JP2018101749A - コイル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーケージ特性が安定なコイル装置を提供すること。【解決手段】ボビン20と、当該ボビン20の外周に装着してあるコイルとを有するトランスである。コイルから引き出される少なくとも一対の第1リード部37a、37bは、コイルの巻回軸方向に延びる立上部371a、371bと、一対の立上部371a、371bの間の距離よりも狭い距離を保ちながら、コイルから遠ざかる方向に延びる一対の引出本体部373a、373bとを有する。立上部371a、371bと引出本体部373a、373bとの間は、方向変化部372a、372bにより連絡しており、立上部371a、371bの向く方向を引出本体部373a、373bの向く方向へと方向を変化させている。【選択図】図7B

Description

本発明は、たとえばリーケージトランスなどのトランスとして好適に利用可能なコイル装置に関する。
コイル装置は、様々の電気製品に、様々な用途で用いられている。たとえば、EV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器、あるいはLLC回路などにおいて、コイル装置が用いられ、リーケージトランスなどのトランスとして一般に用いられている。
コイル装置としては、たとえば下記に示す特許文献1に示すコイル装置が知られている。特許文献1に示すコイル装置では、リーケージ特性の調整が容易であり、大電流化を図りながら高周波化に対応できる。
特許文献1などに示す従来のコイル装置では、コイルを構成するワイヤの両端に対応する一対のリード部が、コイルに近い位置では近接しており、コイルから離れる方向に引き出す際には、リード部同士を引き離すように端子に接続することが一般的である。しかしながら、このような一般的なリード部の引出構造では、リーケージ特性が安定しないことが判明した。特に近年では、コイル装置に印加される電圧の高周波化に伴い、高周波帯におけるリーケージ特性の安定が課題となっている。
特開2013−254890号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、リーケージ特性が安定なコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
ボビンと、前記ボビンの外周に装着してあるコイルとを有するコイル装置であって、
前記コイルから引き出され、第1ワイヤの両端で構成される一対の第1リード部は、
前記コイルの巻回軸方向に延びる一対の第1立上部と、
一対の前記第1立上部の間の距離よりも狭い距離を保ちながら、前記コイルから遠ざかる方向に延びる一対の第1引出本体部と、
前記第1立上部と前記第1引出本体部との間を連絡して、前記第1立上部の向く方向を前記第1引出本体部の向く方向へと方向を変化させる一対の第1方向変化部と、
を有することを特徴とする。
本発明に係るコイル装置では、一対の第1リード部は、第1立上部で巻回軸に沿ってコイルから引き出された後、第1方向変化部で一対の第1リード部同士の間隔が狭まる方向に曲げられ、その後に、第1引出本体部でコイルから遠ざけられる。すなわち、本発明に係るコイル装置では、一対の第1引出本体部の隙間間隔は、一対の第1立上部の隙間間隔よりも狭くなる。そのため、一対の第1リード部は、離間した状態でコイルから引き出され、巻回軸に沿って立ち上がった後で近接することになる。本発明者等は、このような引出構造とすることで、従来のコイル装置に比べて、リーケージ特性が安定したコイル装置を実現することができることを見出した。
本発明者等の実験によれば、リーケージ特性は、一対の引出本体部の間隔に応じて変化するが明らかになった。そこで、一対の引出本体部同士の間隔を、リーケージ特性が良好となるように調整することにより、リーケージ特性を最適化することができる。
好ましくは、前記ボビンには、第1端子台が形成してあり、前記第1端子台には、前記第1立上部で立ち上げられた前記第1リード部が、前記第1方向変化部の位置で外側から内側に巻き付いて前記第1引出本体部の方向に導く一対の第1係止部が形成してある。このように構成することにより、各第1リード部が係止部に弛みなく係止され、第1リード部に連続してボビンに巻回してある第1ワイヤにより形成されるコイル部の巻き解しが防止される。
好ましくは、前記第1端子台には、一対の前記第1係止部の間に位置して、前記第1方向変化部から前記第1引出本体部へと向かう一対の前記第1リード部を案内し、一対の前記第1引出本体部の間に所定の隙間を形成するための分離凸部が形成してある。分離凸部があることで、一対の第1リード部は、分離凸部と第1係止部との間に挟まれて固定され、一対の第1引出本体部を小さな隙間間隔でコイルから遠ざかる方向に引き出すことが容易になる。
好ましくは、コイル装置は、前記第1ワイヤとは異なる第2ワイヤの両端で構成され、前記コイルから引き出される一対の第2リード部をさらに有する。
一対の前記第2リード部は、
前記コイルの巻回軸方向に延びる一対の第2立上部と、
一対の前記第2立上部の間の距離よりも広い距離を保ちながら、前記コイルから遠ざかる方向に延びる一対の第2引出本体部と、
前記第2立上部と前記第2引出本体部との間を連絡して、前記第2立上部の向く方向を前記第2引出本体部の向く方向へと方向を変化させる一対の第2方向変化部と、を有していてもよい。
一対の第2リード部は、一対の第1リード部と同様に、第2立上部の間の距離よりも狭い距離を保ちながら、コイルから遠ざかる方向に第2引出本体部として延びていてもよいが、第2リード部に印加される電圧が高い場合などには、その逆でもよい。すなわち、一対の第2リード部は、第2立上部の間の距離よりも広い距離を保ちながら、コイルから遠ざかる方向に第2引出本体部として延びていてもよい。
好ましくは、前記ボビンには、第2端子台が形成してあり、前記第2端子台には、前記第2立上部で立ち上げられた前記第2リード部が、前記第2方向変化部の位置で内側から外側に巻き付いて前記第2引出本体部の方向に導く一対の第2係止部が形成してある。このように構成することにより、各第2リード部が係止部に弛みなく係止され、第2リード部に連続する第2ワイヤにより形成されるコイル部の巻き解しが防止される。
