JP2003130087A - 電磁クラッチ用ヨーク - Google Patents

電磁クラッチ用ヨーク

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JP2003130087A
JP2003130087A JP2001331964A JP2001331964A JP2003130087A JP 2003130087 A JP2003130087 A JP 2003130087A JP 2001331964 A JP2001331964 A JP 2001331964A JP 2001331964 A JP2001331964 A JP 2001331964A JP 2003130087 A JP2003130087 A JP 2003130087A
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winding
electromagnetic clutch
yoke
terminal block
ring case
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JP2001331964A
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Hideaki Fujio
英明 藤生
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Sanden Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/14Details

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 巻線がリングケースの環状溝内に収容され、
リングケースの閉鎖端外面側に配設されたコネクタ内
で、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
クであって、コネクタの組み付けにかしめ作業を要さな
い電磁クラッチ用ヨークを提供する。 【解決手段】 巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
クであって、巻線が樹脂ケースに収容され、コネクタが
前記端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台を閉鎖
する蓋とを有し、端子台が巻線を収容する樹脂ケースと
一体成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁クラッチ用ヨ
ークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
クが、自動車用空調装置の圧縮機の電磁クラッチ等に利
用されている。電磁クラッチ用ヨークはリングケースの
閉鎖端に固定された取付板を介して電磁クラッチの構成
部材に取り付けられる。従来の電磁クラッチ用ヨークに
おいては、取付板に形成された爪をかしめてコネクタに
係合させることにより、巻線とリングケースとの組立体
にコネクタを組み付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁クラッチ用
ヨークには、取付板の爪をかしめる際にコネクタが損傷
する可能性が在る、かしめ用の爪を形成する必要上、取
付板の寸法が大型化する等の問題があった。本発明は上
記問題に鑑みてなされたものであり、巻線と、開放端が
軸線方向へ差し向けられた環状溝を有するリングケース
とを備え、巻線がリングケースの環状溝内に収容され、
リングケースの閉鎖端に開口が形成され、リングケース
の閉鎖端外面側に配設されたコネクタ内で、リード線に
導通する端子が前記開口を介して導出された巻線の端部
に圧接することにより、リード線が巻線に導通している
電磁クラッチ用ヨークであって、コネクタの組み付けに
かしめ作業を要さない電磁クラッチ用ヨークを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、巻線と、開放端が軸線方向へ差
し向けられた環状溝を有するリングケースとを備え、巻
線がリングケースの環状溝内に収容され、リングケース
の閉鎖端に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面
側に配設されたコネクタ内で、リード線に導通する端子
が前記開口を介して導出された巻線の端部に圧接するこ
とにより、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ
用ヨークであって、巻線が樹脂ケースに収容され、コネ
クタが前記端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台
を閉鎖する蓋とを有し、端子台が巻線を収容する樹脂ケ
ースと一体成形されていることを特徴とする電磁クラッ
チ用ヨークを提供する。本発明においては、巻線と、開
放端が軸線方向へ差し向けられた環状溝を有するリング
ケースとを備え、巻線がリングケースの環状溝内に収容
され、リングケースの閉鎖端に開口が形成され、リング
ケースの閉鎖端外面側に配設されたコネクタ内で、リー
ド線に導通する端子が前記開口を介して導出された巻線
の端部に圧接することにより、リード線が巻線に導通し
ている電磁クラッチ用ヨークであって、巻線が樹脂モー
ルドされ、コネクタが前記端子と巻線端部とを支承する
端子台と端子台を閉鎖する蓋とを有し、端子台が巻線の
樹脂モールドと一体成形されていることを特徴とする電
