WO2017104561A1 - コイル組立体および回路構成体 - Google Patents

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Abstract

回路基板に実装されるコイル組立体であって、平角線からなり、当該平角線をエッジワイズ状に巻回した巻回部と、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に屈曲された段差部と、前記段差部から前記延出方向に屈曲された接続部と、を有するコイルと、前記接続部と前記延出方向の反対側の位置に設けられ、前記回路基板に当接して前記コイルのうち前記接続部と前記延出方向の反対側の部分を前記回路基板から離間させる突状部と、を備えたコイル組立体。

Description

コイル組立体および回路構成体
 本明細書に開示される技術は、コイル組立体および回路構成体に関する。
 従来、一対のコア部材の間にコイルが保持されてなるコイル組立体が知られている。例えば、平角線が円環状に巻回されたコイルが、E型コアと称される一対のフェライト製のコア部材の円柱状の突起の周囲に配された構成のものが知られている。コイルの両端部は端子とされている。
特開2005-45119号公報
 コイル組立体を回路基板に実装するに際し、例えばコイル組立体を回路基板の表面側の所定の位置に配し、コイルの端子を回路基板に設けた接続用の開口部を通して裏面側に配設されたバスバーに半田接続する場合がある。このような場合、コイル組立体から導出されたコイルの端子を、バスバーに向けて屈曲させることが考えられる。この場合、コイル組立体の底面(回路基板と接触する面)と、コイルから導出され、バスバーに向けて屈曲された端子との間に、回路基板の厚み分の段差が生じることとなる。
 しかしコイルは巻回構造とされている上に端子が屈曲されているため、端子の寸法精度を高めることが容易ではなく、端子を回路基板の裏面側のバスバーに精度よく接触させることが困難であった。しかも、コイルはその構造上ばね性を有するため、車両の振動等によりコイルの端子とバスバーとの半田付け部分に応力が加わり易く、半田付け部分に不具合が生じて、コイルの端子とバスバーとの電気的な接続信頼性が低下することが懸念される。
 また、コイルは回路基板に搭載される電子部品としては比較的大型で重く、走行中の振動等により位置ずれが生じやすい。このような位置ずれも、コイルの端子とバスバーとの電気的な接続信頼性の低下を引き起こす虞がある。
 本明細書に開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コイル組立体と回路基板との接続信頼性を向上させることを目的とする。
 本明細書に開示される技術は、ベース部材に配されるコイル組立体であって、平角線からなり、当該平角線をエッジワイズ状に巻回した巻回部と、前記巻回部から延出された一対の端子部と、を有するコイルを備え、前記端子部は前記ベース部材と交差する面から延出されており、前記ベース部材と対向する対向面に前記ベース部材に向けて突出する突状部が設けられている。
 このようなコイル組立体のうち、前記ベース部材に含まれる回路基板に実装され、前記端子部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に屈曲された段差部と、前記段差部から前記延出方向に屈曲された接続部と、を有しており、前記突状部は、前記接続部と前記延出方向の反対側の位置に設けられ、前記回路基板に当接して前記コイルのうち前記接続部と前記延出方向の反対側の部分を前記回路基板から離間させるようになっているものは、次のような作用効果を奏する。
 すなわち、このような構成によれば、コイル組立体が回路基板に載置されると、突状部が回路基板に当接する。すると、コイルのうち接続部と延出方向の反対側の部分は、突状部が回路基板と当接することにより、回路基板から離間する方向の力を受け、保持される。これにより、コイルの接続部には、回路基板に向かって押し付けられる力が加わる。この結果、接続部と回路基板とが接触する状態が維持されるようになっている。これにより、回路基板と、この回路基板に実装されたコイル組立体の接続信頼性を向上させることができる。
 このようなコイル組立体は以下の構成を備えていてもよい。
