JP5938892B2 - ブラシレスモータ及び回転電機の固定子 - Google Patents

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本発明は、回転電機の固定子にかかり、特に電動パワーステアリング装置(EPS)等に好適に用いられる回転電機の固定子の固定構造の改良に関する。
[従来の技術]
従来から、回転電機として、例えば、ブラシレスモータ等、様々なモータが提案されている。例えば、固定子の組立に従来必要であった高価なレーザー溶接の設備を不要とした回転電機の固定子として、極歯単位ごとに周方向に分割された複数の積層鉄心に極歯に直交する方向に巻線を施し、複数の積層鉄心を円筒状に組み合わせると共に、この積層鉄心の外周部の周方向の一端に形成された突起部を隣接する積層鉄心の外周部の他端に形成された凹部に嵌合し、凹部の外側片を内周方向にかしめて積層鉄心を互いに固定する構成を備えたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−174319号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載された回転電機では、図8に示すように、バックヨークが2段構成であり、また、コア毎のバックヨーク部に歪みが発生するために、コギングが磁気解析結果と異なり所望の性能予測が困難である。また、かしめによる変形や接合の不安定から磁気特性にバラツキが生じるという課題がある。
この目的を達成するため、本発明は、ステータコア及び当該ステータコアに巻装された複数のコイルを有するステータを備え、前記ステータコアは、前記コイルが巻装されるティースと前記ステータコアの外周を形成するバックヨークを一組とするステータコア構成部の複数組から構成される組立式のステータコアからなるブラシレスモータであって、前記ステータコアの接合部は、前記ティースの略延長線上で前記バックヨークとの交差部に設けられていることを特徴とするブラシレスモータである。
この構成を備えたブラシレスモータは、ティース46の略延長上でバックヨーク47の交差部に、接合部が設けられているので、磁束密度が高い部分の接合を避けることができる。これより、バックヨーク47の磁束密度の損失を低減し、ロストルクを従来の回転電機よりも少なくすることができる。また、溶接する場合の熱の分散する面積が大きく確保できることから変形を防止することができる。これらにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
また、本発明のブラシレスモータは、ステータコアの接合は溶接で行なわれ、ティースの延長線上かつティースの幅の内側で行なわれる。このような構成とすることで、溶接時に発生する熱を放熱する際の面積を大きくすることができるので、溶接による変形を防止することができる。これにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
また、本発明のブラシレスモータは、前記ステータコア構成部は、前記バックヨークの円周方向の一方の延長線上に設けられた第一の係合凸部と、前記バックヨークの前記ティースの外径方向の延長線上に前記第一の係合凸部と嵌合可能に設けられた第一の係合凹部とを有し、前記ステータコアの接合部は、円周方向に隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第一の係合凹部と、該第一の係合凹部と嵌合する他方の前記第一の係合凸部とから構成されている。
この構成を備えたブラシレスモータは、ティースの略延長上でバックヨークの交差部に、第一の係合凸部と第一の係合凹部との嵌合部から構成される接合部が設けられているので、磁束密度が高い部分の接合を避けることができる。これにより、バックヨークの磁束密度の損失を低減し、ロストルクを従来の回転電機よりも少なくすることができる。また、溶接する場合の熱の分散する面積が大きく確保できることから変形を防止することができる。これらにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
そしてまた、本発明のブラシレスモータは、前記ステータコア構成部は、組み立て時に前記ステータコア構成部を径方向に位置規制する、前記第一の係合凸部の前記円周方向の一方の延長線上に設けられた第二の係合凸部及び、前記第一の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面に設けられた前記第二の係合凸部と嵌合可能な第二の係合凹部を有し、前記ステータコアの接合部は、更に、隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第二の係合凹部と、該第二の係合凹部と嵌合する他方の前記第二の係合凸部とから構成されている。
また、前記ステータコア構成部は、組み立て時に前記ステータコア構成部を径方向に位置規制する、前記第一の係合凸部の前記第二の係合凸部よりも内径側の位置から前記円周方向の一方の延長線上に設けられた第三の係合凸部及び、前記第一の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面の前記第二の係合凹部よりも内径側の位置に前記第三の係合凸部と嵌合可能に設けられた第三の係合凹部を有し、前記ステータコアの接合部は、更に、隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第三の係合凹部と、該第三の係合凹部と嵌合する他方の前記第三の係合凸部とから構成されている。
