JP5410246B2 - インダクタ - Google Patents

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Description

本発明は、導線が巻き回されたコアをケースに収納して形成したインダクタに関する。
電気回路に使用されるリアクトルとして、特許文献1に示されるようなインダクタが使用される。特許文献1に示される従来構成のインダクタ(リアクトル)の斜視図を図6に示す。
特開2009−26952号公報
図6に示されるように、従来構成のリアクトル101においては、ケース110の底面111に形成された凹部111aに、略O字形状のコア120及びコア120に巻き回された導線である一対の巻線130が収容されるようになっている。
このコア120をケース110の凹部111a内で保持するため、4組の固定金具141が使用される。これら固定金具141の夫々は、モールド樹脂によってコア120と一体となった金具である。該4組の固定金具のそれぞれの先端は、コア120の四隅からそれぞれ放射状に延びている。固定金具141の先端には貫通孔(不図示)が形成されており、固定金具141の貫通孔にボルト142を通して、ケース110に固定金具141をねじ止めすることによって、コア120は固定金具141を介してケース110の凹部111a内に固定される。
固定金具141は、コア120がケース110に接触しないように、コア120をケース110の凹部111aから浮上させている。これによって、ケース110とコア120との直接接触が防止される。特許文献1の構成においては、上記のようにケース110とコア120との直接接触が防止されるため、巻線に電流を流したときに発生しうるコア120の振動のケース110への伝達を防ぎ、ケース110の振動による騒音発生が防止される。
特許文献1のような、コア120と固定金具141を樹脂モールドで一体化させる構成では、金型費を必要とするという問題があった。また、固定金具141をケース110にねじ止めできるようにするためには、固定金具141の貫通孔同士の間隔と、ケース110に形成されたボルト142用のめねじ同士の間隔が、高い精度で一致している必要がある。すなわち、コア120と固定金具141を一体成形する際に、コア120に対する固定金具141の高精度な位置決めを行うための治具を必要としていた。これらの理由により、特許文献1のリアクトル101の製造コストは大きなものとなっていた。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、コアとケースとの直接接触を防止可能な、製造コストの小さいインダクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のインダクタは、枡形状のケースと、ケースに収納されるコアと、コアの一部分の周りに巻き回されている巻線と、ケースに固定され、コアに当接して該コアが該ケースの底面に当接しないよう保持する固定部材とを有し、固定部材は、ケースの開口に近位となるコアの第1の面に当接して該コアを該ケースの底面に向かって付勢する板ばねである第1の保持部と、該ケースの底面に近位となる該コアの第2の面に当接して該コアを該ケースの開口に向かって付勢する板ばねである第2の保持部と、該コアの側面に当接して該コアを該ケースの内側面に向かって付勢する板ばねである第3の保持部とが一体に形成されたものである。
本発明の構成は、上記のように板ばねである第1、第2及び第3の保持部がコアに当接してコアを付勢するものであるため、固定部材とコアとの位置決めを厳密に行う必要はなく、位置決めを行うための治具等は必要としない。固定部材に保持されたコアをケースに収容し、固定部材をケースに固定するという平易な工程で、コアをケースから浮上させつつコア及び巻線をケースに保持させることができる。このため、本発明の構成によれば、コアとケースとの直接接触を防止可能な、製造コストの小さいインダクタが実現される。
第1の保持部の幅方向寸法が、該第1の保持部の基端部から先端部に向かうにつれ小さくなっている構成とすることが好ましい。同様に、第2の保持部の幅方向寸法が、該第2の保持部の基端部から先端部に向かうにつれ小さくなっている構成とすることが好ましい。
このような構成とすると、第1の保持部や第2の保持部の先端部のばね定数を所望の値に調整することが可能である。また、第1の保持部や第2の保持部の先端部の曲げ応力を分散させ、応力集中を防止することができる。
