JP6570982B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
[1−1.概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。
本実施形態のリアクトルの各部の詳細構成について、図1〜図5を用いて説明する。なお、本明細書において、図1に示すz軸方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。各部材の構成を説明するのに、「下」は「底」や「裏」とも称する。z軸方向は、リアクトルの上下方向であり、リアクトルの高さ方向である。
環状コア10は、環状形状を有する。本実施形態では、環状コア10は、図2に示すように、環状の一部に一対の平行な直線部分と、これら直線部分を繋ぐU字形状の連結部分とを有する環状形状である。従って、リアクトル本体1の形状も環状コア10に倣い、環状形状である。
樹脂部材2は、環状コア10の外周を樹脂により被覆している部材である。従って、樹脂部材2は、環状コア10の形状に倣って環状に形成されている。すなわち、一対の直線部分とこれら直線部分を繋ぐ連結部分とを有している。
コイル5は、絶縁被覆を有する導線である。本実施形態では、コイル5は、平角線のエッジワイズコイルである。但し、コイル5の線材や巻き方は平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であっても良い。
リアクトルには、温度センサ9が設けられている。温度センサ9は、リアクトル内部の温度を検出する。温度センサ9は、温度検出部9aと、温度検出部9aに接続されたリード線9bとからなる。温度検出部9aは、保持部22bに保持され、リード線9bは、保持部22bの一部に巻回されるとともに、引っかけ部22dに引っかけられ、外部の機器や回路に接続される。
図6は、ケース4の斜視図である。図1、図2及び図6に示すように、ケース4は、リアクトル本体1を収容する収容部材である。ケース4は、例えばアルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性を有する。
(1)本実施形態のリアクトルは、環状コア10及び環状コア10の周囲を覆う樹脂部材2を有するリアクトル本体1と、側壁を有し、リアクトル本体1を収容するケース4と、を備える。樹脂部材2は、ケース4の側壁と対向する部分に前記リアクトルの高さ方向に対して下方に向かって窄むように傾斜する傾斜部23を設けるようにした。
本発明は、第1の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、第1の実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
10 環状コア
11、12 U字型コア
13 I字型コア
14 スペーサ
2 樹脂部材
21 樹脂体
21a、21b 直線部
21c 連結部
21d 引っかけ部
22 樹脂体
22a 連結部
22b 保持部
23 傾斜部
24、25 露出部
31 固定部
32 ネジ
4 ケース
41 ネジ挿入穴
42 締結部
43 ネジ挿入穴
44 ケースの内周面の下部
45 ケースの内周面の上部
5 コイル
51a、51b コイル
51c 連結線
52a、52b 端部
6 充填成形部
71 端子台
71a、71b ネジ挿入穴
72a、72b 端子
73 ネジ
9 温度センサ
9a 温度検出部
9b リード線
Claims (5)
- コア及び前記コアの周囲を覆う樹脂部材を有するリアクトル本体と、
側壁を有し、前記リアクトル本体を収容するケースと、
を備えるリアクトルであって、
前記樹脂部材は、前記側壁と対向する部分に前記リアクトルの高さ方向に対して下方に向かって窄むように傾斜する傾斜部が設けられ、
前記側壁の内周面には、前記リアクトルの高さ方向に対して、上部と下部とで異なる傾斜が設けられ、上部の傾斜が、下部の傾斜より傾いており、
前記傾斜部は、前記側壁の内周面の上部の傾斜と平行すること、
を特徴とするリアクトル。 - コア及び前記コアの周囲を覆う樹脂部材を有するリアクトル本体と、
側壁を有し、前記リアクトル本体を収容するケースと、
を備えるリアクトルであって、
前記樹脂部材は、前記側壁と対向する部分に前記リアクトルの高さ方向に対して下方に向かって窄むように傾斜する傾斜部が設けられ、
前記傾斜部は、前記リアクトルの高さ方向に対して、上部と下部とで異なる傾斜が設けられ、前記傾斜部の上部と下部の境界の位置が、前記ケースの側壁の上端の高さより高いこと、
を特徴とするリアクトル。 - 前記傾斜部と対向する前記側壁の内周面は、前記リアクトルの高さ方向に対して下方に向かって窄むように傾斜していること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。 - 前記ケースと前記リアクトル本体との間の隙間に形成された充填成形部を備え、
前記樹脂部材は、前記コアの前記側壁と対向する表面を露出させる露出部を有し、
前記充填成形部が、前記露出部を塞ぐこと、
を特徴する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリアクトル。 - 前記露出部は、前記傾斜部の下方に設けられていること、
を特徴とする請求項4に記載のリアクトル。
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JP2015229366A JP6570982B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | リアクトル |
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JP2017098420A JP2017098420A (ja) | 2017-06-01 |
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