JPH11230015A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
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- JPH11230015A JPH11230015A JP10033272A JP3327298A JPH11230015A JP H11230015 A JPH11230015 A JP H11230015A JP 10033272 A JP10033272 A JP 10033272A JP 3327298 A JP3327298 A JP 3327298A JP H11230015 A JPH11230015 A JP H11230015A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- ignition coil
- ignition
- coil
- case
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/242—Arrangement of spark plugs or injectors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】プラグホールへの組付性とプラグホール内での
防振性能とを共に満たすことのできる内燃機関用点火コ
イルを提供する。 【解決手段】点火コイル14は、ケース16内に配設さ
れたセンタコア17、サイドコア18、二次コイル1
9、一次コイル20、イグナイタ21、ターミナル22
等を有して構成されている。プラグキャップ15は、点
火コイル14の下部に装着されており、シリコーンゴム
により略円筒状に形成されている。また、プラグキャッ
プ15の内周面には突起36が突出形成されている。そ
して、プラグキャップ15を点火プラグ13に嵌合する
と、プラグキャップ15の外周面に膨出部37が形成さ
れるとともに、膨出部37がプラグホール12の内壁面
に対して干渉するようになる。
防振性能とを共に満たすことのできる内燃機関用点火コ
イルを提供する。 【解決手段】点火コイル14は、ケース16内に配設さ
れたセンタコア17、サイドコア18、二次コイル1
9、一次コイル20、イグナイタ21、ターミナル22
等を有して構成されている。プラグキャップ15は、点
火コイル14の下部に装着されており、シリコーンゴム
により略円筒状に形成されている。また、プラグキャッ
プ15の内周面には突起36が突出形成されている。そ
して、プラグキャップ15を点火プラグ13に嵌合する
と、プラグキャップ15の外周面に膨出部37が形成さ
れるとともに、膨出部37がプラグホール12の内壁面
に対して干渉するようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のプラグ
ホール内に収容される内燃機関用点火コイルに関するも
のである。
ホール内に収容される内燃機関用点火コイルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関用点火コイル
は、内燃機関(エンジン)の使用時(運転時)等に生じ
る振動により、それ自身がプラグホール内で振動してし
まうことを防止する防振構造を有し、その構造により同
点火コイルの防振性の向上を図っている。かかる点火コ
イルとしては、例えば特開平9−186031号公報に
記載されたものが知られている。図4に、こうした点火
コイルの断面構造についてその一例を示す。
は、内燃機関(エンジン)の使用時(運転時)等に生じ
る振動により、それ自身がプラグホール内で振動してし
まうことを防止する防振構造を有し、その構造により同
点火コイルの防振性の向上を図っている。かかる点火コ
イルとしては、例えば特開平9−186031号公報に
記載されたものが知られている。図4に、こうした点火
コイルの断面構造についてその一例を示す。
【0003】図4に示すように、この点火コイル101
は、同軸状に配設された一次コイル102、二次コイル
103、センタコア104、及び一部ケース109を兼
ねるサイドコア105をはじめ、図示しない配線を介し
て上記一次コイル102に通電を行うイグナイタ10
6、そして同じく図示しない配線を介して上記二次コイ
ル103に電気的に接続され、同二次コイル103に誘
起される高電圧を点火プラグ107に対して印加する高
圧端子108等を有して構成されている。
は、同軸状に配設された一次コイル102、二次コイル
103、センタコア104、及び一部ケース109を兼
ねるサイドコア105をはじめ、図示しない配線を介し
て上記一次コイル102に通電を行うイグナイタ10
6、そして同じく図示しない配線を介して上記二次コイ
ル103に電気的に接続され、同二次コイル103に誘
起される高電圧を点火プラグ107に対して印加する高
圧端子108等を有して構成されている。
【0004】また、上記サイドコア105の下端はケー
ス109に接続されており、上記各構成部材はこれらサ
イドコア105及びケース109内に配設されるととも
に、同サイドコア105及びケース109内に充填され
たモールド樹脂によってそれら配置が固定され、且つ、
その各々の電気的な絶縁が確保されている。なお、上記
一次コイル102及び二次コイル103は、それぞれ絶
縁性の一次ボビン110及び二次ボビン111に対して
巻装されている。さらに、高圧端子108にはこれと電
気的に接続された接触子112が設けられており、同接
触子112に対して上記点火プラグ107が接触するこ
とにより二次コイル103と点火プラグ107との電気
的な導通が図られる。
ス109に接続されており、上記各構成部材はこれらサ
