JP2000145824A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JP2000145824A
JP2000145824A JP10317984A JP31798498A JP2000145824A JP 2000145824 A JP2000145824 A JP 2000145824A JP 10317984 A JP10317984 A JP 10317984A JP 31798498 A JP31798498 A JP 31798498A JP 2000145824 A JP2000145824 A JP 2000145824A
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electromagnetic coil
surge voltage
rotating
electromagnetic
rotating member
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JP10317984A
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Hiroyasu Sakamoto
博康 坂本
Junichi Oguchi
純一 大口
Yuichi Aoki
祐一 青木
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Denso Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/02Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with electromagnets incorporated in the clutch, i.e. with collecting rings
    • F16D27/04Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with electromagnets incorporated in the clutch, i.e. with collecting rings with axially-movable friction surfaces
    • F16D27/06Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with electromagnets incorporated in the clutch, i.e. with collecting rings with axially-movable friction surfaces with friction surfaces arranged within the flux
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/001Means for electric connection of the coils of the electromagnetic clutches
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/002Electric or electronic circuits relating to actuation of electromagnetic clutches

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル回転型の電磁クラッチにおいて、軸方
向寸法の増大を抑制しながら、サージ電圧吸収素子32
の配置を可能にする。 【解決手段】 ロータ1に電磁コイル2を電気絶縁して
配置し、スリップリング19、20とこのスリップリン
グ19、20に圧接摺動するブラシ22、23とを含む
摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を通して電磁コ
イル2に通電する。スリップリング19、20はスリッ
プリング保持部材18を介してロータ1にに保持され、
ブラシ22、23はブラシ保持部材24を介して圧縮機
ボス部6aに保持される。さらに、電磁コイル2への通
電遮断時に誘起されるサージ電圧を吸収するサージ電圧
吸収素子(ダイオード)32を、ブラシ保持部材24に
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝達を断続する
電磁クラッチに関するもので、自動車用空調装置の冷凍
サイクルの圧縮機駆動用として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁クラッチにおいて
は、一般に電磁吸引力を発生する電磁コイルを固定部材
側に設置するコイル固定型のものが使用されている。こ
のコイル固定型は、電磁コイルが固定部材側にあるの
で、電磁コイルへの通電路を特別の通電部材を必要とす
ることなく簡単に構成できる利点がある。
【0003】しかし、その反面、電磁コイルを固定部材
側に設置するため、電磁コイルによる磁束が通過する磁
気回路が、固定部材、回転部材および回転部材に磁気吸
引されるアーマチャの三者を経由する回路となり、この
三者の間にそれぞれ空隙が存在する。そのため、磁気損
失が大となり、磁気効率が低くなるので、電磁コイルの
大型化、あるいは電磁コイルの消費電力の増加を招いて
いる。
【0004】そこで、電磁コイルを回転部材側に設置す
るコイル回転型が実開平1−131028号公報、実開
平2−54928号公報等で提案されている。これらの
コイル回転型のものは磁気回路を回転部材と回転部材に
磁気吸引されるアーマチャのみで構成できるので、磁気
損失が非常に小さくなり、磁気効率をコイル固定型に比
して大幅に向上できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁クラッ
チにおける電磁コイルへの通電電流は大きいので、通電
遮断時には誘起されるサージ電圧(逆起電圧)も大きく
なる。従って、このサージ電圧吸収のために、ダイオー
ド等のサージ電圧吸収素子を電磁コイルに対して電圧印
加方向と逆方向に並列接続する対策が必要となる。例え
ば、特開平10−176726号公報では、この種のサ
ージ電圧吸収素子を電磁コイルに並列接続することが開
示されている。
【0006】しかし、この従来例はコイル固定型のもの
であるので、電磁コイルを配置している固定部材(ステ
ータ)の軸方向外側に電磁コイルの巻枠と一体の収納部
を突出させ、この収納部の内部にサージ電圧吸収素子を
配置するとともに、この収納部の内部にて電磁コイルの
巻き始め端部および巻き終わり端部とサージ電圧吸収素
子とを電気結線している。
【0007】このようなコイル固定型のものにおけるサ
ージ電圧吸収素子配置構造をそのまま、コイル回転型に
適用すると、上記のサージ電圧吸収素子収納部が電磁コ
イルを配置している回転部材(ロータ)の外面部に軸方
向の突出部を形成してしまう。コイル回転型では、この
軸方向突出部も回転することになるため、軸方向突出部
と周辺の固定部材(圧縮機等の回転機械ハウジング等)
との干渉が発生する。
【0008】この干渉を避けるためには、電磁クラッチ
を含む回転機械全体の軸方向寸法の増大が必要となる。
この軸方向寸法の増大は、車両エンジンルーム等の狭隘
なスペース内への回転機械の搭載を困難にするので、実
用上極めて不都合である。本発明は上記点に鑑みてなさ
れたもので、コイル回転型の電磁クラッチにおいて、軸
方向寸法の増大を抑制しながら、サージ電圧吸収素子の
配置を可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、回転部材(1)に電磁コ
イル(2)を電気絶縁して配置し、スリップリング(1
9、20)とこのスリップリング(19、20)に圧接
摺動するブラシ(22、23)とを含む摺動通電機構を
備え、この摺動通電機構を通して電磁コイル(2)に通
電するようにし、スリップリング(19、20)はスリ
ップリング保持部材(18)を介して回転部材(1)に
保持され、ブラシ(22、23)はブラシ保持部材(2
4)を介して固定部材(6a)に保持されるようになっ
ており、さらに、電磁コイル(2)への通電遮断時に誘
起されるサージ電圧を吸収するサージ電圧吸収素子(3
2)を、ブラシ保持部材(24)に配置することを特徴
としている。
【0010】このように、摺動通電機構におけるブラシ
保持部材(24)の存在に着目して、サージ電圧吸収素
子(32)をブラシ保持部材(24)に配置することに
より、回転部材の外面部にサージ電圧吸収素子の設置に
伴う軸方向の突出部を形成せずにすみ、従って、電磁ク
ラッチの軸方向寸法の増大を抑制しながら、サージ電圧
吸収素子の配置が可能となり、電磁クラッチを含む回転
機械全体の小型化に貢献できる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、固定部材は、回転機械(5)のハウジング(6)か
ら軸方向外方に円筒状に突出するボス部(6a)であ
り、回転軸(13)はボス部(6a)の中心部に配置さ
れており、ブラシ保持部材(24)をボス部(6a)の
内周側と回転軸(13)との間に形成される空間(2
1)に配置したことを特徴としている。
【0012】これによると、ボス部(6a)の内周側に
摺動通電機構を位置させることができ、コイル回転型の
クラッチの小型化をより一層効果的に達成できる。しか
も、ブラシ保持部材(24)が回転軸(13)の直ぐ外
周側に位置するので、電磁クラッチの回転中心からの距
離(半径)が小さい部位にブラシを配置できるため、ス
リップリングの周速が小さくなり、ブラシの寿命を向上
できる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項1または
2において、ブラシ保持部材(24)に凹部(33、3
7、38)を形成し、この凹部(33、37、38)内
にサージ電圧吸収素子(32)を嵌合保持したことを特
徴としている。これよると、サージ電圧吸収素子(3
2)を凹部(33、37、38)内への嵌合保持という
簡便な手段によりブラシ保持部材(24)に組付でき
る。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
3のいずれか1つにおいて、ブラシ保持部材(24)に
は、ブラシ(22、23)のうち、正極側ブラシ(2
2)からの正極側リード線(27)が接続される正極側
端子片(29)および負極側ブラシ(23)からの負極
側リード線(28)が接続される負極側端子片(30)
を備え、サージ電圧吸収素子はダイオード(32)であ
り、このダイオード(32)の正極側リード線(32
a)を負極側端子片(30)に接続し、ダイオード(3
2)の負極側リード線(32b)を正極側端子片(2
9)に接続することを特徴としている。
【0015】これによると,ブラシ(22、23)から
の正極側、負極側リード線(27、28)の電気結線
と、サージ電圧吸収素子としてのダイオード(32)の
電気結線とを、共通の正極側、負極側端子片(29、3
0)を用いて同時に、簡単に終了することができる。以
上のように、請求項1ないし4記載の発明では、ブラシ
保持部材(24)にサージ電圧吸収素子(32)を一体
配置するだけすむから、クラッチ全体構造の変更なしに
ブラシ保持部材(24)の交換(変更)のみで実施する
ことが可能であり、部品共通化によるコスト低減を図る
上で有利である。
【0016】次に、請求項5記載の発明では、回転部材
(1)に電磁コイル(2)を電気絶縁して配置し、スリ
ップリング(19、20)とこのスリップリング(1
9、20)に圧接摺動するブラシ(22、23)とを含
む摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を通して電磁
コイル(2)に通電するようにし、 スリップリング
(19、20)はスリップリング保持部材(18)を介
して回転部材(1)に保持され、ブラシ(22、23)
はブラシ保持部材(24)を介して固定部材(6a)に
保持されるようになっており、さらに、電磁コイル
(2)への通電遮断時に誘起されるサージ電圧を吸収す
るサージ電圧吸収素子(32)を、スリップリング保持
部材(18)に配置することを特徴としている。
【0017】このように、請求項5記載の発明は、請求
項1に比較して、サージ電圧吸収素子(32)をスリッ
プリング保持部材(18)に配置しているものであり、
その結果、請求項1と同様に、回転部材の外面部にサー
ジ電圧吸収素子の設置に伴う軸方向の突出部を形成せず
にすむ。従って、電磁クラッチの軸方向寸法の増大を抑
制しながら、サージ電圧吸収素子の配置が可能となり、
電磁クラッチを含む回転機械全体の小型化に貢献でき
る。
【0018】スリップリング保持部材(18)は、具体
的には、請求項6記載のように、回転部材(1)の内周
側と回転軸(13)の外周側との間において回転部材
(1)の径方向に延びるリング状の形態で配置すること
ができる。請求項7記載の発明では、請求項5または6
において、スリップリング(19、20)のうち正極側
スリップリング(19)に接続された正極側端子片(1
9a)、および前記スリップリング(19、20)のう
ち負極側スリップリング(20)に接続された負極側端
子片(20a)をスリップリング保持部材(18)に備
え、正極側端子片(19a)には電磁コイル(2)の一
端部に接続された正極側リード線(16)を接続し、負
極側端子片(20a)には電磁コイル(2)の他端部に
接続された負極側リード線(17)を接続し、サージ電
圧吸収素子はダイオード(32)であり、このダイオー
ド(32)の正極側リード線(32a)を負極側端子片
(20a)に接続し、ダイオード(32)の負極側リー
ド線(32b)を正極側端子片(19a)に接続するこ
とを特徴としている。
【0019】これによると、電磁コイル(2)からの正
極側、負極側リード線(16、17)の電気結線と、サ
ージ電圧吸収素子としてのダイオード(32)の電気結
線とを、共通の正極側、負極側端子片(19a、20
a)を用いて同時に、簡単に終了することができる。請
求項8記載の発明では、請求項5ないし7のいずれか1
つにおいて、スリップリング保持部材(18)に凹部
(40)を形成し、この凹部(40)内にサージ電圧吸
収素子(32)を嵌合保持したことを特徴としている。
【0020】これよると、サージ電圧吸収素子(32)
を凹部(40)内への嵌合保持という簡便な手段により
スリップリング保持部材(18)に組付できる。以上の
請求項5ないし8記載の発明においても、スリップリン
グ保持部材(18)にサージ電圧吸収素子(32)を一
体配置するだけすむから、クラッチ全体構造の変更なし
にスリップリング保持部材(18)の交換(変更)のみ
で実施することが可能であり、部品共通化によるコスト
低減を図る上で有利である。
【0021】次に、請求項9記載の発明では、回転部材
(1)に電磁コイル(2)を電気絶縁して配置し、スリ
ップリング(19、20)とこのスリップリング(1
9、20)に圧接摺動するブラシ(22、23)とを含
む摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を通して電磁
コイル(2)に通電するようにし、 スリップリング
(19、20)はスリップリング保持部材(18)を介
して回転部材(1)に保持され、ブラシ(22、23)
はブラシ保持部材(24)を介して固定部材(6a)に
保持されるようになっており、さらに、電磁コイル
(2)への通電遮断時に誘起されるサージ電圧を吸収す
るサージ電圧吸収素子(32)を、回転部材(1)内に
おける電磁コイル(2)の近傍位置に配置することを特
徴としている。
【0022】このように、請求項9記載の発明は、請求
項1、5に比較して、サージ電圧吸収素子(32)を回
転部材(1)内における電磁コイル(2)の近傍位置に
配置しているものであり、その結果、請求項1、5と同
様に、回転部材の外面部にサージ電圧吸収素子の設置に
伴う軸方向の突出部を形成せずにすむ。従って、電磁ク
ラッチの軸方向寸法の増大を抑制しながら、サージ電圧
吸収素子の配置が可能となり、電磁クラッチを含む回転
機械全体の小型化に貢献できる。
【0023】また、電磁コイル(2)の近傍にサージ電
圧吸収素子(32)が位置するから、電磁コイル(2)
の両端部にサージ電圧吸収素子(32)を直接電気結線
することもできる。請求項10記載の発明では、電磁コ
イル(2)は回転部材(1)内にて樹脂製の巻枠(2
a)に巻回されており、この樹脂製の巻枠(2a)に凹
部(41、42、43)を形成し、この凹部(41、4
2、43)内にサージ電圧吸収素子(32)を嵌合保持
したことを特徴としている。
【0024】これによると、サージ電圧吸収素子(3
2)を凹部(41、42、43)内への嵌合保持という
簡便な手段により巻枠(2a)に組付できる。また、巻
枠(2a)にサージ電圧吸収素子(32)を一体配置す
るだけすむから、クラッチ全体構造の変更なしに巻枠
(2a)の交換(変更)のみで実施することが可能であ
り、部品共通化によるコスト低減を図る上で有利であ
る。
【0025】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図6は本発明の第1実施形態を
示すもので、ブラシ保持部材にサージ電圧吸収素子を配
置するものである。
【0027】1は駆動側ロータで、その外周部に多重V
ベルトが係合される多重V溝を持ったプーリ部1aが一
体に接合されている。駆動側ロータ1は、図示しないベ
ルトを介して自動車エンジンから回転力を受けて回転す
る駆動側回転部材であって、低炭素鋼のような鉄系金属
(強磁性体)で断面コの字形状の2重リング形状に成形
されている。この駆動側ロータ1の内周円筒部1bと外
周円筒部1cの間には環状の凹部1dが形成されてお
り、また、ロータ1の半径方向の側面には摩擦面1eが
形成されている。
【0028】2は電磁吸引力を発生する電磁コイルで、
駆動側ロータ1の凹部1d内に設置されている。この電
磁コイル2は樹脂製の巻枠2a上に巻線された状態で、
凹部1dに成形された樹脂部材3により上記凹部1dに
対して絶縁固定されている。従って、電磁コイル2は駆
動側ロータ1と一体に回転するようになっている。4は
低炭素鋼のような鉄系金属(強磁性体)からなる摩擦板
で、その全体形状は概略リング状であり、そのリング状
の円周方向の複数箇所に内径方向への突起部4aおよび
外径方向への突起部4bが一体成形されている。摩擦板
4はこの複数箇所の突起部4aおよび突起部4bの部位
にてロータ1の内周円筒部1bおよび外周円筒部1cの
軸方向端部(図1の左側の端部)に支持固定される。
【0029】5は従動側機器(回転機械)である圧縮機
で、6は圧縮機5のうち、電磁クラッチ側に位置するフ
ロントハウジングである。このフロントハウジング6は
アルミニウム系金属からなり、その中心部に軸方向外方
に円筒状に突出するボス部(固定部材)6aを一体成形
している。ここで、圧縮機5は自動車用空調装置の冷凍
サイクルの冷媒圧縮用のものであって、公知の斜板型、
ベーン型、スクロール型等のいずれのタイプでもよい。
【0030】7は駆動側ロータ1をフロントハウジング
6のボス部6a上に回転自在に支持する軸受であり、こ
の軸受7は本例では駆動側ロータ1の内周面に固定され
た外輪7aと、ボス部6aの外周面に固定された内輪7
bと、この両者7a、7bの間に転動自在に保持された
ボール7cとを有する転がり軸受から構成されている。
【0031】8はロータ1の摩擦面1eおよび摩擦板4
に対向配設されたアーマチャで、リング状の平板形状に
鉄系金属(強磁性体)で形成されている。このアーマチ
ャ8は電磁コイル2の非通電時にはロータ1の摩擦面1
eから所定の微小距離離れた位置(図1に示す位置)に
板バネ(弾性連結部材)9のバネ力で保持されるように
なっている。
【0032】この板バネ9は細長の薄板状のものであ
り、アーマチャ8の円周方向に複数枚配置され、各板バ
ネ9の一端部はリベット10aによりアーマチャ8に連
結され、各板バネ9の他端部はリベット10bによりハ
ブ11に連結されている。このハブ11は鉄系金属にて
半径方向に延びる円板部11aと中心円筒部11bとを
有する形状に成形されており、円板部11aの外周側に
はゴム等の弾性体からなるストッパー部材12が装着さ
れ、このストッパー部材12にてアーマチャ8の軸方向
位置(コイル非通電時の位置)を規定する。また、ハブ
11の円板部11aの面からストッパー部材12の厚さ
分だけアーマチャ8が軸方向(ロータ1側)へ押圧され
て、板バネ9が弾性変形するので、この弾性変形により
板バネ9にバネ力が発生し、このバネ力によりアーマチ
ャ8をクラッチ遮断時に所定の軸方向位置に保持する。
【0033】ハブ11の中心円筒部11bは、圧縮機5
の回転軸13にスプライン結合等により回り止めして嵌
合している。そして、回転軸13の先端雄ネジ部13a
にナット14をネジ込むことによりハブ11を回転軸1
3に一体に連結している。なお、15は圧縮機5内部の
潤滑オイル、冷媒等が外部へ洩れるのを防止する軸封装
置である。
【0034】次に、ロータ1とともに回転する電磁コイ
ル2への通電路の構成を説明すると、本実施形態では、
軸受7を支持する圧縮機ボス部6aの内周側に、スリッ
プリング19、20とブラシ22、23とを持つ摺動通
電機構を配置して、通電路を構成している。この摺動通
電機構の配置レイアウトは、具体的には次のごとく構成
されている。ロータ1の凹部1d内において、電磁コイ
ル2の巻き始め端部および巻き終わり端部を巻枠2aか
ら摩擦板4側(アーマチャ8側)へ取り出して、この両
端部の一方に正極側のリード線16を接続し、また、他
方に負極側のリード線17を接続している。なお、図1
の例では、この両リード線16、17をクラッチ円周方
向で概略180°離れた対称位置に配置している。
【0035】そして、ロータ1の内周側には樹脂等の電
気絶縁材にてロータ径方向に延びるリング状に成形され
たスリップリング保持部材18が配置されている。この
保持部材18は正極側、負極側の2つのスリップリング
19、20を保持するためのものである。本例では、図
2に拡大図示するように正極側スリップリング19の径
<負極側のスリップリング20の径という関係に設定し
て、この両スリップリング19、20を同心状に配置し
て保持部材18にインサート成形している。
【0036】このスリップリング保持部材18の外周部
18aはロータ1の内周円筒部1bに形成された嵌合用
凹溝(図示せず)に嵌合固定(例えば、接着固定)され
る。これにより、スリップリング保持部材18をロータ
1の内周円筒部1bに一体化することができ、スリップ
リング保持部材18はロータ1と一体に回転する。両ス
リップリング19、20は銅等の導体金属からなるもの
で、本例では内周側に位置する正極側スリップリング1
9には正極側の端子片19aを、また、外周側に位置す
る負極側スリップリング20には負極側の端子片20a
をそれぞれ、切削加工、プレス加工等の方法で一体成形
している。ここで、正極側の端子片19aと負極側の端
子片20aはクラッチ円周方向で概略180°離れた対
称位置に配置されている。
【0037】正極側端子片19aは正極側スリップリン
グ19の外周部から外径方向へ延びた後に、アーマチャ
8の内周側に向かって軸方向に曲がった曲げ部19bを
一体に有している。そして、この曲げ部19bの部位に
正極側のリード線16の端部を機械的にかしめ結合した
上で半田付けすることにより、正極側端子片19aと正
極側のリード線16とを機械的および電気的に結合して
いる。
【0038】また、負極側端子片20aも同様の曲げ部
20bを有しており、そして、この曲げ部20bに同じ
手段にて負極側のリード線17を機械的および電気的に
結合している。なお、上記両端子片19a、20aの曲
げ部19b、20bと両リード線16、17との結合部
表面には電気絶縁材(絶縁ワニス等)を塗布して、電気
絶縁を図っている。
【0039】一方、圧縮機5の回転軸13に固定された
ハブ11の中心円筒部11bと、ボス部6aの内周面と
の間には円筒状の空間21が形成されてあり、この空間
21には正極側、負極側のブラシ22、23およびこの
ブラシ22、23の保持部材24が配置されている。図
3、4はこのブラシ22、23およびブラシ保持部材2
4の部分を示す図で、図3は図1の左側からみた正面図
であり、図4は図1の右側からみた背面図である。ブラ
シ保持部材24は樹脂等の電気絶縁材で成形され、リン
グ状の底面部24hを有している。そして、図3に示す
ように、ブラシ保持部材24の円周方向に概略180°
離れた対称位置に2つの断面円弧状のブラシ収納凹部2
4a、24bを形成している。このブラシ収納凹部24
a、24bは図1に示すようにブラシ保持部材24の軸
方向寸法の略全長に及ぶ軸方向寸法(深さ)を持つ形状
に形成されている。
【0040】そして、ブラシ22、23はブラシ収納凹
部24a、24bに沿った断面円弧状に形成され、正極
側ブラシ22は一方のブラシ収納凹部24a内に軸方向
に摺動可能に収納され、正極側ブラシ22の一端部とブ
ラシ収納凹部24aの底面部との間に弾性押圧部材とし
てコイルスプリング25が配置されている。従って、正
極側ブラシ22の他端部はコイルスプリング25のバネ
力により常に正極側スリップリング19に圧接する。
【0041】また、負極側のブラシ23は他方のブラシ
収納凹部24b内に軸方向に摺動可能に収納され、負極
側のブラシ23の一端部とブラシ収納凹部24bの底面
部との間に弾性押圧部材としてコイルスプリング26が
配置されている。従って、負極側のブラシ23の他端部
はコイルスプリング26のバネ力により常に負極側スリ
ップリング20に圧接する。
【0042】また、ブラシ保持部材24のうち、ブラシ
収納凹部24a、24bの形成部位の外周面には軸方向
に延びる2個の突起部24f、24gが180°離れた
対称位置に突出成形されており、一方、ボス部6aの内
周面には、この2個の突起部24f、24gが嵌入され
る2個の凹部6b、6cが形成されている。従って、こ
の2個の突起部24f、24gと2個の凹部6b、6c
との嵌合構造により、ブラシ保持部材24はボス部6a
の内周面に回転方向の位置決めをして保持される。
【0043】正極側ブラシ22および負極側ブラシ23