さらにまた、前記ステータコア構成部は、組み立て時に前記ステータコア構成部を円周方向に位置規制する、前記第一の係合凹部の外径方向の延長線上に設けられた第四の係合凸部及び、前記第一の係合凸部の内径側端部に設けられた前記第四の係合凸部と嵌合可能な第四の係合凹部を有し、前記ステータコアの接合部は、更に、隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第四の係合凹部と、該第四の係合凹部と嵌合する他方の前記第四の係合凸部とから構成されている。
このような構成とすることで、溶接時に発生する熱を放熱する際の面積を大きくすることができるので、接合の位置のバラツキを低減することができる。これにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
また、ステータコアは、少なくとも1枚の電磁鋼板を転積することもできる。このように構成することで、集積(積層)のバラツキを低減し、磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
そして、本発明にかかるブラシレスモータは、電動パワーステアリングに好適に用いることができるので、違和感が無く操舵フィーリングの好適な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
また、本発明にかかる回転電機の固定子は、複数のステータコア及び当該複数のステータコアに巻装された複数のコイルを有する回転電機の固定子であって、前記ステータコアは、前記コイルが巻装されるティースと前記ステータコアの外周を形成するバックヨークとを一組とする組立式のステータコアからなり、前記ステータコアの接合部は、前記ティースの略延長線上で前記バックヨークとの交差部に設けられていることを特徴とする回転電機の固定子である。
この構成を備えた回転電機の固定子は、ティースの略延線長上でバックヨークの交差部に、接合部が設けられているので、磁束密度が高い部分の接合を避けることができる。これにより、バックヨークの磁束密度の損失を低減し、ロストルクを従来の回転電機よりも少なくすることができる。また、溶接する場合の熱の分散する面積が大きく確保できることから変形を防止することができる。これらにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
本発明にかかるブラシレスモータ及び回転電機の固定子は、各ステータコア構成部の接続面が磁束密度の高いバックヨークを避けて固定された構成を備えているため、磁束密度の損失を低減し、ロストルクを少なくすることができる。また、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することにより、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。これにより違和感が無く操舵フィーリングの好適な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかるブラシレスモータの断面図である。 図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す平面図である。 本発明の実施の形態の第2例に用いられるステータコアを示す平面図である。 本発明の実施の形態の第3例に用いられるステータコアを示す平面図である。 本発明の実施の形態の第4例に用いられるステータコアを示す平面図である。 本発明の実施の形態の第5例に用いられるステータコアを示す平面図である。 本発明の実施の形態の第6例に用いられるステータコアを示す平面図である。 従来のステータコアを示す平面図である。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる回転電機について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態では、回転電機として、ブラシレスモータを例にとって説明する。また、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
[実施の形態の第1例]
図1は、本発明の実施の形態にかかるブラシレスモータの断面図、図2は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す平面図である。なお、本実施の形態では、ロータの回転軸の軸芯方向を「軸方向」と定義し、ロータの回転軸の軸芯に対し垂直な方向を「径方向」と定義し、ロータの回転方向を「周方向」と定義して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態にかかるブラシレスモータ1は、一端が開口され、他端が閉鎖された略円筒形状に形成されたモータケース12と、モータケース12の開口側にモータケース12の開口を閉塞するように装着されたブラケット14と、モータケース12の内壁15に取付けられた略円環状のステータコア16と、ステータコア16に巻線された複数のコイル18と、ステータコア16の内周面によって画定された空間に配設されたロータ20と、ロータ20のシャフト(回転軸)22の軸方向一端側を支持するフロントベアリング(第1の軸受)30と、シャフト22の軸方向他端側を支持するリヤベアリング(第2の軸受)32と、を備えて構成されている。
ステータコア16は、ステータの一要素として、例えば、薄板の磁性材(電磁鋼板)を用いて円環状に積層されており、コイル18が複数巻線されている。具体的には、ステータコア16の内周側には、その周方向に沿って複数のティース46が等間隔で形成されている。各ティース46には、コイル18を構成するコイル巻き線(図示せず)が巻き付けられるようになっている。すなわち、ステータコア16は、各ティース46に巻き付けられたコイル18を順次通電することで、ロータ20を回転駆動するための回転磁界が形成されるようになっている。