好ましくは、前記第1立上部の立上げ方向と、前記第2立上部の立上げ方向とが同じ方向であり、前記第2端子台は、前記ボビンに形成してある第1端子台に対して、前記コイルの巻回軸の同じ側に位置する。このように構成することで、第1端子台および第2端子台と巻回軸に沿って反対側に位置する前記ボビンの底面を冷却側に位置させることが容易になり、コイルおよびボビンの冷却効率が向上する。
好ましくは、前記コイルの一部を構成する前記第2ワイヤが前記ボビンに巻回されている部分と、前記第1立上部との間の絶縁を確保するために、前記第1立上部の内側で前記ボビンの外周には、絶縁カバーが装着してある。このように構成することで、たとえば第1ワイヤで構成されるコイル部と、第2ワイヤで構成されるコイル部との間の絶縁が良好に保たれる。
好ましくは、前記コイルは、前記コイルの巻回軸に沿って、第1コイル部と、第2コイル部と、これらの第1コイル部と第2コイル部との間に位置する中間コイル部とを有し、
前記中間コイル部は前記第1ワイヤで構成してあり、
前記第1コイル部および前記第2コイル部は、前記第1コイル部と前記第2コイル部とを連続して形成するための前記第2ワイヤで構成してある。
中間コイル部を、第1コイル部と第2コイル部とで挟む構造とすることで、これらのコイル部間の結合を高くすることができ、リーケージ特性の安定化を図ることが容易となる。また、高周波帯においても、安定したリーケージ特性を得ることができる。
前記第1ワイヤは、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか一方を構成し、前記第2ワイヤは、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか他方を構成してもよい。
好ましくは、前記ボビンに巻回してある前記第1ワイヤの巻数が、前記ボビンに巻回してある前記第2ワイヤの巻き数よりも小さい。巻き数が小さい第1ワイヤの両端に位置する一対の第1リード部を、本発明の構成とすることで、本発明の作用効果が大きくなる。
図1は本発明の一実施形態に係るコイル装置としてのトランスの斜視図である。 図2は図1に示すトランスの分解斜視図である。 図3は図1に示すトランスからケースを取り外したときの斜視図である。 図4は図3に示すトランスからコアを取り外したときの斜視図である。 図5は図1に示すV−V線に沿うトランスの要部断面図である。 図6Aは図1に示すVI−VI線に沿うトランスの要部断面図である。 図6Bは図1に示すVI−VI線に沿うボビンの要部断面図である。 図7Aは図1に示すトランスにおけるボビン等の斜視図である。 図7Bは図7Aに示すボビン等を別角度から見たときの斜視図である。 図7Cは図6Aに示す絶縁カバー等の斜視図である。 図7Dは図6Aに示す他の絶縁カバーの斜視図である。 図8Aは図7Aに示すボビンに巻回される共通ワイヤおよび中間ワイヤの一例を示す斜視図である。 図8Bは図8Aに示す共通ワイヤおよび中間ワイヤと図7Cおよび図7Dに示す絶縁カバーの位置関係を示す斜視図である。 図8Cは図8Bに示す共通ワイヤ等を別の角度から見たときの斜視図である。 図9は図8Aに示す共通ワイヤおよび中間ワイヤの側面図である。 図10は図8Aに示す共通ワイヤおよび中間ワイヤの分解斜視図である。 図11は図1に示すトランスの等価回路を示す回路図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示す本実施形態に係るコイル装置としてのトランス10は、たとえばEV(Electric Vehicle:電動輸送機器)、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle:プラグインハイブリッド自動車)、あるいはコミュータ(車両)用の車載用充電器などに用いられ、たとえばLLC回路の一部を構成するために用いられる。
図2に示すように、このトランス10は、ボビン20と、磁性コア40aおよび40bと、カバー50と、引出ワイヤカバー60と、台座70と、これらを内部に収容するケース90と、底板92とを有する。なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、Z軸は、トランス10の高さ(厚み)に対応する。本実施形態では、トランス10のZ軸方向の下方が、トランスの設置面となる。また、Y軸は、磁性コア40a,40bにおけるベース部44a,44bの長手方向に一致する。さらに、X軸は、ボビン20の長手方向に一致するようになっている。
本実施形態では、底板92がケース90の底部開口部に、カシメや接着などの手段で取り付けられて、上部が開放してあるケース90が構成される。底板92は、放熱性に優れたアルミニウム銅、鉄などの金属で構成してあることが好ましいが、PPS、PET、PBTなどで構成しても良い。底板92には、後述する磁性コア40のZ軸方向の下端面が接触することから、底板92は、放熱性に優れた材質で構成されることが好ましい。ケース90の下方には、底板92を介して、あるいは、直接に冷却パイプ、冷却フィンなどの冷却装置を装着しても良い。
ケース90の四隅におけるZ軸方向の中間部付近には、ボス部91が形成してある。ボス部91には、たとえばボルト孔が形成してある。ケース90自体は、金属で構成されるが、合成樹脂などで構成されてもよい。なお、底板92とケース90とをアルミニウムのダイキャスト成形などにより一体成形しても良い。ケース全体を金属で構成することにより、放熱性がさらに高められる。
ケース90の内部には、放熱用樹脂が充填してあってもよい。放熱用樹脂としては、特に限定されないが、たとえば熱伝導率が0.5〜5、好ましくは1〜3W/m・Kである放熱性に優れた樹脂が好ましい。放熱性に優れた樹脂としては、たとえばシリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などがあるが、中でも、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂が好ましい。また、放熱性を高めるために、樹脂中には、熱伝導性の高いフィラーを充填させても良い。
また、本実施形態の放熱用樹脂は、ショアA硬度が100以下、好ましくは60以下であることが好ましい。磁性コア40a,40bやボビン20が熱により変形したとしても、その変形を吸収し、磁性コア40a,40bに過大な応力を発生させないようにするためである。このような樹脂としては、ポッティング樹脂が例示される。
