JPH11144950A - 振動アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents
振動アクチュエータ及びその製造方法Info
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- JPH11144950A JPH11144950A JP9310697A JP31069797A JPH11144950A JP H11144950 A JPH11144950 A JP H11144950A JP 9310697 A JP9310697 A JP 9310697A JP 31069797 A JP31069797 A JP 31069797A JP H11144950 A JPH11144950 A JP H11144950A
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- damper
- coil
- magnetic circuit
- outer peripheral
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動アクチュエータにおいて、ダンパに対す
るコイルの位置の精度を向上し、また、コイルとダンパ
の接触面積の増大すなわち密着力の増強を行い、また、
磁気回路の空隙を小さくし、更に、コイルがダンパから
剥離することを防止する。 【解決手段】 円盤状の永久磁石2を挟み込むようにヨ
ーク1とプレート3で磁気回路が形成される。中心軸4
は、ボルトの形状で、ダンパ8の中央の中心穴を貫通
し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入する。つまり、中心
軸4によって磁気回路とダンパ8は、同軸上に位置決め
固定される。U字状部材7は、ダンパ外周部6上に複数
箇所設けられる。ダンパ8とダンパ外周部6とU字状部
材7は、樹脂材料で一体成形され、コイル5は、U字状
部材7によって、ダンパ8に固定され、しかも、ダンパ
8の中心穴と同心円状に位置するようにインサート成形
される。
るコイルの位置の精度を向上し、また、コイルとダンパ
の接触面積の増大すなわち密着力の増強を行い、また、
磁気回路の空隙を小さくし、更に、コイルがダンパから
剥離することを防止する。 【解決手段】 円盤状の永久磁石2を挟み込むようにヨ
ーク1とプレート3で磁気回路が形成される。中心軸4
は、ボルトの形状で、ダンパ8の中央の中心穴を貫通
し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入する。つまり、中心
軸4によって磁気回路とダンパ8は、同軸上に位置決め
固定される。U字状部材7は、ダンパ外周部6上に複数
箇所設けられる。ダンパ8とダンパ外周部6とU字状部
材7は、樹脂材料で一体成形され、コイル5は、U字状
部材7によって、ダンパ8に固定され、しかも、ダンパ
8の中心穴と同心円状に位置するようにインサート成形
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体通信機器等に搭載され、コイルに交流電流を印加する
ことにより、磁気回路の中に位置するコイルが振動し、
支持台を介して外部へ振動を伝える振動アクチュエータ
に関するものである。
体通信機器等に搭載され、コイルに交流電流を印加する
ことにより、磁気回路の中に位置するコイルが振動し、
支持台を介して外部へ振動を伝える振動アクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人が平成8年12月5日に出願し
た特願平8−324997号の振動アクチュエータにお
けるコイルの組立構造は、図12に示されるように、ダ
ンパ75のダンパ外周部76の平面状の部分にコイル7
4の底面を接着する構造、又は、図13に示されるよう
に、ダンパ77とボビン78を一体化して、ボビン78
にコイル79を巻線するといった構造であった。
た特願平8−324997号の振動アクチュエータにお
けるコイルの組立構造は、図12に示されるように、ダ
ンパ75のダンパ外周部76の平面状の部分にコイル7
4の底面を接着する構造、又は、図13に示されるよう
に、ダンパ77とボビン78を一体化して、ボビン78
にコイル79を巻線するといった構造であった。
【0003】図12と図13において、円盤状の永久磁
石62を挟み込むようにヨーク61とプレート63で磁
気回路が形成され、磁気回路が支持台70に対して衝突
することに起因する無用な音の発生を抑えるように、緩
衝材69は磁気回路と支持台70の間で支持台70の側
に接着されている。また、支持台70は外縁部の複数箇
所に爪状突起71を有し、これらの爪状突起71には、
柔軟な構造物である支持ゴム72が組み付けられてい
る。
石62を挟み込むようにヨーク61とプレート63で磁
気回路が形成され、磁気回路が支持台70に対して衝突
することに起因する無用な音の発生を抑えるように、緩
衝材69は磁気回路と支持台70の間で支持台70の側
に接着されている。また、支持台70は外縁部の複数箇
所に爪状突起71を有し、これらの爪状突起71には、
柔軟な構造物である支持ゴム72が組み付けられてい
る。
【0004】しかし、前者の構造では、コイル74の接
着面積が小さく、ダンパ外周部76の平面状部分にのみ
接着されるため、十分な接着強度が得られない。また、
コイル74の位置決め基準の構造を有しないため、コイ
ル74の組立位置の精度を確保し難いといった問題があ
った。
着面積が小さく、ダンパ外周部76の平面状部分にのみ
接着されるため、十分な接着強度が得られない。また、
