JP3470773B2 - ケーブル終端接続部 - Google Patents

ケーブル終端接続部

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JP3470773B2
JP3470773B2 JP04898995A JP4898995A JP3470773B2 JP 3470773 B2 JP3470773 B2 JP 3470773B2 JP 04898995 A JP04898995 A JP 04898995A JP 4898995 A JP4898995 A JP 4898995A JP 3470773 B2 JP3470773 B2 JP 3470773B2
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裕 小林
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルを機器に
接続するために機器の壁面に設けられたケーブル終端接
続部に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、GIS(ガス絶縁スイッチ)等
の機器に電力ケーブルを接続する場合には、機器の壁面
に開口を設け、内側にブッシング等を配置しケーブルの
終端を装着する。図2に、このような従来のケーブル終
端接続部側面図を示す。図に示すケーブル1の導体先端
には端子2が取り付けられている。これが図示しない機
器内部に設けられたブッシングの部分で図示しない埋込
電極等に接触し電気接続される。このケーブル1の絶縁
体上には絶縁補強のためストレスコーン3が装着されて
いる。また、ケーブル1のシース端部保護のため保護金
具4が被せられ、テーピング部5によってケーブルとの
間のシールがされている。保護金具4のフランジ4Aは
ボルト7によって図示しない機器の壁面に締付固定され
る。また、保護金具4の内部に設けられた図示しないス
プリングユニットによって押し金具6がストレスコーン
3を押し図示しないブッシングに対し所定の押圧力で押
し付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のケーブル終端接続部には次のような解決すべき
課題があった。この種のケーブル終端接続部では、図示
しないブッシングに対しストレスコーン3が所定の圧力
で押し付けられなければならない。このため、保護金具
4のフランジ4Aから突き出した押し金具6やストレス
コーン3等を嵌め込むケーブル端末の長さL1は厳密に
規定される。
【0004】また、導体間の接続は接触抵抗が重要なこ
とから、端子2の全長L2も厳密に規定される。もちろ
ん、図示しないブッシング内部の構造やブッシング内部
で端子2と電気接続される埋込電極等の形状に合わせ
て、端子2のスカート部分の長さL3も厳密に規定され
る。
【0005】ところが、このような機器は、定格上接続
される電力ケーブルのサイズが一定であっても、メーカ
ーによってブッシングの内部構造やそのブッシング内部
に設けられた埋込電極等の構造やサイズが微妙に相違す
る。従って、機器の課電試験等に用いるリードケーブル
は、機器のメーカーや機種に合わせてそれぞれ異なるサ
イズの端子を取り付けたものを何種類も用意しなければ
ならないという問題があった。
【0006】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、各種のタイプの機器におけるブッシングに取り付け
ができるケーブル終端接続部を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器の貫通孔
の設けられる壁面に固定されるブッシング内に押し付け
られるケーブル端末上のストレスコーン及びブッシング
内に埋設される段状の接続口を有する埋込金具に電気的
に接続されるケーブル端末の端末導体を備えるケーブル
終端接続部において、周面が平滑処理された端末導体に
内周側のばね状接触子を介して着脱可能に嵌合し、かつ
埋込金具の接続口に外周側のばね状接触子を介して嵌入
可能な外径寸法を有する端子部と、端子部に一体形成さ
れ、ブッシング内の埋込金具とストレスコーンとの間の
配置空間に接続口の段部に当接して配置される外径及び
長さ寸法を有するスカート部とから成るアダプタを含む
ことを特徴とする。
【0008】 また、上記ケーブル終端接続部において、
ケーブル端末を覆い、かつケーブル端末を支持するため
に壁面に固定されるフランジを有する保護金具と、ブッ
シングに対応させてケーブル端末のブッシングへの導入
長さ寸法を設定するために壁面とフランジとの間に配さ
れる補助板とを更に備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】ケーブル端末が各機器において壁面から奥へ挿
入される長さがまちまちな場合、その機器のブッシング
に合わせて保護金具と機器の壁面との間に補助板を挟み
込む。これでボルト孔の整合もできる。ケーブル導体の
先端を受け入れるブッシング及びその埋込金具の形状が
まちまちな場合は、端子とスカート部を対応させたアダ
プタが装着される。ケーブルの導体は平滑処理されて内
側のばね状接触子を介してアダプタに挿入され、アダプ
タは外側のばね状接触子を介してブッシングの埋込金具
に電気接続される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のケーブル終端接続部実施例を
示し、(a)はその全体の縦断面図、(b)は主要部縦
断面図である。図において、ケーブル1の絶縁体17は
先端の部分が除去されて所定長導体18が露出してい
る。絶縁体17の外周には絶縁補強のためのストレスコ
ーン3が装着されている。また、このケーブル1の端部
は機器の壁面10に設けられた開口11から機器の内部
に挿入されており、この機器の壁面10にはブッシング
12が取り付けられている。このブッシング12はエポ
キシ樹脂等から構成され、中央部には埋込金具13が配
置されている。埋込金具13の接続孔13Aにはケーブ
ル1の導体18先端に装着されたアダプタ24が嵌め込
まれている。
【0011】一方、機器の壁面10の外側では、ケーブ
ル1の端部を保護するための保護金具4が配置され、こ
の保護金具4のフランジ4Aと機器の壁面10との間に
は補助板15が挟み込まれている。この補助板15には
保護金具4のフランジ4Aがボルト7により締め付け固
定される。また、補助板15は別途用意したボルト8に
よって機器の壁面10に締め付け固定される。
【0012】なお、ストレスコーン3は図に示すよう
に、保護金具4の大径部に収容されたスプリング9と押
し金具6とによって押圧力を与えられ、ブッシング12
の内壁面に所定の圧力で押し付けられている。また、
(b)に示すように、ケーブルの導体18先端に装着さ
れるアダプタ24は、この図に示すような筒状の構成と
なっている。このアダプタ24は銅合金等から構成さ
れ、外周面にはブッシング12の埋込金具13との間の
電気的接触を保つためにばね状接触子群25が配置され
ている。一方、内周面にもケーブルの導体との間の電気
的接触を保つためにばね状接触子群26が配置されてい
る。また、ケーブルの導体18には半田メッキ等からな
る平滑処理部材21による表面処理が施されている。こ
れによって、導体18の外周面が滑らかな円筒状にな
り、アダプタ24が良好に装着される。
【0013】なお、このアダプタ24の全長はL6で外
径が広がったスカート部は、その長さがL5になるよう
に選定されている。これは図(a)に示した埋込金具1
3にぴったりと整合するもので、本発明においてはケー
ブル終端を接続する機器の種類に応じて埋込金具13の
サイズが異なる場合、このアダプタ24を交換すること
によって対処する。即ち、アダプタ24の全長L6やス
カート長L5の異なるものを用意しておき、必要に応じ
て交換すれば、このような埋込金具13の種類の相違に
対応できる。
【0014】また、埋込金具13のサイズと共に機器の
壁面10の開口11から挿入されるケーブル1の先端部
分の長さL4も相違してくることがある。更に、保護金
具4を固定するためのボルト7のサイズや位置等が相違
してくる場合がある。これに対処するために、図の
(a)の実施例では機器に応じて各種の厚みやボルト孔
構成の補助板15を用意する。補助板15の厚みを変更
すればケーブル1の挿入長さL4を自由に調整できる。
補助板15に設けるボルト孔の位置やサイズ等を調整す
ればボルト7の規格や配置の相違に対処できる。上記の
ようにアダプタ24及び補助板15の一方あるいは双方
を適宜交換して採用することにより、ケーブル1自身は
同一のものを使用し各種の機器に対応できる。
【0015】図3には、図1に示したようなアダプタを
別のサイズのものに交換し、更に補助板を取り去った場
合のケーブルと機器の接続部縦断面図を示す。この図に
示すように、ブッシング12*や押込金具13*は、図
1の(a)に示した例と異なるサイズとなっている。従
って、これに伴いアダプタ24*はスカート部の長さが
異なるものが装着され、更に図1において使用した補助
板15を取り去って図1に示したケーブル先端の挿入長
さL4をこの機器に適合するように調整している。これ
によって、ストレスコーン3は予め定められた基準の圧
力によってブッシング12*の内壁面に押し付けられ、
良好なケーブル終端接続部が完成する。
【0016】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記のアダプタはその全長やスカート部の長さだけでな
く、その段部の数や外径等各部を自由に変更したものを
用意し、規格の異なる各種の機器に接続することが可能
である。もちろん、機器はGISに限らず電力用のすべ
ての機器が適応の対象となる。また、補助板は上記の例
では機器の壁面にちょうどその開口と同一外径の開口を
設けた円盤で構成したが、これはスペーサとなり得る適
当な構成の板やブロックに構成して差し支えない。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明のケーブル終端接続
部は、機器に接続される課電用ケーブルその他のケーブ
端末が、機器のブッシングの種類に応じて交換される
アダプタを有しているので、機器側のブッシング内部に
設けられた埋込金具の形状に合わせてこのアダプタを交
換することにより1種類のケーブルで多種の機器との接
続が可能となる。また、ブッシング等の種類に応じて選
択される補助板を介して保護金具を機器の壁面に固定す
るようにすれば、各種のブッシングについて同一のケー
ブルを用いて対応することができる。その結果、機器の
種類に応じた端末構造の課電用ケーブルを用意しておく
必要がなく、設備コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル終端接続部実施例を示し、
(a)は全体の縦断面図、(b)は主要部縦断面図であ
る。
【図2】従来のケーブル終端接続部側面図である。
【図3】本発明の別の使用状態におけるケーブル終端接
続部縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 4 保護金具 10 機器の壁面 11 開口 12 ブッシング 13 埋込金具 15 補助板 24 アダプタ 25、26 ばね状接触子群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の貫通孔の設けられる壁面に固定さ
    れるブッシング内に押し付けられるケーブル端末上のス
    トレスコーン及び前記ブッシング内に埋設される段状の
    接続口を有する埋込金具に電気的に接続される前記ケー
    ブル端末の端末導体を備えるケーブル終端接続部におい
    て、 周面が平滑処理された前記端末導体に内周側のばね状接
    触子を介して着脱可能に嵌合し、かつ前記埋込金具の前
    記接続口に外周側のばね状接触子を介して嵌入可能な外
    径寸法を有する端子部と、 前記端子部に一体形成され、前記ブッシング内の前記埋
    込金具と前記ストレスコーンとの間の配置空間に前記接
    続口の段部に当接して配置される外径及び長さ寸法を有
    するスカート部とから成るアダプタを含むことを特徴と
    するケーブル終端接続部。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル端末を覆い、かつ該ケーブ
    ル端末を支持するために前記壁面に固定されるフランジ
    を有する保護金具と、 前記ブッシングに対応させて前記ケーブル端末の該ブッ
    シングへの導入長さ寸法を設定するために前記壁面と前
    記フランジとの間に配される補助板とを更に備えること
    を特徴とする請求項1記載のケーブル終端接続部。
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