図5および図6Aに示すように、ボビン20のボビン本体21回りに巻回してあるコイル300は、コイル300の巻回軸(Z軸と略平行)に沿って、第1コイル部301と、第2コイル部302と、これらの第1コイル部301と第2コイル部302との間に位置する中間コイル部303とを有する。すなわち、本実施形態では、コイル300の巻回軸(Z軸方向)に沿って、中間コイル部303が第1コイル部301と第2コイル部302とで挟まれている。
中間コイル部303は、中間ワイヤ(第1ワイヤ)37で構成してあり、第1コイル部301および第2コイル部302は、第1コイル部301と第2コイル部302とを形成するための共通ワイヤ(第2ワイヤ)38で構成してある。
本実施形態では、共通ワイヤ38は一次コイルを構成し、中間ワイヤ37は二次コイルを構成する。すなわち、図11に示すように、共通ワイヤ38で構成される第1コイル部301および第2コイル部302が1次側巻線、中間ワイヤ37で構成される中間コイル部303が二次側巻線となることにより、両者間でトランスが形成される。
本実施形態では、一次コイルには、二次コイルに比較して高電圧が作用し、二次コイルには比較的に低電圧が作用する。ここで、図11に示すLaは漏れインダクタンスである。
ワイヤ37,38は、それぞれ単線で構成されてもよく、あるいはそれぞれ撚り線で構成されてもよく、あるいは一方が単線で他方が撚り線であってもよい。各ワイヤ37,38は、同じ材質で構成されていても異なっていても良い。ワイヤ37,38の外径は、特に限定されないが、好ましくは1.0〜4.0mmの範囲である。本実施形態では、二次コイルに流れる電流が大きくなるために、中間ワイヤ37の外径が、共通ワイヤ38の外径よりも大きく、たとえば3.0〜4.0mmが好ましい。また、各ワイヤ37,38には、絶縁被膜が形成してあることが好ましい。
図1に示す第1リード部37a,37bは、図5および図6Aに示す中間ワイヤ37の両端部であり、図1に示す第2リード部38a,38bは、図5および図6Aに示す共通ワイヤ38の両端部である。図1に示すように、第1リード部37a,37bおよび第2リード部38a,38bの各端部には、たとえば金属端子で構成された端子94がハンダ付けなどで接続され、それぞれのワイヤ37および38の両端が端子94に電気的に接続してある。
本実施形態では、中間コイル部303を構成する中間ワイヤ37の巻数をn2とした場合に、第1コイル部301および第2コイル部302における共通ワイヤ38の合計巻数n1は、好ましくは巻き数n2の2倍以上、3倍以上でもよく、5倍以上、6倍以上でもよい。本実施形態では、これらの巻き数の比率(n1/n2)が大きい場合でも、結合係数を比較的に大きくすることが可能であり、リーケージ特性の安定化に寄与する。
第1コイル部301および第2コイル部302における共通ワイヤ38の合計巻数n1は、第1コイル部301および第2コイル部302に略均等に分けられることが好ましいが、多少異なっていても良い。すなわち、第1コイル部301における共通ワイヤ38の巻き数は、(0.3〜0.7)×n1であることが好ましく、第2コイル部302における共通ワイヤ38の巻き数は、(0.7〜0.3)×n1であることが好ましい。一次コイルと二次コイルとの結合係数を向上させるためである。
図9に示すように、共通ワイヤ38は、第1コイル部301と第2コイル部302との間を巻回軸(Z軸)方向に延びるコイル間接続部380を有する。本実施形態では、第1コイル部301と第2コイル部302とが共通ワイヤ38で連続して形成してあるため、共通ワイヤ38には、第1コイル部301と第2コイル部302の間を巻回軸方向に延びるコイル間接続部380が形成されることになる。
図6Aおよび図9に示すように、コイル間接続部380は、中間コイル部303の内側を通過している。詳細については後述するが、本実施形態では、最初に共通ワイヤ38をボビン20に巻回して、第1コイル部301および第2コイル部302を構成し、次いで中間ワイヤ37をボビン20に巻回して、中間コイル部303を構成している。
このような態様でコイル300をボビン20に装着した場合、コイル間接続部380は、中間コイル部303の内側を通過することになる。この場合、図6Aに示すように、コイル間接続部380を中間コイル部303から絶縁するために、第1絶縁カバー81が、ボビン20に装着してある。第1絶縁カバー81については、後で詳細に説明する。
図6Aに示すように、第1コイル部301および第2コイル部302からは一対の第2リード部38a,38bが引き出されている。また、中間コイル部303からは一対の第1リード部37a,37bが引き出されている。
より詳細には、図8Aに示すように、中間ワイヤ37の両端に形成してある第1リード部37a,37bは、コイル300の巻回軸(Z軸)方向に延びる第1立上部371a,371bと、一対の第1リード部37a,37b同士の間隔が狭まる方向に向かう第1方向変化部372a,372bと、コイル300から遠ざかる方向(X軸)に延びる第1引出本体部373a,373bとを有する。
なお、第1立上部371a,371bは、Z軸に対して必ずしも平行ではなく傾斜していてもよい。また、第1引出本体部373a,373bもX軸に対して必ずしも平行ではなく、Y軸および/またはZ軸方向に傾斜していてもよい。また、第1方向変化部372a,372bは、第1立上部371a,371bの向かう方向を第1引出本体部373a,373bの向かう方向に変換する部分であり、直線状でも曲線状でもよい。
本実施形態では、第1引出本体部373a,373b同士の間隔が、第1立上部371a,371b同士の隙間間隔よりも狭くなるように構成されている。より詳細には、第1引出本体部373a,373b同士の隙間間隔W1は、好ましくは0〜1mmである。また、第1引出本体部373a,373bのX軸方向の長さL1は、好ましくは20〜100mmである。隙間間隔W1を小さくするほど、二次側コイルのリーケージを小さくすることができる。また、第1引出本体部373a,373bのX軸方向の長さL1は、長くなるほどリーケージが大きくなる傾向にあるために、必要最小限が好ましい。
また、図8Aに示すように、共通ワイヤ38の両端に形成してある第2リード部38a,38bは、コイル300の巻回軸(Z軸)方向に延びる第2立上部381a,381bと、一対の第2リード部38a,38b同士の間隔が広がる方向に向かう第2方向変化部382a,382bと、コイル300から遠ざかる方向(Y軸)に延びる第2引出本体部383a,383bとを有する。