の一端部にはそれぞれ正極側、負極側のリード線(ピグ
テール)27、28の一端が電気接続されている。この
リード線27、28の他端部はブラシ収納凹部24a、
24bの底面部の孔部24c、24d(図4参照)を貫
通して、ブラシ保持部材24のうち圧縮機5側の表面
(図4の面)に取り出すようになっている。
【0044】ブラシ保持部材24の底面部24hには正
極側の端子片29および負極側の端子片30をインサー
ト成形にて一体成形している。この両端子片29、30
は銅、アルミニウム等の導電金属からなるもので、底面
部24hの両側の面(すなわち、図3に示すブラシ2
2、23側の面および図4に示す圧縮機5側の面)に露
出するように形成されている。
【0045】2つの端子片29、30は図3に示すよう
に両ブラシ22、23の配置場所の中間部位において比
較的近接して配置されているが、両者の間には図3に示
す所定間隔Gを設けて電気的に絶縁している。正極側の
端子片29において、圧縮機5側の面に形成された曲げ
部29aには正極側ブラシ22からのリード線27の他
端部がかしめ結合と半田付けにより機械的および電気的
に結合されている。
【0046】同様に、負極側の端子片30において、圧
縮機5側の面に形成された曲げ部30aには負極側ブラ
シ23からのリード線28の他端部がかしめ結合と半田
付けにより機械的および電気的に結合されている。さら
に、正極側の端子片29においてブラシ22、23側の
面には第2の曲げ部29b(図3)が形成されており、
この曲げ部29bに外部回路接続用リード線31の端部
がかしめ結合と半田付けにより機械的および電気的に結
合されている。このリード線31はブラシ保持部材24
の底面部24hの孔部24eを貫通して圧縮機5側の面
に取り出される。そして、リード線31は圧縮機5のフ
ロントハウジング6の外表面上を配線されて、後述の図
6の外部制御回路に結線される。
【0047】また、ブラシ保持部材24の底面部24h
の圧縮機5側の面において、負極側の端子片30には平
坦面を持つ曲げ部30bが形成され、この曲げ部30b
の平坦面をフロントハウジング6の外表面に圧接するこ
とにより、金属(アルミニウム)からなるフロントハウ
ジング6を経由して負極側の端子片30を車体に直接接
地するようになっている。
【0048】また、ブラシ保持部材24の底面部24h
の圧縮機5側の面にはサージ電圧吸収素子としてのダイ
オード32が配置されている。このダイオード32の配
置のために、ブラシ保持部材24の底面部24hにおい
て、2つの端子片29、30の曲げ部29a、30aの
中間部位に凹部33が形成されている。この凹部33は
ダイオード32の円柱形状を収納できるように形成さ
れ、そして、凹部33の幅寸法をダイオード32の外径
より若干量小さく設計しておくことにより、ダイオード
32を図5に示すように凹部33内に圧入嵌合により保
持することができる。
【0049】そして、ダイオード32の両端のリード線
32a、32bは、上記曲げ部29a、30aにてリー
ド線27、28と同時に機械的および電気的に結合され
る。なお、ブラシ保持部材24における曲げ部29a、
29b、30aの各結合部表面も、電気絶縁材(絶縁ワ
ニス等)を塗布して電気絶縁を図っている。ダイオード
32は、図6の結線図に示すように電磁コイル2の正負
の極性に対して逆方向に並列接続されて、電磁コイル2
の通電遮断時に誘起されるサージ電圧を吸収するもので
あるから、ダイオード32の正極側リード線32aが負
極側の端子片30の曲げ部30aに接続され、ダイオー
ド32の負極側リード線32bが正極側の端子片29の
曲げ部29aに接続される。
【0050】なお、図6において、正極側リード線31
は車両用空調装置の制御回路34により開閉制御される
リレー接点35を介して車載の電源バッテリ36に接続
されている。次に、上記構成において作動を説明する。
ロータ1は、軸受7によってフロントハウジング6のボ
ス部6aの外周面上で回転自在に支持されているので、
図示しない自動車エンジンが運転されると、エンジンの
クランクプーリの回転がベルト(図示せず)を介してプ
ーリ1aに伝達され、ロータ1および電磁コイル2は常
時回転する。
【0051】ロータ1および電磁コイル2の回転に伴っ
て、リード線16、17、スリップリング保持部材1
8、およびスリップリング19、20も一緒に回転す
る。これに対し、ブラシ22、23、ブラシ保持部材2
4、コイルスプリング25、26等はすべてボス部6a
側に保持されて、固定されている。従って、回転するス
リップリング19、20に対してブラシ22、23の軸
方向の一端面がコイルスプリング27のバネ力で圧接
し、摺動することになる。
【0052】上記の状態において圧縮機5を作動させる
ため、図6の制御回路34によりリレー接点35を閉成
すると、車載電源バッテリ36の電圧が上記した部材
(16、17、19、20、27、28、29、30、
31)から構成される通電路を介して電磁コイル2に印
加され、電磁コイル2に電流が流れる。すると、ロータ
1および摩擦板4とアーマチャ8との間に構成される磁
気回路に磁束が流れるので、ロータ1の摩擦面1eおよ
び摩擦板4とアーマチャ8との間に電磁吸引力が発生す
る。これにより、アーマチャ8は板バネ9の軸方向弾性
力(図1の左方向への力)に抗してロータ1の摩擦面1
eおよび摩擦板4に吸引、吸着される。
【0053】この結果、ロータ1とアーマチャ8が一体
となって回転し、さらにアーマチャ8は板バネ9および
リベット10a、10bを介してハブ11と一体に回転
する。従って、ハブ11を介して圧縮機5の回転軸13
にロータ1の回転が伝達され、圧縮機5が作動する。一
方、圧縮機5を停止するときは、図6の制御回路34に
よりリレー接点35を開放して電磁コイル2への通電を
遮断する。これにより、前記電磁吸引力が消滅するの
で、アーマチャ8は板バネ9の軸方向弾性力によりロー
タ1の摩擦面1eおよび摩擦板4から離れ、圧縮機5の
回転軸13への回転伝達が遮断されるため、圧縮機5が
停止する。
【0054】電磁コイル2への通電遮断時には、電磁コ
イル2のリアクタンスによりサージ電圧(逆起電力)が
誘起されるが、このサージ電圧による電流がダイオード
32を通して流れることによりサージ電圧の吸収がなさ
れる。ここで、サージ電圧による電流が大きいと、電磁
コイル2の電磁吸引力の切れ、ひいては電磁クラッチの
切れが悪化するので、図6においてダイオード32と直
列に適当な抵抗値を持つ抵抗を接続するようにしてもよ
い。
【0055】本実施形態では、ブラシ保持部材24に形
成した凹部33内にダイオード32を収納保持している
