JP4100036B2 - コイル装置 - Google Patents

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスやチョークコイルとして機能するコイル装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
図9(a)にはコイル装置の一例が分解状態で示され、図9(b)には図9(a)に示すコイル装置のA−A部分の断面図が示されている。これら図9(a)、(b)に示されるコイル装置1はDC−DCコンバータ等の回路に組み込まれてトランスやチョークコイルとして機能するものであり、回路基板2と、該回路基板2に形成されたコイルパターン部3と、一対のコア部材4(4a,4b)と、コア組み合わせ部材5とを有して構成されている。
【0003】
回路基板2は複数の基板が積層形成された多層基板であり、この回路基板2には回路を構成する電子部品が搭載されると共に回路パターンが形成される。例えば、その回路基板2を構成している複数の基板にはそれぞれコイルパターン7が中心軸を同軸上にして配置形成されている。これら複数のコイルパターン7によってコイルパターン部3が構成されている。なお、このコイル装置1がトランス装置と成す場合には、複数のコイルパターン7のうちの少なくとも1つは一次コイルを構成し、残りは二次コイルを構成している。
【0004】
この例では、対を成すコア部材4a,4bは両方共にフェライト等の磁性材料粉末を押圧し焼結成型して作製されたものであり、平板状の天板部8と、該天板部8の中央部および左右両端部にそれぞれ立設しているコア足9(9a,9b,9c)とを有する断面がE字形状のE型コア部材である。
【0005】
回路基板2にはコイルパターン7の中心部に位置する基板部位およびコイルパターン7よりも外側となる基板部位にコア足挿通用貫通孔10(10a,10b,10c)がそれぞれ設けられている。これらコア足挿通用貫通孔10a,10b,10cには、それぞれ、回路基板2の表裏両側からコア部材4a,4bの各コア足9(9a,9b,9c)が挿通される。それら表面側のコア部材4aのコア足9と、裏面側のコア部材4bのコア足9とは突き合わされる。
【0006】
コア組み合わせ部材5は、対を成すコア部材4a,4bを嵌め込んで組み合わせるものである。このコア組み合わせ部材5は金属板を折り曲げ加工して基面部12と足部13と爪部14を形成して作製される。つまり、コア部材4の天板部8を覆う基面部12の左右両端側がそれぞれコア部材4のコア足9に沿う起立方向に折り曲げられて足部13(13a,13b)が形成される。そして、さらに、その足部13(13a,13b)の先端側が内向きに折り曲げられて爪部14(14a,14b)が形成されている。
【0007】
コア組み合わせ部材5の基面部12と爪部14間の間隔は、表面側のコア部材4aのコア足9と裏面側のコア部材4bのコア足9とが突き合わされている状態でのコア部材4aの天板部8の外表平面8aからコア部材4bの天板部8の外表平面8aに至るまでの距離hとほぼ等しくなっている。これにより、コア組み合わせ部材5と、突き合わせ状態のコア部材4a,4bとを嵌め合わせることで、コア組み合わせ部材5の基面部12と爪部14が表裏両側から、突き合わせ状態のコア部材4a,4bの左右両端側を挟持する。
【0008】
このようなコア組み合わせ部材5を用いることにより、コア部材4a,4bは互いに相対的に前後方向(図9(a)に示すα方向)に移動可能な状態で組み合わされる。なお、各コア足挿通用貫通孔10の前後方向の長さWは、コア部材4が前後方向に移動することができるようにコア部材4のコア足9の幅wよりも長くなっている。
【0009】
このようなコイル装置1は次に示すように組み立てられる。例えば、まず、コイルパターン部3およびコア足挿通用貫通孔10が形成されている回路基板2の表面側にコア部材4aを、また、裏面側にコア部材4bをそれぞれ配置する。そして、表面側のコア部材4aの各コア足9を回路基板2の表面側からそれぞれ対応するコア足挿通用貫通孔10に挿通する。また同様に、裏面側のコア部材4bの各コア足9を回路基板2の裏面側からそれぞれ対応するコア足挿通用貫通孔10に挿通する。これにより、表面側のコア部材4aのコア足9と裏面側のコア部材4bのコア足9とを突き合わせる。
【0010】
その後、突き合わせ状態のコア部材4a,4bに上方側からコア組み合わせ部材5を嵌め合わせる。このとき、コア組み合わせ部材5の左側の足部13aは左側のコア足挿通用貫通孔10aにコア部材4のコア足9(9a)よりも外側位置に挿入し、かつ、コア組み合わせ部材5の右側の足部13bは右側のコア足挿通用貫通孔10cにコア部材4のコア足9(9c)よりも外側位置に挿入する。