なお、第2立上部381a,381bは、Z軸に対して必ずしも平行ではなく傾斜していてもよい。また、第2引出本体部383a,383bもX軸に対して必ずしも平行ではなく、Y軸および/またはZ軸方向に傾斜していてもよい。また、第2方向変化部382a,382bは、第1方向変化部372a,372bと同様であり、直線状でも曲線状でもよい。
本実施形態では、第2引出本体部383a,383b同士の間隔が、第2立上部381a,381b同士の隙間間隔よりも広くなるように構成されている。より詳細には、第2引出本体部383a,383b同士の隙間間隔W2は、引出本体部373a,373b同士の隙間間隔W1よりも広く、好ましくは1〜5mmである。また、第2引出本体部383a,383bのX軸方向の長さL2は、第1引出本体部373a,373bのX軸方向の長さL1と略同等である。
なお、本実施形態では、第1引出本体部373a,373b同士の間隔、および第2引出本体部383a,383b同士の間隔が、その長手方向各部において一定となっているが、異なっていてもよい。すなわち、第1引出本体部373a,373bあるいは第2引出本体部383a,383bは、必ずしも平行に延びていなくてもよい。ただし、トランス10のリーケージ特性を良好にする観点では、第1引出本体部373a,373b同士の隙間間隔W1を小さくし、隙間間隔W1が長手方向に沿って一定であることが好ましい。
図7Aに示すように、ボビン20は、ボビン本体21と、ボビン本体21のX軸方向の両端上部に一体に成形してある第1端子台22および第2端子台23とを有する。ボビン20は、たとえばPPS、PET、PBT、LCP、ナイロンなどのプラスチックで構成してあるが、その他の絶縁部材で構成されても良い。ただし、本実施形態では、ボビン20としては、たとえば1W/m・K以上に熱伝導率が高いプラスチックで構成することが好ましく、たとえばPPS、ナイロンなどで構成してある。
端子台22,23は、側壁部221,231と、それぞれX軸方向の両端に形成してある一対の第1および第2係止部222,232と、を有する。側壁部221,231は、第1リード部37a,37bおよび第2リード部38a,38bが引き出される側を除き、端子台22,23の周縁を包囲するように形成してある。側壁部221,231のY軸方向の両外端壁には、係合突起部224および234がそれぞれ形成してある。係合突起部224,234の機能について後述する。第1端子台22では、一対の第1係止部222のY軸方向の中間位置に分離凸部223が形成してある。
図7Bに示すように、一対の第1係止部222には、第1立上部371a,371bでZ軸方向に立ち上げられた第1リード部37a,37bが、第1方向変化部372a,372bの部分でY軸方向の外側から内側に巻き付けられ、第1引出本体部373a,373bとして相互間の隙間が小さくなった状態でX軸方向の外側に案内される。
分離凸部223は、Z軸から見て、略五角形の形状を持ち、X軸方向にボビン20から離れる方向に向けて先細になる先端部を有する。分離凸部223は、第1方向変化部372a,372b同士、または第1引出本体部373a,373b同士が接触しないように分離するための部材である。なお、分離凸部223の形状は図示の形状に限定されるものではなく、楕円形やその他の多角形などに適宜変更してもよい。
第1リード部37a,37bの第1方向変化部372a,372bを一対の第1係止部222と分離凸部223との間に係止させることにより、各第1リード部37a,37bが第1係止部372a,372bに弛みなく係止される。その結果、図8Aに示す第1リード部37a,37bの中間に位置する中間ワイヤ37で構成される中間コイル部303の巻き解しが防止される。その状態で、第1リード部37a,37bをコイル300から遠ざかる方向に引き出すことが可能となる。すなわち、本実施形態では、図7Bに示すように、第1端子台22には、側壁部221と一対の第1係止部222と分離凸部223とにより区画された(あるいは、挟まれた)通路が形成してあり、これらの通路を通して、第1リード部37a,37bをボビン20から遠ざかる方向に引き出すことが可能となる。
また、図4に示すように、一対の第2係止部232では、第2立上部381a,381bでZ軸方向に立ち上げられた第2リード部38a,38bが、第2方向変化部382a,382bの部分でY軸方向の内側から外側に巻き付けられ、第2引出本体部383a,383bとして相互間の隙間が大きくなった状態でX軸方向の外側に案内される。第2端子台23には、第1端子台22に設けられた分離凸部223と同様な部材は具備させる必要がない。
第2リード部38a,38bの第2方向変化部382a,382bを一対の第2係止部232に係止することにより、各第2リード部38a,38bが第2係止部232に弛みなく係止される。その結果、図8Aに示す第2リード部38a,38bの中間に位置する共通ワイヤ38で構成される第1コイル部301および第2コイル部302の巻き解しが防止された状態で、第2リード部38a,38bをコイル300から遠ざかる方向に引き出すことが可能となる。すなわち、本実施形態では、図7Aに示すように、第2端子台23には、側壁部231と一対の第2係止部232とにより区画された(あるいは、挟まれた)通路が形成してあり、これらの通路を通して、第2リード部38a,38bをボビン20から遠ざかる方向に引き出すことが可能となる。
図2に示すように、端子台22,23のZ軸方向の上方には、引出ワイヤカバー60が覆い被さるように装着される。より詳細には、引出ワイヤカバー60のY軸方向両端の側面には、孔61が形成してあり、この孔61を端子台22,23に形成してある係合突起部224,234に係合させることにより、引出ワイヤカバー60を端子台22,23に装着することができる。これにより、第1リード部37a,37bおよび第2リード部38a,38bが端子台22,23の上方に不要にはみ出すことを防止することができる。
磁性コア40a,40bは、本実施形態では、同じ形状であり、Z−Y断面で断面E字形状を有し、いわゆるE型コアを構成する。なお、磁性コア40a,40bの態様は図2に示す態様に限定されるものではなく、磁性コア40a,40bを図中一点鎖線(Y軸方向の略中央位置)に沿ってXZ平面に平行に切断してなる分割コアであってもよい。
