JP5213652B2 - インダクタ - Google Patents

インダクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5213652B2
JP5213652B2 JP2008291739A JP2008291739A JP5213652B2 JP 5213652 B2 JP5213652 B2 JP 5213652B2 JP 2008291739 A JP2008291739 A JP 2008291739A JP 2008291739 A JP2008291739 A JP 2008291739A JP 5213652 B2 JP5213652 B2 JP 5213652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
case
arm
pair
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008291739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010118571A (ja
Inventor
浩太郎 鈴木
正利 蓮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2008291739A priority Critical patent/JP5213652B2/ja
Publication of JP2010118571A publication Critical patent/JP2010118571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5213652B2 publication Critical patent/JP5213652B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Description

本発明は、導線が巻き回されたコアをケースに収容して形成したインダクタに関する。
ボビン等を介してコアに導線を巻き回したものを金属製のケースに収容して形成したインダクタが、リアクトル等として広く利用されている。このようなインダクタは、コアや巻線に発生した熱を金属ケースに逃がすことができるため冷却効率が高く、また、ケース内にコアや巻線が収容されているため取り扱いが容易である。
特開2004−241475号
このようなインダクタにおいては、特許文献1のもののように、板バネによってコアをケースに向かって付勢することによって、衝撃等によってコアが破損しないようコアをケース内で保持している。
特許文献1に記載のインダクタは、板バネによりコアをケースの底面に付勢することによってコアを保持するものである。そして、板バネはボルトによってケースに固定される。この場合、ケースは、ボルトを取り付けるためのめねじを形成可能な肉厚部を有する必要がある。この肉厚部は、板バネの本体部分(弾性変形してバネとしての機能を担う部分)から離れた場所に設ける必要がある。そのため、特にPQ磁心などの外枠を有するコアを使用する場合は、コアの大きさに対してケースの大きさが大きなものとなっていた。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、ケースを大型化することなく、コアを保持するための部材をケースに固定可能なインダクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のインダクタは、枡形状のケースと、ケース内に収容されるコアと、コアの側面とケースの第1の側壁の内面との間に挟み込まれ、該コアを該ケース内で保持させる保持部材と、を有し、第1の側壁の内面の略中央部にはコアが固定される突出部が形成されており、保持部材はコアをケースの底面に向かって付勢する上部アームと、第1の側壁と対向する第2の側壁に向かって該コアを付勢する側部アームと、上部アームの直下に形成され突出部に当接する固定部とを有し、固定面を前記突出部に固定することによって保持部材が前記ケースに固定される。
本発明によれば、上部アームの下、すなわち、保持部材をケースとコアとの間に挟み込む為に必要な隙間を確保すること伴って生じるデッドスペースに、保持部材をケースに固定するための固定面を有する突出部が形成される。このため、ケースを大型化することなく保持部材をケースに固定することができる。例えば、ボルトによってコアをケースに固定する場合は、ボルト用のめねじを突出部の上面に形成する。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のインダクタであるリアクトルの斜視図を示したものである。図1に示されるように、本実施形態のリアクトル1は、略枡形状のケース10に、コア20及び、ボビン40を介してコア20に取り付けられている巻線30が収容されたものである。以下の説明においては、巻線30の軸方向(図1において右上から左下に向かう方向)をX軸方向、ケース10の底面に垂直な方向(図1における上下方向)をZ軸方向、X軸方向とZ軸方向の双方に垂直な方向(図1において左上から右下に向かう方向)をY軸方向と定義する。