また、ステータコア16の外周面と、モータケース12の内壁15との間には、例えばゴム、樹脂、モールド等で構成された弾性部材からなる制振部材19が、接着等により固定されている。この制振部材19は、ステータコア16とモータケース12とを直接接触させない目的で配設されるものであり、ステータコア16をモータケース12に圧入する際に、ステータコア16に歪みが生じるのを防止することができ、ロストルクやロストルク変動の要因を低減することができるとともに、通電時に、ステータコア16の周方向に発生する加振力がモータケース12に伝達するのを防止することができ、ブラシレスモータ1から発生する騒音や振動を低減することができる。さらに、ステータコア16とモータケース12との間に挿入された制振部材19がブラシレスモータ1から発生する騒音や振動を吸収するので、ブラシレスモータ1から発生する騒音や振動をより低減することができる。
なお、ステータを構成するに際しては、積層されたステータコア16のティース46間にインシュレータ56を挿入し、各ティース46にコイル18を巻線する。この後、コイル18が装着されたステータコア16をモータケース12の内壁15に、制振部材19を介して圧入し、ステータコア16をモータケース12に固定すればよい。
ブラケット14には、内側に突出されたフランジが形成されており、このフランジが、フロントベアリング30を保持する第1の保持部材41を構成している。そして、この第1の保持部材41は、ステータコア16の内周面に嵌合された状態で固定されている。この第1の保持部材41は、その略中央部に、シャフト22がその軸芯を回転軸として回転可能に貫通する貫通孔42が形成されている。また、第1の保持部材41には、フロントベアリング30を収容して保持すると共に、貫通孔42と連通した収納保持孔43が形成されている。そして、この収納保持孔43に収容されたフロントベアリング30は、その外周面(径方向の面)が、収納保持孔43を画定する側壁43aに固定され、フロントベアリング30のステータコア16とは反対側の端面は、収納保持孔43を画定する底面43bに固定されている。なお、フロントベアリング30のステータコア16側の端面は、ステータコア16の端面に固定されている。したがって、第1の保持部材41は、フロントベアリング30を径方向及び軸方向に保持することができる。
ステータコア16の第1の保持部材41が嵌合された側とは反対側には、リヤベアリング32を保持する第2の保持部材51が、ステータコア16の内周面に嵌合された状態で固定されている。この第2の保持部材51は、モータケース12とは別体で構成されている。
第2の保持部材51は、ステータコア16側の略中央部に、リヤベアリング32及びワッシャ59を収容して保持する収納保持孔53が形成されている。この収納保持孔53に収容されたリヤベアリング32は、その外周面(径方向の面)が、収納保持孔53を画定する側壁53aに固定されており、リヤベアリング32のステータコア16とは反対側の端面は、収納保持孔53を画定する底面53bに、ワッシャ59を介して固定されている。また、第2の保持部材51のステータコア16とは反対側の面には、皿ばね61の一端が当接しており、皿ばね61の他端は、モータケース12の底面(ブラケット14が配設されている側とは反対の面)に固定されている。なお、リヤベアリング32のステータコア16側の端面は、ステータコア16の端面に固定されている。したがって、第2の保持部材51は、リヤベアリング32を径方向及び軸方向に保持することができる。この時、軸方向の積層のバラツキは、皿ばね61によって吸収され、その反力によって軸方向の動きが抑制される。
ロータ20は、モータケース12内に回転自在に配置されたシャフト22と、シャフト22の外周面に固定された円環状のロータコア24と、ロータコア24の外周面に固定されたマグネット26と、マグネット26の外周面に装着されてマグネット26を覆う円環状のロータカバー28と、を備えて構成されている。
トルクを伝達するためのシャフト22は、その軸方向一端側が、フロントベアリング30に回転可能に軸支されており、その軸方向他端側が、リヤベアリング32に回転可能に軸支されている。なお、シャフト22のうちブラケット14からフロントベアリング30を介して外部に突出された部位にはボス34が連結され、このボス34近傍には、レゾルバロータ36が配置されている。また、レゾルバロータ36に近接してレゾルバステータ38が配置されており、レゾルバステータ38は、後の詳述する端子台40に嵌合された状態で固定されている。このレゾルバロータ36と、レゾルバステータ38によって、ロータ20のシャフト22の回転角度を検出する回転位置センサを構成している。
端子台40は、第1の支持部材41の収納保持孔43が形成されている側とは反対側に固定されている。したがって、端子台40は、フロントベアリング30よりも外側に位置している。
なお、ブラケット14には、グロメット63が装着されており、このグロメット63内にコイル18を通電するためのリード線64が挿入されている。
この構成を備えたブラシレスモータ1のステータコア16の内側には、図2に示されるように、極歯単位ごとに周方向に複数のティース46が等間隔で分割されており、各ティース46に直交する方向に、コイル18を構成するコイル巻き線(図示せず)が巻き付けられるようになっている。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46を結合するバックヨーク47を有しており、ティース46及びバックヨーク47の各組がステータコア構成部を構成している。この構成によって、コイル18に通電するとバックヨーク47の磁束密度は、ティース46とバックヨーク47の境目(T字形状の交点)よりも高くなる。