Z軸方向の上側に配置される磁性コア40aは、Y軸方向に延びるベース部44aと、ベース部44aのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の側脚部48aと、これらの側脚部48aの間でY軸方向の中央からZ軸方向に突出する中脚部46aとを有する。Z軸方向の下側に配置される磁性コア40bは、Y軸方向に延びるベース部44bと、ベース部44bのY軸方向の両端からZ軸方向に突出している一対の側脚部48bと、これらの側脚部48bの間でY軸方向の中央からZ軸方向に突出する中脚部46bとを有する。
中脚部46aは、ボビン20のコア脚用貫通孔21aの内部にZ軸方向の上方から挿入されるようになっている。同様に、中脚部46bは、ボビン20のコア脚用貫通孔21aの内部にZ軸方向の下方から挿入され、コア脚用貫通孔21aの内部において、それらの先端は、所定のギャップG(図5および図6A参照)を挟んで向き合うように構成してある。
このように、ギャップGを形成することにより、ギャップGの幅に応じてリーケージ特性を調整することができる。なお、ギャップGを形成することなく、中脚部46bの先端が、コア脚用貫通孔21aの内部において、中脚部46aの先端に接触するように構成してもよい。
中脚部46aおよび中脚部46bは、コア脚用貫通孔21aの内周面形状に一致するように、略楕円柱形状を有しているが、その形状は、特に限定されず、コア脚用貫通孔21aの形状に合わせて変化させても良い。また、側脚部48a,48bは、ボビン本体21の外周面形状に合わせた内側凹曲面形状を有し、その外面は、X−Z平面に平行な平面を有している。本実施形態では、各コア40a,40bの材質は、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。
側脚部48a,48bの内周面とボビン本体21の外周面との間には、それぞれカバー50が配置してある。カバー50のカバー本体52は、ボビン20における端子台22および23の間に位置するボビン本体21の外周を覆うような形状を有する。カバー本体52のZ軸方向の両端には、カバー本体52からボビン本体21に向けて略垂直方向に折り曲げられている係止片54が一体成形してある。カバー本体52のZ軸方向の両側に形成してある一対の係止片54は、図4に示すように、ボビン本体21のZ軸方向の上下面を挟み込むように取り付けられる。
また、カバー本体52のX軸方向の両端外面には、それぞれZ軸方向に延びる側脚ガイド片56が一体に成形してある。一対の側脚ガイド片56の間に位置するカバー本体52の外面には、側脚部48a,48bの内面が接触し、側脚部48a,48bのX軸方向の移動が、一対の側脚ガイド片56により制限されるようになっている。これらのカバー50は、ボビン20と同様なプラスチックなどの絶縁部材あるいは金属で構成してある。
図5に示すように、ボビン20のボビン本体21を構成する巻回筒部28のZ軸方向の両端には、端部隔壁鍔24および25が半径方向の外方に延びるように、XY平面に略平行に一体成形してある。端部隔壁鍔24および25のZ軸方向の間に位置する巻回筒部28の外周面には、巻回隔壁鍔26および27が径方向外方に突出するように、Z軸方向に所定間隔で形成してある。これらの端部隔壁鍔24および25の間に形成された巻回隔壁鍔26および27により、これらの隔壁鍔の間には、Z軸方向の下から順に、区画S1〜S3が形成される。なお、巻回隔壁鍔26,27および区画S1〜S3の数は、特に限定されない。
本実施形態では、区画S1,S3には、共通ワイヤ38が連続して6ターンずつ巻回されて、第1コイル部301および第2コイル部302が構成され、区画S2には中間ワイヤ37が1ターンで巻回され、第3コイル部303が構成される。本実施形態では、巻回隔壁鍔26が、第1コイル部301と中間コイル部303とをZ軸方向に仕切る役割を果たし、巻回隔壁鍔27が、第2コイル部302と中間コイル部303とをZ軸方向に仕切る役割を果たす。
図5に示すように、第1コイル部301を構成する共通ワイヤ38が巻回される区画S1,S3におけるZ軸に沿っての区画幅T1は、Z軸方向に1本の共通ワイヤ38が入り込める幅に設定してある。ただし、区画幅T1は、Z軸方向に2本以上の共通ワイヤ38が入り込める幅に設定してもよい。また、本実施形態では、区画幅T1は、全て同じであることが好ましいが、多少異なっていても良い。
また、中間コイル部303を構成する中間ワイヤ37が巻回される区画S2におけるZ軸に沿っての区画幅T2は、Z軸方向に1本の中間ワイヤ37が入り込める幅に設定してある。ただし、区画幅T2は、Z軸方向に2本以上の中間ワイヤ37が入り込める幅に設定してもよい。また、本実施形態では、区画S2におけるZ軸に沿っての区画幅T2は、共通ワイヤ38の線径に合わせて、区画幅T1と異なっていることが好ましいが、同じであってもよい。
また、隔壁鍔24〜27の高さ(巻軸に対して半径方向の長さ)H1は、1本以上(1層以上)のワイヤ37または38が入り込める高さに設定してあり、本実施形態では、好ましくは3〜8層のワイヤが巻回できる高さに設定してある。各隔壁鍔24〜27の高さH1は、全て同じであることが好ましいが、異なっていても良い。
本実施形態では、区画S1およびS3に巻回される共通ワイヤ38の巻回方法はα巻であり、図9に示すコイル間接続部380から、図5に示す各区画S1およびS3に共通ワイヤ38が通されて巻始められ、図8Aに示す各リード部38a,38bに引き出される。図5に示す区画S2に巻回される中間ワイヤ37の巻回方法は、特に限定されず、通常巻きでもα巻きでもよい。
ここで、α巻きについて説明する。たとえば図6Aおよび図6Bに示すボビン20に、共通ワイヤ38をα巻きするには、まず、巻回隔壁鍔26および27の周方向一部が切り欠かれている部分に、共通ワイヤ38のコイル間接続部380を通して、図5に示す区画S1と区画S3とを連絡する。そして、リード部38aに近い側の共通ワイヤ38の一部は、区画S3の内部で、たとえば右回りに巻回筒部28の外周に複数層(本実施形態では、6層)で巻回する。同時に、リード部38bに近い側の共通ワイヤ38の他の一部は、区画S1の内部で、区画S1における巻き方とは逆の方向(または同一方向でもよい)に、巻回筒部28の外周に複数層で巻回する。なお、これらの作業は、自動巻機を用いて行っても良い。