コア20の斜視図を図2に示す。図2に示されるように、コア20は、一対の分割コア21、22から構成される。分割コア21は、YZ平面と平行に広がるプレート部21aと、プレート部21aのY軸方向両端から略垂直に突出してXZ平面と平行に広がる一対のアーム部21bと、一対のアーム部21bに挟まれるようにプレート部21aの略中央から垂直に突出してX軸方向に伸びる芯部21cとを備えた略E字形状となっている。他方の分割コア22も同一の形状であり、プレート部22a、一対のアーム部22b及び芯部22cを有する。コア20は、この分割コア21、22を突き合わせて、全体として角筒形状の外枠部23の内部に2つの芯部21c、22cが同軸に配置された形状となっている。ここで、芯部21c、22cの長さlはアーム部21b、22bの長さlよりも短いため、各分割コア21、22のアーム部21b、22b同士を突き合わせた状態であっても、芯部21c、22c同士は接触せず、芯部21cと22cの間には隙間Gが形成される。図1に示されるように、ボビン40及び巻線30は、これらの中空部に芯部21c、22cが差し込まれ、その殆どの部分が外枠部23によって囲まれる空間内に収容されるようになっている。
次いで、コア20のケース10への収容構造について説明する。図3は、本実施形態のケース10の上面図である。また、図4及び5は、夫々図3のI−I断面図及びII−II断面図である。図3〜5に示されるように、ケース10は、X軸方向手前側(図3中下側)に形成された第1側壁内面12、第1側壁内面12と対向する位置(図3中上側)に形成された第2側壁内面11、及び第2側壁内面11と第1側壁内面12のY軸方向両端においてそれぞれ両者を連絡するよう形成された2つの第3側壁内面13を有する。なお、ケース10は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属によって形成されている。
第2側壁内面11と第3側壁内面13によって形成される2箇所のコーナー部には第1突出部15が形成されている。また、第3側壁内面13にはそれぞれ第2突出部16が形成されている。図3及び4に示されるように、第1突出部15の夫々は、略YZ平面に平行な平面部15aを有している。また、図3及び5に示されるように、第2突出部16は、略XZ平面に平行な平面部16aを有している。一対の第2突出部の平面部16aの間隔l(図5)は、コア20のY軸方向寸法と略等しく、図3〜5に示されるように、コア20をケース10内に収容するときは、コア20のプレート部22a及び1対のアーム部21b(図2)が夫々第1突出部15の平面部15a及び第2突出部16の平面部16aに当接し、これによってコア20の位置決めがなされる。
また、図5に示されるように、第2突出部16において平面部16aよりも上側の部分は、上に行くほど第3側壁内面13に近接するようなテーパ面16bとなっている。すなわち、第2突出部16の上端(ケース10の開口Oに近い側)における第2突出部16同士の間隔lは、コア20のY軸方向寸法よりも十分に大きくなっている。このため、第2突出部16間にコア20を容易に差し込むことができ、差し込まれたコア20はテーパ面16bにガイドされて平面部16a間に導かれる。この結果、本実施形態においては、容易且つ確実にコア20をケース10内に位置決めして収容することができる。
図1に示されるように、本実施形態においては、コア20並びにこれに取り付けられるボビン40及び巻線30は、ケース10の第1側壁内面12とコア20との間に挟み込まれている保持部材50によってケース10内に保持される。保持部材50について以下に説明する。
図6は、本実施形態の保持部材50を図1中手前側から見た斜視図である。また、図7は、保持部材50を図1中奥側から見た斜視図である。図6及び7に示されるように、保持部材50は、所定の形状に打ち抜いた金属板(鋼板など)をコーナー部51にてL字状に折り曲げることによって形成されている。
コーナー部51のY軸方向略中央部には、略XY平面と平行に広がる第1アーム54が接続されている。また、コーナー部51のY軸方向両端には、Z軸方向下向きに伸びる一対の第2アーム53と、略X軸方向(ケース10の第1側壁内面12から第2側壁内面11(図3)に向かう方向)に伸びる一対の第3アーム52が接続されている。一対の第3アーム52は、第1アーム54をY軸方向両側から挟むような位置に形成されている。
第2アーム53は、折り返し部53aにて、第2側壁内面11(図3)に向かってU字状に折り返されている。また、第2アーム53において折り返し部53aよりも先端側に位置する当接部53c同士は、梁53dによって連結されている。
さらに、一対の第2アーム53において折り返し部53aよりも基端側に位置する基部53b同士の中間には、屈曲してXY平面と平行に広がる固定部55が形成されている。図7に示されるように、この固定部55には貫通孔55aが形成されている。また、図3及び5に示されるように、ケース10の第1側壁内面12には、第3突出部17が形成されており、その上面17aの略中央には、Z軸方向に平行な軸をもつめねじ17bが形成されている。保持部材50によってコア20を保持する際には、図8の組立図に示されるように、巻線30及びボビン40を取り付けたコア20をケース10に収容し、コア20とケース10との間に保持部材50を差し込み、さらに貫通孔55aにボルト60を通してめねじ17bにねじ込んでケース10に保持部材50を固定する。また、固定部55の上には第1アーム54が位置しているが、図6〜8に示されるように、第1アーム54には開口54aが形成されているので、この開口54aにドライバー等の工具を差し込むことにより、ボルト60をめねじ17bにねじ込むことができる。このように、本実施形態においては、デッドスペースであった第3アームの下に固定部55を設けているため、第3アーム52のY軸方向外側など、上記デットスペース以外の箇所に固定部を設けた他の構成と比べて、ケース10の容積を小さくすることができる。
