JP2013183512A - 電動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】分割ステータ構造を有する高品質で小型・低コストを実現できる電動モータを提供する。
【解決手段】ステータコア8は、リング形状に連結された内周側コア39と、内周側コア39の外周側に複数の分割コア12を周方向に等間隔で環状に配置した構造からなる。内周側コア39の外周面に軸線方向に延在する所定数の凹部43が等間隔で形成され、分割コア12のティース部11の内周側コア39に対向する内周側端面に形成された凸部44が内周側コア39の凹部43に圧入固定される。隣接する円弧状のヨーク部10の周方向端面同士は、径方向において互いに当接するように構成される。分割コア12は、各ヨーク部10の外周側の一方が他方より所定量長く成形されたプレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結される。さらに、プレート38の外周側が長い方のヨーク部10の端部同士が軸線方向に嵌合している。
【選択図】図2
【解決手段】ステータコア8は、リング形状に連結された内周側コア39と、内周側コア39の外周側に複数の分割コア12を周方向に等間隔で環状に配置した構造からなる。内周側コア39の外周面に軸線方向に延在する所定数の凹部43が等間隔で形成され、分割コア12のティース部11の内周側コア39に対向する内周側端面に形成された凸部44が内周側コア39の凹部43に圧入固定される。隣接する円弧状のヨーク部10の周方向端面同士は、径方向において互いに当接するように構成される。分割コア12は、各ヨーク部10の外周側の一方が他方より所定量長く成形されたプレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結される。さらに、プレート38の外周側が長い方のヨーク部10の端部同士が軸線方向に嵌合している。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動モータに関するものである。
従来より、分割ステータ構造を有する電動モータが知られており、電動パワーステアリング装置(EPS)に使用されている。この電動モータのステータは、複数のステータコアを環状に配置した構造からなっている。ステータコアは、円弧状のヨーク部とヨーク部から径方向内側に突出するティース部からなり、ティース部にはそれぞれコイルが巻回されており、互いに隣り合うティース部を連結部材を用いて円周上に等ピッチ間隔で位置決めを行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の技術によれば、互いに隣り合う各ステータコアのティース部の内周位置、または、外周位置にリング状部材を嵌合することによって、ステータコアを通る磁束の変化や漏れを小さくし、さらに、モータトルクによるステータの高剛性を達成するようになっている。
上記電動パワーステアリング装置では、電動モータのコギングトルクの低減、低ノイズ・低振動、小型・軽量化の要求が強く、これらのステータコア構造の相反する要求項目に対応する必要がある。しかしながら、例えば、高密度巻線により小型化を実現する分割ステータ構造では、ステータコアのプレス精度や巻線後の組み立て精度を確保するために多大な設備投資、製造コストの増大を生じる場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、分割ステータ構造を有する高品質で小型・低コストを実現できる電動モータを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステータコアのティース部にコイルが巻回された環状のステータと、前記ステータの内周面に対向しながら回転可能に配置されたロータと、を備えた電動モータであって、前記ステータコアは、多数の環状プレートが積層されて一体にリング形状に連結され、外周面に軸線方向に延在する所定数の係合部が等間隔で形成された内周側コアと、前記ティース部から円周方向一側に突出する一側ヨーク部が円周方向他側に突出する他側ヨーク部より所定量だけ長いプレートが1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結された分割コアと、を備え、前記分割コアの前記ティース部の前記内周側コアに対向する内周側端面に形成された被係合部が前記内周側コアの前記係合部に係合され、隣接する前記分割コアの前記一側ヨーク部と前記他側ヨーク部が互いに嵌合し環状に配列されていることを要旨とする。
