JP7241829B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
[概略構成]
図1は、本実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す分解斜視図であり、図2はリアクトルの正面図である。図3はリアクトル本体の分解斜視図、図4は図1のA-A断面図である。図5はリアクトル本体を構成するコア、コイル及び樹脂部材の位置関係を示す平面図、図6は図4の角部の拡大断面図である。
本実施形態のリアクトルの各部の詳細構成を図面を用いて説明する。なお、本明細書において、図1に示すz軸方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。各部材の構成を説明するのに、「下」は「底」とも称する。z軸方向は、リアクトルの上下方向であり、リアクトルの「高さ方向」である。また、図1に示すx軸方向及びその逆方向を「幅方向」、y軸方向及びその逆方向を「奥行方向」とする。「幅方向」、「奥行方向」がなす平面を「水平方向」とする。これらの方向は、リアクトルの各構成の位置関係を述べるための表現であり、リアクトルが設置対象に設置された際の位置関係や方向を限定するものではない。
図5に示すように、コア10は、全体が概略θ形状を有する。具体的には、コア10は、一方向に延びて中央に配置されコイル20が装着される中脚部10Aと、中脚部10Aと同方向に延び中脚部10Aの両側に配置された一対の外脚部10Bと、中脚部10A及び外脚部10Bと直交し、中脚部10A及び一対の外脚部10Bの端部を繋ぐ一対の継脚部10Cとを有し、外脚部10B及び継脚部10Cによって矩形状の環状形状を形成している。
を構成し、E字型コア10a、10bの中央に延びる脚部と平行に延びる脚部を突き合わ
せることで外脚部10Bを構成する。E字型コア10a、10bの三本の脚部を繋ぐ部分
が継脚部10Cである。
コイル20は、絶縁被覆された導線である。本実施形態では、コイル20は、図3に示すように、平角線のエッジワイズコイルであり、エナメルなどの絶縁被覆した1本の銅線によって構成されている。但し、コイル20の線材や巻き方は平角線のエッジワイズコイルに限定されず、他の形態であっても良い。
樹脂部材30は、図4に示すように、コイル20の表面を樹脂で覆う部材である。樹脂部材30は、コイル20の筒状部21の少なくとも内周面の形状に倣って形成されている。つまり、樹脂部材30は、コイル20の筒状部21の内周面を覆う部分は、断面がトラック形状の筒状となっている。このため、樹脂部材30は、筒状部21の内周面に対応する曲面を有している。なお、本実施形態では、外周面の形状にも倣って樹脂部材30が形成されている部分を有している。
ケース4は、図1及び図2に示すように、リアクトル本体1を収容する収容部材である。ケース4は、例えばアルミニウム合金等、熱伝導性が高く軽量な金属で構成されており、放熱性を有する。本実施形態では、ケース4は、正面に開口を備えた略直方体形状の箱であり、上面、底面、底面の三辺から立ち上がり上面に連続する側壁とで構成されている。
充填成形部5は、図2に示すように、ケース4、樹脂部材30、コイル20及びコア10の間に充填材が充填されて固化されてなる部材である。充填成形部5によって、リアクトル本体1がケース4内に固定される。
本実施形態に係るリアクトルの組立作業を説明する。上記の通り、図3及び図5に示すように、樹脂によるモールド成型により、コイル20が埋め込まれた樹脂部材30が形成されている。この樹脂部材30には、コイル20の内周に沿う筒状の内周面が形成されている。この内周面は、コア10の角部11に対応する規制部31を有する。また、上記のように、上下の外周面には、保持部32、33、カバー部34、35、開口36、37が形成されている。
(1)本実施形態のリアクトルは、角部11を有するコア10と、筒状部21を有するコイル20と、筒状部21の内周面の少なくとも一部を覆い、筒状部21内に挿入されたコア10の角部11を支持する樹脂部材30とを有する。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含
する。また、本発明は、上記の実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組
み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で
、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
10 コア
10A 中脚部
10B 外脚部
10C 継脚部
10a、10b E字型コア
11 角部
20 コイル
21 筒状部
22、23 端子
30 樹脂部材
31 規制部
32、33 保持部
34、35 カバー部
36、37 開口
38、39 支持部
38a、38b、39a、29b 挟持板
381、382、391、392 当接部
4 ケース
5 充填成形部
6 被覆部
7 コイル
8 コア
8a ボビン
9 ケース
Claims (5)
- 角部を有するコアと、
筒状部を有するコイルと、
少なくとも前記筒状部の内周面の角を覆い、前記筒状部内に挿入された前記コアの角部を支持する樹脂部材と、
前記コア、前記コイル及び前記樹脂部材を有するリアクトル本体を収容したケースと、
を有し、
前記樹脂部材には、前記角部の支持位置において、前記角部が入り込むことにより前記角部の位置を規制する規制部が形成され、
前記規制部は、4つ設けられ、前記樹脂部材の内周の四隅にそれぞれ形成され、
前記樹脂部材は、前記コイルの外周の一部が露出した開口を有し、
前記ケース内には、充填材から成る充填成形部が形成されていること、
を特徴するリアクトル。 - 前記コアは角柱部分を有し、
前記角柱部分における複数の前記角部が、前記樹脂部材に支持されていることを特徴とする請求項1記載のリアクトル。 - 前記規制部は、前記コアの挿入方向に略平行に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のリアクトル。
- 前記コイルは巻回された導体であり、
前記樹脂部材は、前記筒状部の内周面近傍における隣り合う導体の隙間に入り込んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリアクトル。 - 前記樹脂部材は、前記コイルの外周面側において、前記コアを支持する支持部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリアクトル。
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