JPH07192934A - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

コイル部品及びその製造方法

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JPH07192934A
JPH07192934A JP33012793A JP33012793A JPH07192934A JP H07192934 A JPH07192934 A JP H07192934A JP 33012793 A JP33012793 A JP 33012793A JP 33012793 A JP33012793 A JP 33012793A JP H07192934 A JPH07192934 A JP H07192934A
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Japan
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magnetic core
magnetic
coil component
lid
coil
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JP33012793A
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Mamoru Sakamoto
坂本守
Chieko Arai
新井智恵子
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁心止め工程と蓋体の取付工程が同時にで
き、樹脂封止の際の樹脂漏出の虞がないコイル部品及び
その製造方法を提供する。 【構成】 薄型のET型磁心21を組み合わせて日形閉
磁路を形成するトランス本体30に対して、バネ性を有
する磁心止め治具32と、該磁心止め治具32が挿入支
持される係止機構を有する凸部15が内側の対向する縁
近傍に二箇所配置されるとともにトランス本体30の上
面及び周囲全体を覆う絶縁性蓋体20と、が前記磁心止
め治具12のバネ弾力によりE型磁心11のヨーク部側
面17A、17Bを押圧して前記トランス本体30と一
体に保持するように装着され、同時に磁心を固定する構
成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁心を装着したトラン
ス、チョークコイルを始めとする面実装型のコイル部品
に関し、特に絶縁・保護のための絶縁性蓋体(以下、単
に蓋体とも称す。)を取り付けたコイル部品の構造とそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の軽薄短小化に伴い、個
々の電子部品においても薄型化(低背化)が求められて
おり、特に占有面積の大きいコイル部品(トランス、チ
ョークコイル及びノイズフィルタ等)は小型化、低背化
の要請が強い。
【0003】一般に、コイルの典型であるトランスは、
コイルボビンに一次巻線と二次巻線を分巻するととも
に、磁心を嵌装して閉磁路が形成されることにより、前
記一次側と二次側とにおいて該巻数比に相応した電磁エ
ネルギーを媒介することにより、電圧を昇圧したり、ま
たは電流の増減等の回路機能を発現するように構成され
ており、元々構造上低背化の難しい電子部品である。
【0004】しかしながら、面実装に適したリード端子
を備えた低背の非磁性コイルボビン(一般に合成樹脂
製)に巻線を捲回した後、コイルボビンに嵌挿する中央
磁脚を薄くしたEーE形磁心やEーI形磁心等の薄型の
磁心を組み合わせるタイプが前記低背化の要請に応える
ものとして現在の主流になっている。
【0005】一方、面実装型コイル部品は高密度実装化
のための絶縁性の確保や物理的保護のため、さらには自
動部品搭載装置の吸引ノズルによってノズル先端に当該
面実装型コイル部品を吸着して(マウント吸着と称され
る。)保持し、所定の位置に移動させ実装する自動実装
化に対応するため、絶縁性蓋体をコイル部品に被せたも
のが普及しつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の蓋体を有するコイル部品の構造において、該蓋体の
