JP7218152B2 - リアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、リアクトルに関する。
リアクトルは、ハイブリッド自動車、電気自動車や燃料電池車の駆動システム等をはじめ、種々の用途で使用されている。例えば、車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルとして、環状コアの周囲を樹脂によるモールド成型等によって被覆し、その外周にコイルを巻回したものが知られている。
この種のリアクトルは、コア及びコイルから成るリアクトル本体を、アルミニウムなどの金属製のケースに収容し、リアクトル本体とケースの間に充填材を注入し、固化してなる。そして、コイルと外部機器を接続させるため、例えば、銅やアルミニウムからなる板状の導電性部材であるバスバーを用いている。つまり、バスバーは、一方端部をコイルの引出線と、他方端部を外部機器の端子と、接続される。
バスバーは通電部となるため、コアやケースなどと絶縁を確保するため、バスバーの周囲を絶縁することが望ましい。そこで、例えば、絶縁性の樹脂でバスバーの端部以外の周囲を被覆する樹脂モールド成型が知られている。
特許第6378385号公報
樹脂モールド成型は、バスバーを固定しながら、金型内に樹脂を射出する。この樹脂の射出圧によってバスバーが煽られて、固定していたバスバーの位置がずれる場合がある。バスバーの位置がずれると、所望の箇所を樹脂で被覆することができず、絶縁距離を確保できないことがある。
また、バスバーとコイルの引出線の接続は、溶接により行われることが多い。この溶接は、コイルの引出線とバスバーの端面にのみ行われる。そのため、コイルとバスバーを精度良く位置関係が保たれないと溶接不具合が生じるおそれがある。また、樹脂モールド成型時にバスバーの位置がずれた場合、コイルとバスバーの溶接箇所の端面を手作業で合わせる必要があり、溶接作業の非効率化を招くおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、樹脂モールド成型時に樹脂の射出圧によりバスバーの位置ずれを抑制することができるリアクトルを提供することにある。
本発明のリアクトルは、コアと、前記コアに巻回されたコイルと、前記コイルの端部と接続するバスバーと、樹脂からなる樹脂体と、を備え、前記バスバーは、樹脂モールド成型により前記樹脂で被覆される樹脂モールド部と、樹脂で覆われておらず露出している露出部と、を有し、前記樹脂体に前記コアと前記バスバーの前記樹脂モールド部が埋め込まれ、前記コアと前記バスバーと前記樹脂体とが一体となって構成され、前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられ、前記凹部は、前記樹脂モールド部と前記露出部の境界に設けられていること、を特徴とする。
本発明のリアクトルは、複数の脚部及び前記脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有するコアと、前記脚部に巻回されたコイルと、 前記コイルの端部と接続するバスバーと、樹脂からなる樹脂体と、を備え、前記バスバーは、前記樹脂で覆われた樹脂モールド部と、樹脂で覆われていない露出部と、を有し、前記樹脂体に前記コアと前記バスバーの前記樹脂モールド部が埋め込まれ、前記コアと前記バスバーと前記樹脂体とが一体となって構成され、前記樹脂体は、前記ヨーク部を被覆するヨーク被覆部と、前記ヨーク被覆部に設けられ、樹脂が注入される樹脂射出孔の跡である注入跡と、を有し、前記注入跡は、前記ヨーク被覆部の長手方向の長さの中間からずれて形成され、前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられていること、を特徴とする。
また、本発明のリアクトルは、複数の脚部及び前記脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有するコアと、前記脚部に巻回されたコイルと、前記コイルの端部と接続するバスバーと、を備え、前記バスバーは、樹脂で覆われた樹脂モールド部と、樹脂で覆われていない露出部と、を有し、前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられ、前記バスバーは、前記凹部が設けられている反対側の端面が膨出してなる膨出部を有すること、を特徴とする。
らに、底面と、前記底面から立ち上がる側壁と、を有するケースを更に備え、前記凹部は、前記側壁の縁面と対向して設けてもよい。
