JP6094251B2 - コイル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リアクトルやトランスなどとして好適に用いることができるコイル装置に関する。
リアクトルやトランスなどとして用いられるコイル装置では、たとえば下記の特許文献1に示すように、コイル装置を樹脂封止することがある。
一方、車載用などの用途に用いられる比較的に大きなコイル装置のコアとして、小型化、ノイズ低減、低コスト化および作業性などの理由から、E型コアを用いることが検討されている。
しかしながら、E型コアを用いる場合には、コアの中脚とコアの外脚との間で放熱性が異なり温度差が生じることなどが原因による熱応力の集中などにより、E型コアにおける中脚とベースとの交差部でクラックが発生しやすいという課題があることが、本願発明者等により見出されている。
そこで本発明者等は、E型コアなどのコアを分割コア片で構成することを提案し、先に出願している。しかしながら、このような分割コア片においては、分割コア片の保持と放熱性が課題となっている。
たとえば下記の特許文献2に示すように、コアが樹脂により全て覆われて一体化されている場合には、板バネを用いてコイルの上部全体を覆うように弾性保持することはコイルの保持の点では問題が無い。ところが、コアの上部を樹脂で覆わずに、しかもコアが分割されている場合には、板バネを用いてコイルの上部全体を覆うように弾性保持することは困難である。
なぜなら、分割されたコアのそれぞれにおける寸法バラツキのために、これらの分割されたコアの上部全体を覆ったとしても、いずれかのコアと板バネとの間に隙間が生じ、コアを確実に保持することが困難である。また、コアの上部全面を板バネにより覆う構造では、放熱性が悪くなると言う課題も有する。
特開2010−267932号公報 特開2007−227640号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、分割コア片であっても各分割コア片を確実に保持することが可能であり、しかも放熱性に優れたコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
コア、ボビン、および前記ボビンの外周に装着してあるコイルを有するコイル組立体と、
前記コイル組立体を保持するケースと、
を有するコイル装置であって、
前記コアは、相互に垂直な第1軸、第2軸および第3軸の内、前記第1軸方向に沿って分離される分割コア片を有し、
前記ケースにはバネ部材が取り付けられ、
前記バネ部材には、前記第2軸方向に沿ってスリットが形成されて、第1押圧片と第2押圧片とが形成され、
前記第1押圧片と第2押圧片には、それぞれの前記分割コア片を前記ケースに対して前記第3軸に沿って下方に押し付ける弾性曲折部が前記第2軸方向に沿って位置ずれして形成してあることを特徴とする。
本発明に係るコイル装置では、コアが分割コア片で構成してあることから、コアに発生する熱応力を低減することができる。そのため、本発明に係るコイル装置では、コアに熱応力が発生してもクラックなどが発生することを効果的に抑制することができる。
また本発明では、コアを、それぞれが単純な形状を持つ一対の分割コア片を組み合わせて構成することとなり、コアの製造も容易となり、製造コストの低減も図れる。しかも本発明に係る分割型のコアは、全体としては、分割する前のコアと同様な磁力線を有することになるため、コアの磁気特性は、一般的な分割前コアと同等である。
さらに本発明では、単一のバネ部材にスリットが形成されて、第1押圧片と第2押圧片とが形成され、前記第1押圧片と第2押圧片には、それぞれの前記分割コア片に接触する弾性曲折部が前記第2軸方向に沿って位置ずれして形成してある。このため、本発明では、分割された分割コア片のそれぞれに寸法バラツキがあったとしても、各押圧片の弾性曲折部が弾力的に押圧するために、各分割コア片を確実に保持することが可能である。また、各押圧片の弾性曲折部が分割コア片に各々接触しバネ部材のその他の部分はコア片に接触しない構成のために、放熱性にも優れている。
さらに、単一のバネ部材にスリットが形成されて、第1押圧片と第2押圧片とが形成される構成であるために、バネ部材の両端では、第1押圧片と第2押圧片とは、連結端部により連続している。そのため、バネ部材の両端に形成してある連結端部を、ケースに対して固定することで、バネ部材の取付が可能であり、その取付作業が容易である。
前記コイル組立体の前記第3軸方向に沿っての少なくとも下方部分が、前記ケース内に収容されている放熱用樹脂に接触していてもよい。放熱用樹脂に接触させることで、コアの放熱性がさらに向上する。
前記分割コア片の分割面の相互間には、所定の隙間が形成してあっても良い。所定の隙間を形成することで、放熱性が向上する。所定の隙間とは、特に限定されないが、好ましくは0.05〜5mm、さらに好ましくは、0.1〜3mmである。これらの所定の隙間は、分割コア片の分割面の相互間において必ずしも全面に形成する必要はない。
前記所定の隙間の少なくとも一部には、放熱シートが介在してあっても良い。放熱シートを介在させることで、放熱性がさらに向上する。
前記コアは、E型コアを有し、前記E型コアが前記分割コア片で構成してあってもよい。E型コアを分割コア片で構成することで、E型コアにおける中脚の放熱性が向上する。