【0011】
これにより、一対のコア部材4a,4bはコア組み合わせ部材5によって組み合わされて回路基板2に組み込まれる。換言すれば、コア部材4a,4bは、コイルパターン部3の一部分を回路基板2の表裏両面側から挟み込む形態でコイルパターン部3に装備される。
【0012】
然る後に、組み合わされた一対のコア部材4a,4bを相対的に前後方向に摺動移動させて、コア部材4a,4bの当接部位、つまり、突き合わされているコア足9の先端面同士を擦り合わせる。このようにコア足9の先端面同士の擦り合わせ(コアの擦り合わせ)を行うことによって、次に示すような効果を得ることができる。
【0013】
つまり、前記したように、コア部材4は磁性材料粉末を焼結成型して成るものであるために、そのコア部材4のコア足9の先端面は粗面である。また、コア部材4a,4bの組み合わせ作業時に、突き合わされるコア足9の先端面間にゴミが入り込んでしまうので、そのままでは、突き合わされているコア足9の先端面同士の密着性は低いものである。これに対して、コアの擦り合わせを行ってコア足9の先端面同士を擦り合わせることによって、コア足9の先端面が研磨されて表面粗さを緩和することができる。かつ、コア足9の先端面間に入り込んだゴミが擦り潰されて除去されることとなる。これらのことにより、表面側のコア部材4aのコア足9の先端面と、裏面側のコア部材4bのコア足9の先端面との密着性を向上させることができる。これにより、コイル装置1のインダクタンス値の低下を防止することができ、コイル装置1の性能悪化を回避することができるというものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コア擦り合わせの後には、コイル装置1の特性が予め定められた仕様条件を満たしているか否かの検査が行われる。この検査によりコイル装置1の特性が仕様条件を満たしていることが確認されたときには、その仕様条件が満たされている状態を維持するために、例えば、コア組み合わせ部材5を接着剤により回路基板2に固定してコア部材4の配置位置を固定する。
【0015】
そのように接着剤によりコア組み合わせ部材5を回路基板2に固定する場合には、例えば、まず、柔軟化されている接着剤をコア組み合わせ部材5と回路基板2を接続するように塗布し、その後に、熱装置などを利用して接着剤を加熱し硬化させるという作業が行われる。
【0016】
その接着剤の硬化時に接着剤の体積変化が生じるので、この接着剤の体積変化に伴ってコア組み合わせ部材5の位置がずれてしまう。このため、コア部材4a,4bも位置ずれしてコイル装置1のインダクタンス値が低下し、コイル装置1の特性が良好な状態からずれてしまう虞がある。
【0017】
また、接着剤が指定された場所以外に付着すると、製品の外観形状を損ない、その接着剤によって、回路基板2に形成されている回路が不良となることがあり、歩留まりが悪化するという問題が生じる。さらに、コア組み合わせ部材5を回路基板2に接着固定した後に、コア部材4が破損してしまった場合には、コア組み合わせ部材5を回路基板2から取り外すことが非常に大変であるので、コア部材4を取り替えることは困難である。このため、製品の再生が難しいという問題がある。
【0018】
この発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、接着剤を用いずにコア組み合わせ部材を回路基板に固定してコア部材の配置位置を簡単、かつ、迅速に固定することができるコイル装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、回路基板に形成されているコイルパターン部と、このコイルパターン部を回路基板の表裏両側から挟み込む形態で前記コイルパターン部に装備される一対のコア部材と、前記コイルパターン部の形成領域に設けられて前記一対のコア部材の少なくとも一方に設けられるコア足を挿通させるためのコア足挿通用貫通孔と、このコア足挿通用貫通孔を利用して前記一対のコア部材を組み合わせるためのコア組み合わせ部材とを有するコイル装置であって、コア組み合わせ部材は、前記一対の組み合わされているコア部材の一方側の外表平面を押圧する基面部と、この基面部の両端部に設けられコア部材のコア足側面の伸長方向に沿う腕部と、当該腕部の先端に内向きに設けられ他方側のコア部材の外表平面を押圧し前記基面部との間に一対のコア部材を挟持する爪部と、前記基面部の両端部に前記腕部と並んで設けられコア組み合わせ部材を回路基板に固定するコア固定用脚部とを有して構成され、前記腕部と前記基面部の接続する部分はコア部材の外表平面の側端部よりも内側に入り込んだ領域にあり、また、コア固定用脚部は、回路基板の基板面に当接する基板面当接部と、この基板面当接部と基面部との間に設けられるばね部とを有し、当該コア固定用脚部はその基板面当接部がばね部の弾性圧力によって回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定してコア部材の配置位置を固定することを特徴としている。