本発明によれば、樹脂モールド成型時に樹脂の射出圧によりバスバーが煽られることを抑制することができるリアクトルを得ることができる。
第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。 第1の実施形態に係るリアクトル1の正面図である。 第1の実施形態に係るバスバーの正面図である。 その他の凹部の切欠き形状を示す模式図である。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るリアクトルの構成について図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。なお、本明細書において、コイル51a、51bの巻軸方向を「Y軸方向」という。Y軸方向と直交し、2つのコイル51a、51bが隣接する方向と平行な方向を「X軸方向」という。X軸方向及びY軸方向と直交する方向を「Z軸方向」といい、このZ軸方向がリアクトルの高さ方向である。図1のZ軸方向の矢印が示す方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。「下」は「底」とも称する。これらの方向は、リアクトルの各構成の位置関係を示すための表現であり、リアクトルが設置対象に設置された際の位置関係及び方向を限定するものではない。
リアクトル1は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、電圧の昇降圧等に使用される。本実施形態のリアクトル1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。リアクトルは、これら自動車に搭載される昇圧回路の主要部品である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のリアクトル1は、リアクトル本体2、ケース8及び充填成形部9を有する。リアクトル本体2は、コア3、樹脂部材4、コイル5、バスバー6及び温度センサ7を有する。リアクトル本体2は、ケース8に収容される。ケース8に収容されたリアクトル本体2の隙間に充填材を注入され、固化することで、充填成形部9が形成される。
コア3は、コイル5の巻軸方向に延び、平行に配置された一対の脚部と、この一対の脚部を繋ぐ略U字型のヨーク部と、を有する環状形状となっている。脚部には、コイル5が巻回され、磁束を発生させる。ヨーク部は、発生した磁束を捕捉する。このように、脚部で発生した磁束がヨーク部を通過することで、コア3には環状の閉じた磁気回路が形成される。
コア3は、脚部を構成する複数のI字型コア31と、ヨーク部を構成する2つのU字型コア32と、複数のスペーサ33と、を有する。I字型コア31及びU字型コア32は、圧粉磁心、フェライトコア、又は積層鋼板などの磁性体からなる。スペーサ33は、I字型コア31の間、又I字型コア31とU字型コア32の間に配置される。I字型コア31、U字型コア32は、スペーサ33を介して接着剤で接合され、これにより、コア3は環状コアとなる。
スペーサ33は、板状のギャップスペーサである。スペーサ33は、コア間の所定幅の磁気的なギャップを与え、リアクトルのインダクタンス低下を防止する。スペーサ33としては、非磁性体、セラミック、非金属、樹脂、炭素繊維、若しくはこれら2種以上の合成材又はギャップ紙を用いることができる。なお、スペーサ33は必ずしも設ける必要はなく、I字型コア31及びU字型コア32を直接接着剤で接続してもよいし、エアギャップを設けてもよい。
樹脂部材4は、コア3の周囲を被覆し、コア3とコイル5を絶縁する。樹脂部材4を構成する樹脂の種類としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)等が挙げられる。
樹脂部材4は、図2に示すように、2分割で構成されており、樹脂体41と樹脂体42とを有する。即ち、樹脂体41と、樹脂体42は別々に成型される。樹脂体41は、脚部を被覆する一対の直線部41a、41bと、これら直線部41a、41bを繋ぎヨーク部を被覆するヨーク被覆部41cと、を有する。樹脂体42は、ヨーク部を被覆するヨーク被覆部である。そして、樹脂体41の直線部41a、41bと樹脂体42の互いの端部を向かい合わせ、接合することで樹脂部材4が形成される。
樹脂体41、42は、U字型コア32が樹脂モールド成型法によって埋め込まれている。換言すれば、樹脂体41、42は、U字型コア32の被覆部であり、U字型コア32の外周部分が、樹脂体41、42の内周と密着している。樹脂体42は、樹脂モールド成型法によりバスバー6も両端部は露出させて一体に成型されている。