図5に示す区画S2に巻回される中間ワイヤ37は、図6Aに示すように、巻回隔壁鍔26および27の周方向一部が切り欠かれている部分に、共通ワイヤ38のコイル間接続部380を配置した後、第1絶縁カバー81が装着され、その後に、図5に示すように、巻回隔壁鍔26および27の間で一巻き以上に巻回される。
図6Aおよび図7Aに示すように、Z軸方向の最下部に位置する端部隔壁鍔25のX軸方向の両端には、それぞれボビン脚部29が一体に成形してある。各ボビン脚部29は、端部隔壁鍔25のX軸方向の両端から、Z軸方向の下方に突出して形成してある。各ボビン脚部29には、図2に示す各台座70が収容される。各台座70のZ軸方向の高さは、各台座70を各ボビン脚部29に収容したときに、各台座70の底面がコア部材40bの底面と略面一となるように調整してある。すなわち、台座70は高さ調整機構としての機能も有する。
図7Aに示すように、巻回隔壁鍔26,27の第2端子台23側には、図7Cに示す第1絶縁カバー81のY軸方向幅よりも狭い幅で、切欠部264,274が形成してある。また、巻回隔壁鍔26のZ軸方向の下側表面には、切欠部264が形成されている周方向位置で、Z軸方向に貫通しないザグリ面261が形成してある。また、巻回隔壁鍔27のZ軸方向の上側表面には、切欠部274が形成されている周方向位置で、Z軸方向に貫通しないザグリ面271が形成してある。
ザグリ面261および271に沿って、図7Cに示す第1絶縁カバー81が巻回隔壁鍔26および27の間に取り付けられ、切欠部264,274を閉じるようになっている。図7Cに示すように、第1絶縁カバー81は、コイル間接続部380を中間コイル部303から絶縁するためのものである。なお、図7Aに示すように、ザグリ面271には、リード係止溝272が形成してある。リード係止溝272は、第2リード部38bの第2立上部381bの基端が係止し、第2立上部381bを形成しやすくしている。
図7Cに示すように、第1絶縁カバー81は、円筒の一部を構成する中間部分筒813と、そのZ軸方向の両端にX−Y軸平面で平行に形成してある部分鍔811および812とを有する。中間部分筒813は、中間コイル部303を構成する中間ワイヤ37の周方向一部が巻回される。図6Aに示すように、中間部分筒813の内周面は、コイル間接続部380を挟んで、ボビン20の巻回筒部28の外周面と対向する。
第1絶縁カバー81は、一方の部分鍔811が巻回隔壁部26のザグリ面261に当接し、他方の部分鍔812が巻回隔壁部27のザグリ面271に当接して、スライド挿入可能に、ボビン20に固定される。図9に示すように、本実施形態では、コイル間接続部380は、中間コイル部303の内側を通過するが、図7Cに示すように、コイル間接続部380と中間コイル部303とが中間部分筒813を介して絶縁される。
図6Aに示すように、端部隔壁鍔24および巻回隔壁鍔26の第1端子台22側には、図7Dに示す第2絶縁カバー82が取り付けられるように、切欠部244,264が形成してある。図8Bに示すように、第2絶縁カバー82は、第1リード部37a,37bの第1立上部371a,371bと第1方向変化部372a,372bとを、第1コイル部301(第2ワイヤである共通ワイヤ38)から絶縁するためのものである。
図7Dに示すように、第2絶縁カバー82は、そのZ軸方向の両端にX−Y軸平面で平行に形成してある部分鍔821および822と、壁部823と、一対の側部824とを有する。側部824のY軸方向の外面には、それぞれ凸部825が形成してある。図6Aに示すように、第2絶縁カバー82は、一方の部分鍔821を端部隔壁部24に形成してある溝部にはめ込み、他方の部分鍔822を巻回隔壁部26のザグリ面に当接させてスライド挿入することにより、ボビン20に固定される。
その際に、図7Bに示すように、第2絶縁カバー82に形成してある凸部825が、巻回隔壁鍔26のY軸方向端部と端部隔壁部24のY軸方向端部(側壁部221の下端)との間に係合し、第2絶縁カバー82がボビン20に安定して固定される。図8Bおよび図8Cに示すように、第1リード部37a,37bの第1立上部371a,371bと、第1コイル部301とが、第2絶縁カバー82を介して良好に絶縁される。なお、図7Bに示すように、巻回隔壁鍔27が、X軸方向の外側(ボビン20の巻回軸から離れる方向)に張り出している張り出し部を有するため、図8Bおよび図8Cに示す中間ワイヤ37およびその第1リード部37aおよび37bと、第2コイル部302との絶縁も良好に保たれている。
これらの絶縁カバー81,82は、ボビン20と同様または異なるプラスチックなどの絶縁部材で構成してある。絶縁カバー81,82は、ボビン20とは別に成形されて、ボビン20の周方向の一部に取り付けられる。
本実施形態に係るトランス10は、図2に示す各部材を組み立てると共に、ボビン20に中間ワイヤ37および共通ワイヤ38を巻回することによって製造される。以下に、トランス10の製造方法の一例を、図2などを用いて説明する。トランス10の作製においては、まず、ボビン20を準備する。ボビン20の材質は特に限定されないが、ボビン20は、樹脂等の絶縁材料によって形成される。
次に、ボビン20の巻回筒部28の外周に共通ワイヤ38をα巻により巻回し、第1コイル部301および第2コイル部302を形成する。第1コイル部301および第2コイル部302の形成に使用される共通ワイヤ38としては、特に限定されないが、リッツ線等が好適に使用される。また、第1コイル部301および第2コイル部302を形成する際の共通ワイヤ38の末端部である第2リード部38a,38bは、たとえば端子94にハンダ付けされて接続される。
次に、共通ワイヤ38が巻回されたボビン20に第1絶縁カバー81および第2絶縁カバー82を装着する。なお、第2絶縁カバー82は、後でボビン20に装着してもよく、ボビン20には、少なくとも第1絶縁カバー81が取り付けられればよい。
次に、ボビン20の巻回筒部28の外周に中間ワイヤ37を巻回し、中間コイル部303を形成する。中間コイル部303の形成に使用される中間ワイヤ38としては、共通ワイヤ38と同じでもよいし、異なっていてもよい。また、中間コイル部303を形成する際の中間ワイヤ37の末端部である第1リード部37a,37bは、たとえば端子94にハンダ付けされて接続される。
次に、中間コイル部303から第1リード部37a,37bを巻回軸上方に引き出し、第1係止部222に係止させつつ、コイル300から遠ざかる方向に引き出す。その際には、予めボビン20には、第2絶縁カバー82が取り付けられている。