 磁性コアと、前記コイルおよび前記磁性コアの双方に接触して前記コイルおよび前記磁性コアの相対的な位置を保持するボビンと、を有し、前記ボビンに前記突状部が設けられていることが好ましい。
 このような構成によれば、ボビンによってコイルと磁性コアとの相対的な位置決めをすることができる。また、このボビンに突状部が形成されているので、ボビンと異なる部品に突状部が形成されている場合に比べて、部品点数を削減できる。
 前記磁性コアは、前記コイルを前記巻回部の軸線方向から挟む一対の壁部と、前記壁部から前記軸線方向に延びると共に前記巻回部の内側に挿通された柱部と、を有し、前記ボビンは、前記巻回部と前記柱部との間に配される筒状部と、前記筒状部の両端部から外方に張り出して前記巻回部と前記壁部との間に配される一対の鍔部とを有し、前記鍔部は、前記延出方向の反対側において前記磁性コアの前記壁部より外側に張り出す張出部を備えており、前記突状部は前記張出部に設けられていることが好ましい。
 上記の構成によれば、張出部は、磁性コアの壁部よりも延出方向の反対側に張り出している。この張出部に突状部が形成されているので、突状部は、接続部と延出方向について一層離れた位置に設けられることになる。この結果、てこの原理により、接続部を回路基板に押し付ける方向の力が、より大きくなる。これにより、コイル組立体と回路基板との接続信頼性を一層向上させることができる。
 また本明細書に開示される技術は、上述したコイル組立体が回路基板に実装された回路構成体であって、前記回路基板は、前記コイル組立体が実装された面と反対側の面にバスバーが積層されており、前記回路基板は前記バスバーが露出する開口部を有し、前記接続部は前記開口部から露出した前記バスバーに接続されている。
 回路基板とバスバーとの間には、回路基板の厚さ寸法の分だけ段差が形成されている。上記の構成は、回路基板とバスバーとの間に段差が形成された場合であっても、コイル組立体と、回路基板のバスバーとの電気的な接続信頼性を向上させることができる。
 さらに本明細書に開示される技術は、平角線からなり、当該平角線をエッジワイズ状に巻回した巻回部と、前記巻回部から延出された一対の端子部と、を有するコイルを備え、 前記端子部は前記ベース部材と交差する面から延出されており、前記ベース部材との対向面に前記ベース部材に向けて突出する突状部が設けられているコイル組立体を備える回路構成体であって、ベース部材に突状部を嵌め入れるための凹部を備えている。
 このような構成によれば、コイル組立体がベース部材に配された状態においては、コイル組立体は突状部がベース部材の凹部内に嵌め入れられることにより位置ずれが抑制されるから、回路基板とコイル組立体との接続信頼性が向上する。
 さらに、突状部と凹部との間に接着剤を設ける構成とすると、位置ずれがより確実に抑制されるから、回路基板とコイル組立体との接続信頼性がさらに向上する。
 なお、上記突状部は、コイルを内部に固定したコイルケースに設ける構成としてもよい。このような構成によれば、簡単な構造で突状部を設けることができる。
 本明細書に開示される技術によれば、コイル組立体と回路基板との接続信頼性を向上させることができる。
第1実施形態のコイル組立体の分解斜視図 コイル組立体の斜視図 コイル組立体の右側面図 コイル組立体の背面図 第2分割ボビン体の平面図 第2分割ボビン体の右側面図 第2分割ボビン体の背面図 第2分割ボビン体の背面側の斜視図 コイル組立体を回路基板に実装した状態(回路構成体)の右側断面図 第2実施形態のコイル組立体を回路基板に実装した状態(回路構成体)の側断面図 コイルケースの下面側の斜視図 コイルケースの底面図 他の実施形態の回路構成体の側断面図
 <第1実施形態>
 第1実施形態を図1ないし図9によって説明する。
 本実施形態のコイル組立体1は、磁性コア10と、巻線を巻回してなるコイル20と、ボビン30と、を備えて構成されており(図1参照)、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の車両のDC/DCコンバータに備えられ、出力電圧を平滑化するチョークコイル等として用いることができる。以下、図1および図2における上を上方、下を下方、左手前を前方、右奥を後方、右手前を右、左奥を左として説明する。
 (磁性コア10)
 磁性コア10はいわゆるE型コアと称されるものであって、図1および図2に示すように、同形同大の一対の第1コア10Aおよび第2コア10Bを組み合わせてなる。第1コア10Aおよび第2コア10Bは、それぞれ長方形の厚板状の底壁部11(壁部の一例)を有しており、底壁部11同士がそれらの板面が対向状態となるように配される。