保持部材50によるコア20の保持構造について以下に説明する。図9は、本実施形態のリアクトル1の上面図である。図10、11及び12は、夫々図9のIII−III断面図、IV−IV断面図及びV−V断面図である。また、図13は、ケース10の記載を省略したリアクトル1の斜視図である。
図10に示されるように、本実施形態においては、第3アーム52が図中右側(ケース10の第2側壁内面11側)に配置された分割コア22をケース10の底面14に向けて付勢している。同様に、図11に示されるように、第1アーム54が図中左側(ケース10の第1側壁内面12側)に配置された分割コア21をケース10の底面14に向けて付勢している。このように、本実施形態においては、2つの分割コア22及び21が保持部材50によって別個に付勢される。このため、テープ等で2つの分割コア21、22を接合することなく、ケース10内でコア20は保持される。
また、本実施形態においては、図13に示されるように、一対の第3アーム52が分割コア22の一対のアーム部22bの夫々を付勢するようになっている。このため、分割コア22をケース10の底面14に付勢するための荷重は2つに分散され、分割コア22の特定の箇所に過度の応力集中が起こらないようになっている。
また、図9に示されるように、第1アーム54には開口54aが形成されているが、これは、ボルト60を保持部材50及びケース10に取り付けやすくするのみならず、断面積を減少させて第1アーム54のバネ定数を、コアを保持するために適切な荷重が得られるような大きさに調整するという機能をも有する。本実施形態においては、第2側壁内面11側の分割コア22と第1側壁内面12側の分割コア21とが略均等な荷重で付勢されるように、第3アーム52と第1アーム54のバネ定数が調整されている。
また、図9に示されるように、第1アーム54には開口54aが形成されているため、第1アーム54は全体として、略X軸方向に伸びる一対のアーム部54bと、アーム部54b同士をその先端で連結する梁54cとから構成される、コの字形状となっている。第1アーム54が梁54cを有さないような構成においては、自然状態において第1アーム54のアーム部54bの屈曲の程度は、製造時のバラツキ等によりアーム部54b毎に異なるものとなり、各アーム部54bがコア20を付勢する力の大きさが異なるものとなる可能性がある。これに対し、本実施形態の構成では、双方のアーム部54bが梁54cによって連結されているため、アーム部54bの屈曲の程度は、一方のアーム部54bと他方のものとで略同一となる。このため、第1アーム54がコア20を付勢する荷重は、両方のアーム部54bで略同一となり、コア20はケース10の底面14(図4、5)に向かって略均一に付勢される。
また、図11に示されるように、ボビン40及び巻線30の一部はコア20から下側に突出している。このため、これらの部分を収容するため、ケース10の底面14には、凹部14aが形成されている。図11及び12に示されるように、この凹部14aは、コア20のプレート部21a、22a(図11)及びアーム部21b、22b(図12)とは重ならない位置に設けられている。前述のように、保持部材50の第3アーム52及び第1アーム54は夫々コア20のアーム部22b及びプレート部21aをケース10の底面14に向かって付勢している。ここで、例えばコア20の底面が凹部14a側にはみ出しているような状態では、凹部14aの縁部を支点とする曲げ応力がコア20に生じ、コア20が破損する可能性がある。しかしながら、本実施形態においては、上記のように凹部14aがアーム部21b、22b及びプレート部21a、22aを避けるように配置されており、コア20の底面は全面に亙ってケース10の底面14に当接するようになっているため、コア20には上記の曲げ応力は加わらず、コア20が破損することはない。
また、本実施形態においては、図10に示されるように、保持部材50の第2アーム53の基部53bがケース10の第1側壁内面12に当接し、当接部53cがコア20のプレート部21aに当接している。これによって、当接部53cが基部53bに向かって押し込まれ、その反発力によって、コア20はケース10の第1突出部15の平面部15aに向かって押し込まれる。
図13に示されるように、各第2アーム53は、アーム部21bの根元に位置するプレート部21aの両端をケース10の第2側壁内面11に向かってそれぞれ付勢している。プレート部21aの中央部にて分割コア21がX軸方向に付勢されるような構成では、プレート部21aに曲げ荷重が加わり、コア20が破損に至る可能性がある。これに対して、本実施形態においては、上記のように第2アーム53はアーム部21bの根元の部分でコア20を付勢しているため、プレート部21aに曲げ荷重は殆ど発生せず、コア20が破損することはない。
