JPH05135967A - トランス - Google Patents

トランス

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JPH05135967A
JPH05135967A JP3300596A JP30059691A JPH05135967A JP H05135967 A JPH05135967 A JP H05135967A JP 3300596 A JP3300596 A JP 3300596A JP 30059691 A JP30059691 A JP 30059691A JP H05135967 A JPH05135967 A JP H05135967A
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JP
Japan
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shield member
transformer
voltage output
coil
voltage input
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3300596A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Matsui
淳 松井
Kunihiro Sato
国広 佐藤
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH05135967A publication Critical patent/JPH05135967A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧出力コイル及び低圧入力コイルを覆う外
装体の周囲に配置された円筒状のシールド部材の位置ず
れを防止するようにする。 【構成】 外装体としての絶縁ケース12の外周のほぼ
高圧出力コイル3及び低圧入力コイル4の上端及び下端
に相当した位置に突出部から成る位置決め部13A,1
3Bを設ける。そしてこれら各位置決め部13A,13
B間に一部に開口部を有する円筒状のシールド部材5を
取付ける。シールド部材5は各位置決め部13A,13
Bによって位置決めされるので、振動等が加わっても位
置ずれは生じない。従って位置ずれに原因したシールド
効果の低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、点火プラグに高圧を供
給する点火プラグとして使用されるトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジンに取付けられる点火プラ
グに高圧を供給するために使用されるトランスとして、
図7に示したような構造が知られている。図7におい
て、31は例えばI型形状から成るコア,32はコア3
1を保持するボビン,33,34はボビン32を介して
各々コア31の周囲に同軸的に巻回された高圧出力コイ
ル及び低圧入力コイルである。また、5は低圧入力コイ
ル34の周囲に配置され図6に示したように、一部にコ
ア31の軸方向Zに沿った開口部5Aを有する円筒状の
シールド部材である。
【0003】ここで円筒状のシールド部材5はケイ素鋼
板等の磁性導電体材料から成りコア31と共に略閉磁路
を構成し、トランスが外部から磁気的な影響を受けない
ように保護する役目を果たしている。また、このシール
ド部材5の開口部5Aは、トランスの動作時にシールド
部材の表面に生じ易い不要な過電流(破線Iで示す)を
減少させるように働く。
【0004】更にこの開口部5Aをシールド部材5に設
けることにより、シールド部材5にバネ性を持たせるこ
とができるので、扱いに自由度が生じシールド部材5を
嵌入によって簡単に着脱自在に取付けることができる。
このような取付け方法は、接着剤を用いて取付ける方法
に比べて、工程数を少なくできるという利点を有する他
に、温度変化によって接着剤が膨脹して熱ストレスが加
わるような不都合を避けることができるという利点も有
している。
【0005】図7でコア31の上部には図示しないコネ
クタが設けられ、このコネクタを介してトランスは点火
プラグに接続されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなト
ランスは、車両のエンジンに装着されたとき車両の振動
等によって、そのシールド部材5の位置がコア31の軸
方向Zにずれ易いので、シールド効果が低下してくると
いう問題がある。
【0007】例えば図8に示したように、シールド部材
5が取付位置から下方にずれてしまった場合には、シー
ルド部材5は高圧出力コイル33及び低圧入力コイル3
4を覆う正規の位置から外れてしまうので、この分磁気
抵抗が増加するようになりシールド効果が薄らいでしま
う。
【0008】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、シールド部材の位置ずれを防止するように