図1Aは本発明の一実施形板に係るコイル装置の斜視図である。 図1Bは図1Aに示すケースを取り除いたコイル装置の斜視図である。 図1Cは図1Aに示す板バネ部材の斜視図である。 図1D(A)は図1Aに示す板バネ部材の平面図、図1D(B)はその正面図、図1D(C)はその背面図、図1D(D)はその右側面図、図1D(E)はその左側面図、図1D(F)はその低面図である。 図2は図1に示すコイル装置のケースを除く分解斜視図である。 図3Aは図1Aに示すIIIA−IIIA線に沿う板バネ部材を除く要部断面図である。 図3Bは図1Aに示すIIIB−IIIB線に沿う板バネ部材を除く要部断面図である。 図3Cは図1Aに示すIIIC−IIIC線に沿う板バネ部材を含む要部断面図である。 図4は図1に示すコアのみの斜視図である。 図5は図1に示すコイル装置における一次コイルと二次コイルとの関係を示す概略図である。 図6は図5に示す隔壁の寸法関係を示す概略図である。 図7は本発明の他の実施形態に係るコイル装置における一次コイルと二次コイルとの関係を示す概略図である。 図8は図7に示す実施形態に係るコイル装置の全体斜視図である。 図9Aは本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置における一次コイルと二次コイルとの関係を示す概略図である。 図9Bは本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置における一次コイルと二次コイルとの関係を示す概略図である。 図9Cは本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置における一次コイルと二次コイルとの関係を示す概略図である。 図10は本発明の他の実施形態に係るコイル装置の要部断面図である。 図11は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の斜視図である。 図12は図11のXII−XII線に沿う概略断面図である。である。 図13は本発明の他の実施形態に係るコイル装置のケースを除く分解斜視図である。 図14Aは図13に示すコイル装置の要部断面図であり、図3Aに対応する断面図である。 図14Bは図13に示すコイル装置の要部断面図であり、図3Bに対応する断面図である。 図15Aは本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置に用いられる放熱シートの断面図である。 図15Bは本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置に用いられる放熱シートの断面図である。 図16は本発明の他の実施形態に係る板バネ部材の斜視図である。 図17(A)は図16に示す板バネ部材の平面図、図17(B)はその正面図、図17(C)はその背面図、図17(D)はその右側面図、図17(E)はその左側面図、図17(F)はその低面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1Aに示すように、本発明の一実施形態に係るコイル装置は、ケース90と、ケース90の内部に下方部分が収容してあるコイル組立体10とを有している。コイル組立体10は、図2に示すように、一対のE型コア12と、第1ボビン40と、第2ボビン50とを有する。
一対のE型コア12は、組み立てられて、後述するコイルにより発生する磁束を通過させる磁路を形成する。これらのコア12は、対称な形状を有しており、第2ボビン50および第1ボビン40を上下方向(図においてZ軸方向)から挟むようにして互いに連結される。
図3Aに示すように、各コア12,12は、それぞれ縦断面(Y軸およびZ軸を含む切断面)が略E字形状コアである。各コア12,12は、フェライトコアで構成され、Y軸方向に延びる平板状のベース13,13と、各ベース13,13のY軸方向の両端からZ軸方向に突出する一対の側脚16,16と、各ベース13,13のY軸方向の中間位置からZ軸方向に突出する中脚14,14とを有する。
本実施形態では、各コア12は、Y軸方向の両端に配置された一対の側脚16が、分離された一対の分割コア片12a,12aのそれぞれに形成されるように、中脚14およびベース13は、分割コア片12a,12aの分割面で分離されている。X軸方向に沿って形成してある分割面12b,12bの相互間には、所定の隙間15が形成してあり、分離された中脚14がボビン40の第1貫通孔44aに差し込まれている。
隙間15のY軸方向の幅t(図4参照)は、好ましくは0.05〜5mm、さらに好ましくは、0.1〜3mmである。幅tが小さすぎると、応力緩和特性および放熱性の効果が小さく、幅tが大きすぎると、不必要にサイズが大きくなる傾向にある。なお、隙間15を形成しても、E型コアとしての磁気特性はほとんど変化しない。全体として、磁力線の流れの変化が少ないからである。
また、所定の隙間15は、分割コア片12a,12aの分割面12b,12bの相互間において必ずしも全面に形成する必要はなく、分割面12b,12b相互間の全面積を100%とした場合には、所定の隙間15は、50〜100%、好ましくは80〜100%の割合で形成すれば良い。また、所定の隙間15は、全面で均一である必要はなく、0〜5mmの範囲、好ましくは0.1〜5mmの範囲でばらついても良い。
なお、図面において、Z軸は、コイル組立体10の高さ方向であり、コイル組立体10におけるZ軸方向の高さが短くなるほど、コイル装置の低背化が可能となる。また、Y軸とX軸は、相互に垂直であり、しかもZ軸に垂直であり、この実施形態では、X軸がボビン40,50の長手方向に一致し、分割面12b,12bと略平行になり、Y軸が分割面12b,12bに対して略垂直である。
ただし、本発明においては、分割面12b,12bは、必ずしも平面である必要はなく、曲面であっても良い。また、分割面12b,12bは、必ずしもX軸と平行である必要はなく、所定角度で傾斜しても良く、あるいは、X軸に沿ってジグザグ形状、あるいは波形形状であっても良い。いずれの場合でも、分割面12b,12bは、X軸方向に沿って形成してあり、それらの間の分割方向における隙間幅tは、前述した関係を有する。
図2に示すように、第1ボビン40は、略矩形平板状の第1ボビン基板42を有する。第1ボビン基板42の略中央部には、図3Aおよび図3Bに示すように、第1中空筒部44がZ軸方向の上部に伸びるように一体成形してある。
図2に示すように、第1中空筒部44のZ軸方向上部には、第1ボビン上鍔部48がY軸−X軸平面で第1中空筒部44から径方向に突き出るように一体成形してある。第1ボビン上鍔部48の4つの角部には、端子ブロック部49が一体に成形してあり、それぞれ一対の第1端子70および72が着脱自在に装着可能になっている。もちろん、これらの端子70および72は、ボビン40に一体成形してあっても良い。