 一の底壁部11のうち前後方向に延びる一対の短辺の縁部には、相手側コアに向けて延びる一対の側壁部12が設けられている。また、底壁部11の中央部には、側壁部12の延び方向と同方向に突出する円柱状の柱部13が設けられている。側壁部12および柱部13の底壁部11からの立ち上がり寸法(高さ寸法)は、同等とされている。
 (コイル20)
 本実施形態のコイル20は、平角線をエッジワイズ状かつ円環状に巻回してなるエッジワイズコイルである。コイル20は、図1に示すように、巻回されて全体として筒状をなす巻回部21の上端および下端から、平角線の両端部が、同方向(前方)に向けて、かつ、互いに平行に延出されるとともに、下方に向けてクランク状に屈曲された形態をなしている。
 以下、図1において巻回部21の上方側から延出された端部を第1端部22A(端子部の一例)とし、下方側から延出された端部を第2端部22B(端子部の一例)とする。また、第1端部22Aのうち巻回部21から前方X(延出方向Xの一例)に向けて延出された部分を第1延出部23A、第1延出部23Aに連なって下方Y(延出方向Xと交差する交差方向Yの一例)に向けて延びる部分を第1段差部24A、第1段差部24Aに連なって前方Xに向けて延びる先端部分を第1接続部25Aとする。また同じく、第2端部22Bのうち巻回部21から前方Xに向けて延出された部分を第2延出部23B、第2延出部23Bに連なって下方Yに向けて延びる部分を第2段差部24B、第2段差部24Bに連なって前方Xに向けて延びる先端部分を第2接続部25Bとする。
 第1接続部25Aおよび第2接続部25Bは、第1延出部23Aおよび第2延出部23Bと平行に配されている。また、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bは互いに同等高さ(面一)に配されるとともに、巻回部21の下端縁よりも下方側に配されている。
 (ボビン30)
 磁性コア10とコイル20との間には、ボビン30が配されている。ボビン30は絶縁樹脂製であって、図1に示すように、コイル20の巻回部21の軸線方向Lと直交する方向に二分割された第1分割ボビン体31および第2分割ボビン体41を組み合わせてなる。
 第1分割ボビン体31はコイル20の上方側に配され、矩形の板状の第1底壁部32(鍔部の一例)と、第1底壁部32のうち前後方向に延びる一対の辺の縁部から下方に向けて延びる一対の第1側壁部33と、を備えている。また第1底壁部32の中央部には、板面を貫通する第1孔部34が設けられている。
 第1底壁部32の前後方向の長さ寸法は、磁性コア10の底壁部11の前後方向(短辺側)の長さ寸法よりも大きい寸法に設定されており、組み立て状態において第1底壁部32は、第1コア10Aの底壁部11から前後方向に張り出すようになっている(図3参照)。
 また、第1底壁部32の幅寸法(左右方向の長さ寸法)は、磁性コア10の一対の側壁部12の間(内側)の寸法よりやや小さい寸法に設定されており、組み立て状態において第1底壁部32は、第1コア10Aの一対の側壁部12間に嵌るようになっている(図2および図4参照)。
 一対の第1側壁部33の高さ寸法は、磁性コア10の側壁部12の、底壁部11からの突出寸法と同等に設定されており、組み立て状態において第1側壁部33の下端面は、磁性コア10の側壁部12の下端面と面一となるようになっている(図2ないし図4参照)。さらに、第1孔部34は磁性コア10(第1コア10A)の柱部13を貫通させるべく、柱部13よりやや大きい径寸法に設定されている。
 一方第2分割ボビン体41は、第1分割ボビン体31の第1底壁部32と同等寸法の略矩形の板状の第2底壁部42(鍔部の一例)と、第2底壁部42のうち前後方向に延びる一対の辺の縁部から上方に向けて延びる一対の第2側壁部43と、第2底壁部42のうち幅方向(左右方向)に延びる他方の一対の辺の縁部から下方に向けて延びる一対の支持壁部45,46と、を備えている。また第2底壁部42の中央部には、板面を貫通する第2孔部44が設けられるとともに、第2孔部44の孔縁から上方に向けて延びる筒状部47が設けられている。
 一対の第2側壁部43の高さ寸法は、磁性コア10の側壁部12の、底壁部11の板面からの突出寸法と同等に設定されており、組み立て状態において第2側壁部43の上端面は、磁性コア10の側壁部12の上端面と面一となるようになっている(図2ないし図4参照)。