コイル部品本体への取付は、蓋体の一部にバネ性を持た
せた突起掛止部を配設し、該突起掛止部分をコイルボビ
ンまたは磁心の底面側角部に掛止するという構造であ
り、このような蓋体自身のバネ性を利用して掛止するタ
イプのコイル部品は後の蓋体とコイル部品本体との隙間
に樹脂を封止する際に樹脂が搖動するバネ部に隙間が生
じてしまい、樹脂が漏れて機密性が完全でなくなるとい
う問題点があった。
【0007】また、従来の蓋体は磁心をコイルボビンへ
固定する磁心固定作業とは何等関与せず、コイルボビン
へ装着された磁心の固定方法は、磁心周囲を押止する金
属製板留具の装着、絶縁性合成樹脂テープのテーピン
グ、合成樹脂接着剤の塗布またはこれらの併用であり、
該磁心固定作業のみで一工程となっており、他方で蓋体
のコイル本体への取付が別工程で行われていた。
【0008】したがって、蓋体を有するコイル部品は該
蓋体の取付の作業が追加されて工程数の増加によるコス
トアップの原因になっていた。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、絶縁性蓋体の内部に係止した磁心止め治具のバ
ネ性によってワンタッチにコイル部品に取り付けられ、
且つ同時に磁心をコイルボビンに固定する構造のコイル
部品及びその製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、内側に磁心が
嵌挿される嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線が捲
回される巻枠本体と、該巻枠本体を両端にて狭装する嵌
装枠と、前記両端の嵌装枠を支持するとともにそれぞれ
リード端子が設けられた基台と、を有するコイルボビン
に巻線を施し、複数の磁心を前記コイルボビンに装着組
合わせることにより閉磁路が構成されるコイル部品にお
いて、バネ性を有する磁心止め治具と、該磁心止め治具
が挿入支持される係止機構を有する凸部が内側の縁近傍
に一箇所または対向する縁近傍に二箇所配置されるとと
もにコイル部品上面及び周囲全体を覆う絶縁性蓋体と、
が前記磁心止め治具のバネ弾力により磁心側面を押圧し
て前記コイルボビンと一体に保持するように装着されて
いることを特徴とするコイル部品を提供することによ
り、上記目的を達成するものである。
【0011】また、前記コイル部品における複数の磁心
が中央磁脚と、その両側に平行に配置された二つの側磁
脚と、これら中央磁脚及び側磁脚の各々一端を連結する
ヨーク部と、からなるE型磁心であるとともに前記中央
磁脚とヨーク部の一部が厚さ方向に切り欠かれた形状で
あることを特徴とする前記コイル部品を提供することに
より、上記目的を達成するものである。
【0012】さらに、コイルボビンに装着された磁心を
固定する磁心止め工程と、絶縁性蓋体をコイル部品に取
り付ける取付工程と、を一工程で同時に行うことを特徴
とする前記コイル部品の製造方法を提供することによ
り、上記目的を達成するものである。
【0013】
【作用】本発明においては、バネ性を有する磁心止め治
具が絶縁性蓋体の内側の縁に設けられた掛止機構を有す
る凸部によって蓋体に掛止されており、この蓋体がコイ
ル部品本体に被せられた状態では、前記磁心止め治具の
バネに該当する部分が張った状態となって磁心の側面に
対して常時弾性力によって付勢押圧することになり、蓋
体とコイル部品本体は係止され、持ち上げる程度の力で
は外れない状態となる。
【0014】前記蓋体に設けられた凸部掛止機構は蓋体
とは別体の磁心留め治具を蓋体の内側縁近傍にバネ性を
十分に確保した状態で支持する働きを有する。したがっ
て、蓋体自身の一部にバネ性を持たせた場合よりも大き
く強い弾性力が得られることになる。
【0015】また、蓋体自身に掛止機構としてのバネ部
がないので、蓋体の容積に変化はなく、隙間が生じな
い。したがって、樹脂封止する際に、樹脂が漏出して機
密性が損なわれる虞がない。
【0016】また、磁心留め治具はコイルボビンに組み
合わせ装着された全ての磁心を蓋体内部の内壁に拘持す
るに適当な箇所に設けられる。
【0017】例えばEーE型磁心の組み合わせではヨー
ク部の側面を磁心留め治具のバネ部分が押圧するように
配置する。
【0018】この場合、E型磁心が中央磁脚とヨーク部
