーリ溝5cとを備えている。また
このロータ5は、フロントハウジング2の円筒部2aに
嵌合されスナップリング35で抜け止めされた軸受15
により、円筒部2aに回転自在に支持されている。そし
て、環状溝5a内に挿入されたヨーク組立体6の磁束
が、ロータ5の長穴5bとアーマチュア12の長穴12
aにより迂回され、これらロータ5とアーマチュア12
に流れる構造になっている。
【0021】ヨーク組立体6は、環状に巻かれた自己融
着線からなる励磁コイル16と、この励磁コイル16の
略半分が嵌合された第1のコイル保持部18を有するコ
イルボビン17と、励磁コイル16の略半分が嵌合され
た第2のコイル保持部19を有するコイルカバー20
と、これらコイルボビン17とコイルカバー20が嵌合
された環状溝21aと、コイルボビン17の第1の端子
係入部22が挿入された貫通穴21bとを有するヨーク
21と、このヨーク21の背面に配設されたコイル側コ
ネクタ23と、このコネクタ23をヨーク21に保持す
る一対の切り起こし片25aと、フロントハウジング2
の図示されていない凹部に嵌合される位置決め用凸部2
5bとを有し、ヨーク21の背面に溶着されねじ24で
フロントハウジング2に固定された取付け板25とを備
えている。
【0022】図4から図8に図示されているように、合
成樹脂材料で形成された環状なコイルボビン17には、
励磁コイル16の略半分が嵌合される環状溝18aが形
成され、中心線の方向に開口した第1のコイル保持部1
8と、このコイル保持部18とは中心線の方向に向かっ
て逆向きの方向に開口した箱形の第1の端子係入部22
とが設けられている。コイル保持部18の開口端面18
bは傾斜面に形成され、また環状溝18aの底部には、
励磁コイル16の巻始め端部16aを引き出すための段
差部18cと、励磁コイル16の巻終わり端部16bを
引き出すための段差部18dと、これら段差部18cと
段差部18dの中に形成され、コイルボビン17の円周
方向に間隔をおいて設けられた一対のコイル引出し口1
8eとが形成されている。
【0023】コイルボビン17の第1の端子係入部22
は、一方のコイル引出し口18eから他方のコイル引出
し口18eに向かって延び、各コイル引出し口18eか
ら引き出された励磁コイル16の各端部16a・16b
が係入される一対のコイル係入溝18fと、このコイル
係入溝18fの途中に設けられ、四隅に端子係入溝18
gが形成された一対の端子係入穴18hとが形成され、
これらコイル係入溝18fと端子係入穴18hにより対
をなす2つの端子保持部18A・18Bを設けている。
またこれら端子保持部18A・18Bの間には、コネク
タ23の端子ハウジング23aに形成された角柱状の案
内部23eが挿入される挿入部18iが設けられてい
る。なお符号18jは、端子係入穴18hの底部に形成
され、励磁コイル16の各端部16a・16bが乗せら
れる台座部である。
【0024】このような形状からなるコイルボビン17
の開口端面18bには、コイルカバー20の傾斜した開
口端面19bが重なり合って密に接合されている。図1
3から図15に図示したように、合成樹脂材料で形成さ
れた環状なコイルカバー20には、励磁コイル16の略
半分が嵌合される環状溝19aが形成され、中心線の方
向に開口した第2のコイル保持部19と、このコイル保
持部19とは中心線の方向に向かって逆向きの方向に開
口した第2の端子係入部26とが設けられている。また
環状溝19aの底部には、励磁コイル16の一対の切断
端部16cを端子係入部26側に引き出すための一対の
コイル引出し口19cが形成されている。なお、コイル
ボビン17の中心線とコイルカバー20の中心線は、そ
れぞれ回転軸3の中心線と合致する。また第2の端子係
入部26は、第1の端子係入部22とは円周方向に18
0°ずれた位置に設けられ、左右がコイルカバー20の
中心側に折り曲げられた箱形の形状である。
【0025】コイルカバー20の第2の端子係入部26
は、コイル引出し口19cから引き出された励磁コイル
16の各切断端部16cが係入される一対のコイル係入
溝26aと、熱感知部材としての温度ヒューズ(また
は、バイメタルのような熱反応スイッチなど)27の各