コイル74の位置決め基準の構造を有しないため、コイ
ル74の組立位置の精度を確保し難いといった問題があ
った。
【0005】さらに、後者の構造では、コイル79を巻
くボビン78の厚さ分だけ、永久磁石62を挟み込むよ
うにヨーク61とプレート63で形成される磁気回路の
空隙を大きくしなければならず、効率の低下を招くとい
った問題があった。
くボビン78の厚さ分だけ、永久磁石62を挟み込むよ
うにヨーク61とプレート63で形成される磁気回路の
空隙を大きくしなければならず、効率の低下を招くとい
った問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記従来の技術の問題を解決するため、振動アクチュエー
タにおいて、ダンパに対するコイルの位置の精度を向上
し、また、コイルとダンパの接触面積の増大すなわち密
着力の増強を行い、また、磁気回路の空隙を小さくし、
更に、コイルがダンパから剥離することを防止しようと
するものである。
記従来の技術の問題を解決するため、振動アクチュエー
タにおいて、ダンパに対するコイルの位置の精度を向上
し、また、コイルとダンパの接触面積の増大すなわち密
着力の増強を行い、また、磁気回路の空隙を小さくし、
更に、コイルがダンパから剥離することを防止しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
決するため、次の手段を採用する。
【0008】(1)永久磁石を有する磁気回路の空隙に
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記ダンパ外周部は、前記コイルを複数箇所で
取り囲むようにU字状部材で固定し、前記磁気回路の空
剥は、前記U字状部材と接触しないように凹状に構成し
た振動アクチュエータ。
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記ダンパ外周部は、前記コイルを複数箇所で
取り囲むようにU字状部材で固定し、前記磁気回路の空
剥は、前記U字状部材と接触しないように凹状に構成し
た振動アクチュエータ。
【0009】(2)永久磁石を有する磁気回路の空隙に
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記ダンパ外周部には、前記コイルを固定する
ための鍵状等の係合部材を複数箇所配置し、前記磁気回
路の空隙は、前記係合部材と接触しないように凹状に構
成した振動アクチュエータ。
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記ダンパ外周部には、前記コイルを固定する
ための鍵状等の係合部材を複数箇所配置し、前記磁気回
路の空隙は、前記係合部材と接触しないように凹状に構
成した振動アクチュエータ。
【0010】(3)永久磁石を有する磁気回路の空隙に
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記コイルが固定される前記ダンパの部分に段
差を設けて前記コイルを嵌入させる振動アクチュエー
タ。
コイルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固
定し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固
定支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持すること
により、外部に振動を発生させる振動アクチュエータに
おいて、前記コイルが固定される前記ダンパの部分に段
差を設けて前記コイルを嵌入させる振動アクチュエー
タ。
【0011】(4)ダンパと、ダンパ外周部と、前記ダ
ンパ外周部に形成されてコイルを複数箇所で取り囲むU
字状部材を樹脂材料で一体成形し、かつ、前記コイルを
金型内に予め挿入してインサート成形する振動アクチュ
エータの製造方法。
ンパ外周部に形成されてコイルを複数箇所で取り囲むU
字状部材を樹脂材料で一体成形し、かつ、前記コイルを
金型内に予め挿入してインサート成形する振動アクチュ
エータの製造方法。
【0012】(5)ダンパと、ダンパ外周部と、前記ダ
ンパ外周部に形成されてコイルを複数箇所で固定する係
合部材を樹脂材料で一体成形する振動アクチュエータの
製造方法。
ンパ外周部に形成されてコイルを複数箇所で固定する係
合部材を樹脂材料で一体成形する振動アクチュエータの
製造方法。
【0013】(6)ダンパと、ダンパ外周部を樹脂材料
で一体成形する振動アクチュエータの製造方法。
で一体成形する振動アクチュエータの製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の3つの実施の形態例につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0015】まず、本発明の第1の実施の形態について
図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図5を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の第1実施の形態例の一部
切り欠き斜視図である。図3は、同実施の形態例の中心
軸4と平行な方向の断面図である。
切り欠き斜視図である。図3は、同実施の形態例の中心
軸4と平行な方向の断面図である。
【0017】円盤状の永久磁石2を挟み込むようにヨー
ク1とプレート3で磁気回路が形成される。中心軸4
は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ8の中央の