また、第1コイル部301および第2コイル部302から第2リード部38a,38bを巻回軸上方に引き出し、係止部222,232に係止させつつ、コイル300から遠ざかる方向に引き出す。そして、端子台22,23の上方に、引出ワイヤカバー60を装着する。
次に、カバー50をボビン20におけるY軸方向の両側に取り付け、その後に、Z軸方向の上下方向から磁性コア40a,40bを取り付ける。すなわち、磁性コア40a,40bの中脚46a,46bの先端同士の間にギャップGを持たせつつ、側脚48a,48bの先端同士を接合する。磁性コア40a,40bの材質としては、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。なお、ギャップGは0であっても良い。
次に、台座70をボビン脚部29の内部に収容する。なお、ボビン脚部29には、予め台座70が装着してあってもよい。その後、底板92をケース90の底部開口部に接着し、上部が開放してあるケース90に上記組立体を収納するとともに、ケース90の内部に放熱用樹脂を充填する。以上のような工程により、本実施形態に係るトランス10を製造することができる。
本実施形態に係るトランス10では、中間コイル部303を、第1コイル部301と第2コイル部302とで挟む構造(サンドイッチ構造)である。そのため、これらのコイル部間の結合を高くすることができ、リーケージ特性の安定化を図ることが容易となる。また、高周波帯においても、安定したリーケージ特性を得ることができる高結合なトランス10を実現することができる。
また、第1コイル部301と第2コイル部302とは、共通ワイヤ38で連続して形成してある。このような構成とすることにより、第1コイル部301および第2コイル部302のいずれか一方に、電流が偏って流れることが防止できる。電流が偏って流れることが防止されるため、いずれか一方のコイル部301または302が異常発熱することを防止することができる。また、第1コイル部301および第2コイル部302を別々のワイヤで構成する場合に比較して、第1コイル部301および第2コイル部302を構成する共通ワイヤ38のワイヤ長を短くすることが可能になり、銅損を小さくすることができる。銅損を小さくできれば、効率が向上し、発熱も低減することができる。
また、本実施形態では、一次コイルと二次コイルとの結合係数が高いため、一次コイルの巻き数と二次コイルの巻き数とが大きく異なる場合であっても、リーケージ特性の安定化を図ることが容易である。すなわち、本実施形態によれば、第1コイル部301および第2コイル部302における共通ワイヤ38の巻数と、中間コイル部303における中間ワイヤ37の巻数との巻数比が大きい場合でも効果が大きい。具体的には共通ワイヤ38の合計巻数n1と中間ワイヤ37の巻数n2との巻数比n1/n2が、2以上、3以上、5以上の場合でも、より顕著な効果が得られる。
また、本実施形態では、共通ワイヤ38は、ボビン20にα巻きされている。このような構成とすることで、単一の共通ワイヤ38を用いて、巻回軸方向に離れて配置される第1コイル部301と第2コイル部302とを容易に形成することができる。また、第1コイル部301と第2コイル部302とでコイルの巻き数を同じにすることも容易であり、また、巻き数を変化させることも容易である。
さらに、図5に示すように、各第1コイル部301および第2コイル部302において、巻回軸方向に沿って単一のワイヤ38のみが存在するようにボビン20の鍔部24〜27の間隔T1およびT2を調整することで、一層当たりのワイヤ37および38の巻回数のバラツキを防止することが容易になり、リーケージ特性の安定化に寄与する。すなわち、一次コイルと二次コイルとの結合係数を厳密に制御することが容易になる。
また、α巻きは、巻数を増大させても、巻軸方向の層数を少なくすることができるために、コイル装置10の低背化、小型化に寄与する。さらにα巻きにすることで巻線中心部からのワイヤ引き出しがなくなるため、ワイヤが重ならないことからコイル装置10の低背化に寄与する。
特に本実施形態では、図8Aに示すように、一対の第1リード部37a,37bは、第1立上部371a,371bでZ軸に沿って中間コイル部303から引き出された後、第1方向変化部372a,372bで一対の第1リード部37a,37b同士の間隔が狭まる方向に曲げられ、その後に、第1引出本体部373a,373bでコイル300から遠ざけられる。
すなわち、本実施形態に係るコイル装置10では、一対の第1引出本体部373a,373bの隙間間隔W1は、一対の第1立上部371a,371bの隙間間隔よりも狭くなる。そのため、一対の第1リード部37a,37bは、離間した状態で中間コイル部303から引き出され、Z軸に沿って立ち上がった後で近接することになる。本発明者等は、このような引出構造とすることで、従来のコイル装置に比べて、リーケージ特性が安定したコイル装置を実現することができることを見出した。
本発明者等の実験によれば、一対の第1リード部37a,37bの引出構造を変えるのみで、従来のコイル装置に比べて、リーケージを3/4以下にできることが明らかになった。特に、一次コイルと二次コイルとの巻き数の比が大きい場合に特に効果があることが確認された。
また本実施形態では、第1立上部371a,371bの立上げ方向と、第2立上部381a,381bの立上げ方向とが同じ方向(Z軸方向の上方向)である。そのため、図2に示すように、第2端子台23は、第1端子台22に対して、Z軸の同じ上側に位置する。このように構成することで、第1端子台22および第2端子台23とZ軸に沿って反対側に位置するボビン20の底面を冷却側に位置させることが容易になり、図5に示すコイル300、ボビン20およびコア40a,40bの冷却効率が向上する。
