JP2001035732A - スイッチングレギュレータ用トランス - Google Patents
スイッチングレギュレータ用トランスInfo
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- JP2001035732A JP2001035732A JP11205701A JP20570199A JP2001035732A JP 2001035732 A JP2001035732 A JP 2001035732A JP 11205701 A JP11205701 A JP 11205701A JP 20570199 A JP20570199 A JP 20570199A JP 2001035732 A JP2001035732 A JP 2001035732A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トランス製造工程の簡素化および自動化を可能
とし、かつ延出した鍔を用いることなく安全規格で要求
される沿面、空間距離を満足し得て高密度実装可能なト
ランスを提供する。 【解決手段】樹脂製ボビン１に上鍔２と下鍔３とこれら
の鍔間に設けた中鍔４とを備える。上鍔２と中鍔４との
間に上側巻枠５を形成し、中鍔４と下鍔３との間で下側
巻枠６を形成する。上側巻枠５、下側巻枠６にそれぞれ
一次巻線１１、二次巻線１２を巻く。中鍔４と下鍔３の
各両側面部に設けた嵌合溝４ｂ、３ａにコ字形コイルカ
バー１１の上部、下部の側面部内面に形成した突縁１３
ｂ、１３ｃを嵌合してコイルカバー１１をボビン１に固
定する。ボビン１に、上下より、一対のＥ形磁芯１４、
１５、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯１５の外
脚１５ｂが、コイルカバー１３の側面の外側に位置する
ように装着する。
とし、かつ延出した鍔を用いることなく安全規格で要求
される沿面、空間距離を満足し得て高密度実装可能なト
ランスを提供する。 【解決手段】樹脂製ボビン１に上鍔２と下鍔３とこれら
の鍔間に設けた中鍔４とを備える。上鍔２と中鍔４との
間に上側巻枠５を形成し、中鍔４と下鍔３との間で下側
巻枠６を形成する。上側巻枠５、下側巻枠６にそれぞれ
一次巻線１１、二次巻線１２を巻く。中鍔４と下鍔３の
各両側面部に設けた嵌合溝４ｂ、３ａにコ字形コイルカ
バー１１の上部、下部の側面部内面に形成した突縁１３
ｂ、１３ｃを嵌合してコイルカバー１１をボビン１に固
定する。ボビン１に、上下より、一対のＥ形磁芯１４、
１５、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯１５の外
脚１５ｂが、コイルカバー１３の側面の外側に位置する
ように装着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラーテレ
ビやＣＲＴディスプレイ等の電源部に用いられるスイッ
チングレギュレータを構成するトランスに関する。
ビやＣＲＴディスプレイ等の電源部に用いられるスイッ
チングレギュレータを構成するトランスに関する。
【０００２】
【従来の技術】スイッチングレギュレータ用トランスの
うち、一次巻線の巻枠と二次巻線の巻枠が上下に配列さ
れた構造のものは、従来より図７（Ａ）〜（Ｃ）に示す
ように構成されている。これらの図に示すように、ボビ
ン４９は上鍔５０、中鍔５１、下鍔５２を有し、上鍔５
０と中鍔５１との間に筒状部５３を有し、中鍔５１と下
鍔５２との間に筒状部５４を有する。これらの筒状部５
４には一次巻線５５が巻かれ、筒状部５３には二次巻線
５６が巻かれる。下鍔５２には一体に端子台５７が形成
される。端子台５７に埋設された端子５９には、巻線５
５、５６の端末が接続される。６０、６１はボビン４９
を上下より挟むように装着される磁芯である。
うち、一次巻線の巻枠と二次巻線の巻枠が上下に配列さ
れた構造のものは、従来より図７（Ａ）〜（Ｃ）に示す
ように構成されている。これらの図に示すように、ボビ
ン４９は上鍔５０、中鍔５１、下鍔５２を有し、上鍔５
０と中鍔５１との間に筒状部５３を有し、中鍔５１と下
鍔５２との間に筒状部５４を有する。これらの筒状部５
４には一次巻線５５が巻かれ、筒状部５３には二次巻線
５６が巻かれる。下鍔５２には一体に端子台５７が形成
される。端子台５７に埋設された端子５９には、巻線５
５、５６の端末が接続される。６０、６１はボビン４９
を上下より挟むように装着される磁芯である。
【０００３】図７（Ｂ）に示すように、このトランスに
おいては、巻線５５、５６とコア６０、６１との間の沿
面、空間距離Ｌ１を確保し、また図７（Ｃ）に示すよう
に、巻線５５、５６間の沿面、空間距離Ｌ２、Ｌ３を確
保するため、鍔５１、５２は巻線５５、５６の外周より
大きく突出した形状に形成される。
おいては、巻線５５、５６とコア６０、６１との間の沿
面、空間距離Ｌ１を確保し、また図７（Ｃ）に示すよう
に、巻線５５、５６間の沿面、空間距離Ｌ２、Ｌ３を確
保するため、鍔５１、５２は巻線５５、５６の外周より
大きく突出した形状に形成される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図７に示す一体型ボビ
ン４９を有するトランスは、ボビン４９に巻かれた巻線
５５、５６はむき出しの状態になっており、数ｍｍの沿
面、空間距離Ｌ１〜Ｌ３を確保するため、鍔５１、５２
を巻線５５、５６の外周より数ｍｍ延出させる必要があ
る。その結果、ボビン４９に載置する磁芯６０、６１や
ボビン４９が前後左右方向に大きくなってトランス全体
の投影面積が大きくなり、電子機器への実装密度の低下
を招いていた。
ン４９を有するトランスは、ボビン４９に巻かれた巻線
５５、５６はむき出しの状態になっており、数ｍｍの沿
面、空間距離Ｌ１〜Ｌ３を確保するため、鍔５１、５２
を巻線５５、５６の外周より数ｍｍ延出させる必要があ
る。その結果、ボビン４９に載置する磁芯６０、６１や
ボビン４９が前後左右方向に大きくなってトランス全体
の投影面積が大きくなり、電子機器への実装密度の低下
を招いていた。
【０００５】本発明は、上記問題点に鑑み、トランス製
造工程の簡素化および自動化を可能とし、かつ延出した
鍔を用いることなく安全規格で要求される沿面、空間距
離を満足し得て高密度実装可能なトランスを提供するこ
とを目的とする。
造工程の簡素化および自動化を可能とし、かつ延出した
鍔を用いることなく安全規格で要求される沿面、空間距
離を満足し得て高密度実装可能なトランスを提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１のスイッチング