イドコア105及びケース109内に配設されるととも
に、同サイドコア105及びケース109内に充填され
たモールド樹脂によってそれら配置が固定され、且つ、
その各々の電気的な絶縁が確保されている。なお、上記
一次コイル102及び二次コイル103は、それぞれ絶
縁性の一次ボビン110及び二次ボビン111に対して
巻装されている。さらに、高圧端子108にはこれと電
気的に接続された接触子112が設けられており、同接
触子112に対して上記点火プラグ107が接触するこ
とにより二次コイル103と点火プラグ107との電気
的な導通が図られる。
【0005】一方、この点火コイル101には、その上
部に取着部113が突出形成されている。そして同点火
コイル101は、破線で示すエンジンのシリンダヘッド
114に対し、同取着部113を介して同じく破線で示
すボルト115により固定されている。これにより、同
図4に示される態様で、点火コイル101の軸方向(図
中上下方向)への移動が規制される。
部に取着部113が突出形成されている。そして同点火
コイル101は、破線で示すエンジンのシリンダヘッド
114に対し、同取着部113を介して同じく破線で示
すボルト115により固定されている。これにより、同
図4に示される態様で、点火コイル101の軸方向(図
中上下方向)への移動が規制される。
【0006】また、この点火コイル101の下部、すな
わちケース109の一端には、上記点火プラグ107の
頭部が被嵌されるプラグキャップ116が装着されてい
る。このプラグキャップ116は、ゴム等の弾性材料に
より形成されており、その外周面には、破線で示すプラ
グホール117の径と同径の鍔118が突出形成されて
いる。そして、同図4に示される態様で、鍔118とプ
ラグホール117内壁面とが確実に接触することによ
り、プラグホール117内での点火コイル101の図中
左右方向への移動が規制されるとともに、上述した振動
もプラグキャップ116の鍔118により吸収されるよ
うになっている。
わちケース109の一端には、上記点火プラグ107の
頭部が被嵌されるプラグキャップ116が装着されてい
る。このプラグキャップ116は、ゴム等の弾性材料に
より形成されており、その外周面には、破線で示すプラ
グホール117の径と同径の鍔118が突出形成されて
いる。そして、同図4に示される態様で、鍔118とプ
ラグホール117内壁面とが確実に接触することによ
り、プラグホール117内での点火コイル101の図中
左右方向への移動が規制されるとともに、上述した振動
もプラグキャップ116の鍔118により吸収されるよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにボルト11
5やプラグキャップ116に突出形成した鍔118など
による防振構造を採用することで、点火コイル101の
プラグホール117内での振動は好適に抑制されるよう
になる。
5やプラグキャップ116に突出形成した鍔118など
による防振構造を採用することで、点火コイル101の
プラグホール117内での振動は好適に抑制されるよう
になる。
【0008】しかしながら、上記従来の点火コイル10
1にあっては、同点火コイル101をプラグホール11
7内に挿入する際に、上記鍔118がプラグホール11
7の内壁面に干渉してしまうなど、組付性が極めて悪い
ものとなっている。また、このような組付性の悪化を改
善するために上記鍔118の大きさを小さくすることも
考えられるが、これでは点火コイル101の防振性能が
低下してしまう。
1にあっては、同点火コイル101をプラグホール11
7内に挿入する際に、上記鍔118がプラグホール11
7の内壁面に干渉してしまうなど、組付性が極めて悪い
ものとなっている。また、このような組付性の悪化を改
善するために上記鍔118の大きさを小さくすることも
考えられるが、これでは点火コイル101の防振性能が
低下してしまう。
【0009】なお従来、上述した防振構造以外に、プラ
グホールの内壁面と接触する鍔や突起等をケースの外周
面に突出形成して点火コイルの防振を図る構造が採用さ
れることもあるが、組付性の悪さはこの場合もかわらな
い。
グホールの内壁面と接触する鍔や突起等をケースの外周
面に突出形成して点火コイルの防振を図る構造が採用さ
れることもあるが、組付性の悪さはこの場合もかわらな
い。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、プラグホールへの組付性
とプラグホール内での防振性能とを共に満たすことので
きる内燃機関用点火コイルを提供することにある。
たものであって、その目的は、プラグホールへの組付性
とプラグホール内での防振性能とを共に満たすことので
きる内燃機関用点火コイルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、内燃機関のプラグホー
ル内に収容される筒状のケースを有し、該ケース内にコ
イル部が配設されるとともに、前記プラグホール内への
挿入に際し、同ケースの一端に装着された弾性体からな
るプラグキャップが点火プラグに嵌合されることで内燃
機関に組み付けられる内燃機関用点火コイルにおいて、
前記プラグキャップは、その内周面の前記点火プラグと
の嵌合部に、同点火プラグとの嵌合に伴い外周面を拡径
せしめて前記プラグホールの内壁面と干渉せしめる突起
を有してなることをその要旨としている。
め、請求項1に記載の発明では、内燃機関のプラグホー
ル内に収容される筒状のケースを有し、該ケース内にコ
イル部が配設されるとともに、前記プラグホール内への
挿入に際し、同ケースの一端に装着された弾性体からな
るプラグキャップが点火プラグに嵌合されることで内燃
機関に組み付けられる内燃機関用点火コイルにおいて、