の一部が厚さ方向に切り欠かれた形状である薄型タイプ
の磁心(以下ET型磁心とも称す。)であれば、前記掛
止機構を有する凸部を上記ヨーク部の切欠部分に嵌合す
るように形状および配置を設定することにより、磁心留
め治具をコンパクトに蓋体内部に収めることができる。
【0019】また、磁心留め治具を内部に収めた蓋体を
コイルボビンに装着された磁心(未だ固定されていな
い)共々収納するように上方より垂下して被せれば、磁
心を固定する磁心止め工程と絶縁性蓋体をコイル部品に
取り付ける取付工程が一工程で同時に行われることにな
る。
【0020】したがって、工程数の増加が抑えられ従来
に比してコスト低減が図られる。
【0021】
【実施例】本発明に係わる実施例を図1〜図7の図面に
基いて詳細に説明する。
【0022】図1はETーET型磁心の組み合わせによ
る面実装型トランス本体に磁心止め治具を配した絶縁性
蓋体を取り付ける状態を表す斜視図であり、図2は磁心
止め治具を絶縁性蓋体の内側の縁に設けられた凸部に掛
止する状態を表す斜視図であり、図3はEーE型磁心の
組み合わせによる面実装型トランス本体に磁心止め治具
を配した絶縁性蓋体を取り付ける状態を示す斜視図であ
る。また、図4はEーE型磁心の組み合わせを表す斜視
図であり、図5はETーET型磁心の組み合わせを表す
斜視図であり、図6はETーI型磁心の組み合わせを表
す斜視図である。また、図7の(A)〜(D)は磁心止
め治具の各種形状例を表す斜視図である。
【0023】先ず図3は請求項1に係わる実施例であ
り、コイル部品としてのトランス本体10は、内側に磁
心が嵌挿される嵌挿孔が形成されるとともに外側に巻線
が捲回される巻枠本体(図面には見えない)と、該巻枠
本体を両端にて狭装する嵌装枠5、6と、前記両端の嵌
装枠5、6を支持するとともにそれぞれリード端子7が
設けられた基台8、9と、を有するコイルボビンに一次
巻線3A、二次巻線3Bを施し、図4に示されるような
二個のE型磁心11を前記コイルボビンに向かい合わせ
に装着組合わせることによりEーE型の日形閉磁路が構
成される所謂面実装型のコイル部品である。
【0024】上記トランス本体10にバネ性を有する磁
心止め治具12と、該磁心止め治具12が挿入支持され
る係止機構を有する凸部15が内側の対向する縁近傍に
二箇所配置されるとともにコイル部品上面及び周囲全体
を覆う絶縁性蓋体20と、が前記磁心止め治具12のバ
ネ弾力によりE型磁心11のヨーク部側面17A、17
Bを押圧して前記コイルボビンつまりトランス本体10
と一体に保持するように装着される。
【0025】上記蓋体20内部の凸部15は装着状態で
各々基台8、9直上でE型磁心11のヨーク部側面17
A、17Bに隣接する位置に収納される。したがって、
基台8、9の幅は各々凸部15の収納のためのスペース
を確保する必要がある。
【0026】次に図1は、請求項2に係わるコイル部品
例としてのトランス本体30であって、前記E型磁心1
1を特に低背化に対応したET型磁心21としてETー
ET型の日形閉磁路を形成するように組み合わせたもの
である。
【0027】ここに上記ET型磁心21は図5に示され
るように、中央磁脚22と、その両側に平行に配置され
た二つの側磁脚23、24と、これら中央磁脚及び側磁
脚の各々一端を連結するヨーク部25と、からなるE型
磁心であるとともに前記中央磁脚22とヨーク部25の
一部が厚さ方向に切り欠かれた切欠部分26が設けられ
た形状であることを特徴とする磁心であって、コイル部
品の低背化に有用であり、面実装型コイル部品に用いら
れる。
【0028】このトランス本体30に蓋体20を装着す
る際には、凸部15がET型磁心21の切欠部分26に
嵌合するように配置することができるので、磁心止め治
具32を蓋体内側に掛止するための前記凸部15が邪魔
にならず、よりコンパクトに蓋体20を磁心止め治具3
2とともにトランス本体30に装着することができると
いう利点がある。
【0029】また、磁心止め治具32自体もバネ部分が
小さくできることは明らかである。
【0030】尚、上記ETーET型の組み合わせの他に
図6に示すようなETーI型の組み合わせも考えられ
る。この場合は蓋体のI型磁心41側には磁心止め治具
を設けずにET型磁心42側のみに設ければ、磁心止め
