JPS60193309A - フライバツクトランス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、テレビジョン受像機等の陰極線管に直流高電
圧を供給するフライバックトランスに関し、より詳しく
は、フライバックトランスの２次巻線の出力を整流する
高圧整流ダイオードの取付構造に関する。

（従来技術） 一般に、フライバックトランスはテレビジョン受像機に
おいて受像管の電子ビームを加速する加速電圧を発生さ
せるために設けられている。

この種のフライバックトランスとしては、たとえば第１
図に示すように、端子群１を保持する端子台２と一体に
成型されたボビン３に１次巻線４と３大巻＃Ｉ５とが巻
回される一方、鍔８の間に巻溝９および絶縁溝１０を備
えてなり、上記ボビン３に外嵌するボビン１１の上記巻
溝９に２次巻線１２を構成する巻線単位１２ａが巻回さ
れ、この巻線単位１２ａが上記絶縁溝１０の底部からこ
の絶縁溝１０の外部に突出させた一対のダイオード保持
片２６．２７の先端部に固定された高圧整流ダイオード
１５によって直列に接続されてなるものが一般に知られ
ている。上記ボビン３および１１は、絶縁樹脂からなる
一端開口状の外装ケース１６内に収容され、この外装ケ
ース１６の内部に・絶縁性樹脂（図示せず。）が充填さ
れ、内側のボビン３の軸心部にＵ字形状を有する２つの
フェライトコア１７，１８の片側の脚部が挿通され、こ
れらフェライトコア１″’？、１．Ｅｉは、上記１次巻
線４．３次巻線５および２次巻線１２を貫く一つの閉じ
た磁気回路を構成している。

上記フライバックトランスは、たとえば、第２図に示す
ような回路構成を有し、２次巻線１２は、その一端か端
子２１を介して基準電位に接続され、他端は一つの高圧
整流ダイオード１５を介して高耐圧線２２に接続され、
この高耐圧線２２は図示しない受像管の加速電極に接続
されている。２次巻線１２をｔｉ’ｉ歳する巻線単位１
２ａの間には夫々高圧整流ダイオード１５が接続されて
いる。

ところで、」二記のような構成を有するフライバックト
ランスにおいでは、高圧整流ダイオード１５をボビン１
１に組込むため、従来においては、第３図に示すように
、ボビン１１の鍔８の間に位置する絶縁溝の底部から、
上記高圧整流ダイオード１５の軸方向長さよりも大きな
間隔をおいて一対のダイオード保持片２６．２７を突出
させ、二のダイオード保持片２６．２７の先端部に形成
された割り溝２６ａ、２７ａに上記高圧整流ダイオード
１５のリード線１５ａ、１５ｂを圧入することにより、
上記高圧整流ダイオード１５をボビン１１に固定するよ
うにしていた。

ところで、上記の高圧整流ダイオードの組付は構造では
、高圧整流ダイオードのリード線１５ａ。

１５ｂを割り溝２６ａ、２７ａに圧入するに際してリー
ド線１．５ａ　、１５１＋が屈曲したり、リード線１５
ａ、１５１〕かそもそも曲がっていたような場合には、
高圧整流ダイオード１５の固定位置が変化し、第１図か
らも分るように、高圧整流ダイオード１５と外装ケース
１６との間隔、もしくは高圧整流ダイオード１５とボビ
ン１１との間隔が小さくなり、外装ケース１６内に絶縁
樹脂を充填するときに上記間隔内に絶縁（ｈ（脂が廻り
難く、高圧整流ダイオード１５の絶縁性が低下する。し
たがって、高圧整流ダイオード１５は、ダイオード保持
片２６．２７に取り付けた後、リード線１５ａ、１５ｂ
の曲りをチェックして、曲りがある場合には修正してそ
の取付位置を修正する必要があった。また、ダイオード
保持片２６，２？の開隔Ｌ１は第４図に示すように、高
圧整流ダイオード１５との干渉を避けるためり、＞１と
して長さが！の高圧整流ダイオード１５の数個けに多少
の余裕を持たせるとともに、ダイオード保持片２６．２
７の厚みＷは、割り溝２６ａ＋２７ａに圧入された高圧
整流ダイオード１１３のリード線１５ａ、１５ｂをダイ
オード保す片２６．２７に確実に挾持するのに充分なよ
うに大きくしなければならず、ダイオード保持Ｂ２ａ、
’；ｃｉの外側の間隔Ｌ２が相当に大きくなる。このよ
うにダイオード保持片２６゜２７の間隔を大すく確保す
るためには、それだけ、外装ケース１６の内径を大きく
することが必要となり、フライバックトランス全体力伏
型となる。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的は、高圧整流ダイオード本体そのものを上下方向、
軸方向において正確に位置決めした状態に一月の保持片
によって保持することができ、一対の保持片の間隔を狭
めることによって外装ケースの径をも小さくすることが
できる小形のフライバックトランスを得ることである。