これらの端子70および72は、たとえば金属端子で構成され、後述するように、第1端子70には、二次コイルとなる内側コイル20を構成する第1ワイヤ22のリード部22a(図1および図3B参照)がハンダ部24を介して接続され、第2端子72には、一次コイルとなる外側コイル30を構成する第2ワイヤ32のリード部32a(図1参照)がハンダ部34を介して接続される。
図2,図3および図5に示すように、第1ボビン上鍔部48と第1ボビン基板42との間に位置する第1中空筒部44の外周には、第1巻回部45が形成してある。第1巻回部45では、第1ワイヤ20の巻回軸(Z軸)に沿って相互に隣り合うワイヤ相互を分離する複数の隔壁46が巻回軸に沿って所定間隔で、第1ボビン上鍔部48と平行に第1中空筒部44と一体に形成してある。隔壁46の詳細と第1ワイヤの巻回方法については後述する。
第1ボビン40における第1ボビン基板42、第1中空筒部44、第1ボビン上鍔部48、端子ブロック部49および隔壁46は、射出成形などにより一体成形してあることが好ましい。
第1ボビン基板42における第1中空筒部44の内部には、Z軸方向に貫通する第1貫通孔44aが形成してある。第1貫通孔44aには、コア12における分割された中脚14が、Z軸方向の上下から入り込み、貫通孔44aのZ軸方向の略中央部において中脚14の先端18が突き合わされるようになっている。
図2に示すように、第2ボビン50は、巻回軸(Z軸)に平行な分割ライン51で組み合わされており、2つに分割可能であり、第2巻回部55が外周に形成してある。なお、図2では、コイル20および30の図示を省略してある。第2ボビン50は、第1ボビン40の第1巻回部に第1ワイヤ22が巻回されて内側コイル20が形成された後に、第1ボビン40の外周に装着され、分割ライン51で組み合わされる。
第2ボビン50は、内側コイル20を外側から覆う第2中空筒部54を有し、第2中空筒部54の外周部に、第2ボビン下鍔部52と第2ボビン上鍔部58とがZ軸方向に所定間隔で周方向に沿って形成してある。下鍔部52および上鍔部58は、X−Y軸の平面に平行に設けられ、設置面と平行に延在する。
これらの下鍔部52と上鍔部58との間が、第2巻回部55となり、この第2巻回部55に、図5に示すように、一次コイルとなる外側コイル30を構成する第2ワイヤ32(32〜32)が整列巻きされる。整列巻とは、一層目が巻かれてから二層目が巻かれる巻き方であり、一層目の巻始めのワイヤ32と二層目の巻き終わりのワイヤ32とが重なることになる。
本実施形態では、第2ボビン50における第2中空筒部54の外周に形成する上鍔部5および下鍔部5の形成位置と形成間隔とを変化させることで、図5に示すように、第1巻回部45における巻回軸方向の第1全幅L1に比較して、第2巻回部55における巻回軸方向の第2全幅L2を短くさせることができる。
図2および図3Aに示すように、外側コイル30が装着してある第2ボビン50の第2巻回部55の外周には、Y軸方向の両側から一対の絶縁カバー部材60が装着される。絶縁カバー部材60は、たとえば合成樹脂で構成され、その外周面は、コア12における側脚16を案内する案内面となり、その内周面には、外側コイル30が位置する。
図2に示すように、第2ボビン50における上鍔部58の周方向の2カ所位置には、第2端子72に対応する位置で、リード挿通用切り欠き58aが形成してある。図1Bに示すように、切り欠き58aには、第2ワイヤ32の巻始め端と巻き終わり端であるリード部32aが通され、それぞれのハンダ部34において、第2端子72に接続される。
図2に示すように、鍔部52,58と第2中空筒部54ととからなる二分割型の第2ボビン50は、それぞれ射出成形などにより一体成形される。また、カバー部材60も射出成形などにより形成することができる。
図5および図6に示すように、本実施形態では、隔壁46で分離される各区画47における巻回軸(Z軸)に沿っての区画幅w1は、1本のみのワイヤ22(22〜22)が入り込める幅に設定してある。すなわち、区画幅w1は、ワイヤ22の線径d1に対して、w1<(2×d1)の関係にあることが好ましい。線径d1に対して区画幅w1が広すぎると、各区画47に対して巻回軸方向に1本のみの巻回が困難になるおそれがある。
各隔壁46の高さh1は、各区画47に巻回される予定の総数をmとすると、隔壁46の高さh1は、m×d1よりも大きいことが好ましい。その場合には、隔壁46の頂部を、図3Aおよび図3Bに示すように、第2ボビン50の内周面に当接させ、第1巻回部45と第2巻回部55とを略同芯状に位置決めすることができ、第1ボビン40と第2ボビン50との位置決めのための部材を別に設ける必要がなくなる。
なお、全ての隔壁46の頂部を第2ボビン50の内周面に当接させる必要はなく、いずれか一つ、好ましくは巻回軸方向に離れた2つ以上の隔壁の長さを、他の隔壁よりも長く設定し、それらの隔壁の頂部のみを、第2ボビン50の内周面に当接させるようにして位置決めしても良い。あるいは、第1ボビン40と第2ボビン50との位置決めは、隔壁46以外の部材で行っても良い。
このような場合において、図6の点線に示すように、隔壁46の高さh1は、m×d1よりも小さくしても良い。ただし、ワイヤ22が隣の区画47に移動しないように、はみ出し部の長さΔh(=m×d1−h1)は、d1/2よりも小さいことが好ましい。また、第1ボビン基板42および鍔部48の飛び出し高さは、隔壁46の高さよりも高いことが好ましい。
第1ワイヤ22は、単線で構成されても良く、あるいは撚り線で構成されても良く、絶縁被覆導線で構成されることが好ましい。ワイヤ22の外径d1は、特に限定されないが、大電流を流す場合には、たとえばφ1.0〜φ3.0mmが好ましい。第2ワイヤ32は、第1ワイヤ22と同じであっても良いが、異なっていても良い。
この実施形態では、第1ワイヤ22は、トランスの二次コイルを構成するために、高電圧が印加されることから、第2ワイヤ32に比較して線径を太くしてあるが、線径は、特に限定されず、線径を同じにしても良いし、逆に異ならせても良い。また、第1ワイヤ22および第2ワイヤ32の材質に関しても同一でも異なっていても良い。
図5に示すように、本実施形態では、第1ボビン40では、第1ワイヤ22(22〜22)が、たとえばZ軸方向の最下部に位置する区画47から2巻(22と22)で巻回され、その次に、その上に位置する区画47に、3巻目のワイヤ22が巻回される。以下、同様にして、第1ワイヤ22の巻き終わり22は、巻始めのワイヤ22から最も離れたZ軸方向の最上部に位置する区画47に位置することになる。
