JP2001332418A - コイルボビン - Google Patents
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- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/40—Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
- H01F27/402—Association of measuring or protective means
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 自動車用空調装置の圧縮機用電磁クラッチに
組み込まれるコイルボビンに関するもので、コイルボビ
ンの一方の端面に温度ヒューズまたは温度スイッチ、か
しめ接合部を固定する作業の効率向上をはかるものであ
る。 【解決手段】 円筒状胴部の両端に鍔部を有するコイル
ボビン本体1に巻線しコイルを形成、鍔部の端面に温度
ヒューズまたは温度スイッチ7、コイル端末とリード線
の接合部、リード線と系外への導線の接合部が配設され
る。温度ヒューズまたは温度スイッチ7は断面U字状溝
型断面部材21の溝の中に収納され、溝型断面部材21
は鍔部の端面上にその長手方向がボビンの半径方向と直
角に、さらに溝上面開放面が、部の端面に平行になるよ
うに配置する。またU字状溝の側面部高さは左右異な
り、ボビン半径方で内側の高さが外側の高さより高くし
ている。
組み込まれるコイルボビンに関するもので、コイルボビ
ンの一方の端面に温度ヒューズまたは温度スイッチ、か
しめ接合部を固定する作業の効率向上をはかるものであ
る。 【解決手段】 円筒状胴部の両端に鍔部を有するコイル
ボビン本体1に巻線しコイルを形成、鍔部の端面に温度
ヒューズまたは温度スイッチ7、コイル端末とリード線
の接合部、リード線と系外への導線の接合部が配設され
る。温度ヒューズまたは温度スイッチ7は断面U字状溝
型断面部材21の溝の中に収納され、溝型断面部材21
は鍔部の端面上にその長手方向がボビンの半径方向と直
角に、さらに溝上面開放面が、部の端面に平行になるよ
うに配置する。またU字状溝の側面部高さは左右異な
り、ボビン半径方で内側の高さが外側の高さより高くし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開放端が径方向外
方へ差し向けられた周溝を有する円環状のボビン本体
と、ボビン本体の周溝に巻き付けられた巻線により形成
されたコイルと、両方向にリード線が引き出された温度
ヒューズ又は温度スイッチと、温度ヒューズ又は温度ス
イッチの一方のリード線と巻線の一巻端部とを接合する
第1の接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチの他方
のリード線と系外への導線とを接合する第2の接合部と
を備え、温度ヒューズ又は温度スイッチと、第1の接合
部と、第2の接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチ
のリード線と、第1の接合部近傍の巻線の一巻端部と、
第2の接合部近傍の系外への導線とが、ボビン本体の一
方の端面上に配設され、ボビン本体の前記一方の端面上
に溝型断面部材が配設固定され、溝型断面部材はボビン
本体の前記一方の端面が形成する円環の径方向に直交し
て延在し、溝型断面部材の溝の開放端はボビン本体の前
記一方の端面から遠ざかる方向ヘ差し向けられ、温度ヒ
ューズ又は温度スイッチが前記溝型断面部材の溝に挿入
されたコイルボビンに関するものである。
方へ差し向けられた周溝を有する円環状のボビン本体
と、ボビン本体の周溝に巻き付けられた巻線により形成
されたコイルと、両方向にリード線が引き出された温度
ヒューズ又は温度スイッチと、温度ヒューズ又は温度ス
イッチの一方のリード線と巻線の一巻端部とを接合する
第1の接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチの他方
のリード線と系外への導線とを接合する第2の接合部と
を備え、温度ヒューズ又は温度スイッチと、第1の接合
部と、第2の接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチ
のリード線と、第1の接合部近傍の巻線の一巻端部と、
第2の接合部近傍の系外への導線とが、ボビン本体の一
方の端面上に配設され、ボビン本体の前記一方の端面上
に溝型断面部材が配設固定され、溝型断面部材はボビン
本体の前記一方の端面が形成する円環の径方向に直交し
て延在し、溝型断面部材の溝の開放端はボビン本体の前
記一方の端面から遠ざかる方向ヘ差し向けられ、温度ヒ
ューズ又は温度スイッチが前記溝型断面部材の溝に挿入
されたコイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1、2に示すような、開放端が径方向
外方へ差し向けられた周溝を有する円環状のボビン本体
1と、ボビン本体1の周溝に巻き付けられた巻線2によ
り形成されたコイル3とを備えるコイルボビン4が、例
えば図3に示す自動車用空調装置の圧縮機5の電磁クラ
ッチ6等に利用されている。コイルボビン4には、例え
ば、クラッチ部材間の滑りによる摩擦熱で電磁クラッチ
6が高温になった場合等に、電磁クラッチ6への電力供
給を停止して電磁クラッチ6や圧縮機5等を保護するた
めの、温度ヒューズ又は温度スイッチ7が取り付けられ
る。
外方へ差し向けられた周溝を有する円環状のボビン本体
1と、ボビン本体1の周溝に巻き付けられた巻線2によ
り形成されたコイル3とを備えるコイルボビン4が、例
えば図3に示す自動車用空調装置の圧縮機5の電磁クラ
ッチ6等に利用されている。コイルボビン4には、例え
ば、クラッチ部材間の滑りによる摩擦熱で電磁クラッチ
6が高温になった場合等に、電磁クラッチ6への電力供
給を停止して電磁クラッチ6や圧縮機5等を保護するた
めの、温度ヒューズ又は温度スイッチ7が取り付けられ
る。
【0003】コイルボビン4においては、図1、2に示
すように、両方向にリード線が引き出された温度ヒュー
ズ又は温度スイッチ7と、温度ヒューズ又は温度スイッ
チ7の一方のリード線7aと巻線2の一巻端部2aとを
接合する第1のかしめ接合部8と、温度ヒューズ又は温
度スイッチ7の他方のリード線7bと系外への導線9と
を接合する第2のかしめ接合部10と、温度ヒューズ又
は温度スイッチ7のリード線7a、7bと、第1のかし
め接合部8近傍の巻線2の一巻端部2aと、第2のかし
め接合部10近傍の系外への導線9とが、ボビン本体1
の一方の端面1a上に配設されている。ボビン本体1と
一体形成された溝型部材11と、一対の爪12a、12
bとが、ボビン本体1の一方の端面1a上に配設されて
いる。溝型部材11は、ボビン本体1の一方の端面1a
が形成する円環の径方向に直交して延在し、溝型断面部
材11の溝の開放端はボビン本体1の一方の端面1aか
ら遠ざかる方向ヘ差し向けられている。
すように、両方向にリード線が引き出された温度ヒュー
ズ又は温度スイッチ7と、温度ヒューズ又は温度スイッ
チ7の一方のリード線7aと巻線2の一巻端部2aとを
接合する第1のかしめ接合部8と、温度ヒューズ又は温
度スイッチ7の他方のリード線7bと系外への導線9と
を接合する第2のかしめ接合部10と、温度ヒューズ又
は温度スイッチ7のリード線7a、7bと、第1のかし
め接合部8近傍の巻線2の一巻端部2aと、第2のかし
め接合部10近傍の系外への導線9とが、ボビン本体1
の一方の端面1a上に配設されている。ボビン本体1と
一体形成された溝型部材11と、一対の爪12a、12
bとが、ボビン本体1の一方の端面1a上に配設されて
いる。溝型部材11は、ボビン本体1の一方の端面1a
が形成する円環の径方向に直交して延在し、溝型断面部
材11の溝の開放端はボビン本体1の一方の端面1aか
ら遠ざかる方向ヘ差し向けられている。
【0004】温度ヒューズ又は温度スイッチ7、かしめ
接合部8、10をボビン本体1の一方の端面1a上に配
設するのに際しては、巻線2の一巻端部2aから導線9
の始端近傍部に至る巻線部分を、ボビン本体1の一方の
端面1a上で周方向ヘ引回しつつ、一対の爪の一方12
aに温度ヒューズ又は温度スイッチ7の一方のリード線
7aを径方向外方から係止させ、次いで温度ヒューズ又
は温度スイッチ7を溝型断面部材11の溝内に挿入し、
次いで一対の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度ス