上記構成によれば、環状プレートが積層されてリング形状に連結された内周側コアに積層されて一体に連結された分割コアを環状に配置してステータコアが形成される。このとき、分割コアは、ヨーク部の両側の長さが異なる多数のプレートが1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結され、内周側コアの外周面の係合部が、内周側コアに対向する分割コアの内周側端面の被係合部に係合される。さらに、ヨーク部の長い方の端部が軸線方向に嵌合する。これにより、プレートのプレス精度が低い場合やステータコア形成時に隣り合うヨーク部周方向端面同士が合っていない場合であっても、分割コアのヨーク部を密着させてステータコアを形成するので磁束通路を確保し、分割コアによる高密度巻線が実現できる。その結果、電動モータのトルクリップル、コギングトルクを低減し、ステータを小型軽量化することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動モータにおいて、前記ステータコアは、隣接する前記分割コアの前記一側ヨーク部と前記他側ヨーク部が互いに嵌合する嵌合部を溶接により一体に固定されていることを要旨とする。
上記構成によれば、内周側コアの係合部と対向する分割コアの被係合部とを圧入固定後、隣接する分割コアのヨーク部の軸線方向の嵌合部分を溶接してステータコアが形成される。これにより、ステータコアの分割コアの組み付け精度やステータコアの外径真円度を確保することができる。その結果、電動モータに起因するノイズや振動を低減するとともに、設備投資、製造コストを低減することができる。
本発明によれば、分割ステータ構造を有する高品質で小型・低コストを実現できる電動モータを提供できる。
次に、本発明の実施形態の一例として、電動パワーステアリング装置(EPS)に使用される電動モータについて、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態による電動モータ1の概略構成を示す軸線方向の断面図である。電動モータ(以下、ブラシレスモータという)1は、インナロータ型のブラシレスモータである。図1に示すように、ブラシレスモータ1は、回転軸2に同行回転可能に連結された環状のロータ3と、ロータ3の周囲を取り囲む環状のステータ4と、ロータ3およびステータ4を収容する第1のハウジング16と第2のハウジング17からなる筒状のハウジング5とを備えている。例えば、コラムアシストタイプEPS用モータの場合、図1中、ブラシレスモータ1の軸線方向左側に図示しないウォーム減速機、右側に図示しないコントローラ(以下、ECUという)が配置されている。
図1は、本発明の実施形態による電動モータ1の概略構成を示す軸線方向の断面図である。電動モータ(以下、ブラシレスモータという)1は、インナロータ型のブラシレスモータである。図1に示すように、ブラシレスモータ1は、回転軸2に同行回転可能に連結された環状のロータ3と、ロータ3の周囲を取り囲む環状のステータ4と、ロータ3およびステータ4を収容する第1のハウジング16と第2のハウジング17からなる筒状のハウジング5とを備えている。例えば、コラムアシストタイプEPS用モータの場合、図1中、ブラシレスモータ1の軸線方向左側に図示しないウォーム減速機、右側に図示しないコントローラ(以下、ECUという)が配置されている。
ロータ3は、回転軸2に同軸的に連結された環状のロータコア6と、このロータコア6の外周に固定された永久磁石7とを備えている。永久磁石7は、複数個のセグメント磁極を有する多極磁石であり、永久磁石7の外周面の磁極は、N極およびS極が永久磁石7の周方向に交互に入れ替わっている。永久磁石7は、例えば、10極のセグメント磁極を有している。
ステータ4は、環状のステータコア8と、このステータコア8に巻回された複数のコイル9とを含む。ステータコア8は、電磁鋼板を打ち抜いて所定の形状に形成された複数枚の薄板がステータコア8の軸方向に積層固定された積層体である。すなわち、ステータコア8は、鉄を含む材料により形成されている。電磁鋼板としては、例えば、表面に絶縁処理が施されたケイ素鋼板等を用いることができる。
図1を参照して、ハウジング5は、一端が開放された筒状の第1のハウジング16と、この第1のハウジング16に嵌合された筒状の第2のハウジング17とを含む。第1のハウジング16および第2のハウジング17は、それぞれ例えば、炭素鋼等の鉄、またはアルミニウムを含む材料によって形成されている。
