JPS596156Y2 - フライバツクトランス - Google Patents

フライバツクトランス

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Publication number
JPS596156Y2
JPS596156Y2 JP4708478U JP4708478U JPS596156Y2 JP S596156 Y2 JPS596156 Y2 JP S596156Y2 JP 4708478 U JP4708478 U JP 4708478U JP 4708478 U JP4708478 U JP 4708478U JP S596156 Y2 JPS596156 Y2 JP S596156Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
flyback transformer
voltage
groove
creepage distance
Prior art date
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Expired
Application number
JP4708478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54150832U (ja
Inventor
秀行 餅田
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立製作所 filed Critical 株式会社日立製作所
Priority to JP4708478U priority Critical patent/JPS596156Y2/ja
Publication of JPS54150832U publication Critical patent/JPS54150832U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、分割ボビンに高圧コイル及びダイオードを設
けたフライバックトランスの耐圧を向上させる構造に関
するものである。
テレビジョン受信機に用いられるフライバックトランス
は5〜3QKVの高電圧を発生するように構或されてい
る。
最近のフライバックトランスは、円筒状のボビンの外周
に複数の鍔を設けた分割ボビンに高圧コイルが巻装され
、かつダイオードが分割ボビンの1部に取付けられるこ
とにより小形化が図られている。
第1図は従来のフライバックトランスの一例を示す正面
図で高圧ボビン3は分割ボビンになっている。
第2図は第1図のA−A’断面を示した断面図である。
ここで1は1次ボビン、2は1次コイル、4は高圧コイ
ル、5は高圧ボビン3に取付けられたダイオード、6は
ダイオード5で整流した直流高電圧を出力するための高
圧電線、又、7は高圧コイル4とダイオード5との沿面
距離を大きくするために設けられた無巻線溝である。
このように分割ボビンによって形或された高圧ボビン3
に高圧コイル4を分割巻きにし、かつ高圧ボビン3にダ
イオード5を取りつける構造にすると、フライバックト
ランスの小形化が可能になり大きなメリットがある。
ところが、上記により5〜30 KVもの高電圧を発生
するフライバックトランスの小形化を行うと沿面放電を
起こし易く、大きな事故となる危険性がある。
そのためフライバックトランスにおける高電圧部分と低
電圧部分との沿面距離を大きくとる必要がある。
従来のフライバックトランスでは高圧ボビン3の外周側
は無巻線溝7により沿面距離が大きくとられているので
、問題はないが、内側は第2図の矢印Bで示す如く、最
も電圧が高い高圧電線6と、低圧部分である一次巻線2
との間の沿面距離が短いため、この間でしばしば放電を
する。
この対策として従来は高圧ボビン3との接着性が良い絶
縁物を充填していたが、高圧ボビン3と絶縁物とのわず
かの空隙で沿面放電をするため、かならずしも十分では
なかった。
本考案は、上記した従来技術の欠点をなくし沿面耐電圧
が高いフライバックトランスを提供するにある。
本考案は高圧ボビンの内側での沿面距離を大きくするた
めに無巻線溝の1部に切り欠き溝を形或する。
本考案を第3図、第4図により説明する。
第3図は本考案によるフライバックトランスの正面図で
、第4図は第3図のc,c’断面図である。
前述したように、高圧ボビン3の外周側において電位差
が最も大きい高圧電線6と高圧コイル4との間は、無巻
線溝7が設けられることにより沿面距離が大きくとられ
ている。
本考案の特徴はこの無巻線溝7の底部に切り欠き溝8を
設けたことにあり、従来の欠点である高圧ボビン3の内
側の沿面距離を大きくする。
すなわち第4図に示すように無巻線溝7の底部に切欠き
溝8を設けると、従来は点線Dの如く沿面放電したが本
考案では途中に切欠き溝8ができるため点線Dに示す放
電路が形或されず放電しなくなる。
この場合沿面距離は実線Eになり、沿面距離が長くなる
ため、放電電圧が高くなり放電しないのである。
とくに切欠き溝8の切欠きの長さを長くすると、それに
ともない放電電圧は上昇していく。
よって、必要により切欠きの長さを決めればよい。
なお、この場合も従来のフライバックトランスと同様に
含浸、コーティング用の絶縁物を充填すれば、沿面耐電
圧は、向上する。
また、切り欠き溝8を設けることにより、外周側での沿
面距離も同時に増大する。
以上のように無巻線溝の底部に切欠き溝を設けることに
より、高圧ボビンの外周側、内側同時に沿面耐電圧特性
を向上出来るので、フライバックトランスの小形化が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフライバックトランスの正面図、第2図
は第1図のA,A’断面図、第3図は本考案によるフラ
イバックトランスの実施例の正面図、第4図は第3図の
c,c’断面図である。 1・・・・・・1次ボビン、2・・・・・・1次コイル
、3・・・・・・高圧ボビン、4・・・・・・高圧コイ
ル、5・・・・・・ダイオード、6・・・・・・高圧電
線、7・・・・・・無巻線溝、8・・・・・・切欠き溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状のボビンの外周に複数の鍔を設けた分割ボビンに高
    圧コイルが巻装され、かつ、分割ボビンの一部にダイオ
    ードが取り付けられた構造のフライバックトランスにお
    いて、高圧コイルとダイオード間に無巻線溝を設け、か
    つこの無巻線溝の底部に切欠き溝を設けたことを特徴と
    するフライバックトランス。
JP4708478U 1978-04-12 1978-04-12 フライバツクトランス Expired JPS596156Y2 (ja)

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JP4708478U JPS596156Y2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 フライバツクトランス

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Publication Number Publication Date
JPS54150832U JPS54150832U (ja) 1979-10-20
JPS596156Y2 true JPS596156Y2 (ja) 1984-02-24

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