磁クラッチ用ヨークを提供する。本発明に係る電磁クラ
ッチ用ヨークにおいては、コネクタの端子台が巻線を収
容する樹脂ケースと一体成形され、或いは巻線の樹脂モ
ールドと一体成形されて、予め巻線に組み付けられてい
るので、巻線とリングケースとの組立体にコネクタを組
み付ける際に、かしめ作業を要しない。
【0005】本発明においては、巻線と、開放端が軸線
方向へ差し向けられた環状溝を有するリングケースとを
備え、巻線がリングケースの環状溝内に収容され、リン
グケースの閉鎖端に開口が形成され、リングケースの閉
鎖端外面側に配設されたコネクタ内で、リード線に導通
する端子が前記開口を介して導出された巻線の端部に圧
接することにより、リード線が巻線に導通している電磁
クラッチ用ヨークであって、巻線が樹脂ケースに収容さ
れ、コネクタが前記端子と巻線端部とを支承する端子台
と端子台を閉鎖する蓋とを有し、端子台が巻線を収容す
る樹脂ケースに接着固定されていることを特徴とする電
磁クラッチ用ヨークを提供する。本発明においては、巻
線と、開放端が軸線方向へ差し向けられた環状溝を有す
るリングケースとを備え、巻線がリングケースの環状溝
内に収容され、リングケースの閉鎖端に開口が形成さ
れ、リングケースの閉鎖端外面側に配設されたコネクタ
内で、リード線に導通する端子が前記開口を介して導出
された巻線の端部に圧接することにより、リード線が巻
線に導通している電磁クラッチ用ヨークであって、巻線
が樹脂モールドされ、コネクタが前記端子と巻線端部と
を支承する端子台と端子台を閉鎖する蓋とを有し、端子
台が巻線の樹脂モールドに接着固定されていることを特
徴とする電磁クラッチ用ヨークを提供する。本発明に係
る電磁クラッチ用ヨークにおいては、コネクタの端子台
が巻線を収容する樹脂ケースに接着固定され、或いは巻
線の樹脂モールドに接着固定されて、予め巻線に組み付
けられているので、巻線とリングケースとの組立体にコ
ネクタを組み付ける際に、かしめ作業を要しない。
【0006】本発明の好ましい態様においては、巻線を
包囲する樹脂層に突起が形成され、端子台に前記突起が
嵌合する穴が形成されている。端子台に形成された穴を
樹脂層に形成された突起に外嵌合させることにより、端
子台を迅速且つ正確に巻線に対して位置決めすることが
できる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、突起は
基部から先端部へ向けて縮径している。突起が基部から
先端部へ向けて縮径していれば、端子台に形成された穴
を樹脂層に形成された突起に容易に外嵌合させることが
できる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、突起の
先端部に係止用膨出部が形成されている。突起の先端部
に係止用膨出部が形成されていれば、端子台に形成され
た穴と樹脂層に形成された突起との嵌合状態が確実に維
持され、端子台を樹脂層に接着固定するまでの間、端子
台の巻線に対する正確な相対位置関係が確実に維持され
る。
【0009】本発明の好ましい態様においては、突起の
膨出部に突起の長手方向に延在するスリットが形成され
ている。突起の膨出部にスリットが形成されていれば、
端子台の穴を突起に外嵌合させる際に膨出部が縮径方向
に弾性変形するので、前記外嵌合のための押圧力が軽減
される。
【0010】本発明の好ましい態様においては、巻線を
包囲する樹脂層に端子台の基部が嵌合する凹部が形成さ
れている。端子台の基部を樹脂層に形成された凹部に嵌
合させることにより、端子台を迅速且つ正確に巻線に対
して位置決めすることができる。
【0011】本発明の好ましい態様においては、端子台
と蓋の互いに対峙する端面にリード線導出用の円弧状凹
部が形成され、端子台の円弧状凹部と蓋の円弧状凹部と
が共働してリード線を挟持し、円弧状凹部の曲率半径は
リード線の半径よりも小さい。リード線を挟持する円弧
状凹部の曲率半径をリード線の半径よりも小さくすれ
ば、前記円弧状凹部によりリード線を強固に挟持してリ
ード線をコネクタに固定することができ、またコネクタ
のシール性を向上させることができる。
【0012】本発明の好ましい態様においては、円弧状
凹部の周側面に周方向に延在する突起が形成されてい
る。円弧状凹部の周側面に周方向に延在する突起を形成
すれば、円弧状凹部によるリード線の挟持を更に強化で
き、コネクタのシール性を更に向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る電磁コ
イル用ヨークを説明する。図1に示すように、電磁クラ
ッチ用ヨークAは、巻線1を備えている。巻線1は半部
分2a、2bから成る中空環状の樹脂ケース2に収容さ
れている。半部分2a、2bは互いに接着されて一体化
されている。
【0014】コネクタ3の端子台3aが樹脂ケース2の
半部分2aと一体成形されている。巻線1の両端部が、
端子台3aに導かれ、端子台3aに形成された支持部に
係合して、端子台3aにより支承されている。
【0015】樹脂ケース2は、開放端が軸線方向へ差し
向けられた環状溝を有するリングケース4に収容されて
いる。リングケース4の開口縁部をカシメルことにより
樹脂ケース2はリングケース4に固定されている。端子
台3aは、リングケース4の閉鎖端に形成された開口4
aに挿通され、リングケース4外へ突出している。リン
グケース4の閉鎖端に、取付板5が固定されている。
【0016】一対のリード線6の端部に一対の端子7が
固定されている。一対の端子7が端子台3aに支承され
た巻線1の両端部に圧接することにより、リード線6は
巻線1に導通している。端子7は、端子台3aに支承さ