樹脂体41、42の上面には、それぞれ1つ注入跡43が形成されている。注入跡43とは、樹脂モールド成型時にゲート(樹脂射出孔)から樹脂が注入された際に形成されたゲートの跡である。樹脂体41に形成された注入跡43は、コイル5の巻軸方向と直交する樹脂体41の長手方向の長さの中間地点に形成されている。
一方、樹脂体42に形成された注入跡43は、コイル5の巻軸方向と直交する樹脂体42の長手方向の長さの中間地点からずれて形成されている。つまり、樹脂体42の注入跡43は、図1に示すように、樹脂体42の長手方向の長さの中間地点よりコイル51b側に設けられている。このコイル5の巻軸方向と直交する樹脂体41の長手方向の長さとは、コイル5の横並び方向(X軸方向)の長さである。換言すると、中間地点とは、コイル51a、51bそれぞれの中心軸を直交に結ぶ線の中間のことを指す。つまり、樹脂体42に形成された注入跡43は、コイル51a、51bの中心軸を結ぶ線分の中間線上からずれて形成されている。
コイル5は、エナメルなどで絶縁被覆した1本の導電性部材により構成される。本実施形態では、銅線によって構成された平角線のエッジワイズコイルである。もっとも、コイル5の線材や巻き方はこれに限らず、他の形態のものであってもよい。
コイル5は、一対のコイル51a、51bを有する。コイル51a、51bはコア1の脚部にそれぞれ巻回されている。つまり、一対のコイル51a、51bは、巻軸方向が平行になるように隣り合って配置される。コイル51a及びコイル51bは、コイル51a、51bと同じ素材でなる連結線51cによって連結されている。
コイル51a、51bは、それぞれ引出線52a、52bを有する。この引出線52a、52bが、コイル51a、51bそれぞれの端部である。引出線52a、52bは、複数箇所折り曲げられて樹脂体42の上方に引き出されている。引出線52a、52bの端部は、バスバー6と溶接されている。これによって、コイル51a、51bとバスバー6が電気的に接続される。
バスバー6は、コイル51a、51bを不図示の外部機器と電気的に接続させる。バスバー6は、板状体の銅やアルミニウム等の導電性部材からなる。本実施形態では、バスバー6は、2つ設けられている。この2つのバスバー6を6a、6bと符号を付す。
図3は、第1の実施形態に係るリアクトル1の正面図である。図4は、バスバー6aの正面図である。図1及び図3に示しように、バスバー6a、6bは、樹脂で覆われた樹脂モールド部61a、61b、樹脂で覆われていない露出部62a、62bを有する。樹脂モールド部61a、61bは、バスバー6a、6bの両端部以外に設けられる。換言すれば、バスバー6bの両端部が露出部62a、62bとなる。バスバー6a、6bは、U字型コア32と樹脂体42と一体となって構成されている。つまり、1度の樹脂モールド成型により、U字型コア32とバスバー6a、6bの樹脂被覆部61a、61bが樹脂体42に埋め込まれている。
露出部62a、62bは、樹脂で覆われておらず、バスバー6a、6bが露出している。露出部62a、62bは、バスバー6a、6bの両端部621a、622a、621b、622bに設けられている。露出部62a、62bの一方端部621a、621bと引出線52a、52bを溶接され、接続される。また、露出部62a、62bの他方端部622a、622bは、不図示の外部機器の端子と接続される。このようにして、コイル5と外部機器とが電気的に接続される。
図3及び図4に示すように、バスバー6aは、凹部63と、膨出部64と、を有する。凹部63は、露出部62aの端面が矩形状に切り欠かれた凹みである。本実施形態では、凹部63は、露出部62aの一方端部621aに設けられている。この凹部63に不図示の金型の凸部を嵌め込む。つまり、樹脂モールドする際、バスバー6aは、金型によって支持されている。
板状体のバスバー6aの一方端部621aは、表面積が大きい端面がコイル5の巻軸方向(Y軸方向)と直交して延びている。即ち、バスバー6aの矩形断面の長辺が、高さ方向と平行となっている。凹部63は、露出部62aの下面623に設けられている。この下面623とは、後述するケース8の側壁82の縁面と対向する露出部62aの端面である。この凹部63は、一方端部621aの表面積の大きい端面も併せて切り欠いている。つまり、凹部63は、板状体であるバスバー6の表面積の大きい一方端面から表面積の大きい他方端面まで達して切り欠いている。