中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入してい
る。つまり、中心軸4によって磁気回路とダンパ8は、
同軸上に位置決め固定される。
ク1とプレート3で磁気回路が形成される。中心軸4
は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ8の中央の
中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入してい
る。つまり、中心軸4によって磁気回路とダンパ8は、
同軸上に位置決め固定される。
【0018】U字状部材7は、ダンパ外周部6上に複数
箇所設けられる。
箇所設けられる。
【0019】ダンパ8とダンパ外周部6とU字状部材7
は、樹脂材料で一体成形され、コイル5は、U字状部材
7によって、ダンパ8に固定され、しかも、ダンパ8の
中心穴と同心円状に位置するようにインサート成形され
る。
は、樹脂材料で一体成形され、コイル5は、U字状部材
7によって、ダンパ8に固定され、しかも、ダンパ8の
中心穴と同心円状に位置するようにインサート成形され
る。
【0020】従って、コイル5は、磁気回路の空隙つま
り磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位置
決めされた状態で組立される。
り磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位置
決めされた状態で組立される。
【0021】図2は、同実施の形態例の中心軸4と直角
方向の磁気回路の部分の断面図である。永久磁石2を挟
んで構成される磁気回路の空隙部には、ヨーク1の凹部
13と、プレート3の凹部14があり、U字状部材7と
接触しないように位置されている。
方向の磁気回路の部分の断面図である。永久磁石2を挟
んで構成される磁気回路の空隙部には、ヨーク1の凹部
13と、プレート3の凹部14があり、U字状部材7と
接触しないように位置されている。
【0022】なお、ダンパ外周部6は、支持台10に接
着される。この場合、支持台10とダンパ外周部6の間
に、弾性材を介在させることは、有効である。
着される。この場合、支持台10とダンパ外周部6の間
に、弾性材を介在させることは、有効である。
【0023】支持台10は、外縁部の複数箇所に爪状突
起11を有し、これらの爪状突起11には、柔軟な構造
物である支持ゴム12が組み付けられる。支持ゴム12
は、磁気回路が支持台10に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
起11を有し、これらの爪状突起11には、柔軟な構造
物である支持ゴム12が組み付けられる。支持ゴム12
は、磁気回路が支持台10に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
【0024】また、緩衝材9は、磁気回路が支持台10
に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑え
るように、磁気回路と支持台10の間で支持台10の側
に接着されている。
に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑え
るように、磁気回路と支持台10の間で支持台10の側
に接着されている。
【0025】さらに、本実施の形態例の設計変更例につ
いて図4と図5を参照して説明する。基本的には図2と
図3に示す例と同様であるが、ヨーク15に凹部を設け
るのではなく、切り欠き16を設けている。製造上この
ような方法も有効である。
いて図4と図5を参照して説明する。基本的には図2と
図3に示す例と同様であるが、ヨーク15に凹部を設け
るのではなく、切り欠き16を設けている。製造上この
ような方法も有効である。
【0026】なお、ダンパ8、ダンパ外周部6及びU字
状部材7と、インサート成形されるコイル5とを、両者
の境界面に接着剤を塗布することにより、密着性の強化
を図ることも有効な手段である。
状部材7と、インサート成形されるコイル5とを、両者
の境界面に接着剤を塗布することにより、密着性の強化
を図ることも有効な手段である。
【0027】次に、本発明の第2実施の形態例について
図6〜図8を参照して説明する。
図6〜図8を参照して説明する。
【0028】図6は、本発明の第2実施の形態例の一部
切り欠き斜視図である。図7は、同実施の形態例の中心
軸24と直角な方向の断面図である。図8は、同中心軸
24と平行な方向の断面図である。
切り欠き斜視図である。図7は、同実施の形態例の中心
軸24と直角な方向の断面図である。図8は、同中心軸
24と平行な方向の断面図である。
【0029】円盤状の永久磁石22を挟み込むようにヨ
ーク21とプレート23で磁気回路が形成され。中心軸
24は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ28の
中央の中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入
している。つまり、中心軸24によって磁気回路とダン
パ28は、同軸上に位置決め固定される。
ーク21とプレート23で磁気回路が形成され。中心軸
24は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ28の
中央の中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌入
している。つまり、中心軸24によって磁気回路とダン
