JP3585752B2 - トランスコア固定構造及びトランス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスコアを常に一定の圧力で固定でき、ネジ止めによる実装を可能としたトランスコア固定構造及びトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランスコア固定構造には、特開平7−106157号公報のように、トランスコアを固定するための板バネが記載されているが、基板にコイルボビンを固着することにより実装可能な大きさのトランスコアであるため、ネジ止めが可能な形状になっていない。
【0003】
このため、ハイパワー型の電源になるとトランスのサイズも大型になり、基板実装ではハンダ固定が不可能である。そこで、放熱ベースプレート等にトランスコアと共に板バネをネジ止めしていた。
【0004】
図3は従来例の説明図である。図3において、トランスコア固定構造には、トランスコア3aの中央を加圧する屈曲部11とトランスコア3a、3bを位置決めする位置決め部24、25とネジ止め用の穴16とを備えた板バネ1、1次側と2次側の端子を有するトランス巻線部2、上下のトランスコア3a、3b、板バネ1を放熱ベースプレート等のネジ穴21a、21bにネジ止めするネジ4a、4bが設けてある。
【0005】
トランスコアの固定は、トランス巻線部2をトランスコア3a、3bと組み合わせて板バネ1に挿入し、該板バネ1をネジ4a、4bで放熱ベースプレート等のネジ穴21a、21bにネジ止めし、ネジ4a、4bの締結力と板バネ1のバネ圧でトランスコア3a、3bを固定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のものには、ネジ4a、4bの締め方によってトランスコア3aとトランスコア3b間のギャップのずれを起こして特性がばらついたり、振動等によるネジ4a、4bの緩みによってギャップが大きくなり、特性が劣化する等の不具合があった。
【0007】
本発明は、大型のトランスをネジ止め可能な構造を持ち、万一ネジの緩みがあったとしてもトランスの特性が劣化しないトランスコア固定構造及びトランスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明のトランス構造の説明図である。図1中、1は板バネ、2はトランス巻線部、3a、3bはトランスコア、11は屈曲部、12はZ曲げ、13は曲げ、14は位置決め部、15は底部、16は穴である。本発明は上記課題を解決するため、次のように構成したものである。
【0009】
(1):弾性材の板バネ1を利用し、前記板バネ1は、内側に屈曲した天井部と、前記天井部の両側からトランスコア3a、3bを抱きかかえるようにL字型に伸びた両腕部と、底部に前記トランスコア3a、3bをベースプレート等へ固定するための2個所以上の穴16とを備え、前記穴は前記トランスコア3a、3bの底を支える底部を前記L字型に伸びた両腕部の内径方向と直行する方向に前記トランスコア3a、3bの外まで伸ばした部分に設け、前記天井部の屈曲部11が前記トランスコア3aの中央部を加圧する。
【0010】
(2)1次及び2次側端子を有するトランス巻線部2と、前記トランス巻線部2を上下から挟むようにするトランスコア3a、3bと、前記トランスコア3a、3bを固定する弾性材の板バネ1とを備え、前記板バネ1は、内側に屈曲した天井部と、前記天井部の両側から前記トランスコア3a、3bを抱きかかえるようにL字型に伸びた両腕部と、底部に前記トランスコア3a、3bをベースプレート等へ固定するための2個所以上の穴とを有し、前記穴は前記トランスコア3a、3bの底を支える底部を前記L字型に伸びた両腕部の内径方向と直行する方向に前記トランスコア3a、3bの外まで伸ばした部分に設け、前記天井部の屈曲部11が前記トランスコア3aの中央部を加圧する。
【0011】
(作用)
本構成は上記のように構成したので、次のような作用がある。
弾性材の板バネ1を利用し、前記板バネ1の天井部の両側からL字型に伸びた両腕部でトランスコア3a、3bを抱きかかえるようにし、前記天井部の屈曲部11が前記トランスコア3aの中央部を加圧し、底部の2個所以上の穴16で前記トランスコア3a、3bをベースプレート等へ固定する。このため、トランスコア固定用の穴16のネジの締めつけトルクによって、トランスコア3a、3bのギャップが微妙に変化することはなく、また、万一ネジが緩んだとしてもトランスの特性が劣化することはなくなる。
【0012】
また、トランスコア3a、3bで1次及び2次側端子を有するトランス巻線部2を上下から挟むようにし、板バネ1のL字型に伸びた両腕部で両側からトランスコア3a、3bを抱きかかえ、内側に屈曲した天井部の屈曲部11で前記トランスコア3aの中央部を加圧し、底部の2個所以上の穴16で前記トランスコア3a、3bをベースプレート等へ固定する。このため、トランスコア固定用の穴16のネジの締めつけトルクによって、トランスコア3a、3bのギャップが微妙に変化することはなく、また、万一ネジが緩んだとしてもトランスの特性が劣化することはなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけるトランス構造の説明図である。図1において、トランス構造は、トランスコア3a、3b内にトランス巻線部2が挟まれ、トランスコア固定用の板バネ1によって固定されている。
【0014】
板バネ1には、トランスコア3aの中央部を加圧する屈曲部11、トランスコアの挿入を容易にするZ曲げ12、トランスコアの挿入を容易にする曲げ13、トランスコアの位置決め部14、トランスコアの底を支える底部15、ネジ止め用の穴16が設けてある。
【0015】
トランス巻線部2には、一方には1次側の端子が他方には2次側の端子が設けてあり、中央に図3に示すようなトランスコアが嵌入する穴が設けられている。
【0016】
トランスコア3a、3bは、図3に示すように上下からトランス巻線部2を挟むような構成になっている。
【0017】
図2はトランスコア固定用板バネの取付方法の説明図である。図2において、トランスコア固定用の板バネ1は、トランス巻線部2を組み込んだトランスコア3a、3bの挿入時にトランスコアの外観に傷を付けないよう、また、挿入しやすいよう、挿入方向が開いたZ曲げ12と曲げ13が配置されている。
【0018】
そして、このトランスコア3a、3bの挿入は、位置決め部14まで挿入すると屈曲部11がちょうどトランスコア3aの中央部を加圧する構造になっている。この加える圧力の強さは、屈曲部11と底部15の間隔、板の厚み、板の幅による。
【0019】
また、Z曲げ12は、トランスコア3aとトランスコア3bの合わせ部に位置し、トランスコア3a、3bを弾性的に押さえ、トランスコア3a、3bの抜け防止用のロック機構も兼ねている。そして、底部15に設けたネジ止め用の穴16にて、銅やアルミニウムなどの熱伝導率の優れた放熱ベースプレート等にネジ止め実装が可能となる。
【0020】
板バネ1の材質は、トランスの発熱にも耐えうる金属が好ましく、例えば、バネ性ステンレス綱やリン青銅等を板金加工にて製作が可能である。
【0021】
このように、板バネ1は、内側に屈曲した天井部(屈曲部11)を持ち、さらに、前記天井部の両側からトランスコア3a、3bを抱きかかえるようにL字型に伸びた両腕部を持つ、そして、図2の如く、矢印方向に板バネ1を挿入することで、前記天井部の屈曲部11がトランスコア中央部を加圧してトランスコアを固定することができる。
【0022】
このため、トランスコアは屈曲部11と底部15の間で弾性的に固定され、ネジの締めつけトルクによって、トランスコア3a、3bのギャップが微妙に変化することはなく、また、万一ネジが緩んだとしてもトランスの特性が劣化することはなくなる。
【0023】
以上、実施の形態で説明したように、誰にでも安定した加圧で組立が可能なため、製品によるバラツキが少ない。また、ベースプレートに取り付けなくとも検査が可能なため、組立工数の低減がはかれる。更に、Z曲げ12のロックは、両親指にて開いて簡単に解除が可能なため、分解も容易である。なお、位置決め部14側に設けた曲げ13は、板バネ1を取り外す時にトランスコア3aを傷つけないようにする効果がある。また、ネジ止め用の穴16は、底部15に2個所、点対称に配置すればどこでも良く、図1のような形状のトランスのデッドスペースの有効活用も可能であり、製品の小型化をはかることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1):板バネの天井部の両側からL字型に伸びた両腕部でトランスコアを抱きかかえるようにし、前記天井部の屈曲部が前記トランスコアの中央部を加圧し、底部の2個所以上の穴で前記トランスコアをベースプレート等へ固定するため、トランスコア固定用の穴のネジの締めつけトルクによって、トランスコアのギャップが微妙に変化することはなく、また、万一ネジが緩んだとしてもトランスの特性が劣化することはなくなる。
【0025】
(2):トランスコアで1次及び2次側端子を有するトランス巻線部を上下から挟むようにし、板バネのL字型に伸びた両腕部で両側からトランスコアを抱きかかえ、内側に屈曲した天井部の屈曲部で前記トランスコアの中央部を加圧し、底部の2個所以上の穴で前記トランスコアをベースプレート等へ固定するため、トランスコア固定用の穴のネジの締めつけトルクによって、トランスコアのギャップが微妙に変化することはなく、また、万一ネジが緩んだとしてもトランスの特性が劣化することはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるトランス構造の説明図である。
【図2】実施の形態におけるトランスコア固定用板バネの取付方法の説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 板バネ
2 トランス巻線部
3a、3b トランスコア
11 屈曲部
12 Z曲げ
13 曲げ
14 位置決め部
15 底部
16 穴

Claims (2)

  1. 弾性材の板バネを利用し、
    前記板バネは、内側に屈曲した天井部と、前記天井部の両側からトランスコアを抱きかかえるようにL字型に伸びた両腕部と、底部に前記トランスコアをベースプレート等へ固定するための2個所以上の穴とを備え、
    前記穴は前記トランスコアの底を支える底部を前記L字型に伸びた両腕部の内径方向と直行する方向に前記トランスコアの外まで伸ばした部分に設け、前記天井部の屈曲部が前記トランスコアの中央部を加圧することを特徴としたトランスコア固定構造。
  2. 1次及び2次側端子を有するトランス巻線部と、
    前記トランス巻線部を上下から挟むようにするトランスコアと、
    前記トランスコアを固定する弾性材の板バネとを備え、
    前記板バネは、内側に屈曲した天井部と、前記天井部の両側から前記トランスコアを抱きかかえるようにL字型に伸びた両腕部と、底部に前記トランスコアをベースプレート等へ固定するための2個所以上の穴とを有し、
    前記穴は前記トランスコアの底を支える底部を前記L字型に伸びた両腕部の内径方向と直行する方向に前記トランスコアの外まで伸ばした部分に設け、前記天井部の屈曲部が前記トランスコアの中央部を加圧することを特徴としたトランス。
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