イッチ7の他方のリード線7bを径方向外方から係止さ
せて、温度ヒューズ又は温度スイッチ7と、第1のかし
め接合部8と、第2のかしめ接合部10とをボビン本体
1の一方の端面1aに固定する。コイルボビン4におい
ては、従来、図4に示すように、溝型断面部材11の径
方向外方の側壁11aの端面1aからの高さと、径方向
内方の側壁11bの端面1aからの高さとは同一であっ
た。
接合部8、10をボビン本体1の一方の端面1a上に配
設するのに際しては、巻線2の一巻端部2aから導線9
の始端近傍部に至る巻線部分を、ボビン本体1の一方の
端面1a上で周方向ヘ引回しつつ、一対の爪の一方12
aに温度ヒューズ又は温度スイッチ7の一方のリード線
7aを径方向外方から係止させ、次いで温度ヒューズ又
は温度スイッチ7を溝型断面部材11の溝内に挿入し、
次いで一対の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度ス
イッチ7の他方のリード線7bを径方向外方から係止さ
せて、温度ヒューズ又は温度スイッチ7と、第1のかし
め接合部8と、第2のかしめ接合部10とをボビン本体
1の一方の端面1aに固定する。コイルボビン4におい
ては、従来、図4に示すように、溝型断面部材11の径
方向外方の側壁11aの端面1aからの高さと、径方向
内方の側壁11bの端面1aからの高さとは同一であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のコイルボビン4
においては、溝型断面部材11の径方向外方の側壁11
aの端面1aからの高さと、径方向内方の側壁11bの
端面1aからの高さとが同一であったので、図4で太矢
印で示すように、温度ヒューズ又は温度スイッチ7を溝
型断面部材11の溝の鉛直上方から溝内へ挿入してい
た。温度ヒューズ又は温度スイッチ7を溝型断面部材1
1の溝の鉛直上方から溝内へ挿入する作業は、巻線2の
一巻端部2aから導線9の始端近傍部に至る巻線部分を
ボビン本体1の一方の端面1a上で周方向へ引回しつ
つ、一対の爪の一方12aに温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7の一方のリード線7aを径方向外方から係止さ
せ、一対の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7の他方のリード線7bを径方向外方から係止させ
る作業の流れの中では行えないので、前記引回し作業を
一時中断する必要があり、温度ヒューズ又は温度スイッ
チ7、かしめ接合部8、10をボビン本体1の一方の端
面1aに固定する作業の効率低下を招いていた。本発明
は上記問題に鑑みてなされたものであり、温度ヒューズ
又は温度スイッチ7、かしめ接合部8、10をボビン本
体1の一方の端面1aに固定する作業の効率が、従来に
比べて向上したコイルボビンを提供することを目的とす
る。
においては、溝型断面部材11の径方向外方の側壁11
aの端面1aからの高さと、径方向内方の側壁11bの
端面1aからの高さとが同一であったので、図4で太矢
印で示すように、温度ヒューズ又は温度スイッチ7を溝
型断面部材11の溝の鉛直上方から溝内へ挿入してい
た。温度ヒューズ又は温度スイッチ7を溝型断面部材1
1の溝の鉛直上方から溝内へ挿入する作業は、巻線2の
一巻端部2aから導線9の始端近傍部に至る巻線部分を
ボビン本体1の一方の端面1a上で周方向へ引回しつ
つ、一対の爪の一方12aに温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7の一方のリード線7aを径方向外方から係止さ
せ、一対の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7の他方のリード線7bを径方向外方から係止させ
る作業の流れの中では行えないので、前記引回し作業を
一時中断する必要があり、温度ヒューズ又は温度スイッ
チ7、かしめ接合部8、10をボビン本体1の一方の端
面1aに固定する作業の効率低下を招いていた。本発明
は上記問題に鑑みてなされたものであり、温度ヒューズ
又は温度スイッチ7、かしめ接合部8、10をボビン本
体1の一方の端面1aに固定する作業の効率が、従来に