そして、ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第二の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。このとき溶接部はティース46の延長線上のティース46の幅の内側にある。ティース46の略延長上でバックヨーク47の交差部に、第一の係合凸部48と第一の係合凹部49の嵌合部が設けられているので、磁束密度が高い部分の接合を避けることができる。これより、バックヨーク47の磁束密度の損失を低減し、ロストルクを少なくすることができる。また、溶接する場合の熱の分散する面積が大きく確保できることから変形を防止することができる。これらにより、接続の不安定によるコイル毎の磁気特性のバラツキを改善することが可能になり、コギングトルク、トルクリップルを少なくすることができる。
[実施の形態の第2例]
図3は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す実施の形態の第2例の平面図である。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第一の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。
第一の係合凸部48及び第一の係合凹部49に径方向の位置規制のための第二の係合凸部78及び第二の係合凹部79が設けられ、各ステータコア構成部の径方向の位置ズレを防止し、組立精度を向上させて磁束密度を安定させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1の実施例と同様であるから、同等部分に関する説明は省する。
[実施の形態の第3例]
図4は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す実施の形態の第3例の平面図である。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第一の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。
第一の係合凸部48及び第一の係合凹部49に径方向の位置規制のための第三の係合凸部78a及び第三の係合凹部79aがティース46の径方向略先端の内側に設けられ、各ステータコア構成部の径方向の位置ズレを防止し、組立精度を向上させて磁束密度を安定させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1の実施例と同様であるから、同等部分に関する説明は省する。
[実施の形態の第4例]
図5は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す実施の形態の第4例の平面図である。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第一の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。
第一の係合凸部48及び第一の係合凹部49に径方向の位置規制のための第二の係合凸部78及び第二の係合凹部79と、径方向の位置規制のための第三の係合凸部78a及び第三の係合凹部79aを組合せた例である。この構成によって、各ステータコア構成部の径方向の位置ズレを防止し、組立精度を向上させて磁束密度を安定させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1の実施例と同様であるから、同等部分に関する説明は省する。
[実施の形態の第5例]
図6は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す実施の形態の第5例の平面図である。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第一の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。
第一の係合凸部48及び第一の係合凹部49に径方向の位置規制のための第二の係合凸部78及び第二の係合凹部79、更に、周方向の位置規制のためのの係合凸部88及び第四の係合凹部89が各々ティース46の径方向略先端の内側に設けられ、各ステータコア構成部の径方向及び周方向の位置ズレを防止し、組立精度を向上させて磁束密度を安定させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1の実施例と同様であるから、同等部分に関する説明は省する。
[実施の形態の第6例]
図7は、図1に示すブラシレスモータに用いられるステータコアを示す実施の形態の第5例の平面図である。ステータコア16の外周には、隣り合うティース46同士を結合するための第一の係合凸部48がバックヨーク47の円周方向の延長上に設けられ、ティース46の延長上に設けられた第一の係合凹部49が嵌合し接合部60をTIG溶接などで接合する構成となっている。
第一の係合凸部48及び第一の係合凹部49に径方向の位置規制のための第二の係合凸部78及び第二の係合凹部79、径方向の位置規制のための第三の係合凸部78a及び係合凹部79a、更に、周方向の位置規制のためのの係合凸部88及び第四の係合凹部89が各々ティース46の径方向略先端の内側に設けられ、各ステータコア構成部の径方向及び周方向の位置ズレを防止し、組立精度を向上させて磁束密度を安定させている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1の実施例と同様であるから、同等部分に関する説明は省する。
