JP6628545B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
(1)前記リアクトル本体は、圧粉磁心からなるコアと、前記コアの周囲を被覆する樹脂部材と、前記コアの一部の周囲を覆うように前記樹脂部材の外周に装着されたコイルと、を備えること。
(2)前記樹脂部材は、前記コアの縁を覆う縁被覆部と、前記コイルの外部に位置し、前記コアの底面を露出させる開口部と、を有すること。
(3)前記縁被覆部には、前記開口部と、前記リアクトル本体と前記ケースの壁との間の隙間とを連通させる切欠き部が設けられていること。
(4)前記切欠き部が設けられた箇所に前記縁被覆部の厚みを有すること。
(5)前記切欠き部は、前記ケースの壁と対向する前記縁被覆部に設けられていること。
(6)前記コアは、直線部を有する略矩形の外形を有する環状形状を有し、前記コイルは、前記直線部の周囲を覆うように前記樹脂部材の外周に装着され、前記ケースの壁は、前記リアクトル本体の周囲を囲うように、前記リアクトル本体より一回り大きい略矩形上に配置され、前記切欠き部は、前記コイル外部の、前記直線部と平行な前記縁被覆部に設けられていること。
(7)前記リアクトル本体と前記ケースとの隙間に形成された充填樹脂部を備え、前記充填樹脂部は、前記開口部から露出した前記コアの底面と前記ケースの底面とに接触していること。
[1−1.概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。
本実施形態のリアクトルの各部の詳細構成について、図1〜図6を用いて説明する。なお、本明細書において、図1に示すz軸方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。各部材の構成を説明するのに、「下」は「底」や「裏」とも称する。
環状コア10は、環状形状を有する。本実施形態では、環状コア10は、図2に示すように、環状の一部に一対の平行な直線部分と、これら直線部分を繋ぐU字形状の連結部分とを有し、角が丸みを帯びた環状形状である。換言すれば、環状コア10は、その外形が略矩形の環状形状を有する。従って、リアクトル本体1の形状も環状コア10に倣い、外形が略矩形の環状形状である。
樹脂部材2は、環状コア10の外周を樹脂により被覆している部材である。従って、樹脂部材2は、環状コア10の形状に倣って環状に形成されている。すなわち、一対の直線部分とこれら直線部分を繋ぐ連結部分とを有している。
コイル5は、絶縁被覆を有する導線である。本実施形態では、コイル5は、平角線のエッジワイズコイルである。但し、コイル5の線材や巻き方は平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であっても良い。
リアクトルには、温度センサ9が設けられている。温度センサ9は、リアクトル内部の温度を検出する。温度センサ9は、温度検出部9aと、温度検出部9aに接続されたリード線9bとからなる。温度検出部9aは、ホルダ22bに保持され、リード線9bは、ホルダ22bの一部に巻回されるとともに、引っかけ部22dに引っかけられ、外部の機器や回路に接続される。
図1及び図2に示すように、ケース4は、リアクトル本体1を収容する収容部材である。ケース4は、例えばアルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性を有する。
(1)本実施形態のリアクトルは、リアクトル本体1と、リアクトル本体1を隙間を空けて収容するケース4と、を備え、リアクトル本体1は、圧粉磁心からなる環状コア10と、環状コア10の周囲を被覆する樹脂部材2と、環状コア10の一部の周囲を覆うように樹脂部材2の外周に装着されたコイル5と、を備える。樹脂部材2は、環状コア10の縁を覆う縁被覆部25と、コイル5の外部に位置し、環状コア10の底面を露出させる開口部24と、を有し、縁被覆部25には、開口部24と、前記リアクトル本体と前記ケースの壁との間の隙間とを連通させる切欠き部26を設けるようにした。
本発明は、第1の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、第1の実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
10 環状コア
11、12 U字型コア
12a、B コアバリ
13 I字型コア
14 スペーサ
2 樹脂部材
21 樹脂体
21a、21b 直線部
21c 連結部
22 樹脂体
22a 連結部
22b ホルダ
23、24 開口部
25 縁被覆部
26 切欠き部
26a、26b 切欠き部
31 固定部
32 ネジ
4 ケース
41 ネジ挿入穴
42 締結部
43 ネジ挿入穴
5 コイル
51a、51b コイル
51c 連結線
52a、52b 端部
6 充填樹脂部
71 端子台
71a、71b ネジ挿入穴
72a、72b 端子
73 ネジ
K 角部
Claims (6)
- リアクトル本体と、
前記リアクトル本体を隙間を空けて収容するケースと、
を備え、
前記リアクトル本体は、
圧粉磁心からなるコアと、
前記コアの周囲を被覆する樹脂部材と、
前記コアの一部の周囲を覆うように前記樹脂部材の外周に装着されたコイルと、
を備え、
前記樹脂部材は、
前記コアの縁を覆う縁被覆部と、
前記コイルの外部に位置し、前記コアの底面を露出させる開口部と、
を有し、
前記縁被覆部には、前記開口部と、前記リアクトル本体と前記ケースの壁との間の隙間とを連通させる切欠き部が設けられ、
前記切欠き部が設けられた箇所に前記縁被覆部の厚みを有すること、
を特徴とするリアクトル。 - 前記切欠き部は、前記ケースの壁と対向する前記縁被覆部に設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。 - 前記コアは、直線部を有する略矩形の外形を有する環状形状を有し、
前記コイルは、前記直線部の周囲を覆うように前記樹脂部材の外周に装着され、
前記ケースの壁は、前記リアクトル本体の周囲を囲うように、前記リアクトル本体より一回り大きい略矩形上に配置され、
前記切欠き部は、前記コイル外部の、前記直線部と平行な前記縁被覆部に設けられていること、
を特徴とする請求項2に記載のリアクトル。 - 前記コアは、直線部と、前記直線部の両端に位置する角部と、を有する環状形状であり、
前記コイルは、前記直線部の周囲を覆うように前記樹脂部材の外周に装着され、
前記ケースの壁は、前記リアクトル本体の周囲を囲うように、前記リアクトル本体より一回り大きい略矩形上に配置され、
前記切欠き部は、前記コイル外部の、前記角部を被覆する前記縁被覆部に設けられていること、
を特徴とする請求項2に記載のリアクトル。 - 前記リアクトル本体と前記ケースとの隙間に形成された充填樹脂部を備え、
前記充填樹脂部は、前記開口部から露出した前記コアの底面と前記ケースの底面とに接触していること、
を特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のリアクトル。 - 前記樹脂部材は、一対の前記切欠き部を有し、
一方の前記切欠き部は、その幅が前記開口部側で広く前記リアクトル本体の外部にかけて先細る形状を有し、
他方の前記切欠き部は、その幅が前記リアクトル本体の外部側で広く前記開口部にかけて先細る形状を有すること、
を特徴とする請求項5に記載のリアクトル。
Priority Applications (1)
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JP2015200197A JP6628545B2 (ja) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | リアクトル |
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JP2015200197A JP6628545B2 (ja) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | リアクトル |
Publications (2)
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JP2017073491A JP2017073491A (ja) | 2017-04-13 |
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ID=58538353
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JP2015200197A Active JP6628545B2 (ja) | 2015-10-08 | 2015-10-08 | リアクトル |
Country Status (1)
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2015
- 2015-10-08 JP JP2015200197A patent/JP6628545B2/ja active Active
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