パ28は、同軸上に位置決め固定される。
【0030】鍵状部材27は、コイル25の係合部材と
して、ダンパ外周部26上に複数箇所設けられる。ダン
パ28とダンパ外周部26と鍵状部材27は、樹脂材料
で一体成形される。鍵状部材27は、ダンパ28の中心
穴と同心円状に配置され、コイル25を圧入組立するこ
とで、コイル25と鍵状部材27は、密着する。
して、ダンパ外周部26上に複数箇所設けられる。ダン
パ28とダンパ外周部26と鍵状部材27は、樹脂材料
で一体成形される。鍵状部材27は、ダンパ28の中心
穴と同心円状に配置され、コイル25を圧入組立するこ
とで、コイル25と鍵状部材27は、密着する。
【0031】従って、コイル25は、磁気回路の空隙つ
まり磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位
置決めされた状態で組立される。磁気回路の空隙部に
は、プレート23の凹部33が、鍵状部材27と接触し
ないように配置されている。
まり磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位
置決めされた状態で組立される。磁気回路の空隙部に
は、プレート23の凹部33が、鍵状部材27と接触し
ないように配置されている。
【0032】なお、ダンパ外周部26は、支持台30に
接着される。この場合、支持台30とダンパ外周部26
の間に、弾性材を介在させることは、有効である。
接着される。この場合、支持台30とダンパ外周部26
の間に、弾性材を介在させることは、有効である。
【0033】支持台30は、外縁部の複数箇所に爪状突
起31を有し、これらの爪状突起31には、柔軟に構造
物である支持ゴム32が組み付けられる。支持ゴム32
は、磁気回路が支持台30に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
起31を有し、これらの爪状突起31には、柔軟に構造
物である支持ゴム32が組み付けられる。支持ゴム32
は、磁気回路が支持台30に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
【0034】また、緩衝材29は、磁気回路が支持台3
0に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑
えるように、磁気回路と支持台30の間で支持台30の
側に接着されている。
0に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑
えるように、磁気回路と支持台30の間で支持台30の
側に接着されている。
【0035】なお、ダンパ28、ダンパ外周部26及び
鍵状部材27と、圧入組立されるコイル25は、両者の
境界面に接着剤を塗布することにより、密着性の強化を
図ることも有効な手段である。
鍵状部材27と、圧入組立されるコイル25は、両者の
境界面に接着剤を塗布することにより、密着性の強化を
図ることも有効な手段である。
【0036】続いて、本発明の第3実施の形態例につい
て図9〜図11を参照して説明する。
て図9〜図11を参照して説明する。
【0037】図9は、本発明の第2実施の形態例の一部
切り欠き斜視図である。また、図10は、同実施の形態
例の中心軸44と平行な方向の断面図である。
切り欠き斜視図である。また、図10は、同実施の形態
例の中心軸44と平行な方向の断面図である。
【0038】円盤状の永久磁石42を挟み込むようにヨ
ーク41とプレート43で磁気回路が形成される。中心
軸44は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ48
の中央の中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌
入している。つまり、中心軸44によって磁気回路とダ
ンパ48は、同軸上に位置決めされる。
ーク41とプレート43で磁気回路が形成される。中心
軸44は、ボルトのような形状をしていて、ダンパ48
の中央の中心穴を貫通し、さらに磁気回路の中心穴に嵌
入している。つまり、中心軸44によって磁気回路とダ
ンパ48は、同軸上に位置決めされる。
【0039】また、ダンパ外周部46には、中心穴と同
心円状に段差47が設けられている。コイル45は、こ
の段差47を基準として嵌入される。
心円状に段差47が設けられている。コイル45は、こ
の段差47を基準として嵌入される。
【0040】従って、コイル45は、磁気回路の空隙つ
まり磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位
置決めされた状態で組立される。
まり磁束密度の大きい空間に、磁気回路と同心円状に位
置決めされた状態で組立される。
【0041】さらに、コイル45はダンパ外周部46の
段差47の部分に嵌入されるため、両者の接触面積は大
きく、接着強度の増大に寄与している。
段差47の部分に嵌入されるため、両者の接触面積は大
きく、接着強度の増大に寄与している。
【0042】なお、ダンパ外周部46は、支持台50に
接着される。この場合、支持台50とダンパ外周部46
の間に、弾性材を介在させることは、有効である。
接着される。この場合、支持台50とダンパ外周部46
の間に、弾性材を介在させることは、有効である。
【0043】支持台50は、外縁部の複数箇所に爪状突
起51を有し、これらの爪状突起51には、柔軟な構造
物である支持ゴム52が組み付けられる。支持ゴム52
は、磁気回路が支持台50に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