れたダイオード8にも圧接している。コネクタ3の蓋3
bが、端子台3aの開放端を閉鎖している。蓋3bは端
子台3aに接着固定されている。
【0017】端子台3aと蓋3bの互いに対峙する端面
に、リード線6をコネクタ3から導出するための円弧状
凹部3a′、3b′が形成されている。端子台3aの円
弧状凹部3a′と蓋3bの円弧状凹部3b′とが共働し
てリード線6を挟持している。円弧状凹部3a′、3
b′の曲率半径はリード線6の半径よりも小さい。図2
に示すように、端子台3aに形成された円弧状凹部3
a′の周側面に、周方向に延在する突起3a″が形成さ
れている。蓋3bの円弧状凹部3b′にも突起3a″と
同様の突起が形成されている。
【0018】電磁クラッチ用ヨークAは、端子台3aが
一体成形された樹脂ケース2に収容された巻線1をリン
グケース4に組み付け、開口4aを介してリングケース
4外へ突出した端子台3aにリード線6の端子7を組み
付け、端子台3aに蓋3bを施蓋することにより組み立
てられている。電磁クラッチ用ヨークAは、取付板5を
介して、図示しない車載空調装置用圧縮機の電磁クラッ
チ構成部材に取り付けられる。
【0019】電磁クラッチ用ヨークAにおいては、コネ
クタ3の端子台3aが巻線1を収容する樹脂ケース2の
半部分2aと一体成形されて、予め巻線1に組み付けら
れているので、巻線1とリングケース4との組立体にコ
ネクタ3を組み付ける際に、かしめ作業を要しない。従
って、電磁クラッチ用ヨークAにおいては、巻線1とリ
ングケース4との組立体にコネクタ3を組み付ける際に
コネクタ3が損傷するおそれが無く、かしめ用の爪を形
成する必要が無いので取付板5の寸法が従来に比べて小
さい。
【0020】電磁クラッチ用ヨークAにおいては、リー
ド線6を挟持する円弧状凹部3a′、3b′の曲率半径
がリード線6の半径よりも小さいので、円弧状凹部3
a′、3b′によりリード線6を強固に挟持してリード
線6をコネクタ3に固定することができ、またコネクタ
3のシール性が向上している。
【0021】電磁クラッチ用ヨークAにおいては、円弧
状凹部3a′の周側面に形成された周方向に延在する突
起3a″と、蓋3bの円弧状凹部3b′の周側面に形成
された突起3a″と同様の突起とが、リード線6の被覆
に食い込むことにより、円弧状凹部3a′、3b′によ
るリード線6の挟持が更に強化されており、コネクタ3
のシール性が更に向上している。
【0022】本発明の第2実施例に係る電磁コイル用ヨ
ークを説明する。図3に示すように、電磁クラッチ用ヨ
ークBは、巻線11を備えている。巻線11は半部分1
2a、12bから成る中空環状の樹脂ケース12に収容
されている。半部分12a、12bは互いに接着されて
一体化されている。樹脂ケース12の半部分12aに、
凹部12a′と、凹部12a′内に配設された一対の柱
状突起12a″とが形成されている。凹部12a′を貫
通して、巻線11の両端部11aが樹脂ケース12から
導出されている。
【0023】コネクタ13の端子台13aの基部フラン
ジ13a′に一対の穴13a″が形成されている。端子
台13aは、基部フランジ13a′が樹脂ケース12の
凹部12a′に嵌合し、穴13a″が樹脂ケース12の
柱状突起12a″に外嵌合することにより、巻線11に
対して位置決めされ、樹脂ケース12に接着固定されて
いる。巻線11の両端部11aが端子台13aに導か
れ、端子台13aに形成された支持部に係合して、端子
台13aにより支承されている。
【0024】樹脂ケース12は、開放端が軸線方向へ差
し向けられた環状溝を有するリングケース14に収容さ
れている。リングケース14の開口縁部をカシメルこと
により樹脂ケース12はリングケース14に固定されて
いる。端子台13aは、リングケース14の閉鎖端に形
成された開口14aに挿通され、リングケース14外へ
突出している。リングケース14の閉鎖端に、取付板1
5が固定されている。
【0025】一対のリード線16の端部に一対の端子1
7が固定されている。一対の端子17が端子台13aに
支承された巻線11の両端部11aに圧接することによ
り、リード線16は巻線11に導通している。端子17
は、端子台13aに支承されたダイオード18にも圧接
している。コネクタ13の蓋13bが、端子台13aの
開放端を閉鎖している。蓋13bは端子台13aに接着
固定されている。
【0026】端子台13aと蓋13bの互いに対峙する
端面に、電磁クラッチ用ヨークAの円弧状凹部3a′、
3b′と同様の円弧状凹部が形成されている。端子台1
3aの円弧状凹部と蓋13bの円弧状凹部とが共働して
リード線16を挟持している。前記円弧状凹部の曲率半
径はリード線16の半径よりも小さい。端子台13aの
円弧状凹部の周側面に、電磁クラッチ用ヨークAの突起
3a″と同様の突起が形成されており、蓋13bの円弧
状凹部にも同様の突起が形成されている。
【0027】電磁クラッチ用ヨークBは、端子台13a
が接着固定された樹脂ケース12に収容された巻線11
をリングケース14に組み付け、開口14aを介してリ
ングケース14外へ突出した端子台13aにリード線1
6の端子17を組み付け、端子台13aに蓋13bを施
蓋することにより組み立てられている。電磁クラッチ用
ヨークBは、取付板15を介して、図示しない車載空調
装置用圧縮機の電磁クラッチ構成部材に取り付けられ
る。
【0028】電磁クラッチ用ヨークBにおいては、コネ
クタ13の端子台13aが巻線11を収容する樹脂ケー
ス12の半部分12aに接着固定されて、予め巻線11
に組み付けられているので、巻線11とリングケース1
4との組立体にコネクタ13を組み付ける際に、かしめ
