JP6635306B2 - リアクトル、及びリアクトル用磁性コア - Google Patents
リアクトル、及びリアクトル用磁性コア Download PDFInfo
- Publication number
- JP6635306B2 JP6635306B2 JP2016184616A JP2016184616A JP6635306B2 JP 6635306 B2 JP6635306 B2 JP 6635306B2 JP 2016184616 A JP2016184616 A JP 2016184616A JP 2016184616 A JP2016184616 A JP 2016184616A JP 6635306 B2 JP6635306 B2 JP 6635306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- winding
- reactor
- length
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
- H01F27/255—Magnetic cores made from particles
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/2823—Wires
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F37/00—Fixed inductances not covered by group H01F17/00
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/24—Magnetic cores
- H01F27/26—Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
- H01F27/263—Fastening parts of the core together
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
巻線が巻回されてなる二つの巻回部を含むコイルと、
各巻回部が配置される磁性コアとを備え、
前記磁性コアは、
前記各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
両巻回部間に介在される中央脚部と、
前記両巻回部の外周から両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備える。
巻線が巻回されてなる二つの巻回部を含むコイルが組み付けられるリアクトル用磁性コアであって、
各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、両内側脚部間に介在される中央脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、前記両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備える。
最初に本発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るリアクトルは、
巻線が巻回されてなる二つの巻回部を含むコイルと、
各巻回部が配置される磁性コアとを備え、
前記磁性コアは、
前記各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
両巻回部間に介在される中央脚部と、
前記両巻回部の外周から両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備える。
前記磁性コアは、磁性粉末と樹脂とを含む複合材料の成形体、及び圧粉成形体の少なくとも一方を含む形態が挙げられる。
前記各巻回部は、異なる巻線から構成され、
前記コイルは、両巻線の端部を電気的に接続する接続部を備える形態が挙げられる。
前記両巻回部は、前記各巻回部を貫通する磁束の向きが同じになるように接続される形態が挙げられる。
磁性コアは、一対の分割コア片を組み合わせて構成され、
各分割コア片は、一方の前記連結部と、前記連結部から立設され、各内側脚部の一部を形成する二つの内脚片及び前記中央脚部の一部を形成する中央脚片並びに各外側脚部の一部を形成する二つの外脚片とを備える形態が挙げられる。
巻線が巻回されてなる二つの巻回部を含むコイルが組み付けられるリアクトル用磁性コアであって、