また、凹部63は、図3に示すように、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界又は境界近傍に設けられている。この境界とは、樹脂モールド成型における樹脂切りしている場所である。また、境界近傍とは、バスバー6の形状や樹脂モールドによる成型品の大きさにもよっても異なるが、例えば、境界から10mm以内であることが好ましい。このように境界又は境界近傍に凹部63を設けることで、樹脂モールド成型する際に、バスバー6aが樹脂の樹脂圧を受ける近い位置を金型の凸部で固定できる。よって、樹脂の射出圧によるバスバー6aの位置ずれを効果的に抑制することができる。
凹部63は、この境界上にあることが望ましい。即ち、凹部63は、境界が基端となり切り欠かれていることが望ましい。本実施形態では、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界は、高さ方向(Z軸方)と平行に延びている。そして、凹部63は、矩形状の凹部63の1辺がこの境界上に平行に配置され、この境界から露出部62aの先端に向けて切り欠かれている。なお、本実施形態では、凹部63の1辺を境界上に平行に配置させたが、凹部63の1点のみが境界上に配置される場合も含まれる。例えば、図5に示すように、凹部63の1点が境界上にあり、そこから斜めに切り欠かれていてもよい。
膨出部64は、凹部63の反対側の端面に設けられている。即ち、バスバー6aの上面624に設けられている。膨出部64は、湾曲した山なり形状となっている。即ち、直線上に延びた上面624のうち凹部63の反対側の上面624が膨出している。
膨出部64は、凹部63によって切り欠かれたことによってバスバー6aの断面積が減少した分を補う。膨出部64は、凹部63を有する部分の断面積が他の部分の断面積と同等となることが好ましい。換言すれば、凹部63及び膨出部64を含めたバスバー6aの矩形断面積が、他の部分のバスバー6aの矩形断面積と同等となることが好ましい。なぜなら、凹部63を有する部分の断面積が他の部分の断面積と同等となることで、電流密度に対する断面積を確保することができるからである。
膨出部64は、樹脂モールド部61a及び露出部62aに亘って設けていてもよいし、露出部62aのみに設けていてもよい。本実施形態では、膨出部64は、樹脂モールド部61aと露出部62aに亘って設けられている。
なお、本実施形態では、バスバー6bは、凹部63及び膨出部64を設けていないが、設けていてもよい。即ち、凹部63及び膨出部64は、リアクトル1に備える全てのバスバー6に設けていてもよいし、一部のバスバー6のみに設けてもよい。
温度センサ7は、リアクトル1の温度を検出する。温度センサ7としては、例えば、温度変化に対して電気抵抗が変化するサーミスタを用いることができるが、これに限定されない。温度センサ7は、リアクトル1の外部に設置された装置と電気的に接続され、リアクトル1の温度情報を外部機器に伝送する。
ケース8は、リアクトル本体2を収容する。ケース8は、例えば、アルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性を有する。ケース8は、上面が開口している箱型形状を有する。つまり、ケース8は、概略矩形状の底面81と、底面の4辺の縁から高さ方向に立ち上がった側壁82を有し、上面が開口している。この開口からリアクトル本体2がケース8の収容スペースに挿入される。収容スペースは、底面81と側壁82によって囲われたスペースである。
ケース8の収容スペースは、リアクトル本体2より若干大きい。換言すれば、ケース8の側壁は、リアクトル本体2の周囲を覆うように、リアクトル本体2より一回り大きい。そのため、ケース8の側壁82とリアクトル本体2との間には隙間が形成される。ケース8のZ軸方向の高さ(ケース8の側壁82の高さ)は、リアクトル本体2のZ軸方向の高さより低い。底面81から立ち上がった先端である側壁82の縁面(上面)がバスバー6aの下面623と対向する。
充填成形部9は、リアクトル本体2とケース8の隙間に充填材が充填され、固化してなる部材である。つまり、充填成形部9は、リアクトル本体2とケース8の隙間に形成される。充填成形部9は、リアクトル本体2をケース8に固定する。充填材としては、リアクトル1の放熱性能の確保及びリアクトル本体2からケース8への振動伝搬の軽減のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。具体的には、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。