前記プラグキャップは、その内周面の前記点火プラグと
の嵌合部に、同点火プラグとの嵌合に伴い外周面を拡径
せしめて前記プラグホールの内壁面と干渉せしめる突起
を有してなることをその要旨としている。
【0012】上記請求項1に記載の発明によれば、プラ
グキャップやケースの外周面に鍔等が突出形成されてい
ないため、当該点火コイルをプラグキャップ側からプラ
グホール内に挿入する際、それらプラグキャップやケー
スがプラグホールの内壁面と干渉することはなくなる。
また、プラグキャップが点火プラグに嵌合された際、そ
の内周面に設けられた突起によってプラグキャップはそ
の外周面が拡径されるように弾性変形し、プラグホール
の内壁面と干渉するようになる。従って、内燃機関への
組み付け後は、その防振性能も確保されるようになる。
グキャップやケースの外周面に鍔等が突出形成されてい
ないため、当該点火コイルをプラグキャップ側からプラ
グホール内に挿入する際、それらプラグキャップやケー
スがプラグホールの内壁面と干渉することはなくなる。
また、プラグキャップが点火プラグに嵌合された際、そ
の内周面に設けられた突起によってプラグキャップはそ
の外周面が拡径されるように弾性変形し、プラグホール
の内壁面と干渉するようになる。従って、内燃機関への
組み付け後は、その防振性能も確保されるようになる。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記ケース
を弾性体にて形成したことをその要旨としている。上記
請求項2に記載の発明によれば、当該点火コイルをプラ
グホール内に挿入して組み付ける際、仮にケースがプラ
グホールの内壁面と干渉することがあっても、該干渉に
起因するケースの損傷等を好適に回避することができる
ようになる。
1に記載の内燃機関用点火コイルにおいて、前記ケース
を弾性体にて形成したことをその要旨としている。上記
請求項2に記載の発明によれば、当該点火コイルをプラ
グホール内に挿入して組み付ける際、仮にケースがプラ
グホールの内壁面と干渉することがあっても、該干渉に
起因するケースの損傷等を好適に回避することができる
ようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用点火コ
イルを具体化した一実施の形態を図面に従って説明す
る。
イルを具体化した一実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0015】図1は、本実施の形態における点火コイル
を内燃機関に組み付けた状態を示す断面図である。同図
に示すように、内燃機関のシリンダヘッド11には、図
示しない燃焼室に連通するプラグホール12が形成され
ている。プラグホール12内に装着された点火プラグ1
3は、その下部が燃焼室内に突出した状態でシリンダヘ
ッド11に固定されている。なお、点火プラグ13は、
点火コイル14からの給電に基づき火花放電して燃焼室
内の混合気に着火を行う周知の装置である。
を内燃機関に組み付けた状態を示す断面図である。同図
に示すように、内燃機関のシリンダヘッド11には、図
示しない燃焼室に連通するプラグホール12が形成され
ている。プラグホール12内に装着された点火プラグ1
3は、その下部が燃焼室内に突出した状態でシリンダヘ
ッド11に固定されている。なお、点火プラグ13は、
点火コイル14からの給電に基づき火花放電して燃焼室
内の混合気に着火を行う周知の装置である。
【0016】一方、本実施の形態の点火コイル14は、
同図1に示される態様で上記プラグホール12内に挿入
され、その先端(図中下部)に装着されたプラグキャッ
プ15を通じて上記点火プラグ13に嵌合されて同点火
プラグ13への給電を行う。この点火コイル14は、ケ
ース16内に同軸状に配設されたセンタコア17、サイ
ドコア18、二次コイル19、及び一次コイル20をは
じめ、図示しない配線を介して一次コイル20に通電を
行うイグナイタ21、そして同じく図示しない配線を介
して二次コイル19に電気的に接続され、同二次コイル
19に誘起される高電圧を上記点火プラグ13に対して
印加するターミナル22等を有して構成されている。こ
れら各構成部材は、ケース16内に充填された絶縁樹脂
からなる絶縁層23によってそれら配置が固定されると
ともに、その各々の絶縁が確保されている。
同図1に示される態様で上記プラグホール12内に挿入
され、その先端(図中下部)に装着されたプラグキャッ
プ15を通じて上記点火プラグ13に嵌合されて同点火
プラグ13への給電を行う。この点火コイル14は、ケ
ース16内に同軸状に配設されたセンタコア17、サイ
ドコア18、二次コイル19、及び一次コイル20をは
じめ、図示しない配線を介して一次コイル20に通電を
行うイグナイタ21、そして同じく図示しない配線を介
して二次コイル19に電気的に接続され、同二次コイル
19に誘起される高電圧を上記点火プラグ13に対して
印加するターミナル22等を有して構成されている。こ
れら各構成部材は、ケース16内に充填された絶縁樹脂
からなる絶縁層23によってそれら配置が固定されると
ともに、その各々の絶縁が確保されている。
【0017】以下、点火コイル14を構成するこれら各
構成部材の詳細について、図2を併せ参照して更に詳述
する。本実施の形態の点火コイル14において、ケース
16は、耐熱性及び耐候性等に優れた材料であるシリコ
ーンゴムにより略円筒状に形成されている。図1及び図
2に示されるように、ケース16の中心部には円柱状を
なすセンタコア17が配設されるとともに、ケース16
の内周面には二枚板からなって略円筒状に形成されたサ
イドコア18が内嵌されている。センタコア17及びサ
イドコア18は何れも、例えば強磁性材料の珪素鋼によ