各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、両内側脚部間に介在される中央脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、前記両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備える。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を具体的に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。以下、図面に示すリアクトルについて、その下面を設置対象の載置面に配置される設置面とする場合を説明する。また、図面に示すリアクトルにおいて、磁性コアに備える脚部の並び方向(例、図2,図3では左右方向)を幅方向、脚部の軸方向(例、図3では上下方向)を高さ方向、幅方向及び高さ方向の双方に直交する方向を長さ方向(例、図2では上下方向)と呼ぶことがある。
図1から図4を参照して、実施形態1のリアクトル1A,実施形態の磁性コア3を説明する。図2は、図1に示すコイル2Aを巻回部2a,2bの軸方向に直交する平面で切断した状態を示す。図3は、図1に示すリアクトル1Aについてコイル2Aの接続部2jAが配置された側を、巻回部2a,2bの並び方向(図3では左右方向)に直交する方向からみた正面図である。
<概要>
実施形態1のリアクトル1Aは、図1に示すように巻線2wが巻回されてなる二つの巻回部2a,2bを含むコイル2Aと、各巻回部2a,2bが配置される磁性コア3とを備える。実施形態の磁性コア3は特定の形状であり、端的にいうと、上述したEEコアに対して、中脚の両側に、この中脚を挟むように二つの磁脚を備える。磁性コア3は、互いに離間して並列に配置される五つの磁脚(内側脚部3a,3b、中央脚部31、外側脚部32,33、図2も参照)と、これらを挟み、これらを連結する二つの連結部34,35とを備える。この例の磁性コア3は、複数の分割コア片3α,3βの組物である(図4)。この例のリアクトル1Aは、コンバータケースなどの設置対象(図示せず)の載置面に対して、巻回部2a,2bの軸方向(又は内側脚部3a,3bの軸方向)が直交するように設置される縦置き形態で使用される。また、この例のリアクトル1Aは、コイル2Aとして、両巻回部2a,2bが、各巻回部2a,2bを貫通する磁束の向きが同じになるように接続される上述の順磁束コイルを備える。以下、構成要素ごとに詳細に説明する。
<概要>
コイル2Aは、図4に示すように1本の巻線2wが螺旋状に巻回されてなる筒状の巻回部2a,2bと、巻線2wにおける両巻回部2a,2b間に配置される部分から構成され、両巻回部2a,2bを電気的に接続する接続部2jAとを備える。両巻回部2a,2bは、各軸が平行するように所定の間隔(ここでは、中央脚部31の幅W31(図2)以上)をあけて横並びされる。
この例の巻線2wは、銅などからなる導体線と、導体線の外周を覆うポリアミドイミドなどの絶縁材料からなる絶縁被覆とを備える被覆線であり、横断面形状が長方形状である平角線である。この例の巻回部2a,2bは、エッジワイズコイルである。巻線2wを丸線などの種々の形状の線材とすることができる。本例のように平角線のエッジワイズコイルとすると、丸線コイルに比較して、占積率を高めて小型化し易い(特に軸長さを短くし易い)上に、縦置き形態では、(1)巻線2wの厚さを薄くすることで、コイル2の設置高さを低くし易い、(2)コイル2Aの端面(図4では上面及び下面)を概ね平坦な面状にし易い、といった利点を有する。
この例の巻回部2a,2bは、同一形状であり、端面形状が角部を丸めた長方形状である四角筒状である。巻回部2a,2bの形状は適宜選択でき、例えば円筒状などとすることができる。また、この例の巻回部2a,2bは、巻回方向及びターン数が同じであり、コイル2Aに通電された際に各巻回部2a,2bを貫通する磁束の向きが同じになるように接続部2jAによって接続される。このようなコイル2Aは、総ターン数が同じである一つの巻回部を二分して二つの巻回部2a,2bとして備えるものといえ、総ターン数が同じである一つの巻回部を有するコイル(以下、単一コイルと呼ぶ)よりも軸長さが短い。従って、リアクトル1Aを縦置きに設置すれば、その設置高さは、単一コイルを備える場合に比較して低い。なお、各巻回部2a,2bの巻回方向、ターン数は適宜選択できる。この例のように巻回方向が同じであると、巻回部2a,2bを形成し易く、コイル2Aの製造性に優れる。この例のようにターン数が同じであると、コイル2Aの軸長さを最も短くできるため、縦置き形態のリアクトル1Aの設置高さを低くできる。
この例の接続部2jAは、両巻回部2a,2bをつくる1本の連続する巻線2wにおいて、巻回部2a,2b間に配置される部分が適宜曲げられて構成される。ここでの接続部2jAは、一方の巻回部2aにおける下側の端面と、他方の巻回部2bにおける上側の端面とを繋ぐように逆J字状に折り曲げられた部分(二か所のフラットワイズ曲げ部分及び二か所のエッジワイズ曲げ部分)を有する。また、ここでの接続部2jAは、その一部が、図3に示すようにリアクトル1Aを縦置きに設置した場合に磁性コア3の設置面(ここでは下方の連結部35の下面)と対向する面(ここでは上方の連結部34の上面)から突出する大きさとする。接続部2jAの形状、大きさは適宜選択できる(後述する実施形態2,3も参照)。接続部2jAの高さ方向に沿った大きさは、例えば、巻回部2a,2bの軸長さに応じて調整するとよく、幅方向に沿った大きさは、例えば、中央脚部31の幅W31に応じて調整するとよい。この例のように接続部2jAの一部を磁性コア3から突出させると、コイル2Aを形成し易く製造性に優れる。コイル2Aと磁性コア3との組み付け後に、この突出部分を連結部34の上面に重なるように折り曲げると、縦置き形態のリアクトル1Aの設置高さをより低くできる。