これに対して、前述したように、第2ボビン50では、その第2巻回部55に、一次コイルとなる外側コイル30を構成する第2ワイヤ32(32〜32)が整列巻きされる。整列巻とは、一層目が巻かれてから二層目が巻かれる巻き方であり、一層目の巻始めのワイヤ32と二層目の巻き終わりのワイヤ32とが重なることになる。
図2に示すように、第1ボビン40においては、周方向に連続する各隔壁46のX軸方向の両側には、Z軸方向に直線状に伸びる一対の連絡溝46aが形成してある。一対の連絡溝46aの内の一つは、図3Bに示すように、隣接する区画47の間をワイヤ22を移動させるために用いられる。また、一対の連絡溝46aの内の他の一つは、巻始めあるいは巻き終わり端であるワイヤ22のリード部22aを、端子70のハンダ部24方向に案内するために用いられる。
本実施形態に係るコイル組立体10は、図2に示す各部材を組み立てると共に、第1ボビン40および第2ボビン50にワイヤを巻回することによって製造され、図1A,図3Aおよび図3Bに示すように、端子70および72を含むZ軸方向の上方部分が露出するように、ケース90の内部に収容される。ケース90の内部には、放熱用樹脂92が充填してある。放熱用樹脂92としては、特に限定されないが、たとえば熱伝導率が0.5〜5、好ましくは1〜3W/m・Kである放熱性に優れた樹脂が好ましい。
放熱性に優れた樹脂としては、たとえばシリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などがあるが、中でも、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂が好ましい。また、放熱性を高めるために、樹脂中には、熱伝導性の高いフィラーを充填させても良い。
また、本実施形態の放熱用樹脂92は、ショアA硬度が100以下、好ましくは60以下であることが好ましい。コア12が熱により変形したとしても、その変形を吸収し、コア12に過大な応力を発生させないようにするためである。このような樹脂としては、ポッティング樹脂が例示される。
ケース90の下方には、金属プレートなどを介して、あるいは、直接に冷却パイプ、冷却フィンなどの冷却装置を装着しても良い。
本実施形態では、放熱用樹脂92が充填してあるケース90の内部に、コイル組立体10を固定するために、板バネ部材100を用いている。図1Aに示すように、板バネ部材100には、Y軸方向に沿ってスリット101が形成してあり、Y軸方向の両端が連結端部106により一体的に連結してある第1押圧片102と第2押圧片104とが形成してある。
スリット101が形成してあるために、第1押圧片102と第2押圧片104とは、Y軸方向に沿って細長く形成され、それぞれが独立した形状で折り曲げ可能になっている。本実施形態では、第1押圧片102と第2押圧片104とには、それぞれの分割コア片12a,12aの上面に接触する弾性曲折部103,105がY軸方向に沿って位置ずれして形成してある。
図1Cおよび図1Dに示すように、板バネ部材のY軸方向の両端に各々形成してある連結端部106には、それぞれ固定用孔108がX軸方向に沿って位置ズレして形成してある。また、各連結端部106には、固定用孔108に対してX軸方向に位置ズレして位置決め孔109がそれぞれ成形してある。
各連結端部106に形成してある位置決め孔109には、図1Aに示すように、ケース90のZ軸方向の上端に一体的に形成してあるボス部94に取り付けられた位置決めピン96が挿通するようになっている。図1Cに示すように、本実施形態では、いずれかの位置決め孔109は、他方の位置決め孔109の内径よりも大きく形成してあることが好ましい。製造誤差などが生じても位置決めピン96が位置決め孔109に確実に挿通するようにするためである。
固定用孔108には、固定用ボルト110が取り付けられ、各連結端部106をケース90のボス部94に着脱自在に固定することができる。弾性曲折部103,105は、各分割コア片12aの上面に圧接するようにZ軸方向の下方向に凸状に曲折してあり、各コア片12aをケース90に対して、弾力的にZ軸方向の下方に押し付けるようになっている。
本実施形態の板バネ部材100は、切り抜き加工された金属製の板バネにスリット101を形成して曲折加工することにより形成することができる。あるいは、射出成形などにより合成樹脂で一体成形して樹脂製の板バネ部材100としても良い。
以下に、コイル装置の製造方法の一例を、図2などを用いて説明する。コイル装置10の作製においては、まず、第1端子70および第2端子72を取り付けた第1ボビン40を準備する。第1ボビン40の材質は特に限定されないが、第1ボビン40は、樹脂等の絶縁材料によって形成される。
次に、第1ボビン40の第1中空筒部44の外周に第1ワイヤ22を巻回し、内側コイル20を形成する。内側コイル20の形成に使用される第1ワイヤ22としては、特に限定されないが、リッツ線等が好適に使用される。また、内側コイル20を形成する際の第1ワイヤ22の末端部であるリード部22aは、第1端子70の一部に絡げられてハンダ付けされて接続される。
次に、内側コイル20が形成された第1ボビン40に対して、第2ボビン50を取り付ける。第2ボビン50における第2中空筒部54の外周には、外側コイル30を構成する第2ワイヤ32を巻回する。
その後に、カバー60を第2ボビン50におけるY軸方向の両側に取り付け、その後に、Z軸方向の上下方向から、それぞれ分割コア片12a、12aからなるコア12を取り付ける。すなわち、コア12の分割された中脚14,14の先端18同士、側脚16,16の先端19同士を突き合わせる。なお、中脚14,14の先端18同士の間には、ギャップを持たせても良い。
各コア12の材質としては、金属、フェライト等の軟磁性材料が挙げられるが、特に限定されない。コア12は、接着材を用いて接着されるか、または外周をテープ状部材80で巻かれることによって、第2ボビン50および第1ボビン40に固定される。ただし、図4に示す分割面12b,12b相互間の隙間幅tは、所定の範囲に維持されるように、分割されたコア12a,12aは、第2ボビン50および第1ボビン40に固定される。