り形成されており、それらセンタコア17及びサイドコ
ア18により磁気回路の一部が構成されている。
構成部材の詳細について、図2を併せ参照して更に詳述
する。本実施の形態の点火コイル14において、ケース
16は、耐熱性及び耐候性等に優れた材料であるシリコ
ーンゴムにより略円筒状に形成されている。図1及び図
2に示されるように、ケース16の中心部には円柱状を
なすセンタコア17が配設されるとともに、ケース16
の内周面には二枚板からなって略円筒状に形成されたサ
イドコア18が内嵌されている。センタコア17及びサ
イドコア18は何れも、例えば強磁性材料の珪素鋼によ
り形成されており、それらセンタコア17及びサイドコ
ア18により磁気回路の一部が構成されている。
【0018】センタコア17には、その両端(図中上下
端)にそれぞれマグネット24が配設されており、これ
らマグネット24及びセンタコア17自身を被覆するよ
うにして例えばゴム材料よりなる弾性部25が形成され
ている。なお、マグネット24は、一次コイル20で生
じた磁束に対して反対方向の磁束を磁路中に発生させる
ためのものであり、弾性部25は、点火コイル14内部
に生じた応力を吸収するためのものである。
端)にそれぞれマグネット24が配設されており、これ
らマグネット24及びセンタコア17自身を被覆するよ
うにして例えばゴム材料よりなる弾性部25が形成され
ている。なお、マグネット24は、一次コイル20で生
じた磁束に対して反対方向の磁束を磁路中に発生させる
ためのものであり、弾性部25は、点火コイル14内部
に生じた応力を吸収するためのものである。
【0019】また、弾性部25には二次ボビン26が外
嵌されている。この二次ボビン26は耐熱性及び絶縁性
等に優れた変性PPE(ポリフェニレンエーテル)によ
り略円筒状に形成されている。二次ボビン26の外周に
は長手方向に沿って複数のリブ27が突出形成されてお
り、上記二次コイル19は、二次ボビン26の各リブ2
7間に積層するようにして巻装されている。
嵌されている。この二次ボビン26は耐熱性及び絶縁性
等に優れた変性PPE(ポリフェニレンエーテル)によ
り略円筒状に形成されている。二次ボビン26の外周に
は長手方向に沿って複数のリブ27が突出形成されてお
り、上記二次コイル19は、二次ボビン26の各リブ2
7間に積層するようにして巻装されている。
【0020】二次ボビン26の下部内面には金属材料か
らなる上記ターミナル22が配設されている。このター
ミナル22は上述のように、図示しない配線によって二
次コイル19に電気的に接続されている。また、ターミ
ナル22の盤面には菊座28が形成されており、その菊
座28には同じく金属材料からなるジョイント29が嵌
合されている。このジョイント29は、ターミナル22
に対して所定位置で固定され、その内面には同じく金属
材料からなるスプリング30が配設されている。すなわ
ち本実施の形態の点火コイル14において、二次コイル
19、ターミナル22、ジョイント29及びスプリング
30は互いに電気的に接続された関係にある。
らなる上記ターミナル22が配設されている。このター
ミナル22は上述のように、図示しない配線によって二
次コイル19に電気的に接続されている。また、ターミ
ナル22の盤面には菊座28が形成されており、その菊
座28には同じく金属材料からなるジョイント29が嵌
合されている。このジョイント29は、ターミナル22
に対して所定位置で固定され、その内面には同じく金属
材料からなるスプリング30が配設されている。すなわ
ち本実施の形態の点火コイル14において、二次コイル
19、ターミナル22、ジョイント29及びスプリング
30は互いに電気的に接続された関係にある。
【0021】また、二次コイル19とサイドコア18と
の間には二次コイル19を囲むようにして絶縁テープ3
1が配設されており、上記一次コイル20は、その絶縁
テープ31の外周に積層するようにして巻装されてい
る。このように、本実施の形態にあって、その一次コイ
ル20は、前記二次ボビン26を有してなる二次コイル
19とは異なり、ボビンを必要としないボビンレス構造
を採用している。
の間には二次コイル19を囲むようにして絶縁テープ3
1が配設されており、上記一次コイル20は、その絶縁
テープ31の外周に積層するようにして巻装されてい
る。このように、本実施の形態にあって、その一次コイ
ル20は、前記二次ボビン26を有してなる二次コイル
19とは異なり、ボビンを必要としないボビンレス構造
を採用している。
【0022】点火コイル14の上部に配設されるイグナ
イタ21は、外部端子32を介して図示しない制御装置
に電気的に接続されている。なお、イグナイタ21は、
制御装置からの点火信号に基づき、一次コイル20に流
す電流を断続制御するためのものである。
イタ21は、外部端子32を介して図示しない制御装置
に電気的に接続されている。なお、イグナイタ21は、
制御装置からの点火信号に基づき、一次コイル20に流
す電流を断続制御するためのものである。
【0023】また、点火コイル14の上部、すなわちケ
ース16の他端には、取着部33が突出形成されてお
り、同点火コイル14は、この取着部33を通じて、図
1に示される態様でボルト34によりシリンダヘッド1
1に固定されている。
ース16の他端には、取着部33が突出形成されてお
り、同点火コイル14は、この取着部33を通じて、図
1に示される態様でボルト34によりシリンダヘッド1
1に固定されている。
【0024】一方、上記絶縁層23は、例えば熱硬化性
樹脂であるエポキシ樹脂により形成されており、本実施
の形態の点火コイル14では、この絶縁層23によって
ケース16内の二次コイル19、一次コイル20、イグ
ナイタ21及びターミナル22等が被覆されている。よ