各巻回部2a,2bに連続する巻線2wの各端部は、電源などの外部装置との接続箇所に利用される。ここでは、巻線2wの各端部は、巻回部2a,2bから離れるように上方に引き出されて、接続部2jAに横並びされる場合を例示するが、引出方向、引出長さなどは適宜変更できる。
コイル2Aは、巻回部2a,2bの外周の少なくとも一部を覆う樹脂モールド部(図示せず)を備えることができる。樹脂モールド部は、例えば、巻回部2a,2bの内外の実質的に全体を覆う形態、巻回部2a,2bの内周面及び外周面並びに端面の少なくとも一部を覆わずに露出させた形態などとすることができる。巻回部2a,2bにおいて、磁性コア3に覆われない露出箇所(後述)を樹脂モールド部からも露出させると、放熱性を高め易い。樹脂モールド部が、巻回部2a,2bと磁性コア3間に介在されることで、コイル2Aと磁性コア3間の電気絶縁性を高められる。なお、樹脂モールド部を備えていない場合でも、巻線2wとして上述の被覆線を利用すれば、コイル2Aと磁性コア3間の電気絶縁性を高められる。
<概要>
実施形態の磁性コア3は、巻線2wが巻回されてなる二つの巻回部2a,2bを含むコイル2Aが組み付けられるリアクトル1Aに用いられる。この磁性コア3は、各巻回部2a,2bの内周に配置される内側脚部3a,3bと、両巻回部2a,2b間に介在される中央脚部31と、両内側脚部3a,3b及び中央脚部31を挟む二つの外側脚部32,33と、並列される両内側脚部3a,3b、中央脚部31、両外側脚部32,33を挟み、これらを連結する二つの連結部34,35とを備える。中央脚部31は、各内側脚部3a,3bと離間して配置される。各外側脚部32,33は、各内側脚部3a,3bと離間して配置される(図2,図4)。この配置によってできる各部間の隙間を巻回部2a,2bの配置箇所とする。詳しくは、図2に示すように、中央脚部31と一方の内側脚部3a間の幅Wcの隙間及び一方の内側脚部3aと一方の外側脚部32間の幅Wsの隙間を一方の巻回部2aの配置箇所とする。中央脚部31と他方の内側脚部3b間の幅Wcの隙間及び他方の内側脚部3bと他方の外側脚部33間の幅Wsの隙間を他方の巻回部2bの配置箇所とする。両外側脚部32,33は、両巻回部2a,2bの外周から、内側脚部3a、中央脚部31、内側脚部3bという順に並べられた脚部群を挟むように設けられる。
磁性コア3は、磁性粉末と樹脂とを含む複合材料の成形体を備えることができる。磁性粉末の粒子は、軟磁性金属や軟磁性非金属から構成される粒子、軟磁性金属粒子の外周にリン酸塩などで構成される絶縁被覆を備える被覆粒子などが挙げられる。軟磁性金属は純鉄などの鉄族金属や鉄基合金(Fe−Si合金、Fe−Ni合金など)など、軟磁性非金属はフェライトなどが挙げられる。
磁性コア3は、一体成形物とすることができる。この場合、上述のように複合材料の成形体とすると容易に製造できる。また、この場合、樹脂モールド部を備えるコイル2Aなどとすると、コイル2Aの形状を維持し易い。図2は、一体成形物である磁性コア3を中央脚部31などの脚部群の軸方向に直交する平面で切断した横断面に類似する。
この例の内側脚部3a,3bは、図1,図2,図4に示すように、同一形状、同一の大きさである。また、この例の内側脚部3a,3bは、その軸方向(代表的には巻回部2a,2bの軸方向に実質的に同軸)に直交する平面で切断した横断面形状(ここでは、内脚片3αa,3αb,3βa,3βbの端面形状に等しい)が巻回部2a,2bの内周形状に対応した形状である直方体状である。内側脚部3a,3bの形状、大きさは、その横断面積が所定の磁路面積を有すれば、巻回部2a,2bの形状、大きさに応じて適宜選択できる。この例のように内側脚部3a,3bの外周形状と、巻回部2a,2bの内周形状とが相似状であると、磁性コア3とコイル2Aとを近付けて組み付け易く、小型にできる。
実施形態1のリアクトル1Aは、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車などの車両に搭載される車載用コンバータ(代表的にはDC−DCコンバータ)や空調機のコンバータなどの種々のコンバータ、電力変換装置の構成部品に利用できる。特に、実施形態1のリアクトル1Aは、大きなインダクタンスが求められ、ターン数が比較的多い上に低背化が望まれる場合に好適に利用できる。実施形態の磁性コア3は、リアクトル1Aなどの構成要素に利用できる。
