JP2707816B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高絶縁性の電磁継電器に関し、特に二次成形
封止体を用いる電磁継電器に関する。
〔従来の技術〕
従来、かかる電磁継電器はコイルを巻回したコイルボ
ビンに二次成形体としての絶縁カバーを覆い、コイルと
接点ばねや接点間の絶縁性を高めている。
第5図(a)〜(c)はそれぞれ従来の一例を説明す
るための電磁継電器におけるコイルボビンの斜視図およ
びコイル封止体の両側面を示す斜視図である。
第5図(a)に示すように、従来の電磁継電器におけ
るコイルボビン16Aはコイル17を巻回し、その両端をか
らげたコイル端子10a,10bを有し、中心に鉄心(図示省
略)を貫通させる中心光18を形成している。また、この
コイルボビン16Aの下部および側面には、前記鉄心の一
端に結合するL字型継鉄(図示省略)が配置されてい
る。
また、第5図(b),(c)に示すように、コイルボ
ビン16Aとコイル端子10a,10bの上部およびコイル17は二
次形成による絶縁カバー9Aで覆われ、しかる後に鉄心6
と継鉄7とが組込まれてコイル封止体5Aが形成される。
一方、最近の電磁継電器は小型化および高感度化を要
求されており、上述した電磁石機構を含むコイル封止体
も軽薄短小化されているので、構造上の強度を増すこと
が困難な状況にある。
第6図(a),(b)はそれぞれ第5図(a)〜
(c)におけるコイル封止体成形前後のB−B線断面図
である。
第6図(a)に示すように、これはカバー成形前の状
態を示し、一方のフランジ部にコイル端子10a,10bを植
設し且つ中央に鉄心貫通用の中心孔18を形成したコイル
ボビン16Aはコイル17を巻回され、その両端をコイル端
子10a,10bにからげた状態にある。
次に、第6図(b)に示すように、コイルボビン16A
に二次成形により絶縁カバー9Aを覆い、コイル封止体5A
を形成する。この場合、樹脂温度や樹脂の射出圧力によ
り、コイルボビン16Aが変形しやすく、このため鉄心用
の中心孔18がゆがみ易い。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の電磁継電器は、コイル封止体の構造上
の強度を大きくとることができないため、二次成形時の
樹脂温度や射出圧力によりコイルボビンのコイル巻回部
分が変形しやすく、組立時の寸法精度を高度に実現する
ことが困難であるという欠点がある。
また、従来の電磁継電器はコイル封止体に鉄心及び継
鉄を後工程で組込む際、組込時の衝撃によるコイルボビ
ンおよび絶縁カバーの密着破損と、コイルボビンおよび
絶縁カバーのクラックと、コイル封止体の変形による組
込不良と、バリ問題とを発生しやすいという欠点、並び
に二次成形後に組込寸法精度を出さなければならないと
いう欠点やコイルを樹脂で覆うため通電時のコイル発熱
によりコイル封止体に熱がこもりやすいので、高温環境
下では使用できないという欠点がある。
本発明の目的は、かかる成形時の変形を抑え、クラッ
ク発生の防止と密着破壊の防止、およびコイル発熱によ
る熱の発散や製造性の容易さ等を実現する電磁継電器を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電磁継電器は、可動接点ばねを接続する可動
接点ばね端子および固定接点端子をベースに植設した接
点ばね組立体と、鉄心とコイル端子を植設し且つ前記鉄
心を内包するコイルボビンと前記コイルボビンに巻回さ
れたコイルと前記鉄心の一端に磁気結合し且つ前記コイ
ルの外側に配設される継鉄とを有する電磁石構造体に前
記コイルおよび前記コイル端子を覆う二次成形体として
の絶縁カバーを一体化してなるコイル封止体と、接点ば
ね駆動体および全体を覆うカバーとを備えて構成され
る。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す電磁継電器の分解斜
視図である。
第1図に示すように、本実施例はベース12に可動接点
ばね端子13a,13bと固定接点端子15a,15bを植設し且つ可
動接点ばね14a,14bを備えた接点ばね組立体11と、磁極
板2a,2bや永久磁石3および接点ばね駆動体4を保持す
る保持部14とコイルやコイルボビン(図示省略)を覆う
絶縁カバー9と、鉄心6,継鉄7およびコイル端子10とを
備え且つ接点ばね組立体11に組込まれるコイル封止体5
と、全体を覆い接点ばね組立体11との間を樹脂封止され
るカバー1とから構成されている。この電磁継電器にお
いては、コイル封止体5が可動接点ばね端子13a,13bと
固定接点端子15a,15bを植設した接点ばね組立体11と嵌
着固定されるので、接点ばね組立体11の接点ばね14a,14
bは、永久磁石3及び2枚の磁極板2a,2bとを有し且つコ
イル封止体5より突出する保持部8に保持される接点ば
ね駆動体4によって駆動され、接点の切替えが行われ
る。
第2図(a)〜(c)はそれぞれ第1図に示すコイル
封止体を構成する電磁石構造体の分解斜視図およびコイ
ル封止体の両側面を示す斜視図である。
第2図(a)〜(c)に示すように、本実施例のコイ
ル封止体5は電磁石構造体19と絶縁カバー9とから構成
され、その電磁石構造体19はコイル端子10a,10bを植設
しコイル17が巻回され且つ中心孔18を形成されたコイル
ボビン16と、このコイルボビン16の中心孔18に圧入嵌合
される鉄心6と、鉄心6の一端で磁気結合し且つコイル
