JPH0993769A - 密着絶縁形バスダクト接続部 - Google Patents
密着絶縁形バスダクト接続部Info
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- JPH0993769A JPH0993769A JP24161495A JP24161495A JPH0993769A JP H0993769 A JPH0993769 A JP H0993769A JP 24161495 A JP24161495 A JP 24161495A JP 24161495 A JP24161495 A JP 24161495A JP H0993769 A JPH0993769 A JP H0993769A
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Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バスダクト導体と絶縁スペーサーおよび接続
部側板を絶縁接続ボルトで串通し接続していたため、絶
縁接続ボルトと孔あけ加工が必要であり、組立ても面倒
であった。 【達成手段】 バスダクト導体1を各相ごとに絶縁物2
で被覆し、これらを密着させてダクト側板およびダクト
蓋板からなるダクト3内に収納し、絶縁物の先端を除去
して露出したバスダクト導体1の側面を各相ごとに接触
させ、これらのバスダクト導体接触部の相間にそれぞれ
絶縁スペーサー10を配置した密着絶縁形バスダクトの
接続部において、ダクト側板4間に接続部側板9を配置
して固定ボルト22で接続し、この接続部側板9の内側
に形成した押圧部でバスダクト導体接触部および絶縁ス
ペーサー10を押圧することにより、バスダクト導体接
触部に所定の押圧力が作用するよう構成したことを特徴
とする。
部側板を絶縁接続ボルトで串通し接続していたため、絶
縁接続ボルトと孔あけ加工が必要であり、組立ても面倒
であった。 【達成手段】 バスダクト導体1を各相ごとに絶縁物2
で被覆し、これらを密着させてダクト側板およびダクト
蓋板からなるダクト3内に収納し、絶縁物の先端を除去
して露出したバスダクト導体1の側面を各相ごとに接触
させ、これらのバスダクト導体接触部の相間にそれぞれ
絶縁スペーサー10を配置した密着絶縁形バスダクトの
接続部において、ダクト側板4間に接続部側板9を配置
して固定ボルト22で接続し、この接続部側板9の内側
に形成した押圧部でバスダクト導体接触部および絶縁ス
ペーサー10を押圧することにより、バスダクト導体接
触部に所定の押圧力が作用するよう構成したことを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルや工場内の給
電回路などに利用される密着絶縁形バスダクトの接続部
に関する。
電回路などに利用される密着絶縁形バスダクトの接続部
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや工場内の低圧(600V以下)の
給電回路には、外形がコンパクトでインピーダンスが小
さい上、施行性や保守性にも優れているところから、密
着絶縁形バスダクトが多用されている。この密着絶縁形
バスダクトは、図5に示すように、横断面がほぼ矩形
で、銅やアルミニウムからなる3条のバスダクト導体1
を、各相ごとにポリエステルフィルムや特殊耐熱ビニー
ル樹脂等の耐熱性絶縁物2で被覆し、これらを密着させ
てダクト3内に収納したものである。ダクト3は鋼板を
チャンネル状に加工した2枚ずつのダクト側板4とダク
ト蓋板5とからなり、ボルト6およびナット7で、3条
の絶縁バスダクト導体1と一体に固定されている。8
は、ボルト6に挿通した絶縁カラーを示す。
給電回路には、外形がコンパクトでインピーダンスが小
さい上、施行性や保守性にも優れているところから、密
着絶縁形バスダクトが多用されている。この密着絶縁形
バスダクトは、図5に示すように、横断面がほぼ矩形
で、銅やアルミニウムからなる3条のバスダクト導体1
を、各相ごとにポリエステルフィルムや特殊耐熱ビニー
ル樹脂等の耐熱性絶縁物2で被覆し、これらを密着させ
てダクト3内に収納したものである。ダクト3は鋼板を
チャンネル状に加工した2枚ずつのダクト側板4とダク
ト蓋板5とからなり、ボルト6およびナット7で、3条
の絶縁バスダクト導体1と一体に固定されている。8
は、ボルト6に挿通した絶縁カラーを示す。
【0003】このような構造の密着絶縁形バスダクトを
接続する場合には、一般に、図6や図7に示すように、