起51を有し、これらの爪状突起51には、柔軟な構造
物である支持ゴム52が組み付けられる。支持ゴム52
は、磁気回路が支持台50に対して離脱しないように、
柔軟に磁気回路を支持するように組み付けられている。
【0044】また、緩衝材49は、磁気回路が支持台5
0に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑
えるように、磁気回路と支持台50の間で支持台50の
側に接着されている。
0に対して衝突することに起因する無用な音の発生を抑
えるように、磁気回路と支持台50の間で支持台50の
側に接着されている。
【0045】さらに、本実施の形態例の設計変更例を示
す図11のように、コイル45の内周部と嵌合する部分
に円環状に突起部53を設け、コイル45との接着面積
を拡大することができる。
す図11のように、コイル45の内周部と嵌合する部分
に円環状に突起部53を設け、コイル45との接着面積
を拡大することができる。
【0046】ただし、この場合、磁気回路が振動したと
き、プレート43と突起部53が衝突しないように、突
起部53の高さは限界を有する。
き、プレート43と突起部53が衝突しないように、突
起部53の高さは限界を有する。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果を奏することができる。
によれば、次の効果を奏することができる。
【0048】(1)ダンパとダンパ外周部とU字状部材
と樹脂材料から一体成形し、コイルを一部露出した状態
でU字状部材にインサート成形するので、コイルの位置
の精度向上、コイルの組立工数削減及びコイルのダンパ
からの剥離防止を行うことができる。
と樹脂材料から一体成形し、コイルを一部露出した状態
でU字状部材にインサート成形するので、コイルの位置
の精度向上、コイルの組立工数削減及びコイルのダンパ
からの剥離防止を行うことができる。
【0049】(2)ダンパとダンパ外周部と係合部材を
樹脂材料から一体成形し、コイルを係合部材とダンパ外
周部により保持するので、コイルの組立位置の精度向
上、コイルの組立工数削減及びコイルのダンパからの剥
離防止を行うことができる。
樹脂材料から一体成形し、コイルを係合部材とダンパ外
周部により保持するので、コイルの組立位置の精度向
上、コイルの組立工数削減及びコイルのダンパからの剥
離防止を行うことができる。
【0050】(3)ダンパ外周部に段差を設けることに
より、コイルの組立位置の精度向上、及び、コイルとダ
ンパ外周部の間の接触面積の増大による接着力の増強を
行うことができる。
より、コイルの組立位置の精度向上、及び、コイルとダ
ンパ外周部の間の接触面積の増大による接着力の増強を
行うことができる。
【図1】本発明の第1実施の形態例の斜視図である。た
だし、一部を断面図で示す。
だし、一部を断面図で示す。
【図2】本発明の第1実施の形態例の中心軸に対して直
角方向の断面図である。
角方向の断面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態例の中心軸に対して平
行方向の断面図である。
行方向の断面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態例の設計変更例の中心
軸に対して直角方向の断面図である。
軸に対して直角方向の断面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態例の設計変更例の中心
軸に対して平行方向の断面図である。
軸に対して平行方向の断面図である。
【図6】本発明の第2実施の形態例の斜視図である。た
だし、一部を断面図で示す。
だし、一部を断面図で示す。
【図7】本発明の第2実施の形態例の中心軸に対して直
角方向の断面図である。
角方向の断面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態例の中心軸に対して平
行方向の断面図である。
行方向の断面図である。
【図9】本発明の第3実施の形態例の斜視図である。た
だし、一部を断面図で示す。
だし、一部を断面図で示す。
【図10】本発明の第3実施の形態例の中心軸に対して
平行方向の断面図である。
平行方向の断面図である。
【図11】本発明の第3実施の形態例の設計変更例の中
心軸に対して平行方向の断面図である。
心軸に対して平行方向の断面図である。
【図12】従来の第1の振動アクチュエータの中心軸に
対して平行方向の断面図である。
対して平行方向の断面図である。
【図13】従来の第2の振動アクチュエータの中心軸に
対して平行方向の断面図である。
対して平行方向の断面図である。
1,15,21,41 ヨーク 2,22,42 永久磁石 3,23,43 プレート 4,24,44 中心軸 5,25,45 コイル 6,26,46 ダンパ外周部 7 U字状部材 8,28,48 ダンパ 9,29,49 緩衝材 10,30,50 支持台 11,31,51 爪状突起 12,32,52 支持ゴム 13,14,33 凹部 16 切り欠き 27 鍵状部材 47 段差 53 突起部
Claims (6)
- 【請求項1】 永久磁石を有する磁気回路の空隙にコイ
ルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固定
し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固定
支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物を支持することに
より、外部に振動を発生させる振動アクチュエータにお