レギュレータ用トランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔
とこれらの鍔間に設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記
中鍔との間に上側巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔と
の間で下側巻枠を形成し、前記下鍔の下部に端子台を有
し、該端子台におけるボビンの正面部および背面部にそ
れぞれ端子列を有し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカ
バーを備えて、該コイルカバーの上下の両側面部の各内
面に突縁を有し、前記中鍔と前記下鍔の各両側面部に、
前記コイルカバーの上部、下部の側面部内面に形成した
突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二次巻線
を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前記コイ
ルカバーの側面部上下の前記突縁を前記中鍔および下鍔
の各側面部の嵌合溝に嵌合してコイルカバーをボビンに
固定し、前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁芯、ま
たはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前記上側
巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外脚が、
前記コイルカバーの側面の外側に位置するように装着し
てなることを特徴とする。
レギュレータ用トランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔
とこれらの鍔間に設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記
中鍔との間に上側巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔と
の間で下側巻枠を形成し、前記下鍔の下部に端子台を有
し、該端子台におけるボビンの正面部および背面部にそ
れぞれ端子列を有し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカ
バーを備えて、該コイルカバーの上下の両側面部の各内
面に突縁を有し、前記中鍔と前記下鍔の各両側面部に、
前記コイルカバーの上部、下部の側面部内面に形成した
突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二次巻線
を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前記コイ
ルカバーの側面部上下の前記突縁を前記中鍔および下鍔
の各側面部の嵌合溝に嵌合してコイルカバーをボビンに
固定し、前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁芯、ま
たはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前記上側
巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外脚が、
前記コイルカバーの側面の外側に位置するように装着し
てなることを特徴とする。
【０００７】このように、ボビンの中鍔と下鍔の各側面
部に設けた嵌合溝に、コ字形のコイルカバーの側面部内
面の上下の突縁を嵌合するように、コイルカバーをボビ
ンの側方から装着することにより、二次巻線と磁芯との
沿面、空間距離を確保する構造であり、複雑な製造工程
を必要としない。
部に設けた嵌合溝に、コ字形のコイルカバーの側面部内
面の上下の突縁を嵌合するように、コイルカバーをボビ
ンの側方から装着することにより、二次巻線と磁芯との
沿面、空間距離を確保する構造であり、複雑な製造工程
を必要としない。
【０００８】また、コイルカバーの突縁と嵌合溝の内面
との嵌合部により、二次巻線と磁芯との沿面、空間距離
が確保され、かつコイルカバーにより二次巻線と磁芯の
外脚との絶縁が確保されるので、コイルカバーを二次巻
線に近接配置し、かつコイルカバーに磁芯の外脚を近接
配置することができるので、鍔を大きくする必要がなく
なり、実装面積を小さくすることができ、トランスの小
型化が達成できる。
との嵌合部により、二次巻線と磁芯との沿面、空間距離
が確保され、かつコイルカバーにより二次巻線と磁芯の
外脚との絶縁が確保されるので、コイルカバーを二次巻
線に近接配置し、かつコイルカバーに磁芯の外脚を近接
配置することができるので、鍔を大きくする必要がなく
なり、実装面積を小さくすることができ、トランスの小
型化が達成できる。
【０００９】請求項２のスイッチングレギュレータ用ト
ランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間に
設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上側
巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠を
形成し、前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台にお
けるボビンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有
し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該
コイルカバーの正面部の上部と、コイルカバーの上下の
両側面部の各内面に突縁を有すると共に、前記コイルカ
バーの正面部の下部に、絶縁用の下方への延出部を有
し、前記中鍔の正面部と両側面部に、前記コイルカバー
の正面部上部内面および側面部内面にそれぞれ形成した
前記各突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下鍔の両側面
部に、前記コイルカバーの両側面部下部内面に形成した
前記突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二次
巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前記
二次巻線の引き出し部の一部を、前記正面側端子列の一
