JP3387433B2 - インダクタンス部品 - Google Patents

インダクタンス部品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
されるインダクタンス部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインダクタンス部品とし
ては、図、図10に示すように構成されていた。ま
ず、図においてコイルボビン1に巻線2を巻回したも
のに2つのU字状磁心3を両側から組込み、このU字状
磁心3の突合せ部にギャップスペーサ4を配置し、ワニ
スを含浸させて磁心を固着して構成していた。
【0003】また、図10に示すものは、コイルボビン
1の内周部の中間にギャップスペーサ用突部5を設けて
U字状磁心3間にギャップを形成する構成としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の図に示す構成においては、U字状磁心3の寸法ばら
つきとギャップスペーサ4の厚みのばらつき、さらには
U字状磁心3をコイルボビン1に組込む際の加圧力のば
らつきによってギャップの寸法に大きなばらつきが発生
し、インダクタンス値が製品毎に約10〜20%の範囲
でばらつくものとなっていた。
【0005】また、図10に示す構成においては、別個
にギャップスペーサ4を必要とせず部品点数の削減が図
れるという効果を有する反面、U字状磁心3の寸法ばら
つき、ギャップスペーサ用突部5の寸法ばらつきと経時
変化によってギャップ寸法にばらつきが発生し、図
場合と同様にインダクタンス値が約10〜20%の範囲
でばらつくものとなっていた。
【0006】さらに、図、図10の構成では、コイル
ボビン1とU字状磁心3とをワニス含浸で固着している
が、ワニスが固化するまでの間U字状磁心3を加圧保持
しなければならず生産性に劣るものとなっていた。
【0007】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、ギャップのばらつきが磁心の寸法ばらつきだけに抑
えられる構成としたインダクタンス部品を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のインダクタンス部品は、U字状磁心と、この
U字状磁心の磁脚の開放端側の間に配置したI字状磁心
と、U字状磁心の磁脚をはめこむ中央孔を有したコイル
ボビンと、コイルボビンの外周に巻回した巻線と、U字
状磁心とI字状磁心およびコイルボビンとを接着結合す
る接着剤とを備 え、I字状磁心はU字状磁心の磁脚との
間にギャップをもって配置しており、2つのコイルボビ
ンは、U字状磁心の磁脚の端部に相対した有底筒状の磁
心固定部を有するとともに、U字状磁心の磁脚の開放端
側の壁面外方にI字状磁心の端部をはめこんでI字状磁
心を保持する磁心保持部を設け、U字状磁心とI字状磁
心との間の壁面に透孔、スリットまたは開口部のいずれ
か一つを形成しており、透孔、スリットまたは開口を通
してU字状磁心とI字状磁心およびコイルボビンを接着
剤で接着結合した構成としたものである。
【0009】この構成とすることによってU字状磁心と
I字状磁心の寸法ばらつきだけがギャップのばらつきに
影響することになり、ギャップ寸法のばらつき要因を少
なくしインダクタンス値のばらつきを著しく低減でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、U字状磁心と、このU字状磁心の磁脚の開放端側の
間に配置したI字状磁心と、U字状磁心の磁脚をはめこ
む中央孔を有したコイルボビンと、コイルボビンの外周
に巻回した巻線と、U字状磁心とI字状磁心およびコイ
ルボビンとを接着結合する接着剤とを備え、I字状磁心
はU字状磁心の磁脚との間にギャップをもって配置して
おり、2つのコイルボビンは、U字状磁心の磁脚の端部
に相対した有底筒状の磁心固定部を有するとともに、U
字状磁心の磁脚の開放端側の壁面外方にI字状磁心の端
部をはめこんでI字状磁心を保持する磁心保持部を設
け、U字状磁心とI字状磁心との間の壁面に透孔、スリ
ットまたは開口部のいずれか一つを形成しており、透
孔、スリットまたは開口を通してU字状磁心とI字状磁
心およびコイルボビンを接着剤で接着結合した構成であ
り、U字状磁心とI字状磁心の寸法ばらつきだけがギャ
ップ寸法のばらつきとなってインダクタンス値のばらつ
きを小さく抑えることができる。