また、本実施形態においては、ケース10の第2突出部16は、分割コア21のプレート部21aの側面において、分割コア21と当接している。アーム部21bの先端側にて第2突出部16が分割コア21と当接するような構成では、衝撃等によって第2突出部16から不意に荷重が加わった際、アーム部21bに曲げ荷重が加わり、プレート部21aとアーム部21bとがなすコーナー部に過度の応力集中が発生し、コア20が破損に至る可能性がある。これに対して、本実施形態においては、上記のように第2突出部16はプレート部21aの側面においてコア20と当接しているため、アーム部21bに曲げ荷重は殆ど発生せず、コア20が破損することはない。
なお、本実施形態においては、ケース10の第2突出部16は、第1側壁内面12側の分割コア21のプレート部21aの側面に当接する位置に設けられているが、本発明は上記の構成に限定されるものではない。すなわち、第2側壁内面11側の分割コア22のプレート部22aの側面に当接する位置(図9における位置α)に第2突出部16が設けられる構成としても良い。また、双方の分割コア21、22のプレート部21a、22aの側面に当接する位置に第2突出部16が設けられる構成としても良い。
また、図7に示されるように、一対の第2アーム53の当接部53c同士は梁53dによって連結されている。保持部材50が梁53dを有さないような構成においては、自然状態において第2アーム53の基部53bと当接部53cとの間隔は、製造時のバラツキ等により第2アーム53毎に異なるものとなり、各第2アーム53がコア20を付勢する力の大きさが異なるものとなる可能性がある。これに対し、本実施形態の構成では、双方の第2アーム53の当接部53cが梁53dによって連結されているため、基部53bと当接部53cとの間隔は、一方の第2アーム53と他方のものとで略同一の長さとなる。このため、第2アーム53がコア20を付勢する荷重は、両方の第2アーム53で略同一となり、コア20はケース10の第2側壁内面11に向かって略均一に付勢される。
なお、図10に示されるように、保持部材50の第2アーム53の当接部53cには、基部53bに向かってくの字状に屈曲する屈曲部53eが形成されている。この屈曲により、第2アーム53の当接部53cのエッジ部53fとコア20との接触が防止され、エッジ部53fによってコア20が傷付けられて破損しないようになっている。第3アーム52及び第1アーム54にも同様の屈曲部52a及び54bが形成されており、コア20が傷付けられて破損しないようになっている。
以上のように、本実施形態においては、アーム保持部材50のエッジが直接コア20に接触せずに、且つ、分割コア21、22のプレート部21a、22aやアーム部21b、22bに曲げ荷重が加わらないようになっており、衝撃等によって保持部材50からコア20に不意の荷重が加わった場合であっても、コア20が破損しないようになっている。このため、フェライトコア等の脆性材料から形成されるコアを使用することが可能である。
また、本実施形態においては、前述のようにコア20の底面全体がケース10の底面全体に当接している(図10〜12)。また、第2側壁内面11側の分割コア22のプレート部22aにおいて、アーム部22bの根元に位置する部分の面(図9における面β)の全体がケース10の第1突出部15の平面部15aに当接している。このように、本実施形態においては、コア20においてケース10と直接接触している部分の面積が大きく、コアから発生した熱を効率よくケース10に逃がすことができるようになっている。
また、上記のように保持部材50によってコア20、巻線30及びボビン40が保持された後に、ケース10には、樹脂モールド70が注入される(図10)。樹脂モールド70は、例えばエポキシ樹脂などの熱伝導率の高い樹脂である。本実施形態においては、ケース10に保持部材50を固定するための固定部55及び固定部55が固定されるケース10の第3突出部17が、保持部材50の第1アーム54の下に配置されている。このため、第3突出部17の容積分、樹脂モールド70の注入量を小さく抑えることができる。また、第1側壁内面12側の分割コア21のプレート部21aと第3突出部17との間隔lは、比較的小さなものとなっている。樹脂モールド70よりもケース10を形成する金属材料の方が熱伝導率は更に高いため、コア20で発生した熱は速やかに第3突出部17に移動し、効率よくコア20を冷却できるようになっている。
また、コアをケース内に収容する構造では、リアクトル使用時に発生する交流磁場によるコアの振動のために、コアとケースとが周期的に接触してノイズが発生するという問題がある。本実施形態においては、保持部材50によってコア20がケース10に密着して保持されるため、コア20の振動によるノイズの発生が低減される。更に、樹脂モールドによってコア、ケース、ボビン、コイル間の隙間が充填されて、これら部材間の相対位置が固定されるため、部材間の接触によって発生するノイズが更に抑えられる。