（発明の構成） このため、本発明は、２次巻線の出力を高圧整流ダイオ
ードで整流して出力するフライバックトランスにおいて
、２次巻線の巻回されるボビンの周面に少なくとも一対
のダイオード保持片が突出して形成され、このダイオー
ド保持片の互いの対向面側には高圧整流ダイオードの端
部を下側から受け合って支持する支持段部が形成され、
高圧整流ダイオードがこの一月のダイオード保持片の間
に軸方向両側から弾性的に保持されるようにしたことを
特徴としている。

（実施例） 以下、添伺図面を参照して本発明の詳細な説明する。

本発明に係るフライバックトランスの高圧整流ダイオー
ドの取付構造の一実施例を第５図に示す。

第５図には、説明の重複を避けるために、第３図に対応
する部分には同一の符号を伺して示しており、高圧整流
ダイオード１５は、第２図の回路構成を有するフライバ
ックトランスの２次巻線１２を巻回するボビン３１の鍔
８，８の間の絶縁溝１０の底部から突出させた一対のダ
イオード保す片３２．３３の間に、両側から弾性的に保
１鵬れている。上記ダイオード保持片３２．３３は、先
端部の間隔が高圧整流ダイオード１５の長さでよりも小
さく、相対向する上記先端部の対向面側には、第６図に
示すように、ダイオード保持片３２．３３をその先端部
から絶縁溝１０の底部に向って間隔か広くなるように切
り欠いて段部３４゜３５が形ｒ＆されている。この段部
３４，３５は、高圧整流ダイオード１５の両端部１５ｃ
、１５ｄに係当してこの高圧整流ダイオード１５を支持
する。上記段部３４，３５はまた、高圧整流ダイオード
１５のダイオード保持片３２．３３の１１３方向に対す
る位置を規制するため、第５図に示すように、絶縁溝】
Ｏの底部に向って３角形状に窪んでいる。

Ｊ、記ダイオード保（）片３２．３３の先端部には、高
圧整流ダイオード１５のリード線１５ａ、１５ｂを嵌入
するための割り溝３６＋３７が夫々形成されている。こ
の割り溝３（ｉ＋３７は、第：）図のダイオード保持片
２６．２７の割り溝２６ａ、２７ａのように、高圧整流
ダイオード１５のリード線１５ａ、１５ｂが圧入されて
、これらリード線１５ａ、１５ｂを保持するものとは異
なり、単に、高圧整流ダイオード１５のリード線１５ａ
、ＩＳｂを引ぎ出すためのものである。このため、上記
割り溝３６．３７の１１１１ＩＩｏは、第７図に示すよ
うに、高圧整流ダイオード１５のリード線１５ａ、１５
ｂの線径ｄよりも大トくなっている。

ダイオード保持片３２．３３にはまた、これらダイオー
ド保持片３２．３３の間に高圧整流ダイオード１５を嵌
入するのを容易にするため、第５図および第６図に示す
ように、その先端部の高圧整流ダイオード１５側のエツ
ジをテーパ状に切り欠いている。

上記のようなダイオード保持片３２．３３により高圧整
流ダイオード１５の本体そのものを軸方向において保持
するようにすれば、第６図に示すように、段部３４，３
５を設けることによりダイオード保持片３２．３３に形
成されるテーパ面３８．３９は、たとえばノリル樹脂等
の弾性を有する１料からなるボビン３１のダイオード保
持片３２．３３か有している弾性力により、高圧整流ダ
イオード１５の両端面のエツジに圧接し、この高圧整流
ダイオード１５は絶縁溝１０の底部に向う分力を有する
力Ｆを受けてダイオード保持片３２．３３の段部３４，
３５に向って付勢される。

これにより、高）主整流ダイオード１５は、その両端部
が３角形状に窪んだ段部３４，３５に係当して軸方向お
よび」−下方向に関して一定位置に保持されることにな
る。このとき、ダイオード保持片３２．３３の？！！ｉ
り溝３６．３７の中ＩＵｏはｕ＋ｏ＞ｄで高圧整流ダイ
オード１５のリード線１５ａ、］、　５ｂの線径ｄより
も大とくなっているため、これらリード線ＩＳａ、１５
ｂの曲りによって、高圧整流ダイオード１５の保４．）
位置が変化することはない。