(作用)
次に、本実施形態のおける樹脂体42の樹脂モールド成型について説明する。樹脂体42は、上型及び下型からなる金型が、U字型コア32及びバスバー6a、6bを上下方向から押さえる。つまり、金型の下型にU字型コア32及びバスバー6a、6bをセットして、上型の金型を下型の金型に向けて覆い被せる。金型には、凹部63に対応した凸部が設けられている。バスバー6aの凹部63は、この金型の凸部に嵌め込まれる。
本実施形態では、凹部63は露出部63の下面623に設けられている。即ち、金型の凸部は、下型に設けられている。つまり、下型にバスバー6aをセットする際に、目視で確認しながら確実に金型の凸部に凹部63を嵌め込むことができる。したがって、バスバー6aを変形させることなく、金型の凸部を凹部63に効率良く嵌め込むことができる。
U字型コア32及びバスバー6a、6bを金型内に固定した後、金型の樹脂射出孔であるゲートから樹脂を注入する。そうすると、樹脂は、金型内の隙間に沿って流れ込み、金型内にセットされているバスバー6aに向かっていく。樹脂がバスバー6aに到達すると、バスバー6aは樹脂の射出圧を受ける。
本実施形態では、露出部62aには、バスバー6aの端面を切り欠いた凹部63が設けられ、この凹部63に金型の凸部が嵌め込まれている。即ち、バスバー6aは、より強固に固定される。よって、バスバー6aは、樹脂による射出圧を受けても、位置ずれすることを抑制できる。
特に、凹部63は、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界に設けられている。バスバー6aは、樹脂モールド部61aで樹脂の射出圧を受ける。そのため、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界に凹部63を設けることで、樹脂の射出圧を受ける箇所から最も近距離でバスバー6aを固定できる。よって、より効果的にバスバー6aが位置ずれすることを抑制できる。
また、バスバー6aは、U字型コア32と一体に樹脂モールド成型される。U字型コア32とともに一体に成型するということは、端子台を成型する場合と比べて成型品は大きくなる。そのため、樹脂を注入するゲートから成型品の端部までの距離が長くなり、より遠くまで樹脂を充填させる必要がある。よって、注入される樹脂の射出圧も大きくなる。そうすると、バスバー6aが受ける射出圧も大きくなり、バスバー6aが煽られ、位置ずれするおそれが高まる。しかし、本実施形態では、バスバー6aは、凹部63に金型の凸部を嵌め込み固定されているので、樹脂の射出圧が大きくなっても、バスバー6aが位置ずれすることを抑制することができる。
さらに、樹脂体42は、樹脂モールド成型の際に樹脂が注入される樹脂射出孔の跡である注入跡43を有し、注入跡43は、コイル5の巻軸方向と直交する長手方向の樹脂体42の長さの中間からずれて形成されている。樹脂体42の中心からずれて形成されているということは、注入跡43と樹脂体42の一方端部までの距離と、注入跡43と樹脂体42の他方端部までの距離が異なる。即ち、距離が遠い方の端部まで、樹脂を充填する必要があるため、注入跡43が中心にある場合に比べて樹脂の射出圧が大きくなる。しかし、本実施形態では、このような場合でも、凹部63に金型の凸部を嵌め込んで固定することで、バスバー6aをより強固に固定できるので、バスバー6aが位置ずれすることを抑制することができる。
バスバー6aは、板状体である。特に、樹脂の流れに対して、板状体のバスバー6aの表面積が大きい端面が垂直に配置されている場合、樹脂がぶつかる面積が大きいため、より樹脂の樹脂圧を受けやすい。しかし、本実施形態では、このような場合でも、凹部63に金型の凸部を嵌め込んで固定することで、バスバー6aをより強固に固定できるので、バスバー6aが位置ずれすることを抑制することができる。
(効果)
以上のとおり、本実施形態のリアクトル1は、コア3と、コア3に巻回されたコイル51a、51bと、コイル51a、51bの端部と接続するバスバー6a、6bと、を備える。バスバー6aは、樹脂モールド成型により樹脂で被覆される樹脂モールド部61aと、樹脂で覆われておらず露出している露出部62aと、を有し、露出部62aには、バスバー6aの端面を切り欠いた凹部63が設けられている。
これにより、金型に設けられた凸部に凹部63を嵌め込むことができるので、樹脂モールド成型時にバスバー6aを固定することができる。よって、バスバー6aが樹脂の射出圧により煽られることを抑制でき、バスバー6aの位置ずれを抑制することができる。