また、従来はフェライト等の脆弱な磁性材料のコアを使用する場合には、ねじ止めや板ばねによる局所的な強い固定力にコアが耐えられず、ケース内にコアを収容する構成をとることができなかった。そのため、粘着テープや接着剤によって分割コアを貼り合わせる必要があった。本実施形態においては、板ばねによる固定力を分散させ、且つ、コアに曲げ応力を与えないような箇所に固定荷重を与えるため、脆性材料のコアを破損することなくケース内に収容することが可能になった。
本発明の実施の形態のリアクトルの斜視図である。 本発明の実施の形態のリアクトルのコアの斜視図である。 本発明の実施の形態のリアクトルのケースの上面図である。 図3のI−I断面図である。 図3のII−II断面図である。 本発明の実施の形態のリアクトルの保持部材を図1中手前側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態のリアクトルの保持部材を図1中奥側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態のリアクトルの組立図である。 本発明の実施の形態のリアクトルの上面図である。 図9のIII−III断面図である。 図9のIV−IV断面図である。 図9のV−V断面図である。 本発明の実施の形態のリアクトルのケースを省略した斜視図である。
符号の説明
1 リアクトル
10 ケース
11 第2側壁内面
12 第1側壁内面
13 第3側壁内面
14 底面
14a 凹部
15 第1突出部
15a 平面部
16 第2突出部
16a 平面部
16b テーパ面
17 第3突出部
17b めねじ
20 コア
21、22 分割コア
21a、22a プレート部
21b、22b アーム部
21c、22c 芯部
30 巻線
40 ボビン
50 保持部材
52 第3アーム
53 第2アーム
53a 折り返し部
53b 基部
53c 当接部
53d 梁
54 第1アーム
54a 開口
54b アーム部
54c 梁
55 固定部
55a 貫通孔
60 ボルト
70 樹脂モールド

Claims (19)

  1. 枡形状のケースと、
    前記ケース内に収容されるコアと、
    前記コアの側面と前記ケースの第1の側壁の内面との間に挟み込まれ、該コアを該ケース内で保持させる保持部材と、
    を有し、
    前記第1の側壁の内面の略中央部には、前記コアが固定される第一の突出部が形成されており、
    前記保持部材は、
    前記コアを前記ケースの底面に向かって付勢する上部アームと、
    前記第1の側壁と対向する第2の側壁に向かって前記コアを付勢する側部アームと、
    前記上部アームの直下に形成され前記第一の突出部に当接する固定部と、
    を有し、
    前記固定部を前記第一の突出部に固定することによって前記保持部材が前記ケースに固定される
    ことを特徴とするインダクタ。
  2. 前記固定部は前記第一の突出部の上面に当接し、
    前記第一の突出部の上面にはめねじが形成され、
    前記固定部には貫通孔が形成され、
    ボルトを前記貫通孔に通して前記めねじにねじ込むことによって前記固定部が前記第一の突出部に固定され、
    前記上部アームには、前記ボルトを前記めねじに取り付ける際に工具を挿し込み可能な開口が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記側部アームは、
    前記固定部を挟むように一対設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインダクタ。
  4. 前記一対の側部アームは、
    その先端において梁によって連結されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のインダクタ。
  5. 前記ケースには樹脂モールドが注入されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のインダクタ。
  6. 前記コアは、
    前記ケースの第1の側壁の内面に対して略平行に配置される一対のプレート部と、
    前記プレート部の両端にそれぞれ接続され、前記第1の側壁に隣接する一対の第3の側壁と略平行に配置される一対のアーム部と、
    前記プレート部の略中央部から前記アーム部と略平行に伸び、巻線がその周りに取り付けられる芯部と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のインダクタ。
  7. 枡形状のケースと、
    前記ケース内に収容されるコアと、
    前記コアの側面と前記ケースの第1の側壁の内面との間に挟み込まれ、該コアを該ケース内で保持させる保持部材と、
    を有し、
    前記保持部材は、
    前記コアを前記ケースの底面に向かって付勢する上部アームと、
    前記第1の側壁と対向する第2の側壁に向かって前記コアを付勢する側部アームと、
    を有し、
    前記コアは、
    前記ケースの第1の側壁の内面に対して略平行に配置される一対のプレート部と、
    前記プレート部において前記第1の側壁に隣接する一対の第3の側壁の内面に夫々近接する両端に、該第3の側壁と略平行に配置される一対のアーム部と、
    前記プレート部の略中央部から前記アーム部と略平行な方向に伸び、巻線がその周りに取り付けられる芯部と、