【0020】
第2の発明は、第1の発明の構成を備え、コア組み合わせ部材には、回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定する押圧固定タイプのコア固定用脚部に代えて、基面部の両端部に腕部と並んで引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部が設けられ、この引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、先端に設けられる外向き爪部と、この外向き爪部と基面部との間に設けられ外向き爪部を外側に付勢するばね部とを有し、当該引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、コア足挿通用貫通孔に挿通され先端の外向き爪部がコア足挿通用貫通孔の出側の開口端縁部に引っ掛かり、ばね部の弾性力による外向き爪部の回路基板への押圧力によってコア組み合わせ部材が回路基板に固定されてコア部材の配置位置が固定されることを特徴としている。
【0021】
第3の発明は、第1の発明の構成を備え、コア組み合わせ部材には、回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定する押圧固定タイプのコア固定用脚部に代えて、基面部の両端部に腕部と並んで引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部が設けられ、この引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、先端に設けられる爪部と、この爪部と基面部との間に設けられ爪部を付勢するばね部とを有し、当該引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、コア足挿通用貫通孔に並設された脚部挿通用貫通孔に挿通され先端の爪部が脚部挿通用貫通孔の出側の開口端縁部に引っ掛かり、ばね部の弾性力による爪部の回路基板への押圧力によってコア組み合わせ部材が回路基板に固定されてコア部材の配置位置が固定されることを特徴としている。
【0022】
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明の構成を備え、コア固定用脚部を位置決めするための手段が設けられていることを特徴としている。
【0023】
第5の発明は、第1〜第4の発明の何れか1つの発明の構成を備え、腕部先端の爪部の幅は、腕部の基面部側の幅よりも広幅であることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1(a)には第1実施形態例のコイル装置の模式的な分解図が示され、図1(b)には第1実施形態例のコイル装置を前方側から見た状態が模式的に示され、図1(c)には第1実施形態例のコイル装置を左右の横側から見た状態が模式的に示されている。また、図2にはコア組み合わせ部材が抜き出されて模式的に示されている。なお、この第1実施形態例の説明において、図9に示すコイル装置と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0026】
この第1実施形態例では、コア組み合わせ部材5は、基面部20と、腕部21と、コア固定用脚部22とを有して構成されている。このコア組み合わせ部材5以外のコイル装置構成は、図9のコイル装置1とほぼ同様である。
【0027】
基面部20は、一対の組み合わされているコア部材4a,4bの一方側(この第1実施形態例では、表面側のコア部材4a)の外表平面8aを押圧する部分である。
【0028】
この基面部20の左右両端部にはそれぞれ腕部21が1本ずつ接続されている。その腕部21は、コア部材4a,4bのコア足9の側面の伸長方向に沿って配置される部位を有し、その一端側は基面部20の端部に接続され、他端側には内向きの爪部23が形成されている。その内向きの爪部23は、裏面側のコア部材4b(つまり、基面部20が押圧するコア部材4aではない他方側のコア部材4b)の外表平面8aを押圧し、基面部20との間に一対のコア部材4a,4bを挟持固定する。
【0029】