り詳しく説明すると、絶縁層23は、サイドコア18、
一次コイル20及び絶縁テープ31間や、ターミナル2
2と二次ボビン26との間のような僅かな隙間にも入り
込んでいる。なお、エポキシ樹脂は、絶縁性や接着性に
優れた樹脂材料である。
樹脂であるエポキシ樹脂により形成されており、本実施
の形態の点火コイル14では、この絶縁層23によって
ケース16内の二次コイル19、一次コイル20、イグ
ナイタ21及びターミナル22等が被覆されている。よ
り詳しく説明すると、絶縁層23は、サイドコア18、
一次コイル20及び絶縁テープ31間や、ターミナル2
2と二次ボビン26との間のような僅かな隙間にも入り
込んでいる。なお、エポキシ樹脂は、絶縁性や接着性に
優れた樹脂材料である。
【0025】そして、本実施の形態の点火コイル14に
おいて、上記プラグキャップ15は、点火コイル14の
下部、すなわちケース16の一端に装着されており、上
記シリコーンゴム等の弾性体材料により略円筒状に形成
されている。このプラグキャップ15には収容部(嵌合
部)35が形成されており、その収容部35には図1に
示される態様で上記点火プラグ13の頭部が嵌合収容さ
れるようになっている。また、プラグキャップ15の内
周面、すなわち前記収容部35には突起36が突出形成
されている。さらに図2に示されるように、プラグキャ
ップ15は、その先端側(図中下部側)ほど開口径が拡
大される態様で形成されている。
おいて、上記プラグキャップ15は、点火コイル14の
下部、すなわちケース16の一端に装着されており、上
記シリコーンゴム等の弾性体材料により略円筒状に形成
されている。このプラグキャップ15には収容部(嵌合
部)35が形成されており、その収容部35には図1に
示される態様で上記点火プラグ13の頭部が嵌合収容さ
れるようになっている。また、プラグキャップ15の内
周面、すなわち前記収容部35には突起36が突出形成
されている。さらに図2に示されるように、プラグキャ
ップ15は、その先端側(図中下部側)ほど開口径が拡
大される態様で形成されている。
【0026】このように構成される本実施の形態の点火
コイル14は、以下の手順にて製造される。まず、ケー
ス16内に、マグネット24及び弾性部25が組み付け
られたセンタコア17、二次コイル19、一次コイル2
0、サイドコア18、ターミナル22等を所定位置に配
置するとともに、ケース16の一端(図中下部)にプラ
グキャップ15を装着する。その後、適宜の真空室にて
ケース16内を真空状態としつつ、同ケース16の上方
からその内部へ液状のエポキシ樹脂を注入し、ケース1
6内の上記各構成部材を覆うようにしてその上端までエ
ポキシ樹脂を充填する。さらに、ケース16内に充填し
たエポキシ樹脂をケース16と一緒に所定温度まで加熱
し、熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂を硬化させることによ
り絶縁層23を形成する。この絶縁層23により、ケー
ス16内の各構成部材は所定位置に埋設されて固定され
るとともに、各構成部材間の絶縁性が確保される。この
ようにして、本実施の形態の点火コイル14が製造され
る。
コイル14は、以下の手順にて製造される。まず、ケー
ス16内に、マグネット24及び弾性部25が組み付け
られたセンタコア17、二次コイル19、一次コイル2
0、サイドコア18、ターミナル22等を所定位置に配
置するとともに、ケース16の一端(図中下部)にプラ
グキャップ15を装着する。その後、適宜の真空室にて
ケース16内を真空状態としつつ、同ケース16の上方
からその内部へ液状のエポキシ樹脂を注入し、ケース1
6内の上記各構成部材を覆うようにしてその上端までエ
ポキシ樹脂を充填する。さらに、ケース16内に充填し
たエポキシ樹脂をケース16と一緒に所定温度まで加熱
し、熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂を硬化させることによ
り絶縁層23を形成する。この絶縁層23により、ケー
ス16内の各構成部材は所定位置に埋設されて固定され
るとともに、各構成部材間の絶縁性が確保される。この
ようにして、本実施の形態の点火コイル14が製造され
る。
【0027】次に、本実施の形態の点火コイル14の組
付方法について更に図3を併せ参照して説明する。なお
図3は、点火コイル14をプラグホール12内に装着さ
れた点火プラグ13に対して組み付ける直前の状態を示
す断面図である。
付方法について更に図3を併せ参照して説明する。なお
図3は、点火コイル14をプラグホール12内に装着さ
れた点火プラグ13に対して組み付ける直前の状態を示
す断面図である。
【0028】図3に示すように、点火コイル14はその
組付に際し、プラグキャップ15を上記点火プラグ13
に嵌合すべく、プラグキャップ15側からプラグホール
12内に挿入される。そして、同プラグキャップ15が
点火プラグ13に嵌合されることで前記突起36の周辺
が先の図1に示される態様で変形し、その変形に追従し
て同図1に示される態様でプラグキャップ15の外周面
が膨出し、拡径される。すなわち、プラグキャップ15
が点火プラグ13に嵌合された状態では、プラグキャッ
プ15の外周面に膨出部(拡径部)37が形成されると
ともに、該膨出部37がプラグホール12の内壁面に対
して接触、干渉するようになる。そして、この状態で最
後に、上記取着部33を介してボルト34によるシリン
ダヘッド11への締結が行われ、結果として、同じく図
1に示される態様にてエンジンへの組付が完了される。
組付に際し、プラグキャップ15を上記点火プラグ13
に嵌合すべく、プラグキャップ15側からプラグホール
12内に挿入される。そして、同プラグキャップ15が
点火プラグ13に嵌合されることで前記突起36の周辺
が先の図1に示される態様で変形し、その変形に追従し
て同図1に示される態様でプラグキャップ15の外周面
が膨出し、拡径される。すなわち、プラグキャップ15
が点火プラグ13に嵌合された状態では、プラグキャッ
プ15の外周面に膨出部(拡径部)37が形成されると
ともに、該膨出部37がプラグホール12の内壁面に対
して接触、干渉するようになる。そして、この状態で最
後に、上記取着部33を介してボルト34によるシリン
ダヘッド11への締結が行われ、結果として、同じく図
1に示される態様にてエンジンへの組付が完了される。
【0029】以上詳述した本実施の形態によれば、下記
に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施の形態では、プラグキャップ15やケース
16の外周面に鍔等が突出形成されていないため、点火
コイル14をプラグキャップ15側からプラグホール1
2内に挿入する際、プラグキャップ15やケース16が
プラグホール12の内壁面と干渉することがない。従っ
て、点火コイル14の組付が容易となり、その組付性が
大幅に向上されるようになる。
に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施の形態では、プラグキャップ15やケース
16の外周面に鍔等が突出形成されていないため、点火
コイル14をプラグキャップ15側からプラグホール1
2内に挿入する際、プラグキャップ15やケース16が
プラグホール12の内壁面と干渉することがない。従っ
て、点火コイル14の組付が容易となり、その組付性が
大幅に向上されるようになる。
【0030】(2)本実施の形態では、プラグキャップ
15の内周面に突起36を突出形成することとした。こ
のため、シリコーンゴムからなるプラグキャップ15を
点火プラグ13に嵌合すると、同突起36が点火プラグ
13に押圧されて変形し、その変形に追従してプラグキ
ャップ15の外周面が拡径されるようになる。そして、
この膨出部(拡径部)37はプラグホール12の内壁面
に対して接触、干渉するようになり、防振性能も好適に
維持されるようになる。
15の内周面に突起36を突出形成することとした。こ
のため、シリコーンゴムからなるプラグキャップ15を
点火プラグ13に嵌合すると、同突起36が点火プラグ
13に押圧されて変形し、その変形に追従してプラグキ
ャップ15の外周面が拡径されるようになる。そして、
この膨出部(拡径部)37はプラグホール12の内壁面
に対して接触、干渉するようになり、防振性能も好適に
維持されるようになる。
【0031】(3)本実施の形態では、ケース16を弾
性体、詳しくはシリコーンゴムにて形成したため、点火
コイル14をプラグホール12内に挿入する際、仮にケ
ース16がプラグホール12の内壁面に対して干渉する
ことがあっても、該干渉に起因する損傷等を回避するこ
とができる。
性体、詳しくはシリコーンゴムにて形成したため、点火
コイル14をプラグホール12内に挿入する際、仮にケ
ース16がプラグホール12の内壁面に対して干渉する
ことがあっても、該干渉に起因する損傷等を回避するこ
とができる。
【0032】(4)一般に、熱可塑性樹脂からなるケー
スの場合、そのサイドコアとの接触部分及びその近傍部
分(特に絶縁層)では応力が集中してクラックが発生す
るおそれがあるが、本実施の形態では、ケース16を弾
性体であるシリコーンゴムにて形成することとしたた
め、上記応力も吸収され、結果としてクラックの発生も
防止される。
スの場合、そのサイドコアとの接触部分及びその近傍部
分(特に絶縁層)では応力が集中してクラックが発生す
るおそれがあるが、本実施の形態では、ケース16を弾
性体であるシリコーンゴムにて形成することとしたた
め、上記応力も吸収され、結果としてクラックの発生も
防止される。
【0033】(5)本実施の形態では、プラグキャップ
15及びケース16を共に耐熱性及び耐候性等に優れた
シリコーンゴムにて形成したことで、環境劣化が抑制さ
れ、点火コイル14としての耐久性も向上される。
15及びケース16を共に耐熱性及び耐候性等に優れた
シリコーンゴムにて形成したことで、環境劣化が抑制さ
れ、点火コイル14としての耐久性も向上される。
【0034】(6)本実施の形態では、点火コイル14
の上部に取着部33を突出形成し、同点火コイル14を
この取着部33を介してボルト34によりシリンダヘッ
ド11に固定することとした。このため、プラグホール
12内での点火コイル14の軸方向への移動も規制する
ことができ、ひいてはさらなる防振性の向上を図ること
ができる。
の上部に取着部33を突出形成し、同点火コイル14を
この取着部33を介してボルト34によりシリンダヘッ
ド11に固定することとした。このため、プラグホール
12内での点火コイル14の軸方向への移動も規制する
ことができ、ひいてはさらなる防振性の向上を図ること
ができる。
【0035】(7)本実施の形態では、プラグキャップ
15をその先端側ほど開口径が拡大される形状とした。
このため、プラグキャップ15を点火プラグ13に嵌合
する際の作業性を高めることができる。
15をその先端側ほど開口径が拡大される形状とした。
このため、プラグキャップ15を点火プラグ13に嵌合
する際の作業性を高めることができる。
【0036】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 ・ 前記実施の形態では、プラグキャップ15の材料と
してシリコーンゴムを採用したが、図1に示される態様
での弾性変形が可能な材料であれば、いかなるものを採
用してもよく、特にシリコーンゴムに限定されるもので