いて、前記ダンパ外周部は、前記コイルを複数箇所で取
り囲むようにU字状部材で固定し、前記磁気回路の空隙
は、前記U字状部材と接触しないように凹状に構成した
ことを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項2】 永久磁石を有する磁気回路の空隙にコイ
ルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固定
し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固定
支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持することに
より、外部に振動を発生させる振動アクチュエータにお
いて、前記ダンパ外周部には、前記コイルを固定するた
めの係合部材を複数箇所配置し、前記磁気回路の空隙
は、前記係合部材と接触しないように凹状に構成したこ
とを特徴とする振動アクチュエータ。 - 【請求項3】 永久磁石を有する磁気回路の空隙にコイ
ルが位置するように前記コイルをダンパ外周部に固定
し、前記磁気回路の中心部に前記ダンパの中央部を固定
支持し、前記磁気回路を柔軟な構造物で支持することに
より、外部に振動を発生させる振動アクチュエータにお
いて、前記コイルが固定される前記ダンパの部分に段差
を設けて前記コイルを嵌入させることを特徴とする振動
アクチュエータ。 - 【請求項4】 ダンパと、ダンパ外周部と、前記ダンパ
外周部に形成されてコイルを複数箇所で取り囲むU字状
部材を樹脂材料で一体成形し、かつ、前記コイルを金型
内に予め挿入してインサート成形することを特徴とする
振動アクチュエータの製造方法。 - 【請求項5】 ダンパと、ダンパ外周部と、前記ダンパ
外周部に形成されてコイルを複数箇所で固定する係合部
材を樹脂材料で一体成形することを特徴とする振動アク
チュエータの製造方法。 - 【請求項6】 ダンパと、ダンパ外周部を樹脂材料で一
体成形することを特徴とする振動アクチュエータの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310697A JPH11144950A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 振動アクチュエータ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310697A JPH11144950A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 振動アクチュエータ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144950A true JPH11144950A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18008383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310697A Withdrawn JPH11144950A (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 振動アクチュエータ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11144950A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007108595A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Sony Corp | レンズユニット及び撮像装置 |
KR101148559B1 (ko) * | 2009-04-21 | 2012-05-25 | 손지혁 | 사출성형에 의해 일체로 이루어진 수평선형 진동기의 엑츄에이터 |
KR101148469B1 (ko) * | 2009-02-11 | 2012-05-25 | 손지혁 | 사출성형에 의해 일체로 이루어진 수평선형 진동기의 엑츄에이터 |
JP2016150285A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | ミネベア株式会社 | 振動発生器 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP9310697A patent/JPH11144950A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007108595A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Sony Corp | レンズユニット及び撮像装置 |
KR101148469B1 (ko) * | 2009-02-11 | 2012-05-25 | 손지혁 | 사출성형에 의해 일체로 이루어진 수평선형 진동기의 엑츄에이터 |
KR101148559B1 (ko) * | 2009-04-21 | 2012-05-25 | 손지혁 | 사출성형에 의해 일체로 이루어진 수평선형 진동기의 엑츄에이터 |
JP2016150285A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | ミネベア株式会社 | 振動発生器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |