JP5995655B2 - 電磁連結装置 - Google Patents
電磁連結装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5995655B2 JP5995655B2 JP2012233533A JP2012233533A JP5995655B2 JP 5995655 B2 JP5995655 B2 JP 5995655B2 JP 2012233533 A JP2012233533 A JP 2012233533A JP 2012233533 A JP2012233533 A JP 2012233533A JP 5995655 B2 JP5995655 B2 JP 5995655B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exciting coil
- surge voltage
- spacer
- absorbing member
- package
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Description
この電磁連結装置のサージ電圧吸収部材は、ダイオードによって構成されており、励磁コイルの軸線方向の一端部に設けられている。このサージ電圧吸収部材のリードは、ダイオード素子を封止するパッケージ部が励磁コイルから前記軸線方向に離間するように、いわゆるクランク軸状に折り曲げられている。
前記収納部材には、サージ電圧吸収部材(ダイオード)のパッケージ部を収容する凹部が形成されている。この凹部は、前記パッケージ部が押し込まれて嵌合する形状に形成されている。
前記作業を慎重に行わなければならない理由は、サージ電圧吸収部材のリードがクランク軸状に形成されているからである。すなわち、サージ電圧吸収部材のパッケージ部が収納部材によって励磁コイル側へ無理に押されるとリードが曲がり易いから、収納部材への収納作業を慎重に行う必要があった。また、リードの曲がり方によっては、パッケージ部の励磁コイルからの距離を安定して保持することができない。パッケージ部は、リードが曲がることにより励磁コイルと近接する位置に配設されると、励磁コイルの発熱により熱負荷が増大し、熱により劣化するおそれがある。
したがって、本発明によれば、生産性が高くかつサージ電圧吸収部材が熱により劣化することがない電磁連結装置を提供することができる。
前記ボディアース線21は、図2に示すように、前記第1の電線引き出し孔17に嵌合されたブッシュ34の中心部を通ってフィールドコア6の外に導出されている。
このダイオード23は、図4に示すように、励磁コイル12の軸線方向(図4においては左右方向)の一端部に位置付けられている。以下においては、ダイオード23と対向する励磁コイル12の端面を単に背面12a(図9参照)という。
このため、前記パッケージ部41は、励磁コイル12の前記背面12aから前記平行部27b,31bの長さ分だけ前記軸線方向に離間した位置に位置付けられている。
前記綿テープ42は、前記ダイオード23とスペーサ24とからなる凸部を含めて励磁コイル12の全域に巻き付けられている。この実施の形態においては、この綿テープ42によって、請求項3記載の発明でいう「粘着テープ」が構成されている。
前記パッケージ支持部24aは、ダイオード23のパッケージ部41を支える機能を有している。この実施の形態によるパッケージ支持部24aは、図5および図6に示すように、角柱状に形成されている。このパッケージ支持部24aは、ダイオード23のパッケージ部41と励磁コイル12との間に介在する状態で前記空間Sに挿入される。また、このパッケージ支持部24aは、図6に示すように、励磁コイル12の一端部に貼り付けられた絶縁テープ33に重ねられている。
絶縁ブッシュ25は、図8に示すように、凹部45を有するキャップ状の本体46と、この本体46の両側部に設けられた一対の板47とによって構成されている。
絶縁ブッシュ25の前記板47は、絶縁ブッシュ25がダイオード収容孔19から外に出ることを規制するためのものである。この板47は、前記本体46の長手方向(励磁コイル12の周方向)の両端部であって、励磁コイル側端部に一体成形によって一体に形成されている。これらの板47は、前記本体46がフィールドコア6の内側からダイオード収容孔19内に挿入されることによって、フィールドコア6の前記外壁16に内側から接触し、本体46がダイオード収容孔19から外に出て外れることを規制する。
しかる後、綿テープ42によって覆われたダイオード23とスペーサ24に絶縁ブッシュ25が被せられる。ダイオード23とスペーサ24は、綿テープ42が巻かれた状態で絶縁ブッシュ25の凹部45内に挿入されて収容される。
この注型樹脂15が硬化することによって、フィールドコア6の組立てが終了する。
したがって、この実施の形態によれば、生産性が高くなるとともにダイオード23が熱により劣化することがない電磁クラッチを提供することができる。
したがって、この実施の形態によれば、ダイオード23を励磁コイル12に電気的に接続した後にスペーサ24を装着することが可能になるから、ダイオード23をスペーサ24で支える構造を採っているにもかかわらず、スペーサ24がダイオード23と励磁コイル12との接続作業の邪魔になることがない。
このため、ダイオード23とスペーサ24とが綿テープ42によって励磁コイル12に固定されるから、絶縁ブッシュ25の凹部45にダイオード23を挿入する作業をより一層速くに行うことができる。
Claims (3)
- 励磁コイルと、
この励磁コイルに電気的に接続されて前記励磁コイルの一端部に並設されたサージ電圧吸収部材と、
このサージ電圧吸収部材と前記励磁コイルとの間に挿入されたスペーサと、
前記サージ電圧吸収部材および前記スペーサが挿入される凹部を有する絶縁材料からなる収納部材と、
前記励磁コイルが挿入される環状溝を有しかつ前記収納部材が挿入される貫通穴を有するフィールドコアとを備え、
前記サージ電圧吸収部材は、サージ電圧吸収用の素子を封止するパッケージ部と、このパッケージ部の両端からそれぞれ突出して前記励磁コイルに電気的に接続されたリードとを有し、
前記リードは、前記パッケージ部の両端から前記励磁コイルの接線方向に延びる一対の基端部と、これらの基端部から前記励磁コイルに向けて励磁コイルの軸線と平行に延びる一対の平行部とを有し、かつ前記パッケージ部と前記励磁コイルとの間に空間が形成される形状に折り曲げられ、
前記スペーサは、前記パッケージ部と前記励磁コイルとの間に介在する状態で前記空間に挿入されるパッケージ支持部と、前記リードが挿入されるリード保持部とを有し、
前記リード保持部は、前記リードの前記基端部に沿って延びる横溝と、前記リードの前記平行部に沿って延びる縦溝とによって形成されていることを特徴とする電磁連結装置。 - 請求項1記載の電磁連結装置において、前記励磁コイルは円筒状に形成され、
前記サージ電圧吸収部材は、前記励磁コイルにおける軸線方向の一端部に配設され、
このサージ電圧吸収部材の前記パッケージ部は、前記励磁コイルの前記一端部から前記軸線方向に離間し、
前記スペーサは、プラスチック材料によって形成され、
前記横溝と縦溝の底は、前記パッケージ支持部側に位置付けられていることを特徴とする電磁連結装置。 - 請求項1または請求項2記載の電磁連結装置において、さらに、前記励磁コイルと、前記サージ電圧吸収部材および前記スペーサにこれらの部材が組み合わせられた状態で巻き付けられた粘着テープを備え、
前記収納部材の凹部は、前記粘着テープで覆われたサージ電圧吸収部材と前記スペーサとを収容可能な大きさに形成されていることを特徴とする電磁連結装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012233533A JP5995655B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | 電磁連結装置 |
CN201310503169.4A CN103775535B (zh) | 2012-10-23 | 2013-10-23 | 电磁耦合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012233533A JP5995655B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | 電磁連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014084929A JP2014084929A (ja) | 2014-05-12 |
JP5995655B2 true JP5995655B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=50568139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012233533A Active JP5995655B2 (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | 電磁連結装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5995655B2 (ja) |
CN (1) | CN103775535B (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6141451Y2 (ja) * | 1980-11-08 | 1986-11-26 | ||
US5138293A (en) * | 1990-09-17 | 1992-08-11 | Ogura Clutch, Co., Ltd. | Terminal connection structure of electromagnetic coupling device |
JP3099288B2 (ja) * | 1996-07-23 | 2000-10-16 | 小倉クラッチ株式会社 | 電磁連結装置 |
JPH10176726A (ja) * | 1996-12-16 | 1998-06-30 | Ogura Clutch Co Ltd | 電磁連結装置 |
JP3396145B2 (ja) * | 1996-12-16 | 2003-04-14 | 小倉クラッチ株式会社 | 電磁連結装置 |
JP2000145824A (ja) * | 1998-11-09 | 2000-05-26 | Denso Corp | 電磁クラッチ |
JP5149108B2 (ja) * | 2008-09-01 | 2013-02-20 | 小倉クラッチ株式会社 | コイル回転型電磁クラッチ |
JP5600034B2 (ja) * | 2009-08-28 | 2014-10-01 | 小倉クラッチ株式会社 | 電磁連結装置 |
-
2012
- 2012-10-23 JP JP2012233533A patent/JP5995655B2/ja active Active
-
2013
- 2013-10-23 CN CN201310503169.4A patent/CN103775535B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014084929A (ja) | 2014-05-12 |
CN103775535B (zh) | 2016-06-08 |
CN103775535A (zh) | 2014-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5600034B2 (ja) | 電磁連結装置 | |
US10468926B2 (en) | Motor | |
JP5609275B2 (ja) | 温度センサの取り付け構造および温度センサの取り付け方法 | |
JP5553599B2 (ja) | 電気モータ | |
US20140306569A1 (en) | Rotating electrical machine and manufacturing method of rotor | |
KR102297684B1 (ko) | 로터 조립체, 이의 제조방법 및 로터 조립체를 구비하는 모터 | |
JP5444770B2 (ja) | 絶縁ボビン、回転電機のステータ、および回転電機のステータの製造方法 | |
JP4697292B2 (ja) | 回転電機の回転子 | |
US20150014117A1 (en) | Electromagnetic Clutch | |
CN104158317B (zh) | 绕中心轴线同轴心地延伸的电机定子和用于制造电机的方法 | |
JP6353439B2 (ja) | 電磁クラッチ | |
JP5938892B2 (ja) | ブラシレスモータ及び回転電機の固定子 | |
JP5318397B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP5995655B2 (ja) | 電磁連結装置 | |
US8035264B2 (en) | Motor | |
JP2013074725A (ja) | レゾルバステータ構造 | |
KR101815681B1 (ko) | 모터 | |
JP4743257B2 (ja) | 回転電機の回転子およびその製造方法 | |
WO2020022047A1 (ja) | モータ及びモータと被接続部材との接続構造 | |
WO2024127740A1 (ja) | モータ | |
JP4811707B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2024086175A (ja) | モータ | |
JP4038459B2 (ja) | 回転電機の固定子 | |
JP2008172922A (ja) | ラジアルギャップ型dcブラシレスモータ及びその製造方法 | |
JPH07301259A (ja) | 電磁クラッチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5995655 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |