JP2000304067A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JP2000304067A
JP2000304067A JP11109961A JP10996199A JP2000304067A JP 2000304067 A JP2000304067 A JP 2000304067A JP 11109961 A JP11109961 A JP 11109961A JP 10996199 A JP10996199 A JP 10996199A JP 2000304067 A JP2000304067 A JP 2000304067A
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brush
slip ring
rotating
electromagnetic clutch
bearing
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JP11109961A
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Hiroyasu Sakamoto
博康 坂本
Yasuo Tabuchi
泰生 田渕
Yuichi Aoki
祐一 青木
Junichi Oguchi
純一 大口
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル回転型の電磁クラッチにおいて、洩れ
オイル類の付着によるブラシの異常磨耗を防止する。 【解決手段】 回転部材1を圧縮機5側の支持カバー9
上に回転可能に支持する軸受11を有し、回転部材1に
設けた電磁コイル2に通電するための摺動通電機構を、
ブラシ18、19と、このブラシ18、19が圧接摺動
するスリップリング20、21とにより構成する。この
摺動通電機構を支持カバー9の外周上で、軸受11より
も圧縮機5側の部位に配置する。これによると、圧縮機
5からの洩れオイルが回転軸7の外周面を伝わって支持
カバー9の先端側に到達しても、支持カバー9の外周上
を洩れオイルが圧縮機5側へ向かうことを軸受11によ
り確実に遮断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力伝達を断続する
電磁クラッチに関するもので、自動車用空調装置の冷凍
サイクルの圧縮機駆動用として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁クラッチにおいて
は、一般に電磁吸引力を発生する電磁コイルを固定部材
側に設置するコイル固定型のものが使用されている。こ
のコイル固定型は、電磁コイルが固定部材側にあるの
で、電磁コイルへの通電路を特別の通電部材を必要とす
ることなく簡単に構成できる利点がある。
【0003】しかし、その反面、電磁コイルを固定部材
側に設置するため、電磁コイルによる磁束が通過する磁
気回路が、固定部材、回転部材および回転部材に磁気吸
引されるアーマチャの三者を経由する回路となり、この
三者の間にそれぞれ空隙が存在する。そのため、磁気損
失が大となり、磁気効率が低くなるので、電磁コイルの
大型化、あるいは電磁コイルの消費電力の増加を招いて
いる。
【0004】そこで、電磁コイルを回転部材側に設置す
るコイル回転型が実開平1−131028号公報、実開
平2−54928号公報等で提案されている。これらの
コイル回転型のものは磁気回路を回転部材と回転部材に
磁気吸引されるアーマチャのみで構成できるので、磁気
損失が非常に小さくなり、磁気効率をコイル固定型に比
して大幅に向上できるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の公報のものでは、回転する電磁コイルに通電するた
めの、スリップリング、ブラシ等の通電部材を、電磁コ
イル部の軸方向の側方に配置しているので、電磁クラッ
チの軸方向寸法が増大し、車両エンジンルーム等の狭隘
なスペース内への電磁クラッチの搭載を困難にする。
【0006】また、上記後者の公報のものでは、圧縮機
等の従動機器の回転軸の先端部からさらに軸方向の外方
側にスリップリング、ブラシ等の通電部材を配置してい
るので、やはり電磁クラッチの軸方向寸法が増大すると
いう不具合がある。そこで、本発明者らは、先に特願平
10−239028号において、コイル回転型であっ
て、かつ、軸方向寸法の短縮を図ることができる電磁ク
ラッチを提案している。
【0007】この先願のものでは、ハウジングの円筒状
ボス部の中心部に回転軸を配置している圧縮機等の回転
機械に適用される電磁クラッチにおいて、ハウジングの
円筒状ボス部の内周側空間に着目し、このボス部の内周
側の部位に、スリップリングとこのスリップリングに圧
接摺動するブラシとを含む摺動通電機構を配置し、この
摺動通電機構を通して回転部材側の電磁コイルに通電す
るようにしている。
【0008】この先願によると、ボス部の内周側に摺動
通電機構が位置することにより、コイル回転型のクラッ
チであっても、軸方向寸法をほとんど増加させることな
く、コイル通電路を構成できる。従って、車両エンジン
ルーム等の狭隘なスペース内でも電磁クラッチの搭載が
容易となる。この先願のものについて実際に試作評価し
てみると、次のごとき不具合が生じることが判明した。
すなわち、回転機械(圧縮機等)の軸封装置から洩れ出
てきたオイルが円筒状ボス部の中心部に位置する回転軸
表面に付着し、このオイルが回転軸表面を先端側へ軸方
向に伝わり、上記摺動通電機構の内周部位まで到達する
と、回転軸表面のオイルが回転軸の回転による遠心力の
影響を受けて外周側へ飛散して、スリップリングとブラ
シの摺動面に付着するという現象が発生する。
【0009】このように摺動面に一旦オイル類が付着す
ると、オイル類の粘着作用によりブラシ磨耗粉がブラシ
の先端部に堆積してブラシの異常磨耗を引き起こすこと
が判明した。このブラシの異常磨耗は単にブラシ寿命を
短くするだけではなく、スリップリングとブラシとの摺
動面での接触抵抗(電気抵抗)が増大し、スリップリン
グとブラシとの間の導通不良の原因となる。
【0010】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
コイル回転型の電磁クラッチにおいて、洩れオイル類の
付着によるブラシの異常磨耗を防止することを目的とす
る。また、本発明はブラシ寿命を向上できるブラシ収納
構造を提供することを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし8記載の発明では、回転部材(1)
を回転機械(5)側の支持部材(9)上に回転可能に支
持する軸受(11)を有し、回転部材(1)に設けた電
磁コイル(2)に通電するための摺動通電機構を、ブラ
シ(18、19)と、このブラシ(18、19)が圧接
摺動するスリップリング(20、21)とにより構成す
るとともに、この摺動通電機構を支持部材(9)の外周
上で、軸受(11)よりも回転機械(5)側の部位に配
置することを特徴としている。
【0012】これによると、回転機械(5)からの洩れ
オイルが回転軸(7)の外周面を伝わって支持部材
(9)の先端側に到達しても、支持部材(9)の外周上
を洩れオイルが回転機械(5)側へ向かうことを軸受
(11)により確実に遮断することができる。その結
果、ブラシ摺動面へのオイル類の付着に起因する、ブラ
シの異常磨耗とか、あるいはスリップリングとブラシと
の摺動面での接触抵抗(電気抵抗)の増大による導通不
良等の不具合を未然に防止できる。
【0013】請求項2記載の発明のように、摺動通電機
構は、回転部材(1)の内周側と支持部材(9)の外周
側との間に配置することができる。これにより、コイル
回転型の電磁クラッチにおいて、軸方向寸法の増加なし
に、摺動通電機構を回転部材(1)の内周側にコンパク
トに配置できる。請求項3に記載の発明では、スリップ
リング(20、21)をスリップリング保持部材(2
2)を介して回転部材(1)の内周側に保持し、ブラシ
(18、19)はブラシ保持部材(23)を介して支持
部材(9)の外周側に保持することを特徴としている。
【0014】これにより、ブラシ(18、19)のリー
ド線をブラシ保持部材(23)から外部へ直接取り出す
ことができるので、回転機械のハウジング(6)にリー
ド線取り出穴を特別に開ける必要がなく、コスト低減を
図ることができる。請求項4に記載の発明では、正極側
および負極側スリップリング(20、21)を回転軸
(7)の軸方向にずらして並列配置するとともに、正極
側および負極側ブラシ(18、19)を、両スリップリ
ング(20、21)の内周側に、ブラシ長手方向が回転
軸(7)と直交する方向に延びるようにして対向配置す
ることを特徴としている。
【0015】これによると、両ブラシ(18、19)の
長手方向が軸方向と直交する方向に延びるため、摺動通
電機構の軸方向寸法が制約されてもブラシ長さを十分確
保できる。しかも、正負2つのブラシ(18、19)を
軸方向にずらしてスリップリング(20、21)の内周
側に配置しているため、両ブラシ(18、19)を径方
向にずらして配置する場合に比して両ブラシ(18、1
9)を相対的に小径に形成でき、これにより、両ブラシ
(18、19)の摺動速度を低減できる。以上のよう
に、ブラシ長さの確保と、摺動速度の低減とによりブラ
シ寿命を効果的に向上できる。
【0016】請求項5に記載の発明のように、正極側お
よび負極側ブラシ(18、19)を略180°対称位置
に配置すれば、両ブラシ(18、19)が互いに離れる
ので、両ブラシの摩耗粉が互いに相手側のブラシに付着
することを効果的に防止できる。請求項6に記載の発明
では、スリップリング保持部材(22)の内周面におい
て、軸受(11)側スリップリング(20)と回転機械
(5)側スリップリング(21)との間に、軸受(1
1)側から回転機械(5)側に向かって径が拡大する段
差部(31)を形成したことを特徴としている。
【0017】これによると、軸受(11)側のブラシ
(18)で発生する摩耗粉を遠心力により段差部(3
1)の形状に沿って回転機械(5)側へ排出することが
できるので、ブラシ摩耗粉の排出性を向上できる。請求
項7に記載の発明では、スリップリング保持部材(2
2)の内周面全体を、軸受(11)側から回転機械
(5)側に向かって径が拡大するテーパ面(32)とし
たことを特徴としている。
【0018】これによると、スリップリング保持部材
(22)の内周面全体のテーパ面(32)の形状に沿っ
てブラシ摩耗粉をより一層良好に排出できるとともに、
スリップリング保持部材(22)をその内周面全体のテ
ーパ面(32)の案内作用によりブラシ保持部材(2
3)の外周側に容易に組み付けることができる。請求項
8に記載の発明では、支持部材を、回転軸(7)の先端
部の外周側に配置され、回転機械(5)のハウジング
(6)とは別体で形成された支持カバー(9)により構
成することを特徴としている。
【0019】これにより、支持カバー(9)の取り付け
前に軸封装置(8)を回転機械のハウジング(6)内に
組み付けることができる。そのため、支持カバー(9)
のうち、軸受(11)の支持部(9a)を軸封装置
(8)の外径より小径にすることができる。その結果、
軸受(11)を小径化して、回転部材(1)の内径を小
径化できるので、回転部材(1)の摩擦面積を増大で
き、電磁クラッチの伝達トルクを増大できる。
【0020】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明を適用した、車両用空調
装置の圧縮機における電磁クラッチ部の縦断面図であ
り、1は電磁クラッチCの駆動側ロータで、その外周部
に多重Vベルトが係合される多重V溝を持ったプーリ部
1aが一体に接合されている。
【0022】この駆動側ロータ1は、図示しないベルト
を介して車両エンジンから回転力を受けて回転する駆動
側回転部材であって、低炭素鋼のような鉄系金属(強磁
性体)により断面コの字形状の2重リング形状に成形さ
れている。この2重リング形状において内周円筒部は、
小径側内周円筒部1bと大径側内周円筒部1cとの段付
き形状にしてある。一方、外周円筒部1dはストレート
の通常の円筒形状である。
【0023】内周円筒部1b、1cと外周円筒部1dと
の間には環状の凹部1eが形成されており、また、ロー
タ1の半径方向の側面には摩擦面1fが形成されてい
る。2は電磁吸引力を発生する電磁コイルで、駆動側ロ
ータ1の凹部1e内に設置されている。この電磁コイル
2は樹脂製の巻枠2a上に巻線された状態で、凹部1e
に成形された樹脂部材3により上記凹部1eに対して絶
縁固定されている。従って、電磁コイル2は駆動側ロー
タ1と一体に回転するようになっている。
【0024】4は低炭素鋼のような鉄系金属(強磁性
体)からなる摩擦板で、その全体形状は概略リング状で
あり、そのリング状の円周方向の複数箇所に内径方向へ
の突起部4aおよび外径方向への突起部4bが一体成形
されている。駆動側ロータ1の凹部1e内に電磁コイル
2を樹脂部材3により絶縁固定した後に、摩擦板4はこ
の複数箇所の突起部4aおよび突起部4bの部位にてロ
ータ1の小径側内周円筒部1bおよび外周円筒部1dの
軸方向端部(図1の左側の端部)に支持固定される。摩
擦板4において、半径方向の中間部位には磁気遮断溝4
cが設けてある。
【0025】5は車両用空調装置の冷凍サイクルの冷媒
圧縮用の圧縮機で、従動側機器(回転機械)である。6
は圧縮機5のうち、電磁クラッチ側に位置するフロント
ハウジングである。このフロントハウジング6はアルミ
ニウム系金属からなり、その中心部に軸方向外方に円筒
状に突出するボス部6aをダイキャスト成形により一体
成形している。なお、圧縮機5は車両用空調装置の冷凍
サイクルの冷媒圧縮用のものであって、公知の斜板型、
ベーン型、スクロール型等のいずれのタイプでもよい。
【0026】7は圧縮機5の回転軸で、ボス部6aの中
心部に回転可能に配置され、回転軸7の先端部はボス部
6aより更に軸方向外方へ突出している。回転軸7の先
端部にはねじ穴7aが設けてある。ボス部6aの内壁と
回転軸7の外周面との間には軸封装置8が配置してあ
る。この軸封装置8は圧縮機5内部の潤滑オイル、冷媒
等が回転軸7の先端部表面に沿って外部へ洩れるのを防
止するものである。
【0027】9はフロントハウジング6とは別体で成形
された支持カバー(支持部材)で、駆動側ロータ1部分
を支持する必要強度を確保するために鉄系金属を用い、
この鉄系金属をプレス加工により略円筒状に成形してい
る。より具体的には、支持カバー9は軸方向先端部の小
径円筒部9aと、この小径円筒部9aに続く大径円筒部
9bと、この大径円筒部9bの端部から径外方側に延び
るフランジ部9cとを一体成形した形状になっている。
【0028】ボス部6aの外周面上に大径円筒部9bを
嵌合した状態で、支持カバー9はフランジ部9cの部位
にて複数のボルト10によりフロントハウジング6に締
め付け固定されている。11は駆動側ロータ1を支持カ
バー9の小径円筒部9a上に回転自在に支持する軸受で
あり、この軸受11は本例では駆動側ロータ1の内周面
に固定された外輪11aと、小径円筒部9aの外周面に
固定された内輪11bと、この両者11a、11bの間
に転動自在に保持されたボール11cとを有する転がり
軸受から構成されている。本例の軸受11はボール11
cを軸方向に1列のみ配置した単列型になっている。
【0029】なお、支持カバー9の小径円筒部9aは、
軸受11の支持面を構成するものであって、高い寸法精
度が要求されるので、プレス加工後に切削加工を行って
小径円筒部9aの外周面を仕上げるのがよい。12はロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に対向配設されたア
ーマチャで、リング状の平板形状に鉄系金属(強磁性
体)で形成され、径方向の2カ所の中間部位に磁気遮断
溝12a、12bが設けてある。このアーマチャ12は
電磁コイル2の非通電時にはロータ1の摩擦面1fから
所定の微小距離離れた位置(図1に示す位置)に板バネ
(弾性連結部材)13のバネ力で保持されるようになっ
ている。
【0030】この板バネ13は本例では円板形状からな
る皿バネ状のものであり、この板バネ13とアーマチャ
12の反摩擦面側の面(図1の左側面)とをゴムよりな
る作動音吸収用の弾性部材14を介して一体に連結して
いる。板バネ13の内周部は複数のリベット15により
ハブ16に連結されている。このハブ16は従動側回転
部材であって、鉄系金属にて半径方向に延びる板部16
aと中心円筒部16bとを有する形状に成形されてい
る。ハブ16の中心円筒部16bは、回転軸7にスプラ
イン結合等により回り止めして嵌合している。そして、
回転軸7の先端部のネジ穴7aにボルト17をネジ込む
ことによりハブ16を回転軸7に一体に連結している。
【0031】次に、ロータ1とともに回転する電磁コイ
ル2への通電路の構成を説明すると、本実施形態ではロ
ータ1の大径側内周円筒部1cの内周面と、支持カバー
9の大径円筒部9bの外周面との間に、ブラシ18、1
9と、このブラシ18、19が圧接摺動するスリップリ
ング20、21とを持つ摺動通電機構を配置している。
従って、摺動通電機構は軸受11よりも圧縮機5側の部
位に位置することになる。
【0032】この摺動通電機構の配置レイアウトは、具
体的には次のごとく構成されている。ロータ1の大径側
内周円筒部1cの内周面にはスリップリング保持部材2
2が支持カバー9の大径円筒部9bの外周面との間に所
定の空隙を介して配置されている。このスリップリング
保持部材22は樹脂等の電気絶縁材にて概略リング状の
形状に成形されている。
【0033】本例では、正極側および負極側のスリップ
リング20、21を同一径に成形するとともに、回転軸
7の軸方向に正負の両スリップリング20、21をずら
して並列配置している。この正負の両スリップリング2
0、21は銅等の導体金属からなるもので、図示しない
リード線をそれぞれ、電気的に結合している。この両ス
リップリング20、21のリード線はロータ1の内周円
筒部1cまたは1bに設けた貫通穴(図示せず)を通し
てロータ1の凹部1e内に配線され、電磁コイル2の巻
き始め端部および巻き終わり端部に電気的に結合され
る。
【0034】そして、上記両スリップリング20、21
に電磁コイル2の両端部を電気接続した後に、インサー
ト成形の手法にて上記両スリップリング20、21をス
リップリング保持部材22とともにロータ1の大径側内
周円筒部1cの内周面に一体に樹脂成形している。これ
により、正極側、負極側の2つのスリップリング20、
21がロータ1の内周側に位置して保持部材22に一体
に保持される。従って、スリップリング20、21とス
リップリング保持部材22はロータ1の内周側に一体化
することができ、ロータ1と一体に回転する。
【0035】一方、支持カバー9の大径円筒部9bの外
周面にはブラシ保持部材23が配置され、圧入、ねじ止
め等の手段で固定されている。ブラシ保持部材23は図
2に示すように樹脂等の電気絶縁材で概略2重円筒状の
形状に成形されている。そして、ブラシ保持部材23の
円周方向に概略180°離れた対称位置に2つのブラシ
収納凹部23a、23bを形成している。
【0036】このブラシ収納凹部23a、23bはブラ
シ保持部材23の2重円筒状の接線方向、換言すると、
回転軸7の軸方向と直交する方向に沿って延びるように
形成されている。このため、ブラシ18、19は、その
長手方向が回転軸7方向と直交する方向に延びるように
して、ブラシ収納凹部23a、23b内に摺動可能に配
置される。
【0037】このようなブラシ配置のため、ブラシ1
8、19の先端部には鋭角状の傾斜面18a,19aを
形成してスリップリング20、21の内周面に圧接摺動
させる。ここで、スリップリング20、21の回転方向
は図2の矢印Aに示すように、ブラシ18、19の傾斜
面18a,19aの先端方向にスリップリング20、2
1が回転していくように設定してある。
【0038】そして、ブラシ収納凹部23a、23bに
おいて、ブラシ18、19の奥側には円弧状の空間が連
続して形成され、この円弧状の空間内にはそれぞれ弾性
押圧部材としてコイルスプリング24、25が配置され
ている。従って、ブラシ18、19の先端傾斜面18
a,19aはコイルスプリング24、25のバネ力によ
り常にスリップリング20、21の内周面に圧接する。
【0039】なお、ブラシ18、19にはそれぞれ正極
側または負極側のリード線(図示せず)が電気接続さ
れ、このリード線はブラシ保持部材23の貫通穴(図示
せず)を通して、ブラシ保持部材23の径方向外方側に
取り出して、電磁コイル2の通電を断続する外部制御回
路に電気接続されるようになっている。また、ブラシ保
持部材23の内周面において、概略180°離れた対称
位置の2カ所に互いに平行な平坦面23c、23dが形
成してあり、この平坦面23c、23dが支持カバー9
の大径円筒部9bの外周面に形成された平坦面(図示せ
ず)と嵌合することにより、ブラシ保持部材23の回り
止めを行うことができる。
【0040】また、ブラシ保持部材23の外周面からス
リップリング保持部材22の側面部に向かってリング状
のシール材26が配置してある。このシール材26はブ
ラシ18、19とスリップリング20、21との圧接摺
動部に水、塵埃等の異物が外部から侵入することを防止
するためのもので、本例ではシール材26を接着等の手
段でブラシ保持部材23の外周面に固定し、そして、シ
ール材26の外周部がスリップリング保持部材22の側
面部に接触するようになっている。従って、ロータ1の
回転時にはシール材26の外周部がスリップリング保持
部材22の側面部に対して摺動するようになっている。
【0041】シール材26の材質例としてはスリップリ
ング保持部材22との摺動に伴う摩擦熱に対する耐熱性
を持ち、かつ、吸水性にも優れたフェルト材が好適であ
る。また、シール材26の円周方向には両保持部材2
2、23間の空間を外部に連通させる連通穴26aを複
数箇所に設けて、この連通穴26aを通してブラシ摩耗
粉を外部へ排出するようになっている。
【0042】ところで、圧縮機5のフロントハウジング
6のボス部6a内周側に軸封装置8を配置しているが、
回転軸7の回転に伴って軸封装置8からある程度のオイ
ルが洩れ出ることは不可避である。そこで、軸封装置8
からの洩れオイルを矢印Bのごとく排出するオイル排出
路27を次のようにして構成している。すなわち、圧縮
機5のフロントハウジング6のボス部6aのうち、先端
部の底部に切り欠き部6bを設けるとともに、この切り
欠き部6bに連通する凹溝部6cをボス部6aの底部か
らフロントハウジング6の側面部を下方に向かって逆L
状に形成してある。そして、凹溝部6c上に支持カバー
9を配置して凹溝部6cを支持カバー9の板面で蓋する
ことによりオイル排出路27を構成できる。
【0043】次に、上記構成において作動を説明する。
ロータ1は、軸受11によって支持カバー9の外周面上
で回転自在に支持されているので、図示しない車両エン
ジンが運転されると、エンジンのクランクプーリの回転
がベルト(図示せず)を介してプーリ1aに伝達され、
ロータ1および電磁コイル2は常時回転する。ロータ1
および電磁コイル2の回転に伴って、スリップリング保
持部材22およびスリップリング20、21も一緒に回
転する。これに対し、ブラシ18、19、ブラシ保持部
材23、コイルスプリング24、25等はすべて支持カ
バー9側に保持されて回転しない。従って、回転するス
リップリング20、21に対してブラシ18、19の先
端傾斜面18a、19aがコイルスプリング24、25
のバネ力で圧接し、摺動することになる。
【0044】上記の状態において圧縮機5を作動させる
ため、図示しない外部制御回路により車載電源バッテリ
の電圧をブラシ18、19間に印加すると、このブラシ
18、19からスリップリング20、21を介して電磁
コイル2に電流が流れる。すると、ロータ1および摩擦
板4と、アーマチャ12との間に構成される磁気回路
(図1の破線C)に磁束が流れるので、ロータ1の摩擦
面1fおよび摩擦板4とアーマチャ12との間に電磁吸
引力が発生する。これにより、アーマチャ12は板バネ
13の軸方向弾性力(図1の左方向への力)に抗してロ
ータ1の摩擦面1fおよび摩擦板4に吸引、吸着され
る。
【0045】この結果、ロータ1とアーマチャ12が一
体となって回転し、さらにアーマチャ12は弾性部材1
4、板バネ13およびリベット15を介してハブ16と
一体に回転する。従って、ハブ16を介して圧縮機5の
回転軸7にロータ1の回転が伝達され、圧縮機5が作動
する。一方、圧縮機5を停止するときは、外部制御回路
により電磁コイル2への通電を遮断する。これにより、
前記電磁吸引力が消滅するので、アーマチャ12は板バ
ネ13の軸方向弾性力によりロータ1の摩擦面1fおよ
び摩擦板4から離れ、圧縮機5の回転軸7への回転伝達
が遮断されるため、圧縮機5が停止する。
【0046】ところで、内部の潤滑オイルの一部は軸封
装置8を通過して軸方向の外方へ洩れ出てくるが、この
洩れオイルはボス部6aの切り欠き部6bからオイル排
出路27を通って矢印Bのごとく圧縮機5下方へ排出で
きる。しかし、洩れオイルの一部は回転軸7およびハブ
16の外周面を伝わって、さらに遠心力の影響を受けて
支持カバー9の外周面側に回り込む場合がある。
【0047】本実施形態によると、ブラシ18、19お
とびスリップリング20、21からなる摺動通電機構を
軸受11より圧縮機5側の部位に配置しているため、洩
れオイルが摺動通電機構側に向かうことを軸受11によ
り確実に阻止できる。すなわち、軸受11が洩れオイル
流路の遮断壁として作用することにより、ブラシ18、
19の摺動部へのオイル付着を確実に阻止できる。
【0048】また、本実施形態によると、ブラシ18、
19の寿命を効果的に向上できる。すなわち、摺動通電
機構を軸受11より圧縮機5側の部位に配置しているた
め、摺動通電機構と軸受11が軸方向に直列に並ぶこと
になり、その結果、摺動通電機構の軸方向寸法に対する
制約が厳しくなる。しかし、図2に示すように、ブラシ
18、19の長手方向が軸方向と直交する方向に延びる
ようにブラシ18、19を配置しているため、摺動通電
機構の軸方向寸法が制約されてもブラシ18、19の長
さは十分確保できる。
【0049】しかも、正負2つのブラシ18、19を同
一径で軸方向にずらしてスリップリング20、21の内
周側に配置しているため、両ブラシ18、19を径方向
にずらして配置する場合に比して両ブラシ18、19を
相対的に小径に形成できる。これにより、両ブラシ1
8、19の摺動速度を低減できる。以上のように、ブラ
シ18、19の長さの確保と、摺動速度の低減とにより
ブラシ18、19の寿命を効果的に向上できる。なお、
ブラシ18、19を図2に示すようにブラシ保持部材2
3の円周方向において概略180°離れた対称位置に配
置しているから、両ブラシ18、19の摩耗粉が互いに
相手側のブラシに付着することを効果的に防止できる。
【0050】また、本実施形態では、支持カバー9を圧
縮機5のフロントハウジング6とは別体で形成している
ため、軸封装置8を支持カバー9の取り付け前の状態で
フロントハウジング6内に組み付けることができる。そ
のため、支持カバー9のうち軸受11を支持する小径円
筒部9aの内径を軸封装置8の外径より小さくでき、こ
れにより、支持カバー9の小径円筒部9aの外径を大径
円筒部9bの外径より20mm程度小さくできる。
【0051】このように、軸受11を支持する小径円筒
部9aの内径を軸封装置8の外径より小さくできる結
果、軸受11を小径化することができるので、ロータ1
の内径を小径化できる。そのため、ロータ1においてア
ーマチャ12に対向する摩擦面積(摩擦面1fおよび摩
擦板4の面積)を増大でき、ロータ1とアーマチャ12
との間の磁極数(磁束の交差する箇所)を図1の破線C
に示すように6極に増大できる。これにより、電磁クラ
ッチの伝達トルクを効果的に向上できる。
【0052】(第2実施形態)図3は第2実施形態であ
り、上記した第1実施形態では、インサート成形にて両
スリップリング20、21をスリップリング保持部材2
2とともにロータ1の大径側内周円筒部1cの内周面に
一体に樹脂成形しているが、第2実施形態では、インサ
ート成形にて両スリップリング20、21とスリップリ
ング保持部材22とを別体部品として単独に樹脂成形し
ておく。
【0053】そして、電磁コイル2の両端部に電気接続
された端子金具28、29をインサート成形にて端子保
持部材30とともにロータ1の大径側内周円筒部1cの
切り欠き部1gに一体に樹脂成形している。ここで、樹
脂製の端子保持部材30による磁気抵抗の増大を抑制す
るために、ロータ1の円周方向において切り欠き部1g
は端子金具28、29の配置に必要な最小限の大きさに
設定してある。
【0054】そして、スリップリング保持部材22の外
周部はロータ1の大径側内周円筒部1cおよび端子保持
部材30の内周面に圧入固定される。第2実施形態では
両スリップリング20、21の外周側にスリップリング
保持部材22の外周上に露出する突起部20a、21a
が形成してあるので、スリップリング保持部材22をロ
ータ1の内周側に圧入すると、これと同時に、突起部2
0a、21aが端子金具28、29に圧接する。そのた
め、両スリップリング20、21を端子金具28、29
を介して電磁コイル2の両端部に電気接続できる。
【0055】なお、スリップリング保持部材22の固定
に際して、スリップリング保持部材22の圧入固定面の
うち、突起部20a、21aと端子金具28、29との
圧接部を除く部位を接着することによりスリップリング
保持部材22の固定強度を向上させてもよい。 (第3実施形態)図4は第3実施形態であり、第1実施
形態の変形である。スリップリング保持部材22におい
て、軸受11側のスリップリング20に比して、圧縮機
5側のスリップリング21の径を大きくして、この両ス
リップリング20、21の間にテーパ状段差部31を形
成している。
【0056】この段差部31は、軸受11側から圧縮機
5側へ向かって径がテーパ状に拡大しているから、軸受
11側のブラシ18で発生する摩耗粉を遠心力により段
差部31のテーパ面(傾斜)に沿って圧縮機5側へ排出
することができる。すなわち、第3実施形態によると、
テーパ状段差部31の形成によりブラシ摩耗粉の排出性
を向上できる。第3実施形態において段差部31をテー
パ状とせずに単純に直角状に径が拡大する段差形状とし
ても、同様に、ブラシ摩耗粉の排出性を向上できる。
【0057】(第4実施形態)図5は第4実施形態であ
り、上記第3実施形態の変形である。スリップリング保
持部材22の内周面全体を、軸受11側から圧縮機5側
へ向かって径が拡大するテーパ面32に形成している。
θはテーパ面32のテーパ角(傾斜角)である。第4実
施形態では、両スリップリング20、21の内周面もテ
ーパ角θによるテーパ面となっている。
【0058】第4実施形態によると、上記第3実施形態
と同様にブラシ摩耗粉の排出性を向上できる他に、スリ
ップリング保持部材22の内周面をブラシ保持部材23
の外周上に嵌合組み付けする際に、テーパ面32を利用
して、スリップリング保持部材22をブラシ保持部材2
3に対して容易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す電磁クラッチ部の
縦断面図である。
【図2】図1のブラシ保持部材23の横断面図てある。
【図3】本発明の第2実施形態を示す電磁クラッチ部の
要部縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す電磁クラッチ部の
要部縦断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示すスリップリング保
持部材の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1…ロータ(駆動側回転部材)、2…電磁コイル、5…
圧縮機(回転機械)、6…フロントハウジング、6a…
ボス部、7…回転軸、8…軸封装置、9…支持カバー、
11…軸受、12…アーマチャ、13…板バネ(弾性連
結部材)、16…ハブ(従動側回転部材)、18、19
…ブラシ、20、21…スリップリング、22…スリッ
プリング保持部材、23…ブラシ保持部材。
フロントページの続き (72)発明者 青木 祐一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 大口 純一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械(5)の回転軸(7)への動力
    伝達を断続する電磁クラッチであって、 回転部材(1)と、 この回転部材(1)に電気絶縁して配置され、通電によ
    り電磁吸引力を発生する電磁コイル(2)と、 前記回転部材(1)を前記回転機械(5)側の支持部材
    (9)上に回転可能に支持する軸受(11)と、 前記回転部材(1)に対向配置され、前記電磁コイル