部の端子に接続し、該二次巻線の引き出し部の残部を、
前記ボビン背面側の端子列の端子に接続するか、あるい
は二次巻線の引き出し部全部を背面側の端子列の端子に
接続し、前記コイルカバーの正面部、側面部の上部内面
の前記突縁を前記中鍔の正面部および側面部の嵌合溝に
嵌合し、かつコイルカバーの側面部下部の突縁を下鍔の
側面部の嵌合溝に嵌合してコイルカバーをボビンに固定
し、前記一次巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの
正面部の外面を通して前記端子台に固定されたボビン正
面側端子列の端子に接続し、前記ボビンに、上下より、
一対のＥ形磁芯、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁
芯の中脚が前記上側巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、
Ｅ形磁芯の外脚が、前記コイルカバーの側面の外側に位
置するように装着してなることを特徴とする。
ランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間に
設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上側
巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠を
形成し、前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台にお
けるボビンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有
し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該
コイルカバーの正面部の上部と、コイルカバーの上下の
両側面部の各内面に突縁を有すると共に、前記コイルカ
バーの正面部の下部に、絶縁用の下方への延出部を有
し、前記中鍔の正面部と両側面部に、前記コイルカバー
の正面部上部内面および側面部内面にそれぞれ形成した
前記各突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下鍔の両側面
部に、前記コイルカバーの両側面部下部内面に形成した
前記突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二次
巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前記
二次巻線の引き出し部の一部を、前記正面側端子列の一
部の端子に接続し、該二次巻線の引き出し部の残部を、
前記ボビン背面側の端子列の端子に接続するか、あるい
は二次巻線の引き出し部全部を背面側の端子列の端子に
接続し、前記コイルカバーの正面部、側面部の上部内面
の前記突縁を前記中鍔の正面部および側面部の嵌合溝に
嵌合し、かつコイルカバーの側面部下部の突縁を下鍔の
側面部の嵌合溝に嵌合してコイルカバーをボビンに固定
し、前記一次巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの
正面部の外面を通して前記端子台に固定されたボビン正
面側端子列の端子に接続し、前記ボビンに、上下より、
一対のＥ形磁芯、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁
芯の中脚が前記上側巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、
Ｅ形磁芯の外脚が、前記コイルカバーの側面の外側に位
置するように装着してなることを特徴とする。
【００１０】このように、請求項２のトランスは、ボビ
ンの中鍔の正面部、側面部と、下鍔の側面部に設けた嵌
合溝に、コ字形のコイルカバーの正面部上部の突縁、側
面部の上下内面の突縁をそれぞれ嵌合するように、コイ
ルカバーをボビンの側方から装着すると共に、コイルカ
バーの正面部の下方への延出部により、二次巻線と、一
次巻線および磁芯との沿面、空間距離を確保する構造で
あり、複雑な製造工程を必要としない。
ンの中鍔の正面部、側面部と、下鍔の側面部に設けた嵌
合溝に、コ字形のコイルカバーの正面部上部の突縁、側
面部の上下内面の突縁をそれぞれ嵌合するように、コイ
ルカバーをボビンの側方から装着すると共に、コイルカ
バーの正面部の下方への延出部により、二次巻線と、一
次巻線および磁芯との沿面、空間距離を確保する構造で
あり、複雑な製造工程を必要としない。
【００１１】また、二次巻線と磁芯の外脚との間にコイ
ルカバーが前記突縁と嵌合溝との嵌合構造をもって介在
しているので、外脚と二次巻線との近接配置が可能とな
るのみならず、コイルカバーの正面部が、二次巻線と一
次巻線の引き出し部との間に、前記嵌合構造と延出部を
もって介在することにより、二次巻線と一次巻線間の絶
縁が確保されるので、コイルカバー正面部も二次巻線に
近接配置することができるので、鍔を大きくする必要が
なくなり、実装面積を小さくすることができ、トランス
の小型化が達成できる。
ルカバーが前記突縁と嵌合溝との嵌合構造をもって介在
しているので、外脚と二次巻線との近接配置が可能とな
るのみならず、コイルカバーの正面部が、二次巻線と一
次巻線の引き出し部との間に、前記嵌合構造と延出部を
もって介在することにより、二次巻線と一次巻線間の絶
縁が確保されるので、コイルカバー正面部も二次巻線に
近接配置することができるので、鍔を大きくする必要が
なくなり、実装面積を小さくすることができ、トランス
の小型化が達成できる。
【００１２】請求項３のスイッチングレギュレータ用ト
ランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間に
設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上側
巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠を
形成し、前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台にお
けるボビンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有
し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該
コイルカバーの正面部の上下部と、コイルカバーの両側