したトランスを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、コアの周囲に同軸的に巻回された高圧出力
コイル及び低圧入力コイルを覆う外装体と、この外装体
の周囲に配置され一部に前記コアの軸方向に沿った開口
部を有する円筒状のシールド部材とを備えたトランスに
おいて、前記外装体の周囲に、少なくとも前記高圧出力
コイル及び低圧入力コイルを覆う位置に前記シールド部
材を位置決めする位置決め部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、高圧出
力コイル及び低圧入力コイルを覆う外装体に設けた位置
決め部によって、シールド部材は所定の位置に位置決め
されるので、振動等が加わっても位置ずれは生じない。
従って、シールド効果の低下を防止することができる。
【0011】請求項2記載の本発明の構成によれば、外
装体だけでなくシールド部材にも設けた位置決め部によ
って、請求項1と同様な作用を行わせることができる。
【0012】請求項3記載の本発明の構成によれば、位
置決め部を簡単に設けることにより、請求項1と同様な
作用を行わせることができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図1は本発明のトランスの実施例を示す断
面図である。1は例えばI型形状から成るコア,2は上
端が閉塞し下端が開口している円筒形状のボビンで絶縁
材料から成り、このボビン2の上端には例えば第1のバ
イアス磁石6aが挿入された後、コア1が挿入され、続
いて第2のバイアス磁石6bが挿入されている。これら
第1及び第2のバイアス磁石6a,6bによる磁束φs
の方向は、後述の高圧出力コイル及び低圧入力コイルへ
の通電によってコア1に生じる磁束φmの方向に対して
逆方向となるように各磁石の磁極が配置される。
【0015】3はボビン2を介してコア1の周囲に巻回
された高圧出力コイル,4はこの高圧出力コイル3の外
周に同軸的に巻回された低圧入力コイルで、高圧出力コ
イル3間は絶縁フィルム7を介して各層間が絶縁されて
いる。9はボビン2上部に固着された絶縁材料から成る
支持部材で、これにはコネクタ10が取付けられてい
る。
【0016】11はボビン2,高圧出力コイル3,低圧
入力コイル4,支持部材9を一体的に覆う例えばエポキ
シ樹脂から成る充填部材、12はこの充填部材11を覆
い上端に点火プラグの装着孔12Aが形成されると共に
下端が開口している絶縁ケースで外装体の役目を果たし
ている。
【0017】絶縁ケース12の外周のほぼ高圧出力コイ
ル3及び低圧入力コイル4の上端及び下端に相当した位
置には、突出部から成る位置決め部13A,13Bが設
けられている。そしてこれら各位置決め部13A,13
B間には図6に示した形状の円筒状のシールド部材5が
取付けられている。このシールド部材5は開口部5Aを
有することによりバネ性を持っているので、この開口部
5Aを拡げることにより簡単に絶縁ケース12の外周の
各位置決め部13A,13B間に位置決めして嵌入する
ことができる。
【0018】14は点火プラグで、絶縁ケース12の装
着孔12Aからコネクタ10に装着することにより、ト
ランスに接続される。
【0019】このような本実施例によれば、車両の振動
等がトランスに加わっても、円筒状のシールド部材5が
各位置決め部13A,13Bによってほぼ高圧出力コイ
ル3及び低圧入力コイル4を覆う位置に位置決めされて
いるので、位置ずれは生じない。従ってトランスの磁気
抵抗が増加することはないので、シールド効果の低下を
防止することができる。
【0020】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
図1に比べて絶縁ケースを用いない構造のトランスに実
施した例を示すものである。図1と同一部分は同一番号
で示している。本実施例では外装体の役目を果たしてい
る充填部材11の外周のほぼ高圧出力コイル3及び低圧
入力コイル4の上端及び下端に相当した位置に突出部か
ら成る位置決め部13C,13Dを設け、シールド部材
5を各位置決め部13C,13D間に取付けている。こ
の場合点火プラグの装着孔11Aを充填部材11と一体
的に形成するようにする。
【0021】このような本実施例によっても、前記実施
例に比べ位置決め部13C,13Dが絶縁ケース12の
代りに充填部材11に設けられている点が異なるだけ
で、外装体の外周にシールド部材5を取付けることには
変りがないので、前記実施例と同様な効果が得られる。
【0022】図3は本発明のその他の実施例を示すもの
で、外装体としての絶縁ケース12の外周に突出部から
成る位置決め部13Eを設け、この位置決め部13Eに
よって高圧出力コイル3及び低圧出力コイル4を覆う位
置にシールド部材5を位置決めするようにしたものであ
る。シールド部材5はそのバネ性によって内周が位置決
め部13Eに当接することにより位置決めされる。同様