比べて向上したコイルボビンを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、開放端が径方向外方へ差し向け
られた周溝を有する円環状のボビン本体と、ボビン本体
の周溝に巻き付けられた巻線により形成されたコイル
と、両方向にリード線が引き出された温度ヒューズ又は
温度スイッチと、温度ヒューズ又は温度スイッチの一方
のリード線と巻線の一巻端部とを接合する第1の接合部
と、温度ヒューズ又は温度スイッチの他方のリード線と
系外への導線とを接合する第2の接合部とを備え、温度
ヒューズ又は温度スイッチと、第1の接合部と、第2の
接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチのリード線
と、第1の接合部近傍の巻線の一巻端部と、第2の接合
部近傍の系外への導線とが、ボビン本体の一方の端面上
に配設され、ボビン本体の前記一方の端面上に溝型断面
部材が配設固定され、溝型断面部材はボビン本体の前記
一方の端面が形成する円環の径方向に直交して延在し、
溝型断面部材の溝の開放端はボビン本体の前記一方の端
面から遠ざかる方向ヘ差し向けられ、温度ヒューズ又は
温度スイッチが前記溝型断面部材の溝に挿入されたコイ
ルボビンであって、前記溝型断面部材の径方向外方の側
壁のボビン本体の前記一方の端面からの高さが、前記溝
型断面部材の径方向内方の側壁のボビン本体の前記一方
の端面からの高さよりも低いことを特徴とするコイルボ
ビンを提供する。本発明に係るコイルボビンにおいて
は、溝型断面部材の径方向外方の側壁のボビン本体の一
方の端面からの高さが、前記溝型断面部材の径方向内方
の側壁のボビン本体の一方の端面からの高さよりも低い
ので、温度ヒューズ又は温度スイッチを溝型断面部材の
溝の斜め上方から溝内へ挿入することができる。温度ヒ
ューズ又は温度スイッチを溝型断面部材の溝の斜め上方
から溝内へ挿入する作業は、巻線の一巻端部から導線の
始端近傍部に至る巻線部分をボビン本体の一方の端面上
で周方向ヘ引回す作業の流れの中で行うことができる。
この結果、温度ヒューズ又は温度スイッチ、かしめ接合
部をボビン本体の一方の端面に固定する作業の効率が従
来に比べて向上する。
に、本発明においては、開放端が径方向外方へ差し向け
られた周溝を有する円環状のボビン本体と、ボビン本体
の周溝に巻き付けられた巻線により形成されたコイル
と、両方向にリード線が引き出された温度ヒューズ又は
温度スイッチと、温度ヒューズ又は温度スイッチの一方
のリード線と巻線の一巻端部とを接合する第1の接合部
と、温度ヒューズ又は温度スイッチの他方のリード線と
系外への導線とを接合する第2の接合部とを備え、温度
ヒューズ又は温度スイッチと、第1の接合部と、第2の
接合部と、温度ヒューズ又は温度スイッチのリード線
と、第1の接合部近傍の巻線の一巻端部と、第2の接合
部近傍の系外への導線とが、ボビン本体の一方の端面上
に配設され、ボビン本体の前記一方の端面上に溝型断面
部材が配設固定され、溝型断面部材はボビン本体の前記
一方の端面が形成する円環の径方向に直交して延在し、
溝型断面部材の溝の開放端はボビン本体の前記一方の端
面から遠ざかる方向ヘ差し向けられ、温度ヒューズ又は
温度スイッチが前記溝型断面部材の溝に挿入されたコイ
ルボビンであって、前記溝型断面部材の径方向外方の側
壁のボビン本体の前記一方の端面からの高さが、前記溝
型断面部材の径方向内方の側壁のボビン本体の前記一方
の端面からの高さよりも低いことを特徴とするコイルボ
ビンを提供する。本発明に係るコイルボビンにおいて
は、溝型断面部材の径方向外方の側壁のボビン本体の一
方の端面からの高さが、前記溝型断面部材の径方向内方
の側壁のボビン本体の一方の端面からの高さよりも低い
ので、温度ヒューズ又は温度スイッチを溝型断面部材の
溝の斜め上方から溝内へ挿入することができる。温度ヒ
ューズ又は温度スイッチを溝型断面部材の溝の斜め上方
から溝内へ挿入する作業は、巻線の一巻端部から導線の
始端近傍部に至る巻線部分をボビン本体の一方の端面上
で周方向ヘ引回す作業の流れの中で行うことができる。
この結果、温度ヒューズ又は温度スイッチ、かしめ接合
部をボビン本体の一方の端面に固定する作業の効率が従
来に比べて向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係るコイルボビ