なお、各々の係合凸部及び係合凹部の組合せは、本実施例を逸脱しない範囲で組合せを変更しても良い。
1 ブラシレスモータ
12 モータケース
14 ブラケット
15 内壁
16 ステータコア
18 コイル
19 制振部材
20 ロータ
22 シャフト
24 ロータコア
30 フロントベアリング
32 リヤベアリング
36 レゾルバロータ
38 レゾルバステータ
40 端子台
41 第1の保持部材
46 ティース
47 バックヨーク
48 係合凸部
49 係号凹部
51 第2の保持部材60 接合部

Claims (4)

  1. ステータコア及び当該ステータコアに巻装された複数のコイルを有するステータを備え、前記ステータコアは、前記コイルが巻装されるティースと前記ステータコアの外周を形成するバックヨークとを一組とするステータコア構成部の複数組から構成される組立式のステータコアからなるブラシレスモータであって、
    前記ステータコアの接合部は、前記ティースの略延長線上で前記バックヨークとの交差部に設けられており、
    前記ステータコア構成部は、
    前記バックヨークの円周方向の一方の延長線上に設けられた第一の係合凸部、及び前記バックヨークの前記ティースの外径方向の延長線上に前記第一の係合凸部と嵌合可能に設けられた第一の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を内径方向に位置規制する、前記第一の係合凸部の前記円周方向の一方の延長線上でかつ外径側端部に設けられた第二の係合凸部、及び前記第一の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面に設けられた前記第二の係合凸部と嵌合可能な第二の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を径方向の両方向に位置規制する、前記第二の係合凸部の前記円周方向の一方の延長線上に平面視で略凸字状に設けられた第三の係合凸部、及び前記第二の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面に設けられた前記第三の係合凸部と嵌合可能な第三の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を円周方向に位置規制する、前記第一の係合凹部の径方向の端面の外径方向の延長線上に設けられた第四の係合凸部及び、前記第一の係合凸部の内径側端部に凹状に設けられた前記第四の係合凸部と嵌合可能な第四の係合凹部とを有し、
    前記ステータコアの接合部は、円周方向に隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第一から第四の係合凹部と、該第一から第四の係合凹部と嵌合する他方の前記第一から第四の係合凸部とから構成されるとともに、前記第二の係合凸部と前記第二の係合凹部との接合部分における前記第三の係合凸部よりも内径側の位置で溶接により接合されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記ステータコアは、少なくとも1枚の電磁鋼板を転積してなる請求項に記載のブラシレスモータ。
  3. 電動パワーステアリングに用いられる請求項1又は請求項に記載のブラシレスモータ。
  4. ステータコア及び当該ステータコアに巻装された複数のコイルを有する回転電機の固定子であって、前記ステータコアは、前記コイルが巻装されるティースと前記ステータコアの外周を形成するバックヨークとを一組とするステータコア構成部の複数組を組み立てて構成される組立式のステータコアからなり、
    前記ステータコアの接合部は、前記ティースの略延長線上で前記バックヨークとの交差部に設けられており、
    前記ステータコア構成部は、
    前記バックヨークの円周方向の一方の延長線上に設けられた第一の係合凸部、及び前記バックヨークの前記ティースの外径方向の延長線上に前記第一の係合凸部と嵌合可能に設けられた第一の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を内径方向に位置規制する、前記第一の係合凸部の前記円周方向の一方の延長線上でかつ外径側端部に設けられた第二の係合凸部、及び前記第一の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面に設けられた前記第二の係合凸部と嵌合可能な第二の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を径方向の両方向に位置規制する、前記第二の係合凸部の前記円周方向の一方の延長線上に平面視で略凸字状に設けられた第三の係合凸部、及び前記第二の係合凹部の前記円周方向の他方側の端面に設けられた前記第三の係合凸部と嵌合可能な第三の係合凹部と、
    組み立て時に前記ステータコア構成部を円周方向に位置規制する、前記第一の係合凹部の径方向の端面の外径方向の延長線上に設けられた第四の係合凸部及び、前記第一の係合凸部の内径側端部に凹状に設けられた前記第四の係合凸部と嵌合可能な第四の係合凹部とを有し、
    前記ステータコアの接合部は、円周方向に隣接する各2つの前記ステータコア構成部の一方の前記第一から第四の係合凹部と、該第一から第四の係合凹部と嵌合する他方の前記第一から第四の係合凸部とから構成されるとともに、前記第二の係合凸部と前記第二の係合凹部との接合部分における前記第三の係合凸部よりも内径側の位置で溶接により接合されていることを特徴とする回転電機の固定子。
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