作業を要しない。従って、電磁クラッチ用ヨークBにお
いては、巻線11とリングケース14との組立体にコネ
クタ13を組み付ける際にコネクタ13が損傷するおそ
れが無く、かしめ用の爪を形成する必要が無いので取付
板15の寸法が従来に比べて小さい。
【0029】電磁クラッチ用ヨークBにおいては、端子
台13aの基部フランジ13a′に形成された一対の穴
13a″を、巻き線11を包囲する樹脂層である樹脂ケ
ース12に形成された一対の柱状突起12a″に外嵌合
させることにより、端子台13aを迅速且つ正確に巻線
11に対して位置決めすることができる。電磁クラッチ
用ヨークBにおいては、端子台13aの基部フランジ1
3a′を巻き線11を包囲する樹脂層である樹脂ケース
12に形成された凹部12a′に嵌合させることによ
り、端子台13aを迅速且つ正確に巻線11に対して位
置決めすることができる。
【0030】電磁クラッチ用ヨークBにおいては、コネ
クタ13のリード線16を挟持する円弧状凹部の曲率半
径がリード線16の半径よりも小さいので、当該円弧状
凹部によりリード線16を強固に挟持してリード線16
をコネクタ13に固定することができ、またコネクタ1
3のシール性が向上している。電磁クラッチ用ヨークB
においては、前記円弧状凹部の周側面に形成された周方
向に延在する突起と、蓋13bの円弧状凹部の周側面に
形成された周方向に延在する突起とが、リード線16の
被覆に食い込むことにより、前記円弧状凹部によるリー
ド線16の挟持が更に強化されており、コネクタ13の
シール性が更に向上している。
【0031】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。第2実施例において、柱
状突起12a″を基部から先端部へ向けて縮径させても
良い。柱状突起12a″が基部から先端部へ向けて縮径
していれば、端子台13aの基部フランジ13a′に形
成された穴13a″を柱突起12a″に容易に外嵌合さ
せることができる。第2実施例において、図4に示すよ
うに、柱状突起12a″の先端部に、先端へ向けて縮径
する係止用膨出部12cを形成しても良い。係止用膨出
部12cにより、端子台13aの基部フランジ13a′
に形成された穴13a″と樹脂ケース12に形成された
柱状突起12a″との嵌合状態が確実に維持され、端子
台13aを樹脂ケース12に接着固定するまでの間、端
子台13aの巻線11に対する正確な相対位置関係が確
実に維持される。図4に示すように、膨出部12cに、
柱状突起12a″の長手方向に延在するスリット12d
を形成しても良い。膨出部12cにスリット12dが形
成されていれば、端子台13の穴13a″を柱状突起1
2a″に外嵌合させる際に膨出部12cが縮径方向に弾
性変形するので、前記外嵌合のための押圧力が軽減され
る。
【0032】第1実施例において、円弧状凹部3a′の
周側面に形成された突起3a″の断面は三角形でも良
く、四角形でも良く、半円形でも良く、鋸刃形でも良
く、或いは他の好適な任意の形状でも良い。第1実施例
において巻線1を樹脂ケース2に収容するのに代えて、
巻線1を樹脂モールドし、端子台3aを当該樹脂モール
ドと一体成形しても良く、第2実施例において巻線11
を樹脂ケース12に収容するのに代えて、巻線11を樹
脂モールドし、端子台13aを当該樹脂モールドに接着
固定しても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る電磁
クラッチ用ヨークにおいては、コネクタの端子台が巻線
の樹脂モールドと一体成形され、或いは巻線を収容する
樹脂ケースと一体成形されて、予め巻線に組み付けられ
ているので、巻線とリングケースとの組立体にコネクタ
を組み付ける際に、かしめ作業を要しない。従って、本
発明に係る電磁クラッチ用ヨークにおいては、巻線とリ
ングケースとの組立体にコネクタを組み付ける際にコネ
クタが損傷するおそれが無く、かしめ用の爪を形成する
必要が無いので取付板の寸法が従来に比べて小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電磁クラッチ用ヨー
クの分解斜視図である。
【図2】図1の電磁クラッチ用ヨークが備えるコネクタ
の端子台の部分拡大斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る電磁クラッチ用ヨー
クの分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る電磁クラッチ用ヨー
クの変形例の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1、11 巻線 2、12 樹脂ケース 3、13 コネクタ 4、14 リングケース 5、15 取付板 6、16 リード線 7、17 端子 A、B 電磁クラッチ用ヨーク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
    れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
    グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
    に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
    されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
    口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