17の外側に配設される継鉄7とからなる。この電磁石構
造体19は射出成形により絶縁カバー9で覆われ、コイル
封止体5を形成する。すなわち、電磁石構造体19が組立
てられてから、絶縁カバー9を射出成形により形成する
ため、継鉄7の立上り部(結合部)等も絶縁カバー9に
より密着させられる。尚、コイルボビン16のフランジに
形成する保持部については、図面を簡略化するため、省
略している。
第3図(a),(b)はそれぞれ第2図(a)〜
(c)におけるコイル封止体成形前後のA−A線断面図
である。
第3図(a)に示すように、この状態は絶縁カバーの
成形前の電磁石構造体19の断面を表わす。
本実施例における電磁石構造体19はコイル17を巻回し
たコイルボビン16に鉄心6を圧入嵌着することにより、
コイルボビン16を補強している。
また、第3図(b)に示すように、この状態は樹脂を
射出成形により吹出し、絶縁カバー9を被覆した状態の
断面を表わす。これにより、樹脂はコイルボビン16と継
鉄7との間にも充填される。このように、本実施例によ
れば、射出成形時の樹脂温度や射出圧力によるコイルボ
ビン16の変形を抑えることができ、寸法精度を高度に保
つことができる。しかも、射出成形前の工程において、
鉄心および継鉄を組込んでいるため、射出成形後の組込
によるストレスを受けることがない。よって、コイルボ
ビン16と絶縁カバー9のクラックや密着はがれ等の封止
破壊を発生しにくくしている。
第4図は第1図に示すコイル封止体の垂直断面図であ
る。
第4図に示すように、射出成形により形成した絶縁カ
バー9はコイル19の外側に配設された継鉄7の内側に密
着して充填されている。それ故、本実施例では、コイル
17の上に充填される樹脂、すなわち絶縁カバー9と熱伝
導の高い継鉄7との密着面積を大きくとれるため、ヒー
トシンク効果が働き、熱を熱流路20の如く封止コイル17
の外へ逃がすことができる。従って、従来問題となって
いた封止コイル17の熱のこもりを解消することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の電磁継電器は、コイル
端子を植設し且つ鉄心を内包したコイルボビンとこのコ
イルボビンに巻回されたコイルと前記鉄心の一端に磁気
結合し前記コイルの外側に配設された継鉄とを備えた電
磁石構造体に、前記コイル及び前記コイル端子を覆う二
次成形体としての絶縁カバーを覆い、コイル封止体を形
成することにより、コイルボビンの構造的強度が小さい
場合でも鉄心が補強材となるので、成形時のコイルボビ
ンの変形を抑えることができるという効果を有する。
また、本発明は成形前に鉄心と継鉄を組込むため、成
形後の組込ストレスを受けることがなく、コイルボビン
と絶縁カバーのクラックおよび密着はがれ等の封止破壊
を防止できる上、成形後に組込寸法を気にする必要がな
いため、比較的ラフに絶縁カバーを二次成形できるとい
う効果がある。
更に、本発明は絶縁カバーがコイルの外側に配設され
た継鉄の内側に密着する構造であるため、コイル内部に
こもる熱に対するヒートシンク効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電磁継電器の分解斜視
図、第2図(a)〜(c)はそれぞれ第1図に示すコイ
ル封止体を構成する電磁石構造体の分解斜視図およびコ
イル封止体の両側面を示す斜視図、第3図(a),
(b)はそれぞれ第2図(a)〜(c)におけるコイル
封止体成形前後のA−A線断面図、第4図は第1図に示
すコイル封止体の垂直断面図、第5図(a)〜(c)は
それぞれ従来の一例を説明するための電磁継電器におけ
るコイルボビンの斜視図およびコイル封止体の両側面を
示す斜視図、第6図(a),(b)はそれぞれ第5図
(a)〜(c)におけるコイル封止体成形前後のB−B
線断面図である。 1……カバー、2a,2b……磁極板、3……永久磁石、4
……接点ばね駆動体、5……コイル封止体、6……鉄
心、7……継鉄、8……保持部、9……絶縁カバー、1
0,10a,10b……コイル端子、11……接点ばね組立体、12
……ベース、13a,13b……可動接点ばね端子、14a,14b…
…可動接点ばね、15a,15b……固定接点端子、16……コ
イルボビン、17……コイル、18……中心孔、19……電磁
石構造体、20……熱流路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動接点ばねを接続する可動接点ばね端子
    および固定接点端子をベースに植設した接点ばね組立体
    と、鉄心とコイル端子を植設し且つ前記鉄心を内包する
    コイルボビンと前記コイルボビンに巻回されたコイルと
    前記鉄心の一端に磁気結合し且つ前記コイルの外側に配
    設される継鉄とを有する電磁石構造体に前記コイルおよ
    び前記コイル端子を覆う二次成形体としての絶縁カバー
    を一体化してなるコイル封止体と、接点ばね駆動体およ
    び全体を覆うカバーとを備えることを特徴とする電磁継
    電器。
  2. 【請求項2】前記コイル封止体を形成する前記カバー
    は、前記コイルの外周だけでなく、前記コイルの側面に
    配設された前記継鉄の内側にも密着していることを特徴
    とする請求項1記載の電磁継電器。
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