さらに上述した実施形態では、図8Aに示すように、一対の第2リード部38a,38bは、一対の第1リード部37a,37bとは異なり、第2立上部381a,381bの間の距離よりも広い距離W2を保ちながら、コイル300から遠ざかる方向に第2引出本体部383a,383bとして延びている。第2リード部38a,38bに印加される電圧が高い場合などには、このような構造であることが好ましい。しかしながら、一対の第2リード部38a,38bは、一対の第1リード部37a,37bと同様に、第2立上部381a,381bの間の距離よりも狭い距離を保ちながら、コイル300から遠ざかる方向に第2引出本体部383a,383bとして延びていてもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえばボビン20の外周にコイル300を装着する他の態様としては、最初に中間ワイヤ37をボビン20に巻回して、中間コイル部303を構成し、次いで共通ワイヤ38をボビン20に巻回して、第1コイル部301および第2コイル部302を構成する態様も考えられる。このような態様でコイル300をボビン20に装着した場合、コイル間接続部380は、中間コイル部303の外側を通過することになる。
また、上述した一次コイルと二次コイルの関係は逆にしてもよい。すなわち、共通ワイヤ38が二次コイルを構成し、中間ワイヤ37は、一次コイルを構成してもよい。また、その場合には、各ワイヤの外径の大小関係は、上述した例と逆であってもよい。あるいは、これらのワイヤの外径は、同じであってもよい。
10…トランス
20…ボビン
21…ボビン本体
21a…コア脚用貫通孔
22…第1端子台
23…第2端子台
221,231…側壁部
222…第1係止部
232…第2係止部
223…分離凸部
224,234…係合突起部
24,25…端部隔壁鍔
244…切欠部
26,27…巻回隔壁鍔
261,271…ザグリ面
272…リード係止溝
264,274…切欠部
28…巻回筒部
29…ボビン脚部
300…コイル部
301…第1コイル部
302…第2コイル部
303…中間コイル部
37…中間ワイヤ
37a,37b…第1リード部
371a,371b…第1立上部
372a,372b…第1方向変化部
373a,373b…第1引出本体部
38…共通ワイヤ
38a,38b…第2リード部
381a,381b…第2立上部
382a,382b…第2方向変化部
383a,383b…第2引出本体部
380…コイル間接続部
40a,40b…磁性コア
44a,44b…ベース部
46a,46b…中脚部
48a,48b…側脚部
50…カバー
52…カバー本体部
54…係止片
56…側脚ガイド片
60…引出ワイヤカバー
70…台座
81…第1絶縁カバー
811,812…部分鍔
813…中間部分筒
82…第2絶縁カバー
821,822…部分鍔
823…壁部
824…側部
825…凸部
90…ケース
91…ボス部
92…底板
94…端子

Claims (10)

  1. ボビンと、前記ボビンの外周に装着してあるコイルとを有するコイル装置であって、
    前記コイルから引き出され、第1ワイヤの両端で構成される一対の第1リード部は、
    前記コイルの巻回軸方向に延びる一対の第1立上部と、
    一対の前記第1立上部の間の距離よりも狭い距離を保ちながら、前記コイルから遠ざかる方向に延びる一対の第1引出本体部と、
    前記第1立上部と前記第1引出本体部との間を連絡して、前記第1立上部の向く方向を前記第1引出本体部の向く方向へと方向を変化させる一対の第1方向変化部と、
    を有することを特徴とするコイル装置。
  2. 前記ボビンには、第1端子台が形成してあり、前記第1端子台には、前記第1立上部で立ち上げられた前記第1リード部が、前記第1方向変化部の位置で外側から内側に巻き付いて前記第1引出本体部の方向に導く一対の第1係止部が形成してある請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記第1端子台には、一対の前記第1係止部の間に位置して、前記第1方向変化部から前記第1引出本体部へと向かう一対の前記第1リード部を案内し、一対の前記第1引出本体部の間に所定の隙間を形成するための分離凸部が形成してある請求項2に記載のコイル装置。
  4. 前記第1ワイヤとは異なる第2ワイヤの両端で構成され、前記コイルから引き出される一対の第2リード部をさらに有し、
    一対の前記第2リード部は、
    前記コイルの巻回軸方向に延びる一対の第2立上部と、
    一対の前記第2立上部の間の距離よりも広い距離を保ちながら、前記コイルから遠ざかる方向に延びる一対の第2引出本体部と、
    前記第2立上部と前記第2引出本体部との間を連絡して、前記第2立上部の向く方向を前記第2引出本体部の向く方向へと方向を変化させる一対の第2方向変化部と、を有する請求項1〜3のいずれかに記載のコイル装置。
  5. 前記ボビンには、第2端子台が形成してあり、前記第2端子台には、前記第2立上部で立ち上げられた前記第2リード部が、前記第2方向変化部の位置で内側から外側に巻き付いて前記第2引出本体部の方向に導く一対の第2係止部が形成してある請求項4に記載のコイル装置。
  6. 前記第1立上部の立上げ方向と、前記第2立上部の立上げ方向とが同じ方向であり、
    前記第2端子台は、前記ボビンに形成してある第1端子台に対して、前記コイルの巻回軸の同じ側に位置する請求項5に記載のコイル装置。
  7. 前記コイルの一部を構成する前記第2ワイヤが前記ボビンに巻回されている部分と、前記第1立上部との間の絶縁を確保するために、前記第1立上部の内側で前記ボビンの外周には、絶縁カバーが装着してある請求項4〜6のいずれかに記載のコイル装置。
  8. 前記コイルは、前記コイルの巻回軸に沿って、第1コイル部と、第2コイル部と、これらの第1コイル部と第2コイル部との間に位置する中間コイル部とを有し、
    前記中間コイル部は前記第1ワイヤで構成してあり、
    前記第1コイル部および前記第2コイル部は、前記第1コイル部と前記第2コイル部とを連続して形成するための前記第2ワイヤで構成してあることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のコイル装置。
  9. 前記第1ワイヤは、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか一方を構成し、前記第2ワイヤは、一次コイルまたは二次コイルの内のいずれか他方を構成することを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載のコイル装置。
  10. 前記ボビンに巻回してある前記第1ワイヤの巻数が、前記ボビンに巻回してある前記第2ワイヤの巻き数よりも小さい請求項4〜9のいずれかに記載のコイル装置。
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