また、第1の保持部において前記コアと当接する当接部と、第2の保持部において該コアと当接する当接部とが、ケースの開口から底面に向かう方向に並んで配置されている構成とすることが好ましい。
このような構成とすると、第1及び第2の保持部からコアに加わる荷重による、コア内部の応力は、圧縮応力が主体となり、せん断応力やコアを回転させるようなモーメントが殆ど加わらないようになる。この結果、コアは安定して保持される。
また、第3の保持部が、コアの側面とケースの内側面との間に配置され且つ該ケースの内側面に沿った方向に広がる板状の基端部と、該基端部の該ケースの底面側の一端からU字状に屈曲して該コアの側面に当接する先端部とを備える構成としてもよい。
さらに、第1の保持部が、第3の保持部の基端部を含む板状部から略L字状に屈曲してコアの第1の面に向かう方向に広がる先端部を有し、先端部の一部分が該コアの第1の面に当接して該コアを付勢する構成としてもよい。
また、第3の保持部の基端部を含む板状部が、ケースの開口から底面に向かって伸びる2本のスリットによって3つの部分に分断されており、分断された板状部の3つの部分のうち、両端の2つの部分に前記第3の保持部が形成され、第2の保持部は、分断された板状部の3つの部分のうち、第3の保持部に挟まれた部分から略L字状に屈曲して前記コアの第2の面に向かう方向に広がる先端部を有し、先端部の一部分が該コアの第2の面に当接して該コアを付勢する構成としてもよい。
また、固定部材を複数組有する構成としてもよい。
以上のように、本発明によれば、コアとケースとの直接接触を防止可能な、製造コストの小さいインダクタが実現される。
図1は、本発明の実施の形態のリアクトルの斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態のリアクトルの断面図である。 図3は、本発明の実施の形態のコア及び巻線の分解図である。 図4は、本発明の実施の形態のリアクトルの分解図である。 図5(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)は、夫々本発明の実施の形態の第1固定部材の正面図、左側面図、右側面図、上面図及び底面図である。 図6は、従来構成の実施の形態のリアクトルの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のインダクタとしてのリアクトルの斜視図である。また、図2は、本実施形態のリアクトルの側断面図である。図1に示されるように、本実施形態のリアクトル1は、略O字形状のコア20に2組の巻線31、32を巻き回し、これを升形のケース10に収容したものである。巻線31、32の図示しない一端は接合されており、巻線31及び32は全体として直列に連結された回路をなす。また、巻線31、32の他端を介して、リアクトル1は電気回路に接続される。巻線31及び32は、ケース10の上端15から飛び出すことなくケース10内に収容される。
なお、以下の説明においては、図2に示されるようにリアクトル1を配置した状態に基づいて上下方向、幅方向、奥行方向が定義される。すなわち、図2においてケース10の開口Oがある側が上下方向上側となる。また、図2においてケース10の開口を上にした時の右側が、リアクトル1の幅方向右側であると定義される。奥行方向は上下方向と幅方向の双方に垂直な方向、すなわち、図2の紙面の表側から裏側に向かう方向であり、図2の紙面表側が奥行方向手前側、紙面裏側が奥行方向奥側となる。
本実施形態のリアクトル1の組立手順について以下に説明する。図3は、本実施形態のコア20及び巻線31、32の分解図である。図3に示されるように、コア20は、幅方向に並べられた一対のU字コア21、一対のU字コア21の奥行方向奥側のアーム21aの間に配置された一対のI字コア22a、一対のU字コア21の奥行方向手前側のアーム21bの間に配置された一対のI字コア22b、U字コア21のアーム21aとI字コア22aの間及び一対のI字コア22a同士間に配置されるギャップ板23a、及びU字コア21のアーム21bとI字コア22bの間及び一対のI字コア22b同士間に配置されるギャップ板23bを有する。
U字コア21のアーム21a及びI字コア22aとギャップ板23aは、接着材にて接合される。同様に、U字コア21のアーム21b及びI字コア22bとギャップ板23bも、接着材にて接合される。一方のU字コア21、一対のI字コア22a、一対のI字コア22b、並びにギャップ板23a及び23bを接着剤で接合してU字状のコアを形成した後に、巻線31をI字コア22aに、巻線32をI字コア22bに夫々通し、次いで、他方のU字コア21をギャップ板23a、23bに接着することによって、O字状のコア20に巻線31、32が通されたブロックが形成される。