この第1実施形態例では、腕部21には、基面部20の近傍に、ばね部24が形成されており、基面部20と、腕部21の内向き爪部23とは、そのばね部24による弾性圧力を利用して一対のコア部材4a,4bを挟持している。コア部材4は、磁性材料を焼結して作製されるものであり、加工精度の問題から、コア部材4の寸法にはばらつきがある。この第1実施形態例の如く弾性圧力を利用して一対のコア部材4a,4bを挟持する構成とすることにより、コア部材4a,4bの寸法に多少ばらつきがあっても、一対のコア部材4a,4bをしっかりと挟持固定することができる。
【0030】
基面部20の左右両端部には、それぞれ、コア固定用脚部22が2本ずつ腕部21を間にして並設されている。コア固定用脚部22は、その一端側が基面部20の端部に接続され、他端側には外向きの爪部26が形成されている。また、コア固定用脚部22には、外向きの爪部26を外側に付勢するばね部27が形成されている。
【0031】
このコア固定用脚部22がコア足挿通用貫通孔10に挿通され、先端の爪部26がコア足挿通用貫通孔10から抜け出て当該爪部26がコア足挿通用貫通孔10の出側の開口端縁部に引っ掛かると、ばね部27の付勢力によって爪部26が回路基板2を押圧してコア組み合わせ部材5が回路基板2に固定される。このコア固定用脚部22によってコア組み合わせ部材5が回路基板2に固定されると、そのコア組み合わせ部材5に挟持固定されている一対のコア部材4a,4bの配置位置が固定される。つまり、この第1実施形態例では、コア固定用脚部22は、先端の爪部26がコア足挿通用貫通孔10の開口端縁部に引っ掛かってコア組み合わせ部材5を回路基板2に固定させる引っ掛かり固定タイプのコア固定用脚部となっている。
【0032】
この第1実施形態例のコイル装置1を構成するコア組み合わせ部材5は上記のように構成されている。このコア組み合わせ部材5を形成する材料は、ばね部24,27に弾性を持たせることができる材料であれば特に限定されるものではなく、金属板を利用してもよいし、また、高分子樹脂などの樹脂を利用してもよい。以下に、コア組み合わせ部材5を利用したコイル装置1の組み立て作業を簡単に説明する。
【0033】
例えば、まず、一対のコア部材4a,4bの一方側4aを回路基板2の表面側に配置し、他方側4bを回路基板2の裏面側に配置する。そして、表面側のコア部材4aと裏面側のコア部材4bとの各々のコア足9(9a,9b,9c)をそれぞれ対応するコア足挿通用貫通孔10(10a,10b,10c)に挿通する。そして、表面側のコア部材4aの各コア足9と、裏面側のコア部材4bの各コア足9との先端面同士を突き合わせる。
【0034】
次に、それら一対のコア部材4a,4bの上方側にコア組み合わせ部材5を配置する。そして、コア組み合わせ部材5の腕部21の先端側を外向きに、また、コア固定用脚部22の先端側を内向きに、それぞれ、変位させ、全ての腕部21とコア固定用脚部22の先端部を、それぞれ、対応するコア足挿通用貫通孔10に挿通させる。そして、コア組み合わせ部材5を、一対のコア部材4a,4bに被せるようにして、回路基板2の表面側から裏面側に押し込んでいく。
【0035】
これにより、コア組み合わせ部材5の基面部20がコア部材4aの外表平面8aに当接し、また、腕部21の先端の爪部23がコア部材8bの外表平面8aに当接する。それら基面部20と、複数の腕部21の先端の爪部23とによって、一対のコア部材4a,4bはばね部24の弾性圧力を利用した挟持力により組み合わされる。また、コア固定用脚部22の先端の外向きの爪部26が、コア足挿通用貫通孔10から抜け出て当該コア足挿通用貫通孔10の出側の開口端縁部に引っ掛かり、ばね部27による付勢力によって、その爪部26は回路基板2を押圧してコア組み合わせ部材5が回路基板2に固定される。
【0036】
これにより、コア組み合わせ部材5は回路基板2に固定され、また、それに伴って、一対のコア部材4a,4bの配置位置も固定される。
【0037】
然る後に、コア部材4a,4bの擦り合わせが行われ、その後に、コイル装置1の特性が良好となるコア部材4a,4bの位置が求められ当該求めた位置にコア部材4a,4bを配置する。
【0038】
以上のようにして、コア組み合わせ部材5を利用してコア部材4a,4bを回路基板2に組み込むことができる。
【0039】
ところで、この第1実施形態例では、腕部21とコア固定用脚部22が基面部20と接続する部分(基端部分)は、コア部材4の外表平面8aの側端部よりも内側に入り込んだ外表平面8aの中央領域にあり、腕部21とコア固定用脚部22の長さを長くする構成となっている。このため、腕部21とコア固定用脚部22のばねのストロークが長くなり、単位ストローク当たりの荷重変化を小さくすることができる。このため、コア組み合わせ部材5によって一対のコア部材4a,4bを組み合わせると共に、コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定する作業に要する力を軽減することができる。これにより、コア組み合わせ部材5を利用して一対のコア部材4a,4bを回路基板2に組み込む作業を行い易くすることができ、また、作業効率を高めることができる。