ンを説明する。本実施例に係るコイルボビンにおいて
は、図5に示すように、ボビン本体1と一体形成された
溝型断面部材21が、ボビン本体1の一方の端面1a上
に配設されている。溝型断面部材21は、ボビン本体1
の一方の端面1aが形成する円環の径方向に直交して延
在し、溝型断面部材21の溝の開放端はボビン本体1の
一方の端面1aから遠ざかる方向ヘ差し向けられてい
る。溝型断面部材21の、径方向外方の側壁21aの端
面1aからの高さは、径方向内方の側壁21bの端面1
aからの高さよりも低い。溝型断面部材11に代えて溝
型断面部材21が配設されていることを除いて、本実施
例に係るコイルボビンの構造は、図1、2、4に示す、
従来のコイルボビン4の構造と同一である。以下の説明
において、従来のコイルボビン4の構成部材と同一の構
成部材には、コイルボビン4の構成部材と同一の参照番
号を付すこととする。
ンを説明する。本実施例に係るコイルボビンにおいて
は、図5に示すように、ボビン本体1と一体形成された
溝型断面部材21が、ボビン本体1の一方の端面1a上
に配設されている。溝型断面部材21は、ボビン本体1
の一方の端面1aが形成する円環の径方向に直交して延
在し、溝型断面部材21の溝の開放端はボビン本体1の
一方の端面1aから遠ざかる方向ヘ差し向けられてい
る。溝型断面部材21の、径方向外方の側壁21aの端
面1aからの高さは、径方向内方の側壁21bの端面1
aからの高さよりも低い。溝型断面部材11に代えて溝
型断面部材21が配設されていることを除いて、本実施
例に係るコイルボビンの構造は、図1、2、4に示す、
従来のコイルボビン4の構造と同一である。以下の説明
において、従来のコイルボビン4の構成部材と同一の構
成部材には、コイルボビン4の構成部材と同一の参照番
号を付すこととする。
【0008】本実施例に係るコイルボビンにおいては、
図5で太矢印で示すように、温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7を、溝型断面部材21の溝の径方向外方の斜め上
方から溝内へ挿入することができる。温度ヒューズ又は
温度スイッチ7を、溝型断面部材21の溝の径方向外方
の斜め上方から溝内へ挿入する作業は、巻線2の一巻端
部2aから導線9の始端近傍部に至る巻線部分を、ボビ
ン本体1の一方の端面1a上で周方向ヘ引回しつつ、一
対の爪の一方12aに温度ヒューズ又は温度スイッチ7
の一方のリード線7aを径方向外方から係止させ、一対
の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度スイッチ7の
他方のリード線7bを径方向外方から係止させる作業の
流れの中で行うことができる。この結果、温度ヒューズ
又は温度スイッチ7を溝型断面部材21の溝へ挿入する
作業のために、巻線2の一巻端部2aから導線9の始端
近傍部に至る巻線部分をボビン本体1の一方の端面1a
上で周方向ヘ引回す作業を一時停止する必要が無くな
り、温度ヒューズ又は温度スイッチ7、かしめ接合部
8、10をボビン本体1の一方の端面1aに固定する作
業の効率が従来に比べて向上する。
図5で太矢印で示すように、温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ7を、溝型断面部材21の溝の径方向外方の斜め上
方から溝内へ挿入することができる。温度ヒューズ又は
温度スイッチ7を、溝型断面部材21の溝の径方向外方
の斜め上方から溝内へ挿入する作業は、巻線2の一巻端
部2aから導線9の始端近傍部に至る巻線部分を、ボビ
ン本体1の一方の端面1a上で周方向ヘ引回しつつ、一
対の爪の一方12aに温度ヒューズ又は温度スイッチ7
の一方のリード線7aを径方向外方から係止させ、一対
の爪の他方12bに温度ヒューズ又は温度スイッチ7の
他方のリード線7bを径方向外方から係止させる作業の
流れの中で行うことができる。この結果、温度ヒューズ
又は温度スイッチ7を溝型断面部材21の溝へ挿入する
作業のために、巻線2の一巻端部2aから導線9の始端
近傍部に至る巻線部分をボビン本体1の一方の端面1a
上で周方向ヘ引回す作業を一時停止する必要が無くな
り、温度ヒューズ又は温度スイッチ7、かしめ接合部
8、10をボビン本体1の一方の端面1aに固定する作
業の効率が従来に比べて向上する。