第1のハウジング16は、第1の筒状部19と、この第1の筒状部19の一端から第1の筒状部19の径方向外方に突出する第1のフランジ部20と、第1の筒状部19の他端から第1の筒状部19の径方向内方に延び回転軸2が挿通する第1の挿通孔21aが中心部に形成された第1の環状部22aとを含む。環状部22aの内周部には、軸受41が保持された軸受保持部23が形成されている。
第1のハウジング16の、第1の筒状部19は、軸線方向に関してステータコア8よりも長く形成されている。第1の筒状部19の内周には、焼嵌めまたは圧入によってステータコア8が固定されている。すなわち、第1のハウジング16とステータコア8とは嵌合により接合されている。
第2のハウジング17は、第1のハウジング16の第1の筒状部19の外周部に沿って連結された第2の筒状部24と、第2の筒状部19の後方端部から第2の筒状部19の径方向内方に延び回転軸2が挿通する第2の挿通孔21bが中心部に形成された第2の環状部22bと、この第2の筒状部24の外周面から第2の筒状部24の径方向外方に突出するフランジ部25とを含む。第2のハウジング17の環状部22bのステータコア側の中心部には、軸受42が保持された軸受保持部29が形成されている。また、環状部22bの反対側には回転軸2に装着されたレゾルバ32がロータ3の回転位置を検出する回転角センサとして配置されている。そして、回転軸2は、軸受保持部23に保持された軸受41と、軸受保持部29に保持された軸受42とを介して回転可能にハウジング5に保持されている。
第2のフランジ部25は、第1のフランジ部20に重なり合わされている。第1のフランジ部20および第2のフランジ部25は、固定手段としての図示しない複数(例えば、本実施形態では3箇所)のボルトおよび第2のフランジ25に設けられたねじ部によって、締結固定されている。
これにより、第1のハウジング16の一端および第2のハウジング17の一端が固定され、第1のハウジング16に対する第2のハウジング17の回転が防止されている。すなわち、複数のボルトおよびナット、ならびに、第1のフランジ部20および第2のフランジ部25は、第1のハウジング16に対する第2のハウジング17の回転を防止する回転防止手段として機能している。
また、ブラシレスモータ1を制御するための図示しないECUが第2ハウジング17の環状部22bの後方端面(図1中、右側)に取り付けられ第2のフランジ25にねじ止め固定されている。各コイル9と接続されインシュレータ31に絶縁支持されたブラシレスモータ1の各相の出力端子である金属製のバスバー30は、ECUの基板に挿通され、基板上のインバータ回路部にねじ止めして接続されている。そして、上記構成により、ECUによって制御された駆動電流がブラシレスモータ1の各コイル9に供給される。これにより、コイル9に回転磁界が発生し、永久磁石7にトルクが生じてロータ3が回転駆動される。また、レゾルバ32も同様に信号入出力端子であるリード線がECUの基板にハンダ付けにより接続されている。
ブラシレスモータ1は、第1の筒状部19の軸線方向左端から第1の筒状部19の径方向外方に突出する第3のフランジ部28により、例えば、図示しないウォーム減速機に取り付け固定され、回転軸2に取り付けられたトルクを伝達するボス33を介してウォーム軸回転軸に結合されている。
次に、図2は、本発明の実施形態によるブラシレスモータのステータコアの構造を示す正面図である。図2に示すように、ステータコア8は、多数の環状プレート40が積層されて一体にリング形状に連結された内周側コア39と、内周側コア39の外周側にT字状プレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結された複数(例えば、本実施形態では12個)の分割コア12を周方向に等間隔で環状に配置した構造からなる。内周側コア39の外周面に軸線方向に延在する所定数(例えば、本実施形態では12個)の凹部(係合部)43が等間隔で形成され、分割コア12の内周側端面に形成された凸部(被係合部)44が内周側コア39の凹部43に圧入により固定されている。