    (2)の発生する電磁吸引力により前記回転部材(1)
    に吸着されるアーマチャ(12)とを備え、 前記回転部材(1)に前記アーマチャ(12)が吸着さ
    れることにより、回転駆動源から前記回転部材(1)お
    よび前記アーマチャ(12)を介して前記回転軸(7)
    に回転を伝達するようになっており、 さらに、ブラシ(18、19)と、このブラシ(18、
    19)が圧接摺動するスリップリング(20、21)と
    を含む摺動通電機構を有し、この摺動通電機構を介し
    て、前記電磁コイル(2)に通電するようになってお
    り、 前記摺動通電機構を前記支持部材(9)の外周上で、前
    記軸受(11)よりも前記回転機械(5)側の部位に配
    置することを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記摺動通電機構は、前記回転部材
    (1)の内周側と前記支持部材(9)の外周側との間に
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁
    クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記スリップリング(20、21)を前
    記回転部材(1)の内周側に保持するスリップリング保
    持部材(22)と、 前記ブラシ(18、19)を前記支持部材(9)の外周
    側に保持するブラシ保持部材(23)とを備えることを
    特徴とする請求項2に記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記スリップリングの正極側および負極
    側リング(20、21)を前記回転軸(7)の軸方向に
    ずらして並列配置するとともに、 前記ブラシの正極側および負極側ブラシ(18、19)
    を、前記両スリップリング(20、21)の内周側に、
    ブラシ長手方向が前記回転軸(7)と直交する方向に延
    びるようにして対向配置することを特徴とする請求項3
    に記載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記ブラシの正極側および負極側ブラシ
    (18、19)を略180°対称位置に配置することを
    特徴とする請求項4に記載の電磁クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記スリップリング保持部材(22)の
    内周面において、前記スリップリングのうち、前記軸受
    (11)側スリップリング(20)と前記回転機械
    (5)側スリップリング(21)との間に、前記軸受
    (11)側から前記回転機械(5)側に向かって径が拡
    大する段差部(31)を形成したことを特徴とする請求
    項3ないし5のいずれか1つに記載の電磁クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記スリップリング保持部材(22)の
    内周面全体を、前記軸受(11)側から前記回転機械
    (5)側に向かって径が拡大するテーパ面(32)とし
    たことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに
    記載の電磁クラッチ。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、前記回転軸(7)の先
    端部の外周側に配置され、前記回転機械(5)のハウジ
    ング(6)とは別体で形成された支持カバー(9)であ
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに
    記載の電磁クラッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125452A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Aisin Seiki Co Ltd 電磁クラッチ装置
JP2009121606A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Aisin Seiki Co Ltd 電磁クラッチ
JP2017133536A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社ジェイテクト 電磁摩擦係合装置

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