本実施形態では、一連の組み立て工程の後に、コイル組立体10に対してワニス含浸処理が施されても良い。以上のような工程により、本実施形態に係るコイル組立体10を製造することができる。
その後に、コイル組立体10は、図1A,図3Aおよび図3Bに示すように、端子70および72を含むZ軸方向の上方部分が露出するように、放熱用樹脂92が充填されたケース90の内部に収容される。樹脂92の充填は、コイル組立体10をケース90の内部に収容する前でも後でも良い。いずれにしても、樹脂92は、分割面12b相互間の隙間15の少なくとも一部にも充填され、好ましくは、中脚14,14の先端18同士および側脚16,16の先端19同士よりもZ軸方向の上部位置まで、隙間15が樹脂92で充填される。
コイル組立体10をケース90の内部に装着した後、板バネ部材100の連結端部106をケース90のボス部94に固定用ボルト110などを用いて固定する。
特に、中脚14,14の先端18同士の位置では、熱が籠もりやすいが、本実施形態では、その部分に隙間15があり、放熱用樹脂が存在することで、中脚14の内部の熱を、Z軸方向の下方に伝熱させ、ケース90を通して、放熱させやくなる。ケース90は、放熱性に優れた金属などで構成しても良く、あるいは樹脂で構成し、Z軸方向の下方に装着する冷却手段で冷却しても良い。
本実施形態のコイル組立体10では、一対の側脚16が、分離された一対の分割コア片12a,12aのそれぞれに形成されるように、中脚14およびベース13は、分割コア片12a,12aの分割面12b,12bで分離されている。しかも分割面12,12の相互間には、所定の隙間15が形成してあり、分離された中脚14がボビン40の貫通孔44aに差し込まれている。
本実施形態では、上述したような構成にすることで、従来のE型コアを用いる場合に比較して、中脚14とベース13との交差部に発生する局所的な応力を、約1/2以下程度に半減できる。そのため、本実施形態に係るコイル組立体10では、コア12,12に熱応力が発生してもクラックなどが発生することを効果的に抑制することができる。
特に、図4に示すように、一対のE型コア12を組み合わせた場合において、そのY軸方向の長さLyが50mm以上、X軸方向の長さLxが20mm以上、Z軸方向の長さLzが10mm以上の大型コアの使用が検討されている。従来では、このような大型コアにおいては、特に熱応力が大きくなりクラックが発生することから使用することが困難であったが、本実施形態では、隙間15を設けることで、中脚14とベース13との交差部に発生する局所的な応力を従来の約1/2以下程度に半減できることから使用が可能になった。
また、E型コアにおける中脚14およびベース13は、分割コア片12a,12aの分割面12b,12bで分離されており、分割面12,12の相互間には所定の隙間15が形成してあるために、放熱性も向上する。さらに、本実施形態では、E型コア12,12を、それぞれが単純な形状を持つ一対の分割コア片12a,12aを組み合わせて構成することとなり、コア12,12の製造も容易となり、製造コストの低減も図れる。各分割コア片12aは、断面がコ字形状を有し、その成形が容易である。しかも本実施形態に係る分割型のE型コア12,12は、全体としては、E型コアと同様な磁力線を有することになるため、コア12,12の磁気特性は、一般的なE型コアと同等である。
なお、本実施形態では、コイル組立体10のZ軸方向に沿っての少なくとも下方部分が、ケース90内に収容されて、放熱用樹脂92に接触している。放熱用樹脂92に接触させることで、放熱性がさらに向上する。
しかも、本実施形態では、中脚14の突出先端18に位置する分割面12b,12bの相互間には、放熱用樹脂32が充填してある。特に中脚14の突出先端18の部分において、熱がこもりやすいため、その部分に放熱用樹脂92を介在させることで、その部分が効果的に放熱される。
本実施形態のコイル組立体10は、一対のE型コア12,12を有しており、ボビン40の貫通孔44aには、一対のE型コア12,12の分割された各中脚14が、Z軸方向の相互に反対側から挿入される。しかも貫通孔44aのZ軸方向の途中において、分割された中脚14の突出先端18が、相互に向き合い、ボビン50の外側では、一対のE型コア12の分離された側脚16同士が、相互に突き合わされている。このように一対のE型コア12,12を用いた場合においても、本実施形態では、応力緩和特性および放熱性に優れ、しかも、製造コストの低減にも寄与する。
また、本実施形態のコイル装置は、中脚14のZ軸方向(磁束が流れる方向)が設置面(ケース90の下面)に対して垂直な縦型である。縦型であるコイル装置は、コイル20,30のZ軸上下方向にコア12のベース13,13が配置され、これらのベース13,13が上下方向への漏れ磁束を抑制する効果を奏する。したがって、コイル装置は、コイルの上下方向がコアによってほとんど遮蔽されない横型に比べて、コイル装置の上下方向への漏れ磁束を有効に抑制することができる。
なお、テープ状部材80は、主として一対のコア12を固定するために用いられる。テープ状部材80は、たとえばポリエステル、ポリイミド、紙などの材料などで構成される。テープ状部材80に放熱性をも持たせる場合には、テープ状部材80は、コア12よりも熱導電性に優れる材料で構成されることが好ましく、具体的には、たとえばアルミニウム、銅などの金属、あるいはこれらの合金などの熱導電性に優れる材料などにより構成される。もちろん、テープ状部材80としては、上述した各種材料から成るテープ状部材を組み合わせて使用しても良い。
また本実施形態では、コア12のそれぞれのベース13,13および側脚16,16とで、第1ボビン40および第2ボビン50の組み合わせを外側から覆っている。このような構造にすることで、漏洩磁束の防止を図ることができる。コア12の中脚14,14におけるX軸方向に沿った長さに対して、ベース12,12および側脚16,16のX軸方向に沿った幅は、同一でも異なっていても良いが、略同一にすることで、リーケージ特性の調整が容易である。