リード27aが係入される一対のリード係入溝26bと
が形成されている。これらコイル係入溝26aとリード
係入溝26bとは、コイルカバー20の円周方向に間隔
をおいて設けられ、中間端子28が係入される2つの端
子保持部26A・26Bに個々に形成されている。各端
子保持部26A・26Bのコイル係入溝26aとリード
係入溝26bは、コイルカバー20の半径方向に間隔を
おいて平行に形成されている。またこれらコイル係入溝
26aとリード係入溝26bとを断ち切るように、各端
子保持部26A・26Bには一対の端子係入溝26cが
個々に形成されている。また更には、端子保持部26A
・26B間には、温度ヒューズ27の円筒状のケース2
7bが置かれる半円筒状の台座部26dが形成されてい
る。なお、符号26eで示した凹部には、カバー29に
形成された図示されていない突起部が嵌合される。
【0026】次に、このようなコイルボビン17とコイ
ルカバー20、励磁コイル16を備えたコイル組立体の
組立について説明する。コイル組立体は、まず自己融着
線からなる励磁コイル16を、巻線機により所定の巻数
に巻線した後、巻始め端部16a・巻終わり端部16b
と切断端部16cを除く全体に、加熱及びアルコール添
加などの励磁コイル16間の接着加工を行ない、励磁コ
イル16を中空円筒状に固める。次に、巻始め端部16
aと巻終わり端部16bをコイル引出し口18eから端
子係入部22側へ引き出しながら、励磁コイル16の略
半分をコイルボビン17のコイル保持部18に嵌合す
る。またその次に、切断端部16cをコイル引出し口1
9cから端子係入部26側へ引き出しながら、励磁コイ
ル16の略半分にコイルカバー20をかぶせる。そし
て、コイルボビン17の開口端面18bとコイルカバー
20の開口端面19bとを重ね合わせる。なお、重ね合
わせた開口端面18b・19bの面間は、超音波溶接に
より全周が接着されることもある。
【0027】このように組立られたコイル組立体は、コ
イルボビン17の端子係入部22を貫通穴21bに挿入
しながら、ヨーク21の環状溝21a内に嵌合される。
また、プレス加工により形成されるヨーク21の複数の
かしめ片21c(図2・図4を参照)により、コイル組
立体をヨーク21の中に保持する。そして、外部に露出
したコイルボビン17の端子係入部22には、コイル側
コネクタ23の一対の端部端子30が係入され、同様に
外部に露出したコイルカバー20の端子係入部26に
は、温度ヒューズ27と中間端子28が係入される。
【0028】コイル側コネクタ23は、図9に示した端
部端子組立体をインサート成形した構造である。各端部
端子30は、コイルボビン17の端子係入部22に係入
されて各端子保持部18A・18Bに保持される内部接
続部31と、図示せぬ電源側コネクタの端子と電気的に
接続される外部接続部32と、これら接続部の間に設け
られ、一方の端部端子30から離れる方向に略コ字状に
折れ曲がった中部接続部33とを有する形状である。
【0029】端部端子30の内部接続部31は、対向す
る2つの側板部31aを有するコ字状の接続部に形成さ
れている。各側板部31aには、励磁コイル16の巻始
め端部16aと巻終わり端部16bとが係入されてこれ
らが電気的に接続されるコイル係入溝31bが形成され
ている。また各側板部31aには、コイルボビン17の
端子係入部22に設けた端子保持部18A・18Bの端
子係入溝18g内に食い込む突起片31cが形成されて
いる。
【0030】端部端子30の中部接続部33は、内部接
続部31と同様に、対向する2つの側板部33aを有す
るコ字状の接続部に形成されている。各側板部33aに
は、サージ電圧吸収部材としてのダイオード34のリー
ド34aが係入されてこれらが電気的に接続されるリー
ド係入溝33bが形成されている。また各側板部33a
には、コネクタ23の端子ハウジング23aの中で食い
込む突起片33c(図4参照)が形成されている。
【0031】このような構造からなる端部端子組立体
は、内部接続部31の側板部31aと外部接続部32の
先端側を除く部位が、合成樹脂材料からなる端子ハウジ
ング23a内に埋め込まれている。端子ハウジング23
