JPH0817657A - 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル - Google Patents

閉磁路鉄芯モールド型点火コイル

Info

Publication number
JPH0817657A
JPH0817657A JP6143625A JP14362594A JPH0817657A JP H0817657 A JPH0817657 A JP H0817657A JP 6143625 A JP6143625 A JP 6143625A JP 14362594 A JP14362594 A JP 14362594A JP H0817657 A JPH0817657 A JP H0817657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
resin
shaped iron
frame
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6143625A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Kawai
川井  一秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP6143625A priority Critical patent/JPH0817657A/ja
Publication of JPH0817657A publication Critical patent/JPH0817657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な部品を用いることなく簡単な構成で磁
気音の低減を図る閉磁路鉄芯型モールド型点火コイルを
提供する。 【構成】 エラストマ材10、11により被覆されたコ
字状鉄芯部材8と中央鉄芯部材1の間に空隙を有する閉
磁路鉄芯が構成され、樹脂ケース14の内部に絶縁樹脂
16が充填封入される。一次コイル3の通電と遮断の繰
り返しによるコ字状鉄芯部材8の変位量大の部分に鉄芯
部材露出部103を形成する。この部分はエラストマ材
の除去部分である。この除去穴部分にエラストマ材より
も硬い注型樹脂を充填する。これにより、コ字状鉄芯部
材8の近傍でエラストマ材10、11が応力緩和を果た
し注型樹脂に局部クラックが発生するのを防止し、しか
も、コ字状鉄芯部材8と中央鉄芯1の間の空隙ならびに
その反対側の部分に相対的に硬い注型樹脂を充填するこ
とで、コ字状鉄芯部材8の変位量を抑制し、磁気音を低
減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火装置に
用いられる閉磁路鉄芯モールド型点火コイルに係る。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンの点火装置に閉磁路鉄芯
モールド型点火コイルを使用する場合、その点火コイル
の取付位置によっては、点火コイルから発生する磁気音
が車室内に伝わり、車室内の静粛を阻害することがあ
る。このような点火コイルから発生する磁気音を低減す
るための従来技術としては、点火コイルの車両取付部に
防振ゴム等を設けることで磁気音を低減したり、またコ
イル鉄芯空隙部分に弾性部材を設けて磁気音を低減する
方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の点火コイルによると、防振ゴム、弾性部
材等の部品を使用するため、通常の点火コイルの機能を
構成するための構成要素に加えてさらに別部品追加によ
るコストアップを免れない。一般に、点火コイル磁気音
の発生は、主に珪素鋼板から形成される外周コアの振動
量が大きいことに起因しているものと考えられている。
詳細には、一次コイル通電時に鉄芯空隙部に発生した吸
引力により外周コアが中心コアに引き寄せられ、次に一
次コイル遮断時にこの吸引力が解消されることにより外
周コアが元の位置に戻り、この外周コアの吸引による引
張動作と解放による戻り動作の繰り返しに伴う外周コア
の振動によるものとされている。この振動に伴い発生す
る磁気音の音圧レベルは外周コアの振動量に相関する。
【0004】また中心コアも外周コアもいずれも薄板状
の珪素鋼板を重ね合わせて固定されて形成されるため、
この固い珪素鋼板からなる中心コアおよび外周コアの周
囲にはエラストマ(ゴム)やエポキシ樹脂等を充填して
形成されているのが通常である。例えば従来の閉磁路鉄
芯モールド型点火コイルとして図6に示すようなものが
ある。中心コア1の外周に一次ボビン2が固定され、こ
の一次ボビン2の外周部に一次コイル3が巻かれてお
り、一次コイル3の外周部に二次ボビン4が一次ボビン
2のつば部に固定され、この二次ボビン4の外周部に二
次コイル5が巻かれている。そして中心コア1の凸部1
aが上部コア6の凹部6aに圧入固定されている。上部
コア6の外周にはエラストマ材7が上部コア6と一体に
モールド成形されている。上部コア6の凸部6bは、コ