本実施形態に係るコイル組立体10では、図5に示すように、隔壁46が形成してある第1巻回部45に第1ワイヤ22を一層以上に巻回する場合に、各区画47において、一層以上に巻回した後に、隣の区画47において、一層以上巻回する。そして、図2に示すように、順次、連絡溝46aを通して隣の区画47にワイヤ22を移動させて一層以上に巻回する。そのため、図5に示すように、各区画47において重なる第1ワイヤ22の巻順が近く、これらの電圧差は少なく、しかも巻回軸(Z軸)方向に隣接するワイヤ相互は隔壁46により絶縁され、耐電圧特性が向上すると共に高周波特性が向上する。
しかも各区画47においては巻回軸方向に沿って単一のワイヤ22〜22のみが存在するようにワイヤ22を巻回するために、一層当たりのワイヤ22の巻回数のバラツキを防止することが容易になり、リーケージ特性の安定化に寄与する。すなわち、一次コイルを構成する外側コイル30と二次コイルを構成する内側コイル20との結合係数Kを厳密に制御することが容易になり、本実施形態のコイル装置をリーケージトランスとしても好適に用いることができる。
また、本実施形態のコイル装置は、実装基板面(ケース90の下面)に対して、コイルの巻軸が垂直に配置される縦タイプのコイル装置として用いることができるので、第1ボビン40の中空部に挿入されるコア12を冷却しやすい。
しかも本実施形態では、内周側に配置される第1ワイヤ20が、トランスの一次コイルに比較して高電圧が作用する二次コイル(内側コイル20)を構成してある。このため、高電圧が作用する二次コイル(内側コイル20)を、比較的に低電圧が作用する一次コイル(外側コイル30)の内側に配置することで絶縁が容易になる。また、第2巻回部55では、第2ワイヤ32が通常の整列巻きしてあるが、第2ワイヤ32は、比較的に低電圧が印加される一次コイルとなる外側コイル30であるため問題は無い。
さらに本実施形態では、第2ボビン50は、図2に示すように、巻回軸に平行な分割ライン51で分割可能であるため、第1ボビン40の外周に、第2ボビン50を容易に配置することができる。
また本実施形態では、図5に示すように、第1巻回部45における巻回軸方向の第1全幅L1と、第2巻回部55における巻回軸方向の第2全幅L2とを異ならせることで、リーケージ特性を容易且つ正確に調整することができる。
さらに本発明では、隔壁46にそれぞれ形成される連絡溝46aは、巻回軸方向に沿って必ずしも直線上に配置する必要はないが、好ましくは、図2に示すように、直線状に連通するように配置してある。特にリード部22aの戻り通路となる連絡溝46aがZ軸方向に直線状であれば、ワイヤ22のリード部22aの端部を最短距離で端子70に接続することができる。また、ワイヤ22を各区画47から隣の区画47に移動させるための連絡溝46aを周方向に同じ位置で各隔壁46に形成することで、ワイヤ22の巻線工程が容易になる。
特に本実施形態では、単一の板バネ部材100にスリット101が形成されて、第1押圧片102と第2押圧片104とが形成される。しかも、第1押圧片102と第2押圧片104には、それぞれの分割コア片12a,12aに接触する弾性曲折部103,105がY軸方向に沿って位置ずれして形成してある。このため、本実施形態では、分割された分割コア片12aのそれぞれに寸法バラツキがあったとしても、各押圧片102,104の弾性曲折部103,105が弾力的に押圧する。そのため、各分割コア片12a,12をケース90に対して確実に保持することが可能である。また、各押圧片102,104の弾性曲折部103,105が分割コア片12a,12aに各々接触しバネ部材100のその他の部分はコア片12a,12aに接触しない構成のために、放熱性にも優れている。
さらに、単一のバネ部材100にスリット101が形成されて、第1押圧片102と第2押圧片104とが形成される構成であるために、バネ部材100の両端では、第1押圧片102と第2押圧片104とは、連結端部106により連続している。そのため、バネ部材100の両端に形成してある連結端部106を、ケース90に対して固定することで、バネ部材100の取付が可能であり、その取付作業が容易である。
第2実施形態
図7および図8に示す第2実施形態に係るコイル組立体10aは、図1〜図6に示す第1実施形態に係るコイル組立体に比較して、第2ボビン50aの構造が異なるのみであり、その他は同様であり、以下、相違する部分について説明する。
このコイル組立体10aでは、第2ボビンの巻回軸方向の途中に、1つ以上の隔壁56が形成してあり、巻回軸方向に沿って第2巻回部55を2つ以上の区画57に分割してある。各区画57には、第2ワイヤ32〜32および32k+1 〜32)が整列巻きしてある。隔壁56には、周方向に沿って1以上の連絡溝56aが形成してある。連絡溝56aは、連絡溝46aと同様な機能を有する。
この実施形態のコイル組立体10aでは、一次コイルを構成する外側コイル30を分割して配置することができる。なお、各区画57毎に分割して配置された一次コイルは、それぞれ異なるワイヤで構成してある分離独立したコイルであっても良い。
第3実施形態
第1実施形態では、図5に示すように、第1巻回部45における巻回軸方向の中心に対して、第2巻回部55における巻回軸方向の中心位置を合わせてあるが、それのみでなく、図9Aに示すように構成しても良い。この実施形態に係るコイル組立体10bでは、第1巻回部45における巻回軸方向の下端位置に対して、第2巻回部55の下端を位置合わせするようにしても良い。
このようにすることで、コイル20および30からの放熱効果を高めることが期待できる。なぜなら、放熱部をコイル組立体10bの下端部に設けることで、コイル20のみでなく、コイル30からの伝熱特性も向上するからである。なお、図9Aに示す実施形態では、巻回軸の上端から第1ワイヤ22(22〜22)を巻始めているが、逆でも良い。その他の構成および作用効果は、第1実施形態に係るコイル組立体と同様である。
また、図9Bに示すコイル組立体10cのように、第1巻回部45と第2巻回部55とで全幅を同じにして、巻回層数を異ならせることでも、リーケージ特性を調整しても良い。図9Bに示すコイル組立体10cは、図1〜図6に示す第1実施形態に係るコイル組立体に比較して、第2ボビン50cの巻回軸方向の長さが異なり、第2ワイヤ32の巻回層数が異なるのみであり、その他は同様である。