接続されるバスダクト導体1の先端の耐熱性絶縁物2を
剥離し、露出したバスダクト導体1の側面を各相ごとに
向い合わせて接触させ、各相間および接続部側板9間に
それぞれ絶縁スペーサー10を介在させ、両側の接続部
側板9、各絶縁スペーサー10、および各相のバスダク
ト導体1にそれぞれ形成した2個ずつの貫通孔に、絶縁
接続ボルト11を串通しし、ナット12で締め付けるこ
とにより接続する。なお絶縁スペーサー10には、バス
ダクト導体1の側面の一部を受け入れるための溝10a
が設けられており、通しボルト貫通孔の周囲には、バス
ダクト導体1との沿面距離を増加させる目的で、環状の
突起部10bが設けられている。また、絶縁スペーサー
10の後端部10cは、耐熱性絶縁物2を受け入れるた
め、薄肉とされている。
接続する場合には、一般に、図6や図7に示すように、
接続されるバスダクト導体1の先端の耐熱性絶縁物2を
剥離し、露出したバスダクト導体1の側面を各相ごとに
向い合わせて接触させ、各相間および接続部側板9間に
それぞれ絶縁スペーサー10を介在させ、両側の接続部
側板9、各絶縁スペーサー10、および各相のバスダク
ト導体1にそれぞれ形成した2個ずつの貫通孔に、絶縁
接続ボルト11を串通しし、ナット12で締め付けるこ
とにより接続する。なお絶縁スペーサー10には、バス
ダクト導体1の側面の一部を受け入れるための溝10a
が設けられており、通しボルト貫通孔の周囲には、バス
ダクト導体1との沿面距離を増加させる目的で、環状の
突起部10bが設けられている。また、絶縁スペーサー
10の後端部10cは、耐熱性絶縁物2を受け入れるた
め、薄肉とされている。
【0004】接続されるダクト側板4の端面の外面に
は、固定板13の一端が溶接により接続されており、こ
れらの固定板13の他端には、側板接続ボルト14によ
り接続部側板9が接続され、また接続部蓋板15は、蓋
板接続ボルト16により、ダクト蓋板5に接続されてい
る。なお、これらの接続部側板9および接続部蓋板15
によって接続されたダクト3は、保安のため、接地線
(図示せず)を介して大地に接地されて使用される。
は、固定板13の一端が溶接により接続されており、こ
れらの固定板13の他端には、側板接続ボルト14によ
り接続部側板9が接続され、また接続部蓋板15は、蓋
板接続ボルト16により、ダクト蓋板5に接続されてい
る。なお、これらの接続部側板9および接続部蓋板15
によって接続されたダクト3は、保安のため、接地線
(図示せず)を介して大地に接地されて使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような構成の密
着絶縁形バスダクト接続部においては、バスダクト導体
1と接続部側板9に、それぞれ絶縁接続ボルト11を通
すための孔あけ加工が必要である(絶縁スペーサー10
には、そのモールド成型時に貫通孔が形成されてい
る)。これらの孔あけ加工は手間が掛かり、絶縁接続ボ
ルト11の挿通作業も面倒である。しかも、機械的強度
および絶縁耐力に優れた絶縁接続ボルト11が必要なた
め、接続部のコストは高いものとなるという難点がある
上、絶縁接続ボルト11の増し締め作業を定期的に行わ
なければならず、繁雑である。本発明は、このような課
題を解決すべくなされたもので、加工および組立てが容
易であり、しかも信頼性の優れた密着絶縁形バスダクト
接続部を提供しようとするものである。
着絶縁形バスダクト接続部においては、バスダクト導体
1と接続部側板9に、それぞれ絶縁接続ボルト11を通
すための孔あけ加工が必要である(絶縁スペーサー10
には、そのモールド成型時に貫通孔が形成されてい
る)。これらの孔あけ加工は手間が掛かり、絶縁接続ボ
ルト11の挿通作業も面倒である。しかも、機械的強度
および絶縁耐力に優れた絶縁接続ボルト11が必要なた
め、接続部のコストは高いものとなるという難点がある
上、絶縁接続ボルト11の増し締め作業を定期的に行わ
なければならず、繁雑である。本発明は、このような課
題を解決すべくなされたもので、加工および組立てが容
易であり、しかも信頼性の優れた密着絶縁形バスダクト
接続部を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の密着絶縁形バス
ダクト接続部は、バスダクト導体を各相ごとに絶縁物で
被覆し、これらを密着させて、ダクト側板およびダクト
蓋板からなるダクト内に収納した密着絶縁形バスダクト
を接続する場合、前記バスダクト導体の絶縁物の先端を
除去し、露出したバスダクト導体の側面を各相ごとに接