aの外観形状は、端部端子30の内部接続部31側の箱
形基台部23bと、この基台部23bから延びた断面が
楕円状の連結部23cと、基台部23bの外側に形成さ
れた一対の凹部23dなどを有する形状である。またこ
の実施例では、内部接続部31の各側板部31aが突出
した基台部23bの内側の略中央部分に、コイルボビン
17の端子係入部22に形成された挿入部18iに挿入
される角柱状の案内部23eが一体に形成されている。
【0032】コネクタ23は、端部端子30の内部接続
部31に設けた側板部31aを、コイルボビン17の端
子係入部22に設けた端子保持部18A・18Bの端子
係入穴18hに係入するとともに、案内部23eを端子
係入部22の挿入部18iに挿入することにより、各側
板部31aの突起片33cが端子保持部18A・18B
の端子係入溝18gに食い込む。また、各側板部31a
のコイル係入溝31bには、端子係入部22のコイル係
入溝18f内に折り曲げられた励磁コイル16の各端部
16a・16bが係入される。このとき、各端部16a
・16bの被膜は破られて、端部端子30と電気的に接
続される。
【0033】また更に、ヨーク21の背面から突出した
コイルボビン17の端子係入部22の開口部分には、端
子ハウジング23aの基台部23bがかぶされる。また
端子ハウジング23aの基台部23bに設けた一対の凹
部23dには、取付け板25の一対の切り起こし片25
aが折り曲げられて個々に係合されるので、コネクタ2
3はヨーク21の背面に保持され、端部端子30の外部
接続部32がコイルボビン17の中心から離れる方向に
向けられる。なお、コイルボビン17の端子係入部22
の開口部分には、端子ハウジング23aの基台部23b
の内側面が固着されて密閉される。また基台部23b
は、フロントハウジング2の凹部2b内に嵌合され、連
結部23cは、フロントハウジング2の外周面より外側
に構成される。
【0034】一方、コイルカバー20の端子係入部26
には、引出し口19cから引き出された励磁コイル16
の切断端部16cがコイル係入溝26a内に折り曲げら
れるとともに、温度ヒューズ27のリード27aがリー
ド係入溝26b内に係入される。そして、コ字状に形成
され対向する2つの側板部28aを有する一対の中間端
子28を、端子保持部26A・26Bの端子係入溝26
cに係入することにより、励磁コイル16と温度ヒュー
ズ27とが直列に電気的に接続される。各中間端子28
は、各側板部28aに切断端部16cとリード27aが
係入される係入溝28bと、端子保持部26A・26B
の端子係入溝26cに食い込む突起片28cが形成され
ている。端子係入部26の開口部分には、合成樹脂材料
で形成されたカバー29が固着され、この端子係入部2
6内を密閉している。
【0035】以上のような構造からなる電磁クラッチ1
は、図示されていないベルトが掛けられたロータ5が回
転しているとき、電源側コネクタと接続されるコイル側
コネクタ23の端部端子30を介して励磁コイル16に
通電すると、発生した磁束の磁気吸引力により、アーマ
チュア12の摩擦面がロータ5の摩擦面に磁気吸着され
る。そして、圧縮機が駆動される。励磁コイル16への
通電を遮断すると、磁束が消滅してアーマチュア12が
板ばね10の弾性復帰力でロータ5から引き離される。
そして、圧縮機が停止する。なお、通電を遮断したとき
に発生する逆起電圧は、ダイオード34に吸収される。
また、通電中において、圧縮機が故障してアーマチュア
12の摩擦面とロータ5の摩擦面がスリップ回転する
と、摩擦熱による過度の温度上昇により温度ヒューズ2
7が切断されるので、板ばね10によりアーマチュア1
2はロータ5から引き離される。
【0036】なお、この発明の実施の形態として説明し
た電磁クラッチ1は、一対の端部端子30をコネクタ
3に埋め込んだ構造からなり、マイナス側の端子30と
接続される電源側コネクタの端子を、リード線を介して
圧縮機のハウジングに接地接続するようにしている。し
かしながら、自動車用空調装置の圧縮機に装着される電
磁クラッチにおいては、マイナス側となる励磁コイルの
一方の端部を電磁クラッチのヨークに接地接続する場合