【0009】上記実施例においては溝型断面部材21を
ボビン本体1と一体形成したが、溝型断面部材21は端
面1a上に配設固定されていれば良く、ボビン本体1と
は別体の溝型断面部材21を、端面1a上に接着固定
し、或いは溶着固定しても良い。
ボビン本体1と一体形成したが、溝型断面部材21は端
面1a上に配設固定されていれば良く、ボビン本体1と
は別体の溝型断面部材21を、端面1a上に接着固定
し、或いは溶着固定しても良い。
【0010】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るコイ
ルボビンにおいては、溝型断面部材の径方向外方の側壁
のボビン本体の一方の端面からの高さが、前記溝型断面
部材の径方向内方の側壁のボビン本体の一方の端面から
の高さよりも低いので、温度ヒューズ又は温度スイッチ
を溝型断面部材の溝の斜め上方から溝内へ挿入すること
ができる。温度ヒューズ又は温度スイッチを溝型断面部
材の溝の斜め上方から溝内へ挿入する作業は、巻線の一
巻端部から導線の始端近傍部に至る巻線部分をボビン本
体の一方の端面上で周方向ヘ引回す作業の流れの中で行
うことができる。この結果、温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ、かしめ接合部をボビン本体の一方の端面に固定す
る作業の効率が従来に比べて向上する。
ルボビンにおいては、溝型断面部材の径方向外方の側壁
のボビン本体の一方の端面からの高さが、前記溝型断面
部材の径方向内方の側壁のボビン本体の一方の端面から
の高さよりも低いので、温度ヒューズ又は温度スイッチ
を溝型断面部材の溝の斜め上方から溝内へ挿入すること
ができる。温度ヒューズ又は温度スイッチを溝型断面部
材の溝の斜め上方から溝内へ挿入する作業は、巻線の一
巻端部から導線の始端近傍部に至る巻線部分をボビン本
体の一方の端面上で周方向ヘ引回す作業の流れの中で行
うことができる。この結果、温度ヒューズ又は温度スイ
ッチ、かしめ接合部をボビン本体の一方の端面に固定す
る作業の効率が従来に比べて向上する。
【図1】従来構造のコイルボビンの斜視図である。
【図2】従来構造のコイルボビンの一方の端面の正面図
である。
である。
【図3】コイルボビンが組み込まれた電磁クラッチを備
える自動車用空調装置の圧縮機の側断面図である。
える自動車用空調装置の圧縮機の側断面図である。
【図4】図2の線a−aに沿った断面図である。
【図5】本発明の実施例に係るコイルボビンの、図4に
相当する部分断面図である。
相当する部分断面図である。
1 ボビン本体 1a 一方の端面 4 コイルボビン 7 温度ヒューズ又は温度スイッチ 8 第1のかしめ接合部 10 第2のかしめ接合部 11、21 溝型断面部材 11a、21a 径方向外方の側壁 11b、21b 径方向外方の側壁 12a、12b 爪
Claims (1)
- 【請求項1】 開放端が径方向外方へ差し向けられた周
溝を有する円環状のボビン本体と、ボビン本体の周溝に
巻き付けられた巻線により形成されたコイルと、両方向
にリード線が引き出された温度ヒューズ又は温度スイッ
チと、温度ヒューズ又は温度スイッチの一方のリード線
と巻線の一巻端部とを接合する第1の接合部と、温度ヒ
ューズ又は温度スイッチの他方のリード線と系外への導
線とを接合する第2の接合部とを備え、温度ヒューズ又
は温度スイッチと、第1の接合部と、第2の接合部と、
温度ヒューズ又は温度スイッチのリード線と、第1の接
合部近傍の巻線の一巻端部と、第2の接合部近傍の系外
への導線とが、ボビン本体の一方の端面上に配設され、
ボビン本体の前記一方の端面上に溝型断面部材が配設固
定され、溝型断面部材はボビン本体の前記一方の端面が
形成する円環の径方向に直交して延在し、溝型断面部材
の溝の開放端はボビン本体の前記一方の端面から遠ざか
る方向ヘ差し向けられ、温度ヒューズ又は温度スイッチ
が前記溝型断面部材の溝に挿入されたコイルボビンであ
って、前記溝型断面部材の径方向外方の側壁のボビン本
体の前記一方の端面からの高さが、前記溝型断面部材の
径方向内方の側壁のボビン本体の前記一方の端面からの
高さよりも低いことを特徴とするコイルボビン。
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