ので、ダイオード32の追加設置により電磁クラッチの
軸方向寸法の増大が発生しない。しかも、固定側の部材
であるブラシ保持部材24にダイオード32を保持して
いるので、ダイオード32が回転して圧縮機ハウジング
6に干渉する等の恐れもない。
【0056】(第2実施形態)図7は第2実施形態であ
り、上述した第1実施形態では、ブラシ保持部材24の
底面部24hの外側面(圧縮機5側の面)にダイオード
32を配置したが、第2実施形態ではブラシ保持部材2
4の底面部24hの内側面(ブラシ側の面)に凹部37
を形成し、この凹部37内にダイオード32を圧入によ
り嵌合保持している。
【0057】ここで、ダイオード32の配置場所は、ブ
ラシ保持部材24の円周方向においてブラシ22、23
の配置場所の中間部位を選定して、ダイオード32とコ
イルスプリング25、26との干渉が発生しないように
してある。また、ダイオード32の電気結線は第1実施
形態と同様に端子片29、30(図7では図示省略)を
用いて行えばよい。
【0058】(第3実施形態)図8は第3実施形態であ
り、第3実施形態ではブラシ保持部材24のうち、ボス
部6aの内周面に対向する外周壁面に凹部38を形成
し、この凹部38内にダイオード32を圧入により嵌合
保持している。第3実施形態でもダイオード32の配置
場所は、ブラシ保持部材24の円周方向においてブラシ
22、23の配置場所の中間部位を選定している。
【0059】このように、ブラシ保持部材24における
種々な部位にダイオード32は設置可能である。図9は
第3実施形態によるダイオード32の電気結線の具体例
を示すもので、ブラシ保持部材24の外周壁面面に凹部
38を形成するとともに、ダイオード32の両端のリー
ド線32a、32bを通すための孔部39を径方向に貫
通させる。そして、ブラシ保持部材24の底面部24h
にインサート成形等により正極側および負極側の2つの
端子片29、30を保持させ、この端子片29、30に
形成した内側の曲げ部29c、30cにダイオード32
の両端のリード線32a、32bを結合し、端子片2
9、30に形成した外側の曲げ部29d、30dにブラ
シ22、23からのリード線27、28を結合してい
る。
【0060】(第4実施形態)図10、図11は第4実
施形態を示すもので、スリップリング保持部材18にダ
イオード(サージ電圧吸収素子)32を配置するもので
ある。図10は第4実施形態による電磁クラッチの全体
構造を示しており、図1の第1実施形態と相違点のみを
説明すると、ブラシ保持部材24はダイオード32を配
置していない点を除き、他の点は第1実施形態と同じで
ある。
【0061】これに対して、スリップリング保持部材1
8はダイオード32の設置のために次のように構成され
ている。図11はスリップリング保持部材18を図10
の左側からみた正面図であり、スリップリング保持部材
18には前述したごとく正極側および負極側のスリップ
リング19、20がインサート成形され、正極側スリッ
プリング19には正極側の端子片19aが、また、負極
側のスリップリング20には負極側の端子片20aが一
体に成形されている。
【0062】そして、スリップリング保持部材18にお
いて、スリップリング19、20の成形されている面
(圧縮機5側の面)と反対側の面、すなわち、アーマチ
ャ8側の面に、ダイオード32設置のための凹部40が
形成されている。この凹部40は図11に示すように、
180°離れて配置された正極側の端子片19aと負極
側の端子片20aとの中間部位に設定されている。ダイ
オード32は凹部40内に圧入により嵌合保持できる。
【0063】そして、ダイオード32の正極側リード線
32aは負極側の端子片20aの曲げ部20bに接続さ
れ、ダイオード32の負極側リード線32bは正極側の
端子片19の曲げ部19bに接続される。ここで、ダイ
オード32の両端のリード線32a、32bは、曲げ部
19b、20bに対してリード線16、17と同時に機
械的および電気的に結合される。この曲げ部19b、2
0bにおける具体的結合手段は第1実施形態と同じでよ
い。
【0064】(第5実施形態)図12は第5実施形態で
あり、上記第4実施形態の変形例であり、ダイオード3
2の両端のリード線32a、32bを、正極側の端子片
19a、負極側の端子片20aに電気接続せずに、スリ
ップリング19、20に直接電気接続するようようにし
たものである。
【0065】すなわち、第5実施形態ではスリップリン
グ保持部材18にダイオード32の両端のリード線32
a、32bが貫通する孔部を設け、この孔部を通してダ
イオード32の正極側リード線32aを負極側のスリッ
プリング20に溶接等の手段により直接電気接続し、ま
た、ダイオード32の負極側リード線32bを正極側ス
リップリング19に溶接等の手段により直接電気接続し
ている。このリード線32a、32bの電気接続部の表
面には電気絶縁材を塗布して電気絶縁を図っている。
【0066】(第6実施形態)図13は第6実施形態を
示すもので、ロータ1における電磁コイル2の近傍位置
にダイオード(サージ電圧吸収素子)32を配置するも
のである。すなわち、第6実施形態では樹脂製巻枠2a
において、電磁コイル2の巻き始め端部および巻き終わ
り端部がアーマチャ8側に取り出される点に着目して、
樹脂製巻枠2aのうち、アーマチャ8側の側面部にダイ
オード32設置のための凹部41を形成し、この凹部4
1内にダイオード32を圧入により嵌合保持している。
【0067】そして、ダイオード32の両端のリード線
32a、32b(図13では図示を省略)は、電磁コイ
ル2の巻き始め端部および巻き終わり端部が近くに位置
しているので、このコイル端部に半田付け等の適宜の結
合手段により簡単に結合することができる。この場合、
コイル端部とダイオード32の両端のリード線32a、
32bとスリップリング側へのリード線16、17との
三者を同時に結合できることはもちろんである。
【0068】なお、第6実施形態では、図13の下半部
に示すように、正極側スリップリング19とは別体の正
極側端子片19aをスリップリング保持部材18に備
え、この正極側端子片19aに電磁コイル2の端部に接
続される正極側リード線16を電気接続するとともに、
正極側端子片19aを正極側スリップリング19に圧接
により電気接続している。図13では図示していない
が、負極側スリップリング20とは別体の負極側端子片
20aを備え、この負極側端子片20aを介在して負極
側スリップリング20と正極側リード線17との間を電
気接続している。
【0069】このように、本発明では、スリップリング
19、20とは別体の端子片19a、20aを用いてリ