治具掛止のための凸部を蓋体内側に配することによる外
径寸法の増大は抑えられる。
【0031】上記方法でもI型磁心はET型磁心側の磁
心止め治具の押圧によって蓋体の内壁に押さえられるの
で、ET型磁心及びI型磁心は固定され、且つ蓋体はト
ランス本体から外れる虞はない。
【0032】次に、上記コイル部品の主要な各部材の構
成及びコイル部品の製造方法について詳述する。
【0033】先ず、絶縁性蓋体20は非磁性のフェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリル樹脂、ポリエステル樹
脂、液晶ポリマーナイロン系樹脂、ポリアミド、PB
T、PET、PPS、ユリア樹脂、メラミン樹脂等を射
出成形した合成樹脂製である。
【0034】また、蓋体内部に配される凸部15は蓋体
20と一体に成形するのが簡単であるが、別個に接着剤
で固着してもよい。
【0035】次に、磁心止め治具12、32は鋼等の弾
性金属が良好なバネ性を有するので適材であるが、バネ
性を有する前記蓋体20用材料として示したもの等の合
成樹脂製であっても適用可能である。
【0036】次に、凸部15の掛止機構は例えば図2の
ように磁心止め治具12の中央部が嵌挿されるスリット
状の溝37を設け、且つ中心に山形の切り込み38を設
けた形状とする。一方磁心止め治具15の中心も上記切
り込み38に合わせ折曲する。
【0037】上記折曲の際には多少嵌挿される部分が湾
曲するようにしてスリット状の溝37に嵌挿した場合に
バネ性によって溝部内壁と接触して掛止されるように成
形する。以上により磁心止め治具15は横ずれなく、且
つ蓋体20を逆さにしても凸部の溝37から外れること
はない。
【0038】次に、E型、ET型、I型等の各磁心21
の材料はフェライト、珪素鋼板、パーマロイ、圧粉磁心
等の磁性材料が考えられるが、通常は加工の容易さ(切
削加工)、価格の点でフェライト(ニッケル亜鉛系フェ
ライト、マンガン亜鉛系フェライト等)が適当である。
【0039】次に、本発明に係わるコイル部品の組立製
造は、第一に、リード端子付きのコイルボビンに巻線を
捲回して、各々先端はリード端子にからげられて半田デ
ィップ等の配線処理がなされる。第二に、複数(通常は
二個)の磁心をコイルボビンの嵌挿孔に嵌挿する等して
組み合わせ閉磁路を形成する(未固定状態)。以上は従
来と同様である。
【0040】第三に、従来の磁心を固定する磁心止め工
程として、磁心周囲を押止する金属製板留具の装着、絶
縁性合成樹脂テープのテーピング、合成樹脂接着剤の塗
布等の作業を省略し、直ちに絶縁性蓋体をコイル部品に
取り付ける取付工程を行う。
【0041】上記蓋体の取付工程は、磁心留め治具を予
め内部の凸部の掛止機構によって掛止した蓋体を水平に
置かれたコイルボビンに装着された磁心(未固定状態)
共々収納するように上方より垂下して被せるように取り
付ける。この際、磁心止め治具のバネ部が付勢されて磁
心側面を常時押圧するので、蓋体は磁心を固定しつつコ
イル部品本体の上面及び周囲全体を覆うように装着され
る。
【0042】以上のように、蓋体の取付工程で磁心止め
工程が同時に行われるようにした点が本製造方法の特徴
である。この方法によって煩雑な磁心止め工程が省略で
き、コスト低減が図られることになる。
【0043】最後に、蓋体とコイル部品本体と隙間に液
体樹脂が充填され樹脂封止が完了するが、この際蓋体自
身にはバネ性がないので樹脂が漏出することはない。
【0044】以上に述べた絶縁性蓋体は当然ながらコイ
ル部品の絶縁性を確保し、内部保護の役目を果たす。さ
らに蓋体の上面は平坦であるから自動部品搭載装置によ
るマウント吸着を可能にすることは従来の蓋体と同様で
ある。
【0045】尚、磁心止め治具12、32の形状は磁心
形状と蓋体の形状に適合していれば如何なる形状でもよ
い。例えば図7の(A)はスキー板の先端のように押圧
部分を曲面にして磁心止め治具が蓋体装着の際に引っ掛
からないようにした形状であり、(B)はコの字状に折
曲したバネ部と押圧部を有する形状である。また、
(C)は長板両端を内側に二回折曲して主に折曲部分の
バネ性を利用するものであり、(D)は長板両端をZ字
状に折曲し二箇所の折曲部分のバネ性を利用するもので
ある。
【0046】尚、本発明の主眼とするところは、絶縁性