【0040】
この第1実施形態例によれば、コア組み合わせ部材5は、一対のコア部材4a,4bを組み合わせる機能を有すると共に、当該コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定する機能が備えられている。このため、コア組み合わせ部材5によって、コア部材4a,4bを組み合わせると同時に、コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定することができる。よって、コア部材4a,4bの組み合わせ作業と、コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定する作業とを別々に行う場合に比べて、コイル装置1の製造工程の簡略化と、コイル装置1の製造時間の短縮化とを図ることができる。
【0041】
また、接着剤を用いずに、コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定することができるので、接着剤に起因した様々な問題(例えば、接着剤を硬化させるための熱装置が必要であることに起因した製造コスト増加の問題や、接着剤の硬化時の体積変化に因るコア部材4a,4bの位置ずれに起因したコイル装置1の特性悪化の問題や、接着剤が無用な部分に付着して回路基板2の回路の不良を招く問題など)を回避することができる。
【0042】
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0043】
図3(a)には第2実施形態例のコイル装置1を前方側から見た状態が模式的に示され、図3(b)には第2実施形態例のコイル装置1を左右の横側から見た状態が模式的に示されている。
【0044】
この第2実施形態例では、コア組み合わせ部材5のコア固定用脚部22は、回路基板2の基板面を押圧してコア組み合わせ部材5を回路基板2に固定する押圧固定タイプのものとなっている。それ以外の構成は、第1実施形態例とほぼ同様である。
【0045】
つまり、この第2実施形態例では、コア固定用脚部22には、その先端部に、回路基板2の基板面に当接する基板面当接部30が設けられている。また、コア固定用脚部22には基面部20側に、ばね部31が設けられている。このばね部31は、基板面当接部30を回路基板2の表面側に付勢するものである。
【0046】
コア固定用脚部22は、先端の基板面当接部30がばね部31による弾性圧力でもって回路基板2の表面を押圧することにより、コア組み合わせ部材5を回路基板2に固定させることができる。
【0047】
この第2実施形態例によれば、第1実施形態例とほぼ同様の効果を得ることができる。また、この第2実施形態例では、コイル装置1の組み立て工程において、コア組み合わせ部材5のコア固定用脚部22をコア足挿通用貫通孔10に挿通しないので、コア組み合わせ部材5によってコア部材4a,4bを回路基板2に組み込む作業がより一層単純化される。このため、作業のミスや不良をより低減できる。
【0048】
以下に、第3実施形態例を説明する。なお、この第3実施形態例の説明において、第1や第2の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0049】
この第3実施形態例では、図4(a)や図4(b)の側面図に示されるように、コア組み合わせ部材5の腕部21において、先端の爪部23の幅Wsが、基面部20側の幅Wkよりも広幅となっている。この第3実施形態例では、その爪部23の幅Wsは、コア部材4の幅とほぼ等しい幅となっている。
【0050】
なお、図4(a)は、第1実施形態例に示したような引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部22が設けられている場合であり、図4(b)は第2実施形態例に示したような押圧固定タイプのコア固定用脚部22が設けられている場合である。コア固定用脚部22の爪部23の広幅構成以外の構成は第1や第2の各実施形態例とほぼ同様である。
【0051】
この第3実施形態例によれば、爪部23の幅Wsを広幅としたので、一対のコア部材4a,4bの組み合わせ状態をより安定化させることができて、コイル装置1の特性をより安定化させることができる。
【0052】