面部の上下部の各内面に突縁を有し、前記中鍔および前
記下鍔の各正面部と各両側面部内面に、前記コイルカバ
ーの正面部、両側面部の上下部内面にそれぞれ形成した
前記各突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二
次巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前
記二次巻線の引き出し部を、前記ボビン背面側の端子列
の端子に接続し、前記コイルカバーの正面部、側面部の
上下部内面の前記各突縁を前記中鍔、前記下鍔の各嵌合
溝に嵌合してコイルカバーをボビンに固定し、前記一次
巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの正面部の外面
を通して前記端子台に固定されたボビン正面側端子列の
端子に接続し、前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁
芯、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前
記上側巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外
脚が、前記コイルカバーの側面の外側に位置するように
装着してなることを特徴とする。
ランスは、樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間に
設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上側
巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠を
形成し、前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台にお
けるボビンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有
し、平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該
コイルカバーの正面部の上下部と、コイルカバーの両側
面部の上下部の各内面に突縁を有し、前記中鍔および前
記下鍔の各正面部と各両側面部内面に、前記コイルカバ
ーの正面部、両側面部の上下部内面にそれぞれ形成した
前記各突縁を嵌合する嵌合溝を有し、前記下側巻枠に二
次巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次巻線を巻回し、前
記二次巻線の引き出し部を、前記ボビン背面側の端子列
の端子に接続し、前記コイルカバーの正面部、側面部の
上下部内面の前記各突縁を前記中鍔、前記下鍔の各嵌合
溝に嵌合してコイルカバーをボビンに固定し、前記一次
巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの正面部の外面
を通して前記端子台に固定されたボビン正面側端子列の
端子に接続し、前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁
芯、またはＥ形磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前
記上側巻枠、下側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外
脚が、前記コイルカバーの側面の外側に位置するように
装着してなることを特徴とする。
【００１３】このように、請求項３のトランスは、ボビ
ンの中鍔と下鍔の各正面部、側面部に設けた嵌合溝に、
コ字形のコイルカバーの正面部、側面部の各上下内面の
突縁を嵌合するように、コイルカバーをボビンの側方か
ら装着することにより、二次巻線と、一次巻線および磁
芯との沿面、空間距離を確保する構造であり、複雑な製
造工程を必要としない。また、請求項２と同じ理由によ
り、トランスの小型化が達成できる。
ンの中鍔と下鍔の各正面部、側面部に設けた嵌合溝に、
コ字形のコイルカバーの正面部、側面部の各上下内面の
突縁を嵌合するように、コイルカバーをボビンの側方か
ら装着することにより、二次巻線と、一次巻線および磁
芯との沿面、空間距離を確保する構造であり、複雑な製
造工程を必要としない。また、請求項２と同じ理由によ
り、トランスの小型化が達成できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下本発明によるトランスの一実
施の形態を図１ないし図５により説明する。図１は該ト
ランスの斜視図、図２（Ａ）はそのボビンの正面図、図
２（Ｂ）はその側面図、図２（Ｃ）は該トランスに用い
るコイルカバーの斜視図、図３（Ａ）は該トランスの側
面図、図３（Ｂ）はその側面断面図、図４（Ａ）は該ト
ランスの正面図、図４（Ｂ）はその正面断面図である。
施の形態を図１ないし図５により説明する。図１は該ト
ランスの斜視図、図２（Ａ）はそのボビンの正面図、図
２（Ｂ）はその側面図、図２（Ｃ）は該トランスに用い
るコイルカバーの斜視図、図３（Ａ）は該トランスの側
面図、図３（Ｂ）はその側面断面図、図４（Ａ）は該ト
ランスの正面図、図４（Ｂ）はその正面断面図である。
【００１５】図１ないし図４において、１は樹脂製ボビ
ンであり、該ボビン１は図２（Ａ）、（Ｂ）に示すよう
に、上鍔２と下鍔３とこれらの鍔間２、３の中鍔４とを
備える。そして、前記上鍔２と前記中鍔４との間に上側
巻枠５を形成し、前記中鍔４と前記下鍔３との間で下側
巻枠６を形成する。前記下鍔３の下部に端子台７を有
し、該端子台７におけるボビン１の正面部および前記背
面部にそれぞれ端子列８、９を有する。
ンであり、該ボビン１は図２（Ａ）、（Ｂ）に示すよう
に、上鍔２と下鍔３とこれらの鍔間２、３の中鍔４とを
備える。そして、前記上鍔２と前記中鍔４との間に上側
巻枠５を形成し、前記中鍔４と前記下鍔３との間で下側
巻枠６を形成する。前記下鍔３の下部に端子台７を有
し、該端子台７におけるボビン１の正面部および前記背
面部にそれぞれ端子列８、９を有する。
【００１６】図３（Ａ）、（Ｂ）および図４（Ａ）、
（Ｂ）に示すように、前記上側巻枠５、下側巻枠６には
それぞれ一次巻線１１と、高圧を発生させる二次巻線１
２が巻かれる。図２（Ｃ）は下側巻枠６に巻く二次巻線
１２を覆う樹脂製コイルカバー１３を示す。該コイルカ
バー１３は、平面視がコ字形をなし、その上部には、正
面部と両側面部の内面に、内方に突出する突縁１３ａ、
１３ｂを有する。また、コイルカバー１３の下部の側面