【0011】また、コイルボビンの端部に設けた磁心保
持部でI字状磁心を保持しているので、I字状磁心を安
定した位置決めができる。
【0012】そして、コイルボビンの底部に接着剤を充
填しておけば、コイルボビンの壁面に形成した透孔、ス
リットまたは開口から接着剤が磁心保持部側へ流入し
て、コイルボビンとU字状磁心だけでなくI字状磁心を
もコイルボビンに接着結合することができる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、コイル
ボビンとして端部に巻線の引回しのガイドを行うための
つばを設けた構成であり、チョークコイルなどを構成す
る際、2つのコイルボビンに連続的に巻線する際の巻線
の引回しが正確にかつ容易に行うことができる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、コイル
ボビンとして端部に巻線の端部を固定し端子として利用
するための端子板部を設けた構成であり、巻線の端部を
リード端子として活用できることになる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について図1〜
を用いて説明する
【0016】図1は本発明の一実施の形態を示すインダ
クタ部品の完成図、図2は同インダクタ部品の一部断面
図、図3は同インダクタ部品に用いるボビンの形状例を
示した図、図4は同インダクタ部品のコイルボビンとI
字状磁心の組立図、図5は同インダクタ部品のコイルボ
ビンとU字状磁心の組立図である。
【0017】同図において6はケイ素鋼板などをU字状
に打ち抜いて複数枚積層して構成されるラミネート構造
あるいはフェライトなどの焼結磁性材からなるU字状磁
心、11はU字状磁心6の両磁脚7,8の開放端側の間
にギャップをもって配置されるラミネート構造やフェラ
イトなどの焼結磁性材からなるI字状磁心、21および
22はU字状磁心の磁脚7,8をはめこむ中央孔を有し
たコイルボビン、9および10はコイルボビン21,2
2の外周に巻回した巻線、30はU字状磁心とI字状磁
心およびコイルボビンとを接着結合する接着剤である。
【0018】このコイルボビン21,22は合成樹脂な
どの絶縁物から構成され、中央に両磁脚7,8をはめこ
む中央孔23をもち、上端と中間部につば24,25を
もち、下部に有底筒状の磁心固定部26と、上記中間部
のつば25と下端のつば27とでI字状磁心11の端部
をはめこんで固定する磁心保持部28が設けられて構成
されている。また、この磁心保持部28の下面にはプリ
ント基板に実装したとき少し浮かせて取付けるための突
出部29が数個設けられている。
【0019】上記コイルボビン21,22とU字状磁心
6の両磁脚7,8とは、磁心固定部26内に施した接着
剤30で結合され、I字状磁心11も磁心保持部28に
接着剤30で結合されている。
【0020】この構成によれば、コイルボビン21,2
2を少し改良することによってI字状磁心11の固定保
持まで行えて、安定した構成を実現することができる。
【0021】また、図(a),(b)、図、図
図11(a)〜(c)に示すものは、本発明のインダク
タ部品をチョークコイルに用いたときの組立て状態を示
しており、チョークコイルのように磁脚7,8に巻装さ
れる巻線9,10が連続的に巻線される場合に、上端の
つば24の相互に近接する部分は周縁部に上方に立上が
った巻線ガイド部31を設けたものであり、巻線9,1
0間の引回し部分をこの巻線ガイド部31を通じて引回
すようにしたものであり、図9に示すように巻線9,1
0を巻回した後、I字状磁心11を磁心保持部28には
まりこむようにコイルボビン21,22を平行にし、図
10に示すように磁心固定部26内に接着剤30を施し
てU字状磁心6を組込んで組立てる。
【0022】このとき、上記コイルボビン21,22に
おいて、磁心固定部26と磁心保持部28間を仕切る仕
切壁に開口32を設けておき、上記接着剤30がU字状
磁心6の磁脚7,8によって押出されて図(a)〜
(c)に示すように開口32を通ってI字状磁心11の
磁心保持部28に流出して磁心保持部28にI字状磁心
11を固着するように構成されている。これは、磁心固
定の合理化が図れることになる。
【0023】また、コイルボビン21,22として上端
のつば24の上にU字状磁心6をガードするガード部3
3を一体に設けておくことにより、U字状磁心6の保護
が図れることになる。
【0024】さらに、巻線9,10の巻始めと巻終りを
磁心固定部26の外壁面に沿って引出し、コイルボビン
21,22を突合わせたとき下端のつば27でその引出
部を固定して引出端子34として利用することもでき
る。
【0025】このようにコイルボビン21,22を用い
ることによって巻線9,10の絶縁性が確保できるとと
もにI字状磁心11の組込みが容易で位置決めも確実に
行え、信頼性に富んだものとできる。
【0026】、コイルボビン21,22の他の例とし
て、図(a),(b)に示すように磁心固定部26と
磁心保持部28との仕切壁に開口32を設けるに当って
両側のみに一部仕切壁35を残してI字状磁心11の位
置決めを行う構成としたり、図(a),(b)に示す
ように上下に仕切壁35を残してI字状磁心11の位置
決めを行ったり、図(a),(b)に示すように両側
と上部に仕切壁35を残して接着剤30の流出を容易に
し、かつI字状磁心11の位置決めを行う構成とするこ
ともできる。
【0027】また、本実施の形態では磁心固定部26と
磁心保持部28との仕切壁に開口32を設けた構成を説
明したが、開口32に替えて透孔にしたりスリットにし
てもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明のインダクタンス部
品は構成されるため、ギャップが磁心の寸法ばらつきだ
けに影響されることになり、従来のインダクタンス値の
ばらつき10〜20%のものが2〜5%のばらつきにま
で低減することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すインダクタンス部
品の完成図 (a)上面図 (b)正面図 (c)側面図
【図2】同インダクタ部品の一部断面図
【図3】同インダクタ部品に用いるボビンの形状例を示
した図
【図4】同インダクタ部品のコイルボビンとI字状磁心
の組立図
【図5】同インダクタ部品のコイルボビンとU字状磁心
の組立図
【図6】同インダクタ部品に用いるコイルボビンの他の
形状例を示した図
【図7】同インダクタ部品に用いるコイルボビンの他形
状例を示した図
【図8】同インダクタ部品に用いるコイルボビンのその
他の形状例を示した図
【図9】従来のインダクタンス部品の例を示す断面図
【図10】同インダクタ部品の他の例の断面図
【符号の説明】
6 U字状磁心 7,8 磁脚 9,10 巻線 11 I字状磁心 12 ギャッ 1,22 コイルボビン 23 中央孔 24,25,27 つば 26 磁心固定部 28 磁心保持部 29 突出部 30 接着剤 31 巻線ガイド部 32 開口 33 ガード部 34 引出端子 35 仕切
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/24 H01F 27/06 H01F 27/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字状磁心と、このU字状磁心の磁脚の
    開放端側の間に配置したI字状磁心と、前記U字状磁心
    の磁脚をはめこむ中央孔を有したコイルボビンと、前記
    コイルボビンの外周に巻回した巻線と、前記U字状磁心
    と前記I字状磁心および前記コイルボビンとを接着結合
    する接着剤とを備え、前記I字状磁心は前記U字状磁心
    の磁脚との間にギャップをもって配置しており、2つの
    前記コイルボビンは、前記U字状磁心の磁脚の端部に相
    対した有底筒状の磁心固定部を有するとともに、前記U
    字状磁心の磁脚の開放端側の壁面外方に前記I字状磁心
    の端部をはめこんで前記I字状磁心を保持する磁心保持
    部を設け、前記U字状磁心と前記I字状磁心との間の壁
    面に透孔、スリットまたは開口部のいずれか一つを形成
    しており、前記透孔、スリットまたは開口を通して前記
    U字状磁心と前記I字状磁心および前記コイルボビンを
    前記接着剤で接着結合したインダクタ部品。
  2. 【請求項2】 コイルボビンとして端部に巻線の引回し
    のガイドを行うためのつばを設けた請求項1に記載のイ
    ンダクタンス部品。
  3. 【請求項3】 コイルボビンとして端部に巻線の端部を
    固定し端子として利用するための端子板部を設けた請求
    項1に記載のインダクタンス部品。
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