がある。
【0037】図16から図18は、この発明に係わる電
磁連結装置として、励磁コイルの一方の端部をヨークに
接地接続した電磁クラッチのヨーク組立体が図示されて
いる。図16はヨーク組立体の背面図、図17は図16
のK−K線断面図、図18は図17のL方向から見た破
断図である。なお、先に説明したヨーク組立体6と同等
な構成部材には、すでに使用した符号を図面に示すこと
により、重複する説明は省略する。
【0038】ヨーク組立体36は、コイルボビン17に
マイナス側となる励磁コイル16の端部(巻終わり端
部)16bが引き出されるコイル引出し部18kが形成
されている。また、コイル引出し部18kから引き出さ
れた励磁コイル16の端部16bにはアース端子37が
固定され、このアース端子37をヨーク21の背面に固
定することにより、励磁コイル16の端部16bがヨー
ク21に接地接続されている。また、励磁コイル16の
プラス側の端部(巻始め端部)16aは、コイルボビン
17の端子係入部22に引き出され、コネクタ23に埋
め込まれた一つの端部端子38の内部接続部38aと電
気的に接続されている。また更には、コネクタ23の角
柱状の案内部23eがコイルボビン17の端子係入部2
2に設けた挿入部18iに挿入され、基台部23bの外
側に形成された一対の凹部23dには、取付け板25の
切り起こし片25aが折り曲げられて係合している。な
お、コイルカバー20の端子係入部26に温度ヒューズ
27を組み込んだ構造(図10参照)、端部端子38の
内部接続部38aの形状など、その他の構造はヨーク組
立体6と略同一である。
【0039】このようなヨーク組立体36を備えた電磁
クラッチは、先に説明した電磁クラッチ1と同様な作用
が得られ、圧縮機の動力伝達装置として使用されてい
る。
【0040】以上、この発明の実施の形態として、自動
車用空調装置の圧縮機に装着される電磁クラッチを説明
したが、この発明の電磁連結装置は、一般産業用の動力
伝達装置として使用される電磁クラッチや同制動装置と
して使用される電磁ブレーキなどにも適用される。ま
た、端部端子や中間端子、コネクタの端子ハウジングの
形状などは、実施例のものに限定されず設計の変更がで
きる。
【0041】
【発明の効果】この発明の電磁連結装置は、ヨークの貫
通穴に挿入されるコイルボビンの端子係入部において、
励磁コイルの端部と端部端子とを電気的に接続するよう
にしたので、ヨークからの端子ハウジングの突出量を小
さくすることができる。したがって、電磁連結装置が装
着される圧縮機の全長寸法を短かくすることができる。
しかもこの発明の電磁連結装置では、コネクタに設けた
案内部をコイルボビンの端子係入部に設けた挿入部に挿
入しながら、端部端子と励磁コイルの端部とを電気的に
接続するようにしたので、このような接続作業が確実に
でき、接続不良などの品質上の問題を防止できる。ま
た、請求項7・8の電磁連結装置は、励磁コイルのマイ
ナス側端部をヨークに接地接続したので、電源側コネク
タのリード線が一本ですみ、より安価な電磁連結装置を
提供することができる。
【0042】請求項5の電磁連結装置においては、励磁
コイルの注型樹脂により形成される端子ハウジングでは
なく、部品として用意される端子ハウジングの中にサー
ジ電圧吸収部材を埋め込むようにしたので、インサート
成形時の熱や圧力によるサージ電圧吸収部材の破損がな
い。また、サージ電圧吸収部材に対する防水性に優れて
いる。請求項2・9の電磁連結装置においては、中間端
子が係入される端子係入部が設けられたコイルカバーに
より、コイルボビンに保持された励磁コイルを外部と絶
縁することができ、ヨーク内に注型樹脂を流し込まなく
てもよいので、電磁連結装置の生産性が向上される。
【0043】請求項6の電磁連結装置は、端部端子の内
部接続部と中部接続部に対向する側板部を形成しこれら
側板部に個々に係入溝を設けたので、励磁コイルの端部
またはサージ電圧吸収部材のリードを各接続部に容易に
接続できる。請求項3・10の電磁連結装置は、コイル
カバーの端子係入部にコイル係入溝とリード係入溝、端
子係入穴とを有する端子保持部を設け、かつこの端子係