蓋体とコイル部品本体との掛止手段として蓋体自身にバ
ネ性を持たせずに別体の磁心止め治具を蓋体内部の隅に
配置し、且つ同時に該磁心止め治具が磁心を固定するよ
うにした点にあるのであって、本作用を有する構成のコ
イル部品であれば本発明の範囲に含まれることは言うま
でもない。
【0047】したがって、本実施例で示したコイル部品
におけるコイルボビンの細部の異同、磁心の形状及び組
み合わせ、絶縁性蓋体の形状等々の違いは問題となら
ず、さらに上述したトランス以外のチョークコイルやノ
イズフィルタ等のコイル部品にも適応することは勿論で
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明に係わるコイル部品及びその製造
方法は、上記のように構成されているため、以下に記載
するような効果を有する。
【0049】(1)蓋体自身に掛止機構としてのバネ部
がないので、蓋体の容積に変化はなく、隙間が生じな
い。したがって、樹脂封止する際に、樹脂が漏出して機
密性が損なわれる虞がない。
【0050】(2)磁心を固定する磁心止め工程と絶縁
性蓋体をコイル部品に取り付ける取付工程が一工程で同
時に行われるので、工程数の増加が抑えられ従来の蓋体
付きコイル部品に比してコスト低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるETーET型磁心の組み合わ
せによる面実装型トランス本体に絶縁性蓋体を取り付け
る状態を表す斜視図である。
【図2】 本発明に係わる磁心止め治具を絶縁性蓋体の
内側の縁に設けられた凸部に掛止する状態を表す斜視図
斜視図である。
【図3】 本発明に係わるEーE型磁心の組み合わせに
よる面実装型トランス本体に絶縁性蓋体を取り付ける状
態を示す斜視図である。
【図4】 EーE型磁心の組み合わせを表す斜視図であ
る。
【図5】 ETーET型磁心の組み合わせを表す斜視図
である。
【図6】 ETーI型磁心の組み合わせを表す斜視図で
ある。
【図7】 磁心止め治具の各種形状例を表す斜視図であ
る。
【符号の説明】
3A 一次巻線 3B 二次巻線 5、6 嵌装枠 7 リード端子 8、9 基台 10、30 トランス本体 11 E型磁心 12、32 磁心止め治具 15 凸部 17A、17B ヨーク部側面 20 (絶縁性)蓋体 21、42 ET形磁心 22 中央磁脚 23、24 側磁脚 25 ヨーク部 26 切欠部分 37 溝 38 切り込み 41 I型磁心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に磁心が嵌挿される嵌挿孔が形成さ
    れるとともに外側に巻線が捲回される巻枠本体と、該巻
    枠本体を両端にて狭装する嵌装枠と、前記両端の嵌装枠
    を支持するとともにそれぞれリード端子が設けられた基
    台と、を有するコイルボビンに巻線を施し、複数の磁心
    を前記コイルボビンに装着組合わせることにより閉磁路
    が構成されるコイル部品において、バネ性を有する磁心
    止め治具と、該磁心止め治具が挿入支持される係止機構
    を有する凸部が内側の縁近傍に一箇所または対向する縁
    近傍に二箇所配置されるとともにコイル部品上面及び周
    囲全体を覆う絶縁性蓋体と、が前記磁心止め治具のバネ
    弾力により磁心側面を押圧して前記コイルボビンと一体
    に保持するように装着されていることを特徴とするコイ
    ル部品。
  2. 【請求項2】 前記複数の磁心が中央磁脚と、その両側
    に平行に配置された二つの側磁脚と、これら中央磁脚及
    び側磁脚の各々一端を連結するヨーク部と、からなるE
    型磁心であるとともに前記中央磁脚とヨーク部の一部が
    厚さ方向に切り欠かれた形状であることを特徴とする請
    求項1記載のコイル部品。
  3. 【請求項3】 コイルボビンに装着された磁心を固定す
    る磁心止め工程と、絶縁性蓋体をコイル部品に取り付け
    る取付工程と、を一工程で同時に行うことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のコイル部品の製造方法。
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