部には、内方に突出する突縁１３ｃを有する。また、正
面部の下部には、一次巻線１１の引き出し部１１ａと二
次巻線１２との間の絶縁確保のため、下方に延出する延
出部１３ｄを有する。また、コイルカバー１３の正面部
には、図１に示すように、一次巻線１１の引き出し部１
１ａをガイドするガイド突起１３ｅを有する。
（Ｂ）に示すように、前記上側巻枠５、下側巻枠６には
それぞれ一次巻線１１と、高圧を発生させる二次巻線１
２が巻かれる。図２（Ｃ）は下側巻枠６に巻く二次巻線
１２を覆う樹脂製コイルカバー１３を示す。該コイルカ
バー１３は、平面視がコ字形をなし、その上部には、正
面部と両側面部の内面に、内方に突出する突縁１３ａ、
１３ｂを有する。また、コイルカバー１３の下部の側面
部には、内方に突出する突縁１３ｃを有する。また、正
面部の下部には、一次巻線１１の引き出し部１１ａと二
次巻線１２との間の絶縁確保のため、下方に延出する延
出部１３ｄを有する。また、コイルカバー１３の正面部
には、図１に示すように、一次巻線１１の引き出し部１
１ａをガイドするガイド突起１３ｅを有する。
【００１７】一方、図２（Ａ）、（Ｂ）に示すように、
前記中鍔４の正面部と両側面部に、前記コイルカバー１
３の上部内面に形成した突縁１３ａ、１３ｂを嵌合する
嵌合溝４ａ、４ｂを有する。また、中鍔４の正面部の嵌
合溝４ａより上部には前方に突出した突出片４ｃを形成
し、該突出片４ｃには、図１に示すように、一次巻線１
１の引き出し部１１ａをガイドするガイド溝４ｄを形成
する。
前記中鍔４の正面部と両側面部に、前記コイルカバー１
３の上部内面に形成した突縁１３ａ、１３ｂを嵌合する
嵌合溝４ａ、４ｂを有する。また、中鍔４の正面部の嵌
合溝４ａより上部には前方に突出した突出片４ｃを形成
し、該突出片４ｃには、図１に示すように、一次巻線１
１の引き出し部１１ａをガイドするガイド溝４ｄを形成
する。
【００１８】また、図２（Ａ）、（Ｂ）に示すように、
前記下鍔３の両側面部に、前記コイルカバー１３の下部
両側の内面に形成した突縁１３ｃを嵌合する嵌合溝３ａ
を有する。また、前記下鍔３の正面部と背面部には、二
次巻線１２の引き出し部１２ａ、１２ｂをガイドするガ
イド溝３ｂ、３ｃを有する。
前記下鍔３の両側面部に、前記コイルカバー１３の下部
両側の内面に形成した突縁１３ｃを嵌合する嵌合溝３ａ
を有する。また、前記下鍔３の正面部と背面部には、二
次巻線１２の引き出し部１２ａ、１２ｂをガイドするガ
イド溝３ｂ、３ｃを有する。
【００１９】このトランスの組立を行う場合は、前記下
側巻枠６に二次巻線１２を巻回し、前記上側巻枠５に一
次巻線１１を巻回し、前記二次巻線１２の引き出し部の
一部１２ａ（図４（Ａ）参照）を、前記正面側端子列８
の一部の端子に接続し、該二次巻線１２の引き出し部の
残部１２ｂ（図３（Ａ）、（Ｂ）参照）を、前記ボビン
背面側の端子列９の端子に接続する。すなわち本例の二
次巻線１２は、２組の巻線を備える。
側巻枠６に二次巻線１２を巻回し、前記上側巻枠５に一
次巻線１１を巻回し、前記二次巻線１２の引き出し部の
一部１２ａ（図４（Ａ）参照）を、前記正面側端子列８
の一部の端子に接続し、該二次巻線１２の引き出し部の
残部１２ｂ（図３（Ａ）、（Ｂ）参照）を、前記ボビン
背面側の端子列９の端子に接続する。すなわち本例の二
次巻線１２は、２組の巻線を備える。
【００２０】続いて、前記コイルカバー１３の上下内面
の前記突縁１３ａ、１３ｂ、１３ｃを前記中鍔４の嵌合
溝４ａ、４ｂおよび下鍔３の嵌合溝３ａに嵌合してコイ
ルカバー１３をボビン１に固定する。
の前記突縁１３ａ、１３ｂ、１３ｃを前記中鍔４の嵌合
溝４ａ、４ｂおよび下鍔３の嵌合溝３ａに嵌合してコイ
ルカバー１３をボビン１に固定する。
【００２１】そして、前記一次巻線１１の引き出し部１
１ａを、前記コイルカバー１３の正面部の外面を通して
前記端子台７に固定されたボビン正面側端子列８の残部
の端子に接続する。
１ａを、前記コイルカバー１３の正面部の外面を通して
前記端子台７に固定されたボビン正面側端子列８の残部
の端子に接続する。
【００２２】また、図３、図４に示すように、前記ボビ
ン１に、上下より、一対のＥ形磁芯１４、１５を、その
中脚１４ａ、１５ａを前記上側巻枠５、下側巻枠６の筒
部に内嵌し、外脚１４ｂ、１５ｂをボビン１の側面に位
置させ、少なくとも下側の磁芯１５の外脚１５ｂは、前
記コイルカバー１３の側面の外側に位置させて装着す
る。
ン１に、上下より、一対のＥ形磁芯１４、１５を、その
中脚１４ａ、１５ａを前記上側巻枠５、下側巻枠６の筒
部に内嵌し、外脚１４ｂ、１５ｂをボビン１の側面に位
置させ、少なくとも下側の磁芯１５の外脚１５ｂは、前
記コイルカバー１３の側面の外側に位置させて装着す
る。
【００２３】このように組立てた状態においては、図５
（Ａ）に示すように、ボビン１の中鍔４と下鍔３の各側
面部に設けた嵌合溝４ｂ、３ａに、コ字形のコイルカバ
ー１３の側面部内面の上下の突縁１３ｂ、１３ｃを嵌合
することにより、沿面距離が確保される。すなわち、図
５（Ｂ）に中鍔４の側面部の嵌合溝４ｂについて拡大し
て示すように、コイルカバー１３の突縁１３ｂとの嵌合
部において、Ｌ４＝ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄの沿面距離を確保す
ることができる。コイルカバー１３の下方の突縁１３ｃ
と下鍔３の嵌合溝３ａとの嵌合部についても同様の構造
で縁面距離を確保することができる。従って、二次巻線
１２と磁芯１４、１５の外脚１４ｂ、１５ｂとの沿面、
空間距離を確保することができる。その結果、外脚１４
ｂ、１５ｂと二次巻線１２との近接配置ができる。
（Ａ）に示すように、ボビン１の中鍔４と下鍔３の各側
面部に設けた嵌合溝４ｂ、３ａに、コ字形のコイルカバ
ー１３の側面部内面の上下の突縁１３ｂ、１３ｃを嵌合
することにより、沿面距離が確保される。すなわち、図
５（Ｂ）に中鍔４の側面部の嵌合溝４ｂについて拡大し
て示すように、コイルカバー１３の突縁１３ｂとの嵌合
部において、Ｌ４＝ａ＋ｂ＋ｃ＋ｄの沿面距離を確保す
ることができる。コイルカバー１３の下方の突縁１３ｃ
と下鍔３の嵌合溝３ａとの嵌合部についても同様の構造
で縁面距離を確保することができる。従って、二次巻線
１２と磁芯１４、１５の外脚１４ｂ、１５ｂとの沿面、
空間距離を確保することができる。その結果、外脚１４
ｂ、１５ｂと二次巻線１２との近接配置ができる。
【００２４】また、図５（Ｃ）に示すように、ボビン１
の中鍔４の正面部に設けた嵌合溝４ａと、コ字形のコイ
ルカバー１３の正面部上部の突縁１３ａとの嵌合部によ
り、図５（Ｂ）に示した原理による沿面距離を確保し、