 一対の支持壁部45,46の間(内側)の寸法は、磁性コア10の底壁部11の前後方向の長さ寸法より僅かに大きい寸法に設定されており、組み立て状態においては、一対の支持壁部45,46の間に磁性コア10の底壁部11がほぼぴったりはまるようになっている(図2および図3参照)。すなわち、組み立て状態において一対の支持壁部45,46は、磁性コア10の底壁部11より外側に張り出している。また、一対の支持壁部45,46の、第2底壁部42板面からの突出寸法は、磁性コア10の底壁部11の高さ寸法(厚さ寸法)と同等に設定されており、組み立て状態において支持壁部45,46の下端面は、磁性コア10の底壁部11の下面と面一となるようになっている(同じく図2ないし図4参照)。
 さらに、第2孔部44は磁性コア10(第2コア10B)の柱部13を貫通させるべく、柱部13よりやや大きい径寸法に設定されている。換言すると、筒状部47は柱部13を挿通可能な内径寸法に設定されている。また、筒状部47の第2底壁部42からの突出寸法は、第2側壁部43の第2底壁部42からの突出寸法と同等とされている(図7参照)。
 なお、上述したコイル20の巻回部21は、筒状部47の周囲に外嵌するようになっている。換言すると、巻回部21の内径寸法は、筒状部47の外径寸法より僅かに大きい寸法に設定されている。
 第2分割ボビン体41の一対の支持壁部45,46のうち、前方側に配された前方支持壁部45の前面には、一対の嵌合溝48が上下方向に延びるように切り欠いて設けられている。これら一対の嵌合溝48は、コイル組立体1が組み立てられた状態において、上述したコイル20の第1段差部24Aおよび第2段差部24Bを嵌め入れられる幅寸法および位置に設けられている。これにより、コイル20の第1端部22Aおよび第2端部22Bは、安定的に保持される。
 さらに第2分割ボビン体41の一対の支持壁部45,46のうち、後方側に配された後方支持壁部46(張出部の一例)の下面(対向面の一例)には、下方に向けて突出する突状部49が設けられている。突状部49は、後方支持壁部46の幅方向における中央部かつ、前後の厚さ方向における中央部よりやや前方側に偏った位置に設けられている(図6および図7参照)。
 (回路構成体53)
 上述したコイル組立体1は、図9に示すように、回路基板50(ベース部材の一例)上の所定位置に載置され、その一対の接続部25A,25Bが、開口部51から露出しているバスバー52に半田付けにより導通接続される(回路構成体53)。
 (作用効果)
 上述した本実施形態のコイル組立体1によれば、突状部49が回路基板50に当接することにより後方側が回路基板50から離れた位置に保持され、コイル組立体1全体が前方に向けて傾く。よって、コイル20の第1接続部25Aおよび第2接続部25Bが、バスバー52に向けて押し付けられることとなる。これにより、コイル20の巻回部21から導出された第1端部22Aおよび第2端部22Bの寸法精度が高くない場合でも、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bをバスバー52に確実に接触させることができるから、両者の電気的な接続信頼性が向上する。
 また、コイル組立体1はボビン30を備えているから、このボビン30によってコイル20と磁性コア10との相対的な位置決めをすることができる。また、突状部49はこのようなボビン30の後方支持壁部46に設けられているから、突状部49をボビン30と異なる部品に形成する場合と比べて、部品点数を削減することができる。
 また、回路基板50とバスバー52との間には、回路基板50の厚さ寸法の分だけ段差が形成されているが、本実施形態のコイル組立体1によれば、このように段差がある場合でも、コイル20の接続部25A,25Bとバスバー52との電気的な接続信頼性を向上させることができる。
 このように、本実施形態のコイル組立体1によれば、コイル20とバスバー52との接続信頼性を向上させることができる。
 <第2実施形態>
 第2実施形態を図10ないし図12により説明する。
 本実施形態のコイル組立体2は、上記第1実施形態と概ね同様の形態のコイル(全体を図示せず)を磁性コア(図示せず)とともにコイルケース70に収容し、ポッティング材を充填して固定した形態をなす。
 コイルケース70は絶縁樹脂製であり、図11および図12に示すように、コイルの巻回部を収容可能な大きさで、かつ、一側面が開口71により開放された箱形をなしている。コイルケース70の下面70A(対向面の一例)の四隅には、下方に向けて突出する円柱状の位置決め突部72(突状部の一例)が一体に設けられている。また、開口71を挟む一対の側壁には、一対の板状の固定片73が外側に向けて垂直に立設されている。これらの各固定片73には、図示しないコイル台に取り付けるための固定用ボルトを貫通させる固定孔74が貫通形成されている。
 コイルは、上記実施形態と概ね同様であるが、接続部65の下面がコイルケース70の下面70Aと同一面上となる位置に設定されている点と、接続部65に接続用貫通孔66が設けられている点が、上記実施形態のコイル20と相違している(図10参照)。
 本実施形態のコイル組立体2は、上述したコイルの一対の端子部62が開口71から外側に向けて突出する向きでコイルケース70内に収容され、ポッティング材が充填・固化されることにより、得られる。
 このような本実施形態のコイル組立体2は、ベース部材上に配される。本実施形態におけるベース部材は放熱板85であり、この放熱板85の所定位置には、コイル組立体2の位置決め突部72を嵌め入れるための位置決め凹部86(凹部の一例)が設けられている。この位置決め凹部86は、コイルケース70の位置決め突部72の外径よりやや大きい内径を有するように設定されており、位置決め突部72との間に接着剤90を充填させられるようになっている。
 また放熱板85の所定位置には、ナット91を嵌め入れるための受け凹部87が設けられている。この受け凹部87に収容されたナット91上に、放熱板85上に固定された回路基板80から導出されたバスバー82の接続部が配され、接続ボルト92とナット91とが締結されることにより、コイルの接続部65とバスバー82(回路基板80)とが導通接続されるようになっている。
 このような本実施形態の回路構成体83によれば、コイル組立体2が放熱板85に配された状態においては、コイル組立体2は位置決め突部72が放熱板85の位置決め凹部86内に嵌め入れられることにより位置ずれが抑制されるから、回路基板80とコイル組立体2との接続信頼性が向上する。
 しかも、位置決め突部72と位置決め凹部86との間には接着剤90が設けられているから、位置ずれがより確実に抑制され、回路基板80とコイル組立体2との接続信頼性がさらに向上する。
 また、位置決め突部72はコイルケース70に一体に設けられているから、簡単な構造で位置決め突部72を設けることができる。
 <他の実施形態>
 本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
 (1)上記実施形態1では、ボビン30の後方支持壁部46に突状部49を一体に設ける構成としたが、別部材をコイル組立体に組み込むことにより、接続部をバスバーに押し付ける突状部を設ける構成としてもよい。あるいは、磁性コア10に突状部を設ける構成としてもよい。
 (2)また突状部は突部に限らず、例えば、コイル組立体を前方に向けて傾ける板状等、任意の形態とすることができる。
 (3)上記実施形態1では突状部49をひとつだけ設ける構成としたが、複数設ける構成としてもよい。
 (4)磁性コア10やボビン30の形態は、上記実施形態に限るものではない。例えば磁性コアとしては、E型コアの他、PQコア、EIコア、EERコア、EPCコア等、他の型のコアを使用してもよい。
 (5)上記実施形態1では、第1接続部25Aおよび第2接続部25Bを同じ高さ(面一)に配置し、ともに、回路基板50の開口部51を通して裏面側のバスバー52に接続する構成としたが、異なる高さに配されたバスバーに接続する構成としてもよい。例えば、一方の接続部は回路基板50の表面に配されたバスバー52に接続する構成としてもよい。
 (6)上記実施形態2では、コイルの端子部62をクランク状に屈曲する例を示したが、端子部の形態は上記実施形態に限るものではない。例えば、図13に示すように、巻回部から端子部162がまっすぐ延出された形態でもよい。このような場合には、例えばベース部材(放熱板185)に所定高さの端子台188を設け、この端子台188に回路基板から延出されたバスバー182を載置し、端子部162と共締めすることにより、コイル組立体3と回路基板とが接続された回路構成体183を得ることができる。
 (7)上記実施形態2では、コイルケース70を絶縁樹脂製としたが、金属製のコイルケースとしてもよい。この場合、放熱板85との間に絶縁シート等を設けるとよい。
 (8)上記実施形態2では、コイル組立体2を放熱板85上に配する構成としたが、回路基板80上に配する構成としてもよい。この場合、回路基板80に位置決め突部72を貫通させるための孔部を設け、回路基板80の下面側に配された放熱板85の位置決め凹部86に嵌め入れて位置決めすることができる。
 (9)放熱板85は必ず要するものでなく、ベース部材は回路基板だけであってもよい。
1,2,3…コイル組立体
10…磁性コア
10A…第1コア
10B…第2コア
11…底壁部(壁部)
12…側壁部
13…柱部
20…コイル
21…巻回部
22A…第1端部(端子部)
22B…第2端部(端子部)
23A…第1延出部
23B…第2延出部
24A…第1段差部
24B…第2段差部
25A…第1接続部
25B…第2接続部
30…ボビン
31…第1分割ボビン体
32…第1底壁部(鍔部)
41…第2分割ボビン体
42…第2底壁部(鍔部)
45…前方支持壁部
46…後方支持壁部(張出部)
47…筒状部
48…嵌合溝
49…突状部
50,80…回路基板
51…開口部
52,82,182…バスバー
53,83,183…回路構成体
62…端子部
66…接続部
70…コイルケース
72…位置決め突部(突状部)
85…放熱板(ベース部材)
X…前方(延出方向)
Y…下方(交差方向)
L…軸線方向

Claims (8)

  1. ベース部材に配されるコイル組立体であって、
     平角線からなり、当該平角線をエッジワイズ状に巻回した巻回部と、前記巻回部から延出された一対の端子部と、を有するコイルを備え、
     前記端子部は前記ベース部材と交差する面から延出されており、
     前記ベース部材と対向する対向面に前記ベース部材に向けて突出する突状部が設けられているコイル組立体。
  2. 前記ベース部材に含まれる回路基板に実装され、
     前記端子部は、前記巻回部から延出方向に延出された延出部と、前記延出部から前記延出方向と交差する交差方向に屈曲された段差部と、前記段差部から前記延出方向に屈曲された接続部と、を有しており、
     前記突状部は、前記接続部と前記延出方向の反対側の位置に設けられ、前記回路基板に当接して前記コイルのうち前記接続部と前記延出方向の反対側の部分を前記回路基板から離間させるようになっている請求項1に記載のコイル組立体。
  3. 磁性コアと、前記コイルおよび前記磁性コアの双方に接触して前記コイルおよび前記磁性コアの相対的な位置を保持するボビンと、を有し、
     前記ボビンに前記突状部が設けられている請求項2に記載のコイル組立体。
  4. 前記磁性コアは、前記コイルを前記巻回部の軸線方向から挟む一対の壁部と、前記壁部から前記軸線方向に延びると共に前記巻回部の内側に挿通された柱部と、を有し、
     前記ボビンは、前記巻回部と前記柱部との間に配される筒状部と、前記筒状部の両端部から外方に張り出して前記巻回部と前記壁部との間に配される一対の鍔部とを有し、
     前記鍔部は、前記延出方向の反対側において前記磁性コアの前記壁部より外側に張り出す張出部を備えており、
     前記突状部は前記張出部に設けられている請求項3に記載のコイル組立体。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載されたコイル組立体が回路基板に実装された回路構成体であって、
     前記回路基板は、前記コイル組立体が実装された面と反対側の面にバスバーが積層されており、
     前記回路基板は前記バスバーが露出する開口部を有し、
     前記接続部は前記開口部から露出した前記バスバーに接続されている回路構成体。
  6. 前記コイルはコイルケース内に固定されており、前記コイルケースに前記突状部が設けられている請求項1に記載のコイル組立体。
  7. 請求項1または請求項6に記載されたコイル組立体を備える回路構成体であって、
     前記ベース部材は前記突状部を嵌め入れるための凹部を備えている回路構成体。
  8. 前記突状部と前記凹部との間に接着剤が設けられている請求項7に記載の回路構成体。
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