実施形態1のリアクトル1Aは、コイル2Aの総ターン数が比較的多くても、巻回部2a,2bに分けた順磁束コイルとするため、コイル2Aの軸長さを総ターン数が同じ単一コイルよりも短くできる。このような順磁束コイルと特定の形状の磁性コア3とを備えるリアクトル1Aを縦置きに配置すれば、設置高さを低くできる。この点から、実施形態1のリアクトル1Aは、小型である。コイル2Aの接続部2jAを上述のように折り曲げるなどして、コイル2Aにおける磁性コア3からの突出量をより小さくすれば、リアクトル1Aの設置高さを更に小さくできる。実施形態のリアクトル用磁性コア3は、例えば、上記順磁束コイルを備え、縦置き形態とするリアクトル1Aに利用すると、低背化に寄与する。
(1)巻回部2a,2bの外周面と磁性コア3の外表面とが面一である部分を有して、コイル2Aにおいて磁性コア3から突出する箇所が少ない。ここでは、上記突出箇所が、実質的に巻線2wの両端部及び接続部2jAの一部のみであり、リアクトル1Aの設置面積は、磁性コア3の設置面(連結部35の下面)の面積に実質的に等しい。設置面積が小さい点からも小型である。
(2)巻回部2a,2bにおいて磁性コア3に覆われない露出箇所を含むため、放熱性を高められる。
(3)磁性コア3が巻回部2a,2bの配置箇所を有するため、コイル2Aと磁性コア3とを容易に位置決めできる上に、磁性コア3が一組の分割コア片3α,3βの組物であるため、コイル2Aと磁性コア3とを容易に組み付けられる。そのため、リアクトル1Aの製造性に優れる。
(4)磁性コア3が同一形状の分割コア片3α,3βの組物である上に、各分割コア片3α,3βは対称形状であり、単純な形状であるため、磁性コア3の製造性に優れる。
(5)磁性コア3が切欠部38を備えることで、磁性コア3の軽量化、ひいてはリアクトル1Aの軽量化を図ることができる。なお、切欠部38の形成箇所は、巻回部2a,2bからの磁束がそれほど通過しない箇所であるため、除去しても、所定の磁路面積を確保できる。
図5に示す実施形態2のリアクトル1B、図6に示す実施形態3のリアクトル1Cの基本的構成は、上述の実施形態1のリアクトル1Aと同様である。各リアクトル1B,1Cに備えるコイル2B,2Cの接続部2jB,2jCの構造が接続部2jAとは異なる。
以下、接続部2jB,2jCを詳細に説明し、その他の構成及び効果は詳細な説明を省略する。
実施形態2のリアクトル1Bに備えるコイル2Bは、2本の巻線2wa,2wbで構成されている点で、上述のコイル2Aとは異なる。コイル2Bに備える各巻回部2a,2bは、異なる巻線2wa,2wbから構成される。コイル2Bは、両巻線2wa,2wbの端部を電気的に接続する接続部2jBを備える。
実施形態3のリアクトル1Cに備えるコイル2Cは、接続部2jCが磁性コア3から突出していない点で、上述のコイル2Aとは異なる。この例の接続部2jCは、一方の巻回部2aにおける下側の端面から他方の巻回部2bにおける上側の端面に渡るようにS字状に折り曲げられた部分を有する。接続部2jCの高さは、巻回部2a,2bの高さH2に実質的に等しい。
実施形態1から3では、コイル2Aから2Cがいずれも順磁束コイルである場合を説明した。順磁束コイルに代えて、コイル2Aなどに通電した際に各巻回部2a,2bを貫通する磁束の向きが逆になる逆磁束コイルにすることができる。実施形態1,3のように1本の巻線2wで逆磁束コイルを構成する場合、各巻回部2a,2bを貫通する磁束の向きが逆になるように、巻線2wにおける両巻回部2a,2bを接続する部分を折り返すことが挙げられる(特許文献1の図1など参照)。実施形態2のように2本の巻線2wa,2wbによって逆磁束コイルを構成する場合、各巻回部2a,2bの巻き方向を同じとし、各巻回部2a,2bを貫通する磁束の向きが逆になるように、一方の巻線の他端部を折り返して、両他端部同士を接合するとよい。その他、公知である種々の形状の逆磁束コイルを適用できる。
上述の実施形態1から4に対して、以下の少なくとも一つの変更や追加が可能である。
(1)温度センサ、電流センサ、電圧センサ、磁束センサなどのリアクトルの物理量を測定するセンサ(図示せず)を備える。
(2)巻回部2a,2bの露出箇所に放熱板を備える。
(3)樹脂モールド部に代えて、ボビンなどの絶縁介在部材を備える。
(4)樹脂モールド部に代えて、又は樹脂モールド部の具備に加えて、巻回部2a,2bを構成する隣り合うターン同士を接合する熱融着樹脂部(図示せず)を備える。
(5)コイル2Aなどと磁性コア3とを含む組物を収納するケース(例、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属)を備える。更に、組物とケースの内底面間に放熱層を備える。放熱層の具体的な材料は、放熱性に優れるフィラー(アルミナなどの非磁性かつ非金属粉末)と樹脂(接着剤でもよい)とを含むものが挙げられる。
例えば、横置き形態とすることができる。この場合、巻回部2a,2bの露出箇所を設置面とする形態、一方の外側脚部を設置面とする形態などとすることができる。
2A,2B,2C コイル
2a,2b 巻回部