ード線16、17の電気接続を行ってもよい。 (第7実施形態)図14は第7実施形態を示すもので、
上記第6実施形態の変形例であり、樹脂製巻枠2aのう
ち、アーマチャ8側の内周部にダイオード32設置のた
めの凹部42を形成し、この凹部42内にダイオード3
2を圧入により嵌合保持している。
【0070】(第8実施形態)図15は第8実施形態を
示すもので、上記第6、第7実施形態の変形例であり、
樹脂製巻枠2aのうち、アーマチャ8側の外周部にダイ
オード32設置のための凹部43を形成し、この凹部4
3内にダイオード32を圧入により嵌合保持している。
【0071】第6〜第8実施形態に示すように、電磁コ
イル2の近傍位置においてもダイオード32を種々な位
置に配置できる。 (他の実施形態) ブラシ22、23の形状は図3に示す断面円弧状に限
らず、種々な形状に変形可能であり、また、ブラシ2
2、23の位置も円周方向において180°対称の位置
に限らず、自由に設定できる。
【0072】上記各実施形態では、いずれも、プーリ
部1aと一体の駆動側ロータ(駆動側回転部材)1に電
磁コイル2を配設するタイプのコイル回転型電磁クラッ
チに本発明を適用しているが、別のタイプのコイル回転
型電磁クラッチとして、圧縮機(回転機械)5の回転軸
13に連結されたハブ(従動側回転部材)11側に電磁
コイル2を配設するとともに、アーマチャ8を板バネ
(弾性連結部材)9を介して駆動側ロータ1に連結し、
電磁コイル2の電磁吸引力にてアーマチャ8をハブ11
に吸着することにより、駆動側ロータ1の回転をアーマ
チャ8、ハブ11を介して回転軸13に伝達するタイプ
のものも知られており、このようなタイプの電磁クラッ
チにも本発明は適用できる。
【0073】上記各実施形態における、電磁コイル2
への通電路おいて図示した正極(+)側、負極(−)側
の部材の位置を正極、負極入れ替えてもよいことはいう
までもない。 電磁コイル2への通電路の具体的構成を図示のものに
限らず、電磁クラッチの仕様に応じて種々変形可能であ
ることはもちろんである。
【0074】スリップリング保持部材18の端子片1
9a、20aでのリード線結合部およびブラシ保持部材
24の端子片29、30でのリード線結合部の手段とし
て、前述の実施形態ではかしめと半田付けの組み合わせ
を用いているが、かしめだけを用いるとか、あるいは半
田付けだけを用いてもよい。また、半田付けではなく、
ヒュージング(溶着)等の手段をリード線結合部の手段
として用いることもできる。
【0075】電磁コイル2の通電遮断時にサージ電圧
による電流を流して、サージ電圧を吸収可能な素子であ
れば、ダイオード32以外のサージ電圧吸収素子を使用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す電磁クラッチの縦
断面図である。
【図2】図1のスリップリング保持部材の正面図てあ
る。
【図3】図1のブラシ保持部材の正面図である。
【図4】図1のブラシ保持部材の背面図である。
【図5】図4のダイオード配置部の拡大断面図である。
【図6】第1実施形態による電磁クラッチの電気結線図
である。
【図7】第2実施形態を示す電磁クラッチの半断面図で
ある。
【図8】第3実施形態を示す電磁クラッチの半断面図で
ある。
【図9】第3実施形態によるダイオード電気結線の具体
例を示す半断面図である。
【図10】第4実施形態を示す電磁クラッチの縦断面図
である。
【図11】図10のブラシ保持部材の背面図である。
【図12】第5実施形態を示すブラシ保持部材の背面図
である。
【図13】第6実施形態を示す電磁クラッチの縦断面図
である。
【図14】第7実施形態を示す電磁クラッチの半断面図
である。
【図15】第8実施形態を示す電磁クラッチの半断面図
である。
【符号の説明】
1…ロータ(駆動側回転部材)、2…電磁コイル、5…
圧縮機(回転機械)、6…フロントハウジング、6a…
ボス部(固定部材)、8…アーマチャ、9…板バネ(弾
性連結部材)11…ハブ(従動側回転部材)、13…回
転軸、16、17、27、28…リード線、18…スリ
ップリング保持部材、19、20…スリップリング、1
9a、20a、29、30…端子片、22、23…ブラ
シ、24…ブラシ保持部材、32…ダイオード(サージ
電圧吸収素子)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械(5)の回転軸(13)への回
    転伝達を断続する電磁クラッチであって、 回転部材(1)と、 この回転部材(1)に電気絶縁して配置され、通電によ
    り電磁吸引力を発生する電磁コイル(2)と、 前記回転部材(1)に対向配置され、前記電磁コイル
    (2)の発生する電磁吸引力により前記回転部材(1)
    に吸着されるアーマチャ(8)とを備え、 前記回転部材(1)に前記アーマチャ(8)が吸着され
    ることにより、回転駆動源から前記回転部材(1)およ
    び前記アーマチャ(8)を介して前記回転軸(13)に
    回転を伝達するようになっており、 また、スリップリング(19、20)とこのスリップリ
    ング(19、20)に圧接摺動するブラシ(22、2
    3)とを含む摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を
    通して前記電磁コイル(2)に通電するようにし、 前記スリップリング(19、20)はスリップリング保
    持部材(18)を介して前記回転部材(1)に保持さ
    れ、前記ブラシ(22、23)はブラシ保持部材(2
    4)を介して固定部材(6a)に保持されるようになっ
    ており、 さらに、前記電磁コイル(2)への通電遮断時に誘起さ
    れるサージ電圧を吸収するサージ電圧吸収素子(32)
    を備え、このサージ電圧吸収素子(32)を前記ブラシ
    保持部材(24)に配置することを特徴とする電磁クラ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、前記回転機械(5)の
    ハウジング(6)から軸方向外方に円筒状に突出するボ
    ス部(6a)であり、 前記回転軸(13)は前記ボス部(6a)の中心部に配
    置されており、 前記ブラシ保持部材(24)は前記ボス部(6a)の内
    周側と前記回転軸(13)との間に形成される空間(2
    1)に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ保持部材(24)に凹部(3
    3、37、38)を形成し、この凹部(33、37、3
    8)内に前記サージ電圧吸収素子(32)を嵌合保持し