また、分割コア12は、円弧状のヨーク部10と、このヨーク部10から径方向内側に延在するティース部11とを備え、互いに隣り合うヨーク部10の周方向端面同士は、径方向において互いに当接するように構成されている。分割コア12は、各ヨーク部10の外周側の一方が他方より所定量長く成形されたT字状プレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結されている。さらに、T字状プレート38の外周側が長い方のヨーク部10である第1のヨーク部36の端部同士が軸線方向に嵌合(重なり合う)する。このとき、外周先端部をリング等により固定し真円状態を保って、この当接部は内周側コア39を圧入した後に溶接(例えば、レーザ溶接)により固着される。隣接する分割コア12の間には、スロットが形成されている。本実施形態では、スロット数は12である。すなわち、ブラシレスモータ1は、10極12スロットのモータである。
図3は、図2に示す矢印A方向から見た内周側コアの外周面の構造を示す図である。図3に示すように、内周側コア39は、多数の環状プレート40が軸線方向に積層されて一体に連結しカシメ固定され、外周面に軸線方向に延在する所定数の凹部43が等間隔(例えば、本実施形態では30°)で形成されている。この一体構造により内周側コア39の内周面の内径真円度が確保される。ここで、内周側コア39の周方向に隣り合う連結部は、軸線方向両端に最低必要長さを確保して固定されている。すなわち、図2を参照して、内周側コア39を介して隣接するティース部11間で漏れ磁束が発生し、これによるブラシレスモータ1の出力トルクの低減を抑えるため、ステータコア8は内周側コア39の軸線方向にオープンスロット46を有している。
図4(a)は、図2に示す矢印B方向から見た分割コアの構造を示す図、図4(b)は、図2に示す矢印B方向から見た分割コアの嵌合部の構造を示す図である。図4(a)に示すように、分割コア12は、図2を参照して、ティース部11から円弧状に延出するヨーク部10の円周方向一方に突出する第1のヨーク部(一側ヨーク部)36と、円周方向他方に突出する第1のヨーク部36より所定量だけ外周側が短い第2のヨーク部(他側ヨーク部)37とを有するT字状プレート38から構成される。このT字状プレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され、ティース部11を揃えて軸線方向に多数積層されて一体に連結されカシメ固定されている。
また、図4(b)に示すように、互いに隣接する分割コア12の端部において、第1のヨーク部36と第2のヨーク部37とが周方向に交互に配置され、各T字状プレート38の外周側が長い第1のヨーク部36同士が軸線方向に嵌合し、T字状プレート38が外周面を円筒状にして環状に配列されてステータコア8(図2参照)が形成されている。ここで、軸線方向の第2のヨーク部37の嵌合部分は溶接(例えば、レーザ溶接)により固着される。
次に、上記のように構成された本実施形態であるブラシレスモータ1の作用および効果について説明する。
上記構成によれば、ステータコア8は、内周側コア39と分割コア12とで構成される。内周側コア39は、多数の環状プレート40が積層されて一体にリング形状に連結され、外周面に軸線方向に延在する所定数の凹部(係合部)43が等間隔で形成されている。ティース部11から円周方向一方に突出する第1のヨーク部(一側ヨーク部)36が円周方向他方に突出する第2のヨーク部(他側ヨーク部)37より外周側が所定量だけ長いT字状プレート38が1枚ずつ交互に表裏反転され、ティース部11を揃えて積層されて一体に連結され、分割コア12が形成される。所定数(例えば、本実施形態では12個)の分割コア12のティース部11の内周側コア39に対向する内周側端面に形成された凸部(被係合部)44が内周側コア39の凹部43に圧入され固定されている。隣接する分割コア12のヨーク部10の端部において、隣り合う第1のヨーク部36と第2のヨーク部37とが周方向に交互に配置され、T字状プレート38の第1のヨーク部36同士が軸線方向に嵌合し、ヨーク部10が外周面を円筒状にして環状に配列されている。この状態で、互いに嵌合する第1のヨーク部36の嵌合部分がレーザ溶接により一体に固定されて、ステータコア8が形成されている。
これにより、内周側コア39は、一体構造により内周面側の内径真円度が確保され、連結部分を必要最低長さとすることで磁気漏れを低減できる。また、分割コア12は、スロット分割により巻線の高密度化が可能となり、さらに、外周側を環状に固定したので外径の真円状態が確保できる。分割コア12のヨーク部10の隣り合う径方向突合せ部分は、軸線方向に嵌合させたので、T字状プレート38の積層鋼板のプレス精度が緩和される。また、T字状プレート38の積層鋼板の形状をすべて同一形状に統一することができるため、部品品種を減らすことができる。さらに、内周側コア39の環状プレート40および分割コア12のT字状プレート38を積層プレスにより成形するとき、最適配置により材料の歩留まりを向上させ低コスト化が可能である。