なお、この第3実施形態例では、爪部23の幅Wsはコア部材4とほぼ等幅であったが、もちろん、爪部23の幅Wsがコア部材4と等幅でなくとも、腕部21の基面部20側の幅Wkよりも広幅とすることにより、第1や第2の各実施形態例の構成よりも一対のコア部材4a,4bの組み合わせ状態を安定化させることができる。
【0053】
以下に、第4実施形態例を説明する。この第4実施形態例の説明において、第1〜第3の各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0054】
図5(a)には第4実施形態例のコイル装置を構成するコア組み合わせ部材が上方側から見た平面図により示され、図5(b)には図5(a)のコア組み合わせ部材を前方側から見た状態が示され、図5(c)には図5(a)のコア組み合わせ部材を左右の横側から見た状態が示されている。
【0055】
この第4実施形態例では、コア組み合わせ部材5において、基面部20の左右両端部には、それぞれ、1本ずつコア固定用脚部22が設けられ、また、腕部21が2本ずつコア固定用脚部22を挟み込むように並設されている。そのコア固定用脚部22を介して並設している2本のコア固定用脚部22は、先端部が連結されており、この連結の先端部に広幅の爪部23が形成されている。
【0056】
この第4実施形態例によれば、広幅の爪部23を形成したので、第3実施形態例と同様に、一対のコア部材4a,4bの組み合わせ状態をより安定化させることができて、コイル装置1の特性をより安定化させることができる。
【0057】
なお、図5に示すコア組み合わせ部材5は、コア固定用脚部22が引っ掛け固定タイプのものであったが、もちろん、コア固定用脚部22が押圧固定タイプの場合のコア組み合わせ部材5においても、この第4実施形態例に示したような腕部21の構成を備えてもよいものである。
【0058】
なお、この発明は第1〜第4の各実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1実施形態例では、引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部22はコア足挿通用貫通孔10に挿通する構成であったが、例えば、図6(a)や(b)に示すように、回路基板2に、コア足挿通用貫通孔10と間隔を介して別の脚部挿通用の貫通孔33(33a,33b)を形成し、コア固定用脚部22を、その脚部挿通用貫通孔33に挿通する構成としてもよい。この場合には、図6(a)のように、コア固定用脚部22には、外向きの爪部26を設けると共に、その爪部26を外側に付勢するばね部27を設ける構成としてもよいし、図6(b)に示すように、コア固定用脚部22には、内向きの爪部26を設けると共に、その爪部26を内側に付勢するばね部27を設ける構成としてもよい。
【0059】
また、第1〜第4の各実施形態例の構成に加えて、コア固定用脚部22を位置決めするための手段を講じてもよい。この位置決め手段には様々な構成が考えられるが、例えば、コア固定用脚部22が押圧固定タイプである場合には、図7に示されるように、コア固定用脚部22の先端部に突出部35を設け、回路基板2にはその突出部35が入り込んでコア固定用脚部22を位置決めするための穴部36を設ける。また、コア固定用脚部22が引っ掛け固定タイプである場合には、例えば、回路基板2の裏面側のコア足挿通用貫通孔10や脚部挿通用貫通孔33の開口端縁部にコア固定用脚部22の爪部26の一部が入り込む溝部を形成する。このように、コア固定用脚部22を位置決めする手段を講じることにより、コア組み合わせ部材5を確実に設計通りの位置に配置することができる。また、コア組み合わせ部材5を回路基板2に組み込んだ後に、何らかの原因でコア組み合わせ部材5が位置ずれを起こしてしまうことを防止することができる。
【0060】
さらに、第1〜第4の各実施形態例では、一対のコア部材4a,4bは両方共に、E型のものであったが、コア部材4a,4bはE型に限定されるものではなく、例えば、図8(a)に示されるように一対のコア部材4a,4bのうちの一方側がE型コア部材であり、他方側がI型コア部材であってもよい。また、図8(b)に示されるように、中央部のコア足9が円柱状であるEER型コア部材を用いてもよい。さらに、コア足9が2本であるU型コア部材を採用してもよいし、図8(c)に示されるような2本のコア足9のうちの一方側が円柱状であるUR型コア部材を採用してもよい。
【0061】
さらに、コア組み合わせ部材5において、基面部20の左右両端部にそれぞれ設けられる腕部21とコア固定用脚部22の数は、第1〜第4の各実施形態例に示した数に限定されるものではない。例えば、第1〜第3の各実施形態例では、基面部20の両端部には、それぞれ、腕部21が1本ずつ設けられ、また、コア固定用脚部22は2本ずつ設けられていたが、例えば、基面部20の両端部に、それぞれ、腕部21を2本ずつ設け、コア固定用脚部22を1本ずつ設ける構成(具体的には第4実施形態例に示した並設されている腕部21の先端部が連結されていない構成)としてもよい。