コア3とバスバー6が一体に樹脂モールド成型された樹脂体42を更に備えている。このように、バスバー6aをコア3と一体に成型する場合、成型品が大きくなるため樹脂の射出圧も大きくなる。本実施形態のリアクトル1は、凹部63に金型の凸部を嵌め込んで、バスバー6aを強固に固定しているので、射出圧が大きくなってもバスバー6aが位置ずれすることを抑制できる。
樹脂体42は、樹脂モールド成型の際に樹脂が注入される樹脂射出孔の跡である注入跡43を有し、注入跡43は、樹脂体42の中間地点からずれて形成されている。注入跡43が中間地点からずれて形成されている場合、より大きい射出圧により樹脂を注入するためバスバー6aは煽られやすい。しかし、本実施形態では、凹部43に金型の凸部を嵌合させ、バスバー6aはより強固に固定されているので、射出圧が大きくなってもバスバー6aが位置ずれすることを抑制できる。
凹部43は、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界に設けられている。これにより、バスバー6aが樹脂の射出圧を受ける樹脂モールド部61aに最も近い位置でバスバー6aを金型により固定し、支持できるので、より効果的にバスバー6aが位置ずれすることを抑制できる。
バスバー6aは、凹部43が設けられている反対側の端面が膨出している膨出部64を有し、凹部43を有するバスバー6aの断面積は、凹部43を有しないバスバー6aの断面積と同等以上となる。これにより、電流密度に対する断面積を確保することができる。また、膨出部64を有する分、バスバー6aの露出する表面積を増やすことができるので、放熱性も向上させることができる。
底面81と、底面81から立ち上がる側壁82と、を有するケース8を更に備え、凹部63は、側壁82と対向する露出部62aの端面である下面623に設けられている。これにより、下面に623に凹部63を設けることにより、膨出部64はバスバー6aの上面624に設けられる。換言すれば、膨出部64は、ケース8の側壁82から遠ざかる方向に膨出する。したがって、バスバー6aとケース8との絶縁距離を確保することができる。また、凹部43を金型の凸部に容易に嵌め込むことができるため、作業者の作業効率が向上する。
バスバー6aは、コイル51aの引出線52aと溶接され、接合している。溶接作業では、バスバー6aの上面と引出線52aの上面を面一に合わせ、上面のみを溶接する。つまり、バスバー6aが樹脂モールド成型の際に位置ずれが生じると、バスバー6aと引出線52aを面一に合わせる作業が必要となる。しかし、本実施形態では、前述したとおり、バスバー6aが煽られることを抑制し、樹脂モールド成型時にバスバー6aが位置ずれすることを防止する。換言すれば、バスバー6aを所望の位置で樹脂体42と一体化させることができる。よって、作業者の手作業によってバスバー6aの上面と引出線52aの上面を面一に合わせる作業を行う必要がなく、溶接作業を効率良く行うことができる。
なお、本実施形態では、凹部63は、露出部62aの下面623に設けたが、上面624に設けてもよい。また、凹部63は、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界を基端として切り欠かれていなくてよい。さらに、注入跡43は、コイル5の巻軸方向と直交する長手方向の樹脂体42の長さの中間に形成されていてもよい。このように構成されていても、樹脂モールド成型時における樹脂の射出圧によるバスバー6aの位置ずれを抑制することができる。
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本実施形態では、凹部63の形状は矩形状としたが、これに限定されず、例えば、半円形、扇形、三角形であってもよい。特に、凹部63は、樹脂モールド部61aと露出部62aの境界上に1辺を有する形状が好ましい。例えば、三角形の場合であれば、凹部63は直角三角形で、直角となる頂点が境界上にあると良い。なぜなら、高さ方向と平行な金型の端面で射出圧の衝撃を受け止めることができるため、樹脂モールド中に金型の凸部が凹部63から抜け出ることを防止できるからである。
本実施形態では、膨出部64の形状は、湾曲した山なり形状にとしたが、これに限定されない。膨出部64の形状は、凹部63及び膨出部64を含めたバスバー6の断面積が、他の部分のバスバー6の断面積と同等以上となるのであれば、矩形状、円形などでもよい。また、本実施形態では、高さ方向(Z軸方向)に膨出させたが、コイル5の巻軸方向(Y軸方向)に膨出、即ち、バスバー6の厚みを増してもよい。
1 リアクトル
2 リアクトル本体
3 コア
31 I字型コア
32 U字型コア
33 スペーサ
4 樹脂部材
41 樹脂体
41a、41b 直線部
41c ヨーク被覆部
42 樹脂体
43 注入跡
5 コイル
51a、51b コイル
51c 連結線
52a、52b 引出線
6 バスバー
6a、6b バスバー
61a、61b 樹脂モールド部
62a、62b 露出部
621a、621b 一方端部
622a、622b 他方端部
63 凹部
64 膨出部
7 温度センサ
8 ケース
81 底面
82 側壁
9 充填成形部

Claims (8)

  1. 複数の脚部及び前記脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有するコアと、
    前記脚部に巻回されたコイルと、
    前記コイルの端部と接続するバスバーと、
    樹脂からなる樹脂体と、
    を備え、
    前記バスバーは、前記樹脂で覆われた樹脂モールド部と、樹脂で覆われていない露出部と、を有し、
    前記樹脂体に前記コアと前記バスバーの前記樹脂モールド部が埋め込まれ、前記コアと前記バスバーと前記樹脂体とが一体となって構成され、
    前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられ、
    前記凹部は、前記樹脂モールド部と前記露出部の境界に設けられていること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 複数の脚部及び前記脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有するコアと、
    前記脚部に巻回されたコイルと、
    前記コイルの端部と接続するバスバーと
    脂からなる樹脂体と、
    を備え、
    前記バスバーは、前記樹脂で覆われた樹脂モールド部と、樹脂で覆われていない露出部と、を有し、
    前記樹脂体に前記コアと前記バスバーの前記樹脂モールド部が埋め込まれ、前記コアと前記バスバーと前記樹脂体とが一体となって構成され、
    前記樹脂体は、
    前記ヨーク部を被覆するヨーク被覆部と、
    前記ヨーク被覆部に設けられ、樹脂が注入される樹脂射出孔の跡である注入跡と、
    を有し、
    前記注入跡は、前記ヨーク被覆部の長手方向の長さの中間からずれて形成され、
    前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられていること、
    を特徴とするリアクトル。
  3. 複数の脚部及び前記脚部を繋ぐ一対のヨーク部を有するコアと、
    前記脚部に巻回されたコイルと、
    前記コイルの端部と接続するバスバーと、
    を備え、
    前記バスバーは、樹脂で覆われた樹脂モールド部と、樹脂で覆われていない露出部と、を有し、
    前記露出部には、前記バスバーの端面を切り欠いた凹部が設けられ、
    前記バスバーは、前記凹部が設けられている反対側の端面が膨出してなる膨出部を有すること、
    を特徴とするリアクトル。
  4. 前記バスバーは、前記凹部が設けられている反対側の端面が膨出してなる膨出部を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
  5. 前記凹部は、前記樹脂モールド部と前記露出部の境界又は境界近傍に設けられていること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載のリアクトル。
  6. 底面と、前記底面から立ち上がる側壁と、を有するケースを更に備え、
    前記凹部は、前記側壁の縁面と対向して設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のリアクトル。
  7. 前記バスバーは、板状体であること、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のリアクトル。
  8. 前記バスバーは、前記コイルの端部と溶接され、接合していること、
    を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のリアクトル。
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