JP2010045112A - リアクトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リアクトル1は、一連の巻線11wから構成される一対のコイル11a,11bと、両コイル11a,11bが配置される環状の磁性コア12とを具える。両コイル11a,11bは、巻線11wの一部を折り返してなる連結部11rを介して接続される。磁性コア12は、両コイル11a,11b内に配置されるコイル巻回部12cと、両コイル11a,11bから露出する端部コア12eとを有する。端部コア12eにおいて連結部11rが存在する側にコイル巻回部12cの表面よりも突出する突出部12pを有すると共に、連結部11rが嵌め込まれる凹部12hを有する。コイル11a,11bの外周面と、連結部11rと、突出部12pとは面一である。リアクトル1は、コイルの軸方向の長さL1が短く、高さがコイル11a,11bの高さに等しい。
【選択図】図1
Description
車載部品に利用されるリアクトルは、車両内の設置スペースが限られているため、できるだけ設置面積が小さく、かつ高さが低い小型なものが望まれる。設置面積は、コイルの軸方向に直交する直線であって隣り合うコイル間を通る直線の方向(図4(A)の矢印の方向)から平面視したとき、端的に言うと、一対のコイルが並列した状態であって、ターン形成部をつくる巻線が並列して見えるように平面視したときの投影面積をいう。また、高さは、リアクトルにおける上記直線の方向における最大の長さをいう(但し、巻線の端部110eは含まない)。
図1(A)は、本発明リアクトルの概略を示す斜視図、(B)は、その平面図(上面図)である。以下、図中の同一符号は同一名称物を示す。リアクトル1は、連結部11rで接続される一対のコイル11a,11bを具えるコイル成形体11と、これらコイル11a,11b内を通って環状に形成される磁性コア12とを主要構成部材とする。このリアクトル1は、内部に冷媒の循環路を有する冷却ベース(図示せず)に載置されて利用される。リアクトル1の特徴とするところは、磁性コア12の形状にある。以下、各構成をより詳細に説明する。なお、平面図は、コイル11a,11bの軸方向に直交する直線であって、両コイル11a,11b間を通る直線の方向(図1(A)において上下方向)から見た図である。
コイル成形体11は、一連の巻線11wを巻回して構成され、並列状態に配置された一対のコイル11a,11bを具える。ここでは、巻線11wとして、銅からなる平角線の表面にエナメル被覆を具える被覆線を用いている。コイル11a,11bは、この巻線11wをエッジワイズ巻きにして形成されており、巻線11wの一部、具体的には巻線11wにおいて両コイル11a,11b間に渡される箇所を折り返してなる連結部11rを介して接続される。連結部11rをつくる巻線11wは、コイル11bから一方のコイル11aの一端側(コイル11bから遠い側)に延ばされ、このコイル11aの他端側(コイル11bに近い側)に向かってループをつくって折り返されてコイル11aに繋がる。巻線11wは、上記平角線以外に、断面が円形状、多角形状などの種々の形状のものを利用できる。
図2(A)は、本発明リアクトルに具える磁性コアの概略を示す正面図、(B),(C)は、本発明リアクトルの概略を示す正面図である。磁性コア12は、各コイル11a,11b(図1)内に配置される一対の直方体状のコイル巻回部12cと、両コイル11a,11bが配置されず、両コイル11a,11bから露出する一対の直方体状の端部コア12eとを有する。この磁性コア12は、離間して配置されたコイル巻回部12cを挟むように端部コア12eが配置されて閉ループ状に形成される。磁性コア12は、鉄や鋼などの鉄を含有する軟磁性材料からなる磁性体部12mとアルミナなどの非磁性材料からなるギャップ材(インダクタンス調整用部材)12gとからなる。磁性体部12mは、複数のコア片を組み合わせて構成される。特に、各コイル巻回部12cは、コア片12cpとギャップ材12gとを交互に積層して構成される。磁性体部12mは、軟磁性粉末の圧粉成形体や、複数の電磁鋼板を積層した積層体が利用できる(ここでは、圧粉成形体を利用)。