【0062】
また、例えば、基面部20の左右両端部にそれぞれ腕部21とコア固定用脚部22を1本ずつ配置する構成とし、その腕部21が基面部20を介して対向する位置にはコア固定用脚部22が配置されるという如く、基面部20の面に垂直で且つ基面部20の中央部を通る中心軸に対して腕部21とコア固定用脚部22の配置位置が点対称な位置関係となるように基面部20の左右両端部に腕部21とコア固定用脚部22が設けられる構成としてもよい。この場合には、例えば、腕部21の先端部の爪部23をコア部材4の幅とほぼ等しい幅とすることによって、回路基板2に対する傾きをほぼ抑制して一対のコア部材4a,4bを回路基板2に組み込むことができる。
【0063】
さらに、第1〜第4の各実施形態例では、基面部20は、コア部材4の外表平面8aの中央領域を押圧する構成であったが、基面部20は、外表平面8aのそれよりも広い面積を押圧する構成としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
この発明によれば、コア組み合わせ部材には、一対のコア部材を組み合わせるための腕部が設けられると共に、コア組み合わせ部材を回路基板に固定してコア部材の配置位置を固定するためのコア固定用脚部が設けられている。このため、一対のコア部材の組み合わせと、コア組み合わせ部材の回路基板への固定とを1つの作業で行うことができることとなり、コイル装置の製造工程の簡略化および製造時間の短縮化を図ることができる。
【0065】
また、接着剤を用いずに、コア組み合わせ部材によって、一対のコア部材を回路基板に固定することができる。これにより、接着剤に起因した様々な問題を防止することができる。つまり、接着剤を用いる場合には、接着剤を硬化させるために高価な熱装置が必要であったが、この発明では、その熱装置が不要であるため、設備コストや熱装置の消費エネルギーを削減することができてコイル装置の製造コストの低減を図ることができる。
【0066】
また、接着剤を硬化させるときに接着剤は体積変化を起こしてコア組み合わせ部材を位置ずれさせてしまうが、この発明では、そのような接着剤に起因したコア組み合わせ部材の位置ずれを防止することができる。これにより、コア部材の配置位置が接着剤に因り良好な位置からずれてしまうという問題を回避することができて、コイル装置の特性の信頼性を向上させることができる。
【0067】
さらに、接着剤が無用な部分に付着して回路基板の回路の不良を招くという問題をも防止することができる。これにより、歩留まりを向上させることができる。さらにまた、接着剤でコア組み合わせ部材を回路基板に固定した後には、コア部材の交換は非常に困難であるが、この発明では、コア組み合わせ部材を簡単に取り外すことができるので、コア部材の交換が容易である。このため、例えば、コア組み合わせ部材により一対のコア部材を回路基板に組み込んだ後に、コイル装置の特性改善のために、簡単にコア部材を取り替えることができて、コイル装置の再生が容易となる。これにより、歩留まりを高めることができる。
【0068】
さらに、コア組み合わせ部材のコア固定用脚部が引っ掛け固定タイプであるものにあっては、コア足挿通用貫通孔又は脚部挿通用貫通孔によってコア固定用脚部の配置位置がほぼ規制されるので、コア組み合わせ部材を回路基板にほぼ設計通りの位置に固定することができる。
【0069】
コア組み合わせ部材のコア固定用脚部が押圧固定タイプであるものにあっては、そのコア固定用脚部をコア足挿通用貫通孔又は脚部挿通用貫通孔に挿通しなくてよいので、その分、作業が簡単となり、作業のミスや作業時間の短縮化を図ることができる。
【0070】
コア固定用脚部を位置決めするための手段が設けられているものにあっては、コア組み合わせ部材を設計通りの位置に回路基板に固定することができるし、コア組み合わせ部材を回路基板に固定した後に、そのコア組み合わせ部材が位置ずれすることを回避できる。
【0071】
腕部先端の爪部の幅が、腕部の基面部側の幅よりも広幅となっているものにあっては、一対のコア部材をより一層がたつきなく良好に組み合わせることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例のコイル装置を説明するためのモデル図である。
【図2】第1実施形態例のコイル装置を構成するコア組み合わせ部材のモデル図である。
【図3】第2実施形態例のコイル装置を説明するためのモデル図である。
【図4】第3実施形態例を説明するための図である。