入部をカバーで密閉するようにしたので、励磁コイルと
熱感知部材との接続が容易にでき生産性が向上される。
また、端子係入部内の防水性が優れている。
【0044】請求項4・11の電磁連結装置は、中間端
子に対向する側板部を形成しこれら側板部に個々に係入
溝を設けたので、励磁コイルの切断端部と熱感知部材の
リードを容易に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態として示した電磁クラッ
チの断面図である。
【図2】ヨーク組立体の正面図である。
【図3】ヨーク組立体の背面図である。
【図4】図5のB−B線断面図であり、端部端子組立体
の側面図が示されている。
【図5】図4のA方向から見た破断図であり、端部端子
組立体を斜め上部から見た平面図が示されている。
【図6】コイルボビンの背面図であり、端部端子係入部
の平面図が示されている。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】コイルボビンの断面図であり、(a)は図6の
D−D線断面図、(b)は図6のE−E線断面図であ
る。
【図9】端部端子組立体の正面図である。
【図10】ヨーク組立体の正面図のうち、部品カバーと
一方の中間端子をはずしてコイルカバーの端子係入部の
周辺を示した図である。
【図11】図10のF−F線断面図であり展開して示し
た図である。
【図12】中間端子を示しており、(a)は平面図であ
り、(b)は側面図である。
【図13】コイルカバーの背面図のうち、端子係入部の
周辺を示した図である。
【図14】コイルカバーの断面図であり、(a)は図1
3のG−G線断面図、(b)は図13のH−H線断面
図、(c)は図13のI−I線断面図である。
【図15】図13のJ−J線断面図であり展開して示し
た図である。
【図16】この発明の別の実施の形態として示したヨー
ク組立体の背面図である。
【図17】図16のK−K線断面図である。
【図18】図17のL方向から見た破断図である。
【符号の説明】
6 …ヨーク組立体 16 …励磁コイル 17 …コイルボビン 18 …第1のコイル保持部 19 …第2のコイル保持部 20 …コイルカバー 21 …ヨーク 22 …第1の端子係入部 23 …コネクタ 25 …取付け板 26 …第2の端子係入部 27 …温度ヒューズ 28 …中間端子 29 …部品カバー 30 …端部端子 34 …ダイオード 36 …ヨーク組立体 37 …アース端子 38 …端部端子

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークにコネクタが保持された電磁連結
    装置において、励磁コイルと、この励磁コイルが保持さ
    れるコイル保持部と前記励磁コイルの端部が引き出され
    る端子係入部が設けられたコイルボビンと、前記コイル
    保持部が嵌合される環状溝と前記端子係入部が挿入され
    る貫通穴が設けられた前記ヨークと、前記励磁コイルの
    端部に電気的に接続される内部接続部を有する2つの端
    部端子と、これら端部端子が埋め込まれ基台部から前記
    内部接続部と案内部が突出した前記コネクタとを備え、
    中心線方向に開口した前記コイルボビンの端子係入部
    に、前記励磁コイルの端部が係入されるコイル係入溝
    と、前記コネクタの内部接続部が係入される端子係入穴
    とを有する2つの端子保持部と、前記コネクタの案内部
    が挿入される挿入部を設けたことを特徴とする電磁連結
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記コイルボビンに保持された前記励磁コイルに
    かぶせられるコイルカバーを備え、このコイルカバーに
    は、前記励磁コイルの切断端部と熱感知部材のリードと
    を電気的に接続する2つの中間端子が係入される端子係
    入部が設けられていることを特徴とする電磁連結装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記コイルカバーの端子係入部は、前記励磁コイ
    ルの切断端部が係入されるコイル係入溝と、前記熱感知