その結果、コギングトルク、ロストルクが低く、騒音、振動の低い小型・軽量で高トルク、高応答のブラシレスモータ1を実現でき、設備投資・製造コストも抑えることができる。また、本実施形態のブラシレスモータ1を車載用モータ(例えば、EPS用)として使用することにより、より快適な操舵フィーリングを実現し、車両への装着性の向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、分割ステータ構造を有する低コギングトルク、低騒音・低振動で高品質、小型・低コストを実現でき、製造コストを低減できるブラシレスモータを提供できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、ブラシレスモータ1を電動パワーステアリング装置(EPS)のいわゆるコラムアシストタイプに適用した例を示したが、これに限定されるものでなく、ピニオンアシストタイプやラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置に適用してもよいし、同様のブラシレスモータを用いた他の装置に適用してもよい。
上記実施形態では、ブラシレスモータ1を電動パワーステアリング装置(EPS)のいわゆるコラムアシストタイプに適用した例を示したが、これに限定されるものでなく、ピニオンアシストタイプやラックアシストタイプの電動パワーステアリング装置に適用してもよいし、同様のブラシレスモータを用いた他の装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、ECUをブラシレスモータ1の軸線方向のウォーム減速機と反対側に配置しブラシレスモータ1に一体化する場合を示したが、これに限定されるものでなく、ECUを取り付けスペースに応じてブラシレスモータ1の径方向に隣接して設置してもよい。また、ECUを軸線方向のブラシレスモータ1とウォーム減速機との間に配置してもよい。
なお、ロータコア6の外周に固定される永久磁石7としては、リング磁石などのその他の永久磁石であってもよい。また、ステータコア8は、例えば、軟磁性材料を含む粉末材料によって形成された圧粉体であってもよい。軟磁性材料としては、鉄、フェライト、パーマロイ等を例示することができる。
1:ブラシレスモータ(電動モータ)、2:回転軸、3:ロータ、4:ステータ、5:ハウジング、6:ロータコア、7:永久磁石、8:ステータコア、9:コイル、10:ヨーク部、11:ティース部、12:分割コア、16:第1のハウジング、17:第2のハウジング、19:第1の筒状部、20,25,28:フランジ部、21a,21b:挿通孔、22a,22b:環状部、23,29:軸受保持部、24:第2の筒状部、30:バスバー、31:インシュレータ、32:レゾルバ、33:ボス、36:第1のヨーク部(一側ヨーク部)、37:第2のヨーク部(他側ヨーク部)、38:T字状プレート、39:内周側コア、40:環状プレート、41,42:軸受、43:凹部(係合部)、44:凸部(被係合部)、46:オープンスロット
Claims (2)
- ステータコアのティース部にコイルが巻回された環状のステータと、
前記ステータの内周面に対向しながら回転可能に配置されたロータと、を備えた電動モータであって、
前記ステータコアは、多数の環状プレートが積層されて一体にリング形状に連結され、外周面に軸線方向に延在する所定数の係合部が等間隔で形成された内周側コアと、
前記ティース部から円周方向一側に突出する一側ヨーク部が円周方向他側に突出する他側ヨーク部より所定量だけ長いプレートが1枚ずつ交互に表裏反転され積層されて一体に連結された分割コアと、を備え、
前記分割コアの前記ティース部の前記内周側コアに対向する内周側端面に形成された被係合部が前記内周側コアの前記係合部に係合され、隣接する前記分割コアの前記一側ヨーク部と前記他側ヨーク部が互いに嵌合し環状に配列されていることを特徴とする電動モータ。 - 請求項1に記載の電動モータにおいて、
前記ステータコアは、隣接する前記分割コアの前記一側ヨーク部と前記他側ヨーク部が互いに嵌合する嵌合部を溶接により一体に固定されていることを特徴とする電動モータ。
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