また図9Cに示すコイル組立体10dでは、第1ボビン40aには、隔壁46を形成することなく、第1ワイヤ22(22〜22)を整列巻として、第1巻回部45に形成される内側コイル20aを、トランスにおける一次コイルとしてもよい。その場合には、第2ボビン50dの第2巻回部55に、第1実施形態における隔壁46と同様な隔壁56dを形成し、外側コイル30dを構成する第2ワイヤ32(32〜32)を、第1実施形態における第1ワイヤ22と同様な巻回方法を採用する。この実施形態では、外側コイル30dがトランスの二次コイルを構成する。その他の構成および作用効果は、第1実施形態と同様である。
また、上述した実施形態において、外側コイル30と内側コイル20とは、同芯状に位置決めする必要はなく、リーケージ特性を調整するために、ずらしても良い。
第4実施形態
図10に示すように、この実施形態のコイル組立体10eは、E型コア12Aと、I型コア17とを有している。E型コア12Aは、縦断面(Y軸およびZ軸を含む切断面)が略E字形状コアである。コア12Aは、Y軸方向に延びる平板状のベース13aと、ベース13aのY軸方向の両端からZ軸方向に突出する一対の側脚16a,16aと、ベース13aのY軸方向の中間位置からZ軸方向に突出する中脚14aとを有する。
本実施形態では、コア12Aは、Y軸方向の両端に配置された一対の側脚16a,16aが、分離された一対の分割コア片12a1,12a1のそれぞれに形成されるように、中脚14aおよびベース13aは、分割コア片12a1,12a1の分割面12b,12bで分離されている。分割面12b,12bの相互間には、所定の隙間15が形成してあり、分離された中脚14がボビン40の第1貫通孔44aに差し込まれている。
Y軸方向に直線状に伸びるI型コア17は、そのY軸方向の略中央部に形成された分割面17b,17bで二分割された分割コア片17a,17aで構成してある。分割面17b,17bは、分割面12b,12bとY軸方向の略同じ位置に形成してあり、第1実施形態と同様な隙間幅を有している。
I型コア17は、E型コア12Aにおけるベース13aに対して、Z軸方向に沿ってベース13aと反対側に位置するボビン40の端部に、ベース13aと略平行に配置してある。ボビン40の貫通孔44aに挿入してある中脚14aの突出先端18aは、貫通孔44aのZ軸方向の下端面と面一にまで伸び、そこで、I型コア17の中間部(分割面17bの近く)に向き合うように配置してある。また、E型コア12Aの両端部に形成してある側脚16aの突出先端19aは、I型コア17のY軸方向の両端部に突き合わされている。
このようにE型コア12AとI型コア17とを用いた場合においても、本実施形態では、応力緩和特性および放熱性に優れ、しかも、製造コストの低減にも寄与する。I型コア17は、図10に示すように、Y軸方向の中間部において、所定の隙間で分離してあってもよいが、分離せずに、Y軸方向に伸びる単一のI型コアであっても良い。
なお、I型コアは、コイル組立体10eにおけるZ軸方向の下方に配置されることが好ましい。このように配置することで、E型コア12Aにおける中脚14aにおける突出先端18aがケース90のZ軸方向の下部側に配置される。そのため、温度が上昇しやすい部分が、ケース90の下側に配置されると共に、隙間15には確実に放熱用樹脂が充填され、さらに放熱性が向上する。ケース90の下方に冷却手段が装着されるからである。その他の構成および作用効果は、第1実施形態に係るコイル組立体と同様である。
第5実施形態
図11および図12に示すように、この実施形態のコイル組立体10fでは、貫通孔44aが形成してあるボビン40の第1貫通孔44aを構成する第1中空筒部44の内周壁に、そのY軸方向の両端で、Z軸方向の両端位置の4箇所に、位置決め凸部41が一体的に形成してある。位置決め凸部41のY軸方向の厚みは、図4に示す隙間幅tと同じであり、凸部41は、隙間幅tを確保するためのものである。
凸部41をY軸方向から挟み込むように、分割コア片12aの中脚14を貫通孔44aにZ軸方向の上下から差し込むことで、分割コア片12aの分割面12bは、相互に、凸部41のY軸方向の厚みに対応する所定の隙間幅tで分離された状態を保持する。凸部41は、ボビン40の第1貫通孔44aを構成する第1中空筒部44の内周壁に、Z軸方向に断続的に複数形成しても良く、あるいは、Z軸方向に連続的に形成しても良い。その他の構成および作用効果は、第1実施形態に係るコイル装置と同様である。
第6実施形態
図13、図14Aおよび図14Bに示すように、この実施形態のコイル組立体10gでは、分割コア片12a,12a間の隙間15に放熱シート15aが接触して挟まれ、放熱シート15により分離された中脚14がボビン40の第1貫通孔44aに差し込まれている。
放熱シート15aは、たとえば放熱性に優れたアルミニウム、銅などの金属板、あるいは、熱伝導率が良いPPS、PBTなどの樹脂板、あるいは熱伝導に優れたセラミック板、シリコンシートなどのその他の板で構成される。放熱シート15aの材質は、分割コア12aを構成する材質の熱伝導性よりも高い熱伝導性を持つ材質であれば、特に限定されない。
図示する例では、図13に示すように、放熱シート15は、各E型コア12毎に、一枚ずつ具備させ、中脚14の突出先端18と同じ位置で、Z軸方向に連結してあるが、図示する例に限らず、貫通孔44aに沿って連続する一枚の放熱シートであっても良い。放熱シート15aは、分割コア12aの分割面12b,12bに対して接着剤で接着しても良いが、単に接触させるのみでも良い。
本実施形態では、分割コア片12aの隙間15に放熱シート15aが介在してあるために、放熱性が向上する。その他の構成および作用効果は、第1実施形態に係るコイル装置と同様である。
第7実施形態
本実施形態のコイル装置は、図15Aに示す放熱シート15Aを用いる以外は、前述した実施形態と同様な構成を有する。放熱シート15Aは、Z軸方向に平行な分割面接触部15a1と、その分割面接触部15a1の上部に、分割面接触部15a1と同様にシート状の上放熱部15bが連結または一体成形してあり、全体として断面が略T字形状を有している。