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁クラ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ保持部材(24)には、前記
    ブラシ(22、23)のうち、正極側ブラシ(22)か
    らの正極側リード線(27)が接続される正極側端子片
    (29)および負極側ブラシ(23)からの負極側リー
    ド線(28)が接続される負極側端子片(30)が備え
    られ、 前記サージ電圧吸収素子はダイオード(32)であり、
    このダイオード(32)の正極側リード線(32a)が
    前記負極側端子片(30)に接続され、前記ダイオード
    (32)の負極側リード線(32b)が前記正極側端子
    片(29)に接続されることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1つに記載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 回転機械(5)の回転軸(13)への回
    転伝達を断続する電磁クラッチであって、 回転部材(1)と、 この回転部材(1)に電気絶縁して配置され、通電によ
    り電磁吸引力を発生する電磁コイル(2)と、 前記回転部材(1)に対向配置され、前記電磁コイル
    (2)の発生する電磁吸引力により前記回転部材(1)
    に吸着されるアーマチャ(8)とを備え、 前記回転部材(1)に前記アーマチャ(8)が吸着され
    ることにより、回転駆動源から前記回転部材(1)およ
    び前記アーマチャ(8)を介して前記回転軸(13)に
    回転を伝達するようになっており、 スリップリング(19、20)とこのスリップリング
    (19、20)に圧接摺動するブラシ(22、23)と
    を含む摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を通して
    前記電磁コイル(2)に通電するようにし、 前記スリップリング(19、20)はスリップリング保
    持部材(18)を介して前記回転部材(1)に保持さ
    れ、前記ブラシ(22、23)はブラシ保持部材(2
    4)を介して固定部材(6a)に保持されるようになっ
    ており、 さらに、前記電磁コイル(2)への通電遮断時に誘起さ
    れるサージ電圧を吸収するサージ電圧吸収素子(32)
    を備え、このサージ電圧吸収素子(32)を前記スリッ
    プリング保持部材(18)に配置することを特徴とする
    電磁クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記スリップリング保持部材(18)
    は、前記回転部材(1)の内周側と前記回転軸(13)
    の外周側との間において前記回転部材(1)の径方向に
    延びるリング状の形態で配置されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の電磁クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記スリップリング(19、20)のう
    ち正極側スリップリング(19)に接続された正極側端
    子片(19a)、および前記スリップリング(19、2
    0)のうち負極側スリップリング(20)に接続された
    負極側端子片(20a)が前記スリップリング保持部材
    (18)に備えられ、 前記正極側端子片(19a)には前記電磁コイル(2)
    の一端部に接続された正極側リード線(16)が接続さ
    れ、前記負極側端子片(20a)には前記電磁コイル
    (2)の他端部に接続された負極側リード線(17)が
    接続され、 前記サージ電圧吸収素子はダイオード(32)であり、
    このダイオード(32)の正極側リード線(32a)が
    前記負極側端子片(20a)に接続され、 前記ダイオード(32)の負極側リード線(32b)が
    前記正極側端子片(19a)に接続されることを特徴と
    する請求項5または6に記載の電磁クラッチ。
  8. 【請求項8】 前記スリップリング保持部材(18)に
    凹部(40)を形成し、この凹部(40)内に前記サー
    ジ電圧吸収素子(32)を嵌合保持したことを特徴とす
    る請求項5ないし7のいずれか1つに記載の電磁クラッ
    チ。
  9. 【請求項9】 回転機械(5)の回転軸(13)への回
    転伝達を断続する電磁クラッチであって、 回転部材(1)と、 この回転部材(1)に電気絶縁して配置され、通電によ
    り電磁吸引力を発生する電磁コイル(2)と、 前記回転部材(1)に対向配置され、前記電磁コイル
    (2)の発生する電磁吸引力により前記回転部材(1)
    に吸着されるアーマチャ(8)とを備え、 前記回転部材(1)に前記アーマチャ(8)が吸着され
    ることにより、回転駆動源から前記回転部材(1)およ
    び前記アーマチャ(8)を介して前記回転軸(13)に
    回転を伝達するようになっており、 また、スリップリング(19、20)とこのスリップリ
    ング(19、20)に圧接摺動するブラシ(22、2
    3)とを含む摺動通電機構を備え、この摺動通電機構を
    通して前記電磁コイル(2)に通電するようにし、 前記スリップリング(19、20)はスリップリング保
    持部材(18)を介して前記回転部材(1)に保持さ
    れ、前記ブラシ(22、23)はブラシ保持部材(2
    4)を介して固定部材(6a)に保持されるようになっ
    ており、 さらに、前記電磁コイル(2)への通電遮断時に誘起さ
    れるサージ電圧を吸収するサージ電圧吸収素子(32)
    を備え、このサージ電圧吸収素子(32)を前記回転部
    材(1)内における前記電磁コイル(2)の近傍位置に
    配置することを特徴とする電磁クラッチ。
  10. 【請求項10】 前記電磁コイル(2)は前記回転部材
    (1)内にて樹脂製の巻枠(2a)に巻回されており、
    この樹脂製の巻枠(2a)に凹部(41、42、43)
    を形成し、この凹部(41、42、43)内に前記サー
    ジ電圧吸収素子(32)を嵌合保持したことを特徴とす
    る請求項9に記載の電磁クラッチ。
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