はない。
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 ・ 前記実施の形態では、プラグキャップ15の材料と
してシリコーンゴムを採用したが、図1に示される態様
での弾性変形が可能な材料であれば、いかなるものを採
用してもよく、特にシリコーンゴムに限定されるもので
はない。
【0037】・ 前記実施の形態では、ケース16をシ
リコーンゴムにて形成するようにしたが、例えばPPS
やLCP等の熱可塑性樹脂にて形成するようにしてもよ
い。この場合でも点火コイル14の組付性と防振性能と
の共立は図られる。
リコーンゴムにて形成するようにしたが、例えばPPS
やLCP等の熱可塑性樹脂にて形成するようにしてもよ
い。この場合でも点火コイル14の組付性と防振性能と
の共立は図られる。
【0038】・ 本実施の形態では、プラグキャップ1
5自身の形状も含めてその突起36等の形状が図1ある
いは図2に示される態様のものとしたが、それらの形状
は特にそれら図に例示した形状に限定されるものではな
い。要は、点火プラグ13との嵌合に伴って同プラグキ
ャップ15の外周面を拡径せしめて前記プラグホール1
2の内壁面と干渉せしめるような形状であればよい。
5自身の形状も含めてその突起36等の形状が図1ある
いは図2に示される態様のものとしたが、それらの形状
は特にそれら図に例示した形状に限定されるものではな
い。要は、点火プラグ13との嵌合に伴って同プラグキ
ャップ15の外周面を拡径せしめて前記プラグホール1
2の内壁面と干渉せしめるような形状であればよい。
【0039】・ 前記実施の形態では、一次コイル20
を二次コイル19の外側に配設するようにしたが、それ
ら一次コイル20と二次コイル19との配設にかかる位
置関係は任意である。また、図4に示されるようなタイ
プのものに適用することもできる。
を二次コイル19の外側に配設するようにしたが、それ
ら一次コイル20と二次コイル19との配設にかかる位
置関係は任意である。また、図4に示されるようなタイ
プのものに適用することもできる。
【0040】さらに、特許請求の範囲の各請求項に記載
されないものであって、上記実施の形態から把握される
技術的思想について以下にその効果とともに記載する。 (1)前記弾性体はシリコーンゴムであることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用点火コイ
ル。
されないものであって、上記実施の形態から把握される
技術的思想について以下にその効果とともに記載する。 (1)前記弾性体はシリコーンゴムであることを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用点火コイ
ル。
【0041】このように構成した場合、プラグキャップ
等の環境劣化を抑え、ひいては内燃機関用点火コイルと
しての耐久性の向上を図ることができるようになる。 (2)前記プラグキャップは、先端側ほど開口径が拡大
される形状を有してなることを特徴とする請求項1、請
求項2、上記(1)のいずれかに記載の内燃機関用点火
コイル。
等の環境劣化を抑え、ひいては内燃機関用点火コイルと
しての耐久性の向上を図ることができるようになる。 (2)前記プラグキャップは、先端側ほど開口径が拡大
される形状を有してなることを特徴とする請求項1、請
求項2、上記(1)のいずれかに記載の内燃機関用点火
コイル。
【0042】このように構成した場合、プラグキャップ
を点火プラグに嵌合する際、プラグキャップの先端側か
ら点火プラグに対して容易に嵌合作業を行うことができ
るようになる。
を点火プラグに嵌合する際、プラグキャップの先端側か
ら点火プラグに対して容易に嵌合作業を行うことができ
るようになる。
【0043】(3)前記ケースの他端に突出形成された
取着部を有し、該取着部を介してボルトにより前記内燃
機関に固定されることを特徴とする請求項1、請求項
2、上記(1)、(2)のいずれかに記載の内燃機関用
点火コイル。
取着部を有し、該取着部を介してボルトにより前記内燃
機関に固定されることを特徴とする請求項1、請求項
2、上記(1)、(2)のいずれかに記載の内燃機関用
点火コイル。
【0044】内燃機関用点火コイルが取着部を介して前
記内燃機関に確実に固定されているため、このように構
成した場合、プラグホール内での当該点火コイルにおけ
る軸方向への移動を規制することができ、ひいてはさら
なる防振性能の向上を図ることができる。
記内燃機関に確実に固定されているため、このように構
成した場合、プラグホール内での当該点火コイルにおけ
る軸方向への移動を規制することができ、ひいてはさら
なる防振性能の向上を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、プラグ
ホールの内壁面に干渉することなく内燃機関用点火コイ
ルの挿入が可能となってその組付性が向上されるととも
に、組み付け後は、同点火コイルの防振性能も好適に確
保される。
ホールの内壁面に干渉することなく内燃機関用点火コイ
ルの挿入が可能となってその組付性が向上されるととも
に、組み付け後は、同点火コイルの防振性能も好適に確
保される。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、内燃機関
用点火コイルをプラグホール内に挿入する際、ケースが
プラグホールの内壁面と干渉することがあってもその損
傷等を回避することができる。
用点火コイルをプラグホール内に挿入する際、ケースが
プラグホールの内壁面と干渉することがあってもその損
傷等を回避することができる。
【図1】本発明の点火コイルの一実施の形態についてそ
の断面構造を示す断面図。
の断面構造を示す断面図。