字状の外周コア8の凹部8aに圧入固定されており、外
周コア8の外周部と内周部にはエラストマ材10、11
がこの外周コア8と一体にモールド成形されている。そ
して、樹脂ケース14に中心コア1、一次ボビン2、一
次コイル3、二次ボビン4、二次コイル5、上部コア
6、外周コア8、エラストマ材7、10、11が収容さ
れ、樹脂ケース14の内部の空間隙間部に注型樹脂16
が充填されている。
【0005】薄板状の珪素鋼板を複数枚重ね合わせて形
成される外周コア8の熱膨張率と注型樹脂の熱膨張率と
では大差があることから、点火コイルの作動時、外周コ
ア8とその内部の注型樹脂16との熱膨張差によりクラ
ックが入りやすいので、このようなクラック発生防止の
ため、柔軟性のエラストマ材11等が外周コア8の内周
側に被覆されて緩衝材の役割を果たしている。中心コア
1と外周コア8との隙間部分は磁気回路の一部を構成す
るエアギャップ部20になるが、このエアギャップ部2
0にも注型樹脂16が充填されている。
【0006】この点火コイルの作動は、一次コイル3の
通電時、中心コア1と外周コア8との間のエアギャップ
部20に発生した吸引力で外周コア8が中心コア1側に
引き寄せられ、この一次コイル遮断時には、吸引力が解
消されてそれまで引き寄せられていた外周コア8が吸引
力から開放されて元の位置に戻ろうとする。この外周コ
ア8の中心コア1と対面するエアギャップ部20におい
ては、外周コア8が図6で上下に変位し、一次コイル3
への通電と遮断の繰り返しによりエアギャップ部20近
傍の外周コア3の変位の変化により振動量が増大し磁気
音が顕著になる。近年車両の低騒音化が進み、このよう
なコイルの磁気音を低減することが重要な課題になって
いる。
【0007】本発明は、特別な部品を用いることなく簡
単な構成で磁気音の低減を図るようにした閉磁路鉄芯型
モールド型点火コイルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
閉磁路鉄芯モールド型点火コイルは、弾性部材により被
覆された枠状鉄芯の内部に中央鉄芯を組み込み、前記枠
状鉄芯と前記中央鉄芯の間に空隙を有する閉磁路鉄芯を
構成し、前記枠状鉄芯と前記中央鉄芯を樹脂ケースに収
容し、前記樹脂ケースの内部に絶縁樹脂が充填封入され
る閉磁路鉄芯モールド型点火コイルであって、前記枠状
鉄芯と前記樹脂ケースとの間を注型樹脂により接着固定
したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の閉磁路鉄芯モールド型点火
コイルは、前記枠状鉄芯の前記中央鉄芯側と反対側面に
被覆される弾性部材部分を除去し、この除去穴部分に注
型樹脂を充填することで枠状鉄芯と樹脂ケースとを接着
固定したことを特徴とする。請求項3記載の閉磁路鉄芯
モールド型点火コイルは、前記枠状鉄芯を被覆するエア
ギャップと反対側の弾性部材を一部除去し、この弾性部
材を除去したことで形成される前記枠状鉄芯の露出面積
が、前記空隙において前記中央鉄芯が前記枠状鉄芯心に
投影する投影面積よりも大であることを特徴とする。
【0010】前記弾性部材は、例えばエラストマ等のゴ
ム材を用いることが好ましく、注型樹脂は、例えばエポ
キシ材を用いることが好ましい。注型樹脂は前記弾性部
材よりも硬いし外力が作用してもはるかに変形し難い特
性をもつ。
【0011】
【作用および発明の効果】本発明の閉磁路鉄芯型モール
ド型点火コイルによると、一次コイルの通電と遮断の繰
り返しによる枠状鉄芯の変位量大の部分に弾性部材除去
部分を形成し、この除去穴部分に弾性部材よりも硬い注
型樹脂を充填する構成にしたため、枠状鉄芯の近傍で
弾性部材が応力緩和を果たし注型樹脂に局部クラックが
発生するのを防止するという利点を保持し、枠状鉄芯
と中央鉄芯の間の空隙ならびにその反対側の部分に相対
的に硬い注型樹脂を充填することで、吸引力が大の部分
の枠状鉄芯の変位量を抑制し、磁気音を低減する。従
って、特別の部品を追加することなく、枠状鉄芯と弾性
部材との一体品の一部分を変更することで磁気音の大き
な低減効果が得られるという効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の閉磁路鉄芯モールド型点火コイ
ルの一実施例を示している。図1において、コア部21
は、中央鉄芯1と、コ字状鉄芯部材8と上部鉄芯部材6
とから形成される。コ字状鉄芯部材8と上部鉄芯部材6
が「枠状鉄芯」に相当する。
【0013】これらの中央鉄芯1、コ字状鉄芯部材8、
上部鉄芯部材6は、珪素鋼板からなる薄板状板を複数枚
重ね合わせて固定されて形成されている。中央鉄芯1
は、その図1で上側の一端が上部鉄芯部材6にその凹部
6aと凸部1aとで連結接続され、図1で下側の他端が
コ字状鉄芯部材8の中間部に約1mm程度の空隙(エア
ギャップ)δをおいて対向している。これにより、コ字
状鉄芯部材8と上部鉄芯部材6とで形成される枠状鉄芯
23と、枠状鉄芯23の中空部分に位置する中央鉄芯1
とにより、閉磁気回路が構成される。