コイル成形体11と磁性コア12との組合体には、図2(C)に示すようにインシュレータ13も設けられている(図1では省略)。インシュレータ13は、コイル巻回部12cの外周を覆う筒状部(図示せず)と、コイル11a,11bの端面に当接される枠状部13fとを具える。筒状部は、半割れの角筒片同士を係合することでコイル巻回部12cの外周を容易に覆うことができる。枠状部13fは、筒状部の両端部に対向配置され、コイル11a,11bの端面に当接する一対の矩形枠である。一方の枠状部13fには、矩形枠の周縁から突出し、連結部11rと凹部12hの平行面12hpとの間に配置される載置部13fpを具える。インシュレータは、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、液晶ポリマー(LCP)などの絶縁材料が利用できる。
上記コイル成形体11と磁性コア12との組合体は、アルミニウムといった金属製ケースに収納され、ケース内に充填されるポッティング樹脂(例えば、エポキシ樹脂やウレタン樹脂など)により封止された構造とすることができる。この場合、ケースに磁性コアを固定し、このケースを冷却ベースに固定する。磁性コアのケースへの固定は、上記ポッティング樹脂により行ってもよいし、磁性コア自体に固定用ボルトが貫通される貫通孔を設けてもよいし、帯状の固定部材を端部コアに配置し、この固定部材をケースに固定することで行ってもよい。
上記リアクトル1は、両コイル11a,11bを連結する連結部11rを有していながら、端部コア12eに突出部12pを具える。そのため、実施形態1のリアクトル1に具える端部コア12eの体積と、図4に示す従来のリアクトル100に具える端部コア120eの体積とを実質的に等しくした場合、リアクトル1におけるコイルの軸方向の長さL1は、リアクトル100の長さL100よりも短い(L1<L100)。従って、実施形態1のリアクトル1は、従来のリアクトル100よりも設置面積が小さい。
図3(A)は、別の本発明リアクトルの概略を示す斜視図、(B)は、その平面図(上面図)である。実施形態2のリアクトル2は、基本的構成は実施形態1のリアクトル1と同様であり、磁性コア22の一方の端部コア22eに具える凹部22hの形状が異なる。以下、この相違点を中心に説明し、その他の点は、説明を省略する。
上記実施形態1,2では、端部コア12e,22eの冷却ベース側及びこの面と対向する側(連結部11rが存在する側)の双方にそれぞれ突出部を具える構成を説明したが、冷却ベース側に突出部を具えていない構成とすることができる。また、上記実施形態1,2では、端部コア12e,22eの凹部12h,22hの平行面12hp,22hpがコイル巻回部12cよりも突出した構成としているが(図2(A))、平行面をコイル巻回部と面一とすることができる。なお、実施形態1,2の構成の方が設置面積が小さく、小型である。
11 コイル成形体 11a,11b コイル 11r 連結部 11w 巻線
11e 巻線の端部 12,22 磁性コア 12e,22e 端部コア 12c コイル巻回部
12m 磁性体部 12g ギャップ材 12cp コア片 12p,22p 突出部
12h,22h 凹部 12ho,22ho 直交面 12hp,22hp 平行面 13 インシュレータ
13f 枠状部 13fp 載置部
100 リアクトル 110 コイル成形体 110w 巻線 110a,110b コイル
110r 連結部 110e 巻線の端部 120 磁性コア 120e 端部コア
120c コイル巻回部
Claims (2)
- 一連の巻線から構成され、この巻線の一部を折り返してなる連結部を介して接続される一対のコイルと、両コイル内に配置されるコイル巻回部、及び両コイルから露出する端部コアを有する環状の磁性コアとを具えるリアクトルであって、
前記端部コアにおいて前記連結部が存在する側に、前記コイル巻回部の表面よりも突出した突出部と、前記連結部が配置される凹部とを有することを特徴とするリアクトル。 - 前記両コイルの外周面と、前記連結部と、前記端部コアの突出部とが面一であることを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
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