2jA,2jB,2jC 接続部
2w,2wa,2wb 巻線
3 磁性コア
3α,3β 分割コア片
3a,3b 内側脚部
31 中央脚部
32,33 外側脚部
34,35 連結部
3αa,3βa,3αb,3βb 内脚片
31α,31β 中央脚片
32α,32β,33α,33β 外脚片
38 切欠部
Claims (6)
- 巻線が巻回されてなる二つの巻回部と両巻回部を接続する接続部とを含むコイルと、
各巻回部が配置される磁性コアとを備え、
前記巻線は、
導体線と、前記導体線の外周を覆う絶縁被覆とを備える被覆線であり、
前記磁性コアは、
前記各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
前記両巻回部間に介在される中央脚部と、
前記両巻回部の外周から両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備え、
前記内側脚部、前記中央脚部、及び前記外側脚部の並び方向、及びこれら脚部の軸方向の双方に直交する方向を長さ方向とし、
前記中央脚部の長さと前記内側脚部の長さとが実質的に等しく、
前記外側脚部の長さが前記中央脚部の長さ及び前記内側脚部の長さよりも長く、
前記連結部は、前記連結部における前記中央脚部の形成領域の長さが前記内側脚部の長さに等しくなるように切り欠かれた切欠部を備えるリアクトル。 - 前記磁性コアは、磁性粉末と樹脂とを含む複合材料の成形体、及び圧粉成形体の少なくとも一方を含む請求項1に記載のリアクトル。
- 前記各巻回部は、異なる前記巻線から構成され、
前記接続部は、両巻線の端部を直接接合又は間接接合する部分を含む請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。 - 前記両巻回部は、前記各巻回部を貫通する磁束の向きが同じになるように接続される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。
- 前記磁性コアは、一対の分割コア片を組み合わせて構成され、
各分割コア片は、一方の前記連結部と、前記連結部から立設され、各内側脚部の一部を形成する二つの内脚片及び前記中央脚部の一部を形成する中央脚片並びに各外側脚部の一部を形成する二つの外脚片とを備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアクトル。 - 巻線が巻回されてなる二つの巻回部と両巻回部を接続する接続部とを含むコイルが組み付けられるリアクトル用磁性コアであって、
各巻回部の内周に配置される内側脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、両内側脚部間に介在される中央脚部と、
各内側脚部と離間して配置されると共に、前記両内側脚部及び前記中央脚部を挟む二つの外側脚部と、
並列される前記両内側脚部、前記中央脚部、両外側脚部を挟み、これらを連結する二つの連結部とを備え、
前記内側脚部、前記中央脚部、及び前記外側脚部の並び方向、及びこれら脚部の軸方向の双方に直交する方向を長さ方向とし、
前記中央脚部の長さと前記内側脚部の長さとが実質的に等しく、
前記外側脚部の長さが前記中央脚部の長さ及び前記内側脚部の長さよりも長く、
前記連結部は、前記連結部における前記中央脚部の形成領域の長さが前記内側脚部の長さに等しくなるように切り欠かれた切欠部を備えるリアクトル用磁性コア。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184616A JP6635306B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア |
PCT/JP2017/031942 WO2018056049A1 (ja) | 2016-09-21 | 2017-09-05 | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア |
CN201780057647.XA CN109716459B (zh) | 2016-09-21 | 2017-09-05 | 电抗器、及电抗器用磁芯 |
US16/335,100 US11417455B2 (en) | 2016-09-21 | 2017-09-05 | Reactor and magnetic core for reactor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184616A JP6635306B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018049948A JP2018049948A (ja) | 2018-03-29 |
JP2018049948A5 JP2018049948A5 (ja) | 2019-03-07 |
JP6635306B2 true JP6635306B2 (ja) | 2020-01-22 |