触させ、これらのバスダクト導体接触部の相間、および
要すれば外側のバスダクト導体接触部(3組のバスダク
ト導体接触部の内、中央以外のバスダクト導体接触部を
いう)と接続部側板間に、それぞれ絶縁スペーサーを配
置し、ダクト側板間を接続する接続部側板の内側に形成
した押圧部でバスダクト導体接触部を押圧することによ
り、バスダクト導体接触部に、所定の押圧力が作用する
よう構成したことを主な特徴とするものである。
ダクト接続部は、バスダクト導体を各相ごとに絶縁物で
被覆し、これらを密着させて、ダクト側板およびダクト
蓋板からなるダクト内に収納した密着絶縁形バスダクト
を接続する場合、前記バスダクト導体の絶縁物の先端を
除去し、露出したバスダクト導体の側面を各相ごとに接
触させ、これらのバスダクト導体接触部の相間、および
要すれば外側のバスダクト導体接触部(3組のバスダク
ト導体接触部の内、中央以外のバスダクト導体接触部を
いう)と接続部側板間に、それぞれ絶縁スペーサーを配
置し、ダクト側板間を接続する接続部側板の内側に形成
した押圧部でバスダクト導体接触部を押圧することによ
り、バスダクト導体接触部に、所定の押圧力が作用する
よう構成したことを主な特徴とするものである。
【0007】本発明の密着絶縁形バスダクト接続部は、
接続部側板の内側に配置した押圧部によって、各相バス
ダクト導体の接触面に適度の押圧力を作用させ、電気的
な接触抵抗を所定値以下に保持させるものである。した
がって、ダクトの接続部を形成する両側の接続部側板
と、これらの接続部側板をダクト側板に連結する固定板
は、バスダクト導体接触部に押圧力を伝達する機能を果
たすところから、比較的厚目の鋼板などを用いて構成す
るのが望ましい。
接続部側板の内側に配置した押圧部によって、各相バス
ダクト導体の接触面に適度の押圧力を作用させ、電気的
な接触抵抗を所定値以下に保持させるものである。した
がって、ダクトの接続部を形成する両側の接続部側板
と、これらの接続部側板をダクト側板に連結する固定板
は、バスダクト導体接触部に押圧力を伝達する機能を果
たすところから、比較的厚目の鋼板などを用いて構成す
るのが望ましい。
【0008】押圧部は、高温下で長期間に亘って押圧力
が作用してもへたりを生じないよう耐熱性に優れ、機械
的強度が大きな材料、例えば鋼、アルミ合金、ステンレ
スなどの金属材料を用い、絶縁スペーサーとほぼ同じ程
度の大きさとした押圧部材を接続部側板の内側や絶縁ス
ペーサー側に溶接や接着、あるいはネジ止めなどで固定
することにより形成してもよく、あるいは接続部側板自
体を絞り加工などにより湾曲させ、それらの内面にそれ
ぞれ絶縁スペーサーとほぼ同じ程度の大きさに突出させ
ることにより形成してもよい。なお、押圧部材は必ずし
も金属材料で構成する必要はなく、場合によっては、耐
熱性に優れ、機械的強度が大きな材料、例えばポリエス
テルプレミックスで構成するようにしてもよい。その場
合、これらの押圧部の形状と厚さを適切に選択すること
により、外側のバスダクト導体接触部と接続部側板との
間に介挿される絶縁スペーサーを省略し、その機能を押
圧部に持たせることもできる。
が作用してもへたりを生じないよう耐熱性に優れ、機械
的強度が大きな材料、例えば鋼、アルミ合金、ステンレ
スなどの金属材料を用い、絶縁スペーサーとほぼ同じ程
度の大きさとした押圧部材を接続部側板の内側や絶縁ス
ペーサー側に溶接や接着、あるいはネジ止めなどで固定
することにより形成してもよく、あるいは接続部側板自
体を絞り加工などにより湾曲させ、それらの内面にそれ
ぞれ絶縁スペーサーとほぼ同じ程度の大きさに突出させ
ることにより形成してもよい。なお、押圧部材は必ずし
も金属材料で構成する必要はなく、場合によっては、耐
熱性に優れ、機械的強度が大きな材料、例えばポリエス
テルプレミックスで構成するようにしてもよい。その場
合、これらの押圧部の形状と厚さを適切に選択すること
により、外側のバスダクト導体接触部と接続部側板との
間に介挿される絶縁スペーサーを省略し、その機能を押
圧部に持たせることもできる。
【0009】各相バスダクト導体の接触面に適度の押圧
力を作用させるため、コイル状バネの使用が望ましい。
このバネは、例えば接続部側板とダクト側板との間を接
続する固定ボルトに挿通して取付けられる。
力を作用させるため、コイル状バネの使用が望ましい。
このバネは、例えば接続部側板とダクト側板との間を接
続する固定ボルトに挿通して取付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態を説明する。なお、これらの図におい
て、図5ないし図7におけると同一の部分には同一の符
号を付してある。図1および図2において、接続される
バスダクト導体1は、それらの先端の耐熱性絶縁物2を
剥離され、露出したバスダクト導体1の側面を各相ごと
に相手方のバスダクト導体1に向い合わせて接触させ、
各相間および接続部側板9との間にそれぞれ絶縁スペー
サー10を介在させ、それらの両側(図1においては上
下)に、押圧部材20を備えた接続部側板9を配置さ
れ、これらの接続部側板を固定ボルト22を介して固定
板13に固定することにより組立てられている。絶縁ス
ペーサー10は耐熱性に優れ、機械的強度が大きなポリ
エステルプレミックスをモールド成型することにより形
成されている。
ましい実施の形態を説明する。なお、これらの図におい
て、図5ないし図7におけると同一の部分には同一の符
号を付してある。図1および図2において、接続される
バスダクト導体1は、それらの先端の耐熱性絶縁物2を
剥離され、露出したバスダクト導体1の側面を各相ごと
に相手方のバスダクト導体1に向い合わせて接触させ、
各相間および接続部側板9との間にそれぞれ絶縁スペー
サー10を介在させ、それらの両側(図1においては上
下)に、押圧部材20を備えた接続部側板9を配置さ
れ、これらの接続部側板を固定ボルト22を介して固定
板13に固定することにより組立てられている。絶縁ス
ペーサー10は耐熱性に優れ、機械的強度が大きなポリ
エステルプレミックスをモールド成型することにより形
成されている。
【0011】図3は、各相ごとに接続される相手方のバ
スダクト導体1に側面を接触させたバスダクト導体1
と、各相間および接続部側板9との間に介在させた絶縁
スペーサー10と、それらの両側に配置した押圧部材2
0と、接続部側板9との位置関係を示している。この図
から明らかなように、中央の2枚の絶縁スペーサー10
には、両面にバスダクト導体1の側面の一部を受け入れ
るための溝10aが設けられており、外側の2枚の絶縁
スペーサー10には、内側の面のみに溝10aが設けら
れている。また、これらの部材には、絶縁接続ボルト
(図6の11)を串通しするための貫通孔は形成されて
いない。
スダクト導体1に側面を接触させたバスダクト導体1
と、各相間および接続部側板9との間に介在させた絶縁
スペーサー10と、それらの両側に配置した押圧部材2
0と、接続部側板9との位置関係を示している。この図
から明らかなように、中央の2枚の絶縁スペーサー10
には、両面にバスダクト導体1の側面の一部を受け入れ
るための溝10aが設けられており、外側の2枚の絶縁
スペーサー10には、内側の面のみに溝10aが設けら
れている。また、これらの部材には、絶縁接続ボルト
(図6の11)を串通しするための貫通孔は形成されて
いない。
【0012】固定板13は、図4に示すように、基板部
13aと、そこから外方に折曲がって突出する突出部1
3bと、この突出部の先端から側方に折曲がる側板固定
部13cとから構成されており、基板部13aをダクト
側板4に溶接されている。また側板固定部13cの先端
の隅部にはボルト挿通孔が形成されると共に、それらの
内端には、それぞれナット21が溶接により取付けられ
ている。接続部側板9は、その4隅に設けたボルト挿通
孔に固定ボルト22を挿通し、ナット21にねじ込むこ
とにより、固定板13に取付けられる。この場合、固定
ボルト22には、それぞれコイル状バネ23が挿通さ
れ、接続部側板9を固定板13に対して弾力的に支持す
る。なお、反対側の接続部側板は図面には示されていな
いが、その構成と取付け方法は上述した接続部側板9と
同じである。
13aと、そこから外方に折曲がって突出する突出部1
3bと、この突出部の先端から側方に折曲がる側板固定
部13cとから構成されており、基板部13aをダクト
側板4に溶接されている。また側板固定部13cの先端
の隅部にはボルト挿通孔が形成されると共に、それらの
内端には、それぞれナット21が溶接により取付けられ
ている。接続部側板9は、その4隅に設けたボルト挿通
孔に固定ボルト22を挿通し、ナット21にねじ込むこ
とにより、固定板13に取付けられる。この場合、固定
ボルト22には、それぞれコイル状バネ23が挿通さ
れ、接続部側板9を固定板13に対して弾力的に支持す
る。なお、反対側の接続部側板は図面には示されていな
いが、その構成と取付け方法は上述した接続部側板9と
同じである。
【0013】接続部側板9には、対向する内面に、それ
ぞれ押圧部が配置されている。これらの押圧部は、厚さ
4.5〜6mm程度の鋼などからなり、絶縁スペーサー
10とほぼ同じ程度の大きさとした押圧部材20を接続
部側板9の一面に、溶接あるいは接着することにより形
成されている。なお、押圧部材20は絶縁スペーサー1
0側に接着あるいはねじ止めするようにしてもよく、あ
るいは接続部側板9自体を絞り加工して、その中央部を
湾曲突出させることによって押圧部を形成するようにし
てもよい。また、固定ボルト22にそれぞれコイル状バ
ネ23を挿通し、接続部側板9を固定板13に対して弾
力的に支持するようにすれば、各相バスダクト導体の接
触面には常に適度の押圧力を作用させることができ、電
気的な接触抵抗を低い値に保つことができる上、信頼性
が向上する。
ぞれ押圧部が配置されている。これらの押圧部は、厚さ
4.5〜6mm程度の鋼などからなり、絶縁スペーサー
10とほぼ同じ程度の大きさとした押圧部材20を接続
部側板9の一面に、溶接あるいは接着することにより形
成されている。なお、押圧部材20は絶縁スペーサー1
0側に接着あるいはねじ止めするようにしてもよく、あ
るいは接続部側板9自体を絞り加工して、その中央部を
湾曲突出させることによって押圧部を形成するようにし
てもよい。また、固定ボルト22にそれぞれコイル状バ
ネ23を挿通し、接続部側板9を固定板13に対して弾
力的に支持するようにすれば、各相バスダクト導体の接
触面には常に適度の押圧力を作用させることができ、電
気的な接触抵抗を低い値に保つことができる上、信頼性
が向上する。
【0014】
【発明の効果】上述のように、本発明の密着絶縁形バス
ダクト接続部は、接続部側板の内側に突出して配置した
押圧部によって、各相バスダクト導体の接触面に適度の
押圧力を作用させ、電気的な接触抵抗を所定値以下に保
持させるものであるから、従来の絶縁接続ボルトは不要
となり、これを挿通するための、接続部側板およびバス
ダクト導体に対する孔あけ作業も不要となり、組立て作
業も容易になる。
ダクト接続部は、接続部側板の内側に突出して配置した
押圧部によって、各相バスダクト導体の接触面に適度の
押圧力を作用させ、電気的な接触抵抗を所定値以下に保
持させるものであるから、従来の絶縁接続ボルトは不要
となり、これを挿通するための、接続部側板およびバス
ダクト導体に対する孔あけ作業も不要となり、組立て作
業も容易になる。
【0015】このように本発明によれば、加工および組
立てが容易であり、しかも信頼性の優れた密着絶縁形バ
スダクト接続部が得られる。
立てが容易であり、しかも信頼性の優れた密着絶縁形バ
スダクト接続部が得られる。
【図1】 本発明の密着絶縁形バスダクト接続部の実施
例を示す一部切欠平面図である。
例を示す一部切欠平面図である。
【図2】 図1に示す密着絶縁形バスダクト接続部の側
面図である。
面図である。
【図3】 図1の III−III 線に沿う切断端面図であ
る。
る。
【図4】 図1における接続部側板9の取付け部の近傍
を拡大して示す説明図である。
を拡大して示す説明図である。
【図5】 本発明が適用される密着絶縁形バスダクトを
例示する横断面図である。
例示する横断面図である。
【図6】 従来の密着絶縁形バスダクト接続部を例示す
る一部切欠平面図である。
る一部切欠平面図である。
【図7】 図6の密着絶縁形バスダクト接続部の側面図
である。
である。
1……バスダクト導体 2……耐熱性絶縁物 3……ダクト 4……ダクト側板 5……ダクト蓋板 8……絶縁カラー 9……接続部側板 10……絶縁スペーサー 11……絶縁接続ボルト 13……固定板 14……側板接続ボルト 15……接続部蓋板 16……蓋板接続ボルト 20……押圧部材 22……固定ボルト 23……コイル状バネ
Claims (5)
- 【請求項1】 バスダクト導体を各相ごとに絶縁物で被
覆し、これらを密着させて、ダクト側板およびダクト蓋
板からなるダクト内に収納し、絶縁物の先端を除去して
露出したバスダクト導体の側面を各相ごとに接触させ、
これらのバスダクト導体接触部の相間にそれぞれ絶縁ス
ペーサーを配置した密着絶縁形バスダクトの接続部にお
いて、前記ダクト側板間に接続部側板を配置して固定ボ
ルトで接続し、この接続部側板の内側に形成した押圧部
で前記バスダクト導体接触部および絶縁スペーサーを押
圧することにより、バスダクト導体接触部に所定の押圧
力が作用するよう構成したことを特徴とする密着絶縁形
バスダクト接続部。 - 【請求項2】 外側のバスダクト導体接触部と接続部側
板との間に、絶縁スペーサーが配置されていることを特
徴とする請求項1に記載の密着絶縁形バスダクト接続
部。 - 【請求項3】 接続部側板には、それらの内側に押圧部
材が取付けられ、押圧部を形成していることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の密着絶縁形バスダク
ト接続部。 - 【請求項4】 接続部側板は、それらの中央部が内側に
突出するよう湾曲加工され、押圧部を形成していること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の密着絶縁
形バスダクト接続部。 - 【請求項5】 接続部側板をダクト側板間に接続するボ
ルトに、コイル状バネが取付けられ、これらのバネの力
により、バスダクト導体接触部に、所定の押圧力が作用
するよう構成されていることを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれか一項に記載の密着絶縁形バスダク
ト接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24161495A JPH0993769A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 密着絶縁形バスダクト接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24161495A JPH0993769A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 密着絶縁形バスダクト接続部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993769A true JPH0993769A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17076951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24161495A Pending JPH0993769A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 密着絶縁形バスダクト接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0993769A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100764595B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-10-08 | 주식회사 신화기전 | 부스바 접속장치 |
CN104078903A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-10-01 | 镇江市江岛电器制造有限公司 | 一种母线槽壳体 |
CN104600645A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-06 | 国家电网公司 | 推拉式户内矩形母线固定金具 |
CN109950845A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-28 | 镇江市美盛母线有限公司 | 一种便于自动化组装的母线槽 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24161495A patent/JPH0993769A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100764595B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-10-08 | 주식회사 신화기전 | 부스바 접속장치 |
CN104078903A (zh) * | 2014-06-26 | 2014-10-01 | 镇江市江岛电器制造有限公司 | 一种母线槽壳体 |
CN104600645A (zh) * | 2015-02-06 | 2015-05-06 | 国家电网公司 | 推拉式户内矩形母线固定金具 |
CN109950845A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-28 | 镇江市美盛母线有限公司 | 一种便于自动化组装的母线槽 |
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