にして絶縁ケース12に代えて充填部材11に実施する
こともできる。なお外装体としての絶縁ケース12の内
部の各コイル等の構成部品の図示は省略してある。
【0023】図4は本発明のその他の実施例を示すもの
で、図3の構造に対してシールド部材5の前記位置決め
部13Eに対応した内周に凹部から成る位置決め部15
Aを設けるようにしたものである。本実施例によれば絶
縁ケース12とシールド部材5の各位置決め部13E,
15Aを嵌合することにより、シールド部材5の確実な
位置決めを行うことができる。また、この場合は位置決
め部13Eの高さを図3に比べ多少小さくすることがで
き、加工が容易となる。同様にして絶縁ケース12に代
えて充填部材11に実施することもできる。
【0024】図5は本発明のその他の実施例を示すもの
で、絶縁ケース12の外周に凹部からなる位置決め部1
3Fを設けると共に、シールド部材5の前記位置決め部
13Fに対応した内周に突出部から成る位置決め部15
Bを設けるようにしたものである。本実施例によれば絶
縁ケース12とシールド部材5の各位置決め部13F,
15Bを嵌合することにより、シールド部材5の確実な
位置決めを行うことができる。同様にして絶縁ケース1
2に代えて充填部材11に実施することもできる。
【0025】このように本発明の各実施例によれば、少
なくとも外装体としての絶縁ケース12又は充填部材1
1の外周に位置決め部13A乃至13F、あるいはシー
ルド部材5の内周に位置決め部15A,15Bを設ける
ことにより、シールド部材5を高圧出力コイル3及び低
圧入力コイル4を覆う位置に位置決めするようにしたト
ランスを組立てるようにしたので、このトランスを装着
した車両に振動等が生じてもシールド部材5が位置ずれ
することはなくなる。従ってシールド部材5は正常に働
くのでシールド効果の低下を防止することができる。
【0026】本実施例では高圧出力コイル及び低圧入力
コイルを巻回するボビンの内部にコア及びバイアス磁石
を配置したトランスに例をあげて説明したが、コアの周
囲に同軸的に巻回された各コイルを覆う外装体の周囲に
シールド部材を配置する構造であれば、ボビン内部の構
成にかかわらず適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少な
くとも外装体の周囲に位置決め部を設けてシールド部材
を位置決めするようにしたので、振動等が加わってもシ
ールド部材の位置ずれを防止することができ、シールド
効果の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のトランス他の実施例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明のトランスのその他の実施例を示す概略
断面図である。
【図4】本発明のトランスのその他の実施例を示す概略
断面図である。
【図5】本発明のトランスのその他の実施例を示す概略
断面図である。
【図6】本発明に用いられるシールド部材を示す斜視図
である。
【図7】従来のトランスの概略構造を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のトランスの欠点を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コア 3 高圧出力コイル 4 低圧入力コイル 5 シールド部材 5A 開口部 11 充填部材 12 絶縁ケース 13A乃至13F 位置決め部 15A,15B 位置決め部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの周囲に同軸的に巻回された高圧出
    力コイル及び低圧入力コイルを覆う外装体と、この外装
    体の周囲に配置され一部に前記コアの軸方向に沿った開
    口部を有する円筒状のシールド部材とを備えたトランス
    において、前記外装体の周囲に、少なくとも前記高圧出
    力コイル及び低圧入力コイルを覆う位置に前記シールド
    部材を位置決めする位置決め部を設けたことを特徴とす
    るトランス。
  2. 【請求項2】 前記シールド部材の内周に前記外装体の
    位置決め部に対応した位置決め部を設けた請求項1記載
    のトランス。
  3. 【請求項3】 前記外装体及びシールド部材に設けた各
    位置決め部が突出部又は凹部から成る請求項1又は2記
    載のトランス。
JP3300596A 1991-11-15 1991-11-15 トランス Withdrawn JPH05135967A (ja)

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JP3300596A JPH05135967A (ja) 1991-11-15 1991-11-15 トランス

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204