【図2】同実施の形態の点火コイルの組付前の断面構造
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】同実施の形態の点火コイルの組付直前の状態を
示す断面図。
示す断面図。
【図4】従来の点火コイルの断面構造を示す断面図。
11…シリンダヘッド、12…プラグホール、13…点
火プラグ、14…点火コイル、15…プラグキャップ、
16…ケース、19…二次コイル、20…一次コイル、
35…収容部(嵌合部)、36…突起、37…膨出部
(拡径部)。
火プラグ、14…点火コイル、15…プラグキャップ、
16…ケース、19…二次コイル、20…一次コイル、
35…収容部(嵌合部)、36…突起、37…膨出部
(拡径部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 31/00 501F
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関のプラグホール内に収容される
筒状のケースを有し、該ケース内にコイル部が配設され
るとともに、前記プラグホール内への挿入に際し、同ケ
ースの一端に装着された弾性体からなるプラグキャップ
が点火プラグに嵌合されることで内燃機関に組み付けら
れる内燃機関用点火コイルにおいて、 前記プラグキャップは、その内周面の前記点火プラグと
の嵌合部に、同点火プラグとの嵌合に伴い外周面を拡径
せしめて前記プラグホールの内壁面と干渉せしめる突起
を有してなることを特徴とする内燃機関用点火コイル。 - 【請求項2】 前記ケースを弾性体にて形成したことを
特徴とする請求項1に記載の内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033272A JPH11230015A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033272A JPH11230015A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230015A true JPH11230015A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12381905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10033272A Pending JPH11230015A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11230015A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313522A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラグキャップ及びスパークプラグユニット |
JP2015059547A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 株式会社クボタ | 火花点火式エンジン |
WO2016163438A1 (ja) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2017187043A (ja) * | 2017-07-12 | 2017-10-12 | 株式会社クボタ | 火花点火式エンジン |
JP2018110132A (ja) * | 2018-03-23 | 2018-07-12 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP10033272A patent/JPH11230015A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313522A (ja) * | 2001-04-12 | 2002-10-25 | Ngk Spark Plug Co Ltd | プラグキャップ及びスパークプラグユニット |
JP4678981B2 (ja) * | 2001-04-12 | 2011-04-27 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグユニット |
JP2015059547A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | 株式会社クボタ | 火花点火式エンジン |
WO2016163438A1 (ja) * | 2015-04-08 | 2016-10-13 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
JP2016201213A (ja) * | 2015-04-08 | 2016-12-01 | 株式会社デンソー | 内燃機関用の点火コイル |
US10305258B2 (en) | 2015-04-08 | 2019-05-28 | Denso Corporation | Ignition coil for internal combustion engine |
JP2017187043A (ja) * | 2017-07-12 | 2017-10-12 | 株式会社クボタ | 火花点火式エンジン |
JP2018110132A (ja) * | 2018-03-23 | 2018-07-12 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及びこれを備えた点火装置 |
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