【0014】枠状鉄芯23の一部を構成するコ字状鉄芯
部材8の外側と内側はエラストマ材10、11によりコ
字状鉄芯部材8と一体にモールド成形されており、上部
鉄芯部材6の外側と内側もエラストマ材24、25によ
り上部鉄芯部材6と一体にモールド成形されている。こ
れらの枠状鉄芯23は、エラストマ材10、11、2
4、25とでモールド成形された後、樹脂ケース14の
内部に挿入される。
【0015】中央鉄芯1には、その外側に一次コイル3
が装着された樹脂製の一次ボビン2と、二次コイル5が
装着された二次ボビン4とが嵌合されている。一次ボビ
ン2と二次ボビン4とを中央鉄芯1に組み付けた後、上
部鉄芯部材6の凹部6aに中央鉄芯1の凸部1aを圧入
固定し、その後に上部鉄芯部材6の凸部6bにコ字状鉄
芯部材8の凹部8aを圧入固定する。すると、枠状鉄芯
23の内部に中央鉄芯1、一次コイル3、一次ボビン
2、二次コイル5、二次ボビン4等の各構成部品が組み
込まれる。
【0016】閉磁路鉄芯の内部の空間部分においては、
絶縁樹脂16が充填封入されており、絶縁樹脂16に
は、例えばエポキシ樹脂等の優れた密着性を有する熱硬
化性樹脂が用いられ、枠状鉄芯23の内部に各構成部品
を組み込んだ後、熱硬化性樹脂を液状の状態で上部鉄芯
部材6側から注入し、その後、熱硬化させることにより
形成される。
【0017】樹脂ケース14と絶縁樹脂16との間には
弾性部材としてのエラストマ材10、11、24、25
が設けられる。弾性部材10、11、24、25は、絶
縁樹脂16の熱硬化後の密着性、鉄芯部材への一体モー
ルド成形状、コスト等より例えばオレフィン系のエラス
トマ樹脂を用いる。点火コイルの製造手順の一例を示す
と次のとおりである。 (1) 一次コイル3が装着された樹脂製の一次ボビン2
と、二次コイル5が装着された二次ボビン4とを中央鉄
芯1の外側に嵌合する。(2) コ字状鉄芯部材8は、その
外側と内側をエラストマ材10、11によりコ字状鉄芯
部材8と一体にモールド成形する。上部鉄芯部材6も同
様にその外側と内側をエラストマ材24、25により上
部鉄芯部材6と一体にモールド成形する。(3) 上部鉄芯
部材6の凹部6aに中央鉄芯1の凸部1aを圧入固定
し、その後に上部鉄芯部材6の凸部6bにコ字状鉄芯部
材8の凹部8aを圧入固定する。(4) 樹脂ケース14の
内部に、枠状鉄芯23、中央鉄芯1、一次コイル3、一
次ボビン2、二次コイル5、二次ボビン4等の各構成部
品が組み込まれる。(5) 樹脂ケース14の内部にエポキ
シ樹脂を注入し充填する。このとき樹脂ケース14内の
隙間にエポキシ樹脂が充填封入される。
【0018】次に、樹脂ケース14の内部に液状の樹脂
を注入する前、コ字状鉄芯部材8とエラストマ材10、
11とがモールド一体成形された状態を図2、図3およ
び図4に示す。コ字状鉄芯部材8は、珪素鋼板からなる
薄板を複数枚重ね合わせて形成されるものである。その
外周部にはエラストマ材からなる内側部分のエラストマ
材11と、外側部分からなるエラストマ材10によりコ
字状鉄芯部材8が被覆されている。
【0019】 内側のエラストマ材11に形成される
コ字状鉄芯部材8の露出部101は、樹脂注入時に樹脂
が充填される空間部であって、樹脂注入後、中央鉄芯1
とコ字状鉄芯部材8とを注型樹脂により接着固定する役
割がある。この樹脂注入部は磁気回路上はエアギャップ
を構成する。 この露出部101に対応するコ字状鉄芯8の反対側
の面にも同様にコ字状鉄芯部材露出部103が形成され
る。このコ字状鉄芯部材露出部103は、後述するよう
に、樹脂ケース14とコ字状鉄芯部材8とを注型樹脂に
より接着固定するための部分である。このコ字状鉄芯部
材露出部103に注型樹脂を導く通路として溝部102
が内側エラストマ材11から外側エラストマ材10の側
面にかけて形成されている。樹脂注入後はこの部分がエ
ラストマ材よりも硬いため変形しにくいので磁気音の低
減効果が大きい。
【0020】本実施例では、枠状鉄芯23のコ字状鉄芯
部材8の中央鉄芯1の軸心延長線方向に対応する部分に
コ字状鉄芯露出部103を形成し、このコ字状鉄芯露出
部103に注型樹脂を充填接着固定することにより、コ
字状鉄芯部材8と樹脂ケース14とを接着固定する。本
実施例によると、一次コイル3への通電時の一次電流と
二次コイル5への二次電圧との関係を示すと図5に示す
とおりである。一次コイル3へ一次電流が供給され、こ
の一次電流が遮断された直後に二次コイル5に二次電圧
が発生する。この一次電流の通電状態から遮断状態への
切替わり時に磁束密度の大きな変化により中央鉄芯1と
コ字状鉄芯部材8とのエアギャップ20との近傍におい
て振動が発生し、この振動による磁気音が発生する。こ
こで、コ字状鉄芯部材8の熱膨張係数と絶縁樹脂16の
熱膨張係数の差は比較的大きいため、コ字状鉄芯部材8
の鋭角部においてエラストマ材10、11が被覆されて
いることで、このエラストマ材により絶縁樹脂16にク
ラック等が発生するのが防止されている。
【0021】本実施例では、コ字状鉄芯部材8の中央鉄
芯1側の部分で絶縁樹脂16が充填されており、この中
央鉄芯1が投影されるエアギャップ反対側のコ字状鉄芯
部材8の部分にも絶縁樹脂16が充填されている。これ
により、中央鉄芯1とコ字状鉄芯部材8との間並びにコ
字状鉄芯部材8と樹脂ケース14との間に注型樹脂(エ
ポキシ)樹脂で相互間が堅固に接着固定されている。し
たがって、コ字状鉄芯部材の振動を抑制するため、コ字
状鉄芯部材8の中央鉄芯1が対向する部分における振動
を抑制するため、磁気音の音圧レベルを低減する効果が
得られる。
【0022】このエアギャップの部分並びに反対側の部
分においては、一次コイル3の通電と遮断に伴う中央鉄
芯1による吸引力が大きく作用する箇所であることか
ら、樹脂充填によるコ字状鉄芯8の変位抑制効果は大で
ある。すなわちこの振動の抑制による磁気音の抑制効果
が大となる。本実施例によると、閉磁路を構成する鉄芯
の変位が大の部分にあらかじめ弾性部材の設けられない
空隙部を形成し、この空隙部に弾性部材よりも硬い絶縁
樹脂を充填することで、この絶縁樹脂によりコ字状鉄芯
部材と中央鉄芯並びにコ字状鉄芯部材と樹脂ケースとを
接着固定するため、コ字状鉄芯部材の変位を抑制し、振
動低減による磁気音を抑制する効果がある。また本実施
例によると鉄芯部分の周囲で鋭角部分においては樹脂ク
ラックが発生するのを防止するため弾性部材であるエラ
ストマ材で被覆しているため、この被覆される部分にお
いては樹脂クラックの発生が防止される。
【0023】なお、本発明では、鉄芯の変形量の大の箇
所、鉄芯の曲げ変形に伴う振幅の大きな箇所等にあらか
じめエラストマ材等の弾性部材のない鉄芯露出部を設
け、この鉄芯露出部に注型樹脂を接着固定することで任
意の箇所の変位量大による振動低減効果が得られる。以
上説明したように本発明の閉磁路鉄芯モールド型点火コ
イルによると、特別な部品を追加することなく、コ字状
鉄芯部材の一部、弾性部材箇所を一部変更することのみ
で大きな磁気音低減効果が得られるという顕著な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による閉磁路鉄芯モールド型点
火コイルの断面図である。
【図2】本発明の実施例の枠状鉄芯の一部を示す平面図
である。
【図3】図2に示すIII 方向矢視図である。
【図4】図3に示すIV方向矢視図である。
【図5】本発明の実施例による点火コイルの一次電流と
二次電圧の各波形を示す特性図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 中央鉄芯 2 一次ボビン 3 一次コイル 4 二次ボビン 5 二次コイル 6 上部鉄芯部材(枠状鉄芯) 8 コ字状鉄芯部材(枠状鉄芯) 10、11、24、25 エラストマ材(弾性部材) 16 絶縁樹脂(注型樹脂) 23 枠状鉄芯 101 コ字状鉄芯部材露出部 102 溝部 103 コ字状鉄芯部材露出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材により被覆された枠状鉄芯の内
    部に中央鉄芯を組み込み、前記枠状鉄芯と前記中央鉄芯
    の間に空隙を有する閉磁路鉄芯を構成し、前記枠状鉄芯
    と前記中央鉄芯を樹脂ケースに収容し、前記樹脂ケース
    の内部に絶縁樹脂が充填封入される閉磁路鉄芯モールド
    型点火コイルであって、 前記枠状鉄芯と前記樹脂ケースとの間を注型樹脂により
    接着固定したことを特徴とする閉磁路鉄芯モールド型点
    火コイル。
  2. 【請求項2】 前記枠状鉄芯の前記中央鉄芯側と反対側
    面に被覆される弾性部材部分を除去し、この除去穴部分
    に注型樹脂を充填することで枠状鉄芯と樹脂ケースとを
    接着固定したことを特徴とする請求項1記載の閉磁路鉄
    芯モールド型点火コイル。
  3. 【請求項3】 前記枠状鉄芯の前記中央鉄芯側と反対側
    面に被覆する弾性部材を一部除去し、この弾性部材を除
    去したことで形成される前記枠状鉄芯の露出面積が、前
    記空隙において前記中央鉄芯が前記枠状鉄芯心に投影す
    る投影面積よりも大であることを特徴とする請求項1記
    載の閉磁路鉄芯モールド型点火コイル。
JP6143625A 1994-06-24 1994-06-24 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル Pending JPH0817657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6143625A JPH0817657A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6143625A JPH0817657A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0817657A true JPH0817657A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15343109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6143625A Pending JPH0817657A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0817657A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0859383A2 (en) * 1997-02-14 1998-08-19 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6930583B2 (en) 1997-02-14 2005-08-16 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US7132916B2 (en) * 2003-12-17 2006-11-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ignition coil
JP2007081085A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Hitachi Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2012049540A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Rolls Royce Plc 電磁石装置
EP2528074A2 (en) 2011-05-27 2012-11-28 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Ignition coil for internal combustion engine
JP2016066727A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社デンソー 点火コイル
JP2017073491A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社タムラ製作所 リアクトル
WO2017179118A1 (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 三菱電機株式会社 内燃機関用点火装置
JP2020526940A (ja) * 2017-07-13 2020-08-31 ダイアモンド エレクトリック マニュファクチュアリング コーポレイション 電磁デバイス及びその熱管理

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0859383A2 (en) * 1997-02-14 1998-08-19 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
EP0859383A3 (en) * 1997-02-14 1998-09-23 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6208231B1 (en) 1997-02-14 2001-03-27 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6525636B1 (en) 1997-02-14 2003-02-25 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6930583B2 (en) 1997-02-14 2005-08-16 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6977574B1 (en) 1997-02-14 2005-12-20 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US6995644B2 (en) 1997-02-14 2006-02-07 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US7068135B1 (en) 1997-02-14 2006-06-27 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US7071804B2 (en) 1997-02-14 2006-07-04 Denso Corporation Stick-type ignition coil having improved structure against crack or dielectric discharge
US7132916B2 (en) * 2003-12-17 2006-11-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ignition coil
JP2007081085A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Hitachi Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2012049540A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Rolls Royce Plc 電磁石装置
EP2528074A2 (en) 2011-05-27 2012-11-28 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Ignition coil for internal combustion engine
JP2012248645A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関用点火コイル
US8922314B2 (en) 2011-05-27 2014-12-30 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Ignition coil for internal combustion engine
EP2528074A3 (en) * 2011-05-27 2017-11-29 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Ignition coil for internal combustion engine
JP2016066727A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 株式会社デンソー 点火コイル
JP2017073491A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社タムラ製作所 リアクトル
WO2017179118A1 (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 三菱電機株式会社 内燃機関用点火装置
JPWO2017179118A1 (ja) * 2016-04-12 2018-06-14 三菱電機株式会社 内燃機関用点火装置
US11250989B2 (en) 2016-04-12 2022-02-15 Mitsubishi Electric Corporation Internal combustion engine ignition device
JP2020526940A (ja) * 2017-07-13 2020-08-31 ダイアモンド エレクトリック マニュファクチュアリング コーポレイション 電磁デバイス及びその熱管理

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0817657A (ja) 閉磁路鉄芯モールド型点火コイル
JP2006294914A (ja) 内燃機関用点火装置
WO2007037115A1 (ja) スピーカ
JP2003303724A (ja) 内燃機関用点火コイル
US6011457A (en) Engine igniting coil device
JPH02281720A (ja) フェライト製の磁気閉回路から成る変圧器
JPH02240902A (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH0917662A (ja) 内燃機関用点火装置
JP4704188B2 (ja) エキサイタの磁気回路構造
KR200143256Y1 (ko) 스피커의 상부플레이트 결합구조
JP2000091144A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2008017546A (ja) リニアモータ
JP5039170B2 (ja) スタータ用電磁石装置
JPH11230015A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2002336780A (ja) 振動アクチュエータ
JP4626028B2 (ja) インダクタンス素子とその製造方法
JPH11144950A (ja) 振動アクチュエータ及びその製造方法
EP1605184B1 (en) Vibration isolator and method of producing the same
JP2003178925A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP3891694B2 (ja) 防振装置
JP2707816B2 (ja) 電磁継電器
JP2000018326A (ja) 防振ゴム構造
CN117954279A (zh) 继电器及其制备方法
JPH08186038A (ja) 内燃機関用点火コイル
JPH08192442A (ja) 樹脂ブラケット防振装置の製造方法及びこの製造方法で製造された樹脂ブラケット防振装置