また、ダイオード保持片３２．３３は高圧整流ダイオー
ド１５の両端面に夫々圧接しているため、ダイオード保
持片３２．３３と高圧整流ダイオード１５との間にギャ
ップが生じることがなく、しかも、ダイオード保持片３
２．３３は高圧整流ダイオード１５を保持するのに充分
な弾性力を有していればよいか呟ダイオード保持片３２
．３３の厚みも薄くすることができる。これにより、フ
ライバックトランスを小形化することかでべろ。

なお、上記実施例において、ダイオード保持片３２．３
３のテーパ３８，３９（第６図参照）は必須のものでは
なく、これらテーパ３８，３９のうち一方だけを設ける
ようにしてもよく、また、これらテーパ３８，３９をな
くしてダイオード保持片３２．３３が高圧整流ダイオー
ド１５の両端面全体に圧接するようにしてもよい。

また、高圧整流ダイオード１５を受け合う段部３４．３
５の窪み形状は３角形状に限定されるものではなく、多
角形状や円弧形状等であってもよい。さらには、段部３
４，３５の窪みをなくすことも可能である。

さらに、本発明は、２次巻線１２の出力を１個の高圧μ
を流ダイオードでキ流する方式の７ライバツクトランス
、２次巻線１２の１段目の巻線単位１２ａの基徨４電位
側にちり、゛ζ流ダイオードを接続する方式のフライバ
ックトランス、２次巻線１２の最終段の巻線単位１２ａ
の出力側に接続される整流ダイオードを除いた方式のフ
ライバックトランス等にも適用することがで終る。

また、本発明のフライバックトランスに用いるダイオー
ドは、リード線のないリードレスタイプのものでもよく
、この場合は、ダイオード保持片の割り溝は必ずしも必
要としない。

要は、本発明のフライバックトランスは、２次巻線の巻
回されるボビンの周面に一月のダイオード保持片が突出
して形成され、このダイオード保持片の互いの対向面側
にはダイオードを受け合う段部が形成され、高圧整流ダ
イオードがこの一対のダイオード保持片の間で弾性的に
保持されるように構成されておればよいのである。

（発明の効果） 以上、詳述したことからも明らかなように、本発明によ
れば、高圧整流ダイオード本体を一対の保持片間に挿し
込むｋはで、高圧整流ダイオードを軸方向にも上下刃向
にも位置決めして固定することができるので高圧整流ダ
イオードの組付けが極めて容易に行なえ、リード線の曲
がり等に影響されず、また、リード線の線径と溝中との
関係を正確に管理する必要かなく、しかも、高圧整流ダ
イオードとダイオード保持片との間のギャップをなくす
ことができ、これにより、フライバックトランスの形状
も小形化することかでべろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフライバックトランスの構造を示す一部
破断断面図、第２図は第１図の７ライバツクトランスの
回路図、第３図は第１図のフライバックトランスの高圧
整流ダイオードの取付構造の説明図、第４図は第３図に
おける高圧整流ダイオードの長さとダイオード保持片の
間隔との関係を示す断面図、第５図は本発明に係るフラ
イバックトランスの高圧整流ダイオード取付構造の一実
施例を示す部分斜視図、第６図は第５図の高圧整流ダイ
オードの取付構造における高圧整流ダイオードに作用す
る力を説明するための断面図、第７図は高圧整流ダイオ
ードのリード線の線径と割り溝との間の関係を示す断面
図である。 ８・・・鍔、９・・・巻溝、１０・・・絶縁溝、１２・
・・２次巻線、１２ａ・・・巻線単位、１５・・・高圧
整流ダイオード、１６・・・外装ケース、３１・・・ボ
ビン、３２．３３・・・ダイオード保持片、３４．３５
・・・段部、３６．３７・・・割り溝、３８．３！３・
・・テーパ面。 特許出願人　株式会社村田製作所 代　理　人　弁理士　青　山　葆ほか２名第１図 恰つ目 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）２次巻線の出力を高圧整流ダイオードで整流して
   出力するフライバックトランスにおいて、２次巻線の巻
   回されるボビンの周面に少なくとも一対のダイオード保
   持片が突出して形成され、このダイオード保持片の互い
   の対向面側には高圧整流ダイオードの端部を下側から受
   け合って支持する支持段部が形成され、高圧整流ダイオ
   ードがこの一対のダイオード保持片の間に軸方向両側か
   ら弾性的に保持されるようにしたことを特徴とするフラ
   イバックトランス。