    り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
    クであって、巻線が樹脂ケースに収容され、コネクタが
    前記端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台を閉鎖
    する蓋とを有し、端子台が巻線を収容する樹脂ケースと
    一体成形されていることを特徴とする電磁クラッチ用ヨ
    ーク。
  2. 【請求項2】 巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
    れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
    グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
    に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
    されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
    口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
    り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
    クであって、巻線が樹脂モールドされ、コネクタが前記
    端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台を閉鎖する
    蓋とを有し、端子台が巻線の樹脂モールドと一体成形さ
    れていることを特徴とする電磁クラッチ用ヨーク。
  3. 【請求項3】 巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
    れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
    グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
    に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
    されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
    口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
    り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
    クであって、巻線が樹脂ケースに収容され、コネクタが
    前記端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台を閉鎖
    する蓋とを有し、端子台が巻線を収容する樹脂ケースに
    接着固定されていることを特徴とする電磁クラッチ用ヨ
    ーク。
  4. 【請求項4】 巻線と、開放端が軸線方向へ差し向けら
    れた環状溝を有するリングケースとを備え、巻線がリン
    グケースの環状溝内に収容され、リングケースの閉鎖端
    に開口が形成され、リングケースの閉鎖端外面側に配設
    されたコネクタ内で、リード線に導通する端子が前記開
    口を介して導出された巻線の端部に圧接することによ
    り、リード線が巻線に導通している電磁クラッチ用ヨー
    クであって、巻線が樹脂モールドされ、コネクタが前記
    端子と巻線端部とを支承する端子台と端子台を閉鎖する
    蓋とを有し、端子台が巻線の樹脂モールドに接着固定さ
    れていることを特徴とする電磁クラッチ用ヨーク。
  5. 【請求項5】 巻線を包囲する樹脂層に突起が形成さ
    れ、端子台に前記突起が嵌合する穴が形成されているこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の電磁クラッチ用
    ヨーク。
  6. 【請求項6】 突起が基部から先端部へ向けて縮径して
    いることを特徴とする請求項5に記載の電磁クラッチ用
    ヨーク。
  7. 【請求項7】 突起の先端部に係止用膨出部が形成され
    ていることを特徴とする請求項5又は6に記載の電磁ク
    ラッチ用ヨーク。
  8. 【請求項8】 突起の膨出部に突起の長手方向に延在す
    るスリットが形成されていることを特徴とする請求項7
    に記載の電磁クラッチ用ヨーク。
  9. 【請求項9】 巻線を包囲する樹脂層に端子台の基部が
    嵌合する凹部が形成されていることを特徴とする請求項
    3乃至8の何れか1項に記載の電磁クラッチ用ヨーク。
  10. 【請求項10】 端子台と蓋の互いに対峙する端面にリ
    ード線導出用の円弧状凹部が形成され、端子台の円弧状
    凹部と蓋の円弧状凹部とが共働してリード線を挟持し、
    円弧状凹部の曲率半径はリード線の半径よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電
    磁クラッチ用ヨーク。
  11. 【請求項11】 円弧状凹部の周側面に周方向に延在す
    る突起が形成されていることを特徴とする請求項10に
    記載の電磁クラッチ用ヨーク。
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