【図5】第4実施形態例のコイル装置を構成するコア組み合わせ部材を説明するための図である。
【図6】その他の実施形態例を説明するための図である。
【図7】コア固定用脚部を位置決めするための手段の一例を説明するための図である。
【図8】コア部材のその他の形態例を説明するための図である。
【図9】コイル装置の一従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コイル装置
2 回路基板
3 コイルパターン部
4 コア部材
5 コア組み合わせ部材
20 基面部
21 腕部
22 コア固定用脚部
23,26 爪部
24,27,31 ばね部
33 脚部挿通用貫通孔

Claims (5)

  1. 回路基板に形成されているコイルパターン部と、このコイルパターン部を回路基板の表裏両側から挟み込む形態で前記コイルパターン部に装備される一対のコア部材と、前記コイルパターン部の形成領域に設けられて前記一対のコア部材の少なくとも一方に設けられるコア足を挿通させるためのコア足挿通用貫通孔と、このコア足挿通用貫通孔を利用して前記一対のコア部材を組み合わせるためのコア組み合わせ部材とを有するコイル装置であって、コア組み合わせ部材は、前記一対の組み合わされているコア部材の一方側の外表平面を押圧する基面部と、この基面部の両端部に設けられコア部材のコア足側面の伸長方向に沿う腕部と、当該腕部の先端に内向きに設けられ他方側のコア部材の外表平面を押圧し前記基面部との間に一対のコア部材を挟持する爪部と、前記基面部の両端部に前記腕部と並んで設けられコア組み合わせ部材を回路基板に固定するコア固定用脚部とを有して構成され、前記腕部と前記基面部の接続する部分はコア部材の外表平面の側端部よりも内側に入り込んだ領域にあり、また、コア固定用脚部は、回路基板の基板面に当接する基板面当接部と、この基板面当接部と基面部との間に設けられるばね部とを有し、当該コア固定用脚部はその基板面当接部がばね部の弾性圧力によって回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定してコア部材の配置位置を固定することを特徴とするコイル装置。
  2. コア組み合わせ部材には、回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定する押圧固定タイプのコア固定用脚部に代えて、基面部の両端部に腕部と並んで引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部が設けられ、この引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、先端に設けられる外向き爪部と、この外向き爪部と基面部との間に設けられ外向き爪部を外側に付勢するばね部とを有し、当該引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、コア足挿通用貫通孔に挿通され先端の外向き爪部がコア足挿通用貫通孔の出側の開口端縁部に引っ掛かり、ばね部の弾性力による外向き爪部の回路基板への押圧力によってコア組み合わせ部材が回路基板に固定されてコア部材の配置位置が固定されることを特徴とする請求項1記載のコイル装置。
  3. コア組み合わせ部材には、回路基板の基板面を押圧してコア組み合わせ部材を回路基板に固定する押圧固定タイプのコア固定用脚部に代えて、基面部の両端部に腕部と並んで引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部が設けられ、この引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、先端に設けられる爪部と、この爪部と基面部との間に設けられ爪部を付勢するばね部とを有し、当該引っ掛け固定タイプのコア固定用脚部は、コア足挿通用貫通孔に並設された脚部挿通用貫通孔に挿通され先端の爪部が脚部挿通用貫通孔の出側の開口端縁部に引っ掛かり、ばね部の弾性力による爪部の回路基板への押圧力によってコア組み合わせ部材が回路基板に固定されてコア部材の配置位置が固定されることを特徴とする請求項1記載のコイル装置。
  4. コア固定用脚部を位置決めするための手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のコイル装置。
  5. 腕部先端の爪部の幅は、腕部の基面部側の幅よりも広幅であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のコイル装置。
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