    を有し、
    前記側部アームは、
    前記第1の側壁に近位となるプレート部において前記一対のアーム部の根元に対応する部分のみに当接して前記コアを前記ケースにおいて該第1の側壁と対向する第2の側壁に向かって付勢する
    ことを特徴とするインダクタ。
  8. 前記ケースの第2の側壁の内面には、該第2の側壁に近位となるプレート部において前記一対のアーム部の根元に対応する部分全体と当接する平面部を備えた第二の突出部を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載のインダクタ。
  9. 前記一対の側部アームは、
    その先端において梁によって連結されている
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のインダクタ。
  10. 前記上部アームは、
    その先端のエッジ部が前記コアに接触しないようにくの字状に屈曲している板バネである
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載のインダクタ。
  11. 前記上部アームは、
    一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部をその先端部で連結する梁と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか一項に記載のインダクタ。
  12. 前記コアは、
    前記第1の側壁に近位となる第1の分割コアと、
    前記第2の側壁に近位となる第2の分割コアと
    を有し、
    前記上部アームは、
    前記第1の分割コアの上面に当接して第1の分割コアを前記ケースの底面に向かって付勢する第1の上部アームと、
    前記第2の分割コアの上面に当接して第2の分割コアを前記ケースの底面に向かって付勢する第2の上部アームと
    を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載のインダクタ。
  13. 前記第1の分割コアには、前記第1の側壁の内面に近位となるプレート部が含まれ、
    前記第1の上部アームは、
    前記第1の分割コアのプレート部の上面のみに当接して第1の分割コアを前記ケースの底面に向かって付勢する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7を引用する請求項12に記載のインダクタ。
  14. 前記第2の分割コアには、前記一対のアーム部の夫々の一部が含まれ、
    前記第2の上部アームは、
    前記第2の分割コアのアーム部の上面のみに当接して前記第2の分割コアを前記ケースの底面に向かって付勢する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7を引用する請求項1又は請求項1に記載のインダクタ。
  15. 前記第1の上部アームが前記第1の分割コアを付勢する力と、前記第2の上部アームが前記第2の分割コアを付勢する力の大きさは略等しく設定されている
    ことを特徴とする請求項12から請求項14の何れか一項に記載のインダクタ。
  16. 前記側部アームは、
    その先端のエッジが前記コアに接触しないようにくの字状に屈曲している
    ことを特徴とする請求項1から請求項15の何れか一項に記載のインダクタ。
  17. 前記側部アームは、
    前記ケースの第1の側壁内面と略平行な方向に広がる板状の基部と、
    前記基部の下端からU字状に屈曲して前記コアの側面に当接する当接部と
    を備えた板バネである
    ことを特徴とする請求項1から請求項16の何れか一項に記載のインダクタ。
  18. 前記ケースの一対の側壁の内面には、前記一対のプレート部の少なくとも一方の2側面と当接する少なくとも一対の第三の突出部が形成されている
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7又は請求項7を引用する請求項8から請求項17の何れか一項に記載のインダクタ。
  19. 前記第三の突出部の下部に前記コアの側面と当接する平面部が設けられ、
    前記第三の突出部において前記平面部より上の部分は、上に行くに従って該第三の突出部が形成されている側壁に近接するテーパ面となっている
    ことを特徴とする請求項18に記載のインダクタ。
JP2008291739A 2008-11-14 2008-11-14 インダクタ Active JP5213652B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291739A JP5213652B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291739A JP5213652B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 インダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010118571A JP2010118571A (ja) 2010-05-27
JP5213652B2 true JP5213652B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=42306037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008291739A Active JP5213652B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 インダクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5213652B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013239496A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Sanyo Denki Co Ltd 発熱体冷却用容器
JP6094251B2 (ja) 2013-02-19 2017-03-15 Tdk株式会社 コイル装置
JP2017220493A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 田淵電機株式会社 電磁誘導器及び電磁誘導器の製造方法
JP7104897B2 (ja) * 2018-11-14 2022-07-22 株式会社オートネットワーク技術研究所 リアクトル

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2575961Y2 (ja) * 1992-11-18 1998-07-02 松下電器産業株式会社 トランス
JPH07192934A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Taiyo Yuden Co Ltd コイル部品及びその製造方法
JP3660479B2 (ja) * 1997-09-05 2005-06-15 松下電工株式会社 電磁装置
JP2000040627A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Makita Corp コモンモードチョークコイル
JP4976615B2 (ja) * 2001-01-09 2012-07-18 Tdkラムダ株式会社 モジュール型回路装置及びモジュール型回路装置の外装ケース
WO2007108201A1 (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Tamura Corporation コア固定部材及び構造
US8035469B2 (en) * 2007-01-30 2011-10-11 Tamura Corporation Stationary induction apparatus fixing structure and fixing member

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010118571A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11642696B2 (en) Vibration generator moving vibrator by magnetic field generated by coil and vibrator-mounted holder used in vibration-generator
JP5108701B2 (ja) インダクタ
JP5213652B2 (ja) インダクタ
JP2012156399A (ja) コア固定具及びコイル装置
JP2009218292A (ja) リアクトル及びその組立方法
JP2011023332A (ja) 接点装置
JP5890966B2 (ja) コイル装置
JP5410246B2 (ja) インダクタ
JP5513848B2 (ja) インダクタ
JP5390345B2 (ja) インダクタ
JP2007173602A (ja) コイル部品
JP2018195685A (ja) コイル装置
JP2009043929A (ja) リアクトル固定構造
JP2008218465A (ja) コイル部品
JP6442430B2 (ja) リアクトル
JP4740190B2 (ja) コイル装置
JP6698012B2 (ja) 電磁継電器
JP3132351U (ja) コイル用コア固定金具
JP2010129917A (ja) コイル部品
JP6768258B2 (ja) 電磁継電器
JP2023094806A (ja) リアクトル
JP2022148477A (ja) コイル部品
JP6153451B2 (ja) 発電素子
JP2002359110A (ja) 巻線ボビンの結合方法
JPH10151775A (ja) ワイヤドットプリンタヘッド及びアーマチュアとワイヤの固着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5213652

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3