分割面接触部15a1は、前述した実施形態における放熱シート15aと同様であり、分割面12b,12b相互間に挟まれ、上放熱部15bは、たとえば図3Aに示すZ軸方向の上側の分割コア12a,12aのベース部13の上表面を覆い、ベース部13の上表面に接触して、コイル装置10の上部に発生した熱を吸熱する。そのため、コイル装置の上部に発生した熱を、放熱シート15Aおよび放熱用樹脂92を通して、コイル装置の下方に逃がしやすくなる。もちろん、上放熱部15b自体からも放熱される。
また、本実施形態では、図15Bに示すように、断面L字形状の一対の放熱シート15A1を組み合わせて、全体として、図15Aに示すような略T字形状の放熱シート15Aとしても良い。各放熱シート15A1は、Z軸方向に平行な分割面接触部15a1と、その分割面接触部15a1の上部に、Y軸方向の一方に伸びるシート状の上放熱部15b1が連結または一体成形してある。一対の放熱シート15A1は、Z軸に対して、線対称な断面形状を有している。
分割面接触部15a1は、前述した実施形態における分割シート15と同様であり、分割面12b,12b相互間に挟まれ、上放熱部15b1は、たとえば図3Aに示すZ軸方向の上側の分割コア12a,12aのベース部13の上表面を覆い、ベース部13の上表面に接触して、コイル装置10の上部に発生した熱を吸熱する。そのため、コイル装置の上部に発生した熱を、放熱シート15A1および放熱用樹脂92を通して、コイル装置の下方に逃がしやすくなる。もちろん、上放熱部15b1自体からも放熱される。
なお、放熱シート15A,15A1には、上放熱部15b,15b1と共に、あるいは、上放熱部とは別に、図示省略してある下放熱部を設け、たとえば図3Aに示すZ軸方向の下側の分割コア12a,12aのベース部13の下表面を覆い、ベース部13の下表面に接触して、コイル装置10の下部に発生した熱を吸熱してもよい。コイル装置10の下部(分割コア12a,12aのベース部13の下表面)は、放熱用樹脂に接触していることから良好に放熱が行われる。
本実施形態では、前述した実施形態の板バネ部材100は、放熱シート15A,15A1における上放熱部15b,15b1に接触するように構成しても良い。その他の構成および作用効果は、上述した実施形態に係るコイル装置と同様である。
第8実施形態
図16および図17に示すように、本実施形態のコイル装置では、板バネ部材100aの構成が前述した実施形態と異なるのみである。本実施形態の板バネ部材100aでは、スリット101のY軸方向の両端に形成してある各連結端部106には、Z軸方向に高さを持つ立ち上げ片107が一体に形成してある。
立ち上げ片107が形成してあることで、たとえば図1Aに示すケース90のボス部94がZ軸方向の下方に形成してある場合にも対応することが可能になる。その他の構成および作用効果は、上述した実施形態に係るコイル装置と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば本発明に係るコイル装置では、ケース90内には、放熱用樹脂92が必ずしも充填してある必要はない。また、本発明では、ケースとは、コイル組立体を保持するものであれば特に限定されず、ケース内にコイル組立体が必ずしも収容されていなくても良い。さらに本発明では、分割コア片の形状は、上述した実施形態に限定されず、種々の分割コア片の形状であっても良い。
10,10a〜10g…コイル組立体
12,12A…E型コア
12a…分割コア片
12b…分割面
13…ベース
14…中脚
15…隙間
15a…放熱シート
16…側脚
17…I型コア
17a…分割コア片
17b…分割面
18,19,18a,19a…先端
20,20a…内側コイル
22(22〜22)…第1ワイヤ
22a…リード部
24…ハンダ部
30…外側コイル
32(32〜32,32k+1 〜32)…第2ワイヤ
32a…リード部
34…ハンダ部
40…第1ボビン
42…第1ボビン基板
44…第1中空筒部
44a…第1貫通孔
45…第1巻回部
46…隔壁
46a…連絡溝
47…区画
48…第1ボビン上鍔部
50…第2ボビン
52…第2ボビン下鍔部
54…第2中空筒部
55…第2巻回部
56,56d…隔壁
56a…連絡溝
57d…区画
58…第2ボビン上鍔部
60…カバー
70…第1端子
72…第2端子
80…テープ状部材
90…ケース
92…放熱用樹脂
94…ボス部
96…位置決めピン
100,100a…板バネ部材
101…スリット
102…第1押圧片
103…第1曲折部
104…第2押圧片
105…第2曲折部
106…連結端部
107…立ち上げ片
108…固定孔
109…位置決め孔
110…固定用ボルト

Claims (5)

  1. コア、ボビン、および前記ボビンの外周に装着してあるコイルを有するコイル組立体と、
    前記コイル組立体を保持するケースと、
    を有するコイル装置であって、
    前記コアは、相互に垂直な第1軸、第2軸および第3軸の内、前記第1軸方向に沿って分離される分割コア片を有し、
    前記ケースにはバネ部材が取り付けられ、
    前記バネ部材には、前記第2軸方向に沿ってスリットが形成されて、当該スリットを挟んだ両側に第1押圧片と第2押圧片とが形成され、
    前記第1押圧片と前記第2押圧片とが前記スリットの両端で一体的に連結してあり、
    前記第1押圧片と第2押圧片には、それぞれの前記分割コア片を前記ケースに対して前記第3軸に沿って下方に押し付ける弾性曲折部が前記スリットに沿って位置ずれして形成してあることを特徴とするコイル装置。
  2. 前記コイル組立体の前記第3軸方向に沿っての少なくとも下方部分が、前記ケース内に収容されている放熱用樹脂に接触している請求項1に記載のコイル装置。
  3. 前記分割コア片の分割面の相互間には、所定の隙間が形成してある請求項1または2に記載のコイル装置。
  4. 前記所定の隙間の少なくとも一部には、放熱シートが介在してある請求項3に記載のコイル装置。
  5. 前記コアは、E型コアを有し、前記E型コアが前記分割コア片で構成してある請求項1に記載のコイル装置。
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