次いで、コア20及び巻線31、32からなるブロックがケース10に収容される。本実施形態のリアクトル1の分解図を図4に示す。図4に示されるように、本実施形態においては、ケース10にコア20及びコイル31、32を固定するため、固定部材40が使用される。
図1、図2及び図4に示されるように、固定部材40は、リアクトル1の幅方向両側に1つずつ設けられている。図4に示されるように、固定部材40は、後述する貫通穴45aを有しており、貫通穴45aの夫々にボルト61を通し、次いで、ボルト61をケース10の幅方向両端に1つずつ設けられためねじ11a(図4中には幅方向右側のもののみ表示)にねじ込むことによって、ケース10に固定されるようになっている。本実施形態においては、固定部材40は単独で上下方向上側及び下側からコア20を押圧保持するようになっており、また、一対の固定部材が協同して幅方向外側から内側に向かってコア20を押圧保持するようになっている。
固定部材40の特徴について以下に説明する。図2中右側の固定部材40を奥行方向に投影した正面図、ケース10の内側(すなわち図2中左側)から幅方向に投影した側面図、ケース10の外側(すなわち図2中右側)から幅方向に投影した側面図、上下方向上側から投影した上面図、及び上下方向下側から投影した底面図を、図5(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)に夫々示す。
図5(a)に示されるように、固定部材40は、ステンレス鋼板等の金属板を第1コーナー部43にてL字状に折り曲げて形成される。さらに、第1コーナー部43にて、固定部材40は、略垂直(上下方向に略平行な方向)に折り曲げられた側にある板状部42と、第1コーナー部43を介して板状部42と反対側に位置する上部舌片部に分けられる。また、固定部材40は、上部舌片部41の先端部41aが図5(a)中左斜め下側に向かうように第1コーナー部43で折り曲げられている。
また、図5(c)に記載されているように、第1コーナー部43に対して略垂直(上下方向に略平行な方向)に折り曲げられた側にある板状部42から、上部舌片部41の基端部41bにかけて、逆U字状の切欠44が形成されている。板状部42及び上部舌片部41において、切欠44の内側にある部分は、幅方向外側にL字状に折り曲げられ、固定用アーム45が形成される。固定部材40をケース10に固定する際にボルト61(図2、図4)が通される貫通孔45aは、図5(d)及び(e)に示されるように、固定用アーム45に形成されている。
また、図5(b)及び(c)に示されるように、板状部42には、板状部42の中途から上下方向下側に向かって伸びる2本のスリット46が形成されている。スリット46に分断された板状部42のうち、奥行方向両端に形成されているものは、図5(a)に示されるように、幅方向内側に向かってU字状に屈曲された幅方向付勢アーム42aを形成する。
また、板状部42の、一対のスリット46に挟まれた部分は、幅方向内側に向かってL字状に折り曲げられた下部舌片部47を形成する。下部舌片部47は基端部47bから先端部47aにかけて、図5(a)中、左斜め上側に向かって折り曲げられている。
図2に示されるように、上部舌片部41は、コア20のU字コア21の上面21cに沿った方向に広がっている。同様に、下部舌片部47は、コア20のU字コア21の下面21dに沿った方向に広がっている。このため、一対の固定部材40をコア20に取り付けると、上部舌片部41と下部舌片部47との間でコア20が上下方向両端から挟み込まれた状態となる。
また、一対の固定部材は、コア20を幅方向両端から挟み込むように配置される。この状態で、各固定部材40がボルト61によってケース10に固定されると、各固定部材40の板状部42が、ケース10の幅方向の内側面13とコア20との間に挟み込まれるようになっている。すなわち、幅方向付勢アーム42aの先端部42cが、コア20に当接する。また、幅方向付勢アーム42aの基端部42bは、ケース10の内側面13に沿った方向に広がるものであるため、基端部42bがケース10の内側面13に当接する。幅方向付勢アーム42aは、ケース10の内側面13とコア20との間で幅方向に圧迫され、その反発力によって、幅方向付勢アーム42aの先端部42cがコア20を幅方向反対側に配置された固定部材40に向けて付勢する。すなわち、幅方向付勢アーム42aは、コア20を幅方向に付勢する為の一種の板ばねとして機能する。そして、一対の固定部材40の幅方向付勢アーム42aによって、コア20は幅方向に移動しないよう保持される。