かつ、コイルカバー１３の正面部の下方への延出部１３
ｄにより、二次巻線１２と、一次巻線１１の引き出し部
１１ａとの沿面距離Ｌ５を確保する構造である。また、
図４に示すように、延出部１３ｄや前記ガイド溝３ｂや
ガイド突起１３ｅにより、沿面、空間距離Ｌ６を確保す
ることができ、これらの沿面、空間距離を持つ構造によ
り、コイルカバー１３を二次巻線１２に近接配置し、引
き出し部１１ａを二次巻線１２に近接配置することがで
きるので、前記磁芯１４、１５の外脚１４ｂ、１５ｂを
二次巻線１２に近接配置することができることと相まっ
て、鍔３、４を大きくする必要がなくなり、実装面積を
小さくすることができ、トランスの小型化が達成でき
る。
の中鍔４の正面部に設けた嵌合溝４ａと、コ字形のコイ
ルカバー１３の正面部上部の突縁１３ａとの嵌合部によ
り、図５（Ｂ）に示した原理による沿面距離を確保し、
かつ、コイルカバー１３の正面部の下方への延出部１３
ｄにより、二次巻線１２と、一次巻線１１の引き出し部
１１ａとの沿面距離Ｌ５を確保する構造である。また、
図４に示すように、延出部１３ｄや前記ガイド溝３ｂや
ガイド突起１３ｅにより、沿面、空間距離Ｌ６を確保す
ることができ、これらの沿面、空間距離を持つ構造によ
り、コイルカバー１３を二次巻線１２に近接配置し、引
き出し部１１ａを二次巻線１２に近接配置することがで
きるので、前記磁芯１４、１５の外脚１４ｂ、１５ｂを
二次巻線１２に近接配置することができることと相まっ
て、鍔３、４を大きくする必要がなくなり、実装面積を
小さくすることができ、トランスの小型化が達成でき
る。
【００２５】また、コイルカバー１３は、その突縁１３
ａ〜１３ｃを中鍔４、下鍔３の嵌合溝４ａ、４ｂ、３ａ
にスライド嵌合することにより、ボビン１に装着する構
造であるから、製造工程を複雑化することなく実現で
き、自動化が可能である。なお、端子数や巻線の数によ
っては、二次巻線１２の引き出し部の全部を背面側の端
子列９の端子に接続してもよい。
ａ〜１３ｃを中鍔４、下鍔３の嵌合溝４ａ、４ｂ、３ａ
にスライド嵌合することにより、ボビン１に装着する構
造であるから、製造工程を複雑化することなく実現で
き、自動化が可能である。なお、端子数や巻線の数によ
っては、二次巻線１２の引き出し部の全部を背面側の端
子列９の端子に接続してもよい。
【００２６】図６は本発明の他の実施の形態を示す側面
断面図であり、前記コイルカバー１３の正面部の下部内
面に延出部１３ｄの代わりに突縁１３ｆを設け、下鍔３
の正面部には、その突縁１３ｆを嵌合する嵌合溝３ｄを
設けて両者を嵌合して沿面距離を確保したものである。
この構造は、正面側の端子列８の端子には一次巻線１１
の引き出し部１１ａのみを接続し、二次巻線１２の引き
出し部１２ａ、１２ｂを背面側の端子列９の端子にのみ
接続する構造に採用される。この構造によっても一次巻
線１１の引き出し部１１ａと二次巻線１２との沿面、空
間距離を確保することができ、前記同様の効果が得られ
る。
断面図であり、前記コイルカバー１３の正面部の下部内
面に延出部１３ｄの代わりに突縁１３ｆを設け、下鍔３
の正面部には、その突縁１３ｆを嵌合する嵌合溝３ｄを
設けて両者を嵌合して沿面距離を確保したものである。
この構造は、正面側の端子列８の端子には一次巻線１１
の引き出し部１１ａのみを接続し、二次巻線１２の引き
出し部１２ａ、１２ｂを背面側の端子列９の端子にのみ
接続する構造に採用される。この構造によっても一次巻
線１１の引き出し部１１ａと二次巻線１２との沿面、空
間距離を確保することができ、前記同様の効果が得られ
る。
【００２７】なお、磁心１４、１５のボビン１に対する
固定は、磁心１４、１５間の突き合わせ面接着または側
面接着、並びに磁心１４、１５とボビン１との間の接着
により行う。この他磁心１４、１５にテープを巻いた後
にワニスで固定したり、固定金具によって磁心１４、１
５を抱持し、さらにワニスで固定するようにしてもよ
い。
固定は、磁心１４、１５間の突き合わせ面接着または側
面接着、並びに磁心１４、１５とボビン１との間の接着
により行う。この他磁心１４、１５にテープを巻いた後
にワニスで固定したり、固定金具によって磁心１４、１
５を抱持し、さらにワニスで固定するようにしてもよ
い。
【００２８】本発明は、一対のＥ形磁心からなる磁心構
成ではなく、Ｅ形磁心とＩ形磁心と磁心構成も採用でき
る。
成ではなく、Ｅ形磁心とＩ形磁心と磁心構成も採用でき
る。
【００２９】
【発明の効果】請求項１によれば、コイルカバーの突縁
と嵌合溝の内面との嵌合部により、二次巻線と磁芯との
沿面、空間距離が確保され、かつコイルカバーにより二
次巻線と磁芯の外脚との絶縁が確保されるので、コイル
カバーを二次巻線に近接配置し、かつコイルカバーに磁
芯の外脚を近接配置することができるので、鍔を大きく
する必要がなくなり、実装面積を小さくすることがで
き、トランスの小型化が達成できる。ボビンの中鍔と下
鍔の各側面部に設けた嵌合溝に、コ字形のコイルカバー
の側面部内面の上下の突縁を嵌合するように、コイルカ
バーをボビンの側方からスライド嵌合で装着することに
より、二次巻線と磁芯との沿面、空間距離を確保する構
造であるから、複雑な製造工程を必要とせず、組立の自
動化が可能である。
と嵌合溝の内面との嵌合部により、二次巻線と磁芯との
沿面、空間距離が確保され、かつコイルカバーにより二
次巻線と磁芯の外脚との絶縁が確保されるので、コイル
カバーを二次巻線に近接配置し、かつコイルカバーに磁
芯の外脚を近接配置することができるので、鍔を大きく
する必要がなくなり、実装面積を小さくすることがで
き、トランスの小型化が達成できる。ボビンの中鍔と下
鍔の各側面部に設けた嵌合溝に、コ字形のコイルカバー
の側面部内面の上下の突縁を嵌合するように、コイルカ
バーをボビンの側方からスライド嵌合で装着することに
より、二次巻線と磁芯との沿面、空間距離を確保する構
造であるから、複雑な製造工程を必要とせず、組立の自
動化が可能である。
【００３０】請求項２、３によれば、請求項１に加え、
コイルカバーの正面部において、一次巻線の引き出し部
と二次巻線との間の沿面、空間距離が確保される。
コイルカバーの正面部において、一次巻線の引き出し部
と二次巻線との間の沿面、空間距離が確保される。
【図１】本発明によるトランスの一実施の形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】（Ａ）は該実施の形態のトランスのボビンの正
面図、（Ｂ）はその側面図、（Ｃ）は該トランスに用い
るコイルカバーの斜視図である。
面図、（Ｂ）はその側面図、（Ｃ）は該トランスに用い
るコイルカバーの斜視図である。
【図３】（Ａ）は該実施の形態のトランスの側面図、
（Ｂ）はその側面断面図である。
（Ｂ）はその側面断面図である。
【図４】（Ａ）は該実施の形態のトランスの正面図、
（Ｂ）はその正面断面図である。
（Ｂ）はその正面断面図である。
【図５】（Ａ）は該実施の形態のトランスのコイルカバ
ーの側面部と中鍔および下鍔の側面部の嵌合構造を示す
断面図、（Ｂ）はその部分拡大図である沿面距離の説明
図、（Ｃ）は該実施の形態のトランスのコイルカバーの
正面部と中鍔および下鍔の正面部の嵌合構造を示す断面
図である。
ーの側面部と中鍔および下鍔の側面部の嵌合構造を示す
断面図、（Ｂ）はその部分拡大図である沿面距離の説明
図、（Ｃ）は該実施の形態のトランスのコイルカバーの
正面部と中鍔および下鍔の正面部の嵌合構造を示す断面
図である。
【図６】本発明の他の実施の形態におけるコイルカバー
の正面部と中鍔、下鍔の正面部との嵌合構造を示す断面
図である。
の正面部と中鍔、下鍔の正面部との嵌合構造を示す断面
図である。
【図７】従来のトランスの例を示すもので、（Ａ）、
（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれその斜視図、正面図、側面図
である。
（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれその斜視図、正面図、側面図
である。
１：ボビン、２：上鍔、３：下鍔、３ａ、３ｄ：嵌合
溝、４：中鍔、４ａ、４ｂ：嵌合溝、５：上側巻枠、
６：下側巻枠、７：端子台、８、９：端子列、１１：一
次巻線、１２：二次巻線、１３：コイルカバー、１３ａ
〜１３ｃ、１３ｆ：突縁、１３ｄ：延出部、１４、１
５：Ｅ形磁心、１４ａ、１５ａ：中脚、１４ｂ、１５
ｂ：外脚
溝、４：中鍔、４ａ、４ｂ：嵌合溝、５：上側巻枠、
６：下側巻枠、７：端子台、８、９：端子列、１１：一
次巻線、１２：二次巻線、１３：コイルカバー、１３ａ
〜１３ｃ、１３ｆ：突縁、１３ｄ：延出部、１４、１
５：Ｅ形磁心、１４ａ、１５ａ：中脚、１４ｂ、１５
ｂ：外脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石垣 勝宏 東京都中央区日本橋一丁目13番１号 ティ −ディ−ケイ株式会社内 Ｆターム(参考） 5E044 BA01 BB02 CA03 CA08 CB10
Claims (3)
- 【請求項１】樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間
に設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上
側巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠
を形成し、 前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台におけるボビ
ンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有し、 平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該コイ
ルカバーの上下の両側面部の各内面に突縁を有し、 前記中鍔と前記下鍔の各両側面部に、前記コイルカバー
の上部、下部の側面部内面に形成した突縁を嵌合する嵌
合溝を有し、 前記下側巻枠に二次巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次
巻線を巻回し、 前記コイルカバーの側面部上下の前記突縁を前記中鍔お
よび下鍔の各側面部の嵌合溝に嵌合してコイルカバーを
ボビンに固定し、 前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁芯、またはＥ形
磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前記上側巻枠、下
側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外脚が、前記コイ
ルカバーの側面の外側に位置するように装着してなるこ
とを特徴とするスイッチングレギュレータ用トランス。 - 【請求項２】樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間
に設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上
側巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠
を形成し、 前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台におけるボビ
ンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有し、 平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該コイ
ルカバーの正面部の上部と、コイルカバーの上下の両側
面部の各内面に突縁を有すると共に、前記コイルカバー
の正面部の下部に、絶縁用の下方への延出部を有し、 前記中鍔の正面部と両側面部に、前記コイルカバーの正
面部上部内面および側面部内面にそれぞれ形成した前記
各突縁を嵌合する嵌合溝を有し、 前記下鍔の両側面部に、前記コイルカバーの両側面部下
部内面に形成した前記突縁を嵌合する嵌合溝を有し、 前記下側巻枠に二次巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次
巻線を巻回し、 前記二次巻線の引き出し部の一部を、前記正面側端子列
の一部の端子に接続し、該二次巻線の引き出し部の残部
を、前記ボビン背面側の端子列の端子に接続するか、あ
るいは二次巻線の引き出し部全部を背面側の端子列の端
子に接続し、 前記コイルカバーの正面部、側面部の上部内面の前記突
縁を前記中鍔の正面部および側面部の嵌合溝に嵌合し、
かつコイルカバーの側面部下部の突縁を下鍔の側面部の
嵌合溝に嵌合してコイルカバーをボビンに固定し、 前記一次巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの正面
部の外面を通して前記端子台に固定されたボビン正面側
端子列の端子に接続し、 前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁芯、またはＥ形
磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前記上側巻枠、下
側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外脚が、前記コイ
ルカバーの側面の外側に位置するように装着してなるこ
とを特徴とするスイッチングレギュレータ用トランス。 - 【請求項３】樹脂製ボビンに上鍔と下鍔とこれらの鍔間
に設けた中鍔とを備え、前記上鍔と前記中鍔との間に上
側巻枠を形成し、前記中鍔と前記下鍔との間で下側巻枠
を形成し、 前記下鍔の下部に端子台を有し、該端子台におけるボビ
ンの正面部および背面部にそれぞれ端子列を有し、 平面視がコ字形の樹脂製コイルカバーを備えて、該コイ
ルカバーの正面部の上下部と、コイルカバーの両側面部
の上下部の各内面に突縁を有し、 前記中鍔および前記下鍔の各正面部と各両側面部内面
に、前記コイルカバーの正面部、両側面部の上下部内面
にそれぞれ形成した前記各突縁を嵌合する嵌合溝を有
し、 前記下側巻枠に二次巻線を巻回し、前記上側巻枠に一次
巻線を巻回し、 前記二次巻線の引き出し部を、前記ボビン背面側の端子
列の端子に接続し、 前記コイルカバーの正面部、側面部の上下部内面の前記
各突縁を前記中鍔、前記下鍔の各嵌合溝に嵌合してコイ
ルカバーをボビンに固定し、 前記一次巻線の引き出し部を、前記コイルカバーの正面
部の外面を通して前記端子台に固定されたボビン正面側
端子列の端子に接続し、 前記ボビンに、上下より、一対のＥ形磁芯、またはＥ形
磁芯とＩ形磁芯を、Ｅ形磁芯の中脚が前記上側巻枠、下
側巻枠の筒部に内嵌され、Ｅ形磁芯の外脚が、前記コイ
ルカバーの側面の外側に位置するように装着してなるこ
とを特徴とするスイッチングレギュレータ用トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11205701A JP2001035732A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | スイッチングレギュレータ用トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11205701A JP2001035732A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | スイッチングレギュレータ用トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001035732A true JP2001035732A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16511284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11205701A Withdrawn JP2001035732A (ja) | 1999-07-21 | 1999-07-21 | スイッチングレギュレータ用トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001035732A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007335841A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-12-27 | Sumida Corporation | バランストランス |
| JP2008034599A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トランス |
| JP2008091913A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | General Electric Co <Ge> | Ｘ線管用のフィラメント変圧器 |
| JP2008177312A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fdk Corp | トランス |
| JP2008177313A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fdk Corp | トランス |
| JP2017126675A (ja) * | 2016-01-14 | 2017-07-20 | キヤノン株式会社 | 電源装置、画像形成装置及びトランス |
| CN109407077A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-03-01 | 深圳顺络电子股份有限公司 | 一种变压器及超声波倒车雷达 |
| WO2022059823A1 (ko) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | (주)티에스이 | 고조파 저감용 리액터 |
-
1999
- 1999-07-21 JP JP11205701A patent/JP2001035732A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007335841A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-12-27 | Sumida Corporation | バランストランス |
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| JP2008177312A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Fdk Corp | トランス |
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| CN109407077A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-03-01 | 深圳顺络电子股份有限公司 | 一种变压器及超声波倒车雷达 |
| WO2022059823A1 (ko) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | (주)티에스이 | 고조파 저감용 리액터 |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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