    部材のリードが係入されるリード係入溝と、前記中間端
    子が係入される端子係入穴とを有する2つの端子保持部
    が設けられ、カバーで密閉されていることを特徴とする
    電磁連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記中間端子はコ字状に形成され、対向する側板
    部には2つの係入溝が個々に設けられていることを特徴
    とする電磁連結装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記コネクタには、前記端部端子の間に電気的に
    接続されたサージ電圧吸収部材が埋め込まれていること
    を特徴とする電磁連結装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記端部端子は、前記励磁コイルの端部が接続さ
    れる内部接続部と、前記サージ電圧吸収部材のリードが
    接続される中部接続部とを備え、これら接続部はコ字状
    に形成され、対向する側板部には係入溝が個々に設けら
    れていることを特徴とする電磁連結装置。
  7. 【請求項7】 ヨークにコネクタが保持された電磁連結
    装置において、励磁コイルと、この励磁コイルが保持さ
    れるコイル保持部と前記励磁コイルの一方の端部が引き
    出される端子係入部が設けられたコイルボビンと、前記
    コイル保持部が嵌合される環状溝と前記端子係入部が挿
    入される貫通穴が設けられた前記ヨークと、前記励磁コ
    イルの一方の端部に電気的に接続される内部接続部を有
    する端部端子と、この端部端子が埋め込まれ基台部から
    前記内部接続部と案内部が突出した前記コネクタとを備
    え、中心線方向に開口した前記コイルボビンの端子係入
    部に、前記励磁コイルの一方の端部が係入されるコイル
    係入溝と、前記コネクタの内部接続部が係入される端子
    係入穴とを有する端子保持部と、前記コネクタの案内部
    が挿入される挿入部を設けるとともに、前記励磁コイル
    の他方の端部を前記ヨークに接地接続したことを特徴と
    する電磁連結装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記コイルボビンには、前記励磁コイルの他方の
    端部を前記コイル保持部から引き出すコイル引出し部が
    設けられ、前記ヨークには、前記コイル引出し部が挿入
    される貫通穴が設けられており、前記励磁コイルの他方
    の端部が前記ヨークの外側に引き出されていることを特
    徴とする電磁連結装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載された電磁連結装置にお
    いて、前記コイルボビンに保持された前記励磁コイルに
    かぶせられるコイルカバーを備え、このコイルカバーに
    は、前記励磁コイルの切断端部と熱感知部材のリードと
    を電気的に接続する中間端子が係入される端子係入部が
    設けられていることを特徴とする電磁連結装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載された電磁連結装置に
    おいて、前記コイルカバーの端子係入部は、前記励磁コ
    イルの切断端部が係入されるコイル係入溝と、前記熱感
    知部材のリードが係入されるリード係入溝と、前記中間
    端子が係入される端子係入穴とを有する2つの端子保持
    部が設けられ、カバーで密閉されていることを特徴とす
    る電磁連結装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された電磁連結装置
    において、前記中間端子はコ字状に形成され、対向する
    側板部には2つの係入溝が個々に設けられていることを
    特徴とする電磁連結装置。
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