本実施形態では、上記のように、固定部材40によってコア20が幅方向(すなわち、U字コア21及びI字コア22a及び22bの接着面の法線方向)に付勢されるようになっており、上記接着面に法線方向の荷重が加わっている。このため、コア20の熱膨張等により、コア20に接着面の面方向のせん断応力が加わったとしても、容易には接着がはがれないようになっている。
また、図5(d)に示されるように、固定部材40の上部舌片部41の奥行方向寸法(上部舌片部41の幅)は、基端部41bから先端部41aに向かって行くに連れて小さくなるよう絞られており、先端部41aは、奥行方向略中央部に位置している。上部舌片部41がこのような形状となっているため、上部舌片部41に加わる曲げ応力が分散され、上部舌片部41の特定の部分への応力集中が防止されている。
同様に、図5(e)に示されるように、固定部材40の下部舌片部47の奥行方向寸法(下部舌片部41の幅)は、基端部47bから先端部47aに向かって行くに連れて小さくなるよう絞られており、先端部47aは、奥行方向略中央部に位置している。下部舌片部41がこのような形状となっているため、下部舌片部47に加わる曲げ応力が分散され、下部舌片部47の特定の部分への応力集中が防止されている。
図2に示されるように、固定部材40の幅方向付勢アーム42aの先端部42cは、コア20と当接する当接部42dにおいて、くの字状に外側に折り返されている。このため、先端部42cのエッジ部42eはコア20に当接せず、エッジ部42eによってコア20が傷つけられないようになっている。
また、図2に示されるように、固定部材40の上部舌片部41はコア20の上側に位置しており、且つ、上部舌片部41の先端部41aはコア20のU字コア21の上面21cに当接している。固定部材40の上部舌片部41の先端部41aは、コア20と当接する当接部41cにおいて、くの字状に上側に折り返されている。このため、先端部41aのエッジ部41dはコア20に当接せず、エッジ部41dによってコア20が傷つけられないようになっている。
同様に、固定部材40の下部舌片部47はコア20の下側に位置しており、且つ、下部舌片部47の先端部47aはコア20のU字コア21の下面21dに当接している。固定部材40の下部舌片部47の先端部47aは、コア20と当接する当接部47cにおいて、くの字状に下側に折り返されている。このため、先端部47aのエッジ部47dはコア20に当接せず、エッジ部47dによってコア20が傷つけられないようになっている。
コア20が、上部舌片部41と下部舌片部47との間に挟み込まれた状態では、上部舌片部41は上側に向かって変形し、下部舌片部47は、下側に向かって変形する。上記の変形に対する上部舌片部41及び下部舌片部47の反発力によって、上部舌片部41はコア20を下方に向かって付勢し、且つ、下部舌片部47はコア20を上方に向かって付勢する。すなわち上部舌片部41及び下部舌片部47は、夫々コア20を下方及び上方に向かって付勢する一種の板ばねとして機能する。なお、本実施形態においては、前述のように上部舌片部41及び下部舌片部47の奥行方向寸法を小さく絞ることによって、上部舌片部41及び下部舌片部47のばね定数(すなわち、上部舌片部41及び下部舌片部47からコア20に加わる荷重の大きさ)を所望の大きさに調整している。
以上のように、上部舌片部41と下部舌片部47から構成される2対の板ばねによって、コア20は、ケース10の底面12(図2)から浮上し且つ上下方向に移動しないように保持される。
なお、図2、図5(a)、図5(d)及び図5(e)に示されるように、上部舌片部41の当接部41cは、下部舌片部47の当接部47cの真上に配置されている。このため、上部舌片部41及び下部舌片部47からコア20に加えられる荷重による応力は、圧縮応力を主体とするものとなり、コア20を回転させるようなモーメントは殆どコア20には加わらないようになっている。
コア20及び巻線31、32のケース10への収容は、幅方向両側から固定部材40によってコア20を挟み込み、さらに、コア20、巻線31、32及び一対の固定部材40をケース10に収容してボルト61にて固定部材40をケース10に固定することによって行われる。なお、固定部材40をケース10に固定した後に、ケース10にエポキシ樹脂等の樹脂モールドが注入され、コア20及び巻線31、32は、より強固にケース10内で保持される。
コア20及び巻線31、32がケース10に保持収容された状態では、前述のように、コア20が上部舌片部41と下部舌片部47とに挟み込まれた状態で、ケース10内で保持されるようになっている。この状態では、コア20は、ケース10の底面12から浮上した状態となる。このように、本実施形態のリアクトル1は、コア20とケース10の底面とが直接接触しないため、リアクトル1の使用時(巻線31、32への通電時)に発生し得るコア20の振動のケース10への伝達が大幅に軽減され、リアクトル1の使用時の騒音を大幅に低減することができる。
なお、以上説明した本発明の実施の形態においては、固定部材40が、リアクトル1の幅方向両側に1つずつ、計2つ設けられているが、本発明は上記の構成に限定されるものではなく、固定部材40が幅方向片側に1つのみ設けられる構成としてもよい。この場合は、固定部材の幅方向付勢アーム42aは、固定部材40が設けられている側と幅方向反対側のケース10の内周側面13にコア20を押しつけるように、コア20を付勢する。
1 リアクトル
10 ケース
12 底面
13 内側面
20 コア
31、32 巻線
40 固定部材
41 上部舌片部
42 板状部
42a 幅方向付勢用アーム
47 下部舌片部

Claims (7)

  1. 上面が開口した枡形状のケースと、
    前記ケースに収納されるコアと、
    前記コアの一部分の周りに巻き回されている巻線と、
    前記コアに当接して該コアが該ケースの底面に当接しないよう保持する固定部材と
    を有し、
    前記固定部材は、
    板状部の一部を折り曲げることにより形成され、前記コアの上面を前記ケースの底面に向かって付勢する第1の保持部と、
    前記板状部の他の一部を折り曲げることにより形成され、前記コアの下面を前記ケースの開口に向かって付勢することにより、該コアを前記第1の保持部との間で挟持する第2の保持部と、
    前記板状部に切り込みを入れることにより形成された片を前記コアから離れる方向に折り曲げることによって形成された固定用アームと、
    前記板状部の更に他の一部を折り曲げることにより形成されており、前記固定用アームを所定の固定具で前記ケースに固定することにより、前記コアの側面に当接して該コアを該ケースの内側面に向かって付勢する第3の保持部と、
    が一体に形成されたものである
    インダクタ。
  2. 前記第1の保持部の幅方向寸法は、
    前記第1の保持部の基端部から先端部に向かうにつれ小さくなっている
    請求項1に記載のインダクタ。
  3. 前記第2の保持部の幅方向寸法は、
    前記第2の保持部の基端部から先端部に向かうにつれ小さくなっている
    請求項1又は請求項2に記載のインダクタ。
  4. 前記第1の保持部において前記コアと当接する当接部と、前記第2の保持部において該コアと当接する当接部とは、前記ケースの開口から底面に向かう方向に並んで配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインダクタ。
  5. 前記第1の保持部は、
    前記板状部から略L字状に屈曲して前記コアの上面に向かう方向に広がる先端部を有し、先端部の一部分が該コアの上面に当接して該コアを付勢する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のインダクタ。
  6. 前記板状部は、
    前記ケースの開口から底面に向かって伸びる2本のスリットによって3つの部分に分断されており、
    前記第3の保持部は、
    前記分断された板状部の3つの部分のうち、両端の2つの部分のそれぞれをU字状に屈曲させることで形成され、
    前記第2の保持部は、
    前記分断された板状部の3つの部分のうち、前記第3の保持部に挟まれた部分L字状に屈曲させることで形成される、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のインダクタ。
  7. 前記固定部材を複数組有する
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のインダクタ。
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