Family
ID=61690912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016184616A Active JP6635306B2 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11417455B2 (ja) |
JP (1) | JP6635306B2 (ja) |
CN (1) | CN109716459B (ja) |
WO (1) | WO2018056049A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7117905B2 (ja) * | 2018-06-14 | 2022-08-15 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
JP6734328B2 (ja) | 2018-08-06 | 2020-08-05 | 株式会社京三製作所 | リアクトル |
JP2020053625A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コイル装置及び電気接続箱 |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0670929B2 (ja) * | 1989-11-27 | 1994-09-07 | 東京電気株式会社 | 磁気漏れ変圧器 |
US5243313A (en) * | 1992-09-16 | 1993-09-07 | Westinghouse Electric Corp. | Tractive magnet with asymmetric permanent air gap |
JPH07263262A (ja) * | 1994-03-25 | 1995-10-13 | Sony Corp | 複合型交流リアクトル |
JP2770750B2 (ja) * | 1994-10-03 | 1998-07-02 | ネミック・ラムダ株式会社 | インダクタンス素子 |
JP2000173840A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-23 | Toyota Autom Loom Works Ltd | コイルユニット及びトランス |
JP3534011B2 (ja) * | 1999-09-24 | 2004-06-07 | 松下電器産業株式会社 | チョークコイル |
US6876161B2 (en) * | 2003-05-28 | 2005-04-05 | Yu-Lin Chung | Transformer for cathode tube inverter |
JP3831368B2 (ja) * | 2003-09-25 | 2006-10-11 | スミダコーポレーション株式会社 | リーケージトランス |
TW200514106A (en) * | 2003-10-02 | 2005-04-16 | Delta Electronics Inc | Transformer |
JP4542548B2 (ja) * | 2004-09-01 | 2010-09-15 | スミダコーポレーション株式会社 | リーケージトランス |
JP2005294860A (ja) * | 2005-05-27 | 2005-10-20 | Tdk Corp | フェライトコア |
JP4099815B2 (ja) * | 2005-09-05 | 2008-06-11 | ミネベア株式会社 | インバータトランス |
US20090040001A1 (en) * | 2005-10-10 | 2009-02-12 | George Young | Power converter |
JP4852970B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2012-01-11 | パナソニック電工株式会社 | 給電システム |
JP4279858B2 (ja) * | 2006-07-26 | 2009-06-17 | スミダコーポレーション株式会社 | 磁性素子 |
JP4899127B2 (ja) * | 2007-02-19 | 2012-03-21 | ミネベア株式会社 | インバータトランス |
US8242870B1 (en) * | 2009-04-13 | 2012-08-14 | Universal Lighting Technologies, Inc. | Magnetic component with a notched magnetic core structure |
US9721716B1 (en) * | 2010-02-26 | 2017-08-01 | Universal Lighting Technologies, Inc. | Magnetic component having a core structure with curved openings |
US10759007B2 (en) * | 2013-03-14 | 2020-09-01 | Bwxt Mpower, Inc. | Spacer grid welding fixture |
KR101477393B1 (ko) * | 2013-03-14 | 2015-01-06 | 삼성전기주식회사 | 코일 부품 및 이를 구비하는 전자 기기 |
CN105074840B (zh) * | 2013-03-29 | 2018-11-09 | 飞利浦照明控股有限公司 | 多电感性组件 |
CN203588793U (zh) * | 2013-10-17 | 2014-05-07 | 江苏斯菲尔电气股份有限公司 | 一种无骨架式电抗器 |
CN105706196B (zh) | 2013-11-08 | 2018-04-10 | 三菱电机株式会社 | 电磁感应设备 |
CN105097209B (zh) * | 2014-04-25 | 2018-06-26 | 台达电子企业管理(上海)有限公司 | 磁性元件 |
CN204144029U (zh) * | 2014-10-21 | 2015-02-04 | 重庆路之生科技有限责任公司 | 电抗器装置 |
CN204229994U (zh) * | 2014-11-05 | 2015-03-25 | 江苏上能新特变压器有限公司 | 无气隙的磁粉芯电抗器铁芯 |
JP6380753B2 (ja) | 2014-12-25 | 2018-08-29 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | リアクトル |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2016184616A patent/JP6635306B2/ja active Active
-
2017
- 2017-09-05 CN CN201780057647.XA patent/CN109716459B/zh active Active
- 2017-09-05 WO PCT/JP2017/031942 patent/WO2018056049A1/ja active Application Filing
- 2017-09-05 US US16/335,100 patent/US11417455B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2018056049A1 (ja) | 2018-03-29 |
CN109716459A (zh) | 2019-05-03 |
US11417455B2 (en) | 2022-08-16 |
US20190237237A1 (en) | 2019-08-01 |
CN109716459B (zh) | 2020-12-01 |
JP2018049948A (ja) | 2018-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5413680B2 (ja) | リアクトルの製造方法 | |
JP5656063B2 (ja) | リアクトル | |
JP5561536B2 (ja) | リアクトル、及びコンバータ | |
WO2018193854A1 (ja) | リアクトル | |
JPWO2011089941A1 (ja) | リアクトル | |
JP6635306B2 (ja) | リアクトル、及びリアクトル用磁性コア | |
JP6635316B2 (ja) | リアクトル | |
US12014858B2 (en) | Reactor | |
JP2016092199A (ja) | リアクトル | |
JP2012209327A (ja) | リアクトル | |
JP7022342B2 (ja) | リアクトル | |
JP6662347B2 (ja) | リアクトル | |
WO2016072245A1 (ja) | リアクトル | |
WO2015178208A1 (ja) | リアクトル | |
JP2021103699A (ja) | 磁性コア、コイル部品、回路基板、及び電源装置 | |
US11594359B2 (en) | Reactor | |
CN111344822B (zh) | 电抗器 | |
US11342105B2 (en) | Coil, magnetic core, and reactor | |
CN110520949B (zh) | 电抗器 | |
JP2016167521A (ja) | リアクトル、およびコア連結体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6635306 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |